JPH06181135A - 配電用変圧器 - Google Patents

配電用変圧器

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JPH06181135A
JPH06181135A JP4174824A JP17482492A JPH06181135A JP H06181135 A JPH06181135 A JP H06181135A JP 4174824 A JP4174824 A JP 4174824A JP 17482492 A JP17482492 A JP 17482492A JP H06181135 A JPH06181135 A JP H06181135A
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coil
mandrel
window
steel strip
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Dennis J Allan
ジョセフ アラン デニス
John V Grant
ヴィクター グラント ジョン
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GEC Alsthom Ltd
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】中央窓を有する巻き磁気コアと、1個以上のコ
イルとから成る配電用変圧器の製造方法及びそれによっ
て製造された変圧器を提供する。 【構成】全体として円形で断面形状が長方形のアンカッ
ト、アンアニールド巻き磁気コア50と、該コアの中央
窓を通して延長した2個ないし4個の電気コイル20,
30とから成るコア−コイル組立体を有する配電用変圧
器。それらのコイル20,30は、該窓を通して延長す
る部分20A,20Bが協同して充実円柱体を形成する
ように、組合わされる。この充実円柱体を囲繞する中空
円筒形のマンドレルを配設し、該マンドレルの周りに連
続した非晶質でない鋼ストリップを巻きつけ、250m
m〜1mの範囲の軸方向の全長を有するアンカット、ア
ンアニールド巻き磁気コアを形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、配電用変圧器に関し、
特に、中央窓を有する巻き磁気コアと、該コアの窓を通
して嵌挿された1個又はそれ以上のコイルとから成るコ
ア−コイル組立体を有する配電用変圧器を製造する方
法、及び、その方法によって製造された変圧器に関す
る。
【0002】
【従来の技術】まず、この種の配電用変圧器のコア−コ
イル組立体、特にコアの全体形状が長方形であるコア−
コイル組立体を製造する従来の方法について説明する。
第1の従来の方法では、単一幅(一定幅)の磁性鋼スト
リップを円形のロールの形に巻成することによって巻き
コアを形成する。その際、1巻き巻くごとにほぼ同じ位
置でストリップをカットする。次いで、この円形ロール
をプレス加工によって全体として長方形のコアとする。
この長方形のコアの長方形の一辺には、各巻きがカット
されているところにおいて間隙が形成される。次いで、
そのコアをアニール(焼きなまし)してその長方形の形
状を固定する。このカットされたコアの巻きを拡開して
外方に曲げてコアをU字形にし、そのU字形の2つのレ
ッグ(辺又は脚部)の各々に、全体として長方形で断面
円形の予備成形(予め成形された)コイルを組付け、次
いで、カットされたコアの巻きを閉じて、再び長方形の
コアとし、カットされた部分を接合する。しかしなが
ら、このカット部分は、どのように適正に接合したとし
ても、コアの電力損失を相当に増大させることになる。
又、この方法では、磁性鋼ストリップをカットするため
の機械に相当なコストを必要とする。更に、現在の、又
これから予想される傾向は、本質的に電力損失の少な
い、できるだけ薄いストリップを用いる方向に向かって
いる。しかしながら、薄いストリップは、カット作業を
伴う工程において取り扱い難いという欠点がある。この
方法のもう1つの欠点は、コアをアニールするための装
置及び工程が、変圧器の製造コストを相当に増大させる
要因となることである。
【0003】長方形の巻きコアを有する変圧器を製造す
る従来の第2の方法においては、可変幅の磁性鋼ストリ
ップをカットすることなく連続的に長方形のマンドレル
上に巻きつけて、断面ほぼ円形の、全体として長方形の
コアの形に形成する。次いで、このコアをアニールして
その長方形の形状を固定する。次いで、この長方形のコ
アの2つのレッグ(2辺)の各々に割りマンドレルを嵌
着し、各マンドレルに円筒状のコイルを巻装する。この
第2の方法は、上述した第1の方法の「カット」随伴す
る製造上の欠点並びに電力損失の問題を回避することが
できるが、コアをアニールすることに要するコスト面の
欠点を免れることができない。しかも、この方法には更
に2つの別の欠点がある。1つは、円形コイルによって
囲繞されたコアの各レッグの断面形状は完全な円形では
ないから、占積率を相当に減少させることになり、従っ
てそれだけ電力損失を増大させることである。他の1つ
は、比較的大きなサイズのコイルの場合、コイルを巻装
する作業の困難度が高く、その結果、この方法によって
製造することができる変圧器の定格電力の実際上の上限
がほぼ50KVAに制限されることである。このような
上限では、配電用変圧器に必要とされる定格電力の全範
囲をカバーすることはできない。
【0004】変圧器のための長方形の巻きコアは、カッ
ト型(カットされた型のもの)であれ、アンカット型
(カットされない型のもの)であれ、従来は、非晶質で
ない鋼ストリップで製造されてきた。しかしながら、近
年になって、非晶質鋼ストリップで製造される変圧器コ
アが知られるようになった。この材料(非晶質鋼)は、
非晶質でない鋼より電力損失がはるかに小さいが、この
利点は、材料コスト自体が効果であることによって一部
相殺されてしまう。又、現在入手可能な非晶質鋼ストリ
ップの幅は、ほぼ200mmまで(本出願人の知るかぎ
り入手可能な非晶質鋼ストリップの幅の最大限は213
mm)であり、単一幅のストリップを用いて形成するこ
とができる巻きコアのサイズを制限し、従ってそのよう
なコアを用いる変圧器の定格電力を制限するので、配電
用変圧器に必要とされる定格電力の全範囲をカバーする
ことはできない。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従って、本発明の目的
は、上述した各従来の長方形の巻きコア変圧器に随伴す
る上記制約及び欠点を解消する変圧器を製造するための
改良された方法を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決するために、中央窓を有する巻き磁気コアと、該コア
の窓を通して嵌挿された電気コイルとから成るコア−コ
イル組立体を有する配電用変圧器を製造する方法であっ
て、(i) 2個ないし4個の全体として長方形の前記電気
コイルの各々を個々に予備形成し、その際、各コイル
の、少くとも該窓を通して延長する部分の断面が円弧状
となるように、少くとも一部分は円弧の形を有する溝を
備えた支持体上に電気導体を巻装することによって各コ
イルを予備成形する工程と、(ii) 前記予備成形された
2個ないし4個のコイルの断面円弧状の部分が合着して
それらの合着部分が断面円形の充実円柱体を形成するよ
うに該予備成形されたコイルを組み合わせる工程と、(i
ii)前記断面円形の充実円柱体を囲繞する中空円筒形の
マンドレルを配設する工程と、(iv) 該マンドレルを回
転させてその周りに各々単一厚又は多重厚で250mm
〜1mの範囲の単一幅を有する連続した非晶質でない鋼
ストリップの250mm〜1mの範囲の軸方向の全長を
有する単一のロール又は最高4個までの重ね巻き同軸ロ
ールを巻きつけ、全体として円形で、断面形状が長方形
のアンカット(カットされていない)、アンアニールド
(焼きなましされていない)巻き磁気コアを形成する工
程を含み、該コアの前記窓が前記2個ないし4個のコイ
ルによって実質的に埋められるようすることを特徴とす
る方法を提供する。
【0007】予備成形されたコイルの周りに磁性鋼スト
リップを巻装して円形のコアを形成することにより、ス
トリップをカットする必要性と、コアをアニールする必
要性をいずれも回避することができ、長方形のコアを製
造するための上述した従来の方法に比べて、製造コスト
