JPH06179183A - 産業用ロボット - Google Patents
産業用ロボットInfo
- Publication number
- JPH06179183A JPH06179183A JP33428492A JP33428492A JPH06179183A JP H06179183 A JPH06179183 A JP H06179183A JP 33428492 A JP33428492 A JP 33428492A JP 33428492 A JP33428492 A JP 33428492A JP H06179183 A JPH06179183 A JP H06179183A
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- JP
- Japan
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- spring
- link
- arm
- resistance force
- link portion
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Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【目的】 パンタグラフ機構系の重量によるトルクとこ
れに対抗するバネによるトルクとを、バランスさせるこ
とができ、この結果駆動部を駆動するモータに大きなオ
フ電流を流す必要がなくなり、ロボット制御精度の向上
を図ることができる産業用ロボットを提供する。 【構成】 第1アーム部1、第2アーム部2、第1リン
ク部3、第2リンク部4を有し、第1アーム部1の基端
を上下及び前後方向に移動させる駆動部5を設け、第2
アーム部2の先端にハンド部8を設けると共に、第1リ
ンク部3の基端を枢軸10を介して上下及び前後方向の
移動が固定された支持部材7に支持させた産業用ロボッ
トにおいて、第1リンク部3の前後方向の傾動にバネ抵
抗力を及ぼす1対のバネ21を設け、一方のバネ21は
第1リンク部3の前方向の傾動にのみバネ抵抗力を及ぼ
し、他方のバネ21は第1リンク部3の後方向の傾動に
のみバネ抵抗力を及ぼすように構成した。
れに対抗するバネによるトルクとを、バランスさせるこ
とができ、この結果駆動部を駆動するモータに大きなオ
フ電流を流す必要がなくなり、ロボット制御精度の向上
を図ることができる産業用ロボットを提供する。 【構成】 第1アーム部1、第2アーム部2、第1リン
ク部3、第2リンク部4を有し、第1アーム部1の基端
を上下及び前後方向に移動させる駆動部5を設け、第2
アーム部2の先端にハンド部8を設けると共に、第1リ
ンク部3の基端を枢軸10を介して上下及び前後方向の
移動が固定された支持部材7に支持させた産業用ロボッ
トにおいて、第1リンク部3の前後方向の傾動にバネ抵
抗力を及ぼす1対のバネ21を設け、一方のバネ21は
第1リンク部3の前方向の傾動にのみバネ抵抗力を及ぼ
し、他方のバネ21は第1リンク部3の後方向の傾動に
のみバネ抵抗力を及ぼすように構成した。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は産業用ロボットに関する
ものである。
ものである。
【0002】
【従来の技術】近年、産業用ロボットは、労働力の不
足、生産設備の自動化、無人化に伴い産業界に数多く導
入されている。そして、製品の精密化に伴い組立工程な
どで使用される産業用ロボットの精度向上が求められて
いる。
足、生産設備の自動化、無人化に伴い産業界に数多く導
入されている。そして、製品の精密化に伴い組立工程な
どで使用される産業用ロボットの精度向上が求められて
いる。
【0003】図5は従来の産業用ロボットの1例を示
す。図5において、1は第1アーム部、2は第2アーム
部、3は第1リンク部、4は第2リンク部、5はZ方向
に移動するZ方向移動部材、6はY方向に移動するY方
向移動部材、7はY−Z方向の動きが固定される支持部
材、8は第2アーム部の先端に取付けられているハンド
部、9はY方向移動部材6のY方向の移動に対しバネ力
を及ぼすバネである。
す。図5において、1は第1アーム部、2は第2アーム
部、3は第1リンク部、4は第2リンク部、5はZ方向
に移動するZ方向移動部材、6はY方向に移動するY方
向移動部材、7はY−Z方向の動きが固定される支持部
材、8は第2アーム部の先端に取付けられているハンド
部、9はY方向移動部材6のY方向の移動に対しバネ力
を及ぼすバネである。
【0004】第1アーム部1、第2アーム部2、第1リ
