JPH06180188A - セメント原料焼成装置 - Google Patents
セメント原料焼成装置Info
- Publication number
- JPH06180188A JPH06180188A JP35186292A JP35186292A JPH06180188A JP H06180188 A JPH06180188 A JP H06180188A JP 35186292 A JP35186292 A JP 35186292A JP 35186292 A JP35186292 A JP 35186292A JP H06180188 A JPH06180188 A JP H06180188A
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- JP
- Japan
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- dust
- raw material
- cement raw
- exhaust gas
- gas
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- Waste-Gas Treatment And Other Accessory Devices For Furnaces (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 セメント原料焼成装置のバイパスガス顕熱を
熱回収して燃料消費量を減少する。 【構成】 セメント原料を焼成する焼成炉1と、焼成炉
1の前段に設けられ焼成炉1からの排ガスでセメント原
料を予熱するプレヒータ3と、焼成炉1からの排ガスの
一部を取り出し排ガス中の揮発成分とダストを互に吸着
させる冷却手段23と、排ガス中のダストを分離する集
塵器14と、集塵器14によってダストを分離した排ガ
スをプレヒータ3に導くバイパスガス導入路16と、バ
イパスガス導入路16中に設けられた開度調整可能なダ
ンパ18とを備え、集塵器14でダストを分離したバイ
パスガスをプレヒータ3に戻す。
熱回収して燃料消費量を減少する。 【構成】 セメント原料を焼成する焼成炉1と、焼成炉
1の前段に設けられ焼成炉1からの排ガスでセメント原
料を予熱するプレヒータ3と、焼成炉1からの排ガスの
一部を取り出し排ガス中の揮発成分とダストを互に吸着
させる冷却手段23と、排ガス中のダストを分離する集
塵器14と、集塵器14によってダストを分離した排ガ
スをプレヒータ3に導くバイパスガス導入路16と、バ
イパスガス導入路16中に設けられた開度調整可能なダ
ンパ18とを備え、集塵器14でダストを分離したバイ
パスガスをプレヒータ3に戻す。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、セメント原料を焼成す
るためのセメント原料焼成装置に関するものである。
るためのセメント原料焼成装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から使用されているセメント原料焼
成装置の一例を図6によって説明すると、aはロータリ
キルン型の焼成炉であって、バーナにより燃料を燃焼さ
せることによりセメント原料を焼成してクリンカにする
ものである。焼成炉aの後段にはクーラbが配置されて
いて、焼成炉aにより焼成されたクリンカを空気流によ
り冷却するようになっている。クーラbにおいてクリン
カを冷却して高温となった空気は、焼成炉aに導かれて
燃料を燃焼させるための燃焼用空気として用いられ、高
温の排ガスとなってプレヒータcに導かれるようになっ
ている。
成装置の一例を図6によって説明すると、aはロータリ
キルン型の焼成炉であって、バーナにより燃料を燃焼さ
せることによりセメント原料を焼成してクリンカにする
ものである。焼成炉aの後段にはクーラbが配置されて
いて、焼成炉aにより焼成されたクリンカを空気流によ
り冷却するようになっている。クーラbにおいてクリン
カを冷却して高温となった空気は、焼成炉aに導かれて
燃料を燃焼させるための燃焼用空気として用いられ、高