を節減することができる。本発明によれば、さほどの困
難を伴うことなく、最大1m幅までの鋼ストリップを巻
回することができる。
【0008】本発明は、又、中央窓を有する巻き磁気コ
アと、該コアの窓を通して嵌挿された電気コイルとから
成るコア−コイル組立体を有する配電用変圧器であっ
て、前記コアは、各々単一厚又は多重厚で250mm〜
1mの範囲の単一幅を有する連続した非晶質でない鋼ス
トリップの250mm〜1mの範囲の軸方向の全長を有
する単一のロール又は最高4個までの重ね巻き同軸ロー
ルから成る、全体として円形で断面形状が長方形のアン
カット、アンアニールド巻き磁気コアであり、前記コイ
ルは、前記コアの中央窓を通して延長した2個ないし4
個の電気コイルであり、該各コイルは全体として長方形
であり、各コイルの、少くとも該窓を通して延長する部
分の断面が円弧状であり、それらのコイルの断面円弧状
の部分が合着して前記窓を実質的に埋めていることを特
徴とする配電用変圧器を提供する。
【0009】この変圧器においては、上述した従来のカ
ット型コア付変圧器の「カット」に随伴する電力損失が
回避され、しかも、上述した従来のアンカット型コアの
変圧器の占積率の減少も回避される。本発明によるこの
配電用変圧器は、10KVA〜2000KVAの範囲の
定格電力をカバーすることができる。この範囲の上限
(本発明によれば、1m幅までの鋼ストリップを有する
単一のロールコアで達成できる)は、予備成形コアに巻
装されたコイルを有する上述した従来のアンカット型コ
ア付変圧器で可能とされる上限よりも高く、非晶質鋼の
単一ストリップを有する上述した従来の変圧器で可能と
される上限よりも高い。
【0010】コイルに所要の電圧を誘導するのに必要な
磁束を搬送するために所定の断面積を有することを必要
とされる変圧器コアの場合、本発明による変圧器のコア
−コイル組立体構成の非晶質でない鋼の円形の巻きコア
の平均経路長は、従来技術の同等の電力定格の変圧器の
コア−コイル組立体構成の非晶質でない鋼の長方形の巻
きコアの平均経路長のほぼ二分の一にまで大幅に減小さ
れる。従って、コアの素材である鋼の所要体積及び重量
が減少される。従って、変圧器に使用される鋼のコスト
及び変圧器の電力損失(いずれも、鋼の重量に比例す
る)は、従来技術の同等の変圧器に比較して、低減され
る。
【0011】上述した本発明に従って変圧器を製造しテ
ストする前は、本発明者等は、上述した円形コア形態に
おけるコアの外側に存在するコイルの割合が、従来の長
方形のコア形態におけるコアの外側に存在するコイルの
割合に比べて高いので、高い磁束漏れを生じ、従って、
その変圧器におそらく20〜60%の範囲の許容し得な
いほど高いリアクタンスを与えるであろうと予測してい
た。ところが驚くべきことに、本発明による変圧器のリ
アクタンスは、4%程度の十分に許容し得るほど低いこ
とが判明した。
【0012】上述した本発明の変圧器又は方法において
は、従来周知の長方形の巻きコア付変圧器に比べて、非
晶質でない鋼ストリップは透磁率が高く、周波数50H
z、磁気誘導1.7テスラで1.00ワット/kg未満
の電力損失という低い電力損失を有するので、低重量、
低コスト及び低電力損失の利点が更に高められる。上述
した本発明の変圧器又は方法においては、非晶質でない
鋼ストリップは、上述したように透磁率が高く、電力損
失が低いという利点があることに加えて、厚さを0.2
mm〜0.1mmの範囲とすることができるという利点
もある。そのような非晶質でない鋼のストリップは、カ
ット型変圧器コアを形成するのに経済的に使用するには
薄過ぎ、おそらく脆過ぎるが、巻回するのには容易であ
り、本発明の変圧器又は方法には経済的に有利に使用す
ることができる。
【0013】「電力システムに関するIEEEトランザ
クション」PAS−103巻、No.11、1984年
11月刊、第3365〜3372頁に、「非晶質金属製
配電変圧器のための設計研究」と題するE.L.ボイド
とJ.D.ボーストの論文が掲載されている。この論文
の末尾の要約に、「非晶質金属の独特の特性は、変圧器
の設計者に重大な挑戦を提起するものであり、劇的に異
るタイプのコア−コイル組立体を生み出す可能性があ
る」と記されている。この論文は、広範囲の理論上のコ
ア−コイル組立体構成を提案しており、それらの構成
を、非晶質金属の特性、変圧器の設計上の要件及び変圧
器の組立体技術の質的分析を通して実現可能ないくつか
の解決法に整理している。非晶質金属とともに使用する
ための構成として将来考慮するに値するものとし考察さ
れている実現可能な理論上のコア−コイル組立体構成の
1つは、全体として円形で断面形状が長方形の1個のア
ンカット型コアと、該コアの窓を貫通して延長させた2
個の長方形のコイルから成るもの(第3図にIIBで示
された構成)である。第3364頁左欄には、「このコ
ア−コイル組立体構成は、現在用いられている在来の磁
性鋼による構成とは相当に異るものとなるかもしれな
い。」と述べられている。従って、この論文は、コア−
コイル組立体構成IIBが、本発明による上述の態様で
在来の(非晶質でない)鋼を素材とした巻きコア付変圧
器にとって有用である可能性があることをなんら示唆し
ていない。
【0014】E.L.ボイドとJ.D.ボーストの論文
を更に考察すると、アンカット型の円形コアと長方形の
コイルとのコア−コイル組立体構成IIBに関して第3
371頁に「これらのコアは成形後アニールされないの
で、この構成の可能性のうちで最も高いものの1つは負
荷損失がないことであろう。」と記載されている。実
際、非晶質鋼製の巻き磁気コアの場合、その磁区構造の
整列をコアの周りの好ましい磁気方向に誘導するために
非晶質鋼製コアを飽和磁界内でアニールすることは周知
であり、そのようなアニールは、そのコアにコイルを組
みつける前に行われていた。非晶質鋼を飽和磁気誘導の
状態でアニールしておかなければ、その固有の電力損失
が在来の鋼のそれより高くなる。
【0015】本発明者等は、非晶質金属製のアンカット
型円形巻きコアに関してE.L.ボイドとJ.D.ボー
ストの論文において提起された上記の問題は克服でき、
従って、同じ定格電力の変圧器のための長方形の巻きコ
ア構成に比較して、円形の巻きコア構成の低重量及び低
電力損失の利点をより電力損失の低い非晶質鋼の使用に
まで及ぶように拡大することができると考えた。従っ
て、本発明は、又、中央窓を有する巻き磁気コアと、該
コアの窓を通して嵌挿された電気コイルとから成るコア
−コイル組立体を有する配電用変圧器を製造する方法で
あって、(i) 2個ないし4個の全体として長方形の前記
電気コイルの各々を個々に予備形成し、その際、各コイ
ルの、少くとも該窓を通して延長する部分の断面が円弧
状となるように、少くとも一部分は円弧の形を有する溝
を備えた支持体上に電気導体を巻装することによって各
コイルを予備成形する工程と、(ii) 前記予備成形され
た2個ないし4個のコイルの断面円弧状の部分が合着し
てそれらの合着部分が断面円形の充実円柱体を形成する
ように該予備成形されたコイルを組み合わせる工程と、
(iii)前記断面円形の充実円柱体を囲繞する中空円筒形
の第1マンドレルを配設する工程と、(iv) 該第1マン
ドレルと同じ外径を有する少くとも1個の中空円筒形の
第2マンドレルを回転させて該第2マンドレルの周りに
単一厚又は多重厚で単一幅を有する連続した非晶質鋼ス
トリップのロールを巻きつける工程と(v) 該非晶質鋼ス
トリップのロールを磁気飽和の状態でアニールする工程
と、(vi) 前記第1マンドレル及び第2マンドレルを回
転させて、前記アニールされた非晶質鋼ストリップを単
一のロール又は最高4個の重ねて巻きつけられた同軸ロ
ールとして該第1マンドレル上へ移し、第1マンドレル
の周りに全体として円形で断面形状が長方形のアンカッ
ト巻き磁気コアを形成する工程を含み、該コアの前記窓
が前記2個ないし4個のコイルによって実質的に埋めら
れるようすることを特徴とする方法を提供する。本発明
は、又、この方法によって製造された変圧器を提供す
る。
【0016】アニールされた非晶質鋼ストリップを1つ
のマンドレルから他のマンドレルへう移すことは、スト
リップに応力を及ぼし、該ストリップの電力損失特性を
若干増大させることになるが、その損失は、非常に小さ
いので、このアンカット型円形巻きコア構成に非晶質鋼
を用いることによって得られる利点を価値あるものとす
ることができる。
【0017】本発明によるこの方法においては、前記各
