JPH0617776A - ロータリー圧縮機 - Google Patents
ロータリー圧縮機Info
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- JPH0617776A JPH0617776A JP17676392A JP17676392A JPH0617776A JP H0617776 A JPH0617776 A JP H0617776A JP 17676392 A JP17676392 A JP 17676392A JP 17676392 A JP17676392 A JP 17676392A JP H0617776 A JPH0617776 A JP H0617776A
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- blade
- cylinder
- head
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 ローラ5の自転を阻止し、該ローラ5の外周
部とブレード9の頭部との間の摺動損失を低減する。 【構成】 ブレード9の頭部上下部に、ローラ5の上底
面及び下底面に各々オーバーラップする一対のアーム部
11を設けて、該各アーム部11にピン12を突設し、
このピン12を、該ピン12の外径よりも若干内径の大
きい受入穴13に挿入し、ローラ5とブレード9との間
を、ローラ5の公転に伴う該ローラ5の揺動動作を許す
遊びをもつ連結体10を介して相互に連結した。
部とブレード9の頭部との間の摺動損失を低減する。 【構成】 ブレード9の頭部上下部に、ローラ5の上底
面及び下底面に各々オーバーラップする一対のアーム部
11を設けて、該各アーム部11にピン12を突設し、
このピン12を、該ピン12の外径よりも若干内径の大
きい受入穴13に挿入し、ローラ5とブレード9との間
を、ローラ5の公転に伴う該ローラ5の揺動動作を許す
遊びをもつ連結体10を介して相互に連結した。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、冷凍機における冷媒の
圧縮機等として広く用いられるロータリー圧縮機に関す
る。
圧縮機等として広く用いられるロータリー圧縮機に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の圧縮機は、実開昭61−
114093号公報等に開示され且つ図11に示すよう
に、円筒形のケーシングDに、シリンダ室Qをもつシリ
ンダFを内装し、シリンダ室Qの内部に、モータに連動
する駆動軸Kの偏心軸部E及びその外周部に嵌合するロ
ーラAを配設すると共に、シリンダFに設ける摺動溝M
に、頭部をローラAに接触させ、背部にスプリングVを
作用させたブレードBを介装している。こうして、ブレ
ードBを境にしてシリンダ室Qの内部を吸入口Jに通じ
る低圧室Nと吐出口Wに通じる高圧室Hとに区画し、駆
動軸Kの回転によりローラAをシリンダ室Qの内部に公
転させて、該シリンダ室Qの内部で低圧流体を圧縮し、
圧縮後の高圧流体をケーシングDの内部空間を経て吐出
管(図示せず)から外部に取出すようにしている。
114093号公報等に開示され且つ図11に示すよう
に、円筒形のケーシングDに、シリンダ室Qをもつシリ
ンダFを内装し、シリンダ室Qの内部に、モータに連動
する駆動軸Kの偏心軸部E及びその外周部に嵌合するロ
ーラAを配設すると共に、シリンダFに設ける摺動溝M
に、頭部をローラAに接触させ、背部にスプリングVを
作用させたブレードBを介装している。こうして、ブレ
ードBを境にしてシリンダ室Qの内部を吸入口Jに通じ
る低圧室Nと吐出口Wに通じる高圧室Hとに区画し、駆
動軸Kの回転によりローラAをシリンダ室Qの内部に公
転させて、該シリンダ室Qの内部で低圧流体を圧縮し、
圧縮後の高圧流体をケーシングDの内部空間を経て吐出
管(図示せず)から外部に取出すようにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、以上のもので
は、ローラAは、駆動軸Kの回転に引きずられて偏心軸
部Eの外周部回りを自転することになるため、ローラA
の外周部とこれに接触するブレードBの頭部とがこすれ
合い、比較的大きな摺動損失が生じ、動力ロスを招くと
共に信頼性を低下させる問題がある。
は、ローラAは、駆動軸Kの回転に引きずられて偏心軸
部Eの外周部回りを自転することになるため、ローラA
の外周部とこれに接触するブレードBの頭部とがこすれ
