JPH1172699A - 観察光学装置 - Google Patents
観察光学装置Info
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- JPH1172699A JPH1172699A JP24989997A JP24989997A JPH1172699A JP H1172699 A JPH1172699 A JP H1172699A JP 24989997 A JP24989997 A JP 24989997A JP 24989997 A JP24989997 A JP 24989997A JP H1172699 A JPH1172699 A JP H1172699A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 観察者の視線を検出して自動的に観察光学系
の視度調節を行う。 【解決手段】 光軸上の光源46aと光軸から外れた光
源46b、46cから順次に赤外光を発光して観察者の
眼Eを照明し、その反射光を開口絞り47、結像レンズ
48を介して受光素子49により検出し、検出した観察
者の眼像中の瞳像から視度情報を解析し、制御回路51
はこの視度情報を基に、AVCユニット41を第1のア
クチュエータ52により駆動して光軸に沿って所定量移
動する。この状態で再び視度情報を解析し、眼像中が光
の強度分布が一定になったとき、AVCユニット41が
初期状態からそれまでに移動した距離から求めた値に基
づいて、第2のアクチュエータ53を駆動し、画像表示
手段44を光軸方向に移動して自動的に観察光学系の視
度調節を行う。
の視度調節を行う。 【解決手段】 光軸上の光源46aと光軸から外れた光
源46b、46cから順次に赤外光を発光して観察者の
眼Eを照明し、その反射光を開口絞り47、結像レンズ
48を介して受光素子49により検出し、検出した観察
者の眼像中の瞳像から視度情報を解析し、制御回路51
はこの視度情報を基に、AVCユニット41を第1のア
クチュエータ52により駆動して光軸に沿って所定量移
動する。この状態で再び視度情報を解析し、眼像中が光
の強度分布が一定になったとき、AVCユニット41が
初期状態からそれまでに移動した距離から求めた値に基
づいて、第2のアクチュエータ53を駆動し、画像表示
手段44を光軸方向に移動して自動的に観察光学系の視
度調節を行う。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、特にカメラやビデ
オカメラ等のファインダとして使用する観察光学装置に
関するものである。
オカメラ等のファインダとして使用する観察光学装置に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、カメラやビデオカメラなどに搭載
されているファインダに観察者の眼の視度を合わせるに
は、固定されているファインダの光学系に対して観察者
の眼に合わせた視度補正レンズを付加する方式や、ファ
インダ自身が視度調節用の可動部を有し、これを観察者
が自分の眼に合うように操作する方式等が知られてい
る。
されているファインダに観察者の眼の視度を合わせるに
は、固定されているファインダの光学系に対して観察者
の眼に合わせた視度補正レンズを付加する方式や、ファ
インダ自身が視度調節用の可動部を有し、これを観察者
が自分の眼に合うように操作する方式等が知られてい
る。
【0003】視度補正レンズを付加して視度補正を行う
場合には、或る観察者に対して視度補正が行われたファ
インダを、別の観察者が覗くと視度が合わない可能性が
あり、更に観察者が眼鏡やコンタクトレンズを使用して
いる場合には、その状態の視度を補正する視度補正レン
ズを付加すると、眼鏡やコンタクトレンズを使用してい
ないときは視度が合わなくなる。
場合には、或る観察者に対して視度補正が行われたファ
インダを、別の観察者が覗くと視度が合わない可能性が
あり、更に観察者が眼鏡やコンタクトレンズを使用して
いる場合には、その状態の視度を補正する視度補正レン
ズを付加すると、眼鏡やコンタクトレンズを使用してい
ないときは視度が合わなくなる。
【0004】また、ファインダ自体が視度調節用の可動
部を有する場合には、カメラを覗いていないときに可動
部がずれることがあり、従ってファインダを覗いたとき
に直ぐに画像を観察することができず、覗く度に可動部
を操作して視度調節を行う必要がある。
部を有する場合には、カメラを覗いていないときに可動
部がずれることがあり、従ってファインダを覗いたとき
に直ぐに画像を観察することができず、覗く度に可動部
を操作して視度調節を行う必要がある。
【0005】これらの問題を解決するために、ファイン
ダの視度を自動的に観察者の視度に合わせる技術が、特
開昭63−206731号公報や特開平6−30108
1号公報に開示されている。
ダの視度を自動的に観察者の視度に合わせる技術が、特
開昭63−206731号公報や特開平6−30108
1号公報に開示されている。
【0006】図16は第1の従来例の特開昭63−20
6731号公報に開示の観察光学装置の構成図を示し、
この装置はファインダ光学系1と眼屈折力計2から構成
されている。観察者の眼Eの前方にはファインダレンズ
3、ハーフミラー4が配列されて、ファインダ光学系1
が形成され、ハーフミラー4の反射方向には、ハーフミ
ラー5、ミラー6が配列されている。ミラー6の入射方
向には、観察者の瞳孔Pと共役なスリット7、レンズ
8、光源9が配列されていて、眼屈折力計2の送光光学
系10が形成されている。ハーフミラー5の反射方向に
は、観察者の瞳孔Pと共役な2つの開口部11a、11
bを有するスリット11、開口部11a、11bのそれ
ぞれの背後のレンズ12a、12b、1個のラインセン
サ13が順次に配列されていて、眼屈折力計2の受光光
学系14が形成されている。
6731号公報に開示の観察光学装置の構成図を示し、
この装置はファインダ光学系1と眼屈折力計2から構成
されている。観察者の眼Eの前方にはファインダレンズ
3、ハーフミラー4が配列されて、ファインダ光学系1
が形成され、ハーフミラー4の反射方向には、ハーフミ
ラー5、ミラー6が配列されている。ミラー6の入射方
向には、観察者の瞳孔Pと共役なスリット7、レンズ
8、光源9が配列されていて、眼屈折力計2の送光光学
系10が形成されている。ハーフミラー5の反射方向に
は、観察者の瞳孔Pと共役な2つの開口部11a、11
bを有するスリット11、開口部11a、11bのそれ
ぞれの背後のレンズ12a、12b、1個のラインセン
サ13が順次に配列されていて、眼屈折力計2の受光光
学系14が形成されている。
【0007】ラインセンサ13の出力は像間距離演算部
14、ファインダ制御部15、ルーペ移動部16に順次
に接続され、ルーペ移動部16の出力はファインダレン
ズ3の駆動部に接続されている。
14、ファインダ制御部15、ルーペ移動部16に順次
に接続され、ルーペ移動部16の出力はファインダレン
ズ3の駆動部に接続されている。
【0008】観察者の眼屈折力を測定する眼屈折力計2
の送光光学系10において、光源9からの光束は、レン
ズ8、スリット7を通って、ファインダレンズ3のピン
ト位置F1に結像し、ミラー6、ハーフミラー5、4、フ
ァインダレンズ3を介して観察者の瞳孔P上にスリット
7の像が結像し、眼底の網膜R上に光源像9’が結像さ
れる。
の送光光学系10において、光源9からの光束は、レン
ズ8、スリット7を通って、ファインダレンズ3のピン
ト位置F1に結像し、ミラー6、ハーフミラー5、4、フ
ァインダレンズ3を介して観察者の瞳孔P上にスリット
7の像が結像し、眼底の網膜R上に光源像9’が結像さ
れる。
【0009】網膜R上の光源像9’はファインダレンズ
3を通り、ハーフミラー4、5にそれぞれ反射され、受
光光学系14上のファインダレンズ3のピント位置F2に
結像し、スリット11の2つの開口部11a、11bを
通過して、それぞれレンズ12a、12bによりライン
センサ13上に瞳分割されて結像し、2つの光源像9
a’、9b’を形成する。
3を通り、ハーフミラー4、5にそれぞれ反射され、受
光光学系14上のファインダレンズ3のピント位置F2に
結像し、スリット11の2つの開口部11a、11bを
通過して、それぞれレンズ12a、12bによりライン
センサ13上に瞳分割されて結像し、2つの光源像9
a’、9b’を形成する。
【0010】観察者はファインダ3を介して2つの光源
像9a’、9b’を観察し、光源像9a’と9b’の間
隔を像間距離演算部14により演算し、位置F2のピント
状態を検出する。これはカメラに使用されている自動焦
点検出と同様の方法で、ファインダ制御部15はこの検
出情報を基にして、ルーペ移動部16によりファインダ
レンズ3を駆動して視度調節を行う。
像9a’、9b’を観察し、光源像9a’と9b’の間
隔を像間距離演算部14により演算し、位置F2のピント
状態を検出する。これはカメラに使用されている自動焦
点検出と同様の方法で、ファインダ制御部15はこの検
出情報を基にして、ルーペ移動部16によりファインダ
レンズ3を駆動して視度調節を行う。
【0011】図17は第2の従来例の特開平6−301
081号公報に開示のビデオカメラ等の撮像光学系の構
成図を示し、ここでは視度調節部分に関する機能だけを
説明する。この装置は物体を観察するファインダと、観
察中の観察者の眼屈折力を測定する手段とを有し、この
測定値に基づいて観察者の眼屈折力を光学的に補償する
ことにより、観察者の視力に拘らずファインダ内の像の
ぼけをなくすようにしたものである。
081号公報に開示のビデオカメラ等の撮像光学系の構
成図を示し、ここでは視度調節部分に関する機能だけを
説明する。この装置は物体を観察するファインダと、観
察中の観察者の眼屈折力を測定する手段とを有し、この
測定値に基づいて観察者の眼屈折力を光学的に補償する
ことにより、観察者の視力に拘らずファインダ内の像の
ぼけをなくすようにしたものである。
【0012】光軸X上の人眼Eに対向する位置に、光軸
X上を駆動可能な接眼レンズ17が配置され、接眼レン
ズ17の後方には第1のハーフミラー18、表示手段1
9等が配置されている。第1のハーフミラー18の反射
方向には、第2のハーフミラー20、遮光部材21、結
像レンズ22、受光素子23が順次に配列されており、
第2のハーフミラー20の入射方向には、波長800〜
1200nmの赤外光を発する光源24が配置されてい
る。
X上を駆動可能な接眼レンズ17が配置され、接眼レン
ズ17の後方には第1のハーフミラー18、表示手段1
9等が配置されている。第1のハーフミラー18の反射
方向には、第2のハーフミラー20、遮光部材21、結
像レンズ22、受光素子23が順次に配列されており、
第2のハーフミラー20の入射方向には、波長800〜
1200nmの赤外光を発する光源24が配置されてい
る。
【0013】観察者は接眼レンズ17を通して表示手段
19を観察する。光源24からの光束は、第2のハーフ
ミラー20、第1のハーフミラー18で順次に反射さ
れ、接眼レンズ17を通り人眼Eに向かって照射され
る。この照明光は人眼Eの瞳孔Pを通り網膜R上に導か
れ、網膜Rからの反射光は瞳孔Pを戻って接眼レンズ1
7側に向かう。そして、この光束の一部は接眼レンズ1
7を通り、第1のハーフミラー18で反射され、第2の
ハーフミラー20、結像レンズ22を透過し、受光素子
23に受光される。
19を観察する。光源24からの光束は、第2のハーフ
ミラー20、第1のハーフミラー18で順次に反射さ
れ、接眼レンズ17を通り人眼Eに向かって照射され
る。この照明光は人眼Eの瞳孔Pを通り網膜R上に導か
れ、網膜Rからの反射光は瞳孔Pを戻って接眼レンズ1
7側に向かう。そして、この光束の一部は接眼レンズ1
7を通り、第1のハーフミラー18で反射され、第2の
ハーフミラー20、結像レンズ22を透過し、受光素子
23に受光される。
【0014】受光素子23は結像レンズ22により瞳孔
Pと共役関係にあるので、網膜Rからの反射光は受光素
子23上に所定の広がりを有する光量分布を形成する。
また、第2のハーフミラー20と結像レンズ22の間に
配置された遮光部材21により、人眼Eの眼屈折力に応
じて光量分布が変化するので、受光素子23上で得られ
る瞳孔像は所定の傾きを有する光強度分布を形成する。
この傾きを近似しそれに基づいて視度を算出し、この測
定された眼屈折力情報を基に接眼レンズ17を移動して
視度調節制御を行う。
Pと共役関係にあるので、網膜Rからの反射光は受光素
子23上に所定の広がりを有する光量分布を形成する。
また、第2のハーフミラー20と結像レンズ22の間に
配置された遮光部材21により、人眼Eの眼屈折力に応
じて光量分布が変化するので、受光素子23上で得られ
る瞳孔像は所定の傾きを有する光強度分布を形成する。
この傾きを近似しそれに基づいて視度を算出し、この測
定された眼屈折力情報を基に接眼レンズ17を移動して
視度調節制御を行う。
【0015】また、ファインダを覗いている観察者の視
線方向を検出する技術が、特開平1−241511号公
報や特開平2−5号公報に開示されている。これは、撮
影者の意志をより正確に反映した撮影を実現することを
目的としているもので、1眼レフレックスカメラやビデ
オカメラなどに、この視線方向の検出技術が搭載され商
品化されている。
線方向を検出する技術が、特開平1−241511号公
報や特開平2−5号公報に開示されている。これは、撮
影者の意志をより正確に反映した撮影を実現することを
目的としているもので、1眼レフレックスカメラやビデ
オカメラなどに、この視線方向の検出技術が搭載され商
品化されている。
【0016】図18はこの種の第3の従来例の視線検出
機能を搭載したビデオカメラのファインダの構成図を示
し、ここでは視線を検出する構成を説明する。人眼Eと
対向する位置に接眼レンズ25が配置され、接眼レンズ
25の近傍には、人に意識されない赤外光を発する光源
26が配置されている。そして、接眼レンズ25の後方
には光反射手段27、画像表示手段28が配列され、光
反射手段27の反射方向には、一体とされた絞り29、
結像レンズ30、受光素子31が配置されている。
機能を搭載したビデオカメラのファインダの構成図を示
し、ここでは視線を検出する構成を説明する。人眼Eと
対向する位置に接眼レンズ25が配置され、接眼レンズ
25の近傍には、人に意識されない赤外光を発する光源
26が配置されている。そして、接眼レンズ25の後方
には光反射手段27、画像表示手段28が配列され、光
反射手段27の反射方向には、一体とされた絞り29、
結像レンズ30、受光素子31が配置されている。
【0017】光源26は赤外光を人眼Eに向かって照射
すると、人眼Eの表面で反射された光は接眼レンズ25
を透過し、光反射手段27で反射され、絞り29、結像
レンズ30を通り、受光素子31上に結像し、受光素子
31上には図19に示すように瞳孔像P’とプルキンエ
像Kが形成される。視線方向の検出はこの瞳孔像P’と
プルキンエ像Kの位置関係などから計算により行う。
すると、人眼Eの表面で反射された光は接眼レンズ25
を透過し、光反射手段27で反射され、絞り29、結像
レンズ30を通り、受光素子31上に結像し、受光素子
31上には図19に示すように瞳孔像P’とプルキンエ
像Kが形成される。視線方向の検出はこの瞳孔像P’と
プルキンエ像Kの位置関係などから計算により行う。
【0018】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
第1の従来例の装置では、瞳分割を行って網膜R上の像
を観察しているために、眼屈折力測定を可能とする瞳位
置が眼屈折力計のスリット位置によって一義的に決まる
ことになり、観察者の人眼Eを特定の位置に固定しなけ
ればならないとう問題がある。
第1の従来例の装置では、瞳分割を行って網膜R上の像
を観察しているために、眼屈折力測定を可能とする瞳位
置が眼屈折力計のスリット位置によって一義的に決まる
ことになり、観察者の人眼Eを特定の位置に固定しなけ
ればならないとう問題がある。
【0019】更に、送光光学系10と受光光学系14の
スリット像の位置を瞳孔P上に正確に形成する必要があ
るために、装置の構成が複雑になり、また観察者の視線
方向を検出する機能を付加するためには、新たに視線方
向を検出する光学系を設ける必要があので、ファインダ
が大型化するという欠点がある。
スリット像の位置を瞳孔P上に正確に形成する必要があ
るために、装置の構成が複雑になり、また観察者の視線
方向を検出する機能を付加するためには、新たに視線方
向を検出する光学系を設ける必要があので、ファインダ
が大型化するという欠点がある。
【0020】また、第2の従来例の装置では、視線検出
のための光学系と視度測定のための光学系が共用できる
ので、装置が大型化することはないが、観察者の視度補
正のために駆動する接眼レンズ17の移動によって、観
察者の瞳孔Pと受光素子23との光学的配置がずれてし
まい、視線検出の精度が低下するという問題が生ずる。
のための光学系と視度測定のための光学系が共用できる
ので、装置が大型化することはないが、観察者の視度補
正のために駆動する接眼レンズ17の移動によって、観
察者の瞳孔Pと受光素子23との光学的配置がずれてし
まい、視線検出の精度が低下するという問題が生ずる。
【0021】更に、極度に強い近視や遠視の場合には、
網膜Rからの反射光が大きく発散したり又は収斂するた
めに、反射光を受光する際に受光光量が相当に低下する
という問題が生ずる。
網膜Rからの反射光が大きく発散したり又は収斂するた
めに、反射光を受光する際に受光光量が相当に低下する
という問題が生ずる。
【0022】本発明の目的は、上述の問題点を解消し、
自動的に観察者の視度に調節可能な観察光学装置を提供
することにある。
自動的に観察者の視度に調節可能な観察光学装置を提供
することにある。
【0023】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明に係る観察光学装置は、観察者の眼を照明する
発光手段と、観察光学系と、前記発光手段による照明時
に前記観察者の眼からの反射光束を受光する受光手段と
を有し、受光した眼像を基に前記観察者の眼の視度に関
する情報を得る観察光学装置において、前記発光手段は
前記観察光学系の光軸に対して垂直方向に並ぶ2つ以上
の光源から成る光源群としたことを特徴とする。
の本発明に係る観察光学装置は、観察者の眼を照明する
発光手段と、観察光学系と、前記発光手段による照明時
に前記観察者の眼からの反射光束を受光する受光手段と
を有し、受光した眼像を基に前記観察者の眼の視度に関
する情報を得る観察光学装置において、前記発光手段は
前記観察光学系の光軸に対して垂直方向に並ぶ2つ以上
の光源から成る光源群としたことを特徴とする。
【0024】また、本発明に係る観察光学装置は、観察
者の眼を照明する発光手段と、観察光学系と、前記発光
手段による照明時に前記観察者の眼からの反射光束を受
光する受光手段とを有し、受光した眼像を基に前記観察
者の眼の視度に関する情報を得る観察光学装置におい
て、前記観察光学系に2つ以上の光源から成る光源群を
有し、該光源群は前記観察光学系の観察レンズの焦平面
上に位置し、前記光源群を順次に点滅して観察者の眼を
照明し、前記観察レンズの焦平面上に設けた開口絞りを
介して結像レンズにより画像検出手段上に観察者の眼像
を結像し、該画像検出手段により得た瞳像の光強度分布
と前記開口絞りの位置とから観察者の視度情報を得るこ
とを特徴とする。
者の眼を照明する発光手段と、観察光学系と、前記発光
手段による照明時に前記観察者の眼からの反射光束を受
光する受光手段とを有し、受光した眼像を基に前記観察
者の眼の視度に関する情報を得る観察光学装置におい
て、前記観察光学系に2つ以上の光源から成る光源群を
有し、該光源群は前記観察光学系の観察レンズの焦平面
上に位置し、前記光源群を順次に点滅して観察者の眼を
照明し、前記観察レンズの焦平面上に設けた開口絞りを
介して結像レンズにより画像検出手段上に観察者の眼像
を結像し、該画像検出手段により得た瞳像の光強度分布
と前記開口絞りの位置とから観察者の視度情報を得るこ
とを特徴とする。
【0025】
【発明の実施の形態】本発明を図1〜図15に図示の実
施例に基づいて詳細に説明する。図1は第1の実施例の
構成図を示し、観察光学装置は、ビデオカメラなどのフ
ァインダである画像観察系40と、観察者の眼Eの視度
を検出する視度検出系であるAVCユニット41から構
成されている。画像観察系40において観察者の眼Eと
対向する位置に、画像を観察する接眼レンズ42、片面
43aを赤外光反射のダイクロイックミラーとした第1
の光反射手段43、液晶などの画像表示手段44が順次
に配列されている。第1の光反射手段43の反射方向に
は、ハーフミラーから成る第2の光反射手段45が配置
され、この第2の光反射手段45の反射方向には赤外光
を発する光源群46が配置されている。この光源群46
は光軸上に光源46aが配置され、光源46aを中心に
して上下方向に対称に光源46b、46cが配置されて
いる。
施例に基づいて詳細に説明する。図1は第1の実施例の
構成図を示し、観察光学装置は、ビデオカメラなどのフ
ァインダである画像観察系40と、観察者の眼Eの視度
を検出する視度検出系であるAVCユニット41から構
成されている。画像観察系40において観察者の眼Eと
対向する位置に、画像を観察する接眼レンズ42、片面
43aを赤外光反射のダイクロイックミラーとした第1
の光反射手段43、液晶などの画像表示手段44が順次
に配列されている。第1の光反射手段43の反射方向に
は、ハーフミラーから成る第2の光反射手段45が配置
され、この第2の光反射手段45の反射方向には赤外光
を発する光源群46が配置されている。この光源群46
は光軸上に光源46aが配置され、光源46aを中心に
して上下方向に対称に光源46b、46cが配置されて
いる。
【0026】また、第2の光反射手段45の透過方向に
は、眼Eからの光束を制限する開口絞り47、観察者の
瞳像を結像する結像レンズ48、二次元的に配列された
光電変換部を有し画像を検出するCCD等のエリアセン
サである受光素子49が配列され、これらの開口絞り4
7、結像レンズ48、受光素子49は一体とされて、A
VCユニット41が形成されている。
は、眼Eからの光束を制限する開口絞り47、観察者の
瞳像を結像する結像レンズ48、二次元的に配列された
光電変換部を有し画像を検出するCCD等のエリアセン
サである受光素子49が配列され、これらの開口絞り4
7、結像レンズ48、受光素子49は一体とされて、A
VCユニット41が形成されている。
【0027】受光素子49の出力は画像解折回路50を
介して制御回路51に接続されており、制御回路51の
出力は第1のアクチュエータ52を介してAVCユニッ
ト41に接続されている。また、制御回路51の出力は
光源群46に接続されており、更に第2のアクチュエー
タ53を介して画像表示手段44に接続されている。
介して制御回路51に接続されており、制御回路51の
出力は第1のアクチュエータ52を介してAVCユニッ
ト41に接続されている。また、制御回路51の出力は
光源群46に接続されており、更に第2のアクチュエー
タ53を介して画像表示手段44に接続されている。
【0028】光源群46から発光した赤外光は、第2の
光反射手段45、第1の光反射手段43で順次に反射さ
れ、接眼レンズ42を通り、観察者の眼Eに向けて照射
される。この光束は眼Eの表面の角膜Cで一部が反射さ
れ、また一部の光束は瞳孔の虹彩Pを通過して眼底の網
膜Rで反射される。これらの反射光束は接眼レンズ42
を通り、第1の光反射手段43により反射され、第2の
光反射手段45まで戻ってくる。そして、戻ってきた光
束の一部は第2の光反射手段45を透過し、AVCユニ
ット41に入射する。
光反射手段45、第1の光反射手段43で順次に反射さ
れ、接眼レンズ42を通り、観察者の眼Eに向けて照射
される。この光束は眼Eの表面の角膜Cで一部が反射さ
れ、また一部の光束は瞳孔の虹彩Pを通過して眼底の網
膜Rで反射される。これらの反射光束は接眼レンズ42
を通り、第1の光反射手段43により反射され、第2の
光反射手段45まで戻ってくる。そして、戻ってきた光
束の一部は第2の光反射手段45を透過し、AVCユニ
ット41に入射する。
【0029】この眼Eからの光束は開口絞り47におい
て光量が制限されて、結像レンズ48により観察者の瞳
像が受光素子49に結像する。この得られた眼像中の瞳
像に基づいて画像解析回路50、制御回路51は観察者
の視度情報を解析し、この視度情報を基にして第1のア
クチュエータ52によりAVCユニット41を駆動し
て、光軸に沿って所定距離だけ移動する。
て光量が制限されて、結像レンズ48により観察者の瞳
像が受光素子49に結像する。この得られた眼像中の瞳
像に基づいて画像解析回路50、制御回路51は観察者
の視度情報を解析し、この視度情報を基にして第1のア
クチュエータ52によりAVCユニット41を駆動し
て、光軸に沿って所定距離だけ移動する。
【0030】AVCユニット41が所定距離移動した位
置で再び光源群46を発光し、上述の通り観察者の瞳像
を受光素子49に受光する。そして、画像解析回路5
0、制御回路51は視度測定の原理に従ってこの画像を
解析し、視度情報が得られると判断した場合には、AV
Cユニット41が初期状態からそれまでに移動した距離
から求めた値に基づいて第2のアクチュエータ53を駆
動し、画像表示手段44を光軸方向に移動してファイン
ダ40の視度を調節する。
置で再び光源群46を発光し、上述の通り観察者の瞳像
を受光素子49に受光する。そして、画像解析回路5
0、制御回路51は視度測定の原理に従ってこの画像を
解析し、視度情報が得られると判断した場合には、AV
Cユニット41が初期状態からそれまでに移動した距離
から求めた値に基づいて第2のアクチュエータ53を駆
動し、画像表示手段44を光軸方向に移動してファイン
ダ40の視度を調節する。
【0031】図2は光軸上に位置する光源46aの投光
時における光路を示し、光源46aは接眼レンズ42の
焦点fと等価位置にあるので、光源46aから発光した
光束は接眼レンズ42を通って平行光となって観察者の
眼Eを照明する。そして、眼Eに入射した光束は瞳孔P
を通り網膜R上に達し、光源像46a’を形成する。こ
のとき、光源46aから発した光束は赤外光なので観察
者はその光源像を認識することはできない。
時における光路を示し、光源46aは接眼レンズ42の
焦点fと等価位置にあるので、光源46aから発光した
光束は接眼レンズ42を通って平行光となって観察者の
眼Eを照明する。そして、眼Eに入射した光束は瞳孔P
を通り網膜R上に達し、光源像46a’を形成する。こ
のとき、光源46aから発した光束は赤外光なので観察
者はその光源像を認識することはできない。
【0032】図3は光軸から外れた位置の光源46bの
投光時における光路を示し、光源46bは接眼レンズ4
2の焦平面上を距離Δx離れた位置に配置されており、
光源46bからの光束は、次式に示すようにθだけ傾い
た状態で観察者の眼Eに入射する。 θ=tan-1(Δx/f)
投光時における光路を示し、光源46bは接眼レンズ4
2の焦平面上を距離Δx離れた位置に配置されており、
光源46bからの光束は、次式に示すようにθだけ傾い
た状態で観察者の眼Eに入射する。 θ=tan-1(Δx/f)
【0033】従って、網膜R上では光源像46a’から
離れた位置に光源像46b’が形成される。制御回路5
1は3個の光源46a、46b、46cの点灯状態を時
間的に変化させることによって、網膜R上の光源像位置
を順次に変化させる。
離れた位置に光源像46b’が形成される。制御回路5
1は3個の光源46a、46b、46cの点灯状態を時
間的に変化させることによって、網膜R上の光源像位置
を順次に変化させる。
【0034】図4〜図6は受光光学系の動作の説明図を
示し、図4は観察者が正常眼の場合、図5は近視眼の場
合、図6は遠視眼の場合を示している。また、図4〜図
6の(a) は光軸上の光源36aが点灯した場合、(b) 、
(c) は光軸外の光源36b又は36cが点灯した場合を
それぞれ表している。更に、図4〜図6のA1、B1、C1
は、観察者の眼Eの網膜Rからの反射光が受光素子49
に至る光路を示し、光路上には接眼レンズ42、この接
眼レンズ42の焦点面と等価位置の開口絞り47、結像
レンズ48、この結像レンズ48により瞳孔Pと共役関
係にある受光素子49が順次に配列されている。また、
A2、B2、C2は受光素子49で得られる画像を示し、観察
者の眼像E’、瞳像P’、眼Eの表面などで反射したプ
ルキンエ像Kが表示されている。更に、A3、B3、C3はこ
れら画像が得られたときのY断面の電気信号の出力を表
している。
示し、図4は観察者が正常眼の場合、図5は近視眼の場
合、図6は遠視眼の場合を示している。また、図4〜図
6の(a) は光軸上の光源36aが点灯した場合、(b) 、
(c) は光軸外の光源36b又は36cが点灯した場合を
それぞれ表している。更に、図4〜図6のA1、B1、C1
は、観察者の眼Eの網膜Rからの反射光が受光素子49
に至る光路を示し、光路上には接眼レンズ42、この接
眼レンズ42の焦点面と等価位置の開口絞り47、結像
レンズ48、この結像レンズ48により瞳孔Pと共役関
係にある受光素子49が順次に配列されている。また、
A2、B2、C2は受光素子49で得られる画像を示し、観察
者の眼像E’、瞳像P’、眼Eの表面などで反射したプ
ルキンエ像Kが表示されている。更に、A3、B3、C3はこ
れら画像が得られたときのY断面の電気信号の出力を表
している。
【0035】図4の観察者の眼Eが正常眼のときに、図
4(a) は光軸上の光源46aが点灯した場合を示し、網
膜R上には光軸上にある光源46aの光源像46a’が
結像している。A1に示すように、この光源像46a’が
光源となり、網膜Rからの光束は瞳孔Pを通過し、接眼
レンズ42によって開口絞り47上の位置46a”に結
像し、結像レンズ48を通って受光素子49に至る。こ
の結果、網膜R上の光源像46a’から発した光束は、
A2に示すように受光素子49の瞳像P’の内部を均一に
照明する。
4(a) は光軸上の光源46aが点灯した場合を示し、網
膜R上には光軸上にある光源46aの光源像46a’が
結像している。A1に示すように、この光源像46a’が
光源となり、網膜Rからの光束は瞳孔Pを通過し、接眼
レンズ42によって開口絞り47上の位置46a”に結
像し、結像レンズ48を通って受光素子49に至る。こ
の結果、網膜R上の光源像46a’から発した光束は、
A2に示すように受光素子49の瞳像P’の内部を均一に
照明する。
【0036】これに対して、角膜Cなどの眼Eの表面で
反射された光束は、反射率が網膜Rでの反射率に比べて
高いので、プルキンエ像Kは光強度が高くなる。従っ
て、A3に示すように電気信号はプルキンエ像Kの部分は
出力が高く、瞳孔Pの内部に相当する部分は一定の光強
度分布となる。
反射された光束は、反射率が網膜Rでの反射率に比べて
高いので、プルキンエ像Kは光強度が高くなる。従っ
て、A3に示すように電気信号はプルキンエ像Kの部分は
出力が高く、瞳孔Pの内部に相当する部分は一定の光強
度分布となる。
【0037】図4(b) 、図4(c) は光源46aが光源4
6bに切換えられた場合を示し、網膜R上には光軸から
外れた位置に光源像46b’が結像する。このために、
開口絞り47上に集光する光束は位置46b”に移動
し、この位置46”が開口絞り47の開口から外れてい
ないときは、図4(b) のB1に示すような眼像E’となっ
て瞳像P’の内部は一様に照明され、B3に示すような電
気信号出力となる。
6bに切換えられた場合を示し、網膜R上には光軸から
外れた位置に光源像46b’が結像する。このために、
開口絞り47上に集光する光束は位置46b”に移動
し、この位置46”が開口絞り47の開口から外れてい
ないときは、図4(b) のB1に示すような眼像E’となっ
て瞳像P’の内部は一様に照明され、B3に示すような電
気信号出力となる。
【0038】一方、位置46b”が開口絞り47の開口
から外れているときは、C1に示すような光路となり、C2
に示すように瞳孔Pの内部には網膜Rからの光束は全く
入射しない。このために、電気信号出力はC3に示すよう
になって、瞳像P’の内部は暗くなる。
から外れているときは、C1に示すような光路となり、C2
に示すように瞳孔Pの内部には網膜Rからの光束は全く
入射しない。このために、電気信号出力はC3に示すよう
になって、瞳像P’の内部は暗くなる。
【0039】このように、観察者の網膜Rから反射して
きた光束が接眼レンズ42を通り集光する位置に、所定
の大きさの開口を有する開口絞り47を配置することに
より、点灯する光源46a〜46cを変化させて、網膜
R上を移動した光源像からの光束を受光素子49で受光
すると、瞳像P’内が均一に照明されているか、又は一
様に暗くなっているかの何れかになる。
きた光束が接眼レンズ42を通り集光する位置に、所定
の大きさの開口を有する開口絞り47を配置することに
より、点灯する光源46a〜46cを変化させて、網膜
R上を移動した光源像からの光束を受光素子49で受光
すると、瞳像P’内が均一に照明されているか、又は一
様に暗くなっているかの何れかになる。
【0040】図5は観察者の眼Eが近視眼の場合を示
し、図5(a) は光軸上の光源46aが点灯したとき、図
5(b) 、図5(c) は光軸から外れた光源46b又は46
cが点灯したときを表している。
し、図5(a) は光軸上の光源46aが点灯したとき、図
5(b) 、図5(c) は光軸から外れた光源46b又は46
cが点灯したときを表している。
【0041】この場合は、網膜R上の光源像46a’、
46b’からの光束は、接眼レンズ42と開口絞り47
の間の位置46a”、46b”に集光する。従って、図
5(a) の場合は、A1に示すように発散光束として開口絞
り47、結像レンズ48を通り、受光素子49上に結像
し、A2に示すように瞳像P’の内部を照明し、A3に示す
ような電気信号を出力する。
46b’からの光束は、接眼レンズ42と開口絞り47
の間の位置46a”、46b”に集光する。従って、図
5(a) の場合は、A1に示すように発散光束として開口絞
り47、結像レンズ48を通り、受光素子49上に結像
し、A2に示すように瞳像P’の内部を照明し、A3に示す
ような電気信号を出力する。
【0042】一方、図5(b) 、図5(c) の場合は、B1、
C1に示すように発光する光源46aが光源46b又は4
6cに変化することによって、集光する位置は光軸上の
46a”から光軸から外れた46b”に変化する。この
ために、B2に示すように受光素子49上の瞳像P’の内
部の光強度は、光束が遮光される側から徐々に弱くなっ
てゆき、B3に示すような電気信号出力となる。そして、
C2に示すように光束が開口絞り47に全く遮光された場
合には、C3に示すような電気信号出力となる。
C1に示すように発光する光源46aが光源46b又は4
6cに変化することによって、集光する位置は光軸上の
46a”から光軸から外れた46b”に変化する。この
ために、B2に示すように受光素子49上の瞳像P’の内
部の光強度は、光束が遮光される側から徐々に弱くなっ
てゆき、B3に示すような電気信号出力となる。そして、
C2に示すように光束が開口絞り47に全く遮光された場
合には、C3に示すような電気信号出力となる。
【0043】このように、開口絞り47に対して網膜R
からの反射光が眼E寄りに集光する場合には、光軸から
離れた光源46b、46cを点灯することにより、図5
(c)の状態にならない限り、光量分布が一様でないこと
が分かる。
からの反射光が眼E寄りに集光する場合には、光軸から
離れた光源46b、46cを点灯することにより、図5
(c)の状態にならない限り、光量分布が一様でないこと
が分かる。
【0044】図6は観察者の眼Eが遠視眼の場合を示
し、図6(a) は光軸上の光源46aが点灯したとき、図
6(b) 、図6(c) は光軸から外れた光源46b又は46
cが点灯したときを表している。
し、図6(a) は光軸上の光源46aが点灯したとき、図
6(b) 、図6(c) は光軸から外れた光源46b又は46
cが点灯したときを表している。
【0045】この場合は、A1、B1、C1に示すように網膜
R上の照射部分の46a’、46b’からの光束は、開
口絞り47と受光素子49の間の図示しない位置46
a”、46b”に集光するので、収束光束として開口絞
り47、結像レンズ48を通り、光源46aからの光束
の場合は受光素子49上の瞳像P’はA2に示すように照
明され、A3に示すような電気出力信号となる。
R上の照射部分の46a’、46b’からの光束は、開
口絞り47と受光素子49の間の図示しない位置46
a”、46b”に集光するので、収束光束として開口絞
り47、結像レンズ48を通り、光源46aからの光束
の場合は受光素子49上の瞳像P’はA2に示すように照
明され、A3に示すような電気出力信号となる。
【0046】従って、近視眼のときと同様に、光源46
a〜46cを変化させることにより、集光位置が46
a”から46b”に移動すると、B2に示すように受光素
子49上の瞳像P’の内部の光強度は、光束が遮光され
る側から弱くなり一様でない光量分布となり、B3に示す
ような電気出力信号となる。ただし、網膜R上の光源像
36b’の移動方向と、瞳像P’内の強度が弱くなる方
向は、近視眼のときと反対になる。また、光源46bか
らの光束が開口絞り47で遮光されたときは、C2、C3に
示すような瞳像P’と電気信号出力になる。
a〜46cを変化させることにより、集光位置が46
a”から46b”に移動すると、B2に示すように受光素
子49上の瞳像P’の内部の光強度は、光束が遮光され
る側から弱くなり一様でない光量分布となり、B3に示す
ような電気出力信号となる。ただし、網膜R上の光源像
36b’の移動方向と、瞳像P’内の強度が弱くなる方
向は、近視眼のときと反対になる。また、光源46bか
らの光束が開口絞り47で遮光されたときは、C2、C3に
示すような瞳像P’と電気信号出力になる。
【0047】このようにして、光源の変化に伴う瞳像
P’の内部の光強度分布の変化の仕方によって、観察者
の眼Eが正視眼、近視眼、遠視眼の何れかであるかを判
別することが可能となる。
P’の内部の光強度分布の変化の仕方によって、観察者
の眼Eが正視眼、近視眼、遠視眼の何れかであるかを判
別することが可能となる。
【0048】次に、定量的に視度を測定する方法は、開
口絞り47が接眼レンズ42の焦点に位置している状態
で、観察者の眼Eが近視眼である場合には、光源群46
から発光し網膜Rで反射した赤外光は、開口絞り47に
対して接眼レンズ48寄りに集光する。従って、光源4
6a、46b、46cと順次に切換えることにより、受
光素子49上の瞳像P’の光量分布も変化するので、こ
の光量分布から近視眼と判断することができる。
口絞り47が接眼レンズ42の焦点に位置している状態
で、観察者の眼Eが近視眼である場合には、光源群46
から発光し網膜Rで反射した赤外光は、開口絞り47に
対して接眼レンズ48寄りに集光する。従って、光源4
6a、46b、46cと順次に切換えることにより、受
光素子49上の瞳像P’の光量分布も変化するので、こ
の光量分布から近視眼と判断することができる。
【0049】即ち、開口絞り47を光軸に沿って集光点
方向に移動し、その都度受光素子49上の光量分布を測
定し、光量分布が図4(a) のA3に示すように正視眼の状
態になるまでAVCユニット41を移動し、瞳像P’の
内部が均一に照明されるようになったときに、開口絞り
47の移動量を調べて視度を計測する。
方向に移動し、その都度受光素子49上の光量分布を測
定し、光量分布が図4(a) のA3に示すように正視眼の状
態になるまでAVCユニット41を移動し、瞳像P’の
内部が均一に照明されるようになったときに、開口絞り
47の移動量を調べて視度を計測する。
【0050】制御回路51はこの視度計測を行い、その
計測した視度を基に第2のアクチュエータ53に信号を
送り、表示手段44を駆動して観察者の眼Eにファイン
ダの視度を合わせる。なお、遠視眼の場合は上述と逆の
動作を行えばよい。
計測した視度を基に第2のアクチュエータ53に信号を
送り、表示手段44を駆動して観察者の眼Eにファイン
ダの視度を合わせる。なお、遠視眼の場合は上述と逆の
動作を行えばよい。
【0051】図7は視度測定のアルゴリズムのフローチ
ャート図を示し、制御回路51はカメラ側の図示しない
制御回路からの視度検出開始の命令により、視度測定動
作を開始するようになっている。
ャート図を示し、制御回路51はカメラ側の図示しない
制御回路からの視度検出開始の命令により、視度測定動
作を開始するようになっている。
【0052】ステップS1で、カメラ側の制御回路からの
視度検出開始の信号を制御回路51が検知し、視度測定
を開始する。ステップS2で、AVCユニット41を測定
のための初期状態位置に動かす。即ち、本実施例の場合
は接眼レンズ42の焦点位置に開口絞り47がくるよう
に移動する。ステップS3で、光源群46の各光源46a
〜46cを点灯して、それぞれの画像を取り込む。ステ
ップS4で取り込み画像を確認して、ステップS3で取り込
んだ画像中に瞳像P’があるかなどの必要なデータが得
られているかをチェックし、必要なデータが得られてい
ないときは画像を取り直す。
視度検出開始の信号を制御回路51が検知し、視度測定
を開始する。ステップS2で、AVCユニット41を測定
のための初期状態位置に動かす。即ち、本実施例の場合
は接眼レンズ42の焦点位置に開口絞り47がくるよう
に移動する。ステップS3で、光源群46の各光源46a
〜46cを点灯して、それぞれの画像を取り込む。ステ
ップS4で取り込み画像を確認して、ステップS3で取り込
んだ画像中に瞳像P’があるかなどの必要なデータが得
られているかをチェックし、必要なデータが得られてい
ないときは画像を取り直す。
【0053】ステップS5において、ステップS4で取り込
んだ画像中の瞳像P’の光強度分布を解析して調べ、ス
テップS6でその均一性を検討する。そして、瞳像P’の
光強度分布が不均一の場合はステップS7、S8に移行し、
近視方向か遠視方向かを判断し、第1のアクチュエータ
52によりAVCユニット41を移動して、再度画像の
取り込みを行う。
んだ画像中の瞳像P’の光強度分布を解析して調べ、ス
テップS6でその均一性を検討する。そして、瞳像P’の
光強度分布が不均一の場合はステップS7、S8に移行し、
近視方向か遠視方向かを判断し、第1のアクチュエータ
52によりAVCユニット41を移動して、再度画像の
取り込みを行う。
【0054】また、瞳像P’の光強度分布が均一であっ
た場合には、ステップS9でAVCユニット41の位置を
確認する。ステップS10 で、AVCユニット41のリセ
ット時における位置と正常眼と判断した位置とを比較
し、視度情報に関連する値を算出する。ステップS11
で、表示手段44を光軸方向に移動する第2のアクチュ
エータ53を駆動し、ステップS10 で算出した視度にフ
ァインダを調節する。そして、ステップS12 で視度調節
を終了する。
た場合には、ステップS9でAVCユニット41の位置を
確認する。ステップS10 で、AVCユニット41のリセ
ット時における位置と正常眼と判断した位置とを比較
し、視度情報に関連する値を算出する。ステップS11
で、表示手段44を光軸方向に移動する第2のアクチュ
エータ53を駆動し、ステップS10 で算出した視度にフ
ァインダを調節する。そして、ステップS12 で視度調節
を終了する。
【0055】このように、カメラ側の制御回路により視
度検出開始信号を検知して視度測定を行うのではなく、
観察者がファインダを覗いていることを検知して自動的
にカメラ側から信号を発するようにしてもよく、観察者
がファインダを覗きながら視度を合わせる際に信号を発
するようにしてもよい。
度検出開始信号を検知して視度測定を行うのではなく、
観察者がファインダを覗いていることを検知して自動的
にカメラ側から信号を発するようにしてもよく、観察者
がファインダを覗きながら視度を合わせる際に信号を発
するようにしてもよい。
【0056】また、AVCユニット41のリセット位置
は、開口絞り47を接眼レンズ42の焦平面上に設定し
て、観察者の眼Eが無限遠を見ている状態を基準とした
が、例えば観測者がlm手前の観察装置の虚像を見てい
る状態を基準としてリセット位置を設定し、それを基準
として観察者の眼Eが近視か遠視かを判断するための視
度測定を行ってもよい。
は、開口絞り47を接眼レンズ42の焦平面上に設定し
て、観察者の眼Eが無限遠を見ている状態を基準とした
が、例えば観測者がlm手前の観察装置の虚像を見てい
る状態を基準としてリセット位置を設定し、それを基準
として観察者の眼Eが近視か遠視かを判断するための視
度測定を行ってもよい。
【0057】また、AVCユニット41を駆動する第1
のアクチュエータ52と、表示手段44を駆動してファ
インダの視度を調節する第2のアクチュエータ53とを
使用したが、1個のアクチュエータにより駆動力を切換
えて使用するように構成してもよく、2個のアクチュエ
ータ52、53が連動して作動するように構成してもよ
い。
のアクチュエータ52と、表示手段44を駆動してファ
インダの視度を調節する第2のアクチュエータ53とを
使用したが、1個のアクチュエータにより駆動力を切換
えて使用するように構成してもよく、2個のアクチュエ
ータ52、53が連動して作動するように構成してもよ
い。
【0058】また、AVCユニット41が光軸方向に移
動する移動量に応じて視度調節を行っているので、移動
量の範囲によって視度測定の範囲が限定されてしまう
が、その場合でも先の第2の従来例による瞳像P’中の
光強度分布から直接視度を求める方法と、本実施例によ
る移動量に基づいて視度を調節する方法とを併用すれ
ば、測定の範囲が広がりかつ精度の高い測定を行うこと
ができる。
動する移動量に応じて視度調節を行っているので、移動
量の範囲によって視度測定の範囲が限定されてしまう
が、その場合でも先の第2の従来例による瞳像P’中の
光強度分布から直接視度を求める方法と、本実施例によ
る移動量に基づいて視度を調節する方法とを併用すれ
ば、測定の範囲が広がりかつ精度の高い測定を行うこと
ができる。
【0059】また、眼Eを照明するための光源群46は
3個で構成したが、光軸に対して垂直方向に分布する光
源群46であれば、その数については特に限定する必要
はない。更に、光源群46中の光源46a〜46cを切
換えて眼Eを照明したが、反射鏡などを用いて単一光源
の光路を変えて発光位置を変化させるようにしてもよ
い。
3個で構成したが、光軸に対して垂直方向に分布する光
源群46であれば、その数については特に限定する必要
はない。更に、光源群46中の光源46a〜46cを切
換えて眼Eを照明したが、反射鏡などを用いて単一光源
の光路を変えて発光位置を変化させるようにしてもよ
い。
【0060】また、本実施例ではAVCユニット41の
位置から観察者の視度に関する情報を得るためには、瞳
像P’の内部が均一になったときのAVCユニット41
の位置を求める必要があるが、この位置を知るためにA
VCユニット41に位置センサを取り付け、その結果を
制御回路51に送るようにしてもよく、第1のアクチュ
エータ52を電気的なパルスにより駆動するように構成
し、駆動時におけるパルス数を計数してその位置を知る
ようにすることもできる。
位置から観察者の視度に関する情報を得るためには、瞳
像P’の内部が均一になったときのAVCユニット41
の位置を求める必要があるが、この位置を知るためにA
VCユニット41に位置センサを取り付け、その結果を
制御回路51に送るようにしてもよく、第1のアクチュ
エータ52を電気的なパルスにより駆動するように構成
し、駆動時におけるパルス数を計数してその位置を知る
ようにすることもできる。
【0061】本実施例では、受光素子49としてエリア
センサを用いて、得られた眼像E’から瞳孔P位置など
を検出しているので、画像内に眼像E’が形成されてい
る限り視度の検出を行うことができ、眼Eの位置に対し
て自由度が増加する。
センサを用いて、得られた眼像E’から瞳孔P位置など
を検出しているので、画像内に眼像E’が形成されてい
る限り視度の検出を行うことができ、眼Eの位置に対し
て自由度が増加する。
【0062】図8は第2の実施例の構成図を示し、第1
の実施例に視線方向の検出機能を付加したものである。
本実施例では、視度測定を行う第1の画像解析回路54
と、視線方向を検出する第2の画像解析回路55とが分
離して配置されており、第2の画像解析回路55の出力
は図示しないカメラ側の制御回路に接続されている。そ
の他の構成は第1の実施例と同様であるが、本実施例で
はAVCユニット41と光源群46は、視度検出機能と
同時に視線方向検出機能も兼ね備えている。
の実施例に視線方向の検出機能を付加したものである。
本実施例では、視度測定を行う第1の画像解析回路54
と、視線方向を検出する第2の画像解析回路55とが分
離して配置されており、第2の画像解析回路55の出力
は図示しないカメラ側の制御回路に接続されている。そ
の他の構成は第1の実施例と同様であるが、本実施例で
はAVCユニット41と光源群46は、視度検出機能と
同時に視線方向検出機能も兼ね備えている。
【0063】視度測定は第1の実施例と同様に行い、A
VCユニット41の移動量からファインダを覗く観察者
の視度を測定している。従って、視度測定時にはAVC
ユニット41が光軸に沿って移動しているので、受光素
子49と観察者の眼Eとの結像関係がずれてしまう。こ
のために、視度測定後に視線検出を行う際に、受光素子
49と観察者の眼Eとの光学的な位置関係を元に戻して
おく必要がある。
VCユニット41の移動量からファインダを覗く観察者
の視度を測定している。従って、視度測定時にはAVC
ユニット41が光軸に沿って移動しているので、受光素
子49と観察者の眼Eとの結像関係がずれてしまう。こ
のために、視度測定後に視線検出を行う際に、受光素子
49と観察者の眼Eとの光学的な位置関係を元に戻して
おく必要がある。
【0064】受光素子49と観察者の瞳孔Pとが共役関
係にある場合には、図9に示すような観察者の眼像E’
が受光素子49上に取り込まれると、眼像E’と共に観
察者の瞳像P’及びプルキンエ像Kが表示される。図9
は光源群46の光軸上に位置する光源46aが発光した
ときの画像で、この画像を第2の画像検出解析回路55
により解析して観察者の視線方向を検出する。なお、こ
の具体的な検出方法については、特開平2−5号公報等
に開示されている。
係にある場合には、図9に示すような観察者の眼像E’
が受光素子49上に取り込まれると、眼像E’と共に観
察者の瞳像P’及びプルキンエ像Kが表示される。図9
は光源群46の光軸上に位置する光源46aが発光した
ときの画像で、この画像を第2の画像検出解析回路55
により解析して観察者の視線方向を検出する。なお、こ
の具体的な検出方法については、特開平2−5号公報等
に開示されている。
【0065】図10は視度検出から視線検出までのアル
ゴリズムのフローチャート図である。ステップS21 で制
御回路51は、図示しないカメラ側の制御回路による視
度検出開始の信号により視度検出を開始する。ステップ
S22 で、図7に示したアルゴリズムに従って観察者の視
度測定を行う。ステップS23 で、第2のアクチュエータ
53を駆動して、ステップS22 の視度測定で得られた値
に視度を調節する。ステップS24 で視度測定を完了し、
一連の視度調節動作を終了する。
ゴリズムのフローチャート図である。ステップS21 で制
御回路51は、図示しないカメラ側の制御回路による視
度検出開始の信号により視度検出を開始する。ステップ
S22 で、図7に示したアルゴリズムに従って観察者の視
度測定を行う。ステップS23 で、第2のアクチュエータ
53を駆動して、ステップS22 の視度測定で得られた値
に視度を調節する。ステップS24 で視度測定を完了し、
一連の視度調節動作を終了する。
【0066】ステップS25 で、カメラ側の制御回路によ
る視線検出モード切換信号により、視線検出の位置に設
定を切換える。ステップS26 で、AVCユニット41を
視線検出可能な位置に移動して、AVCユニット41の
位置をリセットする。ステップS27 で上述のアルゴリズ
ムにより視度検出から視線方向検出に切換えて視線検出
を開始する。視線検出は第2の画像解析回路55を基に
して行い、その情報をカメラ側の制御回路に送る。
る視線検出モード切換信号により、視線検出の位置に設
定を切換える。ステップS26 で、AVCユニット41を
視線検出可能な位置に移動して、AVCユニット41の
位置をリセットする。ステップS27 で上述のアルゴリズ
ムにより視度検出から視線方向検出に切換えて視線検出
を開始する。視線検出は第2の画像解析回路55を基に
して行い、その情報をカメラ側の制御回路に送る。
【0067】図11は第3の実施例の構成図を示し、第
2の実施例では視度検出の光源群46を視線検出のため
の光源として共用したが、本実施例では観察者の眼Eと
接眼レンズ42との間に視線検出用光源56が設置され
ている。その他は図8と同様なので、その説明は省略す
る。また、視度調節後に必ず視線検出モードに移行する
のではなく、カメラ側の制御回路からの信号により切換
えるようにしてもよい。
2の実施例では視度検出の光源群46を視線検出のため
の光源として共用したが、本実施例では観察者の眼Eと
接眼レンズ42との間に視線検出用光源56が設置され
ている。その他は図8と同様なので、その説明は省略す
る。また、視度調節後に必ず視線検出モードに移行する
のではなく、カメラ側の制御回路からの信号により切換
えるようにしてもよい。
【0068】本実施例では、視度検出用の第1の画像解
析回路54と視線検出用の第2の画像解析回路55を別
回路とし、第1の画像解析回路54を制御回路51と電
気的に接続し、第2の画像解析回路55は図示しないカ
メラ側の制御回路と電気的に接続されているが、第1の
画像解析回路54と第2の画像解析回路55を一体とし
てもよく、またカメラ側の制御回路等にこの機能を組み
込んでも支障はない。
析回路54と視線検出用の第2の画像解析回路55を別
回路とし、第1の画像解析回路54を制御回路51と電
気的に接続し、第2の画像解析回路55は図示しないカ
メラ側の制御回路と電気的に接続されているが、第1の
画像解析回路54と第2の画像解析回路55を一体とし
てもよく、またカメラ側の制御回路等にこの機能を組み
込んでも支障はない。
【0069】図12は第4の実施例の構成図を示し、カ
メラなどのファインダ光学系を表している。観察者は図
示しない対物レンズを介して、カメラのピント板57に
形成される像を接眼レンズ42を通して観察するように
なっている。接眼レンズ42の近傍に観察者に意識され
ない赤外光を発光する視線検出用光源58が配置され、
光源58はカメラ側の制御回路又は制御回路51に電気
的に接続されている。また、第2のアクチュエータ53
は第1、第2の実施例の場合にはファインダの視度調節
のために、表示手段44を光軸方向に移動する機能を有
していたが、本実施例では接眼レンズ42を駆動する機
能を有している。その他の構成は、第2の実施例と同様
であり、説明は省略する。
メラなどのファインダ光学系を表している。観察者は図
示しない対物レンズを介して、カメラのピント板57に
形成される像を接眼レンズ42を通して観察するように
なっている。接眼レンズ42の近傍に観察者に意識され
ない赤外光を発光する視線検出用光源58が配置され、
光源58はカメラ側の制御回路又は制御回路51に電気
的に接続されている。また、第2のアクチュエータ53
は第1、第2の実施例の場合にはファインダの視度調節
のために、表示手段44を光軸方向に移動する機能を有
していたが、本実施例では接眼レンズ42を駆動する機
能を有している。その他の構成は、第2の実施例と同様
であり、説明は省略する。
【0070】また、視度検出については、第1の実施例
と同様にAVCユニット41の移動量に応じて行い、そ
の結果に基づいて制御回路51からの信号により第2の
アクチュエータ53が駆動されて、視度が観察者の眼E
に適合するようになっている。
と同様にAVCユニット41の移動量に応じて行い、そ
の結果に基づいて制御回路51からの信号により第2の
アクチュエータ53が駆動されて、視度が観察者の眼E
に適合するようになっている。
【0071】図13は視度検出のアルゴリズムのフロー
チャート図である。ステップS31 で、カメラ側の制御回
路からの視度検出開始信号により視度検出を開始する。
ステップS32 でAVCユニット41、接眼レンズ42を
リセットして測定の初期状態に移動する。ステップS33
で、視度検出のための光源群46を点灯し、眼Eの瞳像
P’を取り込む。ステップS34 で取り込んだ画像の確認
を行い、必要な情報が欠落している場合には再度画像の
取り込みを行う。
チャート図である。ステップS31 で、カメラ側の制御回
路からの視度検出開始信号により視度検出を開始する。
ステップS32 でAVCユニット41、接眼レンズ42を
リセットして測定の初期状態に移動する。ステップS33
で、視度検出のための光源群46を点灯し、眼Eの瞳像
P’を取り込む。ステップS34 で取り込んだ画像の確認
を行い、必要な情報が欠落している場合には再度画像の
取り込みを行う。
【0072】ステップS35 で取り込んだ瞳像P’を解析
し、ステップS36 で画像中の瞳像P’の光強度分布を調
べる。均一であれば次のステップS37 に進み、不均一と
判断すればステップS38 、S39 に進み、AVCユニット
41の移動方向を解析し、第1のアクチュエータ52に
よりAVCユニット41を駆動し、再度画像の取り込み
を行う。
し、ステップS36 で画像中の瞳像P’の光強度分布を調
べる。均一であれば次のステップS37 に進み、不均一と
判断すればステップS38 、S39 に進み、AVCユニット
41の移動方向を解析し、第1のアクチュエータ52に
よりAVCユニット41を駆動し、再度画像の取り込み
を行う。
【0073】ステップS37 で、AVCユニット41の移
動した位置を記憶する。ステップS40 で、ステップS36
で記憶した光量が均一になるAVCユニット41の位置
と、リセット状態におけるAVCユニット41の移動量
とから観察者の視度情報を得る。ステップS41 で検知さ
れた視度情報を基にして、第2のアクチュエータ53を
駆動して接眼レンズ42を移動し、ファインダの視度を
調節する。そして、ステップS42 で一連の視度調節を完
了する。
動した位置を記憶する。ステップS40 で、ステップS36
で記憶した光量が均一になるAVCユニット41の位置
と、リセット状態におけるAVCユニット41の移動量
とから観察者の視度情報を得る。ステップS41 で検知さ
れた視度情報を基にして、第2のアクチュエータ53を
駆動して接眼レンズ42を移動し、ファインダの視度を
調節する。そして、ステップS42 で一連の視度調節を完
了する。
【0074】ステップS43 で、カメラ側の視線検出開始
信号で視線検知のための位置設定を行う。ステップS44
で、第2のアクチュエータ53の移動量に応じて第1の
アクチュエータ52を駆動し、受光素子49と眼Eとが
共役関係になるようにする。ステップS45 で視線検知を
開始する。
信号で視線検知のための位置設定を行う。ステップS44
で、第2のアクチュエータ53の移動量に応じて第1の
アクチュエータ52を駆動し、受光素子49と眼Eとが
共役関係になるようにする。ステップS45 で視線検知を
開始する。
【0075】図14は第5の実施例の構成図を示し、第
4の実施例と同様の位置に形成されたピント板57の像
を観察するためのファインダを表している。このファイ
ンダは自動視度測定機能と視線方向検出機能とを兼ね備
えており、その構成は図12と同様なので、説明は省略
する。
4の実施例と同様の位置に形成されたピント板57の像
を観察するためのファインダを表している。このファイ
ンダは自動視度測定機能と視線方向検出機能とを兼ね備
えており、その構成は図12と同様なので、説明は省略
する。
【0076】図15は視度検出のアルゴリズムのフロー
チャート図を示す。ステップS51 で、カメラ側の制御回
路からの視度検出開始信号により視度検出を開始する。
ステップS52 で、AVCユニット41、接眼レンズ42
をリセットして測定の初期状態に移動する。ステップS5
3 で、視度検出のための光源群46を点灯し、眼Eの瞳
像P’を取り込む。ステップS54 で取り込んだ画像の確
認を行い、必要な情報が欠落していた場合には再度画像
の取り込みを行う。
チャート図を示す。ステップS51 で、カメラ側の制御回
路からの視度検出開始信号により視度検出を開始する。
ステップS52 で、AVCユニット41、接眼レンズ42
をリセットして測定の初期状態に移動する。ステップS5
3 で、視度検出のための光源群46を点灯し、眼Eの瞳
像P’を取り込む。ステップS54 で取り込んだ画像の確
認を行い、必要な情報が欠落していた場合には再度画像
の取り込みを行う。
【0077】ステップS55 で取り込んだ瞳像P’を解析
し、ステップS56 で画像中の瞳像P’の光強度分布を調
べる。均一であればそのまま次のステップS57 に進み、
不均一と判断すればステップS58 、S59 に進み、再度画
像の取り込みを行う。ここで、瞳像P’の光強度分布が
不均一の場合には、第2のアクチュエータ53を駆動し
接眼レンズ42を移動する。そして、ステップS57 で一
連の視度調節を完了する。
し、ステップS56 で画像中の瞳像P’の光強度分布を調
べる。均一であればそのまま次のステップS57 に進み、
不均一と判断すればステップS58 、S59 に進み、再度画
像の取り込みを行う。ここで、瞳像P’の光強度分布が
不均一の場合には、第2のアクチュエータ53を駆動し
接眼レンズ42を移動する。そして、ステップS57 で一
連の視度調節を完了する。
【0078】ステップS60 で、カメラ側の視線検出開始
信号で視線検出のための位置設定を行う。ステップS61
で第2のアクチュエータ53の移動量に応じて第1のア
クチュエータ52の移動量を決定する。ステップS62
で、第1のアクチュエータ52を駆動し、ステップS61
で決定した移動量に応じて、観察者の眼Eと受光素子4
9が共役関係になるように調節する。ステップS63 で、
視線検出を行う光学系の位置設定を終了する。ステップ
S64 で視線検出を開始する。
信号で視線検出のための位置設定を行う。ステップS61
で第2のアクチュエータ53の移動量に応じて第1のア
クチュエータ52の移動量を決定する。ステップS62
で、第1のアクチュエータ52を駆動し、ステップS61
で決定した移動量に応じて、観察者の眼Eと受光素子4
9が共役関係になるように調節する。ステップS63 で、
視線検出を行う光学系の位置設定を終了する。ステップ
S64 で視線検出を開始する。
【0079】これらの第4、第5の実施例においては、
第2のアクチュエータ53の位置を確認する必要がある
が、この位置の検出に当っては、位置検出用の位置セン
サを設けてその出力を制御回路51に送るようにしても
よいし、第2のアクチュエータ53の駆動を電気的なパ
ルスにより行い、その駆動パルス数を計数することによ
り、第2のアクチュエータ53の位置を確認してもよ
く、第2のアクチュエータ53の位置によって視線検出
用の光学系を駆動するようにすれば、同様の効果を得る
ことができる。
第2のアクチュエータ53の位置を確認する必要がある
が、この位置の検出に当っては、位置検出用の位置セン
サを設けてその出力を制御回路51に送るようにしても
よいし、第2のアクチュエータ53の駆動を電気的なパ
ルスにより行い、その駆動パルス数を計数することによ
り、第2のアクチュエータ53の位置を確認してもよ
く、第2のアクチュエータ53の位置によって視線検出
用の光学系を駆動するようにすれば、同様の効果を得る
ことができる。
【0080】また、本実施例では視線検出用の光源が眼
Eと接眼レンズ42の間にある場合を示したが、第2の
実施例と同様に視度調節用の光源と共用するようにして
もよい。
Eと接眼レンズ42の間にある場合を示したが、第2の
実施例と同様に視度調節用の光源と共用するようにして
もよい。
【0081】
【発明の効果】以上説明したように本発明に係る観察光
学装置は、観察光学系の光軸に垂直な方向に2個以上の
光源を並べて観察者の眼を照明するようにしたことによ
り、観察者が観察光学系を覗く際に、観察者の眼の位置
に対して自由度を有する状態で、観察者が意識すること
なく自動的に観察者の視度に観察光学系を調節すること
ができ、更に観察者の視線も検出可能な自動視度調節を
備えた観察光学系とすることができる。
学装置は、観察光学系の光軸に垂直な方向に2個以上の
光源を並べて観察者の眼を照明するようにしたことによ
り、観察者が観察光学系を覗く際に、観察者の眼の位置
に対して自由度を有する状態で、観察者が意識すること
なく自動的に観察者の視度に観察光学系を調節すること
ができ、更に観察者の視線も検出可能な自動視度調節を
備えた観察光学系とすることができる。
【0082】また、本発明に係る観察光学装置は、観察
レンズの焦平面上に光源群を配置し、光源群を順次に点
滅させながら観察者の眼を照明し、同じく観察レンズの
焦平面上の開口絞りを介して、結像レンズにより画像検
出手段に観察者の眼像を結像し、得られた瞳像P’の光
強度分布と開口絞りの位置とから観察者の視度情報を得
ることにより、観察者が観察レンズを覗く際に、観察者
の眼の位置に対して自由度を有する状態で、観察者が意
識することなく自動的に観察者の視度に観察光学系を調
節することができ、更に観察者の視線も検出可能な自動
視度調節を備えた観察光学系とすることができる。
レンズの焦平面上に光源群を配置し、光源群を順次に点
滅させながら観察者の眼を照明し、同じく観察レンズの
焦平面上の開口絞りを介して、結像レンズにより画像検
出手段に観察者の眼像を結像し、得られた瞳像P’の光
強度分布と開口絞りの位置とから観察者の視度情報を得
ることにより、観察者が観察レンズを覗く際に、観察者
の眼の位置に対して自由度を有する状態で、観察者が意
識することなく自動的に観察者の視度に観察光学系を調
節することができ、更に観察者の視線も検出可能な自動
視度調節を備えた観察光学系とすることができる。
【図1】第1の実施例の構成図である。
【図2】光源の投光状態の説明図である。
【図3】光源の投光状態の説明図である。
【図4】正視眼の受光光学系の説明図である。
【図5】近視眼の受光光学系の説明図である。
【図6】遠視眼の受光光学系の説明図である。
【図7】アルゴリズムのフローチャート図である。
【図8】第2の実施例の構成図である。
【図9】視線検出時の瞳像P’の説明図である。
【図10】アルゴリズムのフローチャート図である。
【図11】第3の実施例の構成図である。
【図12】第4の実施例の構成図である。
【図13】アルゴリズムのフローチャート図である。
【図14】第5の実施例の構成図である。
【図15】アルゴリズムのフローチャート図である。
【図16】第1の従来例の構成図である。
【図17】第2の従来例の構成図である。
【図18】第3の従来例の構成図である。
【図19】瞳孔の説明図である。
40 観察光学系 41 AVCユニット 42 接眼レンズ 43、45 光反射手段 44 画像表示手段 46、46a、46b、46c、56、58 光源 47 開口絞り 48 結像レンズ 49 受光素子 50、54、55 画像解析回路 51 制御回路 52、53 アクチュエータ
Claims (21)
- 【請求項1】 観察者の眼を照明する発光手段と、観察
光学系と、前記発光手段による照明時に前記観察者の眼
からの反射光束を受光する受光手段とを有し、受光した
眼像を基に前記観察者の眼の視度に関する情報を得る観
察光学装置において、前記発光手段は前記観察光学系の
光軸に対して垂直方向に並ぶ2つ以上の光源から成る光
源群としたことを特徴とする観察光学装置。 - 【請求項2】 前記光源群は赤外光を発光する請求項1
に記載の観察光学装置。 - 【請求項3】 前記光源群は光軸を中心として対称に配
置した請求項1又は2に記載の観察光学装置。 - 【請求項4】 前記光源群は前記観察者の眼と前記光源
の間にある前記観察光学系の観察レンズの焦平面上に配
置した請求項1〜3の何れか1つの請求項に記載の観察
光学装置。 - 【請求項5】 前記受光手段は二次元的に配列した光電
変換部を有する受光素子とし、該受光素子に眼像を結像
する結像レンズと開口絞りを前記観察光学系に配置し、
前記受光素子と前記結像レンズと前記開口絞りを光軸方
向に移動する移動手段を備えた請求項1〜4の何れか1
つの請求項に記載の観察光学装置。 - 【請求項6】 前記光源群は時間により選択的に点灯す
る光源とし、前記受光手段は前記光源群の異なる点灯状
態における観察者の眼像を受光する受光素子とし、該受
光素子により受光した眼像を解析する解析手段と、該解
析手段の解析結果を基に前記移動手段を制御する制御手
段とを有する請求項1〜5の何れか1つの請求項に記載
の観察光学装置。 - 【請求項7】 前記制御手段は、前記受光素子上で得た
観察者の眼像中の瞳像の光強度分布によって前記移動手
段の位置を制御する請求項6に記載の観察光学装置。 - 【請求項8】 前記観察光学系の観察レンズにより観察
対象物を観察するための光路と前記光源群による赤外光
光路とを分岐する第1の光反射手段を有すると共に、該
第1の光反射手段と前記光源群の間に設けた前記光源群
から眼方向に向く光路と眼からの反射光を前記受光手段
で受光する光路とを分岐する第2の光反射手段を有する
請求項1〜7の何れか1つの請求項に記載の観察光学装
置。 - 【請求項9】 開口絞りを前記第2の光反射手段により
分岐した一方の光路上に配置し、観察者の眼と前記光源
群の間の前記観察レンズの焦平面に等価な位置を含む光
軸上を前記移動手段により移動可能とした請求項8に記
載の観察光学装置。 - 【請求項10】 前記移動手段の移動した場所を検知す
る場所検知手段を有する請求項6に記載の観察光学装
置。 - 【請求項11】 前記場所検知手段により得た前記移動
手段の場所と前記焦平面に等価な位置の間の距離を基に
して観察者の視度に関する情報を算出する算出手段と、
前記観察光学系の視度を観察者の視度に調節する調節手
段と、該調節手段を前記算出手段が算出した結果を基に
制御する制御手段とを有する請求項10に記載の観察光
学装置。 - 【請求項12】 前記受光手段により得た観察者の眼像
から観察者の視線方向を検出する請求項1〜11の何れ
か1つの請求項に記載の観察光学装置。 - 【請求項13】 観察者の眼と前記観察光学系の観察レ
ンズの間に第2の光源を配置し、該第2の光源を発光し
て前記受光手段で受光した観察者の眼像から観察者の視
線方向を検出する請求項1〜12の何れか1つの請求項
に記載の観察光学装置。 - 【請求項14】 請求項1〜13の何れか1つの請求項
に記載の観察光学装置を有する光学機器。 - 【請求項15】 観察者の眼を照明する発光手段と、観
察光学系と、前記発光手段による照明時に前記観察者の
眼からの反射光束を受光する受光手段とを有し、受光し
た眼像を基に前記観察者の眼の視度に関する情報を得る
観察光学装置において、前記観察光学系に2つ以上の光
源から成る光源群を有し、該光源群は前記観察光学系の
観察レンズの焦平面上に位置し、前記光源群を順次に点
滅して観察者の眼を照明し、前記観察レンズの焦平面上
に設けた開口絞りを介して結像レンズにより画像検出手
段上に観察者の眼像を結像し、該画像検出手段により得
た瞳像の光強度分布と前記開口絞りの位置とから観察者
の視度情報を得ることを特徴とする観察光学装置。 - 【請求項16】 前記視度情報を基に前記観察光学系の
視度を調節する請求項15に記載の観察光学装置。 - 【請求項17】 観察者が観察する観察対象物を光軸方
向に移動して視度を調節する請求項16に記載の観察光
学装置。 - 【請求項18】 観察者が観察する観察対象物と観察者
との間に配置した前記観察光学系の一部又は全部を光軸
方向に動かして視度を調節する請求項16に記載の観察
光学装置。 - 【請求項19】 前記光源群を発光して前記画像検出手
段で検出した観察者の眼の画像情報から観察者の視線方
向を得る請求項15〜18の何れか1つの請求項に記載
の観察光学装置。 - 【請求項20】 観察者の眼と前記観察レンズの間に第
2の光源を有し、該第2の光源による照明時に前記画像
検出手段から得た画像を基に観察者の眼の視線方向を得
る請求項15〜18の何れか1つの請求項に記載の観察
光学装置。 - 【請求項21】 請求項15〜20の何れか1つの請求
項に記載の観察光学装置を有する光学機器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24989997A JPH1172699A (ja) | 1997-08-29 | 1997-08-29 | 観察光学装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24989997A JPH1172699A (ja) | 1997-08-29 | 1997-08-29 | 観察光学装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1172699A true JPH1172699A (ja) | 1999-03-16 |
Family
ID=17199876
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP24989997A Pending JPH1172699A (ja) | 1997-08-29 | 1997-08-29 | 観察光学装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH1172699A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US11988895B2 (en) | 2020-08-24 | 2024-05-21 | Canon Kabushiki Kaisha | Observation optical system and apparatus having the same |
-
1997
- 1997-08-29 JP JP24989997A patent/JPH1172699A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US11988895B2 (en) | 2020-08-24 | 2024-05-21 | Canon Kabushiki Kaisha | Observation optical system and apparatus having the same |
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