JPH0617817U - スローアウェイ式エンドミル - Google Patents
スローアウェイ式エンドミルInfo
- Publication number
- JPH0617817U JPH0617817U JP5651492U JP5651492U JPH0617817U JP H0617817 U JPH0617817 U JP H0617817U JP 5651492 U JP5651492 U JP 5651492U JP 5651492 U JP5651492 U JP 5651492U JP H0617817 U JPH0617817 U JP H0617817U
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- JP
- Japan
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- end mill
- tip
- throw
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- Prior art date
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- Milling Processes (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 クラックの発生や破断を防止することのでき
るスローアウェイ式エンドミルを得る。 【構成】 略円柱状を呈するエンドミル本体12の先端
部に、その円周方向に沿って複数のチップ座14が形成
され、これらチップ座14の各々には、その底面14a
からエンドミル本体12の外周面16に貫通してねじ穴
18が形成されるとともに、このねじ穴18に、頭部を
スローアウェイチップ20の一端部に係合されたクラン
プボルトのねじ部が螺合せしめられるスローアウェイ式
エンドミルにおいて、エンドミル本体12の外周面16
の、ねじ穴18の開口部周縁部に、該周縁部をほぼ均一
な厚さに切除してなる除肉部24を形成する。
るスローアウェイ式エンドミルを得る。 【構成】 略円柱状を呈するエンドミル本体12の先端
部に、その円周方向に沿って複数のチップ座14が形成
され、これらチップ座14の各々には、その底面14a
からエンドミル本体12の外周面16に貫通してねじ穴
18が形成されるとともに、このねじ穴18に、頭部を
スローアウェイチップ20の一端部に係合されたクラン
プボルトのねじ部が螺合せしめられるスローアウェイ式
エンドミルにおいて、エンドミル本体12の外周面16
の、ねじ穴18の開口部周縁部に、該周縁部をほぼ均一
な厚さに切除してなる除肉部24を形成する。
Description
【0001】
この考案は、エンドミル本体の先端部にスローアウェイチップ(以下「チップ 」という。)を装着してなるスローアウェイ式エンドミルの形状改良に関する。
【0002】
従来、エンドミル本体の先端部にチップを装着したスローアウェイ式エンドミ ルとしては、例えば図6及び図7に示すものがある。このスローアウェイ式エン ドミルは、エンドミル本体2の先端部に、その円周方向に沿って複数(この場合 2つ)のチップ座8が形成され、各チップ座8にチップ10がクランプボルト1 2で着脱自在に装着されてなるものである。
【0003】 各チップ座8には、その底面8aからエンドミル本体2の外周面4に至るねじ 穴6が貫通して形成され、このねじ穴6に、前記クランプボルト12の先端側に 形成されたねじ部が螺合されるようになっている。
【0004】 ところで、上記のような従来のスローアウェイ式エンドミルにおいては、エン ドミル本体2の外周面4において、ねじ穴6の開口部周縁部6aが鋭角に形成さ れる。このようなスローアウェイ式エンドミルにおいて切削加工を行う場合、上 記周縁部6aに切屑が係止されやすく、クラックの発生や破断の原因となってい た。本考案は上記の如き課題を解決することを目的とするものである。
【0005】
本考案は、略円柱状(テーパ状を含む)を呈するエンドミル本体の先端部に、 その円周方向に沿って複数のチップ座が形成され、これらチップ座の各々には、 その底面からエンドミル本体の外周面に貫通してねじ穴が形成されるとともに、 このねじ穴に、頭部をチップの一端部に係合されたクランプボルトのねじ部が螺 合せしめられるスローアウェイ式エンドミルにおいて、前記エンドミル本体の前 記外周面の、前記ねじ穴の開口部周縁部に、該周縁部をほぼ均一な厚さに切除し てなる除肉部を形成したことを特徴とするものである。
【0006】
以下、添付図面を参照して本考案の実施例を説明する。 図1乃至図4は本考案の一実施例に係るスローアウェイ式エンドミル(以下「 エンドミル」という。)を示すものである。これらの図に示すエンドミルの基本 的構成は前述の図6及び図7に示したエンドミルと同様であり、略円柱状(テー パ状を含む)を呈するエンドミル本体12の先端部に、その円周方向に沿って複 数(図では2つ)のチップ座14が形成されている。
【0007】 そして、これらチップ座14の各々には、その底面14aからエンドミル本体 12の外周面16に貫通してねじ穴18が形成され、このねじ穴18に、頭部を チップ20の一端部に係合されたクランプボルト22の先端側ねじ部が螺合せし められ、これにより各チップ20がエンドミル本体12に装着されている。
