JP2000264687A - セメントキルン排ガスの処理方法及びその装置 - Google Patents

セメントキルン排ガスの処理方法及びその装置

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JP2000264687A JP11076507A JP7650799A JP2000264687A JP 2000264687 A JP2000264687 A JP 2000264687A JP 11076507 A JP11076507 A JP 11076507A JP 7650799 A JP7650799 A JP 7650799A JP 2000264687 A JP2000264687 A JP 2000264687A
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exhaust gas
bypass
cement
kiln
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Hirobumi Tsutsumi
博文 堤
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Kobe Steel Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 セメントキルン排ガスから抽出するバイパス
ガスの抽出量に制約されずバイパスガス中のバイパスダ
ストを有効に再利用することができ、且つコーティング
トラブルを解消して安定した操業を実現する。 【解決手段】 セメント原料予熱装置SPに連続するセメ
ントキルン11内で発生する排ガスを抽出してセメントキ
ルン排ガス中の揮発性不純物濃度を低下させるセメント
キルン排ガスの処理装置ETにおいて、抽出した排ガスか
らバイパスダストを捕集するサイクロン14と、サイクロ
ン14で捕集されたバイパスダストを不純物揮発温度以上
に加熱する加熱炉18と、加熱炉18によって不純物が取り
除かれたバイパスダストをセメント焼成設備1に戻す還
流路24とを備えてなることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、セメント製造プラ
ントにおけるセメントキルンから排出されるセメントキ
ルン排ガスの処理方法及びその装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、セメントの焼成には図6に示すよ
うに、一般的にロータリーキルン60が使用されている
が、セメント原料にはアルカリ、塩素、硫黄の化合物等
の揮発性不純物が多量に含まれているため、セメント製
造の際に発生するセメントキルン排ガス中にはこれらの
不純物が気化した状態で存在している。セメントキルン
排ガスは排ガス誘引通風機61の誘引によって、多段サ
イクロン62a〜62dから構成されるセメント原料予
熱装置(以下、サスペンションプレヒータSPと呼ぶ)
に向けて流れる。
【0003】このサスペンションプレヒータSPはエネ
ルギー消費量を抑制するためのものであるが、その内部
温度は、ロータリキルン60内の温度よりも低いため、
揮発した不純物はサスペンションプレヒータSP内で液
化または固化しその壁面等に付着して、コーティングを
発生させる。このようなコーティングは通路を閉塞する
というトラブルを起こし、場合によっては操業停止を招
く恐れもある。
【0004】このような問題を防ぐために、ロータリキ
ルン60で発生するセメントキルン排ガスの一部(以
下、バイパスガスと呼ぶ)をサスペンションプレヒータ
SPに通さずにバイパス通路63から抽出し、サイクロ
ン64a,集塵機64b等から構成される排ガス処理装
置64に通して処理し、排ガス中の不純物濃度を低下さ
せることが行われている。なお、図中、65は急冷送風
機65aを備えたバイパスガス冷却装置であり、66は
クリンカクーラである。
【0005】この排ガス処理方法は、セメントキルン排
