JPH06178361A - リモートコントロールシステム - Google Patents
リモートコントロールシステムInfo
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- JPH06178361A JPH06178361A JP32975892A JP32975892A JPH06178361A JP H06178361 A JPH06178361 A JP H06178361A JP 32975892 A JP32975892 A JP 32975892A JP 32975892 A JP32975892 A JP 32975892A JP H06178361 A JPH06178361 A JP H06178361A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 一の室内に設置の機器と他の室内に設置の同
型の機器の遠隔制御を既存の赤外線リモコンを使用して
同時に可能、隣接家庭の同型機器の同時遠隔制御による
トラブルを防止できるシステムの提供を目的とする。 【構成】本発明のシステムは、赤外リモコン４から発射
された機器Ｅ１の動作コ−ドを含んだ赤外線ＩＲを受信
し、その動作コ−ドを判断して無線電波Ｓに重畳させる
動作コードに変換すると共に、動作コ−ドを含んだ無線
電波の送信により制御を意図しない機器が同時に遠隔制
御されるのを防止するための固有コ−ドを動作コ−ドと
共に無線電波に重畳させて発射させることにより一の室
内Ａに設置の機器と他の室内Ｂに設置の機器とを同時に
遠隔制御可能の無線電波送信装置９と、無線電波送信装
置から発射の無線電波を受信し、その固有コードに基づ
き無線電波に重畳の動作コ−ドを赤外リモコン４の動作
コードと一対一に対応する動作コ−ドに復元し、動作コ
ードを含んだ赤外線を機器に向けて発信する無線電波受
信装置１０とからなる。
型の機器の遠隔制御を既存の赤外線リモコンを使用して
同時に可能、隣接家庭の同型機器の同時遠隔制御による
トラブルを防止できるシステムの提供を目的とする。 【構成】本発明のシステムは、赤外リモコン４から発射
された機器Ｅ１の動作コ−ドを含んだ赤外線ＩＲを受信
し、その動作コ−ドを判断して無線電波Ｓに重畳させる
動作コードに変換すると共に、動作コ−ドを含んだ無線
電波の送信により制御を意図しない機器が同時に遠隔制
御されるのを防止するための固有コ−ドを動作コ−ドと
共に無線電波に重畳させて発射させることにより一の室
内Ａに設置の機器と他の室内Ｂに設置の機器とを同時に
遠隔制御可能の無線電波送信装置９と、無線電波送信装
置から発射の無線電波を受信し、その固有コードに基づ
き無線電波に重畳の動作コ−ドを赤外リモコン４の動作
コードと一対一に対応する動作コ−ドに復元し、動作コ
ードを含んだ赤外線を機器に向けて発信する無線電波受
信装置１０とからなる。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、空気調和装置（以下、
エアコンという）、テレビジョン、ビデオテープレコー
ダー等の機器を遠隔制御するリモートコントロールシス
テムに関する。
エアコンという）、テレビジョン、ビデオテープレコー
ダー等の機器を遠隔制御するリモートコントロールシス
テムに関する。
【０００２】
【従来の技術】従来から、エアコン、テレビジョン、ビ
デオテープレコーダー、電源コントロールスイッチ等の
機器を制御する赤外線式のリモートコントロール装置
（以下、赤外リモコンという）が知られている。この赤
外リモコンは、その操作ボタンを操作すると、機器の動
作モード（動作コード）を含む赤外線を機器に向けて出
射する。機器はその受信部が赤外線の到来を感知し、そ
の赤外線に基づきその操作に応じた動作モードで作動す
る。
デオテープレコーダー、電源コントロールスイッチ等の
機器を制御する赤外線式のリモートコントロール装置
（以下、赤外リモコンという）が知られている。この赤