温の排ガスとなってプレヒータcに導かれるようになっ
ている。
【0003】プレヒータcは上下方向に4段又は5段に
積み重ねられたサイクロンd,d,…と仮焼炉eとを有
し、排風機fによって焼成炉aの入口チャンバgから吸
引された排ガスが実線矢印のように仮焼炉eから各サイ
クロンd,d,…を順次上段側へ流通するようになって
いる。そして最上段のサイクロンdの投入シュートhか
らセメント原料を投入し、破線矢印で示すように順次下
方のサイクロンd,d,…、仮焼炉eへと落下して焼成
炉aに投入されるセメント原料と、上記のように上方へ
向かう高温ガスの排ガスとを対向させることで、セメン
ト原料を予熱するようにしている。
積み重ねられたサイクロンd,d,…と仮焼炉eとを有
し、排風機fによって焼成炉aの入口チャンバgから吸
引された排ガスが実線矢印のように仮焼炉eから各サイ
クロンd,d,…を順次上段側へ流通するようになって
いる。そして最上段のサイクロンdの投入シュートhか
らセメント原料を投入し、破線矢印で示すように順次下
方のサイクロンd,d,…、仮焼炉eへと落下して焼成
炉aに投入されるセメント原料と、上記のように上方へ
向かう高温ガスの排ガスとを対向させることで、セメン
ト原料を予熱するようにしている。
【0004】ところで、セメント原料や焼成炉aおよび
仮焼炉eで燃焼させられる燃料中には、不純物として各
種の揮発性物質、例えばアルカリや塩素、硫黄等が含ま
れており、これらの揮発性物質はこの焼成装置内におい
て蒸発、凝縮を繰り返して次第に蓄積され、そのまま放
置すると装置内各部の内壁面にコーティングとして生
成、成長し運転に支障をきたすようになる。このため、
不純物の揮発性物質を系外に排出するようにバイパス装
置iが取り付けられている。
仮焼炉eで燃焼させられる燃料中には、不純物として各
種の揮発性物質、例えばアルカリや塩素、硫黄等が含ま
れており、これらの揮発性物質はこの焼成装置内におい
て蒸発、凝縮を繰り返して次第に蓄積され、そのまま放
置すると装置内各部の内壁面にコーティングとして生
成、成長し運転に支障をきたすようになる。このため、
不純物の揮発性物質を系外に排出するようにバイパス装
置iが取り付けられている。
【0005】バイパス装置iは、排風機j、集塵器k、
冷却用の送風機l、冷却混合室mを有し、必要に応じて
スタビライザnも設けられている。このバイパス装置i
では、焼成炉aの入口チャンバgから排ガスの一部を排
風機jによって吸引し、吸引したバイパスガスを冷却混
合室m内において送風機lにより吹き込まれた低温の外
気と混合して温度を低下させ、これによってバイパスガ
ス中に含まれている化合物の蒸気を、バイパスガス中の
ダストに凝縮させて付着させてしまう。そして、化合物
が付着したダストを集塵器kにより捕集して廃棄するこ
とにより、焼成装置内における化合物の量が許容限度を
超えないようにしている。またダストを除去したバイパ
スガスは、排風機jによって大気に放出している。
冷却用の送風機l、冷却混合室mを有し、必要に応じて
スタビライザnも設けられている。このバイパス装置i
では、焼成炉aの入口チャンバgから排ガスの一部を排
風機jによって吸引し、吸引したバイパスガスを冷却混
合室m内において送風機lにより吹き込まれた低温の外
気と混合して温度を低下させ、これによってバイパスガ
ス中に含まれている化合物の蒸気を、バイパスガス中の
ダストに凝縮させて付着させてしまう。そして、化合物
が付着したダストを集塵器kにより捕集して廃棄するこ
とにより、焼成装置内における化合物の量が許容限度を
超えないようにしている。またダストを除去したバイパ
スガスは、排風機jによって大気に放出している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従来のセメント原料焼
成装置においては、焼成炉aの入口チャンバgから抽出
したバイパスガスはダストを除去した後、全量を大気に
放出しているが、このバイパスガスは焼成炉aの入口チ
ャンバgで1000〜1100℃の高温であり、20%
キルンバイパスの場合、そのガス顕熱はクリンカ1kg
当たり30〜35kcalに相当し、ガス持ち去り顕熱
