JPH061768U - エアクリーナとエンジンとの接続構造 - Google Patents

エアクリーナとエンジンとの接続構造

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JPH061768U
JPH061768U JP4002892U JP4002892U JPH061768U JP H061768 U JPH061768 U JP H061768U JP 4002892 U JP4002892 U JP 4002892U JP 4002892 U JP4002892 U JP 4002892U JP H061768 U JPH061768 U JP H061768U
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JP
Japan
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engine
air cleaner
air
space volume
filter body
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Pending
Application number
JP4002892U
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English (en)
Inventor
宏通 杉江
聡史 亀山
恵伸 長坂
Original Assignee
豊田紡織株式会社
日本電装株式会社
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 慣性過給効果の向上を図りつつ、エアクリー
ナとエンジンとの間の吸入路について、低コスト化、省
スペース化を達成する。 【構成】 エンジンルーム14を郭成する壁内面に取付
けられるエアクリーナ12のハウジング16には、濾過
体22を収容する収容部23と連続して、濾過体22の
エア下流側に空間容積部24が形成されている。また、
空間容積部24と、エンジン10の気筒11との間は、
吸気管28で接続されている。外気は、濾過体22で清
浄化されて、空間容積部24に入り、空間容積部24で
は、サージタンクとしての機能が果たされ、そして、吸
気管28を通って、スロットルバルブ30で設定される
流量で、エンジン10の気筒11に供給される。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、エンジン吸気用のエアクリーナとエンジンとの接続構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、図6に示すように、車両用エンジン80への吸気にあたっては、エンジ ンルーム82内のエンジン80にサージタンク84が装着され、サージタンク8 4と、濾過体87を収容したエアクリーナ86との間が吸気管88で接続される とともに、サージタンク84とエンジン80の各気筒90との間が複数の吸気管 92で個々に接続されているものが知られている(車両前方を矢印FRで示すと ともに、エンジン80へ吸気されるエアの流れ方向を矢印INで示す)。
【0003】 なお、サージタンク84は、エンジン80の吸気脈動を防止する等のために設 けられている。
【0004】 ここで、サージタンク84からエンジン80の気筒90までの吸気管92の長 さが短いと、特に低回転運転時には、慣性過給効果が十分得られず、逆に、サー ジタンク84とエンジン80の気筒90までの吸気管92の長さを長くすると、 慣性過給効果は改善されるものの、長くした分だけ吸気管92の長さが長くなり 、エアクリーナ86とエンジン80の各気筒90との間の吸入路について、広い 占有スペースが必要となる。
【0005】 しかし、限られたスペースのエンジンルーム82にあっては、低回転域での高 い慣性過給効果が得られると同時に、エアクリーナ86とエンジン80の各気筒 90との間の吸入路について、省スペース化、更には低コスト化も図れるのが好 ましいところである。
【0006】 そこで、エンジンを収容したエンジンルームの内周面に沿ってサージタンクと エンジンの気筒までの吸気管を屈曲させ、かつ懸架装置で弾性懸架して、その吸 気管を長くとり、慣性過給効率を向上させるとともに、コンパクト化を図った構 造のものが提案されている(実開昭58−25624号に開示されている)が、 吸気管をいかように屈曲させてエンジンルーム内に配置しても、吸気管はその長 さだけの占有スペースが結局必要となることに変わりなく、本質的な解決手段と はなっていない。
【0007】
【考案が解決しようとする課題】
本考案は上記事実を考慮し、低回転運転域における慣性過給効果の向上を図り つつ、省スペース化、低コスト化を達成できるエアクリーナとエンジンとの接続 構造を提供することが目的である。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本考案は、上記課題を解決するために、濾過体を収容する収容部とこの収容部 と連続して濾過体のエア下流側に設けられる空間容積部とを有するエアクリーナ ハウジングが、エンジンルームを郭成する壁内面に取付けられ、前記空間容積部 は吸気管によってエンジンの気筒と接続され、前記吸気管の中途にはスロットル バルブが配置されたことを特徴とするエアクリーナとエンジンとの接続構造を提 案するものである。
【0009】
