JPH06179441A - 液体容器の包装材料 - Google Patents
液体容器の包装材料Info
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- JPH06179441A JPH06179441A JP4352221A JP35222192A JPH06179441A JP H06179441 A JPH06179441 A JP H06179441A JP 4352221 A JP4352221 A JP 4352221A JP 35222192 A JP35222192 A JP 35222192A JP H06179441 A JPH06179441 A JP H06179441A
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- JP
- Japan
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- polyethylene resin
- film
- container
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- resin
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Abstract
(57)【要約】
【目的】包装材料の内面側にバリヤー性の高い層を設け
るようにし、内面フィルムの剥離が生じないようにして
非食品、非飲料を収容するに適した紙容器を得る。 【構成】バリヤー層をポリオレフィン樹脂40,42間
に配してなる共押し出しフィルム4を、容器の内方側と
なる面に設けた。
るようにし、内面フィルムの剥離が生じないようにして
非食品、非飲料を収容するに適した紙容器を得る。 【構成】バリヤー層をポリオレフィン樹脂40,42間
に配してなる共押し出しフィルム4を、容器の内方側と
なる面に設けた。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、液体容器、特に洗剤、
ワックス、インキ、化粧品、シャンプー、リンス、浴用
剤などを収容する紙を主体とした容器を形成するための
包装材料に関するものである。
ワックス、インキ、化粧品、シャンプー、リンス、浴用
剤などを収容する紙を主体とした容器を形成するための
包装材料に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、上記したような洗剤、ワックス、
インキなどの非食品、非飲料の液体を収容するものとし
てはプラスチックボトル、金属缶が使用されていた。ま
た、昨今においては、内容物を使用した後のこれら容器
の廃棄処理の手間や廃棄物として破棄されるこれら容器
が環境に与える影響などを考慮して、飲料用容器として
流通している紙容器を使用することが考えられるように
なってきた。
インキなどの非食品、非飲料の液体を収容するものとし
てはプラスチックボトル、金属缶が使用されていた。ま
た、昨今においては、内容物を使用した後のこれら容器
の廃棄処理の手間や廃棄物として破棄されるこれら容器
が環境に与える影響などを考慮して、飲料用容器として
流通している紙容器を使用することが考えられるように
なってきた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、飲料用
の容器として使用されている紙容器を上述の非食品、非
飲料を収容する容器として使用しようとする場合、つぎ
のような不都合かある。すなわち、飲料用の容器を形成
する包装材料の層構成は、 (容器外方) (容器内方) 紙層を有する基材/接着剤(例えば2液ポリウレタン系のもの)/内面フィルム とされ、そして、前記内面フィルムに、ポリエチレン樹
脂やポリプロピレン樹脂が採用され、この内面フィルム
が内容物(非食品、非飲料)に含まれている香料、表面
活性剤、溶剤などに対しての浸透性があるため、これら
の成分が接着剤部分まで浸透して接着剤自体を侵してそ
の接着力を失わせるという問題が発生し、内面フィルム
が剥離することもあった。
の容器として使用されている紙容器を上述の非食品、非
飲料を収容する容器として使用しようとする場合、つぎ
のような不都合かある。すなわち、飲料用の容器を形成
する包装材料の層構成は、 (容器外方) (容器内方) 紙層を有する基材/接着剤(例えば2液ポリウレタン系のもの)/内面フィルム とされ、そして、前記内面フィルムに、ポリエチレン樹
脂やポリプロピレン樹脂が採用され、この内面フィルム
が内容物(非食品、非飲料)に含まれている香料、表面
活性剤、溶剤などに対しての浸透性があるため、これら
の成分が接着剤部分まで浸透して接着剤自体を侵してそ
の接着力を失わせるという問題が発生し、内面フィルム
が剥離することもあった。
【0004】そこで本発明は上記した事情に鑑みて、包
装材料の内面側にバリヤー性の高い層を設けるようにす
ることを課題とし、内面フィルムの剥離が生じないよう
にして非食品、非飲料を収容するに適した紙容器を得る
ことを目的とする。
装材料の内面側にバリヤー性の高い層を設けるようにす
ることを課題とし、内面フィルムの剥離が生じないよう
にして非食品、非飲料を収容するに適した紙容器を得る
ことを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は上記した課題を