ガスの一部を焼成設備系外に持ち出し、処理した後に大
気に放出するものであるため、排ガス処理装置によって
処理されるバイパスガス中に含まれるバイパスダスト等
の処分用地が必要となる。さらに、そのバイパスガスに
よって持ち去られる熱量の損失も大きい。そこで、抽出
したバイパスガスを再利用する方法が検討され、例えば
特公平3-72027号公報に記載の排ガス処理方法や、特公
平4-32792号公報に記載の焼成方法が提案されている。
【0006】前者の処理方法は、セメントキルン排ガス
の一部を抽出したバイパスガスに冷空気を混合してバイ
パスガス温度を不純物の融点以下(600〜700℃)に低下
させ、分級器に導いてバイパスガス中の粗粒ダストを分
級してロータリキルンに戻すことにより、従来廃棄され
ていたバイパスダストの再利用を可能にするとともに、
焼成設備系外に持ち去られる熱量の損失を少なくすると
いうものである。
【0007】一方、後者の処理方法は、セメントキルン
排ガスの一部を抽出したバイパスガスの温度を不純物の
融点以下に低下させてバイパスガスを霧状とし、不純物
がバイパスダストに付着した状態でダスト加熱炉に導入
し、ダスト加熱炉にて再加熱を行うことによりバイパス
ダストから不純物を揮発分離させ、さらに不純物の除去
されたバイパスダストをダスト分離器にて分級し、粗粒
ダストを再びロータリーキルンに還流させるというもの
である。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た前者の処理方法では、セメントキルン排ガスの一部、
具体的には総セメントキルン排ガス中の10%程度を抽
出し、排ガス処理してロータリキルンに還流させるもの
であり、セメント原料に不純物が多く含まれている場合
にバイパスガス抽出量を増やそうとすると、分級能力を
越えた量のバイパスガス及びバイパスダストが分級器に
導入され、分級器によって回収されたバイパスダスト中
に不純物が多量に残存することになる。そのようなバイ
パスダストをロータリーキルンに還流させると、ロータ
リーキルン内で不純物が気化してしまうため、コーティ
ングのトラブルを解消することができないという問題が
ある。
【0009】また、後者の処理方法では、抽出したバイ
パスガスを霧状とした上で流動層式または噴流式のダス
ト加熱炉に導入して再加熱することによりバイパスダス
トから揮発成分を取り除くものであるため、ダスト加熱
炉手前のバイパスガス導入部に不純物の揮発温度に近い
温度領域が形成され、バイパスガス中のバイパスダスト
に付着している不純物がバイパスガス導入部で揮発して
しまい、バイパスダストを付着させる可能性がある。
【0010】本発明は以上のような従来の排ガス処理方
法における課題を考慮してなされたものであり、セメン
トキルン排ガスから抽出するバイパスガスの抽出量に制
約されずバイパスガス中のバイパスダストを有効に再利
用することができ、且つ焼成設備系でのコーティングに
よるトラブルを解消して安定した操業を実現することの
できるセメントキルン排ガスの処理方法及びその装置を
提供するものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】請求項1の本発明は、セ
メント原料予熱装置に連続するセメントキルン内で発生
する排ガスを抽出してセメントキルン排ガス中の揮発性
不純物濃度を低下させるセメントキルン排ガスの処理方
法において、抽出した排ガスをダスト捕集器に導入して
その排ガス中に含まれるバイパスダストを捕集し、その
バイパスダストを加熱炉に導入して不純物揮発温度以上
に加熱することによりバイパスダストから不純物を取り
除き、不純物が取り除かれたバイパスダストをセメント
焼成設備に戻しセメント原料として再利用するセメント
キルン排ガスの処理方法である。
【0012】請求項2の本発明は、上記処理方法におい
て不純物が取り除かれたバイパスダストをセメントキル
ンの窯入口部に戻すことを要旨とする。