コイルは、複数個の巻型部片から成る前記支持体上に前
記電気導体を巻装することによって予備成形することが
でき、予備成形後コイルを取り外すために前記複数個の
巻型部片を互いに分離させる。本発明のこの方法におい
ては、前記マンドレル又は第1マンドレルは、電気絶縁
材で形成することができる。又、本発明のこの方法又は
変圧器においては、前記巻き磁気コアを構成する前記鋼
ストリップは、製造を容易にするために単一厚(一定
厚)とすることが好ましくい。又、前記巻き磁気コア
は、製造を容易にするために鋼ストリップの単一のロー
ルで構成することが好ましい。
【0018】又、本発明のこの方法又は変圧器において
は、各々、少くとも前記コアの窓を通して延長する部分
の断面が半円形であるを2個の電気コイルを用いるのが
便利である。その1つの理由は、それらのコイルが短絡
力に耐えることができるように各コイルに樹脂を含浸さ
せることが望ましく、そのような樹脂の含浸はそれらの
コイルを合着させる前に行われるが、2個以上の樹脂含
浸コイルを使用すると、それらのコイルを組み立て状態
に支持するための支持構造体を配置することが困難にな
ることである。もう1つの理由は、各コイルを巻成する
ための支持体が複数個の部片から成る割り巻型である場
合、巻型を2部片だけで構成すればよいことである。3
個以上のコイルがあると、各コイルについて、3部片以
上の部片から成る巻型を用意しなければならない。即
ち、割り巻型は、各コイルについて、協同して半円形よ
り小さい円弧形状の溝を画定する3個以上の部片から成
る割り巻型を用意しなければならない。それらの部片
は、コイルを巻装した後、互いに分離できるようにしな
ければならない。
【0019】本発明のこの方法又は変圧器においては、
前記すべてのコアを単一個の前記コアを貫通して延長さ
せることにより単相の変圧器とすることができる。多相
変圧器を得るためには、適当な数の個別の単相変圧器を
並置させる構成とすればよい。あるいは別法として、三
相変圧器を製造する場合は、全体として円形で断面形状
が長方形の3個の巻きコアと、全体として長方形の4個
のコイルを組合わせ、各コアの窓にこれらのコイルのう
ちの2個のコイルを通し、それらの各コイルの、少くと
もコア窓を貫通している部分の断面形状は半円形とする
ことができる。
【0020】本発明の上述したすべての方法又は変圧器
において、電気コイルは、全体として長方形である。こ
の形状のコイルは、その長方形のコーナーに、コイルを
円形に変形させようとする短絡力に耐えるのに十分な機
械的強度を有していないと、短絡状態での作動中若干破
損し易い。しかし、この問題は、それらのコイルの外側
コーナーを後述するように楕円形に湾曲させることによ
って軽減することができる。
【0021】従って、本発明は、又、中央窓を有する巻
き磁気コアと、該コアの窓を通して嵌挿された電気コイ
ルとから成るコア−コイル組立体を有する配電用変圧器
を製造する方法であって、(i) 2個ないし4個の全体と
して半楕円形の前記電気コイルの各々を個々に予備形成
し、その際、各コイルの、少くとも該窓を通して延長す
る部分の断面が円弧状となるように、少くとも一部分は
円弧の形を有する溝を備えた支持体上に電気導体を巻装
することによって各コイルを予備成形する工程と、(ii)
前記予備成形された2個ないし4個のコイルの断面円
弧状の部分が合着してそれらの合着部分が断面円形の充
実円柱体を形成するように該予備成形されたコイルを組
み合わせる工程と、(iii)前記断面円形の充実円柱体を
囲繞する中空円筒形のマンドレルを配設する工程と、(i
v) 該マンドレルを回転させて、その周りに各々単一厚
又は多重厚で単一幅を有する連続した非晶質でない鋼ス
トリップの少くとも2個の多重巻きロールを順次に同軸
的に重ねて巻きつけ、それらのロールの鋼ストリップの
幅は順次に小さくなっており、半径方向最内方のロール
の鋼ストリップの幅は1mより大きくなく、半径方向最
外方のロールの鋼ストリップの幅は250mmより小さ
くなく、該同軸的に重ねて巻きつけられた鋼ストリップ
のロールによって全体として円形で、断面形状が部分楕
円形のアンアニールド巻き磁気コアを形成する工程を含
み、該コアの前記窓が前記2個ないし4個のコイルによ
って実質的に埋められるようすることを特徴とする方法
を提供する。
【0022】従って、本発明は、更に又、中央窓を有す
る巻き磁気コアと、該コアの窓を通して嵌挿された電気
コイルとから成るコア−コイル組立体を有する配電用変
圧器であって、前記コアは、各々単一厚又は多重厚で単
一幅を有する非晶質でない鋼ストリップの同軸的に順次
に重ねて巻きつけられた少くとも2個の多重巻きロール
から成る、全体として円形で、断面形状が部分楕円形の
アンアニールド巻き磁気コアであり、それらのロールの
鋼ストリップの幅は順次に小さくなっており、半径方向
最内方のロールの鋼ストリップの幅は1mより大きくな
く、半径方向最内方のロールの鋼ストリップの幅は25
0mmより小さくなく、前記コイルは、前記コアの中央
窓を通して延長した2個ないし4個の電気コイルであ
り、該各コイルは全体として半楕円形であり、各コイル
の、少くとも該窓を通して延長する部分の断面が円弧状
であり、それらのコイルの断面円弧状の部分が合着して
前記窓を実質的に埋めていることを特徴とする配電用変
圧器を提供する。
【0023】従って、本発明は、更に又、中央窓を有す
る巻き磁気コアと、該コアの窓を通して嵌挿された電気
コイルとから成るコア−コイル組立体を有する配電用変
圧器を製造する方法であって、(i) 2個ないし4個の全
体として半楕円形の前記電気コイルの各々を個々に予備
形成し、その際、各コイルの、少くとも該窓を通して延
長する部分の断面が円弧状となるように、少くとも一部
分は円弧の形を有する溝を備えた支持体上に電気導体を
巻装することによって各コイルを予備成形する工程と、
(ii) 前記予備成形された2個ないし4個のコイルの断
面円弧状の部分が合着してそれらの合着部分が断面円形
の充実円柱体を形成するように該予備成形されたコイル
を組み合わせる工程と、(iii)前記断面円形の充実円柱
体を囲繞する中空円筒形の第1マンドレルを配設する工
程と、(iv) 該第1マンドレルと同じ外径を有する中空
円筒形の別の第1マンドレルを回転させて該追加の第1
マンドレルの周りに単一厚又は多重厚で単一幅を有する
連続した非晶質鋼ストリップの第1ロールを巻きつける
工程と(v) 各々、前に巻きつけられた鋼ストリップのロ
ールと同じ外径を有する中空円筒形の少くとも1個の別
の第2マンドレルを順次に回転させて、該別の各第2マ
ンドレルの周りに、各々、前に巻きつけられたロールの
鋼ストリップの幅より小さい幅を有し、単一厚又は多重
厚で単一幅を有する連続した非晶質鋼ストリップの少く
とも1個の第2ロールを巻きつける工程と、(vi) 非晶
質鋼ストリップの前記各ロールを磁気飽和の状態でアニ
ールする工程と、(vii)前記第1マンドレル及び別の第
1及び第2マンドレルを順次に回転させて、鋼ストリッ
プのロールを順次に同軸的に重ねて巻きつけながら、前
記アニールされた非晶質鋼ストリップを該第1マンドレ
ル上へ移し、第1マンドレルの周りに全体として円形で
断面形状が楕円形のアンカット巻き磁気コアを形成する
工程を含み、該コアの前記窓が前記2個ないし4個のコ
イルによって実質的に埋められるようすることを特徴と
する方法を提供する。
【0024】本発明による上述の楕円形のコア構成にお
いては、順次の鋼ストリップロールの切断端部における
電流損失は、無視し得る程度であり、異る幅の各多重巻
きロールは、本発明による先に述べた断面長方形のコア
と実質的に同じ利点を提供する。以上に説明した各側面
における本発明によれば、各巻きコアの中央窓に2個以
上のコイルが通されているが、本発明の一変型例によれ
ば、単一のコイルと、その周りに2個以上のコアを巻装
する構成とすることができる。
【0025】従って、本発明は、又、中央窓を有する巻
き磁気コアと、該コアの窓を通して嵌挿された電気コイ
ルとから成るコア−コイル組立体を有する配電用変圧器
を製造する方法であって、(i) 全体として長方形を有
し、少くとも2つの断面形状が円形のレッグを有する単
一のコイルを予備成形する工程と、(ii) 前記予備成形
されたコイルの前記少くとも2つの断面形状が円形のレ
ッグの各々を囲繞する中空円筒形のマンドレルを配設す
る工程と、(iii) 該各マンドレルを回転させてその周り
に、各々、単一厚又は多重厚で250mm〜1mの範囲
