JPH0618049U - 自動車のパワーライン系部品脱着用ガイドボルト - Google Patents

自動車のパワーライン系部品脱着用ガイドボルト

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JPH0618049U
JPH0618049U JP5757392U JP5757392U JPH0618049U JP H0618049 U JPH0618049 U JP H0618049U JP 5757392 U JP5757392 U JP 5757392U JP 5757392 U JP5757392 U JP 5757392U JP H0618049 U JPH0618049 U JP H0618049U
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JP
Japan
Prior art keywords
power line
line system
system component
guide
screw
Prior art date
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Pending
Application number
JP5757392U
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English (en)
Inventor
啓典 大島
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hino Motors Ltd
Original Assignee
Hino Motors Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Hino Motors Ltd filed Critical Hino Motors Ltd
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Publication of JPH0618049U publication Critical patent/JPH0618049U/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 重量が大きなパワーライン系部品の脱着作業
性を及び脱着作業時の安全性を向上させる。 【構成】 パワーライン系部品4の取付けに用いられる
ねじ孔5に螺合するねじ部を設ける一方、ねじ部からパ
ワーライン系部品4の取外し引抜き代より大きく離れた
位置に握り部9を設ける。ねじ部と握り部9を結合する
ガイド部10の外径を前記パワーライン系部品4に設け
たボルト挿通孔6の内径より小さくするとともに、前記
握り部の外径9を前記ボルト挿通孔6の内径より大きく
することにより、複数本の取付ボルトに代えてガイドボ
ルト7を取付けた後に、残りの取付ボルトを取外し、ガ
イドボルト7をガイドとしてパワーライン系部品4を安
全な位置まで移動させることができるようにした。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、自動車のエンジンから駆動輪に至るパワーライン系部品の脱着用ガ イドボルトに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
自動車のエンジンから駆動輪に至るパワーライン系に設けられているクラッチ 、フライホイールあるいはフライホイールハウジングなどの部品(以下、パワー ライン系部品という)は、自動車が大型化するにともなって形状および重量が大 きくなる。また、自動車の保守・点検を行なうに際しては、これらパワーライン 系部品を脱着することも多い。
【0003】 従って、従来ではホイストあるいはジャッキなどを用いてパワーライン系部品 を支えつつその取付ボルトを脱着してこの部品を脱着し、あるいは手作業でパワ ーライン系部品を支えた状態で取付ボルトを脱着してこの部品を脱着するように していた。しかしながら、自動車が大型化するとパワーライン系部品の重量が大 きくなるために、スペースが限られた位置での脱着作業性が悪いという不具合が あった。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
本考案はこのような実情に鑑みてなされたものであり、重量が大きなパワーラ イン系部品の脱着作業性を向上させることを課題としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために本考案に係るガイドボルトにおいては、エンジンか ら駆動輪に至る自動車のパワーライン系部品の取付けに用いられるねじ孔に螺合 するねじ部の延長線上に握り部を設け、この握り部と前記ねじ部との間隔を前記 パワーライン系部品の取外し引抜き代より大きくしている。そして、前記ねじ部 と握り部とをガイド部を介して結合し、このガイド部に外径をパワーライン系部 品に設けたボルト挿通孔の内径より小さくするとともに、前記握り部の外径を前 記ボルト挿通孔の内径より大きくしたことを特徴としている。
【0006】
【作用】
パワーライン系部品を取り外す場合は、例えばほぼ等配位置にある4本の取付 ボルトを外し、取付ボルトを外した部分にガイドボルトをねじ込んだうえで、残 りの取付ボルトを外す。次に、ガイドボルトをガイドとしてパワーライン系部品 を引き出して安全な位置に移動させた後に、ホイストあるいはジャッキなどを用 いてパワーライン部品を支える。そして、ガイドボルトを外してパワーライン系 部品を下ろせば、重量の大きな部品であっても足元などへの落下をともなうこと なく安全かつ迅速に取り外すことができる。なお、パワーライン系部品を取付け る場合は、上記とは逆の手順で行なえばよい。