【0013】請求項3の本発明は、上記処理方法におい
て不純物が取り除かれたバイパスダストをクリンカ冷却
装置に戻すことを要旨とする。
【0014】請求項4の本発明は、上記処理方法におい
て不純物が取り除かれたバイパスダストを冷却し、クリ
ンカ冷却装置から排出されるクリンカと混合することを
要旨とする。
【0015】請求項5の本発明は、上記処理方法におい
てクリンカ冷却装置で使用される冷却用ガスの一部を抽
出して加熱炉に導入し、加熱炉の燃焼用空気として使用
することを要旨とする。
【0016】請求項6の本発明は、上記処理方法におい
てダスト捕集器で捕集し得なかった残留バイパスダスト
を集塵機に導入して捕集し、捕集された残留バイパスダ
ストを必要に応じてダスト捕集器で捕集されたバイパス
ダストとともに加熱炉に導入することを要旨とする。
【0017】請求項7の本発明は、上記処理方法におい
て、加熱炉がロータリキルンから構成され、セメント焼
成設備の系外の廃棄ダストを、そのロータリキルンに導
入することを要旨とする。
【0018】請求項8の本発明は、上記加熱炉におい
て、バイパスダストから不純物を取り除いた後、引き続
いてセメントキルンと同等の温度でバイパスダストを焼
成することを要旨とする。
【0019】請求項9の本発明は、セメント原料予熱装
置に連続するセメントキルン内で発生する排ガスを抽出
してセメントキルン排ガス中の揮発性不純物濃度を低下
させるセメントキルン排ガスの処理装置において、抽出
した排ガスからバイパスダストを捕集するダスト捕集器
と、該ダスト捕集器で捕集されたバイパスダストを不純
物揮発温度以上に加熱する加熱炉と、該加熱炉によって
不純物が取り除かれたバイパスダストをセメント焼成設
備に戻す還流路と、を備えてなるセメントキルン排ガス
の処理装置である。
【0020】請求項10の本発明は、上記処理装置にお
いて還流路がセメントキルンの窯入口部に接続されてい
ることを要旨とする。
【0021】請求項11の本発明は、上記処理装置にお
いて還流路がクリンカ冷却装置に接続されていることを
要旨とする。
【0022】請求項12の本発明は、上記処理装置にお
いて不純物が取り除かれたバイパスダストを冷却し、ク
リンカ冷却装置から排出されるクリンカと混合するよう
に構成されていること要旨とする。
【0023】請求項13の本発明は、上記処理装置にお
いてダスト捕集器で捕集されたバイパスダストを通路を
介して加熱炉に供給し、ダスト捕集器で捕集し得なかっ
た残留バイパスダストを集塵機に供給して捕集し、該集
塵機で捕集された残留バイパスダストを必要に応じて第
2の通路を介し加熱炉に供給するように構成したことを
要旨とする。
【0024】請求項14の本発明は、上記加熱炉がロー
タリキルンから構成され、セメント焼成設備の系外から
そのロータリキルンに廃棄ダストを導入する手段を備え
てなることを要旨とする。
【0025】請求項15の本発明は、上記加熱炉におい
て、バイパスダストから不純物を取り除いた後、引き続
いてセメントキルンと同等の温度でバイパスダストを焼
成するように構成したことを要旨とする。
【0026】本発明において、ダストとはバイパスガス
中に含まれるバイパスダストであり、ダスト捕集器で捕
集されるバイパスダストは、粒径が概ね10μmを上回
るサイズのダストを示し、捕集し得なかった残留バイパ
スダストとは、粒径が概ね10μmを下回るダストを示
している。なお、知られているように、10μm以下の
バイパスダストには、アルカリ、塩素等の含まれる割合
が高く、10μmを上回るバイパスダストには、アルカ
リ、塩素等が含まれる割合が少ない。
【0027】
【発明の実施の形態】以下、図面に示した実施の形態に
基づいて本発明を詳細に説明する。
【0028】図1は、本発明に係る排ガス処理装置の第
一の実施形態を焼成設備に適用したものである。なお、
同図において、破線矢印はセメント原料の流れを、実線
矢印はガスの流れをそれぞれ示している。
【0029】同図に示すセメント焼成設備1おいて、投