外リモコンは、その操作ボタンを操作すると、機器の動
作モード（動作コード）を含む赤外線を機器に向けて出
射する。機器はその受信部が赤外線の到来を感知し、そ
の赤外線に基づきその操作に応じた動作モードで作動す
る。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来の赤外
リモコンでは、操作者が一の室内にいて、その一の室内
に設置の機器の遠隔制御を意図する場合には、赤外線を
一の室内に設置の機器に向けて発射させることによりそ
の一の室内に設置の機器を遠隔制御することは可能であ
るが、他の室内に設置の同型の機器を同時に遠隔制御す
ることは、赤外線が一の室内と他の室内との間の仕切り
壁等の障壁により遮断されるので困難である。
リモコンでは、操作者が一の室内にいて、その一の室内
に設置の機器の遠隔制御を意図する場合には、赤外線を
一の室内に設置の機器に向けて発射させることによりそ
の一の室内に設置の機器を遠隔制御することは可能であ
るが、他の室内に設置の同型の機器を同時に遠隔制御す
ることは、赤外線が一の室内と他の室内との間の仕切り
壁等の障壁により遮断されるので困難である。
【０００４】近年、例えば、エアコンの普及により同型
のエアコンを複数の室内に設置していることがあるが、
外出する際にこの複数のエアコンを一度にオフしたい、
帰宅の際に同時にオンさせたい等の要求もあり、一台の
リモコンで複数の同型の機器を同時に遠隔操作できれ
ば、それだけ便利である。
のエアコンを複数の室内に設置していることがあるが、
外出する際にこの複数のエアコンを一度にオフしたい、
帰宅の際に同時にオンさせたい等の要求もあり、一台の
リモコンで複数の同型の機器を同時に遠隔操作できれ
ば、それだけ便利である。
【０００５】そこで、リモコンとして、仕切り壁等の障
壁を通過可能で、かつ、法律の規定に抵触しない範囲の
波長域の無線電波を用い、その複数の室内に設置された
同型の機器を同時に遠隔操作することが考えられてい
る。
壁を通過可能で、かつ、法律の規定に抵触しない範囲の
波長域の無線電波を用い、その複数の室内に設置された
同型の機器を同時に遠隔操作することが考えられてい
る。
【０００６】しかしながら、このような無線電波を用い
て同型の複数の機器の遠隔操作を行うことにすると、そ
の機器を有する家庭とは別の隣接する家庭の同型の機器
も同時に遠隔制御されるおそれがあり、好ましくない。
て同型の複数の機器の遠隔操作を行うことにすると、そ
の機器を有する家庭とは別の隣接する家庭の同型の機器
も同時に遠隔制御されるおそれがあり、好ましくない。
【０００７】また、既存の赤外線式のリモコンを使用し
て同時に同型の複数の機器の遠隔操作を行うことは依然
できず、便利さに欠ける面がある。
て同時に同型の複数の機器の遠隔操作を行うことは依然
できず、便利さに欠ける面がある。
【０００８】この発明は上記の事情に鑑みて為されたも
ので、一の室内に設置の機器と他の室内に設置の同型の
機器の遠隔制御を既存の赤外線式のリモコンを使用して
同時に可能とすると共に、隣接する家庭の同型の機器が
同時に遠隔制御されることによるトラブルを避けること
のできるリモ−トコントロ−ルシステムを提供すること
を目的とする。
ので、一の室内に設置の機器と他の室内に設置の同型の
機器の遠隔制御を既存の赤外線式のリモコンを使用して
同時に可能とすると共に、隣接する家庭の同型の機器が
同時に遠隔制御されることによるトラブルを避けること
のできるリモ−トコントロ−ルシステムを提供すること
を目的とする。
【０００９】
【課題を解決するための手段】本発明のリモ−トコント
ロ−ルシステムは、上記の課題を解決するため、赤外線
リモ−トコントロ−ル装置から発射された機器の動作コ
−ドを含んだ赤外線を受信し、受信赤外線からその動作
コ−ドを判断して無線電波に重畳させる動作コードに変
換すると共に、動作コ−ドを含んだ無線電波の送信によ
り制御を意図しない機器が同時に遠隔制御されるのを防
止するための固有コ−ドを前記動作コ−ドと共に無線電
