JPH06178967A - 洗浄装置 - Google Patents

洗浄装置

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JPH06178967A
JPH06178967A JP35430892A JP35430892A JPH06178967A JP H06178967 A JPH06178967 A JP H06178967A JP 35430892 A JP35430892 A JP 35430892A JP 35430892 A JP35430892 A JP 35430892A JP H06178967 A JPH06178967 A JP H06178967A
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JP
Japan
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cleaning
tank
tanks
cleaned
pure water
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP35430892A
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English (en)
Inventor
Hajime Takimoto
肇 滝本
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Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optical Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 洗浄後に被洗浄物に再付着したオイル,汚れ
の乾燥を防止し、その除去を容易にする。 【構成】 洗浄液を充填した洗浄槽1,2を加湿室6内
に配置し、加湿器7により加湿室6内を多湿気状態とす
る。洗浄槽1,2から引き上げる際に被洗浄物にオイ
ル,汚れが再付着しても、多湿気雰囲気のため乾燥する
ことがなくなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ガラスや金属からなる
製品を洗浄する洗浄装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図4は、金属製品等の被洗浄物を洗浄す
る従来の水系の洗浄システムを示す。界面活性剤が充填
された第1および第2の洗浄槽51,52と、純水が充
填された純水槽53と、温純水が充填された温純水槽5
4とからなる4槽により構成されている。洗浄槽51,
52には40kHzの超音波振動子55が配されて、界
面活性剤に超音波振動を付与するようになっている。ま
た、第1の洗浄槽51および温純水槽54には、駆動手
段56からの動力によって上下動する昇降アーム57が
設けられており、この昇降アーム57に掛止された洗浄
籠58内に被洗浄物が入れられて、それぞれの槽51,
54に対して出し入れされる。なお、純水槽53および
温純水槽54は純水が連続的に供給されて、オーバーフ
ローした純水が槽上部から排出される掛け流し状態とな
っている。
【0003】このような洗浄システムでは、洗浄槽5
1,52および純水槽53を40℃程度、温純水槽54
を70℃に保持すると共に、各槽に対し1分タクトで被
洗浄物を浸漬することにより洗浄を行なう。洗浄槽51
では、超音波振動子55による超音波振動および昇降ア
ーム57の上下動による振盪により被洗浄物から汚れを
除去し、洗浄槽52では超音波振動子55による超音波
振動により汚れを除去する。純水槽53は、被洗浄物の
リンスを行い、温純水槽54はリンス後における被洗浄
物の引き上げで、その乾燥を行なう。これら各槽に対す
る被洗浄物の移送は、上流側の槽から引き上げた被洗浄
物を下流側の槽上に移動させて、その槽内に下降させる
ことにより行なわれる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記構成の洗浄システ
ムにおいて、洗浄槽51,52では、オイルや汚れを乳
化,溶解等により分離,除去するが、このようにして除
去された乳化オイル,分離オイル,その他の汚れが洗浄
槽51,52の液面上に浮遊する。従って、液面では被
洗浄物の処理数が増加するにつれて、これらの濃度が増
大する。
