JPH06178513A - ワークピースへの粉体被覆適用装置 - Google Patents

ワークピースへの粉体被覆適用装置

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JPH06178513A
JPH06178513A JP4076014A JP7601492A JPH06178513A JP H06178513 A JPH06178513 A JP H06178513A JP 4076014 A JP4076014 A JP 4076014A JP 7601492 A JP7601492 A JP 7601492A JP H06178513 A JPH06178513 A JP H06178513A
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JP
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workpiece
coating
shaft
powder
armature
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JP4076014A
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English (en)
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Sandor Habsburg-Lothringen
サンドア・ハスバーグ−ロスリンゲン
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Axis SpA
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B05SPRAYING OR ATOMISING IN GENERAL; APPLYING FLUENT MATERIALS TO SURFACES, IN GENERAL
    • B05CAPPARATUS FOR APPLYING FLUENT MATERIALS TO SURFACES, IN GENERAL
    • B05C19/00Apparatus specially adapted for applying particulate materials to surfaces
    • B05C19/02Apparatus specially adapted for applying particulate materials to surfaces using fluidised-bed techniques
    • B05C19/025Combined with electrostatic means
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B05SPRAYING OR ATOMISING IN GENERAL; APPLYING FLUENT MATERIALS TO SURFACES, IN GENERAL
    • B05BSPRAYING APPARATUS; ATOMISING APPARATUS; NOZZLES
    • B05B12/00Arrangements for controlling delivery; Arrangements for controlling the spray area
    • B05B12/16Arrangements for controlling delivery; Arrangements for controlling the spray area for controlling the spray area
    • B05B12/20Masking elements, i.e. elements defining uncoated areas on an object to be coated
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B05SPRAYING OR ATOMISING IN GENERAL; APPLYING FLUENT MATERIALS TO SURFACES, IN GENERAL
    • B05CAPPARATUS FOR APPLYING FLUENT MATERIALS TO SURFACES, IN GENERAL
    • B05C13/00Means for manipulating or holding work, e.g. for separate articles
    • B05C13/02Means for manipulating or holding work, e.g. for separate articles for particular articles
    • B05C13/025Means for manipulating or holding work, e.g. for separate articles for particular articles relatively small cylindrical objects, e.g. cans, bottles
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B05SPRAYING OR ATOMISING IN GENERAL; APPLYING FLUENT MATERIALS TO SURFACES, IN GENERAL
    • B05CAPPARATUS FOR APPLYING FLUENT MATERIALS TO SURFACES, IN GENERAL
    • B05C19/00Apparatus specially adapted for applying particulate materials to surfaces
    • B05C19/06Storage, supply or control of the application of particulate material; Recovery of excess particulate material

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  • Electrostatic Spraying Apparatus (AREA)
  • Application Of Or Painting With Fluid Materials (AREA)
  • Manufacture Of Motors, Generators (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 電動モーターの電機子その他の部品(ワーク
ピース)に、できるだけ少ない分割ユニツトを有する相
対的にコンパクトであるワークピースの被覆を成し遂げ
るための装置を提供する。 【構成】 ワークピースへ熱硬化性の粉体被覆を施す装
置であり、粉体をワークピースに静電コーティングする
ための静電被覆手段と;静電被覆手段によりワークピー
スに被覆を施した後にワークピースの領域から余剰また
は不要の被覆粉体を除去するためのクリーニング手段
と;静電被覆手段とクリーニング手段とに共通し、静電
被覆手段からの余剰の被覆粉体を回収し、さらに、クリ
ーニング手段から被覆された粉体を回収する粉体回収手
段とからなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は粉体被覆をワークピース
に施すための装置に関するものであり、更に詳しくは、
熱硬化性の粉体を電気モーターの構成要素に適用するた
めの装置に関する。更に詳しく述べれば、本発明は静電
的に電気モーター電機子および固定子に絶縁被覆を施す
ための装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】電気モーターの巻取部分、それは電機子
および固定子であるのだが、これを粉体の形態で適用さ
れる樹脂性あるいはエポキシの被覆で絶縁することは一
般的な方法である。モーター部分は粉体の適用前に被覆
が接した時に溶融しそれ以上或いはそれ以下の均一な層
に流延するように加熱されるか、あるいは被覆が溶融す
るように粉体適用前に加熱される。
【0003】粉体適用の所望の均一性を保証するための
ある一般的なテクニックとしては、静電的方法を利用し
た粉体の適用である。これらの方法において、モーター
部分は接地されており、それに荷電された粉体粒子が静
電的に堆積される。静電的堆積方法の一つとしては、イ
オン化された空気の流れの中に分散された粉体粒子の浮
動性ベッド中に接地されたモーター部分を設置すること
である。もう一つ他の方法では静電的スプレー装置を使
用している。静電的方法の主たる利点は、より強い電界
を発生する傾向にあるので通常の絶縁被覆よりもより厚
いものを必要とする角の様な領域が、まさに同じ理由で
あるこれらの領域に於けるより強い電界がより多くの堆
積されるべき粒子を引き起こすので、より厚い被覆がな
されることである。
【0004】浮動性ベッド被覆は一般的に所望の被覆が
相対的に厚いおよび相対的に均一である場所、また被覆
・未被覆の領域間での滑らかな境界が必要である場所に
採用されている。浮動性ベッド被覆は特に、被覆対象物
が直接スプレーでは届かない凹角の部分を有する場所に
置いて有用である。
【0005】一方、ワークピースのほんの一部の領域に
被覆が必要な場合には、より高い装置コストおよび最終
被覆品に於けるより高い許容誤差の逸脱を含んでしまう
がスプレー被覆を採用し得る。どちらの方法も未使用の
粉体の回収の必要がある広さに対し、スプレー被覆はさ
らにより高い粉体回収コストも必要とする。スプレー被
覆は静電的あるいは非静電的スプレーを使用することが
出来る。
【0006】もう一つ別の被覆処理の知られている方法
としてはワークピースは粉体が適用される前に、速やか
に少なくとも顕著にワークピース上に保持されるようそ
れが溶融するように前加温されている。
【0007】どの様なタイプの被覆処理においても、切
断あるいは打ち抜き等を助けるためのワークピースに使
用される溶液の様な汚れ、グリース、他の異物を取り除
くために実際の被覆工程前にワークピースはクリーニン
グされる。ワークピースはそれから被覆不要な部分をカ
バーするためにマスクがなされる。例えば、電気モータ
ーの部分の場合、モーターの正しい機能の為に電気的接
地をなすのに必要である領域がある、あるいは更に最も
らしいこととしては、被覆が高すぎる摩擦係数を結果と
して生じさせてしまうような電機子軸の様な場所あるい
はもはや必要な間隙にあわないポイントに対する被覆さ
れたピースの寸法を増加するような電機子の丸い外周表
面の様な場所がある。もしその様な領域がマスクされな
ければ、粉体が加熱によって溶融される前に粉体被覆を
取り除く事が出来る。しかし、ある場合には清浄に保た
れるべき領域は粉体取り除きあるいはクリーニング装置
が届きにくく、従って最初の場所に置いて粉体の堆積を
防ぐためにこれらの領域をマスクすることがより容易で
ある。
【0008】自動マスク装置は知られているが、その様
な領域に確実に自動的にマスクを行うことは非常に難し
い。その結果自動マスク装置は不必要なまでも複雑で、
それゆえ不必要なまでに高価なものである。
【0009】被覆前にワークピースは処理されなければ
ならないのと同様に、また被覆後および硬化前にワーク
ピースが被覆されるべきではない領域から過剰の或いは
不必要な粉体を取り除く或いは清浄するために処理され
なければならない。従来のクリーニングテクニックとし
てバキューム、ブラシ掛け、スクラッピング、あるいは
スポンジの様な開放型セル発泡体での拭き取り等が含ま
れる。これらのテクニックではワークピースの正確な領
域がクリーニング装置に対し確実に供されるようにワー
クピースの特別なハンドリングが必要となる。これらの
テクニックはまた、取り除かれる粉体を捕獲する粉体回
収装置と同様にワークピースと装置の間の相対的な動き
が必要となってくる(ただし、バキュームクリーニング
方法はそれ自身が回収装置でもある)。もちろんもし前
加温タイプの応用テクニックが用いられた場合には、ど
んな使用された粉体も取り除く事が出来ず、それゆえク
リーニングステップはなされない。
【0010】このステップはいくつかの適用例において
は省略されることも有り、また前加温が用いられる場合
には常に省略されるのだが、クリーニング後、ワークピ
ースはしばしばさらなる取り扱い中においてその剥離を
防ぐよう被覆を接着するために充分に加熱される。その
ような「早期硬化」工程が使用された場合、通常、赤外
・マイクロ波あるいは誘導加熱によって成し遂げられ、
いくつかの場合ワークピースは正確な加熱の為に特別の
並びに設置される必要がある。
【0011】もし早期硬化が使用されなければ、被覆さ
れる領域からの粉体の剥離の可能性無しに最終硬化に先
立ってマスクは取り除くことは出来ない。しかし早期硬
化の後にはマスクは取り除くことが出来、そしてワーク
ピースは被覆をその最終的な所望の状態に変換するため
に加熱される。この最終的な硬化ステップは異なったタ
イプの装置においてなし遂げることが出来、そして時に
は加熱後の制御された冷却ステップを含む。他の中間ス
テップは必要でも可能でもないので、最終的な硬化は早
期(予備的)硬化が使用される被覆の後に速やかになさ
れる。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】上記の様な被覆処理の
ステップを全て成し遂げるための従来の装置はとても大
きく、通常いくつもの分けられたユニットから成り、ワ
ークピースが様々なユニットにおいて処理の為に製造ラ
インから取り出されるような複雑な取り扱いが必要とな
ってしまう。さらに、とりわけ過剰の粉体を回収するた
めの大量の空気の移動を必要とするそれ自身の粉体回収
システムのような、各々のユニットがそれ自身の支持装
置を有している。
【0013】従って、出来るだけ少ない分割ユニットを
有する相対的にコンパクトであるワークピースの被覆を
成し遂げるための装置を提供することが望まれていた。
【0014】また、取り扱う空気の量を減少させるよう
な装置の様々なユニットにおける共通の過剰粉体回収シ
ステムを提供する事が望まれていた。
【0015】またさらに、ワークピースが製造ラインか
ら取り出され、処理され、また製造ラインに戻されるよ
うな、それらの簡便で効果的な取り扱いを提供すること
が望まれていた。
【0016】また、ワークピースを装置の様々なユニッ
トに関して位置することが出来るような取り扱い装置を
提供することもまだ望まれていた。
【0017】またさらに、その様な装置に対して更に効
果的なクリーニングユニットを提供する事が望まれてい
た。
【0018】また最後にその様な装置のための簡素化さ
れた自動マスキング・アンマスキング装置を提供するこ
とが望まれていた。
【0019】本発明の目的のひとつは、出来るだけ少な
い分割ユニットを有する相対的にコンパクトであるワー
クピースの被覆を成し遂げるための装置を提供すること
である。
【0020】また、本発明の目的のひとつは取り扱わな
ければならない空気の量を減少させるような装置の様々
なユニットに対する共通の過剰粉体回収システムを提供
する事である。
【0021】またさらなる本発明の目的は、ワークピー
スが製造ラインから取り出され、処理され、また製造ラ
インに戻されるような、それらの簡便で効果的な取り扱
いを提供することである。
【0022】またさらなる本発明の目的は、ワークピー
スを装置の様々なユニットに関して位置することが出来
るような取り扱い装置を提供することである。
【0023】またさらに本発明の目的は、その様な装置
に対して更に効果的なクリーニングユニットを提供する
事である。
【0024】最後にもう一つの本発明の目的は、その様
な装置のための簡素化された自動マスキング・アンマス
キング装置を提供することである。
【0025】
【課題を解決するための手段】本発明によって、ワーク
ピースに対する粉体の熱硬化性被覆を施す装置を提供す
ることが出来る。該装置は、ワークピースに対し粉体被
覆を適用するための静電的被覆手段、静電的被覆手段に
よってワークピースに被覆した後ワークピースの表面か
ら過剰のあるいは不要な粉体被覆を取り除くクリーニン
グ手段、および被覆手段から過剰の粉体被覆・またクリ
ーニング手段からは除去された粉体被覆その両方を回収
するための静電的被覆手段およびクリーニング手段に共
通の粉体回収手段、からなるものである。
【0026】またさらに、ワークピースに対して粉体被
覆を施す被覆手段、被覆手段によってワークピースに被
覆した後ワークピースの表面から過剰のあるいは不要な
粉体被覆を取り除くクリーニング化手段、および直動平
面に沿って第1の方向にクリーニング化手段を過ぎてワ
ークピースを直動し粉体熱硬化被覆を取り除く事が望ま
れるワークピースの表面領域をクリーニング手段に対し
供する為の手段、を含んでなる装置も提供される。該ク
リーニング手段は、実質的に直動平面に対し垂直な壁面
を有するバキュームチャンバを含んでなる。該バキュー
ムチャンバは複数のディバイダによって複数のバキュー
ムプレナに分割される。ディバイダはお互いに平行で、
直動平面に垂直で、第1の方向に関してななめの角度で
ある。
【0027】
【発明の詳細な記述】
【0028】この発明は、以下に述べるように、電動モ
ーターの電機子その他の部品(ワークピース)に静流動
床静電塗方式により被覆を行う装置について記述される
が、この発明は、他のワークピースにも実施される。こ
の発明は、電動モーターの巻線部品やその他のパーツ、
その他のワークピースを含め、被覆の前後、中間におい
て、被覆すべきワークピースに所要のマスキングを施し
て処理する装置、工程をも含み、また、静電被覆以外の
被覆方式にも適用される。
【0029】この発明の第1の特徴は、電機子生産ライ
ンにおける単一の処理ステーションにおいて、コーティ
ング、クリーニングそしてプレキュアリング(予備的硬