波に重畳させて発射させることにより一の室内に設置の
機器と他の室内に設置の機器とを同時に遠隔制御可能の
無線電波送信装置と、該無線電波送信装置から発射の無
線電波を受信し、受信無線電波に重畳の固有コードに基
づいて無線電波に重畳の動作コ−ドを前記赤外線リモー
トコントロール装置の動作コードと一対一に対応する動
作コ−ドに復元し、該動作コードを含んだ赤外線を前記
機器に向けて発信する無線電波受信装置と、からなるこ
とを特徴とする。
ロ−ルシステムは、上記の課題を解決するため、赤外線
リモ−トコントロ−ル装置から発射された機器の動作コ
−ドを含んだ赤外線を受信し、受信赤外線からその動作
コ−ドを判断して無線電波に重畳させる動作コードに変
換すると共に、動作コ−ドを含んだ無線電波の送信によ
り制御を意図しない機器が同時に遠隔制御されるのを防
止するための固有コ−ドを前記動作コ−ドと共に無線電
波に重畳させて発射させることにより一の室内に設置の
機器と他の室内に設置の機器とを同時に遠隔制御可能の
無線電波送信装置と、該無線電波送信装置から発射の無
線電波を受信し、受信無線電波に重畳の固有コードに基
づいて無線電波に重畳の動作コ−ドを前記赤外線リモー
トコントロール装置の動作コードと一対一に対応する動
作コ−ドに復元し、該動作コードを含んだ赤外線を前記
機器に向けて発信する無線電波受信装置と、からなるこ
とを特徴とする。
【００１０】
【作用】本発明に係わるリモ−トコントロ−ルシステム
によれば、既存のリモコンを操作すると、無線電波送信
装置は、その赤外線の動作コ−ドを判断して無線電波に
重畳させる動作コードに変換すると共に、動作コ−ドを
含んだ無線電波の送信により制御を意図しない機器が同
時に遠隔制御されるのを防止するための固有コ−ドを前
記動作コ−ドと共に無線電波に重畳させて発射させる。
無線電波受信装置は、無線電波送信装置の無線電波を受
信し、その無線電波に重畳の固有コードに基づいて無線
電波に重畳の動作コ−ドを赤外線リモートコントロール
装置の動作コードと一対一に対応する動作コ−ドに復元
し、その動作コードを含んだ赤外線を機器に向けて発信
する。
によれば、既存のリモコンを操作すると、無線電波送信
装置は、その赤外線の動作コ−ドを判断して無線電波に
重畳させる動作コードに変換すると共に、動作コ−ドを
含んだ無線電波の送信により制御を意図しない機器が同
時に遠隔制御されるのを防止するための固有コ−ドを前
記動作コ−ドと共に無線電波に重畳させて発射させる。
無線電波受信装置は、無線電波送信装置の無線電波を受
信し、その無線電波に重畳の固有コードに基づいて無線
電波に重畳の動作コ−ドを赤外線リモートコントロール
装置の動作コードと一対一に対応する動作コ−ドに復元
し、その動作コードを含んだ赤外線を機器に向けて発信
する。
【００１１】
【実施例】図１は本発明に係わるリモ−トコントロ−ル
システムの概要図であって、Ａ、Ｂ、Ｃは室内、Ｄは隣
接する室内を仕切る仕切壁である。各室内には、例え
ば、同型のエアコンＥ１、Ｅ２、Ｅ３が設置されている
ものとする。この他に、図示を略すがテレビ受像機等の
機器も設置されているものとする。このエアコンＥ１、
Ｅ２、Ｅ３は、図２に示すように、赤外線ＩＲを受信す
る受信部１と、赤外線に含まれている動作コード（動作
モード）を解読して各種の制御を行う制御部２と、その
制御部２の動作指令に基づき、各種の作動を行う作動部
３とを有する。この受信部１、制御部２、作動部３は公
知の構成である。この同型のエアコンＥ１、Ｅ２、Ｅ３
は既存の赤外リモコン４を用いて従来通り遠隔制御可能
である。赤外リモコン４は、例えば、電源ボタン５、温
度上昇ボタン６、温度下降ボタン７、風量調節ボタン８
等を有する。この同型のエアコンＥ１、Ｅ２、Ｅ３は従
来通りに既存のリモコン４により同時に遠隔制御され得
る。リモートコントロールシステムは、無線電波送信装
置９と無線電波受信装置１０とから構成されている。無
線電波送信装置９、無線電波受信装置10は、差込みプラ