の単一幅を有する連続した非晶質でない鋼ストリップの
250mm〜1mの範囲の軸方向の全長を有する単一の
ロール又は最高4個までの重ね巻き同軸ロールを巻きつ
け、全体として円形で、断面形状が長方形のアンカッ
ト、アンアニールド巻き磁気コアを形成する工程を含
み、該コアの窓が前記コイルによって実質的に埋められ
るようすることを特徴とする方法を提供する。
【0026】従って、本発明は、又、中央窓を有する巻
き磁気コアと、該コアの窓を通して嵌挿された電気コイ
ルとから成るコア−コイル組立体を有する配電用変圧器
であって、前記コイルは、全体として長方形を有し、少
くとも2つの断面形状が円形のレッグを有する単一のコ
イルであり、該コイルの前記少くとも2つの断面形状が
円形のレッグの各々の周りに単一厚又は多重厚で250
mm〜1mの範囲の単一幅を有する連続した非晶質でな
い鋼ストリップの250mm〜1mの範囲の軸方向の全
長を有する単一のロール又は最高4個までの重ね巻き同
軸ロールから成る、全体として円形で断面形状が長方形
のアンカット、アンアニールド巻き磁気コアが巻装され
ており、該各コアの窓が該コイルによって実質的に埋め
られていることを特徴とする配電用変圧器を提供する。
【0027】従って、本発明は、又、中央窓を有する巻
き磁気コアと、該コアの窓を通して嵌挿された電気コイ
ルとから成るコア−コイル組立体を有する配電用変圧器
を製造する方法であって、(i) 全体として長方形を有
し、少くとも2つの断面形状が円形のレッグを有する単
一のコイルを予備成形する工程と、(ii) 前記予備成形
されたコイルの前記少くとも2つの断面形状が円形のレ
ッグの各々を囲繞する中空円筒形の第1マンドレルを配
設する工程と、(iii)該第1マンドレルと同じ外径を有
する少くとも1個の中空円筒形の第2マンドレルを該各
第1マンドレルに対して回転させて該第2マンドレルの
周りに単一厚又は多重厚で単一幅を有する連続した非晶
質鋼ストリップのロールを巻きつける工程と、(iv)該非
晶質鋼ストリップの各ロールを磁気飽和の状態でアニー
ルする工程と、(v)前記各第1マンドレル及び対応する
各第2マンドレルを回転させて、前記アニールされた非
晶質鋼ストリップを単一のロール又は最高4個の重ねて
巻きつけられた同軸ロールとして該各第1マンドレル上
へ移し、各第1マンドレルの周りに全体として円形での
周りにが長方形のアンカット巻き磁気コアを形成する工
程を含み、該コアの前記窓が前記コイルによって実質的
に埋められるようすることを特徴とする方法を提供す
る。本発明のこの変型例においては、上記単一の長方形
のコイルの2つの対向したレッグの各々に1個の巻きコ
アを巻装するのが好都合である。製造上の1つの利点
は、各コアを2個以上のコイルの内側で巻装するのに比
べて、単一のコイルの単一のレッグの周りに巻装する方
が容易であることである。もう1つの利点は、単一のコ
アを通した複数個のコイルを有する変圧器に比べて、そ
れぞれ単一のコイルを挿通した2個のコアは、磁束搬送
コアの所要総量を提供するのに必要とされる半径を小さ
くすることができ、従って、コアの素材である鋼の平均
経路長及び体積及び重量を減少させることができること
である。
【0028】先に触れたE.L.ボイドとJ.D.ボー
ストの論文を再度考察すると、その第3図に示された構
成IIICは、全体として長方形で断面形状が円形の1
個のコイルと、該コイルの2つのレッグに1個ずつ巻装
されたコアから成っている。しかしながら、この論文に
は、構成IIICを、本発明の上記各変型例におけるよ
うに在来の(非晶質でない)鋼を素材とした巻きコアに
適用することができる可能性が教示も示唆もされておら
ず、又、同論文において言及されている、成形コアをア
ニールすることに随伴する問題をやはり解決した、直ぐ
上の節で述べた本発明の変型例におけるように非晶質鋼
を素材とした巻きコアに構成IIICを適用することが
できる可能性が教示も示唆もされていない。
【0029】
【実施例】図を参照して説明すると、図1は、破線に沿
って合着されると断面半円形の溝1Cを画定するように
縁部を付形された2つの巻型部片1A及び1Bから成る
長方形の割り巻型1A,1Bを示す。巻型部片1A及び
1Bは、任意の適当な材料で形成される。図2は、割り
巻型(単に「巻型」とも称する)1A,1Bの溝1C内
に巻装された変圧器のための電気コイルの一部を示す。
まず、溝1Cの壁の全面に絶縁層22を被覆し、該溝の
最内方部分に平坦な絶縁層23を配設する。次いで、こ
の溝内に電気導体を巻装して変圧器のための内側一次巻
線24を形成する。この一次巻線24には、33KVの
一次電圧を入力することができる。更に、この一次巻線
24に別の平坦な絶縁層25を布設し、溝1C内に別の
電気導体を巻装して変圧器のための外側二次巻線26を
形成する。この二次巻線26は、400Vの二次電圧を
出力することができる。かくして、巻線24,26は、
絶縁層22,23,24と共に、断面半円形で、全体が
長方形の予備成形コイル20を構成する。次いで、この
予備成形コイル20から巻型部片1A及び1Bを外す。
次いで、得られた予備成形コイル20の形状をテーピン
グによって固定することができる。
【0030】次ぎに、この予備成形コイル20を図3に
示されるように同様な予備成形コイル30と組み合わせ
ることができ、断面半円形で、全体が長方形の予備成形
コイル20の断面半円形の1つのレッグ(1辺又は1つ
の脚部)と、同様に断面半円形で、全体が長方形の予備
成形コイル30の断面半円形の1つのレッグとを合着さ
せて断面円形の充実コイル円柱体20A,30Aを形成
する。次いで、この円柱体20A,30Aの周りに例え
ばエポキシ樹脂のような電気絶縁材製の中空円筒形マン
ドレル40を形成する。次いで、マンドレル40を回転
させてその周りに、連続した、非晶質でない、在来の列
理配向された磁性鋼ストリップのロールを巻きつけてア
ンカット(カットされていない)、アンアニールド(ア
ニールされていない)巻き磁気コア50を形成する。巻
き磁気コア(単に「巻きコア」とも称する)50は、コ
イル20と30によってその内側に画定される空間を完
全に埋める形となるが、図示を分かり易くするために、
図3には巻きコア50の内方部分だけが示されている。
鋼ストリップのロールを巻きつける際、マンドレル40
は、例えば、その一端に配置した歯車又はベルトによっ
て、あるいは鋼ストリップに接触させたホイールによっ
て回転させることができる。マンドレル40は、その周
りに鋼ストリップが巻装されて変圧器が完成された後も
そのまま残される。別法として、コイル円柱体20A,
30Aの周りに巻装するマンドレル40は、金属、好ま
しくは非磁性金属で形成し、マンドレルとコイル円柱体
との間に電気絶縁材を介設してもよい。
【0031】かくして、図3に示されるように、中心窓
を有する巻きコア50と、2個の電気コイル20,30
から成るコア−コイル組立体が得られる。巻きコア50
は、単一幅(一定幅)の非晶質でない鋼ストリップで形
成された、断面長方形で、全体として円形の形態であ
る。2個のコイル20,30は、それぞれ、全体として
長方形であり、両コイル30の断面半円形の1つのレッ
グがコアの窓を実質的に埋めている。2個のコイル2
0,30の一次巻線は、並列に接続されたそれらのコイ
ルの二次巻線に直列に接続して単相配電用変圧器を構成
することができる。
【0032】コア50を巻成する非晶質でない鋼ストリ
ップは、250mm〜1mの範囲の単一幅(一定幅)と
する。鋼ストリップの厚さも単一の(一定の)厚さとす
ることができるが、多重厚(可変厚)の鋼ストリップ用
いることもできる。1mより広い幅の鋼ストリップを巻
回するのは、作業上困難であり、不経済であると考えら
れる。この範囲のストリップ幅は、10KVA〜200
0KVAの範囲の電力的悪を有する変圧器を製造するこ
とを可能にする。250mm〜1mの範囲内の同じ軸方
向の長さを有するコアを、最高4個までの同軸ロール
(鋼ストリップのロール)を重ね巻きすることによって
形成することができる。例えば、各々500mmのスト
リップ幅を有するロールを2個重ね巻きすることによっ
てコアを形成することができる。
【0033】本明細書の「課題を解決するための手段」
の項で述べたように、在来の列理配向された磁性鋼スト
リップに代えて、周波数50Hz、磁気誘導1.7テス
ラで1.00ワット/kg未満の電力損失を有する非晶
質でない鋼ストリップ(厚さは例えば0.2mm〜0.