が大きいため、セメント原料焼成装置の燃料消費量が増
大する欠点があった。
成装置においては、焼成炉aの入口チャンバgから抽出
したバイパスガスはダストを除去した後、全量を大気に
放出しているが、このバイパスガスは焼成炉aの入口チ
ャンバgで1000〜1100℃の高温であり、20%
キルンバイパスの場合、そのガス顕熱はクリンカ1kg
当たり30〜35kcalに相当し、ガス持ち去り顕熱
が大きいため、セメント原料焼成装置の燃料消費量が増
大する欠点があった。
【0007】本発明はこのような従来の欠点を改善し、
バイパスガス顕熱を熱回収して燃料消費量を減少するこ
とができるようにしたセメント原料焼成装置を提供する
ことを目的とするものである。
バイパスガス顕熱を熱回収して燃料消費量を減少するこ
とができるようにしたセメント原料焼成装置を提供する
ことを目的とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明のセメント原料焼
成装置は、セメント原料を焼成する焼成炉と、該焼成炉
の前段に設けられ該焼成炉からの排ガスでセメント原料
を予熱するプレヒータと、前記焼成炉からの排ガスの一
部を取り出し排ガス中の揮発成分とダストを互に吸着さ
せる冷却手段と、排ガス中のダストを分離する集塵器
と、該集塵器によってダストを分離した排ガスを前記プ
レヒータに導くバイパスガス導入路と、該バイパスガス
導入路中に設けられた開度調整可能なダンパとを備えた
ことを特徴とするものである。
成装置は、セメント原料を焼成する焼成炉と、該焼成炉
の前段に設けられ該焼成炉からの排ガスでセメント原料
を予熱するプレヒータと、前記焼成炉からの排ガスの一
部を取り出し排ガス中の揮発成分とダストを互に吸着さ
せる冷却手段と、排ガス中のダストを分離する集塵器
と、該集塵器によってダストを分離した排ガスを前記プ
レヒータに導くバイパスガス導入路と、該バイパスガス
導入路中に設けられた開度調整可能なダンパとを備えた
ことを特徴とするものである。
【0009】
【作用】バイパスガス導入路中に設けられたダンパの開
度を調整し、焼成炉、プレヒータ操業の許容範囲内で、
集塵器からプレヒータにバイパスガスを戻すことが可能
となる。
度を調整し、焼成炉、プレヒータ操業の許容範囲内で、
集塵器からプレヒータにバイパスガスを戻すことが可能
となる。
【0010】
【実施例】以下、本発明の実施例を図を参照して説明す
る。
る。
【0011】図1は本発明の一実施例の系統図であっ
て、ロータリキルン型の焼成炉1はバーナにより燃料を
燃焼させることによりセメント原料を焼成してクリンカ
にすることができるようになっており、焼成炉1の後段
にはクーラ2が配置されていて、焼成炉1により焼成さ
れたクリンカを空気流により冷却するようになってい
る。クーラ2においてクリンカを冷却して高温となった
空気は、焼成炉1に導かれて燃料を燃焼させるための燃
焼用空気として用いられ、高温の排ガスとなってプレヒ
ータ3に導かれるようになっている。
て、ロータリキルン型の焼成炉1はバーナにより燃料を
燃焼させることによりセメント原料を焼成してクリンカ
にすることができるようになっており、焼成炉1の後段
にはクーラ2が配置されていて、焼成炉1により焼成さ
れたクリンカを空気流により冷却するようになってい
る。クーラ2においてクリンカを冷却して高温となった
空気は、焼成炉1に導かれて燃料を燃焼させるための燃
焼用空気として用いられ、高温の排ガスとなってプレヒ
ータ3に導かれるようになっている。
【0012】プレヒータ3は上下方向に4段に積み重ね
られたサイクロン4,4,…と仮焼炉5とを有し、排風
機6によって焼成炉1の入口チャンバ7から吸引された
排ガスが仮焼炉5から各サイクロン4,4,…を順次上
段側へ流通するようになっている。そして最上段のサイ
クロン4からセメント原料を投入し、順次下方のサイク
ロン4,4,…、仮焼炉5へと落下して焼成炉1に投入
されるセメント原料と、上記のように上方へ向かう高温
ガスの排ガスとを対向させることで、セメント原料を予
熱するようにしている。
られたサイクロン4,4,…と仮焼炉5とを有し、排風
機6によって焼成炉1の入口チャンバ7から吸引された