グ11、12をそれぞれ有し、商用交流電源が差込みプラグ
を介して供給される。無線電波受信装置10は、図１に示
すように、各エアコンＥ１、Ｅ２、Ｅ３に一対一に対応
させて設置されている。無線電波送信装置９は、図３に
示すように、受信部13、操作部14、コード設定部15、制
御部16、書込み信号発生部17、記憶部18、表示部19、送
信部20、送信アンテナ21を有する。受信部13はリモコン
４から出射された動作コードを含んだ赤外線の到来を感
知して電気信号に変換する。操作部14は、図４に示すよ
うに、テレビジョンの指定ボタン14a、エアコンの指定
ボタン14b、その他の機器を指定する指定ボタン14c、無
線電波受信装置10の機種番号を指定してその機種番号の
無線電波受信装置10のみを作動可能とさせる機種番号指
定ボタン14d、14e、14fを備えている。テレビジョン指
定ボタン14a、エアコン指定ボタン14b、指定ボタン14c
のいずれかをオンすると、制御部16はその指定ボタンに
対応する作動モードとなる。例えば、エアコン指定ボタ
ン14bをオンすると、制御部16はエアコンに関係する動
作モードとなる。ここでは、エアコン指定ボタン16bが
オンされていて、制御部16はエアコンに関係する動作モ
ードとなっているものとする。コード設定部15は、動作
コードを含んだ無線電波の送信により制御を意図しない
機器が同時に遠隔制御されるのを防止するための固有コ
ードを設定するもので、桁選択ボタン15a、桁選択ボタ
ン15aにより選択された数字（０、１、２、…、９）を
クリックするクリックボタン15b、選択されたコード情
報を確定する確定ボタン15cとを有する。記憶部18は固
有コードを記憶する固有コード情報メモリ部18aと、テ
レビ、エアコン、その他の機器コード情報を記憶する機
器コード情報メモリ部18bと、同型の機器の機種番号コ
ードを記憶する機種番号情報記憶部18c、各赤外線の動
作コードと一対一に対応して無線電波に重畳する動作コ
ードを記憶する動作コード情報記憶部18ｄとを有する。
システムの概要図であって、Ａ、Ｂ、Ｃは室内、Ｄは隣
接する室内を仕切る仕切壁である。各室内には、例え
ば、同型のエアコンＥ１、Ｅ２、Ｅ３が設置されている
ものとする。この他に、図示を略すがテレビ受像機等の
機器も設置されているものとする。このエアコンＥ１、
Ｅ２、Ｅ３は、図２に示すように、赤外線ＩＲを受信す
る受信部１と、赤外線に含まれている動作コード（動作
モード）を解読して各種の制御を行う制御部２と、その
制御部２の動作指令に基づき、各種の作動を行う作動部
３とを有する。この受信部１、制御部２、作動部３は公
知の構成である。この同型のエアコンＥ１、Ｅ２、Ｅ３
は既存の赤外リモコン４を用いて従来通り遠隔制御可能
である。赤外リモコン４は、例えば、電源ボタン５、温
度上昇ボタン６、温度下降ボタン７、風量調節ボタン８
等を有する。この同型のエアコンＥ１、Ｅ２、Ｅ３は従
来通りに既存のリモコン４により同時に遠隔制御され得
る。リモートコントロールシステムは、無線電波送信装
置９と無線電波受信装置１０とから構成されている。無
線電波送信装置９、無線電波受信装置10は、差込みプラ
グ11、12をそれぞれ有し、商用交流電源が差込みプラグ
を介して供給される。無線電波受信装置10は、図１に示
すように、各エアコンＥ１、Ｅ２、Ｅ３に一対一に対応
させて設置されている。無線電波送信装置９は、図３に
示すように、受信部13、操作部14、コード設定部15、制
御部16、書込み信号発生部17、記憶部18、表示部19、送
信部20、送信アンテナ21を有する。受信部13はリモコン
４から出射された動作コードを含んだ赤外線の到来を感
知して電気信号に変換する。操作部14は、図４に示すよ
うに、テレビジョンの指定ボタン14a、エアコンの指定
ボタン14b、その他の機器を指定する指定ボタン14c、無
線電波受信装置10の機種番号を指定してその機種番号の
無線電波受信装置10のみを作動可能とさせる機種番号指