化)などのコーティング工程すべてを含むことである。
特に、静電被覆方式の場合、コーティング、クリーニン
グ、プレキュアリングの設備は、該処理ステーションの
モジュールとして提供される。処理ステーションは、単
一のハウジングで構成され、コーティングならびにクリ
ーニング処理においての余剰の被覆粉体は、前記ハウジ
ング内で集められ、したがって、余剰の被覆粉体の回収
は、すべて前記単一のハウジングにおいて処理され、従
来のように、各コーティングならびにクリーニング処理
ステーションへ別々に配置した余剰被覆粉体の回収装置
の設置を不要とし、このような回収を集中的に処理でき
る。
【0030】この発明によれば、コーティング方式に応
じたコーティングモジュールを処理ステーションに設置
できる。処理ステーションの各モジュールを単一のハウ
ジングに内蔵させることにより、前記したように余剰、
不要の被覆粉体の回収が単一の回収手段により集中的に
行えるものである。予備加熱/スプレイ被覆方式の場合
は、ワークピース(電機子)に付着した粉体のすべて
は、溶解するので、クリーニング工程は、不要となる。
したがって、被覆粉体の回収が必要な被覆方式は、スプ
レイ被覆工程それ自体であり、予備加熱/スプレイ被覆
方式の場合は、ハウジングの使用は、流動床静電被覆方
式に較べ、さほどの利点を有していない。しかしなが
ら、環境条件が確実にコントロールできるときは、単一
のハウシングを使用しての被覆方式は、非常に有利とな
る。
【0031】この発明によるクリーニングモジュール
は、縦方向の仕切により複数のチャンネルに仕切られ、
これらのチャンネルそれぞれにに開口を設け、該チャン
ネルを吸引空気の通路としたバキュームチャンバを含
む。クリーニングされるべき電機子は、クリーニングモ
ジュールの上を、前記チャンネルに流入する空気流が最
も粉体の除去に効果的であるような距離をおいて通過さ
れる。チャンネルを相互に平行に、かつ、縦方向に配置
し、これらチャンネルの開口を電機子が通過する方向に
対し斜めの角度の配置とすることが好ましい。
【0032】この発明は、また、電機子生産ラインから
電機子を処理ステーションへと一旦移し、該処理ステー
ションに配置の各種の処理モジュールを通過させ、その
後に該処理ステーションから処理された電機子を引き出
して、電機子生産ラインへと戻すハンドリングシステム
を含む。このハンドリングシステムは、好ましくは、複
数の電機子を同時に処理できるものである。該ハンドリ
ングシステムは、ユニークなセルフロッキング・グリッ
ピング手段、自動マスキング手段を備え、これらの手段
は、一体的になっている。
【0033】この発明の装置は、処理数量の多寡を問わ
ない。
【0034】
【実施例】図1から図7に、この発明の好適な実施例を
示す。
【0035】この発明による装置10は、電機子加工ラ
インのコンベヤー11と処理ステーション20との間を
電機子12を搬送するもので、電機子は、コーティング
モジュール21により静電被覆され、選択された電機子
表面がクリーニングモジュール22により清浄化され、
不要のパウダーが排除され、ついで、電機子は、プレキ
ュアリングモンジュール23において加熱されてデポジ
ットされたパウダーが安定化される。
【0036】コーティングすべき電機子12は、まず最
初、プレクリーニングステーション(図示せず)におい
て汚れ、汚染物などの付着物が除去される。ついで、各
電機子の軸13,13’がコンベヤー11のそれぞれの
コンベヤー搬送チェインの対向するV座17,17’に
着座される。ついで、コンベヤー11が電機子をトラン
スファー装置15に搬送する。
【0037】トランスファー装置15は、電機子12を
掴み、後記するように、軸13,13’を自動的にマス
クする。保持され、マスクされた電機子12は、つい
で、コーティング、クリーニング、プレキュアリング操
作のために窓部106を介して処理ステーション20へ
搬送される。これらの操作が終了されれば、コーティン
グされた電機子16は、コンベヤー11へ戻され、下流
側のステーション(図示せず)へ搬送されて、再度のコ
ーティング処理その他の電機子製造加工処理が行われ
る。これらの操作には、マスクつきでは実施できないク
リーニング処理も含まれる。さらに、該操作には、適当
なオーブン(図示せず)でのキュアリングも含まれる。
【0038】複数の電機子がバッチ方式で搬送チェーン
18,18’により連続して移送され、プラットフォー
ム19上に整列される。まず最初に、プラットフォーム
19は、図1に示す位置から900 回転される。プラッ
トフォーム19は、搬送チエーン18,18’の間に位
置し、半円形の座100を有し、これらの座は、コンベ
ヤー11で搬送されてくる電機子12と位置が正合して
いる。
【0039】電機子12がコンベヤー11により座10
0に正合すると、リフト装置101がプラットフォーム
を搬送チエーンの間で上方へ移動し、電機子12を座1
00に着座させ、ついで軸13,13’を支持V座1
7,17’から持ち上げる。
【0040】電機子12を保持するプラットフォーム1
9が搬送チエーン18,18’から離れると、リフト装
置101がプラットフォーム19を900 回転させて、
図1に示す角度位置にする。そして、さらにプラットフ
ォーム19をトランスレートして電機子12をトランス
ファー装置15の分かれているアーム30,31の間に
位置させる。プラットフォーム19がこのような位置に
あると、電機子の軸13,13’は、アーム30,31
に装着された保持部材40,41に正合される。プラッ
トフォーム19において、アーム30,31の保持部材
40,41に電機子12が正合した後、プラットフォー
ム19の回転した位置に正合しているロッキング装置1
9’が半円形の座100’と共にプラットフォーム19
方向へ下降する。座100’が電機子12に当接し、圧
接すると、ロッキング装置19’は、下降を停止する。
これによって、電機子12は、アーム30,31の保持
部材40,41に正合状態でロックされる。
【0041】トランスファー装置15は、案内104,
104’にそって移動するスライダー103に固定され
た支持装置102を含む。これらの案内は、軸105に
平行であって、この軸にそって電機子12の中心がハウ
ジング24の窓部106から処理ステーション20内へ
移動される。アーム30,31は、クロスバー32の両
側面それぞれにスライド自由に装着されていて、このク
ロスバーは、支持装置102の一部であり、その結果、
アーム30,31は、軸105に対し垂直に移動し、互
いに近接したり、離れたりできるようになっている。各
アームは、そのような移行ができるように、移行装置1
08,108’それぞれに関連しているものである。
【0042】それぞれの移行装置108,108’は、
つかまれるアーム30,31の部分に正合した二つのグ
リッパー109,109’を有している。グリッパー1
09,109’は、スライダー110,110’それぞ
れに保持されており、これらスライダーは、機枠(図示
せず)に取り付けられた案内111,111’にそい軸
105に対し垂直に移動する。
【0043】移行装置108,108’は、軸105方
向へ移動し、これによってグリッパー109,109’
がアーム30,31を掴み、その後に移行装置108,
108’は、反対方向へ動いてアーム30,31を分離
し、プラットフォーム19が軸13,13’を正合する
ための位置となる。ついで移行装置108,108’
は、再び軸105方向へ移動し、アーム30,31を閉
じ、保持部材40,41を電機子の軸13,13’に係
合させ、これらを保持させる。この点は、後記する。同
時に、マスキングメンバーを後記するように軸13,1
3’に施す。グリッパー109,109’は、ついで開
放され、移行装置108,108’は、軸105から離
れ、レスト位置へ戻る。
【0044】移行装置108,108’の機能を遂行さ
せるために、トランスファー装置15に内部機構を付加
することも可能であるが、トランスファー装置15は、
後記するように、サイズが種々異なるワークピースに適
合させることができるように交換可能になっている。ア
ーム30,31の移動は、正確に行われなければならな
いから、装置10の機枠(図示せず)に精密な移行装置
108,108’を半永久的に装着することが望まし
い。それぞれの交換可能なトランスファー装置15に精
密な移行機構を含ませないほうが多数の交換可能なトラ
ンスファー装置15を準備する費用を節減させる。
【0045】アーム30,31は、中空であって、該ア
ームに対し垂直の同じく中空の延長部33,34を備え
ている。これらの延長部は、筒状のクロスメンバー32
の案内35,36にスライド自由に支持されている。筒
状のクロスメンバー32は、支持装置102の一部をな
すチューブ37の一部である。
【0046】中空カップ部材38がボルト39によりチ
ューブ37の内部ブロックに固定されている。カップ3
8のねじ部分300がスリーブ301を介して係合し、
チューブ37とチューブ302とを着脱自由に連結し、
後記するように、トランスファー装置15が手早く交換
できるようになっている。チューブ302は、ネジ溝3
04の手段により延長チューブ303に固定されてい
る。延長チューブ303は、スライダー105に固定さ
れ、電機子12を処理ステーション20へ出し入れする
ために軸105に対し装置15を平行に移動させる。
【0047】チューブ302に内蔵のシリンドリカルな
部材305は、通路306を構成し、この通路は、エア
ーシリンダーとブッシング307,308を着座させ、
軸105に平行にスライドするロッキングピン309,
310を支持する通路となる。
【0048】シリンドリカルな部材305の端面に当接
するタップ311,312は、エアーシリンダー306
のための気密底部として作用する。第2のシリンドリカ
ルな部材313は、タップ312と第3のシリンドリカ
ルな部材314との間のスペーサーとして作用する。第
3のシリンドリカルな部材314は、出力軸316を有
するニューマチックモーター315を支持する。第2の
シリンドリカルな部材313は、モーター軸316が挿
入される中央孔317を有している。モーター軸16
は、軸318に接続する。第2のシリンドリカルな部材
313の孔319がロッキングピン309,310をフ
レキシブルな空気チューブ322,323に接続するに
必要なエアーフィッティング320,321の設置場所
を提供する。
【0049】タップ311,312とシリンドリカルな
部材305,313,314は、すべてシーケンシャル
に当接し、これらの部材の合致する孔に通されるボルト
(図示せず)により合体されて、サンドイッチ構造を構
成する。ボルトの頭は、タップ311に当接するが、端
部は、第3のシリンドリカルな部材314のねじ孔(図
示せず)に係合する。前記サンドイッチ構造体は、リン
グ325を用いてチューブ302の肩部324にタップ
311を押しあてることによってチューブ302に固定
される。
【0050】ピストン部材326がシリンドリカルな部
材305の孔306にスライド自由に装着されている。
ピン309,310がディスク部材327の手段でピス
トン326に固定される。孔306に形成されたチャン
バへピストン326により空気を供給することにより、
ピン309,310は、ブッシング307,308内を
前進、後退できるようになる。ピストン326がクロス
部分32の方向へスラスト前進すると、ピン309,3
10のチップがアーム延長部33,34の孔328に正
確に係合し、アームをクローズの状態にロックする。こ
のようなロッキング作用は、移行装置108,108’
のグリッパー109,109’が一旦釈放状態になった
とき、保持装置40,41によりグリップされている電
機子軸13,13’を維持するのに必要となる。
【0051】ピン309,310は、好ましくは、中空
であり、これによってチューブ322,323から供給
される空気が延長部33,34の内部、したがって、ア
ーム30,31の内部へ供給される。この理由は、後記
する。チューブ322,323の他端は、延長チューブ
303の後端を介して適当な空気供給部に連通してい
る。
【0052】モーター315を使用して後記するように
電機子12と共に保持装置40,41を回転する。ベベ
ル歯車329が軸330の端部にチューブ37のベアリ
ング331に装着される。軸330がクイックリリーズ
・クロスコネクション322の手段により軸318に接
続される。軸318が、ピストン326の中央ブッシン
グ344にそい回転するように装着されている。軸31
8の他端は、モーター軸316に螺合している。
【0053】中空軸333,334がクロス部分32の
ベアリング335に装着されている。軸336は、中空
軸333,334内でクロス部分322のベアリング3
37に支持されている。キイ338,339が中空軸3
33,334のスロット340に通され、軸336の長
さにそい研磨されたチャンネルそれぞれに係合する。
【0054】軸336を回転させるために、ベベル歯車
341(軸336に固定)がモーター315で回転され
るベベル歯車329に係合する。これによって、中空軸
333,334の端部のベルトプーリー342,343
が回転し、保持装置40,41が電機子と共に必要に応
じて回転される。この点については、後記する。
【0055】軸336の中空軸333,334が軸33
6の各チャンネル内でキイ338,339と係合してス
ライドすることで、延長部33,34がアーム30,3
1の開閉のために動くとき、中空軸333,334が移
動できる。
【0056】アーム30,31の一方から他方への動き
の間に、各軸の端部13,13’は、ねじ44によりグ
リッパー43に固定された保持部材40,41の部材4
2に当接するようになる。スリーブ45にスライド自由
に装着されたグリッパー43は、ついで、アーム30,
31が互いの方向に動き、保持部材40,41を軸1
3,13’に圧接させるにつれて、後退し出す。スリー
ブ45は、支持部材47とマスキング部材またはシュラ
ウド402との間に固定される。グリッパー43には、
固定されたスリーブ45の丸いチップ部分49に係合す
るスプリットなシリンドリカルな部分48が設けられて
いる。グリッパー43の部分48は、スリーブ45のチ
ップ部分49に係合するために、多数の等軸の間隔をお
いた部分を残してスプリットしている。前記部分48
は、また、中空の中央コアを有し、このコアのサイズ
は、軸13,13’の直径よりも僅かに大きく、フラス
トコニカルな形状をした外面を有する。
【0057】アーム30,31が互いの方向に動くにつ
れ、グリッパー43のスプリット部分48は、軸13,
13’が部材42に当接するにつれ、軸13,13’と
スリーブ45のチップ部分49との間で楔状になる。こ
れによって、軸13,13’に摩擦作用の把持力が発生
し、グリッパー43に対する軸13,13’の回転を阻
止する。また、軸13,13’の軸400にそう横方向
の動きと軸400にそう軸13,13’の動きを規制す
る。 アーム30,31が分かれ、軸13,13’が部
材42に当接しなくなったとき、グリッパー43とスリ
ーブ45の底部との間のスプリング401によって、グ
リッパー43は、付勢されてマスキング部材402の前
部分に当接する。
【0058】マスキング部材402の反対端部は、ねじ
403により支持部材47に固定されている。支持部材
47は、アーム30,31のシリンドリカルなシート4
05に装着されているベアリング404の部分で回転で
きるようになっている。ベルトプーリー406が支持部
材47の端部に装着されていて、マスキング部材402
と共に軸13,13’を回す。このために、ベルト40
7がプーリー342,343にかけられている。ベルト
407は、また、アーム30,31の保持部材40,4
1の同様のプーリーに連結されており、軸13,13’
のすべてがマスキング部材402と共に同時に、同じ割
合で回転できるようになっている。
【0059】上記したように、移行装置108,10
8’が充分に移動して、軸13,13’のマスキングを
行い、保持部材40,41により軸13,13’をがっ
ちり掴むと、ピン309,310は、延長部33,34
の孔328に挿入され、係合した保持部材40,41に
アーム30,31をロックする。かくして、保持部材4
0,41は、アーム30,31により軸13,13’に
当接すればセルロックし、アーム30,31が離れれ
ば、セルフリリーズする。
【0060】アーム30,31と保持部材40,41と
がロックされると、ピン309,310の孔を介して空
気が供給され、支持部材47の中央通路408を経て部
材42の孔とスリットを抜け、最後にスプリットしたシ
リンドリカルな部分48の間に達し、マスキング部材4
02の内部を満たし、空気圧によってパウダー粒子の侵
入を阻止する。マスキング部材402と軸13,13’
との間のスペースにより空気の環状の噴流が発生し、こ
れによってパウダー粒子の侵入を阻止し、コーティング
エッジを要求された形状に合わせる。さもなければ、シ
リンドリカルな部分48をスプリットするかわりにソリ
ッドの状態にし、空気通路となる孔またはベントを設け
ることもできる。
【0061】保持部材41の内部機構は、前記した保持
部材40のものと同じである。しかしながら、該機構
は、部材41のスリーブ45のみが支持部材47の通路
409にスプリング410の付勢力でスライド自由に装
着されている点が相違する。このような移動可能な構成
により、アーム30,31の間に位置される電機子の長
さの相違に対応できる。
【0062】アーム31の保持部材41は、アーム30
の保持部材40の機構と同じでもよい。特に、部材41
は、グリッパー、したがって、電機子12を回転させる
機構が同じである。これによって、グリッパーの一方が
それぞれの電機子の軸13,13’においてスリップし
たとしても、電機子12とマスク402は、回転するも
のであり、また、同じ電機子12に関連したグリッパー
の両方がスリップすることは、まずあり得ない。
【0063】静電被覆を行う場合、グリッパー43、ス
リーブ45および支持部材47は、導電性素材から作ら
れているのが好ましく、アームも同様であって、その結
果、電機子12は、適性にアースできる。しかしなが
ら、マスキング部材402は、被覆サイクルの間、パウ
ダーの付着を呼ぶような事を防ぐために、不導電性の素
材から作られている。
【0064】電機子がグリップされ、保持部材40,4
1によりマスクされると、プログラムできるモーター駆
動源に連結されたベルト112によりスライダー103
が動かされ、その結果、トランスファー装置15が軸1
03にそい電機子12を移動して、これを窓部106か
ら処理ステーション20ヘ移す。
【0065】軸の径が異なる電機子12の処理を行うた
めには、アーム30,31、クロス部分32とチューブ
37を含め装置15が、螺合したスリーブ301を釈放
することによってユニットとして取り外すことができ
る。要求されたサイズのマスキング部材とグリッパー部
品を備えた交換用の装置15は、簡単に、かつ、装置1
0の操作時間に負担をかけずに、素早くチューブ302
に装着できる。このように、サイズの異なる電機子に対
応するための装置の交換作業は、カップ38をチューブ
302に正合させ、クロスコネクション332を形成す
る部材を正合させ、螺合のスリーブを回すだけという簡
単な作業で行える。
【0066】装置15が取り外されると、他のサイズの
電機子の処理にコンバートできる。これには、マスキン
グ部材402を支持部材47から外し、異なるサイズの
電機子の軸を掴めるに必要なパーツに取り替えればよ
い。さらに、トランスファー装置15の内部に、保持部
材40,41の機構を含め、すべての動作機構を内蔵さ
せることで、パウダーによる汚染から動作機構を保護す
る。処理ステーション20の外部にスライダー103と
その駆動部104,104’,112を配置すること
で、同様に、これらの機構を汚染から守る。
【0067】図5は、保持部材40,41の手段により
静電流動床コーティングモジュール21に位置されてい
る電機子12を示す。モジュール21における電機子1
2は、電機子の中心がコーティングパウダー51を支持
する多孔板50の上に所定の距離をおいて位置すること
が必要である。これには、スライダー103を案内10
4,104’にそって動かすもので、この結果電機子の
中心は所定のパスを動くまで軸105にそい移動する。
軸105と多孔板50の間の必要な距離は、コーティン
グすべき各電機子のサイズに応じて経験的に決定する。
一旦、この情報が得られれば、調節手段(図示せず)を
用いてコーティングモジュール21の位置を変え、多孔
板50と軸105との間の必要な距離を得る。
【0068】電機子12(より正確には、トランスファ
ー装置15に支持されている電機子12)がコーティン
グモジュール21に正しく位置させられると、必要な電
圧が電極55に印加され、アースされた電機子に通じる
静電吸引ラインが作られる。同時に、空気流がチューブ
57で満たされたエンクロージュアー56から電極55
を通り、そこでイオン化されて多孔板50へと流れる。
このような方法で,空気は、パウダーをチャージし、流
動化する(多孔板の近くでパウダー粒子が連続的に移動
し出す)。電機子12への静電吸引ラインの手段で、パ
ウダー粒子は、電機子の方へ加速され、所要のサイクル
タイムでのコーティングが行えることになる。
【0069】このようなサイクルタイムの間、電機子1
2を完全に、均一にコーティングするためには、モータ
ー315の駆動によって電機子12を回転すればよく、
その結果、電機子12の全周囲をくまなく静電チャージ
されたパウダー51に曝すことができる。
【0070】電機子12に付着しなかった多孔板50か
らのパウダー51は、ハウジング20の下位にあるバキ
ュームチャンバ59に通じている通路58から回収でき
る。このようなチャンバは、後記するように、クリーニ
ングモジュール22にも使用され、したがって、モジュ
ール21,22の両者からパウダーを集める。
【0071】コーティングすべき電機子の表面は、軸1
3,13’のマスクされていない部分、スタックエンド
面52,52’および巻線を受けるコアスロット53,
53’の内部である。しかしながら、パウダーは、電機
子12の外表面にも付着する。外表面のコーティング
は、完成した電機子には、不要であり、望ましくない。
そこで、付着したパウダーは、モジュール23によるプ
レキュアリングに先立ち、クリーニングモジュール22
によって除去しなければならない。
【0072】図6は、トランスファー装置15によりク
リーニングモジュール22に位置したコーティングされ
た電機子を示す。
【0073】クリーニングモジュール22は、立設され
たエンクロージャー60を含み、このエンクロージャー
の内部は、等間隔の仕切62によって仕切られた多数の
チャンネル61に区画されている。仕切62の縦側縁
は、エンクロージャー60の側壁63に気密に密着して
いる。図2に示すように、前記仕切は、エンクロージャ
ー60を斜めに仕切り、電機子12に面するエンクロー
ジャー60の上面64は、開放され、チャンネル61へ
の等間隔の一連の開口25からなる。エンクロージャー
60の底面65は、上面64と同様なもので、チャンネ
ル61の対向する開口からなる。エンクロージャー60
の底面65は、フレキブルな部材66によりバキューム
チャンバ59に通じている。
【0074】開口25を介して空気が吸引されると、上
面64近くの空気速度が加速されるもので、これは、流
体が広い部分から狭い部分、例えば、開口25のような
部分へ流れる場合に発生する現象である。
【0075】バキュームによってパウダー51を電機子
12の表面から取り除き、取り払うためには、吸引する
空気の速度を、例えば、空気速度が遅いと、パウダー5
1が全く除去できないようなミニマムな速度とする。電
機子12の隣接部分からパウダー51を除かずに電機子
部分をクリーンにするためには、クリーニング化すべき
部分をミニマムな空気速度となる部所に位置させ、パウ
ダー51を除去してはならない部分は、そのような速度
の空気に触れさせてはならない。このように、電機子の
場合は、コアの外表面のみをミニマム速度を越える空気
流にさらし、スタックエンドフェース52,52’やス
ロット53,53のリエントラント部分は、そのように
はしない。
【0076】効率的にクリーニングするためには(即
ち、許容時間内でのパウダー51の完全な除去)、クリ
ーンにすべき表面を空気速度が極めて早い開口25に可
能な限り接近させる。
【0077】開口25は、電機子12の移送方向に対し
斜めの角度を呈していることが好ましく、これは、開口
25から同じ距離に電機子が位置すると、電機子12の
存在による空気流に対する抵抗が横方向の開口の場合よ
りも小さく、電機子周りに流れる吸引空気流の流速の低
下を招かない。パウダー51を除去すべきでないスロッ
ト53,53’を有する電機子12の場合、開口25が
横方向であって、より高い抵抗が生ずると、フェース5
2,52’のスロット53,53’の端部に速度の早い
空気が発生し、パウダーを除去してはならないスロット
53,53’の部分からパウダー51を除いてしまう。
斜めの開口25は、このような問題を回避できる。
【0078】さらに、回転軸に対し、電機子12の外表
面が偏よっていることがある場合がある。このような場
合は、開口25のエッジを外表面が削ってしまう。開口
が横方向であると、斜めの開口よりも削る度合いが激し
いもので、このような削り作業の間、クリーニングすべ
き電機子の表面に流れる空気流は、一層の抵抗を受け、
空気流の大半は、スロット53,53’の端面孔を流
れ、その近くを流れる。このような理由からも、斜めの
開口25は、スロット53,53’内を流れる空気流を
最低なものにする点で好ましい。
【0079】さらに、斜めの開口は、フェース64と平
行に空気流が流れるようにする。これは、電機子12を
上面64に対面させたときに、非常に限定された部分を
クリーニングすることに有効である。これは、特に、コ
ーティングされた部分と、コーティングされていない部
分との間の広い領域をクリーニングする場合に望まし
い。横方向の開口は、上面64から分岐する空気流を発
生させ、このような空気流は、クリーニングには有効で
ない。
【0080】斜めの開口25は、エンクロージャー60
の上面64となるプレートにスロットを設けることによ
って得られる。このような場合は、エンクロージャー6
0には、仕切62によってチャンネル61(本来は、設
けることが望ましい)を設けなくてもよい。マシンニン
グされたプレートに形成された開口には、上面64に対
し、所望の方向で空気流を流す角度つきエッジを設ける
ことができる。
【0081】厚く付着したパウダー51をクリーンニン
グするためには、パウダー51を除去するのを助けるよ
うに、クリーニングすべき表面をスクレープすることが
望ましく、これによって空気流がパウダーを運ぶ。この
ような削り操作は、通常のスクレーパー部材により行わ
れるか、または、電機子12の表面で開口25のエッジ
を削るように電機子を位置させてもよい。後者の場合、
開口25のエッジは、電機子12によるスクレーピング
操作の間、変形され、ワークピースのジャミングを除