1mmとすることができる)を用いることによって変圧
器の重量、コスト及び電力損失を減少させることができ
る。Hi−B、磁区精製されたHi−B及び6%Si−
Feと称されるこの種の高透磁性、低損失の、非晶質で
ない鋼ストリップは、例えば、「GEC REVIE
W」第5巻、No.3、1990年刊、132〜139
頁に掲載されたM.R.ダニエルの「近代変圧器コアの
材料」と題する論文に記載されている。
【0034】上記の従来の製造方法を改変した本発明の
方法によれば、現在入手可能な最高ほぼ200mm幅ま
での小さい幅のストリップの非晶質の鋼を用いて、長方
形の予備成形コイルに巻装された上記従来のものと同じ
構成の、しかもアンカットの(カットされていない)円
形コアを形成することを可能にし、それによってこのコ
ア構成の低電力損失の利点を更に増大させることができ
る。本発明の改変された方法においては、マンドレル4
0を従来の方法におけるのと同様に予備成形コイル2
0,30の充実円柱体20A,30Aの周りに嵌める。
非晶質鋼ストリップのロールを、マンドレル40と同じ
外形を有する別のマンドレルの周りに巻装し、次いでこ
の非晶質鋼ストリップのロールを磁気飽和の状態でアニ
ール(焼きなまし)する。次いで、マンドレル40と別
のマンドレルを回転させてアニールド(焼きなましされ
た)非晶質鋼ストリップをマンドレル40上へ移す。
【0035】2個の全体として長方形のコイル20,3
0の、少くともコアの窓を通して延長するレッグ(辺又
は脚部)の断面形状を半円形とすることが肝要である。
全体として長方形のコイル20,30の4つのレッグの
すべての断面形状を半円形とすることの変型として、コ
アの窓を貫通するレッグ(断面半円形)と対向するレッ
グの断面形状を長方形にし、その断面半円形のレッグの
両端から延長する2つのレッグを断面半円形から断面長
方形へ漸次変形する形状とすることもできよう。
【0036】本明細書の「課題を解決するための手段」
の項で述べたように、コア50を貫通して延長する2個
のコイル20,30を設けるのが最も好都合であるが、
3個以上のコイルを設けることもできる。3個以上のコ
イルは、3つ以上の部片から成る割り巻型の周りに巻装
して予備成形することができる。各巻型は、半円形より
小さい円弧形状の溝を有するものとし、その溝に沿って
電気導体を巻きつけることによってコイルを予備成形す
る。従って、各コイルは、各巻型の溝の断面形状と同じ
断面形状(円弧形状)を有する。これらの断面円弧形状
の2個以上のコイルを合着させれば、断面円形の充実円
柱体を形成することができる。変圧器の完成状態では、
コイルのこの充実円柱体部分がコアの中央窓を貫通した
形となる。ただし、合着させるコイルの個数を5個以上
とした場合、コアの中央窓を貫通して延長させるべく組
合わされるコイル群のうちの各1個のコイルを形成する
のに必要とされる数の部片を有する巻型を設けるのは困
難である。1つにはこの理由のために、又1つには本明
細書の課題を解決するための手段の項で述べた理由か
ら、コイルを組合わせる前に各コイルに樹脂を含浸させ
ておくことが望ましい。組合わせるコイルの個数の実際
上の上限は、4個であると考えられる。
【0037】巻型部片1Aと1Bは、合着されると、コ
イルの電気導体(「コイル導線」とも称する)を巻きつ
けるための溝1Cを提供する支持体即ち割り巻型1A,
1Bを構成する。これらの巻型部片1Aと1Bとは、そ
の周りに巻かれたコイルを取外すために分離しなければ
ならない。ただし、コイルを巻きつけた後完全に分離す
ることができる巻型部片を設ける代わりに、コイルを取
り外すために巻型部片を保持したままで完全には分離せ
ず保持したままで左右に開くことができる巻型部片を用
いることもできる。
【0038】コイル導線を巻きつける前に割り巻型内に
嵌合させる成形絶縁フレームを設けることができ、この
絶縁フレームは、巻型から取外された後、形状を固定さ
れたコイルの一部としてそのまま残すことができる。そ
のような成形絶縁フレームは、それ自体がコイルを巻き
つけるための溝を提供する支持体とすることも可能であ
り、それによって割り巻型を用意する必要をなくすこと
ができる。
【0039】本明細書の「課題を解決するための手段」
の項で述べたように、多相変圧器を製造する場合には、
複数個の別個の単相変圧器を並置させた構成とすること
ができる。図4は、三相変圧器のための変型コイル−コ
ア組立体構成を示す。この構成では、全体として円形で
断面形状が長方形の3個の巻きコア50,51,52
と、全体として長方形の4個のコイル20,30,2
1,31が組合わされている。各コアの窓には、これら
のコイルのうちの2個のコイルが通されており、それら
の各コイルの、少くともコア窓を貫通している部分の断
面形状は半円形である。
【0040】図5を参照すると、図3に示された構成の
変型である変圧器用コイル−コア組立体構成が示されて
いる。この構成では、全体として長方形ではなく、楕円
形のコイルを予備成形する。図5にはそのような楕円形
の2個のコイル201,203が示されている。コイル
201と203を組合わせ合着させて断面円形の充実円
柱体を形成する。この円柱体の周りに被せたマンドレル
(図5には示されていない)を回転させて、該マンドレ
ルの周りに単一幅(一定幅)の非晶質でない鋼ストリッ
プの4個の多重巻きロール50A,50B,50C,5
0Dを順次に巻きつける。ここで、「多重巻き」とは、
複数の巻数を有することをいう。これらの順次のロール
50A,50B,50C,50Dは、それぞれ前のロー
ルに同軸的に重ねて巻きつけられる。これらのロール5
0A,50B,50C,50Dのストリップの幅は、そ
れぞれ単一幅、即ち一定の幅であるが、それぞれ前に巻
かれたロールのストリップの幅より順次に小さくなって
おり、半径方向最内方のロール50Aのストリップ幅は
1mより大きくなく、半径方向最外方のロール50Dの
ストリップ幅は250mmより小さくない。かくして、
ロール50A〜50Dは、全体として円形であり、縦に
切ってみた断面形状が部分楕円形であるアンアニールド
巻き磁気コアを構成する。このコアの中央窓は、コイル
201,301によって実質的に埋められる。本明細書
の「課題を解決するための手段」の項で述べたように、
この全体として半楕円形のコイルは、図3に示された全
体として長方形のコイルに比べて、短絡状態での使用に
おいて破損し難い。
【0041】現在入手可能な非晶質鋼ストリップの幅は
最大ほぼ200mmまでであることを考慮して、図5に
示されるようなコイル−コア組立体構成を形成するのに
図3の構成の場合と同様の態様で非晶質鋼を用いること
ができる。そのようなコイル−コア組立体構成を形成す
るための方法は、上述した第1マンドレルと同じ外径を
有する中空円筒形の別の第1マンドレルを回転させて該
別の第1マンドレルの周りに単一厚又は多重厚で単一幅
を有する連続した非晶質の鋼ストリップの第1ロールを
巻きつける工程と、各々、前に巻きつけられた鋼ストリ
ップのロールと同じ外径を有する中空円筒形の少くとも
1個の別の第2マンドレルを順次に回転させて、該別の
各第2マンドレルの周りに、各々、前に巻きつけられた
ロールの鋼ストリップの幅より小さい幅を有し、単一厚
又は多重厚で単一幅を有する連続した非晶質の鋼ストリ
ップの少くとも1個の第2ロールを巻きつける工程と、
非晶質の鋼ストリップの前記各ロールを磁気飽和の状態
でアニールする工程と、前記第1マンドレル及び別の第
1及び第2マンドレルを順次に回転させて、鋼ストリッ
プのロールを順次に同軸的に重ねて巻きつけながら、前