ンク部3、及び第2リンク部4は図5に示すようにピン
結合されて、パンタグラフ機構を構成している。第1ア
ーム部1はその基端においてZ方向移動部材5にピン結
合され(この位置をAで示す)、第1リンク部3及び第
2リンク部4の夫々の基端部は支持部材7にピン結合さ
れている(この位置をBで示す)。
ンク部3、及び第2リンク部4は図5に示すようにピン
結合されて、パンタグラフ機構を構成している。第1ア
ーム部1はその基端においてZ方向移動部材5にピン結
合され(この位置をAで示す)、第1リンク部3及び第
2リンク部4の夫々の基端部は支持部材7にピン結合さ
れている(この位置をBで示す)。
【0005】AとBとを結ぶ線Lの延長線上にハンド部
8が位置しており、この関係は、Z方向移動部材5及び
Y方向移動部材6がZ方向及びY方向に移動し、AのY
−Z方向の位置が変化しても変わらない。
8が位置しており、この関係は、Z方向移動部材5及び
Y方向移動部材6がZ方向及びY方向に移動し、AのY
−Z方向の位置が変化しても変わらない。
【0006】Bに位置する枢軸10と第1リンク部3の
基端とは固定関係にあり、パンタグラフ機構系の重量に
よる枢軸10まわりに働くトルクTは、前記第1リンク
部3の傾斜角がθのとき次のように表わすことができ
る。
基端とは固定関係にあり、パンタグラフ機構系の重量に
よる枢軸10まわりに働くトルクTは、前記第1リンク
部3の傾斜角がθのとき次のように表わすことができ
る。
【0007】T=Ksinθ …………(1) K……定数 またこのときバネ9による−Y方向の力Fが働き(ただ
し、θ=0のときバネ9は自由長となるように設定され
ていて、F=0である。)、枢軸10まわりに働くトル
クTfは次のように表わすことができる。
し、θ=0のときバネ9は自由長となるように設定され
ていて、F=0である。)、枢軸10まわりに働くトル
クTfは次のように表わすことができる。
【0008】 Tf =r1 {kr1 sinθ+kr2 (cosφ−cosφ0 )} ×(cosθ+sinθtanφ) …………(2) k……バネ定数 φ……sin-1{(r1 cosθ−Z0 )/r2 } φ0 …sin-1{(r1 −Z0 )/r2 } r1 、r2 、Z0 ……図5に示すとおり また、Z方向に関しては、パンタグラフ機構系の重量と
Z方向駆動部5の支承力との差分による力が、枢軸10
に作用している。
Z方向駆動部5の支承力との差分による力が、枢軸10
に作用している。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】前記枢軸10まわりに
働くトルクTとTf は、第1リンク部3の傾き角θとの
関係で図4に示すようになる。式(1)に示す定数Kや
式(2)に示す定数k、r1 、r2 、Z0 を適正値にと
ることにより、図4に示すように、−20°<θ<20
°においてTとTf とを近似的に等しくすることがで
き、重量の影響をバネ8によって打ち消すことができ
る。
働くトルクTとTf は、第1リンク部3の傾き角θとの
関係で図4に示すようになる。式(1)に示す定数Kや
式(2)に示す定数k、r1 、r2 、Z0 を適正値にと
ることにより、図4に示すように、−20°<θ<20
°においてTとTf とを近似的に等しくすることがで
き、重量の影響をバネ8によって打ち消すことができ
る。
【0010】しかし産業用ロボットの動作範囲は、−5
0°<θ<30°に通常設定されているので、−20°
<θ<20°を越える範囲には、TとTf との間にアン
バランスが生じる。このためZ方向駆動部5の駆動手段
であるモータに大きなオフセット電流を流す電流制御が
必要となり、ロボット制御精度が低下するという問題を
有していた。
0°<θ<30°に通常設定されているので、−20°
<θ<20°を越える範囲には、TとTf との間にアン
バランスが生じる。このためZ方向駆動部5の駆動手段
であるモータに大きなオフセット電流を流す電流制御が
必要となり、ロボット制御精度が低下するという問題を
有していた。
【0011】
【課題を解決するための手段】本願の第1発明は、パン
タグラフ機構を構成する第1アーム部、第2アーム部、
第1リンク部、第2リンク部を有し、第1アーム部の基
端を上下及び前後方向に移動させる駆動部を設け、第2
アーム部の先端にハンド部を設けると共に、第1リンク
部の基端を枢軸を介して上下及び前後方向の移動が固定
された支持部材に支持させた産業用ロボットにおいて、
第1リンク部の前後方向の傾動にバネ抵抗力を及ぼす1
対のバネを設け、一方のバネは第1リンク部の前方向の
