JPH06176602A - 車両用前照灯装置 - Google Patents

車両用前照灯装置

Info

Publication number
JPH06176602A
JPH06176602A JP32552992A JP32552992A JPH06176602A JP H06176602 A JPH06176602 A JP H06176602A JP 32552992 A JP32552992 A JP 32552992A JP 32552992 A JP32552992 A JP 32552992A JP H06176602 A JPH06176602 A JP H06176602A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
road
vehicle
bulb
valve
reflector
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP32552992A
Other languages
English (en)
Inventor
Takashi Nakamura
隆司 中村
Takakazu Mori
孝和 森
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyota Motor Corp filed Critical Toyota Motor Corp
Priority to JP32552992A priority Critical patent/JPH06176602A/ja
Publication of JPH06176602A publication Critical patent/JPH06176602A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F21LIGHTING
    • F21SNON-PORTABLE LIGHTING DEVICES; SYSTEMS THEREOF; VEHICLE LIGHTING DEVICES SPECIALLY ADAPTED FOR VEHICLE EXTERIORS
    • F21S41/00Illuminating devices specially adapted for vehicle exteriors, e.g. headlamps
    • F21S41/60Illuminating devices specially adapted for vehicle exteriors, e.g. headlamps characterised by a variable light distribution
    • F21S41/65Illuminating devices specially adapted for vehicle exteriors, e.g. headlamps characterised by a variable light distribution by acting on light sources
    • F21S41/663Illuminating devices specially adapted for vehicle exteriors, e.g. headlamps characterised by a variable light distribution by acting on light sources by switching light sources
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F21LIGHTING
    • F21SNON-PORTABLE LIGHTING DEVICES; SYSTEMS THEREOF; VEHICLE LIGHTING DEVICES SPECIALLY ADAPTED FOR VEHICLE EXTERIORS
    • F21S41/00Illuminating devices specially adapted for vehicle exteriors, e.g. headlamps
    • F21S41/10Illuminating devices specially adapted for vehicle exteriors, e.g. headlamps characterised by the light source
    • F21S41/14Illuminating devices specially adapted for vehicle exteriors, e.g. headlamps characterised by the light source characterised by the type of light source
    • F21S41/162Incandescent light sources, e.g. filament or halogen lamps
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F21LIGHTING
    • F21SNON-PORTABLE LIGHTING DEVICES; SYSTEMS THEREOF; VEHICLE LIGHTING DEVICES SPECIALLY ADAPTED FOR VEHICLE EXTERIORS
    • F21S41/00Illuminating devices specially adapted for vehicle exteriors, e.g. headlamps
    • F21S41/30Illuminating devices specially adapted for vehicle exteriors, e.g. headlamps characterised by reflectors
    • F21S41/32Optical layout thereof
    • F21S41/36Combinations of two or more separate reflectors
    • F21S41/365Combinations of two or more separate reflectors successively reflecting the light
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F21LIGHTING
    • F21VFUNCTIONAL FEATURES OR DETAILS OF LIGHTING DEVICES OR SYSTEMS THEREOF; STRUCTURAL COMBINATIONS OF LIGHTING DEVICES WITH OTHER ARTICLES, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • F21V13/00Producing particular characteristics or distribution of the light emitted by means of a combination of elements specified in two or more of main groups F21V1/00 - F21V11/00
    • F21V13/02Combinations of only two kinds of elements
    • F21V13/04Combinations of only two kinds of elements the elements being reflectors and refractors
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F21LIGHTING
    • F21WINDEXING SCHEME ASSOCIATED WITH SUBCLASSES F21K, F21L, F21S and F21V, RELATING TO USES OR APPLICATIONS OF LIGHTING DEVICES OR SYSTEMS
    • F21W2102/00Exterior vehicle lighting devices for illuminating purposes
    • F21W2102/10Arrangement or contour of the emitted light
    • F21W2102/17Arrangement or contour of the emitted light for regions other than high beam or low beam
    • F21W2102/19Arrangement or contour of the emitted light for regions other than high beam or low beam for curves