記アニールされた非晶質の鋼ストリップを該第1マンド
レル上へ移し、第1マンドレルの周りに全体として円形
で断面形状が楕円形のアンカット巻き磁気コアを形成す
る工程を含む。
【0042】図6を参照すると、全体として長方形で断
面形状が円形の単一の予備成形コイル202を有する変
圧器用コイル−コア組立体構成が示されている。この構
成では、コイル202の対向した2つのレッグを囲繞す
る中空円筒形のマンドレル(図6には示されていない)
を被せ、各マンドレルを回転させて、該各マンドレルの
周りに250mm〜1mの範囲の単一幅(一定幅)の非
晶質でない連続した鋼ストリップの1個のロールを巻き
つけ、それによって各マンドレル上に全体として円形で
断面形状が長方形であるアンアニールド、アンカット巻
き磁気コア501,502を形成する。各コアの中央窓
は、コイル501,502によって実質的に埋められ
る。
【0043】図3に関連して先に説明したような単一の
コアに通されたコイルを有する変圧器のコアに比べて、
図6に示された構成の2個のコア501,502は、磁
束搬送コアの所要総量を提供するのに必要とされる半径
を小さくすることができ、従って、コアの素材である鋼
の平均経路長及び体積及び重量を減少させることができ
る。コア501と502とは、2つの部分に分割して巻
装された単一のコアとみなすこともできる。
【0044】図7は、コアを4つの部分に分割して巻装
することにより所要コア鋼の総重量を更に辺称させるこ
とができる、図6の構成の変型例を示す。この構成で
は、全体として長方形で断面形状が円形の単一のコイル
203の4つのレッグに全体、それぞれとして円形で断
面形状が長方形のアンアニールド、アンカットコア50
3,504,505,506が巻装されている。
【0045】現在入手可能な非晶質鋼ストリップの幅は
最大ほぼ200mmまでであることを考慮して、図6又
は7に示されるようなコイル−コア組立体構成を形成す
るのに図3の構成の場合と同様の態様で非晶質鋼を用い
ることができる。そのようなコイル−コア組立体構成を
形成するための方法は、断面形状が円形のコイルの少く
とも2つのレッグに中空円筒形の第1マンドレルを被
せ、第1マンドレルの外形と同じ外形を有する少くとも
1個の中空円筒形の第2マンドレルを該各第1マンドレ
ルに対して回転させて該第2マンドレルの周りに単一厚
又は多重厚で単一幅を有する連続した非晶質の鋼ストリ
ップのロールを巻きつける工程と、該非晶質の鋼ストリ
ップの各ロールを磁気飽和の状態でアニールする工程
と、前記各第1マンドレル及び対応する各第2マンドレ
ルを回転させて、前記アニールされた非晶質の鋼ストリ
ップを該各第1マンドレル上へ移し、各第1マンドレル
の周りに全体として円形で断面形状が長方形のアンカッ
ト巻き磁気コアを形成する工程を含み、該各コアの窓が
コイルによって実質的に埋められるようする。
【0046】以上、本発明を実施例に関連して説明した
が、本発明は、ここに例示した実施例の構造及び形態に
限定されるものではなく、本発明の精神及び範囲から逸
脱することなく、いろいろな実施形態が可能であり、い
ろいろな変更及び改変を加えることができることを理解
されたい。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、変圧器のためのコイルを巻装するため
の割り巻型の透視図である。
【図2】図2は、コイルを巻装した、図1の巻型の部分
拡大立面図である。
【図3】図3は、変圧器のコイル−コア組立体の透視図
であり、組合わされた2つの予備成形コイルと、該2つ
のコイルによって形成された円柱体の周りに巻装された
マンドレルと、該マンドレル上に鋼ストリップを巻装す
ることによって形成された未完成の磁気コアを示す。
【図4】図4は、3個の巻きコアと、4個の長方形のコ
イルを有する三相変圧器のコイル−コア組立体を示す概
略図である。
【図5】図5は、2個のコイルと、1個の巻きコアを有
する変圧器の楕円形コイル−コア組立体を示す概略図で
ある。
【図6】図6は、1個の断面円形、全体形状長方形のコ
イルと、該コイルの2つのレッグの各々に1個ずつ巻装
された2個の巻きコアを有する変圧器のコイル−コア組
立体を示す概略図である。
【図7】図7は、1個の断面円形、全体形状長方形のコ
イルと、該コイルの4つのレッグの各々に1個ずつ巻装
された4個の巻きコアを有する変圧器のコイル−コア組
立体を示す概略図である。
【符号の説明】
1A,1B:巻型部片 1C:半円形の溝 20:予備成形コイル 22:絶縁層 23:平坦な絶縁層 24:内側一次巻線 25:平坦な絶縁層 26:外側二次巻線 30:予備成形コイル 20A,30A:断面半円形のコイル部分 40:中空円形マンドレル 50:巻きコア
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H01F 31/00 8834−5E 41/02 C 8019−5E 41/06 A 8019−5E (72)発明者 ジョン ヴィクター グラント 英国 エスティ17 0キュウキュウ,スタ フォードシア,スタフォード,カノック ロード 60,「グリーン ボーダーズ」

Claims (32)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】中央窓を有する巻き磁気コアと、該コアの
    窓を通して嵌挿された電気コイルとから成るコア−コイ
    ル組立体を有する配電用変圧器を製造する方法であっ
    て、 (i) 2個ないし4個の全体として長方形の前記電気コイ
    ルの各々を個々に予備形成し、その際、各コイルの、少
    くとも該窓を通して延長する部分の断面が円弧状となる
    ように、少くとも一部分は円弧の形を有する溝を備えた
    支持体上に電気導体を巻装することによって各コイルを
    予備成形する工程と、 (ii) 前記予備成形された2個ないし4個のコイルの断
    面円弧状の部分が合着してそれらの合着部分が断面円形
    の充実円柱体を形成するように該予備成形されたコイル
    を組み合わせる工程と、 (iii)前記断面円形の充実円柱体を囲繞する中空円筒形
    のマンドレルを配設する工程と、 (iv) 該マンドレルを回転させてその周りに各々単一厚
    又は多重厚で250mm〜1mの範囲の単一幅を有する
    連続した非晶質でない鋼ストリップの250mm〜1m
    の範囲の軸方向の全長を有する単一のロール又は最高4
    個までの重ね巻き同軸ロールを巻きつけ、全体として円
    形で、断面形状が長方形のアンカット、アンアニールド
    巻き磁気コアを形成する工程を含み、該コアの前記窓が
    前記2個ないし4個のコイルによって実質的に埋められ
    るようすることを特徴とする方法。
  2. 【請求項2】中央窓を有する巻き磁気コアと、該コアの
    窓を通して嵌挿された電気コイルとから成るコア−コイ
    ル組立体を有する配電用変圧器であって、 前記コアは、各々単一厚又は多重厚で、250mm〜1
    mの範囲の単一幅を有する連続した非晶質でない鋼スト
    リップの250mm〜1mの範囲の軸方向の全長を有す
    る単一のロール又は最高4個までの重ね巻き同軸ロール
    から成る、全体として円形で断面形状が長方形のアンカ
    ット、アンアニールド巻き磁気コアであり、 前記コイルは、前記コアの中央窓を通して延長した2個
    ないし4個の電気コイルであり、該各コイルは全体とし
    て長方形であり、各コイルの、少くとも該窓を通して延