傾動にのみバネ抵抗力を及ぼし、他方のバネは第1リン
ク部の後方向の傾動にのみバネ抵抗力を及ぼすように構
成したことを特徴とする。
タグラフ機構を構成する第1アーム部、第2アーム部、
第1リンク部、第2リンク部を有し、第1アーム部の基
端を上下及び前後方向に移動させる駆動部を設け、第2
アーム部の先端にハンド部を設けると共に、第1リンク
部の基端を枢軸を介して上下及び前後方向の移動が固定
された支持部材に支持させた産業用ロボットにおいて、
第1リンク部の前後方向の傾動にバネ抵抗力を及ぼす1
対のバネを設け、一方のバネは第1リンク部の前方向の
傾動にのみバネ抵抗力を及ぼし、他方のバネは第1リン
ク部の後方向の傾動にのみバネ抵抗力を及ぼすように構
成したことを特徴とする。
【0012】本願の第2発明は、第1発明の構成に加
え、駆動部にその上下方向のバランスをとるためのシリ
ンダを接続し、シリンダは定圧器に接続されていること
を特徴とする。
え、駆動部にその上下方向のバランスをとるためのシリ
ンダを接続し、シリンダは定圧器に接続されていること
を特徴とする。
【0013】
【作用】本願の第1発明によれば、第1リンク部の傾動
にバネ抵抗力を及ぼす1対のバネの働きにより、第1リ
ンク部の基端を枢支する枢軸まわりの、前記バネにより
生ずるトルクTK を図4に示すように設定することがで
き、パンタグラフ機構系の重量による枢軸まわりに働く
トルクTと、前記トルクTK とをロボットの可動範囲の
広い範囲にわたって近似させることができる。
にバネ抵抗力を及ぼす1対のバネの働きにより、第1リ
ンク部の基端を枢支する枢軸まわりの、前記バネにより
生ずるトルクTK を図4に示すように設定することがで
き、パンタグラフ機構系の重量による枢軸まわりに働く
トルクTと、前記トルクTK とをロボットの可動範囲の
広い範囲にわたって近似させることができる。
【0014】本願の第2発明によれば、上記作用に加
え、パンタグラフ機構系の上下方向の重量バランスを適
正にとることができる。
え、パンタグラフ機構系の上下方向の重量バランスを適
正にとることができる。
【0015】
【実施例】図1〜図3に示す本発明の一実施例を説明す
る。
る。
【0016】図において、1は第1アーム部、2は先端
にハンド部8を備えた第2アーム部、3は第1リンク
部、4は第2リンク部で、これらは図1及び図2に示す
ように、ピン結合されていて、パンタグラフ機構を構成
する。第1アーム部1の基端側中途部に第1リンク部3
の先端が枢軸11を介してピン結合され、第1アーム部
1の先端と第2アーム部2の基端とが枢軸12を介して
ピン結合され、第2アーム部の基端側中途部に第2リン
ク部4の先端が枢軸13を介してピン結合されている。
にハンド部8を備えた第2アーム部、3は第1リンク
部、4は第2リンク部で、これらは図1及び図2に示す
ように、ピン結合されていて、パンタグラフ機構を構成
する。第1アーム部1の基端側中途部に第1リンク部3
の先端が枢軸11を介してピン結合され、第1アーム部
1の先端と第2アーム部2の基端とが枢軸12を介して
ピン結合され、第2アーム部の基端側中途部に第2リン
ク部4の先端が枢軸13を介してピン結合されている。
【0017】機台14にX方向(左右方向)のみに移動
可能に設けられた支持部材(請求の範囲の駆動部)7に
は、図3に示すように回転可能に枢軸10が支持され、
この枢軸10に第1リンク部3の基端を嵌合し、かつノ
ックピン14で両者を固定している。又第2リンク部4
の基端は前記枢軸10に回転自在に嵌合されている。
可能に設けられた支持部材(請求の範囲の駆動部)7に
は、図3に示すように回転可能に枢軸10が支持され、
この枢軸10に第1リンク部3の基端を嵌合し、かつノ
ックピン14で両者を固定している。又第2リンク部4
の基端は前記枢軸10に回転自在に嵌合されている。
【0018】前記支持部材7は、図示しない駆動手段に
よって機台14のX方向の案内溝15に沿って移動する
X方向移動部7aと、このX方向移動部7aに対し鉛直
軸まわりに回転自在に支持されると共に前記枢軸10を
備えた回動部7bとから構成されている。
よって機台14のX方向の案内溝15に沿って移動する
X方向移動部7aと、このX方向移動部7aに対し鉛直
軸まわりに回転自在に支持されると共に前記枢軸10を
備えた回動部7bとから構成されている。
【0019】第1アーム部1の基端は枢軸16を介して
Z方向移動部材5にピン結合されている。このZ方向移
動部材5は、Y方向移動部材6に支持されると共にZ方
向(上下方向)に駆動される上下移動部5aと、上下移