考慮してなされたもので、バリヤー層をポリオレフィン
樹脂層間に配してなる共押し出しフィルムを、容器の内
方側となる面に設けたことを特徴とする液体容器の包装
材料を提供して、上記した課題を解消するものである。
考慮してなされたもので、バリヤー層をポリオレフィン
樹脂層間に配してなる共押し出しフィルムを、容器の内
方側となる面に設けたことを特徴とする液体容器の包装
材料を提供して、上記した課題を解消するものである。
【0006】
【作用】本発明においては、上記包装材料から容器を形
成することによってその容器の内方側にガスバリヤー性
のある層が位置し、収容物からの各種成分が接着剤側に
浸透しないようになる。
成することによってその容器の内方側にガスバリヤー性
のある層が位置し、収容物からの各種成分が接着剤側に
浸透しないようになる。
【0007】
【実施例】つぎに本発明を図1に示す一実施例に基づい
て詳細に説明する。包装材料1は概略的な層構成を図1
に示すように、容器外方側から基材2、接着剤3、内面
フィルム4としており、基材2と接着剤3との間には、
容器外方からの酸素などのガスの侵入を防ぐバリヤー性
を有した中フィルム5が設けられている。
て詳細に説明する。包装材料1は概略的な層構成を図1
に示すように、容器外方側から基材2、接着剤3、内面
フィルム4としており、基材2と接着剤3との間には、
容器外方からの酸素などのガスの侵入を防ぐバリヤー性
を有した中フィルム5が設けられている。
【0008】そして、上記基材2は容器外方側からの構
成が、 ポリエチレン樹脂20/紙21/ポリエチレン樹脂22 とされており、中フィルム5の構成は、ポリエチレン樹
脂50/ポリエステル樹脂51/SiO(酸化ケイ素)
52としている。中フィルム5の構成は前記のものに限
定されず、特にガスバリヤー性に優れるものとして、 ・ポリエチレン樹脂/ナイロン樹脂/ポリエチレン樹脂 ・ポリエチレン樹脂/ポリエステル樹脂/ポリエチレン
樹脂 ・ポリエチレン樹脂/エチレン−酢酸ビニル共重合体の
けん化物/ポリエチレン樹脂 特に水蒸気バリヤー性に優れるものとして、 ・ポリエチレン樹脂/高密度ポリエチレン樹脂/ポリエ
チレン樹脂 ガスバリヤー性と水蒸気バリヤー性とを有するものとし
て、 ・高密度ポリエチレン樹脂/ナイロン樹脂/高密度ポリ
エチレン樹脂 ・高密度ポリエチレン樹脂/ポリエステル樹脂/高密度
ポリエチレン樹脂 などが挙げられる。そして中フィルム5の層厚としては
大体30μから150μとしている。接着剤3はポリウ
レタン系のものが使用される。この接着剤3を介して上
記内面フィルム4が中フィルム5側に貼り合わされてお
り、この内面フィルム4の層構成は容器外方側から、 ポリエチレン樹脂40/ガスバリヤー性素材41/ポリ
エチレン樹脂42 としている。内面フィルム4のガスバリヤー性素材41
はナイロン樹脂であって、この内面フィルム4の形成に
際してポリエチレン樹脂40,42の間にナイロン樹脂
を配した三層共押し出しして成型されている。
成が、 ポリエチレン樹脂20/紙21/ポリエチレン樹脂22 とされており、中フィルム5の構成は、ポリエチレン樹
脂50/ポリエステル樹脂51/SiO(酸化ケイ素)
52としている。中フィルム5の構成は前記のものに限
定されず、特にガスバリヤー性に優れるものとして、 ・ポリエチレン樹脂/ナイロン樹脂/ポリエチレン樹脂 ・ポリエチレン樹脂/ポリエステル樹脂/ポリエチレン
樹脂 ・ポリエチレン樹脂/エチレン−酢酸ビニル共重合体の
けん化物/ポリエチレン樹脂 特に水蒸気バリヤー性に優れるものとして、 ・ポリエチレン樹脂/高密度ポリエチレン樹脂/ポリエ
チレン樹脂 ガスバリヤー性と水蒸気バリヤー性とを有するものとし
て、 ・高密度ポリエチレン樹脂/ナイロン樹脂/高密度ポリ
エチレン樹脂 ・高密度ポリエチレン樹脂/ポリエステル樹脂/高密度
ポリエチレン樹脂 などが挙げられる。そして中フィルム5の層厚としては
大体30μから150μとしている。接着剤3はポリウ
レタン系のものが使用される。この接着剤3を介して上
記内面フィルム4が中フィルム5側に貼り合わされてお
り、この内面フィルム4の層構成は容器外方側から、 ポリエチレン樹脂40/ガスバリヤー性素材41/ポリ
エチレン樹脂42 としている。内面フィルム4のガスバリヤー性素材41
はナイロン樹脂であって、この内面フィルム4の形成に
際してポリエチレン樹脂40,42の間にナイロン樹脂
を配した三層共押し出しして成型されている。
【0009】ガスバリヤー性素材41は上記ナイロン樹
脂に限定されるものではなく、他のガスバリヤー性を奏
するようになる素材が使用でき、例えば、エチレン−酢
酸ビニル共重合体のけん化物(EV−OH)、ポリ塩化
ビニリデン(PVDC)をナイロン樹脂の代わりに採用
することができる。また、基材側の層構成も上記した例
に限定されるものではなく、 ポリエチレン(PE)/紙/エチレン・メタクリル酸共
重合体(EMAA)/Al/ポリエステル(PET) とのいう層構成とすることも可能である。
脂に限定されるものではなく、他のガスバリヤー性を奏
するようになる素材が使用でき、例えば、エチレン−酢
酸ビニル共重合体のけん化物(EV−OH)、ポリ塩化
ビニリデン(PVDC)をナイロン樹脂の代わりに採用
することができる。また、基材側の層構成も上記した例