き、均一な削りを保証し、さらに上面64に対する電機
子12の位置決めの誤差を低下させる。必要な変形可能
なエッジは、フレキシブルな仕切62により提供でき、
該仕切は、全長にわたりエンクロージャー60の壁63
に固定されておらず、長さ部分の一部がエンクロージャ
ー60の底面65の近くで固定されているものである。
【0082】パウダー51を除去するために削り手段を
用いる場合には、開口25は、斜めのものよりも横方向
のものがよく、これは、除去されたパウダーを運び去る
ために空気流が必要とされるからである。かくして、除
去してはいけない部分のパウダー51を除去してしまう
危険度をなくす。トランスバースの開口25のエッジを
スクレーピングのために使用するには、前記のように、
該エッジが変形可能なものでなければならない。
【0083】また、トランスバースの開口は、スクレー
ピングしない場合にも使用でき、この場合では、クリー
ンにされるべきワークピースは、パウダー51の除去を
望まないリエントラント部分をもたない場合であり、例
えば、端部開放の中空シリンダーで、内部がコーティン
グされ、外面からパウダー51を除去する必要があるよ
うな場合である。この場合、空気流が望まないスクレー
ピングにより邪魔されたとしても、シリンダー内部を空
気流が通過しない。しかしながら、パウダーが残留すべ
きエンドフェースをワークピースが有していれば、望ま
ないスクレーピングによる空気流の障害を除くべきであ
る。
【0084】長い開口も使用できるが、該開口がスクレ
ーピングと関連して使用されなければ、開口の間の長い
仕切にわたるワークピース表面部分は、ワークピースが
サイドからサイドに渡り移送されなければ、充分な空気
流を受けず、少なくとも部分的にコーティングされた状
態にとどまる。
【0085】電機子12は、案内104,104’にそ
う移行スライダー103によりクリーニングモジュール
22に位置され、その結果、電機子12は、軸105に
そい移動する。軸105とエンクロージャー60の上面
64との間の要求される距離は、スクレーピングを行う
か否かを条件として、クリーンにすべき各電機子サイズ
に応じて経験的に決定される。このような情報が得られ
れば、調節手段(図示せず)を用いてエンクロージャー
60の位置、したがって軸105に対する上面66の位
置を変更する。パウダー51を電機子表面全体から除去
するには、電機子をモーター315で回転させ、所定の
距離をスライダー103で軸105にそい移動させる。
【0086】電機子12がクリーンにされると、各電機
子12は、移行スライダー103によりプレキュアリン
グモジュール23に位置される。プレキュアリングモジ
ュール23は、所要の時間、熱を輻射する加熱部材26
を有し、該加熱部材は、電機子12の下位に位置する。
加熱操作の間、電機子12は、回転され、電機子のコー
ティングされた部分すべてが加熱部材26にさらされ、
パウダー51を安定させる。
【0087】プレキュアリング操作によるパウダーコー
ティングの安定化操作においては、最終キュアリング操
作の前に、コーティング状態を測定する。この測定操作
は、コーティングを損なわずに行える。この測定操作
は、プレキュアリング操作を行うことによって可能とな
るものである。コーティングが厚過ぎたり、薄過ぎた
り、または、均一でなかったりした場合には、そのよう
な欠陥コーティングの電機子は、生産ラインから外さ
れ、プレキュアリングされたコーティングは、簡単に剥
がされる。そして、電機子は、再被覆される。このよう
に、プレキュアリングされたコーティングは、簡単に剥
がされるが、一旦キュアリングされたコーティングは、
剥がすことが困難である。また、プレキュアリングされ
たコーティングの測定データは、コーティングモジュー
ル21へフィードバックされ、後続の電機子12のコー
ティング操作、条件を調節する。
【0088】処理ステーション20における処理の間、
外部雰囲気圧力よりも負の空気圧がファン27のような
コンベンショナルな手段により、ステーション20内に
維持される。ステーション20での処理が完了後、処理
ステーション20における処理の間、開口106を閉止
する、スロット113をスライドする空気障壁が開放さ
れ、トランスファー装置15が処理ステーション20か
ら移し出され、コーティングされたての電機子16が待
機しているプラットフォーム19の座100に正合され
る。ついで、プラットフォーム19とロック装置19’
は、互いの方向に移動し、電機子16をロックする。ア
ーム30,31は、移行装置108,108’の手段に
より互いに離れる方向へ動かされる。アーム30,31
が互いに離れると、軸13,13’を保持する摩擦保持
力が徐々に圧倒し、その結果、電機子16は、ロック装
置19’とプラットフォーム19との間に位置するよう
になる。保持部材40,41が軸13,13’の端部を
クリアーすると、プラットフォーム19は、下降し、9
0 回転して軸端部をコンベヤー11のV座17,1
7’に載せ、次の処理に備える。
【0089】図7に示す、この発明の装置70の第2の
実施例においては、直線配置の処理ステーション20の
代わりに、円弧状配置の処理ステーション71が使用さ
れ、前記モジュール21,22,23が半円のハウジン
グ73内に900 間隔で配置されている。移行装置15
と同様の4基の移行装置72が回転ハブ75から放射状
に突出するアーム74に装着されている。
【0090】移行装置72のアーム76は、矢印B方向
へ動いて電機子12を掴み、マスクするもので、移行装
置72がコンベヤー11のローディング位置77にある
とき、コーティングされた電機子16を釈放する。ハブ
75は、矢印C方向へ移送装置72を回転させ、各移送
装置72は、電機子を移送しながら開口700からステ
ーション71内へ入り、処理のために各モジュール2
1,22,23に一時停止し、出口となる開口701を
出て、電機子ローディングポジション77へ戻る。各モ
ジュール21,22,23における処理時間は、コーテ
ィングされた電機子16をアンローディングし、未だコ
ーティングされていない電機子12の新しいバッチをロ
ーディングするためのローディングポジション77にお
ける所要時間と実質的に同じである。
【0091】処理ステーション71の円弧状の構成によ
って、すべてのモジュール21,22,23は、同時に
操業でき、スループットが向上する。さらに、前記円弧
状の構成がクリーニングモジュール78,79の増設を
可能とし、これによってハブ75の回転中、電機子を該
モジュールに通過させてクリーニング処理が行えるの
で、電機子12のクリーニング作業が極めて効率よく行
える。
【0092】前記したように、この発明の原理を用いる
ことによって、電機子以外の部品、例えば、ステーター
(固定子)のようなワークピースなどにもコーティング
することができる。例えば、ステーターの場合、ポール
コイルを受ける内部スロットまでコーティングしなけれ
ばならないから、ポールのダブテール部分の内面に係合
する装置にステーターを載置し、コイルスロットにパウ
ダーが付着しないようにする。このような装置は、電機
子12の軸13,13’のような軸を有し、これは、ア
ーム30,31の保持部材40,41に正合する。ステ
ーターの場合、マスキングは、スタックフェースの部分
をカバーするディスクを用いて行う。該マスクは、保持
部材40,41に類似した部材に保持され、アーム3
0,31を閉じて前記軸を掴むときに、ステーターに施
される。ステーターの場合、コアの外側に付着した不要
のパウダーは、モジュール22に類似したクリーニング
装置により除去できる。
【0093】前記した実施例は、この発明を限定するも
のではない。
【0094】
【発明の効果】この発明によれば、前記したように、電
機子その他の電動モーターの部品やその他の部品類の被
覆が極めて効率よく行える。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明による装置の一実施例におけるハン
ドリングシステムの要部を示す分解斜視図である。
【図2】 この発明による処理ステーションの一部切断
斜視図である。
【図3A】 掴み手段の態様を示す説明図である。
【図3B】 図1の線3−3線矢視方向の断面図であ
る。
【図4】 図1から図3A,3Bに示された装置におけ
るトランスファー装置の要部の断面図である。
【図4A】 図4の符号Aで囲まれた部分の拡大断面図
である。
【図5】 図2の処理ステーション内の処理モジュール
の説明図である。
【図6】 図2の6−6線矢視方向の処理ステーション
の内部におけるクリーニングモジュールの説明図であ
る。
【図7】 この発明による第2の実施例の平面配置構成
を示す説明図である。
【符号の説明】
10 被覆装置 11 コンベヤー 12、16 電機子 13,13’ 電機子の軸(シャフト) 17,17’ コンベヤのV座 15 トランスファー装置 18,18’ 搬送チェーン 20 処理ステーション 21 コーテイングモジュール 22 クリーニングモジュール 23 プレキュアリングモンジュール