動部5aに鉛直軸回りの回転が可能なように支持される
と共に前記枢軸16を備えた回動部5bとから構成され
ている。
Z方向移動部材5にピン結合されている。このZ方向移
動部材5は、Y方向移動部材6に支持されると共にZ方
向(上下方向)に駆動される上下移動部5aと、上下移
動部5aに鉛直軸回りの回転が可能なように支持される
と共に前記枢軸16を備えた回動部5bとから構成され
ている。
【0020】前記枢軸16の中心Aと、前記支持部材7
の枢軸10の中心Bと、前記第2アーム部2のハンド部
8を取付ける中心点Cとは一直線上にあるように配設さ
れている。
の枢軸10の中心Bと、前記第2アーム部2のハンド部
8を取付ける中心点Cとは一直線上にあるように配設さ
れている。
【0021】Z方向移動部材5の上下移動部5aは、Y
方向移動部材6内に配したリニアDCモータ17によっ
て駆動される。前記上下移動部5aのZ方向の位置は位
置検出手段(図示省略)によって検出され、その検出信
号はコントローラ18に送られる。このコントローラ1
8はリニアDCモータ17に流れる電流制御を行ってい
る。19は前記上下移動部5aに結合されたエアシリン
ダ、20はエアシリンダ19に一定圧の圧縮空気を供給
する定圧器であって、これらで装置全体のZ方向の重量
バランスを保っている。
方向移動部材6内に配したリニアDCモータ17によっ
て駆動される。前記上下移動部5aのZ方向の位置は位
置検出手段(図示省略)によって検出され、その検出信
号はコントローラ18に送られる。このコントローラ1
8はリニアDCモータ17に流れる電流制御を行ってい
る。19は前記上下移動部5aに結合されたエアシリン
ダ、20はエアシリンダ19に一定圧の圧縮空気を供給
する定圧器であって、これらで装置全体のZ方向の重量
バランスを保っている。
【0022】前記Y方向移動部材6は、機台14に設け
た案内溝21に案内支持され、図示しない駆動手段によ
ってY方向(前後方向)に駆動される。
た案内溝21に案内支持され、図示しない駆動手段によ
ってY方向(前後方向)に駆動される。
【0023】図3は前記支持部材7を詳細に示してい
る。前記枢軸10の両端部に固定したフランジ部10
a、10aには枢軸10に套嵌した左右1対のネジリコ
イルバネ(請求の範囲のバネ)21、21の外端21
a、21aが係止され、ネジリコイルバネ21、21の
内端21b、21bは一方の内端21bが後記ストッパ
ー部22に当接しているとき他方の内端21bがフリー
となっている。すなわち、前記第1リンク部3の傾き角
θが、θ<0のとき右側の内端21bが、前記回動部7
bに設けた右側のストッパー部22に当接して、左側の
内端21bがフリーとなり、θ>0のとき左側の内端2
1bが、左側のストッパー部22に当接して、右側の内
端21bがフリーとなるように構成されている。
る。前記枢軸10の両端部に固定したフランジ部10
a、10aには枢軸10に套嵌した左右1対のネジリコ
イルバネ(請求の範囲のバネ)21、21の外端21
a、21aが係止され、ネジリコイルバネ21、21の
内端21b、21bは一方の内端21bが後記ストッパ
ー部22に当接しているとき他方の内端21bがフリー
となっている。すなわち、前記第1リンク部3の傾き角
θが、θ<0のとき右側の内端21bが、前記回動部7
bに設けた右側のストッパー部22に当接して、左側の
内端21bがフリーとなり、θ>0のとき左側の内端2
1bが、左側のストッパー部22に当接して、右側の内
端21bがフリーとなるように構成されている。
【0024】このようにネジリコイルバネ21の内端2
1bが前記ストッパー部22に当接することによって、
枢軸10の回転方向、すなわち第1リンク部3の傾動方
向と反対方向に式(3)で示されるバネ抵抗力によるト
ルクTK が発生する。
1bが前記ストッパー部22に当接することによって、
枢軸10の回転方向、すなわち第1リンク部3の傾動方
向と反対方向に式(3)で示されるバネ抵抗力によるト
ルクTK が発生する。
【0025】TK =αθ …………(3) α……定数 定数αを適正値にとると、図4にTK で示すように、θ
の広い範囲にわたって、TK のトルク値を、Tのトルク
値に近似させることができる。従って、産業用ロボット
の可動範囲と云われている、−50°<θ<30°の全
範囲において、パンタグラフ機構系の重力による枢軸1
0まわりに働くトルクTと、前記ネジリコイルバネ21
によって生ずる枢軸10まわりのトルクTK とをバラン
スさせることができ、ロボットの可動範囲においての重
力の悪影響をほとんど無視できることになる。従って、
