JPH06176678A - リモートコントロール式回路遮断器 - Google Patents

リモートコントロール式回路遮断器

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JPH06176678A
JPH06176678A JP4467593A JP4467593A JPH06176678A JP H06176678 A JPH06176678 A JP H06176678A JP 4467593 A JP4467593 A JP 4467593A JP 4467593 A JP4467593 A JP 4467593A JP H06176678 A JPH06176678 A JP H06176678A
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JP
Japan
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latch
trip
operation handle
movable element
circuit breaker
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Application number
JP4467593A
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English (en)
Inventor
Tadao Hashimoto
忠雄 橋本
Yujiro Kitade
雄二郎 北出
Kuniyuki Furukawa
国幸 古川
Takashi Shizuka
隆 志塚
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Fuji Electric Co Ltd
Original Assignee
Fuji Electric Co Ltd
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Publication date
Application filed by Fuji Electric Co Ltd filed Critical Fuji Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】操作ハンドルと可動接触子を保持した可動子枠
との間の連結機構を簡単にする。 【構成】可動子枠5にラッチ18をピン17を介して回
動自在に取り付け、これに設けた溝に操作ハンドル2に
固定したラッチピン23を嵌合させて可動子枠5と操作
ハンドル2とを連結する。トリップ時には過電流引外し
装置10でラッチ18を回動させて可動子枠5と操作ハ
ンドル2との連結を解き、引外しばね11の力により操
作ハンドル2をオン位置に残したまま可動子枠5をオフ
駆動して可動接触子4を開離させる。このような構成に
よれば、操作ハンドル2と可動子枠5との間に複雑なリ
ンク機構が不要であり組立が簡単となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、双安定形の電磁石装
置で遠隔操作するリモートコントロール式回路遮断器に
関し、詳しくは開閉機構の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】双安定形の電磁石装置を内蔵したリモー
トコントロール式回路遮断器は、特開昭60−3002
9号公報や特開昭61−230231号公報に記載され
ているように、電磁石装置で回動操作された操作ハンド
ルに連動して可動接触子を保持した可動子枠がオンオフ
駆動され、回動した操作ハンドルは電磁石装置でそのま
まオンオフの各位置に保持されるようになっている。ま
た、トリップ時には引外し装置により操作ハンドルと可
動子枠との連結が解かれ、操作ハンドルをオン位置に残
したままで可動子枠のみが予め蓄勢された引外しばねに
よってオフ駆動される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このようなリモートコ
ントロール式回路遮断器において、従来は操作ハンドル
から可動子枠への運動伝達、及びトリップ時の操作ハン
ドルとの連結の解除による可動子枠のオフ駆動のために
複雑なリンク機構が用いられている。そのため、部品点
数が多く組立に多くの工数を必要とするとともに、トリ
ップ動作時に引外しばねでオフ駆動される可動子枠関連
の質量が大きく、遮断性能を高める上での障害となって
いた。更に、上記リンク機構の運動範囲が大きいため、
他の部品との干渉を避けるためにはその周辺に大きな可
動スペースを必要とし、回路遮断器の小形化が困難とな
っていた。
【0004】また、上記特開昭61−230231号公
報に記載されたように、引外しばねの蓄勢がオン操作時
に同時に行われる構成では電磁石装置の負荷が大きく、
電磁石装置が大型化してこの面からも回路遮断器の小形
化が阻害されるという問題があった。この発明は、可動
子枠周りのリンク機構を不要として構成を簡単にし、組
立工数を減らすとともに遮断性能を向上させ、かつ小形
化を図ったリモートコントロール式回路遮断器を提供す
ることを目的とするものである。また、この発明は、引
外しばねをオンオフ操作に無関係とし、電磁石装置の負
荷を減らして小形化を図ったリモートコントロール式回
路遮断器を提供することを目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】リンク機構を不要とする
ために、この発明は、操作ハンドルと可動子枠のいずれ
か一方にこれに重ねるようにしてラッチを回動自在に取
り付け、このラッチと前記操作ハンドル又は可動子枠の
いずれか一方に固定したラッチピンと他方に形成した連
結溝とを挿脱自在に嵌合させるものとする。また、引外
しばねをオンオフ操作に無関係とするために、この発明
は、上記回路遮断器において、引外しばねを捩じりばね
で構成し、その一端を操作ハンドルに係止し、他端を可
動子枠に作用させるものとする。
【0006】
【作用】この発明においては、例えば可動子枠にこれに
重ねるようにしてラッチを支持ピンを介して回動自在に
取り付け、このラッチに形成した連結溝と操作ハンドル
に固定したラッチピンとを嵌合させて可動子枠と操作ハ
ンドルとを連結する。ラッチはトリップ動作時に可動子
枠と操作ハンドルとの連結を解くためのもので、引外し
装置でラッチを回動させて連結溝とラッチピンとの嵌合
を外せば、可動子枠は操作ハンドルをオン位置に残した
まま引外しばねによりオフ方向に駆動される。このよう
な構成によれば、操作ハンドルと可動子枠の連結及びそ
の解除に必要な部品はラッチとラッチピンのみとなり組
立が簡単となるとともに、ラッチは可動子枠に重なるよ
うに取り付けられているので場所を取らず、可動子枠周
りの可動スペースは僅かで済む。また、トリップ時に可
動子枠と一緒に運動するのはラッチのみで可動質量は小
さく、可動接触子の開離速度が大きくなる。
【0007】可動子枠にラッチを設けた場合に、逆にラ
ッチにラッチピンを設け、操作ハンドルに連結溝を設け
てもよい。また、ラッチは操作ハンドルに設けてもよ
く、その場合にラッチに連結溝を設ければ可動子枠にラ
ッチピンを設け、ラッチにラッチピンを設ければ可動子
枠に連結溝を設ける。上記構成において、捩じりばねか
らなる引外しばねの一端を操作ハンドルに係止し、他端
を可動子枠に作用させてこれをオフ方向に付勢するよう
に構成することにより、オンオフ操作時には引外しばね
は蓄勢したまま操作ハンドルと一体に回動するため操作
力に影響せず、したがって電磁石装置の負荷に関係しな
い。引外しばねの蓄勢はトリップ動作後の手動によるリ
セット時に同時に行う。
【0008】以下、図1〜図8に基づいてこの発明の実
施例を説明する。ここで、図1は回路遮断器のオン状態
の縦断面図、図2はその平面図、図3は図1の回路遮断
器のオフ状態の縦断面図、図4は同じくトリップ状態の
縦断面図、図5は図1における開閉機構部の斜視図、図
6はその分解斜視図である。また、図7は別の実施例の
開閉機構部の側面図、図8は更に別の実施例の開閉機構
部の側面図である。まず、図1及び図2により回路遮断
器の全体構成について概略的に説明する。回路遮断器は
ベースとカバーとからなるモールドケース1に各部が収
容されているが、操作ハンドル2が軸3を支点に回動操
作されると、これに連動して可動接触子4を保持した可
動子枠5が軸6を支点にオンオフ駆動され、可動接触子
4の可動接点4aと固定接触子7の固定接点7aとが接
離する。
【0009】操作ハンドル2の回動操作はリンク8を介
して連結された双安定形の電磁石装置9のアーマチュア
9aの上下ストロークにより行われ、操作ハンドル2は
ストロークの終端位置で吸着保持されたアーマチュア9
aによりオンオフの各位置に保持される。図1のオン状
態ではアーマチュア9aはストロークの下端位置に吸着
され、これに連結された操作ハンドル2は図示オン位置
に保持されている。操作ハンドル2の回動操作は把手2
aからの手動操作によっても同様に行われる。図1のオ
ン状態から、電磁石装置9又は手動により操作ハンドル
2を図の反時計方向に回動操作すると、これに連動して
可動子枠5は時計方向に駆動され、可動接触子4が開離
する。図3はこのようなオフ状態を示すもので、この状
態で電磁石装置9のアーマチュア9aはストロークの上
端位置に吸着され、これに連結された操作ハンドル2は
図示オフ位置に保持されている。
【0010】図1のオン状態で過電流が流れると過電流
引外し装置10が作動し、操作ハンドル2と可動子枠5
との連結を解く。これにより、可動子枠5は引外しばね
11の作用により、操作ハンドル2を図示位置に残した
まま軸6を支点に時計方向に駆動され、可動接触子4が
開離する(トリップ動作)。図4はこのようなトリップ
状態を示すものである。ここで、図1のオン状態におい
て、電流は電源側端子12から固定接触子7、固定接点
