JPH061810Y2 - 積層材料 - Google Patents
積層材料Info
- Publication number
- JPH061810Y2 JPH061810Y2 JP4612988U JP4612988U JPH061810Y2 JP H061810 Y2 JPH061810 Y2 JP H061810Y2 JP 4612988 U JP4612988 U JP 4612988U JP 4612988 U JP4612988 U JP 4612988U JP H061810 Y2 JPH061810 Y2 JP H061810Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- food
- water
- microwave
- laminated material
- laminated
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Constitution Of High-Frequency Heating (AREA)
- Electric Ovens (AREA)
- Cookers (AREA)
- Laminated Bodies (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 <産業上の利用分野> 本考案は電子レンジ加熱に適した積層材料に関し、特に
調理用食品に所望の焦げ目を付け、調理時に食品から出
るドリップ等の水分を吸収する積層材料に関する。
調理用食品に所望の焦げ目を付け、調理時に食品から出
るドリップ等の水分を吸収する積層材料に関する。
<従来技術> 食品を電子レンジ等でマイクロ波加熱調理する際、一般
的に焦げ目が付かない特徴があり、このことは利点でも
あり欠点でもある。特に肉類、魚類等の食品は焦げ目が
付いていた方が食感がよく好都合の場合がある。
的に焦げ目が付かない特徴があり、このことは利点でも
あり欠点でもある。特に肉類、魚類等の食品は焦げ目が
付いていた方が食感がよく好都合の場合がある。
そこで従来より焦げ目を付ける色々な方法が試みられて
おり、その一例として特公昭60−15548号公報に
は、基材物質、該基材物質の食品接触面に形成された保
護層と、保護層と基材物質の間に導電性元素金属層を設
けたマイクロ波加熱調理容器が示されている。
おり、その一例として特公昭60−15548号公報に
は、基材物質、該基材物質の食品接触面に形成された保
護層と、保護層と基材物質の間に導電性元素金属層を設
けたマイクロ波加熱調理容器が示されている。
しかしながら上記のような容器では食品に所望の焦げ目
をつけることはできても加熱時に食品から出るドリップ
により、電子レンジを汚してしまう、食品がドリップに
浸され食感をそこなう等の欠点があった。
をつけることはできても加熱時に食品から出るドリップ
により、電子レンジを汚してしまう、食品がドリップに
浸され食感をそこなう等の欠点があった。
また、ピザをマイクロ波加熱調理する際、溶けたチーズ
が水蒸気の排出を妨げたりしてクラスト部分の水蒸気が
効率的に排出されなくなりカリツとした食感が得られず
水っぽくなってしまう等の欠点があった。
が水蒸気の排出を妨げたりしてクラスト部分の水蒸気が
効率的に排出されなくなりカリツとした食感が得られず
水っぽくなってしまう等の欠点があった。
<考案が解決しようとする課題> 本考案は上記問題を解決しようとするもので、家庭用電
子レンジ等で肉類、魚類等の食品を調理する際、所望の
焦げ目を付けることができ、しかも食品から出るドリッ
プを吸収し、ピザにおいてはクラスト部分をカリッとし
た食感に調理することのできる積層材料を提供するもの
である。
子レンジ等で肉類、魚類等の食品を調理する際、所望の
焦げ目を付けることができ、しかも食品から出るドリッ
プを吸収し、ピザにおいてはクラスト部分をカリッとし
た食感に調理することのできる積層材料を提供するもの
である。
<課題を解決するための手段> 上記の目的を達成するために、本考案の積層材料はマイ
クロ波発熱物質層を主体としたマイクロ波発熱シートに
多数の小孔を設け、吸水性材料を少なくとも二層に積層
し、かつそれぞれを部分固着したものである。
クロ波発熱物質層を主体としたマイクロ波発熱シートに
多数の小孔を設け、吸水性材料を少なくとも二層に積層
し、かつそれぞれを部分固着したものである。
<作用> 本考案の積層材料を用いて食品をマイクロ波加熱する
と、食品から出るドリップは小孔を通して吸水性材料に
吸収される。また食品から出る水蒸気も一部の水分を吸
水性材料に吸収され排出される。
と、食品から出るドリップは小孔を通して吸水性材料に
吸収される。また食品から出る水蒸気も一部の水分を吸
水性材料に吸収され排出される。
<実施例> 図面を用いて本考案を詳細に説明する。
第1図は本考案の一実施例の説明断面図、第2図は第1
図の平面図であり、ポリエチレンテレフタレートフィル
ム(2)/アルミ蒸着薄膜層(1)の構成のマイクロ波発熱シ
ート(a)に多数の小孔(5)を設け、前記アルミ蒸着薄膜層
(1)に接着剤(4)(4′)を用いて吸水性材料(3)(3′)をそ
れぞれ格子状のパターンで部分固着して二層に設けた積
層材料(A)である。
図の平面図であり、ポリエチレンテレフタレートフィル
ム(2)/アルミ蒸着薄膜層(1)の構成のマイクロ波発熱シ
ート(a)に多数の小孔(5)を設け、前記アルミ蒸着薄膜層
(1)に接着剤(4)(4′)を用いて吸水性材料(3)(3′)をそ
れぞれ格子状のパターンで部分固着して二層に設けた積
層材料(A)である。