入シュート2より投入されたセメント原料は、セメント
原料予熱用のサイクロン3〜6の各原料出口3a〜6a
を経由しながら順次降下していき、その間に各サイクロ
ンのガス出口6b〜3b及びダクト8を通して上昇する
高温のガスと熱交換されることによって徐々に予熱さ
れ、最下段の分離サイクロン6に供給される。なお、上
記高温のガスは排ガス誘引通風機7により吸引されるよ
うになっており、また、上記各サイクロン3〜6はサス
ペンションプレヒータSPを構成する。
【0030】分離サイクロン6から排出されたセメント
原料は、原料シュート9及び窯入口部としての接続ハウ
ジング10を経てセメントキルンとしてのロータリーキ
ルン11内に導入され、バーナ11aの燃焼により14
00℃以上の高温で焼成されてクリンカとなり、クリン
カクーラー12に排出される。クリンカクーラー12で
冷却されたクリンカは、図示しないセメント粉砕工程で
粉砕されてセメントとなる。
【0031】ロータリーキルン11の窯入口部に設けら
れた接続ハウジング10にはバイパス通路13の一方端
が接続されており、その他方端にダスト捕集器としての
サイクロン14が接続されている。このバイパス通路1
3には急冷送風機15を備えたバイパスガス冷却装置1
6が介設されている。なお、接続ハウジング10の上部
には仮焼炉10aが立設されており、この仮焼炉10a
はロータリキルン11から排出される排ガスをバーナ1
0bでさらに加熱して昇温させ、昇温させた高温のガス
を分離サイクロン6に供給してサスペンションプレヒー
タSPの予熱効率を高めている。
【0032】バイパス通路13内に抽出されたバイパス
ガスは、不純物揮発性成分を含んでおり、バイパスガス
冷却装置16を通過することにより、不純物揮発性成分
の融点以下の温度(600〜700℃程度)に冷却さ
れ、それにより揮発性成分が凝縮され、バイパスガス中
のバイパスダストへの付着が起きる。冷却されたバイパ
スガスは次いでサイクロン14に供給される。なお、バ
イパスガス冷却装置16は、バイパス管13内にセメン
ト原料が付着することを防止するようにもなっている。
【0033】サイクロン14ではバイパスガス中のバイ
パスダストを捕集し、捕集されたバイパスダスト(以
下、粗粒ダストという)は原料出口14aから排出し、
通路17を経由して加熱炉としてのバイパスキルン18
の燃焼室18aに投入される。一方、サイクロン14で
捕集されなかった残留バイパスダスト(以下、細粒ダス
トという)は、急冷ファン19を備えた冷却装置20を
通すことによって電気集塵機21に供給できる程度の温
度まで冷却された後、電気集塵機21に供給される。
【0034】電気集塵機21は細粒ダストを捕集し、ガ
スはファン22を介して大気に放出され、捕集された細
粒ダストはダンパ23を介して通路17に供給される。
上記ダンパ23は、捕集された細粒ダストを通路23a
と通路23bに対し任意の比率で排出することができ、
焼成設備系において不純物の量が多い場合にはダンパ2
3を閉じて第2の通路23aを遮断し、別の回収通路2
3bに細粒ダストを送るようになっている。
【0035】本実施形態では、基本的に細粒ダストの全
量をバイパスキルン18に送ることを前提としている
が、そうすると、不純化合物はすべてガス状態で大気に
排出されることになる。その結果、サイクロン14と電
気集塵機21との系統で不純化合物の濃度が異常に高く
なり、その系統に対し腐食を助長させる等の悪影響を与
える虞れがある。従って、このような事態を防止する目
的で、細粒ダストの排出先を選択できるようにし、電気
集塵機21から排出される不純揮発性成分を含んだバイ
パスダストをある程度、系外に出し、バイパスガス系内
の不純化合物をコントロールできるようにしている。
【0036】また、バイパスキルン18は、ロータリー
キルン11と基本的に同じ構成からなり、処理されるバ
イパスダストの量に応じた規模となっている。このバイ
パスキルン18は、サイクロン14の原料出口14aか
ら排出された粗粒ダスト及び第2の通路23aから戻さ