に限定されるものではなく、 ポリエチレン(PE)/紙/エチレン・メタクリル酸共
重合体(EMAA)/Al/ポリエステル(PET) とのいう層構成とすることも可能である。
【0010】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
液体容器の包装材料は、バリヤー層をポリオレフィン樹
脂層間に配してなる共押し出しフィルムを、容器の内方
側となる面に設けたことを特徴とするものである。これ
によって、容器内に収容する内容物の成分が接着剤に浸
透せず、この接着剤が侵されずに接着力が保たれ、内面
フィルムの剥離が生じないようになるなど、実用性に優
れた効果を奏するものである。
液体容器の包装材料は、バリヤー層をポリオレフィン樹
脂層間に配してなる共押し出しフィルムを、容器の内方
側となる面に設けたことを特徴とするものである。これ
によって、容器内に収容する内容物の成分が接着剤に浸
透せず、この接着剤が侵されずに接着力が保たれ、内面
フィルムの剥離が生じないようになるなど、実用性に優
れた効果を奏するものである。
【図1】本発明に係る液体容器の包装材料の層構成を示
す説明図である。
す説明図である。
【符号の説明】 1…包装材料 2…基材 20…ポリエチレン樹脂 21…紙 22…ポリエチレン樹脂 3…接着剤 4…内面フィルム 40…ポリエチレン樹脂 41…ガスバリヤー性素材 42…ポリエチレン樹脂 5…中フィルム 50…ポリエチレン樹脂 51…ポリエステル樹脂 52…SiO
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 内藤 俊也 東京都台東区台東一丁目5番1号 凸版印 刷株式会社内
Claims (1)
- 【請求項1】バリヤー層をポリオレフィン樹脂層間に配
してなる共押し出しフィルムを、容器の内方側となる面
に設けたことを特徴とする液体容器の包装材料。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP04352221A JP3079820B2 (ja) | 1992-12-10 | 1992-12-10 | 液体容器の包装材料 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP04352221A JP3079820B2 (ja) | 1992-12-10 | 1992-12-10 | 液体容器の包装材料 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06179441A true JPH06179441A (ja) | 1994-06-28 |
JP3079820B2 JP3079820B2 (ja) | 2000-08-21 |
Family
ID=18422590
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP04352221A Expired - Fee Related JP3079820B2 (ja) | 1992-12-10 | 1992-12-10 | 液体容器の包装材料 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3079820B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2004009351A1 (fr) * | 2002-07-23 | 2004-01-29 | Jixiang Decorating & Crafts Factory Co., Ltd., Shantou | Materiau composite utilise dans une pochette d'emballage facilement penetree par une paille |
-
1992
- 1992-12-10 JP JP04352221A patent/JP3079820B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2004009351A1 (fr) * | 2002-07-23 | 2004-01-29 | Jixiang Decorating & Crafts Factory Co., Ltd., Shantou | Materiau composite utilise dans une pochette d'emballage facilement penetree par une paille |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3079820B2 (ja) | 2000-08-21 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080623 Year of fee payment: 8 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090623 Year of fee payment: 9 |
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LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |