JPH06178763A - 視線検出装置および視線検出方法 - Google Patents

視線検出装置および視線検出方法

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JPH06178763A
JPH06178763A JP4333157A JP33315792A JPH06178763A JP H06178763 A JPH06178763 A JP H06178763A JP 4333157 A JP4333157 A JP 4333157A JP 33315792 A JP33315792 A JP 33315792A JP H06178763 A JPH06178763 A JP H06178763A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 撮影者の目の位置が前後左右にずれた場合
の、視線方向の検出精度の低下を防止すること。 【構成】 照射角の異なる複数の光源の中の1以上の光
源から発光された光により眼球を照射し、眼球からの反
射光により眼球と光源との距離を算出し、この距離に基
づいて発光する光源を切り替え、眼球の角膜表面と光源
との距離に基づいて、適切な照射角を有する光源を発光
する。照射角の異なる複数の光源の中の1以上の光源か
ら発光された光により眼球を照射し、眼球から反射され
た光源の数に基づいて、発光する光源を切り替える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、視線の方向を検出する
装置および方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、観察者が観察面上のどの位置
を観察しているかを検出する、いわゆる視線検出装置が
多数提供されている。
【0003】視線検出装置の一例として、特開平1−2
74736号広報に開示されるものにおいては、光源か
らの平行光束を観察者の眼球の前眼部へ投射し、角膜か
らの反射光による角膜反射像と瞳孔の結像位置を利用し
て視軸を求めている。
【0004】また、本出願人は2ケの発散光源からの光
を観察者の眼球へ投射する方法による視線検出装置付き
ビデオカメラ/カメラを提案している。この方式を有す
るビデオカメラの例を以下に説明する。
【0005】図6は、上記装置を設けたビデオカメラ用
ファインダの斜視図であり、7はビューファインダ鏡筒
部、5はEVF画面、9はアイカップ、6a,6bは観
察者に対して不感の赤外光を発光する発光ダイオード
(IRED)等の光源である。図5は、図6に示したI
RED6a,6bを用いた視線検出方法の原理を示す説
明図である。各光源6a,6bは結像11の光軸に対し
て図5(a)に示すように、眼球の上部方向から見て略
対称に配置され、また図5(b)に示すように眼球の側
面方向から見て上記光軸のやや下側に配置され、観察者
の眼球を発散照明する。眼球で反射した照明光の一部
は、結像レンズ13によってイメージセンサ12に結像
する。
【0006】図4(a)にイメージセンサ12に投影さ
れる眼球像の概略図を、図4(b)に図4(a)のライ
ンAA上のイメージセンサ12の出力強度図を示す。
【0007】以下、図4ないし図6を用いて視線の検出
方法を説明する。
【0008】まず水平面で考えると、図5(a)に示す
ように、光源6bより放射された赤外光は観察者の眼球
8の角膜10を照明する。このとき角膜10の表面で反
射した赤外光により形成される角膜反射像d(虚像)
は、結像レンズ13により集光され、イメージセンサ1
2上の位置d′に結像する。
【0009】同様に光源6aより放射された赤外光は眼
球の角膜10を照明する。このとき角膜10の表面で反
射した赤外光より形成された角膜反射像e(虚像)は、
結像レンズ13により集光され、イメージセンサ12上
の位置e′に結像する。
【0010】また、虹彩4の端部a,bからの光束は、
結像レンズ13を介して、イメージセンサ12上の位置
a′,b′に該端部a,bの像を結像する。
【0011】接眼レンズ11の光軸に対する、眼球8の
光軸の回転角θは、十分に小さいので、虹彩4の端部
a,bのX座標をXa,Xbとすると瞳孔1の中心位置
cの座標Xcは、
【0012】
【数1】 Xc= (Xa+Xb)/2 …(1) と表される。
【0013】一方角膜10の曲率中心OのX座標をXo
とすると、眼球8の光軸に対する回転角θxは、
【0014】
【数2】 OC*sin θx =Xc−Xo …(2) となる。
【0015】また、角膜反射像dおよびeの中点と、角
膜の曲率中心Oとの距離のx成分をδxとおくと、xo
は、
【0016】
【数3】 Xo= (Xd+Xe)/2 +δx …(3) である。
【0017】ここでXdは虚像dの座標値のX成分、X
eは虚像eの座標値のX成分である。δxは、装置の配
置および眼球距離等から以下のように幾何学的に求めら
れる。角膜表面とLED6との距離のx成分の最小値を
Sze、角膜の曲率中心Oと角膜表面との距離のx成分
の最大値をRc,虚像dおよびeの中心点と、角膜の曲
率中心Oとの距離のx成分をSzpとおくと、
【0018】
【数4】
【0019】である。
【0020】よって、(1)式(3)式を(2)式へ代
入し、θxを求めると、
【0021】
【数5】 θx =arcsin[(Xa+Xb)/2 −{(Xd−Xe)/2 +δx}] …(4) となる。イメージセンサに投影された特徴点a′,
b′,c′,d′,e′の座標を用いて(4)式を書き
換えると、
【0022】
【数6】
【0023】となる。
【0024】ここでβは結像レンズ13に対する眼球の
距離により定まる倍率であり、角膜反射像の間隔|X
d′−Xe′|の関数として与えられる。このβの導入
式は当業者に周知なので、詳細な説明は省略する。
【0025】図5(b)を用いて、眼球の側面方向から
見た眼球の回転角θyについて説明する。2ケのIRE
D6a,6bによる角膜反射像は垂直方向の同位置に発
生する。この位置をiとする。
【0026】眼球の回転角θyの算出方法は、水平面の
時とほぼ同一であるが、(3)式のみ異なり、角膜曲率
中心OのY座標をYoとすると、
【0027】
【数7】 Yo=Yi+δy …(6) ここでδyは、装置の配置および眼球距離等から幾何学
的に求められ、
【0028】
【数8】
【0029】である。
【0030】よって、垂直方向の回転角θyは、
【0031】
【数9】
【0032】となる。さらに、ビデオカメラのEVF画
面上の位置座標(Xn,Yn)は、ファインダ−光学系
で決まる定数mを用いると、水平面上、垂直面上それぞ
れで、
【0033】
【数10】
【0034】
【数11】
【0035】となる。
【0036】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、撮影者
の目の位置が、光源に対して前後左右に多少ずれること
により、照明状態が悪化する場合がある。
【0037】図11は、従来例による眼球照明状態の構
成図であり、図11において31および32は、それぞ
れIRED6aおよび6bの照明角、33,34,3
5,36はそれぞれの位置を示している。
【0038】ここで、位置33,34はIREDに対し
て眼球が近距離にある状態を、35,36は遠距離にあ
る状態を、35,33は眼球が光軸上、36,34は左
方向にずれた状態を示す。図において、目が34の位置
にある時は、IRED6aの照明角からはずれているた
め角膜反射像eがLCD12に投影されない。またこの
とき、他方のIRED6bのみが照明するので像が暗
く、瞳孔エッジを検出しにくく、視線方向の検出精度が
低下するという問題があった。
【0039】そこで本発明の目的は、撮影者の目の位置
が前後左右に多少ずれた場合でも、視線方向の検出精度
が低下しない視線方向検出装置および視線検出方法を提
供することにある。
【0040】
【課題を解決するための手段】このような目的を達成す
るために請求項1に記載の視線検出装置は、眼球を照射
する光の反射光を検出することにより、眼球の視線方向
を検出する視線検出装置において、照射角の異なる複数
の光源と、前記眼球と前記複数の光源との距離を検出す
る検出手段と、前記検出手段の出力に応じて前記複数の
光源のいずれを発光するかを決定する決定手段とを有す
ることを特徴とする。
【0041】請求項2に記載の視線検出装置は、眼球を
照射する光の反射光を検出することにより、眼球の視線
方向を検出する視線検出装置において、前記眼球と前記
眼球を照射するための光源との距離を検出する検出手段
と、前記検出手段の出力に応じて前記光源の照射角を設
定する設定手段とを有することを特徴とする。
【0042】請求項3に記載の視線検出方法は、眼球を
照射する光の反射光を検出することにより、眼球の視線
方向を検出する視線検出方法において、前記眼球と前記
眼球を照射するための照射角の異なる複数の光源との距
離を検出するステップと、前記検出された距離に応じて
前記照射角の異なる複数の光源のいずれを発光するかを
決定するステップと、前記決定された光源を用いて前記
眼球の視線方向を検出するステップとを具えることを特
徴とする。
【0043】請求項4に記載の視線検出方法は、眼球を
照射する光の反射光を検出することにより、眼球の視線
方向を検出する視線検出方法において、前記眼球と前記
眼球を照射するための光源との距離を検出するステップ
と、前記検出された距離に応じて前記光源の照射角を設
定するステップと、前記設定された光源を用いて前記眼
球の視線方向を検出するステップとを具えることを特徴
とする。
【0044】
【作用】本発明によれば、眼球と光源との距離を算出
し、この距離に基づいて、照射角の異なる複数の光源の
いずれを発光するかを決定し光源を切り替えるので、眼
球の角膜表面と光源との距離に基づいて、適切な照射角
を有する光源を発光することができる。
【0045】また本発明によれば、眼球と光源との距離
を算出し、この距離に基づいて、光源の照射角を設定す
るので、眼球の位置に対応した適切な照射角で光源を発
光できる。
【0046】従って本発明によれば、撮影者の目の位置
が前後左右に多少ずれた場合でも、視線方向の検出精度
の低下を防止することができる。
【0047】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を詳細
に説明する。
【0048】(実施例1)図7は、本発明の一実施例に
かかるビデオカメラのブロック図である。図7におい
て、14は小型ブラウン管、液晶等を利用したエレクト
リックビューファインダ(EVF)である。15は、赤
外波長を反射し、可視光を透過するように設計されたダ
イクロイックミラー、11は結像レンズ、12は視線検
出専用イメージセンサ、11はファインダの接眼レン
ズ、6a,6b,37a,37bは眼球照明用のIRE
Dであり、6a,6bは遠距離用、37a,37bは近
距離用である。10は角膜、20はカメラ撮像用のイメ
ージセンサ、21はカメラ撮影用レンズ、22はそのレ
ンズ用絞り、23はAFレンズ駆動用モータ、16は注
視点位置検出回路、17はIRED駆動回路、18はビ
ューファインダ表示回路、19は磁気記録回路、24は
映像信号処理回路、27はカメラ全体を制御するシステ
ムコントロール用CPU、28はCPUに付属するメモ
リ、26は絞り駆動回路、25はAFモータ駆動回路、
29は視線追尾AF/AEモードへの移行用スライドス
イッチである。
【0049】IREDにより角膜10を照明すると、そ
の反射光は、そのうちの赤外光のみがダイクロイックミ
ラー15により反射され、結像レンズ13を介してイメ
ージセンサ12に入射し、これによりセンサ12に角膜
10が結像される。このとき、図8、図9にて後述され
るように、視線検出処理がなされた複数の光源の内の適
切な光源が選択される。結像された眼11の像は、電気
信号に変換され、注視点位置検出回路16へ入力され、
注視点座標が算出される。さらに、その注視点座標情報
に基づいて、システムコントロール用CPU27は、A
Fモータ駆動回路25,絞り駆動回路26を制御する。
IRED駆動回路17は、IRED6a,6b,37
a,37bを駆動し、イメージセンサ12の像が適切な
明るさとなるよう制御する。また、カメラの撮影用レン
ズ21を通った被写体光は、絞りを通ってイメージセン
サ20に撮像され、映像信号処理回路24,磁気記録回