Claims (70)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下記の構成からなるワークピースへ熱硬
    化性の粉体被覆を施す装置:前記粉体をワークピースに
    静電コーティングするための静電被覆手段;前記静電被
    覆手段により前記ワークピースに被覆を施した後に前記
    ワークピースの領域から余剰または不要の被覆粉体を除
    去するためのクリーニング手段;および前記静電被覆手
    段と前記クリーニング手段とに共通し、前記静電被覆手
    段からの余剰の被覆粉体を回収し、さらに、前記クリー
    ニング手段から被覆された粉体を回収する粉体回収手
    段。
  2. 【請求項2】 処理ステーションを有し、前記静電被覆
    手段と前記クリーニング手段とが前記処理手段のモジュ
    ールである請求項1の装置。
  3. 【請求項3】 前記処理ステーションは、ハウジングを
    備え、前記モジュールが前記ハウジングに内蔵され、前
    記被覆粉体回収手段が減圧チャンバであって、前記ハウ
    ジングに内蔵されている請求項2の装置。
  4. 【請求項4】 前記ハウジングの下位部分がホッパーの
    形状をしており、前記減圧回収チャンバが前記下位部分
    の底部放出口に接続している請求項3の装置。
  5. 【請求項5】 前記ハウジングの内部空気圧を外部雰囲
    気の空気圧よりも負圧とし、前記ハウジングから余剰の
    粉体が脱出するのを防ぐ請求項3の装置。
  6. 【請求項6】 前記処理ステーションに予備硬化モジュ
    ールを有し、前記被覆粉体を予備的に加熱硬化させて、
    後続の処理の段階において前記ワークピースから剥落し
    ないようにした請求項2の装置。
  7. 【請求項7】 最終的に前記被覆粉体を硬化させて定着
    させるための加熱硬化処理を行うキュアリングステーシ
    ョンを備えている請求項6の装置。
  8. 【請求項8】 最終的に前記被覆粉体を硬化させて定着
    させるための加熱硬化処理を行うキュアリングステーシ
    ョンを備えている請求項1の装置。
  9. 【請求項9】 前記ワークピースを前記クリーニング手
    段へ第1の方向に沿って移送し、前記クリーニング手段
    により前記ワークピースの部分から前記被覆粉体を除去
    する請求項1の装置であって、前記クリーニング手段
    は、前記移送面に対し実質的に垂直であって、前記移送
    面に実質的に平行な面に複数の開口を有する壁をもつヴ
    ァキュームチャンバを備えている請求項1の装置。
  10. 【請求項10】 前記ヴァキュームチャンバは、複数の
    仕切により複数のチャンバに分かれ、前記仕切は、互い
    に平行で前記移送面に対し垂直になっている請求項9の
    装置。
  11. 【請求項11】 前記開口、前記チャンバと前記仕切
    は、前記第1の方向に対し傾斜角度になっている請求項
    10の装置。
  12. 【請求項12】 前記開口が前記第1の方向に対し傾斜
    している請求項9の装置。
  13. 【請求項13】 前記クリーニング手段は、さらに前記
    ワークピースから前記熱硬化性の被覆粉体を剥がし取る
    手段を有する請求項9の装置。
  14. 【請求項14】 前記剥がし取り手段は、弾性のあるも
    のである請求項13の装置。
  15. 【請求項15】 前記クリーニング手段は、前記ワーク
    ピースを削り、前記被覆粉体を除去する請求項10の装
    置。
  16. 【請求項16】 前記仕切の少なくとも一つが削り手段
    を構成するものである請求項15の装置。
  17. 【請求項17】 前記仕切の少なくとも一つが弾性もの
    である請求項16の装置。
  18. 【請求項18】 前記弾性仕切が前記移送面から離れた
    端部に近接した前記壁に取り付けられている請求項17
    の装置。
  19. 【請求項19】 前記ワークピースを移送する手段が前
    記ワークピースを回転して、前記ワークピースの所望の
    面を前記クリーニング手段に臨ませる手段を備えている
    請求項9の装置。
  20. 【請求項20】 熱硬化性被覆粉体をワークピースに施
    す装置であって、下記の構成を有するもの:前記粉体を
    ワークピースに静電コーティングするための静電被覆手
    段;前記静電被覆手段により前記ワークピースに被覆を
    施した後に前記ワークピースの領域から余剰または不要
    の被覆粉体を除去するためのクリーニング手段;および
    前記ワークピースを移送面にそう第1の方向に移送し、
    前記被覆粉体を除去したい前記ワークピースの領域を前
    記クリーニング手段に臨ませる移送手段とを備え、 前記クリーニング手段は、前記移送面に対し実質的に垂
    直であって、前記移送面に実質的に平行な面に複数の開
    口を有する壁をもつバキュームチャンバを備えているも
    の。
  21. 【請求項21】 前記バキュームチャンバは、複数の仕
    切により複数のチャンバに分かれ、前記仕切は、互いに
    平行で前記移送面に対し垂直になっている請求項17の
    装置。
  22. 【請求項22】 前記開口、前記チャンバと前記仕切
    は、前記第1の方向に対し傾斜角度になっている請求項
    21の装置。
  23. 【請求項23】 前記開口が前記第1の方向に対し傾斜
    している請求項20の装置。
  24. 【請求項24】 前記クリーニング手段は、さらに前記
    ワークピースから前記熱硬化性の被覆粉体を剥がし取る
    手段を有する請求項20の装置。
  25. 【請求項25】 前記剥がし取り手段は、弾性のあるも
    のである請求項24の装置。
  26. 【請求項26】 前記クリーニング手段は、前記ワーク
    ピースを削り、前記被覆粉体を除去する請求項21の装
    置。
  27. 【請求項27】 前記仕切の少なくとも一つが削り手段
    を構成するものである請求項26の装置。
  28. 【請求項28】 前記仕切の少なくとも一つが弾性もの
    である請求項27の装置。
  29. 【請求項29】 前記弾性仕切が前記移送面から離れた
    端部に近接した前記壁に取り付けられている請求項28
    の装置。
  30. 【請求項30】 前記ワークピースを移送する手段が前
    記ワークピースを回転して、前記ワークピースの所望の
    面を前記クリーニング手段に臨ませる手段を備えている
    請求項20の装置。
  31. 【請求項31】 熱硬化性被覆粉体をワークピースに施
    す装置であって、下記の構成を有するもの:前記ワーク
    ピースを前記装置に移送し、処理のために移動するコン
    ベヤ手段;及び、 モジュールとなっているコテーィング手段を含む処理ス
    テーション;前記ワークピースを前記コンベヤ手段から
    外し、前記ワークピースを前記処理ステーションへ移
    し、前記モジュールを通過させて前記ワークピースを再
    度前記コンベヤ手段へ戻す移送手段。
  32. 【請求項32】 前記処理ステーションが別の付加的な
    モジュールを備えている請求項31の装置。
  33. 【請求項33】 前記コーティング手段が静電方式であ
    る請求項31の装置。
  34. 【請求項34】 前記処理ステーションが付加的なモジ
    ュールを備え、該モジュールの一つが前記静電被覆手段
    による前記ワークピースへの被覆の後に、前記ワークピ
    ースの領域から余剰または不要の被覆粉体を除去するク
    リーニング手段を備えている請求項33の装置。
  35. 【請求項35】 前記モジュールの一つが予備硬化モジ
    ュールであり、前記被覆粉体を予備的に加熱硬化させ
    て、後続の処理の段階において前記ワークピースから剥
    落しないようにした請求項32または34の装置。
  36. 【請求項36】 前記移送手段が前記ワークピースを第
    1の方向で前記処理ステーション内に移し、前記ワーク
    ピースを前記モジュールに通し、前記ワークピースを前
    記第1の方向と反対の第2の方向へ前記処理ステーショ
    ンから出す請求項31の装置。
  37. 【請求項37】 前記移送手段が前記ワークピースを円
    弧状のパスにそって前記処理ステーション内へ移し、前
    記ワークピースを円弧状のパスにそって前記モジュール
    に通し、前記ワークピースを円弧状のパスにそって連続
    して前記処理ステーションから出す請求項31の装置。
  38. 【請求項38】 前記コーティング手段がスプレイ被覆
    手段である請求項31の装置。
  39. 【請求項39】 予備加熱手段により前記ワークピース
    を予備加熱し、前記被覆粉体を前記スプレイ被覆手段に
    より前記ワークピースへ被覆し、被覆された熱硬化性粉
    体を溶融、付着させる請求項38の装置。
  40. 【請求項40】 前記処理ステーションの下流に位置