7a、可動接点4a、可動接触子4、リード線13、過
電流引外し装置10のバイメタル10a、同じく引外し
コイル10bを経て負荷側端子14に流れる。
【0011】次に、上記回路遮断器の開閉機構部分の構
成について、図5及び図6により更に詳細に説明する。
図において、可動子枠5はモールド樹脂により図示形状
に形成され、その円筒軸5aに板状導体からなる可動接
触子4が軸受穴15を介して回動自在に嵌め込まれてい
る。可動接触子4の図の上端のばね受突起4aと可動子
枠5のばね受座5bとの間には圧縮コイルばねからなる
接触ばね16が挿入され、その力を受けた可動接触子4
は可動子枠5のストッパ5cに押圧されて図示位置に保
持されている。
【0012】可動子枠5の図の上端部には左右に突出す
る支持ピン17が固着され、その一端に可動子枠5に重
なるようにしてラッチ18が軸受穴19を介して回動自
在に嵌め込まれている。ラッチ18はモールド樹脂によ
り図示形状に形成され、自由端に斜面からなる受動面1
8aが形成されるとともに上面にU字状の連結溝20が
切欠形成されている。また、ラッチ18の下面に一体形
成されたボス部には受動ピン21が固着されている。ラ
ッチ18は可動子枠5との間に装着された捩じりばねか
らなる復帰ばね22により図の時計方向に常時付勢され
ている。復帰ばね22は一端が受動ピン21に巻き付け
られ、鍵形の他端が可動子枠5の小穴に圧入されてい
る。一方、モールド樹脂からなら円盤状の操作ハンドル
2には把手2aの略反対側に二股状の腕2bが形成さ
れ、その先端にラッチピン23が穴2cに対する圧入に
より固定されている。操作ハンドル2と電磁石装置9の
アーマチュア9aとは、鍵形の両端がそれぞれの穴2d
及び9bに挿入されたリンク9により連結されている。
【0013】操作ハンドル2は軸3によりケース1に回
動自在に支持されている。また、可動子枠5は軸6によ
りケース1に回動自在に支持されている。そして、回路
遮断器のオンオフ状態において、ラッチピン23はラッ
チ18の連結溝20に挿脱自在に嵌合し、操作ハンドル
2と可動子枠5とはラッチ18を介して連結されてい
る。操作ハンドル2と可動子枠5との間に装着された引
外しばね11は捩じりばねからなり、鍵形に形成された
一端はリンク9の反対側で操作ハンドル2の穴に圧入さ
れ、へ字形に形成された他端は蓄勢された状態で可動子
枠5を貫通するピン17の他端に掛けられている。
【0014】再び図1において、過電流引外し装置10
のバイメタル10aの自由端はラッチ18に固定された
受動ピン21に近接対向している。また、ヨーク10c
に支持されたアーマチュア10dの操作端はラッチ18
の受動面18aに近接対向している。可動子枠5はピン
17を介して受ける引外しばね11の力により時計方向
に回動しようとしているが、ラッチ18がラッチピン2
3に係合しているため回動を阻止され、図示オン状態に
保持されている。またこのとき、可動接触子4は固定接
触子7に押圧され、接触ばね16を撓ませてストッパ5
cからやや浮き上がった状態にある。これにより、接点
4a,7a間に接触ばね16に基づく所要の接触圧力が
与えられている。
【0015】ここで、操作ハンドル2が図の反時計方向
に回動操作されると、ラッチピン23が連結溝20内で
右方向に移動するため、ラッチ18を介してラッチピン
23に回動を阻止されていた可動子枠5は引外しばね1
1の力によりラッチピン23に追随して時計方向に回動
し、図3のオフ状態となる。また、図3の状態から操作
ハンドル2が時計方向に回動操作されると、ラッチピン
23は連結溝20内でラッチ18と摺動接触しながら左
方向に移動し、ラッチ18を介してラッチピン23に押
された可動子枠は反時計方向に回動して再び図1のオン
状態となる。
【0016】一方、図1のオン状態で過負荷電流が流れ
ると、過電流引外し装置10のバイメタル10aが下方
に湾曲してその自由端で受動ピン21を押し下げ、ラッ
チ18をピン17を支点に反時計方向に回動させる。ま
た、短絡電流のような大電流が流れると、アーマチュア
10dが鉄心10eに吸引されて時計方向に回動し、そ
の操作端でラッチ18の受動面18aを叩いてラッチ1
8を同様に回動させる。これにより、ラッチピン23と
連結溝20との嵌合が解かれ、それまでラッチ18を介
してラッチピン23に係止されていた可動子枠5は引外
しばね11の力により時計方向に駆動されて図4のトリ
ップ状態となる。
【0017】トリップした回路遮断器をリセット、すな
わちラッチピン23を連結溝20に再嵌合させるには、
図4の状態で操作ハンドル2を手動で反時計方向に回動
させ、ラッチピン23を受動面18a上を滑らせながら
連結溝20まで移動させる。ラッチピン23が連結溝2
0に達すると、復帰ばね22で時計方向に付勢されたラ
ッチ18は僅かに回動して連結溝20とラッチピン23
とを嵌合させる。これにより、回路遮断器は図3のオフ
状態となる。なお、図1において、操作ハンドル2には