れた細粒ダストを不純物揮発温度以上、具体的には約1
000℃〜1300℃の高温に加熱してダスト中の不純
物を取り除くようになっている。なお、バイパスキルン
18から排出されるバイパスダストをロータリーキルン
11下流に供給する場合は、クリンカ焼成温度、具体的
には1400℃〜1500℃程度に加熱する。
【0037】ロータリキルンから抽出したバイパスガス
を霧状とし流動層等のダスト加熱炉に導入する従来の構
成では、ダスト加熱炉手前のバイパスガス導入通路に不
純物の揮発温度に近い温度領域が形成されてしまい、バ
イパスガス中のダストに付着している不純物がそのバイ
パスガス導入通路で揮発し、コーティングを発生させる
可能性があったが、本実施形態では抽出したバイパスガ
スをまずバイパスガス冷却装置16で冷却してサイクロ
ン14に供給し、捕集された粗粒ダストについては通路
17を介してバイパスキルン18に供給し、残りの細粒
ダストについては電気集塵機21で捕集し必要に応じて
バイパスキルン18に供給して加熱させるように構成し
ているため、バイパスガスの抽出通路でコーティングを
起こすことがない。しかもサイクロン14の捕集能力を
上回る量のバイパスガスをサイクロン14に導入した場
合であってもそのサイクロン14の下流側に設けたバイ
パスキルン18でバイパスダストを加熱しているため、
サイクロン14から排出された粗粒ダスト中に揮発性不
純物が多量に残存していても不純物を完全に取り除くこ
とができる。
【0038】従って、セメント原料中に含まれる不純物
の量が多い場合であっても、バイパス抽出量を高めるだ
けで不純物を処理することが可能になり、処理後のバイ
パスダストも再利用することができる。
【0039】なお、符号ETは、上記サイクロン14,
バイパスガス冷却装置16,バイパスキルン18,電気
集塵機21等から構成される排ガス処理装置を示してい
る。
【0040】また、本実施形態では、バイパスキルン1
8の燃焼室18a側(上流側)にダスト投入部を配置
し、それにより、燃焼ガスの流れとバイパスダストの流
れを並流にしている。その理由は、燃焼室18aをバイ
パスキルン18の下流側に配置すると、燃焼ガスの流れ
とバイパスダストの流れが向流となって燃焼ガス温度が
バイパスキルン18内で不純物の揮発温度以下に下が
り、一端、揮発した不純物が再びバイパスダストに付着
してバイパスキルン18内で不純物の高濃度化が起こる
ことが予想されるからである。
【0041】すなわち、向流にて行う場合は、バイパス
キルン18投入部における発塵作用により、投入直後の
バイパスダストが燃焼ガスと共に電気集塵機21へ持ち
去られる比率が高くなるが、並流とした場合は、発塵し
燃焼ガスにより持ち上げられたバイパスダストも、バイ
パスキルン内ガス流速を調整することで、ガス移動中で
の沈降が促進されることになる。
【0042】このようなバイパスキルン18から排出さ
れるバイパスダストは、還流路24を介してロータリキ
ルン11の窯入口部である接続ハウジング10内に戻さ
れる。
【0043】図2は本発明の排ガス処理装置の第2の実
施形態を示したものである。なお、以下の説明におい
て、図1と同じ構成要素については同一符号を付してそ
の説明を省略する。
【0044】図2に示す排ガス処理装置ETでは、クリ
ンカクーラ12から通風路30を延設し、その延長先を
バイパスキルン18における燃焼室18aの燃焼用空気
導入管18bに接続している。それにより、バイパスキ
ルン18の燃焼に必要な燃焼用空気をクリンカクーラ1
2から取り入れることができ、燃焼用燃料の消費量を節
約することができる。なお、図中、31はクリンカクー
ラの排気ファンであり、32は燃焼用空気を誘引するた
めのファンである。
【0045】図3は本発明に係る排ガス処理装置の第3
の実施形態を示したものである。
【0046】同図に示す排ガス処置装置ETでは、バイ
パスキルン18に対してセメント焼成設備系外からも廃
棄ダストを供給できるようにしたものである。
【0047】図中のDは廃棄されて堆積されているダス