    し、前記熱硬化性被覆粉体を硬化させて定着させるキュ
    アリングステーションを有する請求項31の装置。
  41. 【請求項41】 前記移送手段は、複数のワークピース
    を同時に処理する請求項31の装置。
  42. 【請求項42】 前記移送手段は、異なる寸法のワーク
    ピースを処理するために、互換性のあるものである請求
    項31の装置。
  43. 【請求項43】 前記ワークピースを掴む手段を備えて
    いる請求項31の装置。
  44. 【請求項44】 前記移送手段が前記ワークピースの被
    覆不要部分を隠すマスキングを自動的に行う手段を備え
    ている請求項31の装置。
  45. 【請求項45】 前記ワークピースを掴む手段を備えて
    いる請求項44の装置。
  46. 【請求項46】 前記自動マスキング手段と前記掴み手
    段とが互いに一体になっている請求項45の装置。
  47. 【請求項47】 前記自動マスキング手段が異なる寸法
    のワークピースを処理するために、互換性のあるもので
    ある請求項44の装置。
  48. 【請求項48】 前記自動マスキング手段が異なる寸法
    のワークピースを処理するために、互換性のあるもので
    ある請求項42,43,45または46の装置。
  49. 【請求項49】 前記ワークピースが突出したシャフト
    を有し、前記掴み手段が前記シャフトに係合して、これ
    を保持する手段を有し、前記シャフトに係合し、保持す
    る手段を駆動する手段を有する請求項43または45の
    装置。
  50. 【請求項50】 前記ワークピースは、反対方向にそれ
    ぞれ突出している二本のシャフトを有し、前記掴み手段
    が互いに対面する二つの前記係合、保持手段を有し、さ
    らに前記シャフトに係合し、保持する手段を駆動する手
    段を有する請求項49の装置。
  51. 【請求項51】 前記係合、保持手段が、前記シャフト
    を挿入する中空のコアをもつロッキングシリンダーと、
    前記ワークピース側から離れている部分で径が細くなる
    フラストコニカルな外面を有し、前記係合、保持手段が
    前記ロッキングシリンダーからよりも前記ワークピース
    の方からのカム状シリンダーを備え、前記係合、保持手
    段が前記シャフトに係合すると、これが前記シャフトに
    作用し、前記カムシリンダーが前記フラストコニカルな
    面と共働して、前記シャフトに前記ロッキングシリンダ
    ーをくさび止めし、前記シャフトを保持する請求項49
    の装置。
  52. 【請求項52】 前記ロッキングシリンダーがスプリッ
    トシリンダーである請求項51の装置。
  53. 【請求項53】 前記ワークピースが突出するシャフト
    を有し、前記自動マスキング手段と前記掴み手段とが一
    体であり、これらの自動マスキング手段と前記掴み手段
    とが前記シャフトを挿入する中空のコアをもつロッキン
    グシリンダーと、前記ワークピース側から離れている部
    分で径が細くなるフラストコニカルな外面を有し、前記
    係合、保持手段が前記ロッキングシリンダーからよりも
    前記ワークピースの方からのカム状シリンダーを備え、
    前記係合、保持手段が前記シャフトに係合すると、これ
    が前記シャフトに作用し、前記カムシリンダーが前記フ
    ラストコニカルな面と共働して、前記シャフトに前記ロ
    ッキングシリンダーをくさび止めし、前記シャフトを保
    持する前記シャフトに係合し、保持する手段と;前記係
    合保持手段を囲み、前記シャフトの挿入口を有する開口
    を有し、この開口の寸法が前記シャフトの直径と実質的
    に等しく、これによって前記被覆粉体が内部に侵入しな
    いようになっているマスキングシュラウドを有している
    請求項45の装置。
  54. 【請求項54】 前記ロッキング手段がスプリットシリ
    ンダーである請求項53の装置。
  55. 【請求項55】 前記マスキングシュラウドが取り外し
    可能で、異なる径のシャフトに対応するために径の異な
    る開口を有する他のマスキングシュラウドと互換性があ
    る請求項53の装置。
  56. 【請求項56】 前記マスキングシュラウド内に外部雰
    囲気の大気圧に対し正の空気圧を維持する手段を備えて
    いる請求項53の装置。
  57. 【請求項57】 前記移送手段が複数のワークピースを
    同時に処理し、そして、対応する複数の掴み手段を有す
    る請求項45の装置。
  58. 【請求項58】 処理ステーションがコーティング手段
    を含み、この手段は、処理ステーションのモジュールで
    あって、さらに前記ワークピースを掴む手段を有してい
    る熱硬化性粉体をワークピースに被覆する装置。
  59. 【請求項59】 前記掴み手段が異径のワークピース処
    理のために他の掴み手段と互換性がある請求項58の装
    置。
  60. 【請求項60】 前記ワークピースの一部を自動的にマ
    スキングして、粉体の被覆を部分的に避ける手段を備え
    ている請求項58の装置。
  61. 【請求項61】 前記自動マスキング手段が異径のワー
    クピース処理のために他のマスキング手段と互換性があ
    る請求項58の装置。
  62. 【請求項62】 前記自動マスキング手段と前記掴み手
    段とが互いに一体になっている請求項60の装置。
  63. 【請求項63】 前記ワークピースが突出したシャフト
    を備え、前記掴み手段が前記シャフトと係合し、これを
    保持する手段と前記係合、保持手段を前記シャフトへ作
    用させる手段とを有している請求項58または60の装
    置。
  64. 【請求項64】 前記ワークピースがそれぞれ反対方向
    に突出している二つのシャフトを有し、前記掴み手段が
    互いに対面する二つの係合、保持手段を有し、さらに前
    記二つの係合、保持手段を互いにシャフト側へ駆動する
    手段を備えている請求項63の装置。
  65. 【請求項65】 前記係合、保持手段が、前記シャフト
    を挿入する中空のコアをもつロッキングシリンダーと、
    前記ワークピース側から離れている部分で径が細くなる
    フラストコニカルな外面を有し、前記係合、保持手段が
    前記ロッキングシリンダーからよりも前記ワークピース
    の方からのカム状シリンダーを備え、前記係合、保持手
    段が前記シャフトに係合すると、これが前記シャフトに
    作用し、前記カムシリンダーが前記フラストコニカルな
    面と共働して、前記シャフトに前記ロッキングシリンダ
    ーをくさび止めし、前記シャフトを保持する請求項63
    の装置。
  66. 【請求項66】 前記ロッキングシリンダーがスプリッ
    トシリンダーである請求項65の装置。
  67. 【請求項67】 前記ワークピースが突出するシャフト
    を有し、前記自動マスキング手段と前記掴み手段とが一
    体であり、これらの自動マスキング手段と前記掴み手段
    とが前記シャフトを挿入する中空のコアをもつロッキン
    グシリンダーと、前記ワークピース側から離れている部
    分で径が細くなるフラストコニカルな外面を有し、前記
    係合、保持手段が前記ロッキングシリンダーからよりも
    前記ワークピースの方からのカム状シリンダーを備え、
    前記係合、保持手段が前記シャフトに係合すると、これ
    が前記シャフトに作用し、前記カムシリンダーが前記フ
    ラストコニカルな面と共働して、前記シャフトに前記ロ
    ッキングシリンダーをくさび止めし、前記シャフトを保
    持する前記シャフトに係合し、保持する手段と;前記係
    合保持手段を囲み、前記シャフトの挿入口を有する開口
    を有し、この開口の寸法が前記シャフトの直径と実質的
    に等しく、これによって前記被覆粉体が内部に侵入しな
    いようになっているマスキングシュラウドを有している
    請求項60の装置。
  68. 【請求項68】 前記ロッキング手段がスプリットシリ
    ンダーである請求項67の装置。
  69. 【請求項69】 前記マスキングシュラウドが取り外し
    可能で、異なる径のシャフトに対応するために径の異な
    る開口を有する他のマスキングシュラウドと互換性があ
    る請求項67の装置。
  70. 【請求項70】 前記マスキングシュラウド内に外部雰
    囲気の大気圧に対し正の空気圧を維持する手段を備えて
    いる請求項67の装置。
JP4076014A 1991-02-27 1992-02-27 ワークピースへの粉体被覆適用装置 Pending JPH06178513A (ja)

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