排ガスが仮焼炉5から各サイクロン4,4,…を順次上
段側へ流通するようになっている。そして最上段のサイ
クロン4からセメント原料を投入し、順次下方のサイク
ロン4,4,…、仮焼炉5へと落下して焼成炉1に投入
されるセメント原料と、上記のように上方へ向かう高温
ガスの排ガスとを対向させることで、セメント原料を予
熱するようにしている。
【0013】焼成炉1の入口チャンバ7にはバイパスガ
ス取出管8の一端が接続されており、バイパスガス取出
管8の他端は冷却室9の下部に接続されている。冷却室
9の下部にはさらに冷却空気流入管10が接続されてい
て、開度調整可能なダンパ11を通って冷却ファン12
に吸引された冷却空気が、冷却空気流入管10から冷却
室9に流入するようになっている。図中点線矢印はガス
の流れを示し、実線矢印は原料又はダストの流れを示し
ている。
ス取出管8の一端が接続されており、バイパスガス取出
管8の他端は冷却室9の下部に接続されている。冷却室
9の下部にはさらに冷却空気流入管10が接続されてい
て、開度調整可能なダンパ11を通って冷却ファン12
に吸引された冷却空気が、冷却空気流入管10から冷却
室9に流入するようになっている。図中点線矢印はガス
の流れを示し、実線矢印は原料又はダストの流れを示し
ている。
【0014】図3は冷却室9の縦断面図、図4は図3の
IV−IV断面図であって、冷却空気流入管10はバイ
パスガス取出管8他端の接線方向から冷却空気を流入さ
せるようになっていて、バイパスガス取出管8から冷却
室9に入った高温のバイパスガスは渦流となって冷却空
気と混合し、冷却されるようになっている。
IV−IV断面図であって、冷却空気流入管10はバイ
パスガス取出管8他端の接線方向から冷却空気を流入さ
せるようになっていて、バイパスガス取出管8から冷却
室9に入った高温のバイパスガスは渦流となって冷却空
気と混合し、冷却されるようになっている。
【0015】図1に示すように冷却室9の上方には、混
合室13が接続されている。図5は混合室13の縦断面
図であって、冷却室9で冷却されたバイパスガスが混合
室13に流入して旋回流となって上昇し、バイパスガス
中のダストと混合して、バイパスガス中に含まれている
揮発成分をダストに吸着させるようになっている。上記
冷却室9と混合室13とにより冷却手段23を構成して
いる。
合室13が接続されている。図5は混合室13の縦断面
図であって、冷却室9で冷却されたバイパスガスが混合
室13に流入して旋回流となって上昇し、バイパスガス
中のダストと混合して、バイパスガス中に含まれている
揮発成分をダストに吸着させるようになっている。上記
冷却室9と混合室13とにより冷却手段23を構成して
いる。
【0016】混合室13の上端は集塵器14に接続され
ていて、集塵器14で捕集されたダストは廃棄通路15
に排出され、ダストを除去したバイパスガスは、バイパ
スガス導入路16に流入するようになっている。この際
バイパスガスは、温度検出調節器17により温度が検出
されるようになっている。そして温度検出調節器17
は、検出温度に従ってダンパ11の開度を調節するよう
になっている。
ていて、集塵器14で捕集されたダストは廃棄通路15
に排出され、ダストを除去したバイパスガスは、バイパ
スガス導入路16に流入するようになっている。この際
バイパスガスは、温度検出調節器17により温度が検出
されるようになっている。そして温度検出調節器17
は、検出温度に従ってダンパ11の開度を調節するよう
になっている。
【0017】バイパスガス導入路16は開度調節可能な
ダンパ18を介して最下段のサイクロン4に接続される
と共に、2次集塵器19に接続されている。20は、ダ
ストを除去したバイパスガスを大気に放出する排風機で
ある。
ダンパ18を介して最下段のサイクロン4に接続される
と共に、2次集塵器19に接続されている。20は、ダ
ストを除去したバイパスガスを大気に放出する排風機で
ある。
【0018】最下段のサイクロン4にはサンプリング取
出通路21が取り付けてあって、サンプリング取出通路
21には分析計22が接続され、ダンパ18の開度を調
節するようになっている。