路19を経てVTRへ記録される。映像信号処理回路2
4は、所定撮影エリア(例えば中央部)の高周波成分を
取り出し、その情報をシステムコントロール用CPU2
7へ送る。CPU27は、高周波成分の振幅が最大とな
るようにAFモータ駆動回路25を動作させることによ
り、オートフォーカスの動作を行う。ただし、視線追尾
AF/AEモード(SW1 ON)の時は、前記所定撮
影エリアの座標を、注視点情報に基づいて設定する。視
線情報は、システムコントロール用CPU27によりビ
ューファインダ表示回路18に送られ、ファインダ内に
スーパーインポーズされる。
【0050】更にCPU27は、映像信号処理回路24
から出力された輝度レベルから、注視点部のレベルを拾
いだし、絞り駆動回路26を動作させて視線追尾による
AEを行う。
【0051】図10に上記視線追尾AF/AE動作中の
ファインダ表示を示す。図10において5はEVF画
面、30はAF/AE視線追尾枠である。ここで、撮影
者が注視したポイントに追尾枠30が表示され、そのエ
リアにAE/AFが行われるため、撮影者の意志に基づ
いたAF/AEが可能になる。前記追尾枠30は図中の
矢印のように視線により移動可能である。
【0052】図8は視線追尾AF/AEシステムの処理
手順を示すフローチャートである。
【0053】まず、視線追尾AF/AEモード移行用ス
ライドスイッチ29(SW1)がONであるかどうかを
判断し(#802)、OFFならば通常の中央部エリア
のAF/AE(通常のAF/AE)行う(#803)。
またONであれば、視線検出ルーチン(#804)で注
視線座標を求め、これに基づいて注視点表示を行い(#
805)、AF/AEを動作させ(#806)、#80
2の処理に戻る。
【0054】図9は、上述したステップ#804の視線
検出ルーチンの処理手順を示すフローチャートである。
まずIRED37a,37bを点灯し、眼を照明する
(#905)。次にイメージセンサ12の電荷蓄積を行
い、信号を読み出す(#910)。読み出した信号によ
り、角膜反射像の座標を検出し(#915)、瞳孔エッ
ジを求め(#920)、瞳孔中心(Cの座標)を求める
(#925)。
【0055】瞳孔中心Cの座標(図5参照)は、瞳孔エ
ッジ2の座標を多数点ピックアップし、最小自乗法等に
より算出する。図4(b)に示すように、瞳孔エッジ2
の検出は、イメージセンサ出力波形の立ち上がり(X
b′)および立ち下がり(Xa′)を利用する。また、
角膜反射像の座標は、Xa′とXb′間で出力ピークが
存在する位置(Xe′およびXd′)を利用する。次
に、2ケの角膜反射像間隔を検出し(#930)眼球距
離Szeを算出する(#935)。
【0056】角膜表面と光源との距離Szeは、図5で
示した符号を用いて、次式で表せる。
【0057】
【数12】
【0058】ここに
【0059】
【数13】
【0060】である。
【0061】これらは光学式および幾何学的に求められ
る方程式である。
【0062】次に、算出したSzeが予め定めた基準値
Szxより小さいか否かを判断する(#940)。ここ
にSzxは、IRED37a,37bで十分な精度の眼
角回転角度が算出できなくなる、眼球の角膜表面とIR
ED37aおよび37bとの最大の距離である。Szx
は実験により予め求めておく。IRED37aおよび3
7bの片方のIREDしか検出できなかった場合は、ス
テップ#940で“No”を選択する。ステップ#94
0で“No”と判断した場合はIRED37a,37b
を消灯し(#945)、IRED6a,6bを点灯する
(#950)。これらの切り換えおよびIREDの駆動
はIRED駆動回路17により行う。ステップ#955
では、CCDに電荷を蓄積し、信号を読み出す。読み出
された情報により角膜反射像の座標を検出し(#95
0)、瞳孔エッジを求め(#965)、ステップ#93
0と同様に瞳孔中心を検出する(#970)。次に2ケ
の角膜反射像間隔を算出し(#975)、結像倍率βを
算出する。#940でSze<Szx、すなわち“Ye
s”と判断した場合は、結像倍率βを算出する(#98
0)。