定ボタン14d、14e、14fを備えている。テレビジョン指
定ボタン14a、エアコン指定ボタン14b、指定ボタン14c
のいずれかをオンすると、制御部16はその指定ボタンに
対応する作動モードとなる。例えば、エアコン指定ボタ
ン14bをオンすると、制御部16はエアコンに関係する動
作モードとなる。ここでは、エアコン指定ボタン16bが
オンされていて、制御部16はエアコンに関係する動作モ
ードとなっているものとする。コード設定部15は、動作
コードを含んだ無線電波の送信により制御を意図しない
機器が同時に遠隔制御されるのを防止するための固有コ
ードを設定するもので、桁選択ボタン15a、桁選択ボタ
ン15aにより選択された数字（０、１、２、…、９）を
クリックするクリックボタン15b、選択されたコード情
報を確定する確定ボタン15cとを有する。記憶部18は固
有コードを記憶する固有コード情報メモリ部18aと、テ
レビ、エアコン、その他の機器コード情報を記憶する機
器コード情報メモリ部18bと、同型の機器の機種番号コ
ードを記憶する機種番号情報記憶部18c、各赤外線の動
作コードと一対一に対応して無線電波に重畳する動作コ
ードを記憶する動作コード情報記憶部18ｄとを有する。
【００１２】固有コードの設定は、この実施例では、ま
ず、コード登録を可能とするために、書込み信号発生部
17に信号供給プラグ22を接続させた状態で行う。制御部
16は、この信号供給プラグ22の接続によりコード登録可
能モードとなる。いたずらに、固有コード情報の変更が
行われないようにするためである。しかし、図示を略す
コード登録設定ボタンをオンすることにより、制御部16
をコード登録可能モードとしてもよい。
ず、コード登録を可能とするために、書込み信号発生部
17に信号供給プラグ22を接続させた状態で行う。制御部
16は、この信号供給プラグ22の接続によりコード登録可
能モードとなる。いたずらに、固有コード情報の変更が
行われないようにするためである。しかし、図示を略す
コード登録設定ボタンをオンすることにより、制御部16
をコード登録可能モードとしてもよい。
【００１３】無線電波送信装置９の表示部19には、図４
に示すように、制御部16がコード登録可能状態になる
と、コード登録の文字が表示されると共に、カーソルＣ
が点滅状態となる。このカーソルＣの位置は１桁目にあ
る。ここで、クリックボタン15bを押圧操作すると、
「０、１、…、９」の数字が順にクリックされる。桁選
択ボタン15aを押圧操作すると、カーソルＣが２桁目の
位置に移行すると共に、１桁目で選択された数値が確定
される。これを、順に１０桁目まで行い、最後に、確定
ボタン15cを操作すると、図５に示すように、１０桁の
数値の列「Ｘ１、…、Ｘ１０」が確定される。この確定
ボタン15cの操作と同時に、制御部16は、この数値の列
を固有コードとして固有コード情報メモリ部18aに記憶
させる。この固有コードには、例えば、電話番号を用い
ることが望ましい。これにより、近隣の家屋に設置の同
型の機器が無線電波の送信により作動するトラブルを確
実に避けることができるからである。機種番号指定ボタ
ン14d、14e、14fのいずれかをオンして特定の無線電波
受信装置10を指定すると、制御部16は、無線電波受信装
置10のうちの何れかを作動させるための指定コードを呼
出し可能の状態となる。機種番号指定ボタン14d、14e、
14fのいずれもがオンのときには、全ての無線電波受信
装置10の指定コードを呼出し可能の状態となる。制御部
16は、赤外リモコン４からの赤外線の到来を感知する
と、その動作コードを解読し、その動作コードに一対一
に対応する動作コードと固有コードとを記憶部18から呼
び出し、送信部20に向かって出力する。また、機種番号
指定ボタン14d、14e、14fにより指定された指定コード
も読み出される。そして、制御部16は、図６に示すよう
に、固有コードＫ１、機器指定コードＫ２、動作コード
Ｋ３、テレビジョンであるかエアコンであるか等の機器
の種類を特定する特定コードＫ４を順に時系列的に組み