トであり、その廃棄ダストDをコンベア40で排ガス処
理装置ETまで搬送し、供給量調整機及びエアーシール
装置等から構成されるダスト供給機41を介してバイパ
スキルン18の燃焼室18aに供給している。この構成
によれば、既に廃棄されている廃棄ダストについてもバ
イパスキルン18で処理し、再利用することが可能にな
る。上記コンベア40,ダスト供給機41は廃棄ダスト
を導入する手段とみなすことができる。
【0048】なお、廃棄ダストとはセメント焼成設備
(主にバイパス排ガス処理装置)から排出されたダスト
のことであるが、セメント原料となり得るものであれ
ば、例えば汚泥など、セメント焼成設備から排出される
ダスト以外のものを含むことができる。
【0049】図4は本発明に係る排ガス処理装置の第4
の実施形態を示したものである。
【0050】同図に示す排ガス処置装置ETでは、バイ
パスキルン18で焼成され揮発性不純物が取り除かれた
バイパスダストを、還流路としての通路45を経由して
クリンカクーラ12に供給するように構成されている。
この構成によれば、バイパスキルン18内でのガス温度
をロータリーキルン11と同じ温度まで高めることでバ
イパスキルン18内での焼成行程を終えることができる
ので、バイパスダストをセメン焼成設備1に還流しても
ロータリキルン11及びサスペンションプレヒータSP
の運転状態に何ら影響を与えることがないという利点が
ある。また、バイパスダストをロータリキルン11の窯
出口側に供給しているため、バイパスキルン18を独自
に運転することができるという利点がある。
【0051】図5は本発明に係る排ガス処理装置の第5
の実施形態を示したものである。
【0052】上述した第4の実施形態ではバイパスキル
ン18で焼成されたバイパスダストをクリンカクーラ1
2に供給したが、図5に示す排ガス処置装置ETの構成
では、バイパスキルン18についてもクリンカクーラ5
0を設け、バイパスキルン18で焼成されたバイパスダ
ストを、一般の搬送装置でも搬送できる程度まで冷却し
ている。このように冷却されたバイパスダストは通路5
1を介して送られ、クリンカクーラ12の窯出口部から
排出されるクリンカと混合することができる。
【0053】従って、この構成によれば、バイパスダス
トを再利用するにあたり、セメント焼成設備の運転状態
に関係することなく排ガス処理装置ETを独自に運転す
ることができるという利点がある。
【0054】なお、上記した実施形態においてサイクロ
ン14、バイパスガス冷却装置16、電気集塵機21、
クリンカ50は、セメント焼成設備の焼成能力、セメン
ト原料中に含まれる不純物量に応じて適宜選択すること
ができる。
【0055】また、上記実施形態ではダスト捕集器をサ
イクロンで構成し、集塵機を電気集塵機で構成したが、
これに限らず、ダスト捕集器としてマルチサイクロン、
セットリングチャンバ等を使用することができ、また、
集塵機としてバグフィルター等を使用することができ
る。さらに、バイパスダストを捕集するにあたっては、
ダスト捕集器及び集塵機の2工程で捕集せず、1工程で
捕集するものであってもよい。
【0056】
【発明の効果】以上説明したことから明らかなように、
請求項1の排ガスの処理方法によれば、セメント原料に
含まれる揮発性不純物の量が多い場合であってもバイパ
スガスの抽出量を増加させることにより、バイパスガス
中の不純物を取り除いてバイパスダストを効率良く再利
用することができる。また、バイパスダストを再利用す
る排ガス処理装置内においてダストの付着を確実に防止
することができる。
【0057】請求項3の排ガスの処理方法によれば、バ
イパスダストをクリンカクーラに還流させるため、ロー
タリキルンの運転状態に影響を与えることなくバイパス
ダストを再利用することができる。
【0058】請求項4の排ガス処理方法によれば、バイ
パスダストを冷却した後、クリンカクーラから排出され
るクリンカと混合させるため、セメント焼成設備の運転