合い、比較的大きな摺動損失が生じ、動力ロスを招くと
共に信頼性を低下させる問題がある。
【0004】本発明では、ローラの自転を阻止し、該ロ
ーラの外周部とブレードの頭部との間の摺動損失を低減
することができるロータリー圧縮機を提供することをそ
の主目的とする。
ーラの外周部とブレードの頭部との間の摺動損失を低減
することができるロータリー圧縮機を提供することをそ
の主目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】そこで、第一に、上記主
目的を達成するため、シリンダ室1をもつシリンダ2
と、駆動軸3の偏心軸部4に嵌合され、前記シリンダ室
1の内部に公転するローラ5と、このローラ5の外周部
に頭部を当接させ且つ前記シリンダ2に設ける摺動溝6
の内部に進退動して、前記シリンダ室1を低圧室7と高
圧室8とに区画するブレード9とを備えたロータリー圧
縮機において、前記ブレード9の頭部と前記ローラ5の
外周部との間を、前記ブレード9に対する前記ローラ5
の揺動動作を許容する遊びをもつ連結体10を介して相
互に連結した。
目的を達成するため、シリンダ室1をもつシリンダ2
と、駆動軸3の偏心軸部4に嵌合され、前記シリンダ室
1の内部に公転するローラ5と、このローラ5の外周部
に頭部を当接させ且つ前記シリンダ2に設ける摺動溝6
の内部に進退動して、前記シリンダ室1を低圧室7と高
圧室8とに区画するブレード9とを備えたロータリー圧
縮機において、前記ブレード9の頭部と前記ローラ5の
外周部との間を、前記ブレード9に対する前記ローラ5
の揺動動作を許容する遊びをもつ連結体10を介して相
互に連結した。
【0006】第二に、上記第一の手段において、ローラ
5とブレード9との間の連結を簡易且つ良好に行うため
に、ブレード9の頭部に、ローラ5の外周面を越えて該
ローラ5の中心側に張り出すアーム部11を設けて、こ
のアーム部11と、該アーム部11と前記ローラ5との
間に介装するピン12と、該ピン12を遊挿状に受入れ
る受入穴13とで連結体10を構成した。
5とブレード9との間の連結を簡易且つ良好に行うため
に、ブレード9の頭部に、ローラ5の外周面を越えて該
ローラ5の中心側に張り出すアーム部11を設けて、こ
のアーム部11と、該アーム部11と前記ローラ5との
間に介装するピン12と、該ピン12を遊挿状に受入れ
る受入穴13とで連結体10を構成した。
【0007】第三に、上記第二の手段において、ブレー
ド9とローラ5との連結部分の構造を一部利用して、高
圧室8と低圧室7との間の差圧に基づいてブレード9の
シリンダ室1内における進出部に作用するせん断荷重を
受け止める受部を構成し、ブレード9の進出部と摺動溝
6のエッヂ部との間に局部摩耗が生じるのを低減するた
め、アーム部11を、ブレード9の底部で、且つローラ
5の底面に対しオーバーラップさせて設けて、シリンダ
2の底面を封鎖するシリンダヘッドの端面に、前記アー
ム部11を受入れるガイド溝20を設けた。
ド9とローラ5との連結部分の構造を一部利用して、高
圧室8と低圧室7との間の差圧に基づいてブレード9の
シリンダ室1内における進出部に作用するせん断荷重を
受け止める受部を構成し、ブレード9の進出部と摺動溝
6のエッヂ部との間に局部摩耗が生じるのを低減するた
め、アーム部11を、ブレード9の底部で、且つローラ
5の底面に対しオーバーラップさせて設けて、シリンダ
2の底面を封鎖するシリンダヘッドの端面に、前記アー
ム部11を受入れるガイド溝20を設けた。
【0008】第四に、上記第三の手段において、ブレー
ド9の上下方向の姿勢を安定させ、このブレード9とロ
ーラ5との間の連結及びブレード9自身の摺動動作を一
層良好に行わせるため、アーム部11を、ブレード9の
上底部及び下底部にそれぞれ設けると共に、シリンダ2
の上底面を封鎖するフロント側のシリンダヘッド21と
シリンダ2の下底面を封鎖するリア側のシリンダヘッド
22とに、それぞれガイド溝20を設けた。
ド9の上下方向の姿勢を安定させ、このブレード9とロ
ーラ5との間の連結及びブレード9自身の摺動動作を一
層良好に行わせるため、アーム部11を、ブレード9の
上底部及び下底部にそれぞれ設けると共に、シリンダ2
の上底面を封鎖するフロント側のシリンダヘッド21と
シリンダ2の下底面を封鎖するリア側のシリンダヘッド
22とに、それぞれガイド溝20を設けた。
【0009】第五に、上記第二の手段において、液圧縮
等による各部の破損事故を未然に防止するため、受入穴
13に、シリンダ室1内における異常圧力上昇時、ブレ