立てて時系列信号を生成し、送信部20に向かって出力す
る。送信部20はこの時系列信号を搬送波に重畳させる。
搬送波には、法律の規定に抵触しない範囲の微弱電波領
域（例えば、３００Ｍｚ〜９００Ｍｚ）のものを用い
る。この時系列信号を含んだ無線電波Ｓは、送信アンテ
ナ21から放射される。無線電波受信装置10は、図７に示
すように、受信アンテナ23、受信部24、制御部25、記憶
部26、赤外線発信部27、コード設定部28を備えている。
固有コード設定部28は、固有コード設定部15と同様に桁
選択ボタン、クリックボタン、確定ボタンとを有し、固
有コードの設定は無線電波送信装置９の固有コード設定
と同様にして行い、その固有コードは無線電波送信装置
９の固有コードと合致している。記憶部28は、固有コー
ド情報メモリ部26a、動作コード情報メモリ部26b、機器
コードメモリ部26cを有する。固有コード情報メモリ部2
6aには、固有コード設定部28によって設定された固有コ
ードが記憶される。機器コードメモリ部26cにはその無
線電波受信装置10に特有の指定コードがあらかじめ記憶
されている。すなわち、この実施例では、３個の無線電
波受信装置10を各別に区別できる特有の指定コードが設
定されている。動作コード情報メモリ部26bには無線電
波に重畳されている動作コードと一対一に対応する動作
コードが記憶されている。なお、記憶部26は、機器の種
類を判別するための特定コードを記憶する情報記憶部も
有する。受信部24は受信アンテナ23が感知した無線電波
Ｓに含まれている時系列信号を取り出し、制御部25に向
かって出力する。制御部25は、記憶部26との間で情報の
授受を行い、固有コードＫ１が一致するか、機器指定コ
ードＫ２が一致するか、種類特定コードＫ４が一致する
かの判断を時系列信号に基づいて行う。そして、これら
の判断の結果、制御部25は動作コードＫ３に基づいて、
赤外線リモコン４の動作コードを復元し、その動作コー
ドを含む赤外線をエアコンＥ１、Ｅ２、Ｅ３に向かって
発射する。
に示すように、制御部16がコード登録可能状態になる
と、コード登録の文字が表示されると共に、カーソルＣ
が点滅状態となる。このカーソルＣの位置は１桁目にあ
る。ここで、クリックボタン15bを押圧操作すると、
「０、１、…、９」の数字が順にクリックされる。桁選
択ボタン15aを押圧操作すると、カーソルＣが２桁目の
位置に移行すると共に、１桁目で選択された数値が確定
される。これを、順に１０桁目まで行い、最後に、確定
ボタン15cを操作すると、図５に示すように、１０桁の
数値の列「Ｘ１、…、Ｘ１０」が確定される。この確定
ボタン15cの操作と同時に、制御部16は、この数値の列
を固有コードとして固有コード情報メモリ部18aに記憶
させる。この固有コードには、例えば、電話番号を用い
ることが望ましい。これにより、近隣の家屋に設置の同
型の機器が無線電波の送信により作動するトラブルを確
実に避けることができるからである。機種番号指定ボタ
ン14d、14e、14fのいずれかをオンして特定の無線電波
受信装置10を指定すると、制御部16は、無線電波受信装
置10のうちの何れかを作動させるための指定コードを呼
出し可能の状態となる。機種番号指定ボタン14d、14e、
14fのいずれもがオンのときには、全ての無線電波受信
装置10の指定コードを呼出し可能の状態となる。制御部
16は、赤外リモコン４からの赤外線の到来を感知する
と、その動作コードを解読し、その動作コードに一対一
に対応する動作コードと固有コードとを記憶部18から呼
び出し、送信部20に向かって出力する。また、機種番号
指定ボタン14d、14e、14fにより指定された指定コード
も読み出される。そして、制御部16は、図６に示すよう
に、固有コードＫ１、機器指定コードＫ２、動作コード
Ｋ３、テレビジョンであるかエアコンであるか等の機器
の種類を特定する特定コードＫ４を順に時系列的に組み
立てて時系列信号を生成し、送信部20に向かって出力す