【0007】
【実施例】
以下に本考案の実施例を図に基づいて詳細に説明する。図1は本考案に係るガ イドボルトを用いてパワーライン系部品を取り外す状態を示す斜視図、図2は同 じくガイドボルトの一実施例を示す斜視図である。
【0008】 これらの図において、エンジンのシリンダブロック1の後端面に取付けたフラ イホイールハウジング2の内部にはフライホイール3を収容している。フライホ イール3は、図示しないクランクシャフトの後端に取付けられており、このフラ イホイール3の後面に図示しないボルトを用いてプレッシャプレート4を取付け るようになっている。5はフライホイール3に設けたボルト孔、6はプレッシャ プレート4に設けたボルト挿通孔である。
【0009】 上記のようにしてフライホイール3の後面に取付けられるプレッシャプレート 4を着脱する際に用いられるガイドボルト7は、図2に示したように構成されて いる。すなわち、ボルト孔5に螺合するねじ部8の軸方向延長線上にボルト挿通 孔6の内径より大径にした握り部9を設け、この握り部9と前記ねじ部8をガイ ド部10を介して一体化したものである。
【0010】 また、前記ねじ部8と握り部9との間隔をプレッシャプレート4の取外し引抜 き代より大きくするとともに、このガイド部9の外径を前記ボルト挿通孔6より 小径にしている。なお、前記握り部9の外周面にローレット加工を施すことによ り、この握り部9を摘んでガイドボルト7を容易に回転操作できるようにしてい る。
【0011】 上記のような構成になるガイドボルト7を用いてパワーライン系部品たるプレ ッシャプレート4を取り外す場合は、例えばほぼ等配位置にある4本の取付ボル トを外し、取付ボルトを外した部分にそれぞれガイドボルト7をねじ込んだうえ で、残りの取付ボルトを外す。
【0012】 次に、図1に示したようにガイドボルト7のガイド部10に沿ってプレッシャ プレート4を引き出して図示しないノックピンが外れたことを確認した後に、プ レッシャプレート4を安全な位置まで移動させる。なお、握り部9の外径をボル ト挿通孔6の内径より大きくしている。従って、このような移動に際しては握り 部9がストッパとして機能するために、ガイドボルト7からプレッシャプレート 4が不用意に脱落することがない。
【0013】 上記のようにしてプレッシャプレート4を安全な位置まで移動させた後に、図 示しないホイストあるいはジャッキなどを用いてプレッシャプレート4を支え、 ガイドボルト7を外してプレッシャプレート4を下ろせば取外し作業が終了する 。また、逆の手順に従ってプレッシャプレート4(パワーライン系部品)を容易 かつ安全に取り付けることができるために、重量の大きな部品であっても足元な どへの落下をともなうことなく容易かつ安全に脱着することができる。なお、フ ライホイール3及びフライホイールハウジング2などの他のパワーライン系部品 も同様の手順によって安全に取り外すことができる。
【0014】
【考案の効果】
以上の説明から明らかなように本考案に係るガイドボルトを用いることにより 、重量が大きなパワーライン系部品をも効率よく安全に脱着することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係るガイドボルトを用いてパワーライ
ン系部品を取り外す状態を示す斜視図である。
【図2】同じくガイドボルトの一実施例を示す斜視図で
ある。
【符号の説明】
1 シリンダブロック 2 フライホイールハウジング 3 フライホイール 4 プレッシャプレート 5 ボルト孔 6 ボルト挿通孔 7 ガイドボルト 8 ねじ部 9 握り部 10 ガイド部

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エンジンから駆動輪に至る自動車のパワ
    ーライン系部品の脱着に用いられるガイドボルトであっ
    て、前記パワーライン系部品の取付けに用いられるねじ
    孔に螺合するねじ部と、該ねじ部から前記パワーライン
    系部品の取外し引抜き代より大きく離れた位置に設けた
    握り部と、前記ねじ部と握り部を結合するガイド部とを
    備え、該ガイド部の外径を前記パワーライン系部品に設
    けたボルト挿通孔の内径より小さくするとともに、前記
    握り部の外径を前記ボルト挿通孔の内径より大きくした
    ことを特徴とする自動車のパワーライン系部品脱着用ガ
    イドボルト。
JP5757392U 1992-08-18 1992-08-18 自動車のパワーライン系部品脱着用ガイドボルト Pending JPH0618049U (ja)

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JPH0618049U true JPH0618049U (ja) 1994-03-08

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JP5757392U Pending JPH0618049U (ja) 1992-08-18 1992-08-18 自動車のパワーライン系部品脱着用ガイドボルト

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20160118447A (ko) * 2015-04-01 2016-10-12 주식회사 포스코 운반대차 및 이를 구비하는 소결장치

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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