ード9の頭部とローラ5の外周部との間に隙間を空ける
逃がし溝14を連続させて設けた。
等による各部の破損事故を未然に防止するため、受入穴
13に、シリンダ室1内における異常圧力上昇時、ブレ
ード9の頭部とローラ5の外周部との間に隙間を空ける
逃がし溝14を連続させて設けた。
【0010】
【作用】上記第一の手段により、駆動軸3の偏心軸部4
の回動に伴い、ローラ5はブレード9に対し揺動しなが
ら、該ローラ5自身は自転することなく、シリンダ室1
の内部に公転することなる。こうして、ブレード9とロ
ーラ5とを連結する連結体10により、ローラ5の自転
を阻止できるため、該ローラ5の外周部とブレード9の
頭部との間の摺動速度をほぼ零にすることができ、これ
らローラ5とブレード9との間の摺動損失を低減するこ
とができる。
の回動に伴い、ローラ5はブレード9に対し揺動しなが
ら、該ローラ5自身は自転することなく、シリンダ室1
の内部に公転することなる。こうして、ブレード9とロ
ーラ5とを連結する連結体10により、ローラ5の自転
を阻止できるため、該ローラ5の外周部とブレード9の
頭部との間の摺動速度をほぼ零にすることができ、これ
らローラ5とブレード9との間の摺動損失を低減するこ
とができる。
【0011】上記第二の手段により、ローラ5と該ロー
ラ5の外周面を越えて張り出すアーム部11との間には
ピン12を介装し易く、しかも、このピン12を受入穴
13に遊嵌状に受入れさせるだけでローラ5のブレード
9に対する揺動を許容する遊びを簡易に形成でき、連結
体10を簡易且つ良好に構成することができる。
ラ5の外周面を越えて張り出すアーム部11との間には
ピン12を介装し易く、しかも、このピン12を受入穴
13に遊嵌状に受入れさせるだけでローラ5のブレード
9に対する揺動を許容する遊びを簡易に形成でき、連結
体10を簡易且つ良好に構成することができる。
【0012】上記第三の手段により、アーム部11とガ
イド溝20との係合によって、高圧室8と低圧室7との
間の差圧に基づいてブレード9の進出部に作用するせん
断荷重を受け止めることができ、ブレード9の進出部と
摺動溝6のエッヂ部との間の局部的な当たりを緩和で
き、これらブレード9と摺動溝6との間の局部摩耗を低
減することができる。
イド溝20との係合によって、高圧室8と低圧室7との
間の差圧に基づいてブレード9の進出部に作用するせん
断荷重を受け止めることができ、ブレード9の進出部と
摺動溝6のエッヂ部との間の局部的な当たりを緩和で
き、これらブレード9と摺動溝6との間の局部摩耗を低
減することができる。
【0013】上記第四の手段により、ブレード9の上下
に設けた一対のアーム部11,11を各ガイド溝20,
20にそれぞれ係合させることによって、ブレード9の
上下方向の姿勢を安定化させることができ、ブレード9
とローラ5との間の連結及びブレード9自身の摺動を一
層良好に行わせることができる。
に設けた一対のアーム部11,11を各ガイド溝20,
20にそれぞれ係合させることによって、ブレード9の
上下方向の姿勢を安定化させることができ、ブレード9
とローラ5との間の連結及びブレード9自身の摺動を一
層良好に行わせることができる。
【0014】上記第五の手段により、液圧縮等によりシ
リンダ室1内で異常圧力が発生した場合、受入溝13に
連続する逃がし溝14にピン12を逃がして、ブレード
9の頭部とローラ5の外周部との間に隙間を空けること
ができ、高圧室8と低圧室7とを連通させて、その異常
圧力上昇を抑制することができる。
リンダ室1内で異常圧力が発生した場合、受入溝13に
連続する逃がし溝14にピン12を逃がして、ブレード
9の頭部とローラ5の外周部との間に隙間を空けること
ができ、高圧室8と低圧室7とを連通させて、その異常
圧力上昇を抑制することができる。
【0015】
【実施例】図1に示すものは、冷媒圧縮用のロータリー
圧縮機であって、円筒形のケーシング30に、円形のシ
リンダ室1をもつシリンダ2を内装し、シリンダ室1の
内部に、モータに連動する駆動軸3の偏心軸部4と、該
偏心軸部4の外周部に嵌合し、シリンダ室1の内部に公
転するローラ5とを配設すると共に、シリンダ2に設け
る摺動溝6に、ローラ5の外周部に頭部円弧面を当接さ
せ、シリンダ室1を吸入口70に通じる低圧室7と吐出
口80に通じる高圧室8とに区画するブレード9を進退
自由に介装している。シリンダ2の上底面及び下底面
は、図2に示すように、フロント側のシリンダヘッド2
1及びリア側のシリンダヘッド22により封鎖してい
る。又、吐出口80の出口には、吐出弁81及び弁押え
82を介装している。更に、ブレード9の背部は、連通
部90を介してケーシング30における高圧の内部空間
に臨ませている。
圧縮機であって、円筒形のケーシング30に、円形のシ
リンダ室1をもつシリンダ2を内装し、シリンダ室1の
内部に、モータに連動する駆動軸3の偏心軸部4と、該
偏心軸部4の外周部に嵌合し、シリンダ室1の内部に公
転するローラ5とを配設すると共に、シリンダ2に設け
る摺動溝6に、ローラ5の外周部に頭部円弧面を当接さ
せ、シリンダ室1を吸入口70に通じる低圧室7と吐出
口80に通じる高圧室8とに区画するブレード9を進退
自由に介装している。シリンダ2の上底面及び下底面
は、図2に示すように、フロント側のシリンダヘッド2
1及びリア側のシリンダヘッド22により封鎖してい
る。又、吐出口80の出口には、吐出弁81及び弁押え
82を介装している。更に、ブレード9の背部は、連通
部90を介してケーシング30における高圧の内部空間
に臨ませている。
【0016】以上の構成において、ブレード9の頭部と
ローラ5の外周部との間を、ブレード9に対するローラ
5の揺動動作を許容する遊びをもつ連結体10を介して
相互に連結する。この連結体10は、具体的には以下に
ように構成する。
ローラ5の外周部との間を、ブレード9に対するローラ
5の揺動動作を許容する遊びをもつ連結体10を介して
相互に連結する。この連結体10は、具体的には以下に
ように構成する。
【0017】すなわち、ブレード9の頭部に、ローラ5
の外周面を越えて該ローラ5の中心側に張り出すアーム
部11を設ける。しかも、このアーム部11は、ブレー
ド9の上底部及び下底部双方について、ローラ5の上底
面及び下底面にそれぞれオーバーラップするように設け
る。そして、これら一対のアーム部11,11に、それ
ぞれ下向き及び上向きのピン12,12を突設すると共
に、ローラ5の上底面及び下底面に、各ピン12,12
の外径に対し次記する程度だけその内径を大きくした受
入穴13,13をそれぞれ設ける。こうして、一対のア
ーム部11並びにピン12及び受入穴13とで連結体1
0を構成するのである。
の外周面を越えて該ローラ5の中心側に張り出すアーム
部11を設ける。しかも、このアーム部11は、ブレー
ド9の上底部及び下底部双方について、ローラ5の上底
面及び下底面にそれぞれオーバーラップするように設け
る。そして、これら一対のアーム部11,11に、それ
ぞれ下向き及び上向きのピン12,12を突設すると共
に、ローラ5の上底面及び下底面に、各ピン12,12
の外径に対し次記する程度だけその内径を大きくした受
入穴13,13をそれぞれ設ける。こうして、一対のア
ーム部11並びにピン12及び受入穴13とで連結体1
0を構成するのである。
【0018】受入穴13をピン12に対して大径にする
のは、図3から図6に示すように、ローラ5の公転に伴
い、該ローラ5の中心Oとピン12の中心Pとの距離L
が、図3又は図5に示す回転角θが0°又は180°の
ときの最小値Lminから図4又は図6に示す回転角θ
が90°又は270°のときの最大値Lmaxまで変化
するのを吸収し、ローラ5をブレード9に対し揺動自由
にするためである。
のは、図3から図6に示すように、ローラ5の公転に伴
い、該ローラ5の中心Oとピン12の中心Pとの距離L
が、図3又は図5に示す回転角θが0°又は180°の
ときの最小値Lminから図4又は図6に示す回転角θ
が90°又は270°のときの最大値Lmaxまで変化
するのを吸収し、ローラ5をブレード9に対し揺動自由
にするためである。
【0019】ここに、前記距離Lは、図4に示すよう
に、ローラ5の外径をR、ブレード9の頭部円弧面の半
径をr、駆動軸3の中心即ちシリンダ室1の中心Cとロ
ーラ5の中心Oとの距離(偏心量)をe、ブレード9の
頭部円弧面の中心Sとピン12の中心Pとの距離をdと
すると、次の数式1で表される。
に、ローラ5の外径をR、ブレード9の頭部円弧面の半
径をr、駆動軸3の中心即ちシリンダ室1の中心Cとロ
ーラ5の中心Oとの距離(偏心量)をe、ブレード9の
頭部円弧面の中心Sとピン12の中心Pとの距離をdと
すると、次の数式1で表される。
【0020】
【数1】
【0021】又、その最小値Lmin及び最大値Lma
xは次の数式2、3で表される。
xは次の数式2、3で表される。
【0022】
【数2】
【0023】
【数3】
【0024】こうして、例えば、R=20mm、T=5
mm、E=4mm、D=8mmのとき、Lmin=17
mm、Lmax=17.15mmとなり、その差は0.
15mmとなり、又、R=30mm、T=5mm、E=
4mm、D=8mmのとき、Lmin=27mm、Lm
ax=27.07mmとなり、その差は0.07mmと
なる。従って、ピン12の外径に対し受入穴13の内径
を、0.2mm程度大きくするのであり、このようにす
ることにより、前記距離Lの変化を吸収して、ローラ5
の公転に伴って該ローラ5をブレード9に対し揺動させ
ることができるのである。
mm、E=4mm、D=8mmのとき、Lmin=17
mm、Lmax=17.15mmとなり、その差は0.
15mmとなり、又、R=30mm、T=5mm、E=
4mm、D=8mmのとき、Lmin=27mm、Lm
ax=27.07mmとなり、その差は0.07mmと
なる。従って、ピン12の外径に対し受入穴13の内径
を、0.2mm程度大きくするのであり、このようにす
ることにより、前記距離Lの変化を吸収して、ローラ5
の公転に伴って該ローラ5をブレード9に対し揺動させ
ることができるのである。
【0025】更に、図1に示すように、前記受入穴13
には、シリンダ室1内における異常圧力上昇時、ブレー
ド9の頭部とローラ5の外周部との間に隙間を空けて、
高圧室8と低圧室7とを連通させるために、0.5〜1
mm程度の長さをもつ逃がし溝14を連続させて設ける
のであり、従って、前記受入穴13は、逃がし溝14を
含めて全体として長穴形状に形成するのである。
には、シリンダ室1内における異常圧力上昇時、ブレー
ド9の頭部とローラ5の外周部との間に隙間を空けて、
高圧室8と低圧室7とを連通させるために、0.5〜1
mm程度の長さをもつ逃がし溝14を連続させて設ける
のであり、従って、前記受入穴13は、逃がし溝14を
含めて全体として長穴形状に形成するのである。
【0026】一方、図2に示すように、ブレード9の上
下部に設けた各アーム部11,11に対応させて、フロ
ント側のシリンダヘッド21とリア側のシリンダヘッド
22とに、それぞれアーム部11,11を受入れて滑ら
せるガイド溝20,20を設けるのである。
下部に設けた各アーム部11,11に対応させて、フロ
ント側のシリンダヘッド21とリア側のシリンダヘッド
22とに、それぞれアーム部11,11を受入れて滑ら
せるガイド溝20,20を設けるのである。
【0027】以上の構成により、ローラ5自身は自転す
ることなくシリンダ室1の内部に公転でき、ローラ5の
外周部とブレード9の頭部との間の摺動速度をほぼ零に
することができて、これらローラ5とブレード9との間
の摺動損失を低減することができるのである。又、通常
ならブレード9の背部にはスプリングを介装して、起動
当初等でケーシング30の内部圧力が低い場合の付勢手
段とするが、このものでは、ブレード9の頭部が連結体
10を介してローラ5の外周部に常時当接されるため、
このようなスプリングを取り除くことも可能になる。
ることなくシリンダ室1の内部に公転でき、ローラ5の
外周部とブレード9の頭部との間の摺動速度をほぼ零に
することができて、これらローラ5とブレード9との間
の摺動損失を低減することができるのである。又、通常
ならブレード9の背部にはスプリングを介装して、起動
当初等でケーシング30の内部圧力が低い場合の付勢手
段とするが、このものでは、ブレード9の頭部が連結体
10を介してローラ5の外周部に常時当接されるため、
このようなスプリングを取り除くことも可能になる。
【0028】しかも、ブレード9の頭部にローラ5側に
張り出すアーム部11を設けて、このアーム部11とピ
ン12及び該ピン12を遊嵌状に受入れる受入穴13と
で連結体10を構成したから、ローラ5とアーム部11
との間にはピン12が介装し易く、このピン12を受入
穴13に受入れさせるだけでローラ5のブレード9に対
する揺動動作を許容させることができ、簡易且つ良好に
連結体10を構成できるのである。
張り出すアーム部11を設けて、このアーム部11とピ
ン12及び該ピン12を遊嵌状に受入れる受入穴13と
で連結体10を構成したから、ローラ5とアーム部11
との間にはピン12が介装し易く、このピン12を受入
穴13に受入れさせるだけでローラ5のブレード9に対
する揺動動作を許容させることができ、簡易且つ良好に
連結体10を構成できるのである。
【0029】その上、アーム部11はブレード9の底部
においてローラ5の底面にオーバーラップするように設
け、シリンダヘッド21,22側にアーム部11を受入