る。送信部20はこの時系列信号を搬送波に重畳させる。
搬送波には、法律の規定に抵触しない範囲の微弱電波領
域（例えば、３００Ｍｚ〜９００Ｍｚ）のものを用い
る。この時系列信号を含んだ無線電波Ｓは、送信アンテ
ナ21から放射される。無線電波受信装置10は、図７に示
すように、受信アンテナ23、受信部24、制御部25、記憶
部26、赤外線発信部27、コード設定部28を備えている。
固有コード設定部28は、固有コード設定部15と同様に桁
選択ボタン、クリックボタン、確定ボタンとを有し、固
有コードの設定は無線電波送信装置９の固有コード設定
と同様にして行い、その固有コードは無線電波送信装置
９の固有コードと合致している。記憶部28は、固有コー
ド情報メモリ部26a、動作コード情報メモリ部26b、機器
コードメモリ部26cを有する。固有コード情報メモリ部2
6aには、固有コード設定部28によって設定された固有コ
ードが記憶される。機器コードメモリ部26cにはその無
線電波受信装置10に特有の指定コードがあらかじめ記憶
されている。すなわち、この実施例では、３個の無線電
波受信装置10を各別に区別できる特有の指定コードが設
定されている。動作コード情報メモリ部26bには無線電
波に重畳されている動作コードと一対一に対応する動作
コードが記憶されている。なお、記憶部26は、機器の種
類を判別するための特定コードを記憶する情報記憶部も
有する。受信部24は受信アンテナ23が感知した無線電波
Ｓに含まれている時系列信号を取り出し、制御部25に向
かって出力する。制御部25は、記憶部26との間で情報の
授受を行い、固有コードＫ１が一致するか、機器指定コ
ードＫ２が一致するか、種類特定コードＫ４が一致する
かの判断を時系列信号に基づいて行う。そして、これら
の判断の結果、制御部25は動作コードＫ３に基づいて、
赤外線リモコン４の動作コードを復元し、その動作コー
ドを含む赤外線をエアコンＥ１、Ｅ２、Ｅ３に向かって
発射する。
【００１４】これにより、同型の機器を同時に遠隔制御
すること、同型の機器のうちの特定の機器を遠隔制御す
ること、種類の異なる機器を選択して遠隔制御すること
を、既存の赤外線リモコン４を用いて行うことが可能と
なる。
すること、同型の機器のうちの特定の機器を遠隔制御す
ること、種類の異なる機器を選択して遠隔制御すること
を、既存の赤外線リモコン４を用いて行うことが可能と
なる。
【００１５】図８は本発明に係わるリモートコントロー
ルシステムの他の実施例を示すもので、テレビジョンの
指定ボタン14a、エアコンの指定ボタン14b、その他の機
器を指定する指定ボタン14c、無線電波受信装置10の機
種番号を指定してその機種番号の無線電波受信装置10の
みを作動可能とさせる機種番号指定ボタン14d、14e、14
fを赤外線遠隔操作により行うことができるようにした
もので、符号29は、その赤外線発射装置である。この赤
外線発射装置29を既存の赤外線リモコン４と併用すれ
ば、同型の機器のうちの特定の機器の選択、種類の異な
る機器の選択も、遠隔操作により行うことが可能であ
る。
ルシステムの他の実施例を示すもので、テレビジョンの
指定ボタン14a、エアコンの指定ボタン14b、その他の機
器を指定する指定ボタン14c、無線電波受信装置10の機
種番号を指定してその機種番号の無線電波受信装置10の
みを作動可能とさせる機種番号指定ボタン14d、14e、14
fを赤外線遠隔操作により行うことができるようにした
もので、符号29は、その赤外線発射装置である。この赤
外線発射装置29を既存の赤外線リモコン４と併用すれ
ば、同型の機器のうちの特定の機器の選択、種類の異な
る機器の選択も、遠隔操作により行うことが可能であ
る。
【００１６】なお、図１において、Ｅ１、Ｅ２、Ｅ３は
各部屋に設置されている他の機器を示す。
各部屋に設置されている他の機器を示す。
【００１７】以上、実施例について説明したが、本発明
の趣旨を逸脱しない範囲で各種の変更が可能である。
の趣旨を逸脱しない範囲で各種の変更が可能である。