状態に影響を与えることなくバイパスダストを再利用す
ることができる。
【0059】請求項5の排ガス処理方法によれば、バイ
パスダストから不純物を取り除く加熱炉の燃焼用空気を
節約することができる。
【0060】請求項6の排ガス処理方法によれば、抽出
したバイパスガスに含まれるバイパスダストのすべてを
セメント焼成設備系外に取り出すことなく処理すること
が可能になる。
【0061】請求項7の排ガス処理方法によれば、既に
廃棄されている廃棄ダストについてもセメント原料とし
て再利用することが可能になる。
【0062】請求項8の排ガス処理方法によれば、ロー
タリーキルンまたはセメント焼成設備の運転状態に影響
を与えることなくバイパスダストを再利用することがで
きる。
【0063】請求項9の排ガス処理装置は、ダスト捕集
器で捕集されたバイパスダストがセメントキルンに戻さ
れる前に再び加熱炉で加熱され、不純物が取り除かれた
バイパスダストのみ還流路を介してセメント焼成設備に
戻すように構成したため、セメント原料に揮発性不純物
が多く含まれており、総セメントキルン排ガス中のバイ
パスガス抽出率を高める必要がある場合であっても不純
物を確実に除去してバイパスダストを再利用することが
可能になる。
【0064】請求項11の排ガス処理装置によれば、セ
メントキルンの運転状態に影響を与えることなくバイパ
スダストを再利用することができる。
【0065】請求項12の排ガス処理装置によれば、セ
メント焼成設備の運転状態に影響を与えることなくバイ
パスダストを再利用することができる。
【0066】請求項13の排ガス処理装置によれば、抽
出したバイパスガスに含まれるバイパスダストのすべて
をセメント焼成設備系外に取り出すことなく処理するこ
とができる。
【0067】請求項14の排ガス処理装置によれば、既
に廃棄されている廃棄ダストについてもセメント原料と
して再利用することが可能になる。
【0068】請求項15の排ガス処理装置によれば、ロ
ータリーキルンまたはセメント焼成設備の運転状態に影
響を与えることなくバイパスダストを再利用することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の排ガス処理装置を備えたセメント焼成
設備の構成図である。
【図2】本発明に係る排ガス処理装置の第2の実施形態
を示す図1相当図である。
【図3】本発明に係る排ガス処理装置の第3の実施形態
を示す図1相当図である。
【図4】本発明に係る排ガス処理装置の第4の実施形態
を示す図1相当図である。
【図5】本発明に係る排ガス処理装置の第5の実施形態
を示す図1相当図である。
【図6】従来の排ガス処理装置を備えたセメント焼成設
備の構成図である。
【符号の説明】
1 セメント焼成設備 3〜6 サイクロン 7 排ガス誘引通風機 8 ダクト 10 接続ハウジング 11 ロータリキルン 12 クリンカクーラ 13 バイパス管 14 サイクロン 16 バイパスガス冷却装置 18 バイパスキルン 20 冷却装置 21 電気集塵機 24 還流路

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 セメント原料予熱装置に連続するセメン
    トキルン内で発生する排ガスを抽出してセメントキルン
    排ガス中の揮発性不純物濃度を低下させるセメントキル
    ン排ガスの処理方法において、 抽出した排ガスをダスト捕集器に導入してその排ガス中
    に含まれるバイパスダストを捕集し、そのバイパスダス
    トを加熱炉に導入して不純物揮発温度以上に加熱するこ
    とによりバイパスダストから不純物を取り除き、不純物
    が取り除かれたバイパスダストをセメント焼成設備に戻
    しセメント原料として再利用することを特徴とするセメ
    ントキルン排ガスの処理方法。
  2. 【請求項2】 前記不純物が取り除かれたバイパスダス
    トをセメントキルンの窯入口部に戻すことを特徴とする
    請求項1記載のセメントキルン排ガスの処理方法。