【0005】このような、液面部分が汚れた状態で被洗
浄物を引き上げると、被洗浄物表面にオイル,汚れが再
付着する。この再付着したオイル,汚れは下流側の槽内
への浸漬により除去されるが、下流側の槽への移送の際
に空気に曝されて乾燥し、この乾燥により被洗浄物の表
面に強固に付着する。このようにして、乾燥して強固に
付着したオイル,汚れは、下流側の槽内での処理によっ
ても除去することができず、被洗浄物にシミとなって残
留するため、清浄な洗浄ができない問題があった。
【0006】本発明は、上記事情を考慮してなされたも
のであり、槽間での移送中にオイル,汚れが乾燥するこ
となく、これによりシミの発生がない洗浄装置を提供す
ることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段および作用】本発明の洗浄
装置は、被洗浄物を脱脂する洗浄液が充填された洗浄槽
を内部が多湿気状態に保持された加湿手段内に配置する
ものである。このような構成では、洗浄槽からの引き上
げ時にオイル,汚れ等が再付着しても、多湿気状態の雰
囲気にあるため、乾燥が抑制され、乾燥に起因するシミ
の発生を防止できる。
【0008】
【実施例1】図1は本発明の実施例1を示し、洗浄剤と
して界面活性剤が充填された第1および第2の洗浄槽
1,2と、純水が充填された純水槽3と、温純水が充填
された温純水槽4との4層構成となっており、洗浄槽
1,2には超音波振動子5が配置されている。洗浄槽
1,2と純水槽3は隔壁によって周囲から仕切られた加
湿室6内に配置されている。この加湿室6は左右両側に
形成された出入口8を除き、隔壁によって周囲から隔離
されており、内部上方には水蒸気を噴霧して加湿室6内
を多湿気状態に保持する加湿器7が設けられている。
【0009】9は、加湿室6内に設けられた搬送手段で
あり、洗浄槽1,2および純水槽3に対応して、これら
を結ぶ搬送路10が形成されている。搬送路10には搬
送アーム11が貫通しており、この搬送アーム11に洗
浄籠12が掛止されて、各槽への被洗浄物の搬入,搬出
を行なう。この場合、第1の洗浄槽1に対しては、搬送
アーム11が小刻みに上下動して、被洗浄物の振盪を行
なうように制御されている。12は温純水槽4に対して
上下動して洗浄籠の降下および引き上げを行なう昇降ア
ームである。この昇降アーム12は、引き上げと同時に
被洗浄物が乾燥できるように緩速度で駆動する。
【0010】次に、本実施例による洗浄例の作動を説明
する。加湿室6内を湿度80%に保ち、第1および第2
の洗浄槽1,2に界面活性剤を充填する。この場合、第
1の洗浄槽1には商品名バイオセブンHTC((株)バ
リタス製)、第2の洗浄槽2には商品名EE−1120
(オリンパスケミテック製)の界面活性剤を充填した。
純水槽3および温純水槽4は、1〜2 l/minの流度
で純水が掛け流し状態となっており、洗浄槽1,2およ
び純水槽3を40℃、温純水槽4を70℃に保持する。
また、超音波振動子5は40KHzで振動するものを配
置している。被洗浄物として、商品名カット201A
(三菱石油(株)製)からなる切削油を付着したアルミ
ニウム板を使用し、このアルミニウム板を洗浄籠12に
入れて第1の洗浄槽1に浸漬する。
【0011】第1の洗浄槽1では、超音波振動を行なう
と共に、5〜10cmのストローク、10〜20cm/
secの周期で、被洗浄物を洗浄籠12と共に振盪さ
せ、その後、引き上げて第2の洗浄槽2,純水槽3,温
純水槽4に順に移送する。これらの各槽では、1分タク
トでそれぞれの処理を行なう。
【0012】以上のようにして洗浄した洗浄後のアルミ
ニウム板を、50倍の光学顕微鏡による目視検査と接触
角試験を行なったところ、目視検査では、汚れ,シミの
付着が見られなかった。表1は接触角の結果を示し、図
4に示す洗浄システムで同様に処理したものを比較例と
して併せて記載してあり、比較例に比べて洗浄となって
いることが裏付けられている。
【0013】
【表1】
【0014】このような本実施例では、洗浄槽1,2
を、多湿気状態の加湿室6内に設けているため、各槽か
らの引き上げ時にオイル,汚れが再付着しても、これら
が不用意に乾燥することがなく、乾燥による強固な付着
を抑制できる。このため、下流側の槽での処理時に、再
付着したオイル,汚れが容易に引き離されるため、清浄
な洗浄が可能となる。
【0015】
【実施例2】図2は本発明の実施例2を示し、実施例1
と同一の要素は同一の符号で対応させてある。本実施例
は、トリクロロエタンが充填された第1および第2の溶