出通路21が取り付けてあって、サンプリング取出通路
21には分析計22が接続され、ダンパ18の開度を調
節するようになっている。
【0019】次に、図1に示す装置の作用を説明する。
【0020】最上段のサイクロン4の図示しない投入シ
ュートからセメント原料を投入し、順次下方のサイクロ
ン4,4,…、仮焼炉5へと落下して焼成炉1でバーナ
により燃料を燃焼させることによりセメント原料を焼成
してクリンカにする。クーラ2は焼成したクリンカを冷
却し、クーラ2においてクリンカを冷却して高温となっ
た空気は、焼成炉1に導かれて燃料を燃焼させるための
燃焼用空気として用いられ、高温の排ガスとなってプレ
ヒータ3に導かれる。そして排風機6により吸引され、
各サイクロン4,4,…を順次上段側へ流通し、焼成炉
1に投入されるセメント原料を予熱する。
ュートからセメント原料を投入し、順次下方のサイクロ
ン4,4,…、仮焼炉5へと落下して焼成炉1でバーナ
により燃料を燃焼させることによりセメント原料を焼成
してクリンカにする。クーラ2は焼成したクリンカを冷
却し、クーラ2においてクリンカを冷却して高温となっ
た空気は、焼成炉1に導かれて燃料を燃焼させるための
燃焼用空気として用いられ、高温の排ガスとなってプレ
ヒータ3に導かれる。そして排風機6により吸引され、
各サイクロン4,4,…を順次上段側へ流通し、焼成炉
1に投入されるセメント原料を予熱する。
【0021】高温の排ガスの一部は入口チャンバ7から
排風機20によりバイパスガスとして吸引され、冷却手
段23の冷却室9に流入して揮発成分の融点である75
0〜850℃まで冷却された後、混合室13で揮発成分
をバイパスガス中のダストに吸着させる。
排風機20によりバイパスガスとして吸引され、冷却手
段23の冷却室9に流入して揮発成分の融点である75
0〜850℃まで冷却された後、混合室13で揮発成分
をバイパスガス中のダストに吸着させる。
【0022】揮発成分を吸着したダストは集塵器14で
捕集され、廃棄通路15から廃棄され、集塵器14でダ
ストを分離したバイパスガスは、バイパスガス導入路1
6に流入する。この際、温度検出調節器17によってバ
イパスガスの温度を検出し、ダンパ11の開度を調節し
て冷却室9に流入する冷却空気の量を調節して、揮発成
分の種類と量に応じた冷却温度を設定する。
捕集され、廃棄通路15から廃棄され、集塵器14でダ
ストを分離したバイパスガスは、バイパスガス導入路1
6に流入する。この際、温度検出調節器17によってバ
イパスガスの温度を検出し、ダンパ11の開度を調節し
て冷却室9に流入する冷却空気の量を調節して、揮発成
分の種類と量に応じた冷却温度を設定する。
【0023】バイパスガス導入路16に流入したバイパ
スガスはダンパ18を通って、最下段のサイクロン4に
戻される。
スガスはダンパ18を通って、最下段のサイクロン4に
戻される。
【0024】ダンパ18の開度は分析計22によって調
節し、プレヒータ3から入口チャンバ7に入る原料中の
揮発成分量の許容値内に収まるようにする。ダンパ18
により規制されてサイクロン4に戻されなかった一部の
バイパスガスは2次集塵器19に流入して残存ダストを
分離し、排風機20により大気に放出される。
節し、プレヒータ3から入口チャンバ7に入る原料中の
揮発成分量の許容値内に収まるようにする。ダンパ18
により規制されてサイクロン4に戻されなかった一部の
バイパスガスは2次集塵器19に流入して残存ダストを
分離し、排風機20により大気に放出される。
【0025】なお、冷却室9における冷却は、空気を用
いる他、噴霧水を用いてもよい。
いる他、噴霧水を用いてもよい。
【0026】図2は、本発明の他の実施例の系統図であ
って、図1と同一部分には同一符号を付してある。この
実施例においては、集塵器14でダストを分離したバイ
パスガスを、最下段から2番目のサイクロン4の入口に
導入したもので、他の構成ならびに作用においては、図
1の装置と変わるところはない。
って、図1と同一部分には同一符号を付してある。この
実施例においては、集塵器14でダストを分離したバイ
パスガスを、最下段から2番目のサイクロン4の入口に
導入したもので、他の構成ならびに作用においては、図