れるガイド溝20を設けたから、これらアーム部11と
ガイド溝20との係合によって、高圧室8と低圧室7と
の間の差圧に基づいてブレード9の進出部に作用するせ
ん断荷重を受け止めることができ、図1に示すように、
ブレード9の進出部と摺動溝6のエッヂ部gとの間の局
部的な当たりを緩和でき、これらブレード9と摺動溝6
との間の局部摩耗をも低減することができるのである。
においてローラ5の底面にオーバーラップするように設
け、シリンダヘッド21,22側にアーム部11を受入
れるガイド溝20を設けたから、これらアーム部11と
ガイド溝20との係合によって、高圧室8と低圧室7と
の間の差圧に基づいてブレード9の進出部に作用するせ
ん断荷重を受け止めることができ、図1に示すように、
ブレード9の進出部と摺動溝6のエッヂ部gとの間の局
部的な当たりを緩和でき、これらブレード9と摺動溝6
との間の局部摩耗をも低減することができるのである。
【0030】更に、アーム部11はブレード9の上下に
一対設けて、上下のガイド溝20,20にそれぞれ係合
させたから、ブレード9の上下方向の姿勢を安定化させ
ることができ、ブレード9とローラ5との間の連結及び
ブレード9自身の摺動を一層良好に行わせることができ
るのである。
一対設けて、上下のガイド溝20,20にそれぞれ係合
させたから、ブレード9の上下方向の姿勢を安定化させ
ることができ、ブレード9とローラ5との間の連結及び
ブレード9自身の摺動を一層良好に行わせることができ
るのである。
【0031】又、受入溝13に連続させて逃がし溝14
を設けたから、液圧縮等によりシリンダ室1内で異常圧
力が発生した場合、ブレード9の頭部とローラ5の外周
部との間に隙間を空けて、高圧室8と低圧室7とを連通
させることができ、その異常圧力上昇を抑制することも
できるのである。
を設けたから、液圧縮等によりシリンダ室1内で異常圧
力が発生した場合、ブレード9の頭部とローラ5の外周
部との間に隙間を空けて、高圧室8と低圧室7とを連通
させることができ、その異常圧力上昇を抑制することも
できるのである。
【0032】尚、以上のものでは、一対のピン12,1
2と一対の受入穴13,13とを用いて連結を行った
が、図7に示すように、ブレード9の高さにほぼ等しい
スパンをもつ一本のピン12と、ローラ5の高さ方向上
下に貫通する一つの受け穴13とを用いて連結を行うよ
うにしてもよい。
2と一対の受入穴13,13とを用いて連結を行った
が、図7に示すように、ブレード9の高さにほぼ等しい
スパンをもつ一本のピン12と、ローラ5の高さ方向上
下に貫通する一つの受け穴13とを用いて連結を行うよ
うにしてもよい。
【0033】又、アーム部11はブレード9の底部に設
ける他、図8及び図9に示すようにブレード9の高さ方
向中間部に設けて、このアーム部11をローラ5の外周
部に凹入させる凹部15に受け入れさせて連結を行うよ
うにしてもよい。
ける他、図8及び図9に示すようにブレード9の高さ方
向中間部に設けて、このアーム部11をローラ5の外周
部に凹入させる凹部15に受け入れさせて連結を行うよ
うにしてもよい。
【0034】更に、図10に示すように、ブレード9の
頭部に、高さ方向に延びる円形のジョイント16を一体
化して、このジョイント16をローラ5に設ける係合穴
17に係合させることにより連結を行うようにしてもよ
い。
頭部に、高さ方向に延びる円形のジョイント16を一体
化して、このジョイント16をローラ5に設ける係合穴
17に係合させることにより連結を行うようにしてもよ
い。
【0035】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、ローラ5
の自転を阻止でき、該ローラ5の頭部とブレード9の外
周部との間の摺動損失を低減することができ、動力ロス
を低減できると共に信頼性を向上することができる。
の自転を阻止でき、該ローラ5の頭部とブレード9の外
周部との間の摺動損失を低減することができ、動力ロス
を低減できると共に信頼性を向上することができる。
【0036】請求項2記載の発明によれば、ローラ5と
ブレード9との連結体10を、アーム部11とピン12
及び受入穴13で簡易且つ良好に構成することもでき
る。
ブレード9との連結体10を、アーム部11とピン12
及び受入穴13で簡易且つ良好に構成することもでき
る。
【0037】請求項3記載の発明によれば、連結体10