  3. 【請求項3】 前記不純物が取り除かれたバイパスダス
    トをクリンカ冷却装置に戻すことを特徴とする請求項1
    記載のセメントキルン排ガスの処理方法。
  4. 【請求項4】 前記不純物が取り除かれたバイパスダス
    トを冷却し、クリンカ冷却装置から排出されるクリンカ
    と混合する請求項1記載のセメントキルン排ガスの処理
    方法。
  5. 【請求項5】 前記クリンカ冷却装置で使用される冷却
    用ガスの一部を抽出して前記加熱炉に導入し、加熱炉の
    燃焼用空気として使用する請求項1〜4のいずれかに記
    載のセメントキルン排ガスの処理方法。
  6. 【請求項6】 前記ダスト捕集器で捕集し得なかった残
    留バイパスダストを集塵機に導入して捕集し、捕集され
    た残留バイパスダストを必要に応じて前記ダスト捕集器
    で捕集されたバイパスダストとともに前記加熱炉に導入
    する請求項1〜5のいずれかに記載のセメントキルン排
    ガスの処理方法。
  7. 【請求項7】 前記加熱炉がロータリキルンから構成さ
    れ、セメント焼成設備の系外の廃棄ダストを、そのロー
    タリキルンに導入する請求項1〜6のいずれかに記載の
    セメントキルン排ガスの処理方法。
  8. 【請求項8】 前記加熱炉において、バイパスダストか
    ら不純物を取り除いた後、引き続いてセメントキルンと
    同等の温度でバイパスダストを焼成することを特徴とす
    る請求項1〜7のいずれに記載のセメントキルン排ガス
    の処理方法。
  9. 【請求項9】 セメント原料予熱装置に連続するセメン
    トキルン内で発生する排ガスを抽出してセメントキルン
    排ガス中の揮発性不純物濃度を低下させるセメントキル
    ン排ガスの処理装置において、 抽出した排ガスからバイパスダストを捕集するダスト捕
    集器と、該ダスト捕集器で捕集されたバイパスダストを
    不純物揮発温度以上に加熱する加熱炉と、該加熱炉によ
    って不純物が取り除かれたバイパスダストをセメント焼
    成設備に戻す還流路と、を備えてなることを特徴とする
    セメントキルン排ガスの処理装置。
  10. 【請求項10】 前記還流路が前記セメントキルンの窯
    入口部に接続されている請求項9記載のセメントキルン
    排ガスの処理装置。
  11. 【請求項11】 前記還流路がクリンカ冷却装置に接続
    されている請求項9記載のセメントキルン排ガスの処理
    装置。
  12. 【請求項12】 前記不純物が取り除かれたバイパスダ
    ストを冷却し、クリンカ冷却装置から排出されるクリン
    カと混合するように構成されている請求項9記載のセメ
    ントキルン排ガスの処理装置。
  13. 【請求項13】 前記ダスト捕集器で捕集されたバイパ
    スダストを通路を介して前記加熱炉に供給し、前記ダス
    ト捕集器で捕集し得なかった残留バイパスダストを集塵
    機に供給して捕集し、該集塵機で捕集された残留バイパ
    スダストを必要に応じて第2の通路を介し前記加熱炉に
    供給するように構成した請求項9〜12のいずれかに記
    載のセメントキルン排ガスの処理装置。
  14. 【請求項14】 前記加熱炉がロータリキルンから構成
    され、セメント焼成設備の系外からそのロータリキルン
    に廃棄ダストを導入する手段を備えてなる請求項9〜1
    3のいずれかに記載のセメントキルン排ガスの処理装
    置。
  15. 【請求項15】 前記加熱炉において、バイパスダスト
    から不純物を取り除いた後、引き続いてセメントキルン
    と同等の温度でバイパスダストを焼成するように構成し
    たことを特徴とする請求項9〜14のいずれに記載のセ
    メントキルン排ガスの処理装置。
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