【作用】
本考案に係るエアクリーナとエンジンとの接続構造によれば、エアクリーナの ハウジング内において、エアは、濾過体を通過して清浄化され、続いて空間容積 部に入る。空間容積部では、サージタンクとしての機能が果たされ、そして清浄 化されたエアは、吸気管を通り、スロットルバルブで設定される流量で、エンジ ンの気筒内に供給される。
【0010】 ここで、エアクリーナの空間容積部は、サージタンクとして併用されるため、 エアクリーナからエンジンに亘る吸入路スペースが限られていても、エアクリー ナとサージタンクとを個々に製作してそれらの間を接続する管路の長さ分だけ、 空間容積部とエンジンの気筒との間の吸気管の長さが長く確保される。また、エ アクリーナとサージタンクとを個々に製作し、また個々に取付ける必要がない等 のことを含めて製作、組付けコストが低減される。そして、空間容積部とエンジ ンの気筒との間の吸気管の長さを長くとることによって高い慣性過給効果が得ら れ、従って体積効率が向上される。特に、低回転運転時では、それが顕著である 。
【0011】 これにより、限られたスペースにあって、低回転運転時における慣性過給効果 の向上を図っても、エアクリーナとエンジンとの間の吸入路について、省スペー ス化、低コスト化が達成される。
【0012】
【実施例】
本考案の第1実施例に係るエアクリーナとエンジンとの接続構造を図1に基づ き説明する。
【0013】 図1に示すように、エンジンルーム14内には、車両用の4気筒エンジン10 と、エンジン10より車両前方で、車両横方向一側の壁面に位置される単一のエ アクリーナ12とがそれぞれ設けられている(車両前方を矢印FRで示す)。
【0014】 エアクリーナ12では、エアクリーナ用ハウジング16にエア入口18とエア 出口20とが形成されるとともに、ハウジング16内には、濾過体22を収容す る収容部23と、この収容部23と連続し濾過体22のエア下流側に位置する空 間容積部24とが形成されている。エア入口18は、流入管26を介してエンジ ンルーム14外に開口されて外気と連通される。エア出口20は、空間容積部2 4と連通して、エンジン10の気筒数と同数の4個形成されている。
【0015】 そして、エンジン10の各気筒11の吸入ポートとエアクリーナ12のエア出 口20との間は、4本の吸気管28で個々に接続されている。各吸気管28の中 途には、それぞれスロットルバルブ30が配置されるとともに、図示を省略する 気化器又は燃焼噴射弁が具備されている。
【0016】 次に、本実施例の作用を説明する。 外気が、流入管26を通ってエア入口18からエアフィルタ用ハウジング16 内に入り(エアの流れ方向を矢印INで示す)、濾過体22を通過する間に清浄 化される。清浄化されたエアは、空間容積部24に入る。空間容積部24では、 エアの脈動が防止されて、サージタンクとしての機能が果たされる。そして、清 浄化されたエアは、各エア出口20から各吸気管28に入り、吸気管28では、 スロットルバルブ30で設定される流量で流れ、気化器により又は燃料噴射弁か らの燃料と混合された後、エンジン10の各気筒11内に供給される。
【0017】 ここで、エアクリーナ12は、サージタンクとして併用されるため、エアクリ ーナ12からエンジン10に亘る吸入路スペースが限られていても、エアクリー ナとサージタンクとを個々に製作してそれらの間を接続する管路を設けなくてよ くなる分、空間容積部24とエンジン10の気筒11との間の吸気管28の長さ が長く確保される。また、エアクリーナとサージタンクとを個々に製作する必要 がないこと、また個々に取付ける必要がないこと等によって、製作、組付けコス トが低減される。そして、空間容積部24とエンジン10の気筒11との間の吸 気管28の長さを長くとることによって高い慣性過給効果が得られ、従って体積 効率が向上される。
【0018】 特に、図5に、体積効率と、エンジンの回転数との関係を示すように、エアク リーナとエンジンとの間の吸入路の長さを同一とした場合の本実施例のものと従 来のものとを比較すると、本実施例(実線で示す)では、従来(破線で示す)に 比して、低回転運転時で、体積効率が向上されるのがわかる。
【0019】 これにより、限られたスペースにあって、慣性過給効果の向上を図っても、エ アクリーナ12とエンジン10との間の吸入路について、省スペース化、低コス ト化が良好に達成される。
【0020】 次に、第2実施例を図2に基づき説明する。 本実施例では、エアクリーナ32が車両横方向左右両側に、2セット設けられ ている。各エアクリーナ32には、このハウジング36に、空間容積部34と連 通するエア出口20が2個形成されており、これに対応して、吸気管28は、2 本づつ2群に別けられている。
【0021】 本実施例では、2気筒毎にエアクリーナを配置することによって、他の気筒か ら発せられる脈動による悪影響が防止される。
【0022】 次に、第3実施例を図3に基づき説明する。 本実施例では、第1実施例と同様の位置に同構造の単一のエアクリーナ42が 用意され、但、ハウジング43には、空間容積部44と連通する2個のエア出口 20が形成されている。吸気管46は、2セット用意され、各吸気管46は、エ ア出口20と連結される本管48と、本管48が2本に分岐されてエンジン10 の気筒11にそれぞれ個々に接続される分岐管50とより構成されている。スロ ットルバルブ30は、本管48に配置されている。