のアーム部11を有効利用でき、このアーム部11とガ
イド溝20との係合により、ブレード9と摺動溝6に対
する局部摩耗をも低減することができる。
のアーム部11を有効利用でき、このアーム部11とガ
イド溝20との係合により、ブレード9と摺動溝6に対
する局部摩耗をも低減することができる。
【0038】請求項4記載の発明によれば、ブレード9
の上下一対のアーム部11及びガイド溝20により、ブ
レード9の姿勢を安定化でき、ブレード9とローラ5と
の間の連結及びブレード9自身の摺動を一層良好に行わ
せることができる。
の上下一対のアーム部11及びガイド溝20により、ブ
レード9の姿勢を安定化でき、ブレード9とローラ5と
の間の連結及びブレード9自身の摺動を一層良好に行わ
せることができる。
【0039】請求項5記載の発明によれば、液圧縮等に
よりシリンダ室1内で異常圧力が発生した場合、ブレー
ド9の頭部とローラ5の外周部との間に隙間を空けて高
圧室8と低圧室7とを連通し、その異常圧力上昇を抑制
することもできる。
よりシリンダ室1内で異常圧力が発生した場合、ブレー
ド9の頭部とローラ5の外周部との間に隙間を空けて高
圧室8と低圧室7とを連通し、その異常圧力上昇を抑制
することもできる。
【図1】本発明ロータリー圧縮機に係る第一実施例の要
部の平断面図。
部の平断面図。
【図2】同図1におけるX,X線での縦断面図。
【図3】同作用を説明する図であって、回転角0°のと
きのシリンダの内部平面図。
きのシリンダの内部平面図。
【図4】同回転角90°のときのシリンダの内部平面
図。
図。
【図5】同回転角180°のときのシリンダの内部平面
図。
図。
【図6】同回転角270°のときのシリンダの内部平面
図。
図。
【図7】同第二実施例の要部の縦断面図。
【図8】同第三実施例の要部の縦断面図。
【図9】同図8におけるY,Y線での平断面図。
【図10】同第四実施例の要部の平断面図。
【図11】従来のロータリー圧縮機の平面図。
1;シリンダ室、2;シリンダ、3;駆動軸、4;偏心
軸部、5;ローラ、6;摺動溝、7;低圧室、8;高圧
室、9;ブレード、10;連結体、11;アーム部、1
2;ピン、13;受入穴、14;逃がし溝、20;ガイ
ド溝、21,22;シリンダヘッド
軸部、5;ローラ、6;摺動溝、7;低圧室、8;高圧
室、9;ブレード、10;連結体、11;アーム部、1
2;ピン、13;受入穴、14;逃がし溝、20;ガイ
ド溝、21,22;シリンダヘッド
Claims (5)
- 【請求項1】シリンダ室1をもつシリンダ2と、駆動軸
3の偏心軸部4に嵌合され、前記シリンダ室1の内部に
公転するローラ5と、このローラ5の外周部に頭部を当
接させ且つ前記シリンダ2に設ける摺動溝6の内部に進
退動して、前記シリンダ室1を低圧室7と高圧室8とに
区画するブレード9とを備えたロータリー圧縮機におい
て、前記ブレード9の頭部と前記ローラ5の外周部との
間を、前記ブレード9に対する前記ローラ5の揺動動作
を許容する遊びをもつ連結体10を介して相互に連結し
ていることを特徴とするロータリー圧縮機。 - 【請求項2】ブレード9の頭部に、ローラ5の外周面を
越えて該ローラ5の中心側に張り出すアーム部11を設
けて、このアーム部11と、該アーム部11と前記ロー
ラ5との間に介装するピン12と、該ピン12を遊挿状
に受入れる受入穴13とで連結体10を構成している請
求項1記載のロータリー圧縮機。 - 【請求項3】アーム部11を、ブレード9の底部で、且
つローラ5の底面に対しオーバーラップさせて設けて、
シリンダ2の底面を封鎖するシリンダヘッドの端面に、
前記アーム部11を受入れるガイド溝20を設けている
請求項2記載のロータリー圧縮機。 - 【請求項4】アーム部11を、ブレード9の上底部及び
下底部にそれぞれ設けると共に、シリンダ2の上底面を
封鎖するフロント側のシリンダヘッド21とシリンダ2
の下底面を封鎖するリア側のシリンダヘッド22とに、
それぞれガイド溝20を設けている請求項3記載のロー
タリー圧縮機。 - 【請求項5】受入穴13に、シリンダ室1内における異
常圧力上昇時、ブレード9の頭部とローラ5の外周部と
の間に隙間を空ける逃がし溝14を連続させて設けてい