剤槽21,22と、界面活性剤が充填された第1および
第2の洗浄槽23,24と、市水が充填された第1およ
び第2のリンス槽25,26と、純水が充填された第3
のリンス槽27と、イソプロピルアルコール(IPA)
が充填されたIPA槽28と、フロンベーパー雰囲気と
なっている乾燥槽29との9槽構造となっている。第1
および第2の溶剤槽21,22、第1および第2の洗浄
槽23,24、第1,第2および第3のリンス槽25,
26,27に対しては各槽に臨む搬送路10を有した搬
送手段が9が配設され、これらの槽に対して搬送アーム
11が移動して洗浄籠12が順次移送される。また、第
1および第2の溶剤槽21,22と、第1および第2の
洗浄槽23,24とIPA槽の底部には超音波振動子
(例えば、28KHz)5が配設されている。
【0016】本実施例においては、第1および第2の洗
浄槽23,24と、第1のリンス槽25が加湿室6内に
配置されている。この加湿室6内の上面には温湿度コン
トローラ30が取り付けられており、このコントローラ
30の作動により加湿室6内が所定の温度で且つ多湿気
状態に保たれている。
【0017】上記構成において、第1および第2のリン
ス槽25,26を流速1〜2 l/minの市水の掛け流
し状態、第3のリンス槽27を同速度の純水の掛け流し
状態とすると共に、溶剤槽21,22および洗浄槽2
3,24を40℃,乾燥槽29を70℃に温度設定し、
加湿室6内を温度15℃,湿度70%に調整する。そし
て、芯取り油として、商品名ユシロンCG(ユシロ化学
(社)製)を付着させたガラス板を各槽1分タクトで移
送して洗浄し、50倍の光学顕微鏡による目視検査およ
びX線光電子分光法(XPS)により清浄度を検査した
ところ、目視検査では汚れ,シミがなく、清浄であるこ
とが確認された。図3は、XPSによる評価を示し、
(a)は本実施例、(b)は従来方法による洗浄であ
る。本実施例では、従来方法による洗浄と同程度の有機
物残量となっていた。
【0018】
【発明の効果】以上のとおり本発明は、洗浄槽を多湿気
状態の加湿手段内に設けたため、被洗浄物に再付着した
オイル,汚れ等が乾燥することがない。このため、オイ
ル,汚れ等の除去が容易となり、清浄な洗浄が可能とな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1の斜視図である。
【図2】本発明の実施例2の斜視図である。
【図3】実施例2のXPSの特性図である。
【図4】従来装置の斜視図である。
【符号の説明】
1,2 洗浄槽 6 加湿室 7 加湿器

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被洗浄物を脱脂する洗浄液が充填された
    洗浄槽を内部が多湿気状態に保持された加湿手段内に配
    置したことを特徴とする洗浄装置。
JP35430892A 1992-12-15 1992-12-15 洗浄装置 Withdrawn JPH06178967A (ja)

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JP35430892A JPH06178967A (ja) 1992-12-15 1992-12-15 洗浄装置

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006092717A (ja) * 2004-08-27 2006-04-06 Showa Denko Kk 磁気記録媒体用ガラス基板の製造方法および装置
CN112771096A (zh) * 2018-11-26 2021-05-07 三菱瓦斯化学株式会社 水系环氧树脂组合物和其固化物

Cited By (3)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006092717A (ja) * 2004-08-27 2006-04-06 Showa Denko Kk 磁気記録媒体用ガラス基板の製造方法および装置
CN112771096A (zh) * 2018-11-26 2021-05-07 三菱瓦斯化学株式会社 水系环氧树脂组合物和其固化物
CN112771096B (zh) * 2018-11-26 2023-06-13 三菱瓦斯化学株式会社 水系环氧树脂组合物和其固化物

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