    長する部分の断面が円弧状であり、それらのコイルの断
    面円弧状の部分が合着して前記窓を実質的に埋めている
    ことを特徴とする配電用変圧器。
  3. 【請求項3】前記非晶質でない鋼ストリップは、周波数
    50Hz、磁気誘導1.7テスラで1.00ワット/k
    g未満の電力損失を有することを特徴とする請求項1に
    記載の方法又は請求項2に記載の配電用変圧器。
  4. 【請求項4】前記非晶質でない鋼ストリップは、0.2
    mm〜0.1mmの厚さを有することを特徴とする請求
    項3に記載の方法又は配電用変圧器。
  5. 【請求項5】中央窓を有する巻き磁気コアと、該コアの
    窓を通して嵌挿された電気コイルとから成るコア−コイ
    ル組立体を有する配電用変圧器を製造する方法であっ
    て、 (i) 2個ないし4個の全体として長方形の前記電気コイ
    ルの各々を個々に予備形成し、その際、各コイルの、少
    くとも該窓を通して延長する部分の断面が円弧状となる
    ように、少くとも一部分は円弧の形を有する溝を備えた
    支持体上に電気導体を巻装することによって各コイルを
    予備成形する工程と、 (ii) 前記予備成形された2個ないし4個のコイルの断
    面円弧状の部分が合着してそれらの合着部分が断面円形
    の充実円柱体を形成するように該予備成形されたコイル
    を組み合わせる工程と、 (iii)前記断面円形の充実円柱体を囲繞する中空円筒形
    の第1マンドレルを配設する工程と、 (iv) 該第1マンドレルと同じ外径を有する少くとも1
    個の中空円筒形の第2マンドレルを回転させて該第2マ
    ンドレルの周りに単一厚又は多重厚で単一幅を有する連
    続した非晶質鋼ストリップのロールを巻きつける工程と (v) 該非晶質鋼ストリップのロールを磁気飽和の状態で
    アニールする工程と、 (vi) 前記第1マンドレル及び第2マンドレルを回転さ
    せて、前記アニールされた非晶質鋼ストリップを単一の
    ロール又は最高4個の重ねて巻きつけられた同軸ロール
    として該第1マンドレル上へ移し、第1マンドレルの周
    りに全体として円形で断面形状が長方形のアンカット巻
    き磁気コアを形成する工程を含み、該コアの前記窓が前
    記2個ないし4個のコイルによって実質的に埋められる
    ようすることを特徴とする方法。
  6. 【請求項6】請求項5に記載の方法によって製造された
    変圧器。
  7. 【請求項7】前記各コイルは、複数個の巻型部片から成
    る前記支持体上に前記電気導体を巻装することによって
    予備成形され、予備成形後コイルを取り外すために前記
    複数個の巻型部片を互いに分離させることを特徴とする
    請求項1、3、4又は5に記載の方法。
  8. 【請求項8】前記マンドレル又は第1マンドレルは、電
    気絶縁材で形成されていることを特徴とする請求項1、
    3、4、5又は7に記載の方法。
  9. 【請求項9】前記巻き磁気コアを構成する前記鋼ストリ
    ップは、単一厚であることを特徴とする請求項1〜8の
    いずれかに記載の方法又は変圧器。
  10. 【請求項10】前記巻き磁気コアは、鋼ストリップの単
    一ロールから成ることを特徴とする請求項1〜9のいず
    れかに記載の方法又は変圧器。
  11. 【請求項11】前記すべてのコアが単一個の前記コアを
    貫通して延長している単相変圧器であることを特徴とす
    る請求項1〜10のいずれかに記載の方法又は変圧器。
  12. 【請求項12】各々、少くとも前記コアの窓を通して延
    長する部分の断面が半円形である2個の電気コイルを有
    することを特徴とする請求項11に記載の方法又は変圧
    器。
  13. 【請求項13】該変圧器は三相であり、3個の前記コア
    と4個の前記コイルを有し、どのコアの窓にも該4個の
    コイルのうちの2個のコイルが通されており、各コアの
    窓を貫通して延長している2個のコイルは、該コアの窓
    を通して延長している部分の断面が半円形であることを
    特徴とする請求項1〜10のいずれかに記載の方法又は
    変圧器。
  14. 【請求項14】中央窓を有する巻き磁気コアと、該コア
    の窓を通して嵌挿された電気コイルとから成るコア−コ
    イル組立体を有する配電用変圧器を製造する方法であっ
    て、 (i) 2個ないし4個の全体として半楕円形の前記電気コ
    イルの各々を個々に予備形成し、その際、各コイルの、
    少くとも該窓を通して延長する部分の断面が円弧状とな
    るように、少くとも一部分は円弧の形を有する溝を備え
    た支持体上に電気導体を巻装することによって各コイル
    を予備成形する工程と、 (ii) 前記予備成形された2個ないし4個のコイルの断
    面円弧状の部分が合着してそれらの合着部分が断面円形
    の充実円柱体を形成するように該予備成形されたコイル
    を組み合わせる工程と、 (iii)前記断面円形の充実円柱体を囲繞する中空円筒形
    のマンドレルを配設する工程と、 (iv) 該マンドレルを回転させて、その周りに各々単一
    厚又は多重厚で単一幅を有する連続した非晶質でない鋼
    ストリップの少くとも2個の多重巻きロールを順次に同
    軸的に重ねて巻きつけ、それらのロールの鋼ストリップ
    の幅は順次に小さくなっており、半径方向最内方のロー
    ルの鋼ストリップの幅は1mより大きくなく、半径方向
    最外方のロールの鋼ストリップの幅は250mmより小
    さくなく、該同軸的に重ねて巻きつけられた鋼ストリッ
    プのロールによって全体として円形で、断面形状が部分
    楕円形のアンアニールド巻き磁気コアを形成する工程を
    含み、該コアの前記窓が前記2個ないし4個のコイルに
    よって実質的に埋められるようすることを特徴とする方
    法。
  15. 【請求項15】中央窓を有する巻き磁気コアと、該コア
    の窓を通して嵌挿された電気コイルとから成るコア−コ
    イル組立体を有する配電用変圧器であって、 前記コアは、各々単一厚又は多重厚で単一幅を有する非
    晶質でない鋼ストリップの同軸的に順次に重ねて巻きつ
    けられた少くとも2個の多重巻きロールから成る、全体
    として円形で、断面形状が部分楕円形のアンアニールド
    巻き磁気コアであり、それらのロールの鋼ストリップの
    幅は順次に小さくなっており、半径方向最内方のロール
    の鋼ストリップの幅は1mより大きくなく、半径方向最
    外方のロールの鋼ストリップの幅は250mmより小さ
    くなく、 前記コイルは、前記コアの中央窓を通して延長した2個
    ないし4個の電気コイルであり、該各コイルは全体とし
    て半楕円形であり、各コイルの、少くとも該窓を通して
    延長する部分の断面が円弧状であり、それらのコイルの
    断面円弧状の部分が合着して前記窓を実質的に埋めてい
    ることを特徴とする配電用変圧器。
  16. 【請求項16】前記非晶質でない鋼ストリップは、周波
    数50Hz、磁気誘導1.7テスラで1.00ワット/
    kg未満の電力損失を有することを特徴とする請求項1
    4に記載の方法又は請求項15に記載の配電用変圧器。
  17. 【請求項17】前記非晶質でない鋼ストリップは、0.