る請求項2記載のロータリー圧縮機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17676392A JPH0617776A (ja) | 1992-07-03 | 1992-07-03 | ロータリー圧縮機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17676392A JPH0617776A (ja) | 1992-07-03 | 1992-07-03 | ロータリー圧縮機 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0617776A true JPH0617776A (ja) | 1994-01-25 |
Family
ID=16019392
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP17676392A Pending JPH0617776A (ja) | 1992-07-03 | 1992-07-03 | ロータリー圧縮機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0617776A (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2010073426A1 (ja) * | 2008-12-26 | 2010-07-01 | パナソニック株式会社 | 回転式圧縮機 |
WO2012117598A1 (ja) * | 2011-02-28 | 2012-09-07 | 三洋電機株式会社 | ロータリーコンプレッサ |
JP2016017441A (ja) * | 2014-07-07 | 2016-02-01 | ダイキン工業株式会社 | 回転式圧縮機 |
CN107061280A (zh) * | 2017-06-14 | 2017-08-18 | 珠海格力电器股份有限公司 | 滑片防脱离结构、装配方法及具有该结构的压缩机 |
CN107588003A (zh) * | 2017-08-21 | 2018-01-16 | 珠海格力电器股份有限公司 | 一种滚子压缩机 |
JP2022518158A (ja) * | 2019-01-31 | 2022-03-14 | 寧波甬微集団有限公司 | ロータリーコンプレッションアセンブリ、コンプレッサー及び空調設備 |
-
1992
- 1992-07-03 JP JP17676392A patent/JPH0617776A/ja active Pending
Cited By (10)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2010073426A1 (ja) * | 2008-12-26 | 2010-07-01 | パナソニック株式会社 | 回転式圧縮機 |
CN102227561A (zh) * | 2008-12-26 | 2011-10-26 | 松下电器产业株式会社 | 旋转式压缩机 |
JPWO2010073426A1 (ja) * | 2008-12-26 | 2012-05-31 | パナソニック株式会社 | 回転式圧縮機 |
JP5442638B2 (ja) * | 2008-12-26 | 2014-03-12 | パナソニック株式会社 | 回転式圧縮機 |
WO2012117598A1 (ja) * | 2011-02-28 | 2012-09-07 | 三洋電機株式会社 | ロータリーコンプレッサ |
JP2016017441A (ja) * | 2014-07-07 | 2016-02-01 | ダイキン工業株式会社 | 回転式圧縮機 |
CN107061280A (zh) * | 2017-06-14 | 2017-08-18 | 珠海格力电器股份有限公司 | 滑片防脱离结构、装配方法及具有该结构的压缩机 |
CN107061280B (zh) * | 2017-06-14 | 2019-07-05 | 珠海格力电器股份有限公司 | 滑片防脱离结构、装配方法及具有该结构的压缩机 |
CN107588003A (zh) * | 2017-08-21 | 2018-01-16 | 珠海格力电器股份有限公司 | 一种滚子压缩机 |
JP2022518158A (ja) * | 2019-01-31 | 2022-03-14 | 寧波甬微集団有限公司 | ロータリーコンプレッションアセンブリ、コンプレッサー及び空調設備 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20011030 |