1の装置と変わるところはない。
【0027】
【発明の効果】本発明は、バイパスガスの一部または全
量をプレヒータに戻すことにより、バイパスガスの顕熱
を回収し、焼成炉の燃料消費量を低減することができる
効果がある。
量をプレヒータに戻すことにより、バイパスガスの顕熱
を回収し、焼成炉の燃料消費量を低減することができる
効果がある。
【図1】本発明の一実施例の系統図である。
【図2】本発明の他の実施例の系統図である。
【図3】冷却室の縦断面図である。
【図4】図3のIV−IV断面図である。
【図5】混合室の縦断面図である。
【図6】従来装置の系統図である。
【符号の説明】 1 焼成炉 3 プレヒータ 14 集塵器 16 バイパスガス導入路 18 ダンパ 23 冷却手段
Claims (1)
- 【請求項1】 セメント原料を焼成する焼成炉と、該焼
成炉の前段に設けられ該焼成炉からの排ガスでセメント
原料を予熱するプレヒータと、前記焼成炉からの排ガス
の一部を取り出し排ガス中の揮発成分とダストを互に吸
着させる冷却手段と、排ガス中のダストを分離する集塵
器と、該集塵器によってダストを分離した排ガスを前記
プレヒータに導くバイパスガス導入路と、該バイパスガ
ス導入路中に設けられた開度調整可能なダンパとを備え
たことを特徴とするセメント原料焼成装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP35186292A JPH06180188A (ja) | 1992-12-08 | 1992-12-08 | セメント原料焼成装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP35186292A JPH06180188A (ja) | 1992-12-08 | 1992-12-08 | セメント原料焼成装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06180188A true JPH06180188A (ja) | 1994-06-28 |
Family
ID=18420124
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP35186292A Pending JPH06180188A (ja) | 1992-12-08 | 1992-12-08 | セメント原料焼成装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06180188A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0842981A (ja) * | 1994-08-01 | 1996-02-16 | Ishikawajima Harima Heavy Ind Co Ltd | 溶融炉排ガスの移送装置 |
JP2020023439A (ja) * | 2015-12-28 | 2020-02-13 | 宇部興産株式会社 | 抽気装置及び抽気方法 |
JP2021127287A (ja) * | 2019-10-24 | 2021-09-02 | 宇部興産株式会社 | 抽気装置及び抽気方法 |
-
1992
- 1992-12-08 JP JP35186292A patent/JPH06180188A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0842981A (ja) * | 1994-08-01 | 1996-02-16 | Ishikawajima Harima Heavy Ind Co Ltd | 溶融炉排ガスの移送装置 |
JP2020023439A (ja) * | 2015-12-28 | 2020-02-13 | 宇部興産株式会社 | 抽気装置及び抽気方法 |
JP2021127287A (ja) * | 2019-10-24 | 2021-09-02 | 宇部興産株式会社 | 抽気装置及び抽気方法 |
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