回路遮断器のオン,オフ,トリップの各状態を表示する
表示板24が同軸に装着され、またケース1には手動で
トリップ動作を発生させるトリップレバー25がスライ
ド自在に装着されているが、これらの構成については説
明を省略する。また、26は電磁石装置9の操作回路を
接続するための補助端子である。
【0018】上述の回路遮断器において、操作ハンドル
2と可動子枠5とは操作ハンドル2に固定されたラッチ
ピン23と可動子枠5に取り付けられたラッチ18の連
結溝20との嵌合により連結されており、またこの連結
はラッチ18の回動により解除される。したがって、構
成が極めて簡素であり組立が簡単であるとともに、トリ
ップ時に可動子枠5と一緒に運動するのはラッチ18だ
けで全体として可動部の質量が小さい。また、ラッチ1
8は可動子枠5と重なるように一体的に取り付けられ、
ほとんど可動子枠5の範囲内に収まっている。したがっ
て、操作ハンドル2と可動子枠5とはほぼ直結された形
となり、オンオフ動作時に必要な可動子枠周りの可動ス
ペースは最小限で済む。更に、引外しばね11は一端が
操作ハンドル2に係止され、他端がピン17を介して可
動子枠に作用しているが、この引外しばね11はオンオ
フ操作時に操作ハンドル2と一緒に回動し撓みを受けな
い。したがって、オン操作時に引外しばねに蓄勢する構
成のものに比べて小容量の電磁石装置9で操作可能であ
る。
【0019】ところで、図7は上に示した実施例におけ
るラッチ部の斜視図、図8はその正面図である。図にお
いて、過負荷状態が発生すると、すでに述べたようにバ
イメタル10aが受動ピン21を押し下げ、ラッチピン
23と連結溝20との嵌合を解いて回路遮断器をトリッ
プさせる。このとき、バイメタル10aが受動ピン21
から受ける反力、つまり引外し荷重Pは、ラッチ18に
作用する復帰ばね22の抗力と、引外しばね11及び接
触ばね16の力に基づいてラッチ18がラッチピン23
から受ける摩擦力との和である(図6参照)。この引外
し荷重Pが受動ピン21を押す点は図示構造では支持ピ
ン17が嵌め込まれた軸受穴19の幅の外側にあり、そ
の位置はラッチ18の側面から図8に示す距離Lだけず
れている。
【0020】一方、図12は上記距離Lと引外し荷重P
との関係を実測したものであるが、これを見ると距離L
が増え、押し位置が外側に離れるほど引外し荷重Pが増
え、またそのばらつき(斜線を施した上下の線の幅)も
大きくなっている。これは支持ピン17によるラッチ1
8の支持位置と上記押し位置との位置ずれのためにラッ
チ18が偶力を受けて傾き、ラッチ18の軸受部に余分
な摩擦力が発生しているためと考えられる。そこで、こ
のような引外し荷重Pの変動が問題となる場合に、これ
を抑えるための実施例を図9〜図11に示す。ここで、
図9はラッチ部の分解斜視図、図10はその組立状態の
斜視図、図11はその正面図である。
【0021】この実施例においては、可動子枠5に固着
された支持ピン17が延長され、ラッチ18の軸受部に
は軸受穴19を延長する長さA(図11)のボス18b
が一体形成により付加されている。なお、ラッチピン2
3を支持する操作ハンドル2の腕2bの一方は一部分が
切り欠かれてボス18bを逃げている。これにより、図
11に示すように、ラッチ18の軸受部はバイメタル1
0aの外側まで延び、バイメタル10aは軸受穴19の
幅の内側で受動ピン21を押すようになる。このような
構成によれば、バイメタル10aで押されたときのラッ
チ18の傾きがなくなり、軸受部に余分の摩擦力が発生
することがなくなる。図13はこの場合の押し位置(距
離L)に対する引外し荷重Pの実測結果を示すもので、
押し位置が変わっても引外し荷重Pはほとんど変わら
ず、また全体にばらつきが小さいことが分かる。したが
って、バイメタル10による押し位置が図11の左右方
向に多少ばらついても安定した引外し特性が得られる。
【0022】図14の実施例は可動子枠5に取り付けた
ラッチ18にラッチピン23を固定し、これと嵌合する
連結溝20を操作ハンドル2の腕2bの先端に設けたも
のである。この場合はラッチピン23を受動ピンとし
て、トリップ時には過電流引外し装置のバイメタル及び
アーマチュアをいずれもラッチピン23に作用させ、ラ
ッチ18をピン17を支点に図の時計方向に回動させて
ラッチピン23を操作ハンドル2の連結溝から外す。図
15の実施例はラッチ18を操作ハンドル2に取り付
け、ラッチ18の連結溝に可動子枠5に固定したラッチ
ピン23を嵌合させるようにしたものである。この場合
は、引外しばね11はラッチピン23を介して可動子枠
5に作用している。操作ハンドルにラッチを取り付けた
場合に、ラッチピンをラッチに固定し、これと嵌合する
連結溝を可動子枠に設けることも可能である。これらい
ずれの実施例においても、最初の実施例と同様の作用効
果を得ることができる。
【0023】
【発明の効果】この発明によれば、操作ハンドルと可動
子枠との間に複雑なリンク機構が存在しないので構成が
簡単となり組立工数が少なくて済むとともに、トリップ