【0063】以上のデータにより、前述した計算式に基
づいて眼球回転角θx,θyを算出する(#985)。
最後に、EVF上の座標を算出し(#990)、メイン
フローへ戻る(#995)。
【0064】図1は本発明の一実施例にかかる視線検出
装置による眼球照明状態の構成図である。図1におい
て、37a,37bは近距離用IRED、6a,6bは
遠距離用IREDである。図9のフローチャートを用い
て説明したように、これらのIREDをIRED駆動回
路17により切換え、角膜表面が光源から近距離にある
ときにはIRED37a,37bを点灯し、遠距離にあ
るときにはIRED6a,6bを点灯する。
【0065】これにより、目の位置が図1の34の位置
の如く近距離で左右にずれていても、2ケのIRED3
7a,37bの照射角内に入っているので、角膜反射像
がCCDに投影されないことや、照明が暗いために瞳孔
エッジが検出しにくくなることがない。
【0066】なお、本実施例では、照明角の異なるIR
EDを2組使用したが、目の距離に応じて、3組以上の
IREDを使用することもできる。
【0067】さらに、本実施例ではIREDの切り替え
を自動で行ったが、撮影者の判断、裸眼と眼鏡装着時、
等により手動で切り替えても良い。
【0068】(実施例2)図2は、第2の実施例による
眼球照明状態の構成図である。図2において(a)は目
の位置が近距離にある状態を、(b)は遠距離にある状
態を示す。
【0069】ここで、41はIREDの照明角が広がる
ように設計された近距離用レンズ、42は照射角が狭く
なるように設計された遠距離用レンズ、43はこれらの
IREDレンズを取り付けるベース部、47はラックギ
ア、48はウォームギア、49はベース43を矢印方向
にスライドさせる照射角設定用モータ、44は照射角設
定用モータ駆動回路である。
【0070】照射角設定用モータ49を駆動することに
より、目の位置がLEDから遠距離にあるときはベース
部43を上にスライドさせ、近距離にあるときはベース
部43を下にスライドさせる。
【0071】IRED6a,6bからの赤外光は、目の
位置が遠距離にあるときはレンズ42を通り照射角が狭
くなり(γ1)、近距離にあるときはレンズ41を通り
照射角が広くなる(γ2)。
【0072】LEDの切り替え以外の動作は、実施例1
と同様に行うことができる。
【0073】(実施例3)図3は、第3の実施例による
眼球照明状態の構成図であり、45はIRED用レン
ズ、46は可動型IREDレンズ取付ベースである。
【0074】照射角設定用モータ49を駆動することに
よりベース46が前後に移動し、IRED6a,6bと
レンズ45との距離が変化する。これにより、赤外光の
照射角も変化する。
【0075】LEDの切り替え以外の動作は実施例1と
同様に行うことができる。さらに、本実施例では、眼球
との距離に応じて照射角を徐々に変化させることができ
る。
【0076】
【発明の効果】以上から明らかなように、本発明視線検
出装置および視線検出方法によれば、眼球と光源との距
離を算出し、この距離に基づいて、照射角の異なる複数
の光源のいずれを発光するかを決定し光源を切り替える
ので、眼球の角膜表面と光源との距離に基づいて、適切
な照射角を有する光源を発光することができる。
【0077】また本発明によれば、眼球と光源との距離
を算出し、この距離に基づいて、光源の照射角を設定す
るので、眼球の位置に対応した適切な照射角で光源を発
光できる。
【0078】すなわち、近距離においては照射角が広い
光源を用いることにより、眼球の位置が左右にずれた場
合にも眼球を照射することができる。また遠距離におい
ては、照射角が狭い光源を用い、眼球を照射する光量の
低下を避けることができる。
【0079】
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施例による眼球照明状態の構成図であ
る。
【図2】第2の実施例による眼球照明状態の構成図であ
る。
【図3】第3の実施例による眼球照明状態の構成図であ
る。
【図4】(a)は眼球像の概略図、(b)はイメージセ
ンサの出力強度図である。
【図5】視線検出方法の原理を示す説明図である。