    2mm〜0.1mmの厚さを有することを特徴とする請
    求項16に記載の方法又は配電用変圧器。
  18. 【請求項18】中央窓を有する巻き磁気コアと、該コア
    の窓を通して嵌挿された電気コイルとから成るコア−コ
    イル組立体を有する配電用変圧器を製造する方法であっ
    て、 (i) 2個ないし4個の全体として半楕円形の前記電気コ
    イルの各々を個々に予備形成し、その際、各コイルの、
    少くとも該窓を通して延長する部分の断面が円弧状とな
    るように、少くとも一部分は円弧の形を有する溝を備え
    た支持体上に電気導体を巻装することによって各コイル
    を予備成形する工程と、 (ii) 前記予備成形された2個ないし4個のコイルの断
    面円弧状の部分が合着してそれらの合着部分が断面円形
    の充実円柱体を形成するように該予備成形されたコイル
    を組み合わせる工程と、 (iii)前記断面円形の充実円柱体を囲繞する中空円筒形
    の第1マンドレルを配設する工程と、 (iv) 該第1マンドレルと同じ外径を有する中空円筒形
    の別の第1マンドレルを回転させて該別の第1マンドレ
    ルの周りに単一厚又は多重厚で単一幅を有する連続した
    非晶質鋼ストリップの第1ロールを巻きつける工程と (v) 各々、前に巻きつけられた鋼ストリップのロールと
    同じ外径を有する中空円筒形の少くとも1個の別の第2
    マンドレルを順次に回転させて、該別の各第2マンドレ
    ルの周りに、各々、前に巻きつけられたロールの鋼スト
    リップの幅より小さい幅を有し、単一厚又は多重厚で単
    一幅を有する連続した非晶質鋼ストリップの少くとも1
    個の第2ロールを巻きつける工程と、 (vi) 非晶質鋼ストリップの前記各ロールを磁気飽和の
    状態でアニールする工程と、 (vii)前記第1マンドレル及び別の第1及び第2マンド
    レルを順次に回転させて、鋼ストリップのロールを順次
    に同軸的に重ねて巻きつけながら、前記アニールされた
    非晶質鋼ストリップを該第1マンドレル上へ移し、第1
    マンドレルの周りに全体として円形で断面形状が楕円形
    のアンカット巻き磁気コアを形成する工程を含み、該コ
    アの前記窓が前記2個ないし4個のコイルによって実質
    的に埋められるようすることを特徴とする方法。
  19. 【請求項19】請求項18に記載の方法によって製造さ
    れた変圧器。
  20. 【請求項20】前記各コイルは、複数個の巻型部片から
    成る前記支持体上に前記電気導体を巻装することによっ
    て予備成形され、予備成形後コイルを取り外すために前
    記複数個の巻型部片を互いに分離させることを特徴とす
    る請求項14、16、17又は18に記載の方法。
  21. 【請求項21】前記マンドレル又は第1マンドレルは、
    電気絶縁材で形成されていることを特徴とする請求項1
    4、16、17、18又は20に記載の方法。
  22. 【請求項22】前記巻き磁気コアを構成する前記鋼スト
    リップは、単一厚であることを特徴とする請求項14〜
    21のいずれかに記載の方法又は変圧器。
  23. 【請求項23】各々、前記コアの窓を通して延長する部
    分の断面が半円形である2個の電気コイルを有すること
    を特徴とする請求項14〜22のいずれかに記載の方法
    又は変圧器。
  24. 【請求項24】中央窓を有する巻き磁気コアと、該コア
    の窓を通して嵌挿された電気コイルとから成るコア−コ
    イル組立体を有する配電用変圧器を製造する方法であっ
    て、 (i) 全体として長方形を有し、少くとも2つの断面形状
    が円形のレッグを有する単一のコイルを予備成形する工
    程と、 (ii) 前記予備成形されたコイルの前記少くとも2つの
    断面形状が円形のレッグの各々を囲繞する中空円筒形の
    マンドレルを配設する工程と、 (iii) 該各マンドレルを回転させてその周りに、各々、
    単一厚又は多重厚で250mm〜1mの範囲の単一幅を
    有する連続した非晶質でない鋼ストリップの250mm
    〜1mの範囲の軸方向の全長を有する単一のロール又は
    最高4個までの重ね巻き同軸ロールを巻きつけ、全体と
    して円形で、断面形状が長方形のアンカット、アンアニ
    ールド巻き磁気コアを形成する工程を含み、該コアの窓
    が前記コイルによって実質的に埋められるようすること
    を特徴とする方法。
  25. 【請求項25】中央窓を有する巻き磁気コアと、該コア
    の窓を通して嵌挿された電気コイルとから成るコア−コ
    イル組立体を有する配電用変圧器であって、 前記コイルは、全体として長方形を有し、少くとも2つ
    の断面形状が円形のレッグを有する単一のコイルであ
    り、 該コイルの前記少くとも2つの断面形状が円形のレッグ
    の各々の周りに単一厚又は多重厚で250mm〜1mの
    範囲の単一幅を有する連続した非晶質でない鋼ストリッ
    プの250mm〜1mの範囲の軸方向の全長を有する単
    一のロール又は最高4個までの重ね巻き同軸ロールから
    成る、全体として円形で断面形状が長方形のアンカッ
    ト、アンアニールド巻き磁気コアが巻装されており、該
    各コアの窓が該コイルによって実質的に埋められている
    ことを特徴とする配電用変圧器。
  26. 【請求項26】前記非晶質でない鋼ストリップは、周波
    数50Hz、磁気誘導1.7テスラで1.00ワット/
    kg未満の電力損失を有することを特徴とする請求項2
    4に記載の方法又は請求項25に記載の配電用変圧器。
  27. 【請求項27】前記非晶質でない鋼ストリップは、0.
    2mm〜0.1mmの厚さを有することを特徴とする請
    求項26に記載の方法又は配電用変圧器。
  28. 【請求項28】中央窓を有する巻き磁気コアと、該コア
    の窓を通して嵌挿された電気コイルとから成るコア−コ
    イル組立体を有する配電用変圧器を製造する方法であっ
    て、 (i) 全体として長方形を有し、少くとも2つの断面形状
    が円形のレッグを有する単一のコイルを予備成形する工
    程と、 (ii) 前記予備成形されたコイルの前記少くとも2つの
    断面形状が円形のレッグの各々を囲繞する中空円筒形の
    第1マンドレルを配設する工程と、 (iii)該第1マンドレルと同じ外径を有する少くとも1
    個の中空円筒形の第2マンドレルを該各第1マンドレル
    に対して回転させて該第2マンドレルの周りに単一厚又
    は多重厚で単一幅を有する連続した非晶質鋼ストリップ
    のロールを巻きつける工程と、 (iv)該非晶質鋼ストリップの各ロールを磁気飽和の状態
    でアニールする工程と、 (v)前記各第1マンドレル及び対応する各第2マンドレ
    ルを回転させて、前記アニールされた非晶質鋼ストリッ
    プを単一のロール又は最高4個の重ねて巻きつけられた
    同軸ロールとして該各第1マンドレル上へ移し、各第1
    マンドレルの周りに全体として円形での周りにが長方形
    のアンカット巻き磁気コアを形成する工程を含み、該コ
    アの前記窓が前記コイルによって実質的に埋められるよ
    うすることを特徴とする方法。
  29. 【請求項29】請求項28に記載の方法によって製造さ
    れた変圧器。
  30. 【請求項30】前記各マンドレル又は各第1マンドレル
    は、電気絶縁材で形成されていることを特徴とする請求
    項24、26、27又は28に記載の方法。
  31. 【請求項31】前記巻き磁気コアを構成する前記鋼スト
    リップは、単一厚であることを特徴とする請求項24〜
    30のいずれかに記載の方法又は変圧器。
  32. 【請求項32】前記各巻き磁気コアは、鋼ストリップの
    単一ロールから成ることを特徴とする請求項24〜31
    のいずれかに記載の方法又は変圧器。
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