時の可動質量が小さく遮断性能が向上する。また、可動
子枠周りの可動スペースが小さく、かつ引外しばねがオ
ンオフ操作力に影響せず電磁石装置が小容量で済むので
回路遮断器の小形化が図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例の回路遮断器のオン状態の縦
断面図である。
【図2】図1の平面図である。
【図3】図1の回路遮断器のオフ状態の縦断面図であ
る。
【図4】図1の回路遮断器のトリップ状態の縦断面図で
ある。
【図5】図1の回路遮断器における開閉機構部の斜視図
である。
【図6】図5の分解斜視図である。
【図7】図1の回路遮断器のラッチ部分の斜視図であ
る。
【図8】図7の正面図である。
【図9】ラッチ部分の異なる実施例を示す分解斜視図で
ある。
【図10】図9の組立状態の斜視図である。
【図11】図10の正面図である。
【図12】図8のバイメタルの押し位置と引外し荷重と
の関係を示す線図である。
【図13】図11のバイメタルの押し位置と引外し荷重
との関係を示す線図である。
【図14】この発明の別の実施例の開閉機構部の側面図
である。
【図15】この発明の更に別の実施例の開閉機構部の側
面図である。
【符号の説明】
1 ケース 2 操作ハンドル 4 可動接触子 5 可動子枠 7 固定接触子 9 電磁石装置 10 過電流引外し装置 11 引外しばね 18 ラッチ 20 連結溝 23 ラッチピン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 志塚 隆 神奈川県川崎市川崎区田辺新田1番1号 富士電機株式会社内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】双安定形の電磁石装置で操作ハンドルを回
    動操作し、可動接触子を保持した可動子枠をオンオフ駆
    動するリモートコントロール式回路遮断器において、 操作ハンドルと可動子枠のいずれか一方にこれに重ねる
    ようにしてラッチを回動自在に取り付け、このラッチと
    前記操作ハンドル又は前記可動子枠のいずれか一方に固
    定したラッチピンと他方に形成した連結溝とを挿脱自在
    に嵌合させたことを特徴とするリモートコントロール式
    回路遮断器。
  2. 【請求項2】引外しばねを捩じりばねで構成し、その一
    端を操作ハンドルに係止し、他端を可動子枠に作用させ
    たことを特徴とする請求項1記載のリモートコントロー
    ル式回路遮断器。
JP4467593A 1992-10-06 1993-02-09 リモートコントロール式回路遮断器 Pending JPH06176678A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4467593A JPH06176678A (ja) 1992-10-06 1993-02-09 リモートコントロール式回路遮断器

Applications Claiming Priority (3)

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JP4-292144 1992-10-06
JP29214492 1992-10-06
JP4467593A JPH06176678A (ja) 1992-10-06 1993-02-09 リモートコントロール式回路遮断器

Publications (1)

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JPH06176678A true JPH06176678A (ja) 1994-06-24

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ID=26384625

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4467593A Pending JPH06176678A (ja) 1992-10-06 1993-02-09 リモートコントロール式回路遮断器

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JP (1) JPH06176678A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2017121164A1 (zh) * 2016-01-11 2017-07-20 浙江正泰电器股份有限公司 小型断路器的操作机构

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2017121164A1 (zh) * 2016-01-11 2017-07-20 浙江正泰电器股份有限公司 小型断路器的操作机构

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