従来のようにZ方向移動部材5を駆動するモータに大き
なオフ電流を流す必要がなくなり、ロボット制御精度が
向上する。
の広い範囲にわたって、TK のトルク値を、Tのトルク
値に近似させることができる。従って、産業用ロボット
の可動範囲と云われている、−50°<θ<30°の全
範囲において、パンタグラフ機構系の重力による枢軸1
0まわりに働くトルクTと、前記ネジリコイルバネ21
によって生ずる枢軸10まわりのトルクTK とをバラン
スさせることができ、ロボットの可動範囲においての重
力の悪影響をほとんど無視できることになる。従って、
従来のようにZ方向移動部材5を駆動するモータに大き
なオフ電流を流す必要がなくなり、ロボット制御精度が
向上する。
【0026】
【発明の効果】本願の第1発明によると、パンタグラフ
機構系の重量によるトルクとこれに対抗するバネによる
トルクとを、ロボットの可動範囲の広い範囲にわたって
バランスさせることができ、この結果駆動部を駆動する
モータに大きなオフ電流を流す必要がなくなり、ロボッ
ト制御精度の向上を図ることができる。
機構系の重量によるトルクとこれに対抗するバネによる
トルクとを、ロボットの可動範囲の広い範囲にわたって
バランスさせることができ、この結果駆動部を駆動する
モータに大きなオフ電流を流す必要がなくなり、ロボッ
ト制御精度の向上を図ることができる。
【0027】本願の第2発明によると、第1発明の効果
に加え、パンタグラフ機構系の重量に対しての上下方向
のバランスをとることができるため、一層のロボット制
御精度の向上を図ることができるという効果を奏する。
に加え、パンタグラフ機構系の重量に対しての上下方向
のバランスをとることができるため、一層のロボット制
御精度の向上を図ることができるという効果を奏する。
【図1】本発明の実施例を示す斜視図。
【図2】その側面図。
【図3】要部の拡大横断面図。
【図4】本発明と従来例との枢軸まわりのトルクを比較
して示すグラフ。
して示すグラフ。
【図5】従来例の概念図。
【符号の説明】 1 第1アーム部 2 第2アーム部 3 第1リンク部 4 第2リンク部 5 駆動部 7 支持部材 8 ハンド部 10 枢軸 19 シリンダ 20 定圧器 21 バネ
Claims (2)
- 【請求項1】 パンタグラフ機構を構成する第1アーム
部、第2アーム部、第1リンク部、第2リンク部を有
し、第1アーム部の基端を上下及び前後方向に移動させ
る駆動部を設け、第2アーム部の先端にハンド部を設け
ると共に、第1リンク部の基端を枢軸を介して上下及び
前後方向の移動が固定された支持部材に支持させた産業
用ロボットにおいて、第1リンク部の前後方向の傾動に
バネ抵抗力を及ぼす1対のバネを設け、一方のバネは第
1リンク部の前方向の傾動にのみバネ抵抗力を及ぼし、
他方のバネは第1リンク部の後方向の傾動にのみバネ抵
抗力を及ぼすように構成したことを特徴とする産業用ロ
ボット。 - 【請求項2】 駆動部にその上下方向のバランスをとる
ためのシリンダを接続し、シリンダは定圧器に接続され
ている請求項1記載の産業用ロボット。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP33428492A JPH06179183A (ja) | 1992-12-15 | 1992-12-15 | 産業用ロボット |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP33428492A JPH06179183A (ja) | 1992-12-15 | 1992-12-15 | 産業用ロボット |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06179183A true JPH06179183A (ja) | 1994-06-28 |
Family
ID=18275622
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP33428492A Pending JPH06179183A (ja) | 1992-12-15 | 1992-12-15 | 産業用ロボット |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06179183A (ja) |
-
1992
- 1992-12-15 JP JP33428492A patent/JPH06179183A/ja active Pending
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