【図6】従来例によるファインダ部斜視図である。
【図7】本発明による視線検出装置付ビデオカメラのブ
ロック図である。
【図8】本発明による視線追尾AF/AEシステムのフ
ローチャートである。
【図9】本発明による視線検出ルーチンのフローチャー
トである。
【図10】従来例によるビデオカメラのファインダ表示
を示す説明図である。
【図11】従来例による眼球照明状態の構成図である。
【符号の説明】
1 瞳孔 2 瞳孔エッジ検出ポイント 3 瞳孔中心 4 虹彩 5 EVF画面 6(a),6(b) IRED 7 ビューファインダ鏡筒部 8 眼球 9 アイカップ 10 角膜 11 接眼レンズ 12 イメージセンサ(視線検出用) 13 結像レンズ 15 ダイクロイックミラー 16 注視点位置検出回路 17 IRED駆動回路 18 ビューファインダ表示回路 19 磁気記録回路 20 イメージセンサ(カメラ撮像用) 21 撮影用レンズ 22 絞り 23 AFモータ 24 映像信号処理回路 25 AFモータ駆動回路 26 絞り駆動回路 27 システムコントロール用CPU 28 メモリ 29 視線追尾AF/AE−通常AF/AE切り替えス
ライドSW 30 AF/AE視線追尾枠 31,32,38,39 IREDの照射角 33,34,35,36 目の位置 37(a),37(b) 近距離用IRED 40 LED駆動/切り替え回路 41 近距離用IREDレンズ 42 遠距離用IREDレンズ 43 IREDレンズ取付ベース 44 照射角設定用モータ駆動回路 45 IREDレンズ 46 可動型IREDレンズ取付ベース 47 ラックギア 48 ウォームギア 49 照射角設定用モータ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 眼球を照射する光の反射光を検出するこ
    とにより、眼球の視線方向を検出する視線検出装置にお
    いて、 照射角の異なる複数の光源と、 前記眼球と前記複数の光源との距離を検出する検出手段
    と、 前記検出手段の出力に応じて前記複数の光源のいずれを
    発光するかを決定する決定手段とを有することを特徴と
    する視線検出装置。
  2. 【請求項2】 眼球を照射する光の反射光を検出するこ
    とにより、眼球の視線方向を検出する視線検出装置にお
    いて、 前記眼球と前記眼球を照射するための光源との距離を検
    出する検出手段と、 前記検出手段の出力に応じて前記光源の照射角を設定す
    る設定手段とを有することを特徴とする視線検出装置。
  3. 【請求項3】 眼球を照射する光の反射光を検出するこ
    とにより、眼球の視線方向を検出する視線検出方法にお
    いて、 前記眼球と前記眼球を照射するための照射角の異なる複
    数の光源との距離を検出するステップと、 前記検出された距離に応じて前記照射角の異なる複数の
    光源のいずれを発光するかを決定するステップと、 前記決定された光源を用いて前記眼球の視線方向を検出
    するステップとを具えることを特徴とする視線検出方
    法。
  4. 【請求項4】 眼球を照射する光の反射光を検出するこ
    とにより、眼球の視線方向を検出する視線検出方法にお
    いて、 前記眼球と前記眼球を照射するための光源との距離を検
    出するステップと、 前記検出された距離に応じて前記光源の照射角を設定す
    るステップと、 前記設定された光源を用いて前記眼球の視線方向を検出
    するステップとを具えることを特徴とする視線検出方
    法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100366723B1 (ko) * 1999-12-09 2003-01-10 주식회사 엘지이아이 홍채인식 시스템의 조명장치
JP2007286191A (ja) * 2006-04-13 2007-11-01 Canon Inc 接近検出装置および画像表示装置

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