【００１８】
【発明の効果】本発明は、以上説明したように構成した
ので、一の室内に設置の機器と他の室内に設置の同型の
機器の遠隔制御を既存の赤外線式のリモコンを使用して
同時に可能とすると共に、隣接する家庭の同型の機器が
同時に遠隔制御されることによるトラブルを避けること
ができるという効果を奏する。
ので、一の室内に設置の機器と他の室内に設置の同型の
機器の遠隔制御を既存の赤外線式のリモコンを使用して
同時に可能とすると共に、隣接する家庭の同型の機器が
同時に遠隔制御されることによるトラブルを避けること
ができるという効果を奏する。
【図１】本発明に係わるリモートコントロールシステム
の概要図である。
の概要図である。
【図２】図１に示すエアコンの回路ブロック図である。
【図３】図１に示す無線電波送信装置の回路ブロック図
である。
である。
【図４】図１に示す無線電波送信装置の正面図である。
【図５】図１に示す無線電波送信装置の固有コードを設
定するための説明図である。
定するための説明図である。
【図６】無線電波に重畳される時系列信号の一例を示す
図である。
図である。
【図７】図１に示す無線電波受信装置の回路ブロック図
である。
である。
【図８】本発明に係わるリモートコントロールシステム
の変形例を示す図である。
の変形例を示す図である。
４…赤外線リモートコントロール装置 ９…無線電波送信装置 10…無線電波受信装置 13、24…受信部 15…コード設定部 27…赤外線発信部
Claims (1)
- 【請求項１】 赤外線リモ−トコントロ−ル装置から発
射された機器の動作コ−ドを含んだ赤外線を受信し、受
信赤外線からその動作コ−ドを判断して無線電波に重畳
させる動作コードに変換すると共に、動作コ−ドを含ん
だ無線電波の送信により制御を意図しない機器が同時に
遠隔制御されるのを防止するための固有コ−ドを前記動
作コ−ドと共に無線電波に重畳させて発射させることに
より一の室内に設置の機器と他の室内に設置の機器とを
同時に遠隔制御可能の無線電波送信装置と、該無線電波
送信装置から発射の無線電波を受信し、受信無線電波に
重畳の固有コードに基づいて無線電波に重畳の動作コ−
ドを前記赤外線リモートコントロール装置の動作コード
と一対一に対応する動作コ−ドに復元し、該動作コード
を含んだ赤外線を前記機器に向けて発信する無線電波受
信装置と、からなるリモ−トコントロ−ルシステム。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP32975892A JPH06178361A (ja) | 1992-12-10 | 1992-12-10 | リモートコントロールシステム |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP32975892A JPH06178361A (ja) | 1992-12-10 | 1992-12-10 | リモートコントロールシステム |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06178361A true JPH06178361A (ja) | 1994-06-24 |
Family
ID=18224950
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP32975892A Pending JPH06178361A (ja) | 1992-12-10 | 1992-12-10 | リモートコントロールシステム |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH06178361A (ja) |
-
1992
- 1992-12-10 JP JP32975892A patent/JPH06178361A/ja active Pending
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