【0023】 本実施例によれば、2つのスロットルバルブ30で4つの気筒に流入される空 気量を制御することができる。勿論、各分岐管50の中途に、各分岐管50の個 々にスロットルバルブ30を設けてもよい。
【0024】 更に、吸気管46を本管48で集合させることによって、より省スペース化を 図ることができ、吸気管の搭載上の自由度が向上される。
【0025】 次に、第4実施例を図4に基づき説明する。 前記第1乃至第3実施例では、エアクリーナ12、32、42が車両横方向左 右両側、あるいは片側に位置され、ハウジング16、36、43を流れるエアの 流れ方向が、車両横方向であるが、本実施例では、エアクリーナ62が車両横方 向中央部に位置され、エアクリーナ62のハウジング64内を流れるエアの流れ 方向が車両前後方向となるように濾過体65が収容部63に収容されている。エ ア入口66は、流入管を介することなく直接、エンジンルーム14外に開口され 、エア出口20は、空間容積部70と連通して、ハウジング64の濾過体65の 反対側に4個形成されている。そして、エンジン10の各気筒11に個々に対応 する4本の吸気管72は、各気筒11から、2本づつ、エンジン10の左右両側 に別れてエンジン10の周部を廻って配置され、各エア出口20に延びている。
【0026】 本実施例では、外気へ開口されるエア入口66の断面積が大きいために、一の 気筒に対して他の気筒から発せられる脈動による悪影響が防止される。
【0027】 なお、第2乃至第4実施例の他の構成は、第1実施例と同様であり、そして、 第2乃至第4実施例によっても、第1実施例と同様な作用、効果が奏せられる。
【0028】 また、上記各実施例において、吸気管の中途にスロットルバルブを設ける構成 によれば、スロットルバルブは、エンジンから発せられる脈動や負圧等を和らげ て、その緩衝体となり、エアクリーナのハウジング内にサージタンクとしての機 能を果たす空間容積部が一体的に形成されても、エンジンから発せられる脈動や 負圧がその影響を濾過体に直接与えないようにして、濾過体が保護されている。
【0029】 本考案は、上記実施例に限定されるものではなく、種々変更可能である。例え ば、エンジンは車両用に限定されるものではなく、また気筒数も限定されないも のである。また、エアクリーナの個数、更には、空間容積部と連通するエア出口 の個数や、吸気管の本数も限定されないものである。
【0030】
【考案の効果】
以上のように構成したので、本考案に係るエアクリーナとエンジンとの接続構 造によれば、慣性過給効果の向上を図りつつ、エアクリーナとエンジンとの間の 吸入路について、省スペース化、低コスト化が達成される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の第1実施例に係るエアクリーナとエン
ジンとの接続構造を、車両上方から見下げた概略図であ
る。
【図2】第2実施例に係るエアクリーナとエンジンとの
接続構造を、車両上方から見下げた概略図である。
【図3】第3実施例に係るエアクリーナとエンジンとの
接続構造を、車両上方から見下げた概略図である。
【図4】第4実施例に係るエアクリーナとエンジンとの
接続構造を、車両上方から見下げた概略図である。
【図5】体積効率と、エンジンの回転数との関係を示す
グラフの図である。
【図6】従来のエアクリーナとエンジンとの接続構造
を、車両上方から見下げた概略図である。
【符号の説明】
10 エンジン 11 気筒 12 エアクリーナ 16 ハウジング 22 濾過体 23 収容部 24 空間容積部 28 吸気管 30 スロットルバルブ
フロントページの続き (72)考案者 長坂 恵伸 愛知県刈谷市豊田町1丁目1番地 豊田紡 織株式会社内

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 濾過体を収容する収容部とこの収容部と
    連続して濾過体のエア下流側に設けられる空間容積部と
    を有するエアクリーナハウジングが、エンジンルームを
    郭成する壁内面に取付けられ、前記空間容積部は吸気管
    によってエンジンの気筒と接続され、前記吸気管の中途
    にはスロットルバルブが配置されたことを特徴とするエ
    アクリーナとエンジンとの接続構造。
JP4002892U 1992-06-11 1992-06-11 エアクリーナとエンジンとの接続構造 Pending JPH061768U (ja)

Priority Applications (1)

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JP4002892U JPH061768U (ja) 1992-06-11 1992-06-11 エアクリーナとエンジンとの接続構造

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JP4002892U JPH061768U (ja) 1992-06-11 1992-06-11 エアクリーナとエンジンとの接続構造

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JPH061768U true JPH061768U (ja) 1994-01-14

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ID=12569457

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