【0008】 本実施例に係るエンドミルは、上記基本的構成に係るエンドミルにおいて、図 4に示すように、エンドミル本体12の外周面16の、ねじ穴18の開口部周縁 部に、除肉部24を形成したことを特徴とする。
【0009】 上記除肉部24は、側面視において切刃のなす先端形状(切刃のなす回転軌跡 )が略半球面状となる図4に示すような切削工具W1を用い、各ねじ穴18の開 口部周縁部をほぼ均一な厚さに切除(切削)して形成されたものである。
【0010】 ねじ穴18の軸線方向視における除肉部24の外形は図2に示すように楕円状 となり、また図4において、斜線部(切除された部分を示す。)S1の面積と斜 線部S2の面積とはほぼ同一とされ、除肉部24の外縁部接線とねじ穴18の軸 線とがなす角αは90゜より大きくなっている。
【0011】 また、上記除肉部24を、側面視において切刃のなす先端形状が略円錐状とな る図5に示すような切削工具W2を用い、各ねじ穴18の開口部周縁部をほぼ均 一な厚さに切除して形成してもよい。
【0012】 この場合においても、ねじ穴18の軸線方向視における除肉部24の外形は楕 円状となり、また図5において、斜線部S3の面積と斜線部S4の面積とはほぼ同 一とされ、除肉部24の外縁部接線とねじ穴18の軸線とがなす角βは90゜よ り大きくなっている。
【0013】 上記のような除肉部24を形成してなるエンドミルによれば、切削加工時、被 切削材とエンドミル本体12の外周面16との間に飛散した切屑が、従来のエン ドミルと異なり、ねじ穴18の開口部周縁部に係止されることがない。従って、 クラックの発生や破断を有効に防止することができ、エンドミルの寿命を延長せ しめ、また切削加工の安全性を向上させることができる。
【0014】 なお、本考案は上述のような2つのチップを用いるものには限られず、チップ 座底面からエンドミル本体の外周面に至るねじ穴が形成されたものであれば、3 つ以上のチップを用いたものでもよい。
【0015】
以上説明したように、この考案に係るエンドミルによれば、エンドミル本体の 外周面において、ねじ穴の開口部周縁部に、該周縁部をほぼ均一な厚さに切除し てなる除肉部を形成しているので、切削加工時、被切削材とエンドミル本体外周 面との間に飛散した切屑がねじ穴の開口部周縁部に係止されず、クラックの発生 や破断を有効に防止できる。
【図1】図2のI方向からの矢視図である。
【図2】本考案の一実施例に係るエンドミルを示す側面
図である。
図である。
【図3】図2のIII方向からの矢視図である。
【図4】図1のA部拡大図である。
【図5】本考案の他の実施例に係る要部拡大図である。
【図6】従来のエンドミルを示す側面図である。
【図7】図6のVII方向からの矢視図である。
12 エンドミル本体 14 チップ座 14a チップ座底面 16 エンドミル本体 20 チップ 22 クランプボルト 24 除肉部
Claims (1)
- 【請求項1】略円柱状を呈するエンドミル本体の先端部
に、その円周方向に沿って複数のチップ座が形成され、
これらチップ座の各々には、その底面からエンドミル本
体の外周面に貫通してねじ穴が形成されるとともに、こ
のねじ穴に、頭部をスローアウェイチップの一端部に係
合されたクランプボルトのねじ部が螺合せしめられるス
ローアウェイ式エンドミルにおいて、 前記エンドミル本体の前記外周面の、前記ねじ穴の開口
部周縁部に、該周縁部をほぼ均一な厚さに切除してなる
除肉部を形成したことを特徴とするスローアウェイ式エ
ンドミル。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5651492U JP2548090Y2 (ja) | 1992-08-11 | 1992-08-11 | スローアウェイ式エンドミル |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5651492U JP2548090Y2 (ja) | 1992-08-11 | 1992-08-11 | スローアウェイ式エンドミル |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0617817U true JPH0617817U (ja) | 1994-03-08 |
JP2548090Y2 JP2548090Y2 (ja) | 1997-09-17 |
Family
ID=13029237
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5651492U Expired - Lifetime JP2548090Y2 (ja) | 1992-08-11 | 1992-08-11 | スローアウェイ式エンドミル |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2548090Y2 (ja) |
-
1992
- 1992-08-11 JP JP5651492U patent/JP2548090Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2548090Y2 (ja) | 1997-09-17 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 19970422 |
|
EXPY | Cancellation because of completion of term |