ここで吸水性材料(3)(3′)は吸水ポリマー、(例えば、
ポリノルボーネン)耐水吸水紙、無サイズ紙等の材料を
使用すればよい。またマイクロ波発熱シート(a)の構成
は上記実施例の限りではなくマイクロ波照射を受けて発
熱する物質を主体とした積層材であればよい。
ポリノルボーネン)耐水吸水紙、無サイズ紙等の材料を
使用すればよい。またマイクロ波発熱シート(a)の構成
は上記実施例の限りではなくマイクロ波照射を受けて発
熱する物質を主体とした積層材であればよい。
さらに本考案の積層材料(A)は電子レンジ加熱時に使い
捨て調理用具として食品(B)をマイクロ波発熱シート(a)
に接するように載せてそのまま使用してもよいが(図示
せず)、使い捨て容器の少なくとも一部に、食品(B)の
焦げ目を所望する部分に接するようにもうけてもよく、
一例として第3図に示すようにトレー(C)の底に敷いて
用いる。また小孔(5)の大きさ、単位面積当りの数等は
加熱する食品により適宜設定する必要がある。
捨て調理用具として食品(B)をマイクロ波発熱シート(a)
に接するように載せてそのまま使用してもよいが(図示
せず)、使い捨て容器の少なくとも一部に、食品(B)の
焦げ目を所望する部分に接するようにもうけてもよく、
一例として第3図に示すようにトレー(C)の底に敷いて
用いる。また小孔(5)の大きさ、単位面積当りの数等は
加熱する食品により適宜設定する必要がある。
<効果> 本考案は以上のような構成から成るので、マイクロ波加
熱により食品に所望する焦げ目を漬けることができ、食
品が加熱により発生するドリップに浸されることもな
い。また吸水性材料とマイクロ波発熱シートを部分的に
固着しているためトリップ吸収作用もより効果的にな
り、水蒸気の排出もより効果的に行われる。特にピザの
ような食品においてはクラスト部分がカリッとし、程よ
い食感を得ることができる。
熱により食品に所望する焦げ目を漬けることができ、食
品が加熱により発生するドリップに浸されることもな
い。また吸水性材料とマイクロ波発熱シートを部分的に
固着しているためトリップ吸収作用もより効果的にな
り、水蒸気の排出もより効果的に行われる。特にピザの
ような食品においてはクラスト部分がカリッとし、程よ
い食感を得ることができる。
第1図は本考案の一実施例の説明断面図、第2図は第1
図の平面図、第3図は調理時の一使用例を示す断面図で
ある。 (1)…アルミ蒸着薄膜層 (2)…ポリエチレンテレフタレートフィルム (3)(3′)…吸水性材料 (4)(4′)…接着剤 (5)…小孔 (A)…積層材料 (a)…マイクロ波発熱シート (B)…食品 (C)…トレー
図の平面図、第3図は調理時の一使用例を示す断面図で
ある。 (1)…アルミ蒸着薄膜層 (2)…ポリエチレンテレフタレートフィルム (3)(3′)…吸水性材料 (4)(4′)…接着剤 (5)…小孔 (A)…積層材料 (a)…マイクロ波発熱シート (B)…食品 (C)…トレー
フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B65D 81/34 U 7191−3E F24C 7/02 G 9141−3L H05B 6/64 Z 8815−3K
Claims (1)
- 【請求項1】多数の小孔を有するマイクロ波発熱物質層
を主体としたマイクロ波発熱シートに、吸水性材料を少
なくとも二層に積層し、かつそれぞれを部分固着したこ
とを特徴とする積層材料。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4612988U JPH061810Y2 (ja) | 1988-04-05 | 1988-04-05 | 積層材料 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4612988U JPH061810Y2 (ja) | 1988-04-05 | 1988-04-05 | 積層材料 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH01153927U JPH01153927U (ja) | 1989-10-24 |
JPH061810Y2 true JPH061810Y2 (ja) | 1994-01-19 |
Family
ID=31272411
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4612988U Expired - Lifetime JPH061810Y2 (ja) | 1988-04-05 | 1988-04-05 | 積層材料 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH061810Y2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4686058B2 (ja) * | 2001-06-18 | 2011-05-18 | 大日本印刷株式会社 | 電子レンジ用カートン |
JP5272423B2 (ja) * | 2008-01-31 | 2013-08-28 | 凸版印刷株式会社 | 電子レンジ加熱用紙容器の製造方法 |
-
1988
- 1988-04-05 JP JP4612988U patent/JPH061810Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH01153927U (ja) | 1989-10-24 |
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