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Non-Portable Lighting Devices Or Systems Thereof (AREA)
  • Lighting Device Outwards From Vehicle And Optical Signal (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 車両走行時に曲路での視認性を向上すること
ができるとともに電力消費量の無駄を防止する。 【構成】 車両の右側に配設された前照灯18は直線路
用バルブ40Sと曲線路用バルブ40Cを有している。
直線路用バルブ40Sは直線路用リフレクタ42Sに取
り付けられており、直線路用バルブ40Sから射出され
た光が直線路用リフレクタ42Sによって反射され車両
前方へ光を射出するようになっている。曲線路用バルブ
40Cは、直線路用バルブ40Sの光線軌跡を遮蔽しな
い位置に配置された曲線路用リフレクタ42Cに取り付
けられており、曲線路用バルブ40Cから射出された光
が曲線路用リフレクタ42Cによって反射され、さら
に、平面鏡47によって反射され、凸レンズ46に所定
の角度で入射するようになっている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は車両用前照灯装置に係
り、特に車両前方への配光を制御する車両用前照灯装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、車両には、夜間等にドライバーの
前方視認性を向上させるために、前照灯が配設されてい
る。一般に前照灯は、車両の先端かつ左右に1対配設さ
れており、比較的広範囲を照射している。ところが、前
照灯は左右方向に対しては固定されているため、車両の
走行状態、例えば、車両が旋回する時には、ドライバー
が目視するに必要な部位を明るく照射することができな
い。
【0003】これを解決するために、2枚のレンズとシ
ェードにより配光分布を制御する車両用前照灯装置が米
国特許、USP4,768,135に示されている。
【0004】図11に示される如く、この車両用前照灯
装置70では、リフレクタ72の中央部に設けられたバ
ルブ74と固定レンズ76との間に、光軸78と直交す
る方向(図11の矢印Y方向)に移動可能とされたシェ
ード80が配設されているとともに、シェード80と固
定レンズ76との間に、光軸78の方向(図11の矢印
X方向)に移動可能とされた移動レンズ78が配設され
ている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この車
両用前照灯装置70では、シェード80及び移動レンズ
78を移動させ配光分布を制御し、曲線路を照射した場
合に、図12に示される如く、固定レンズ76から照射
される光の領域が、領域Aのみから領域B1又は領域B
2を含む領域へ広がるが、バルブ74の照射する光量は
変化しないので、路面照度が全体的に低下する。従っ
て、車両前方におけるドライバーの視認性が低下するこ
とになる。
【0006】また、シェード80によって遮光された光
は固定レンズ76から照射されることがないために、常
時、最適な路面照度を得るためには、高出力のバルブ7
4を使用しなければならず、高出力のバルブ74を用い
た場合には、直線路を照射する時に電力消費量が無駄に
なるという不具合がある。
【0007】本発明は、上記事実を考慮し、車両走行時
に曲路での視認性を向上することができるとともに電力
消費量の無駄を防止することができる車両用前照灯装置
の提供を目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に請求項1に記載の本発明は、主光源である主バルブ
と、この主バルブから照射された光を所定の方向へ配光
する主リフレクタと、を備えた車両用前照灯装置におい
て、前記主バルブの光線軌跡を遮蔽しない位置に設けら
れた副バルブと、前記主バルブの光線軌跡を遮蔽しない
位置に設けられ前記副バルブから照射された光を前記主
バルブから照射された光と異なる方向へ配光する副リフ
レクタと、を備えたことを特徴としている。
【0009】
【作用】請求項1に記載した発明の車両用前照灯装置
は、主バルブから照射された光を主リフレクタによっ
て、予め定めた車両前方の照射方向でかつ予め定めた照
射範囲を照射するとともに、主バルブの光線軌跡を遮蔽
しない位置に設けられた副バルブから照射された光を、
主バルブの光線軌跡を遮蔽しない位置に設けられた副リ
フレクタによって、主バルブから照射された光と異なる
方向、即ち、曲路方向の予め定めた照射範囲を照射す
る。
【0010】従って、車両走行時に曲路での視認性を向
上することができるとともに、直線走行時には、副バル
ブを消灯することによって、電力消費量の無駄を防止す
ることができる。
【0011】
【実施例】本発明の車両用前照灯装置の一実施例につい
て図1〜図9に従って説明する。なお、図中矢印FRは
車体前方方向を、矢印UPは車体上方方向を、矢印LH
は車幅左方方向を、矢印RHは車幅右方方向を示す。
【0012】図5に示される如く、車両10のフロント
ボデー10Aの前端部の車幅方向両端部には、前照灯1
8、20が左右対称に配設されている。
【0013】また、ウインドシールドガラス14の上方
でかつ車両10内部には、路車間通信受信装置22が配
設されている。この路車間通信受信装置22は、道路に
沿って所定間隔で配設された図示しない発信装置から、
道路の状態(直線路やカーブの曲率等)の情報を読み取
る受信機としての機能を有している。
【0014】図4に示される如く、車両10内には、ス
テアリング26が備えられている。このステアリング2
6の図示しない回転軸付近には、ターンシグナルレバー
28及びワイパコントロールレバー30が配設されてい
る。
【0015】ターンシグナルレバー28の先端部28A
には、ライトコントロールスイッチ32が取り付けられ
ている。ライトコントロールスイッチ32は、前照灯1
8、20を点灯と消灯とに切り換え指示するスイッチで
あり、ターンシグナルレバー28の先端部28Aをター
ンシグナルレバー28の軸を中心として図4の矢印A方
向へ回転させることによって前照灯18、20が点灯ま
たは消灯する。
【0016】また、ターンシグナルレバー28には、前
照灯18、20をハイビームとロービームとの何れかへ
の切り換えを指示するビーム切換スイッチ33(図7参
照)が取付けられている。このビーム切換スイッチ33
は、ターンシングナルレバー28をステアリング26か
らドライバに向けた方向に揺動させることによって、ビ
ーム切換スイッチ33の接点(図示省略)が切り換わる
構成とされ、後述する前照灯18、20の主バルブとし
ての直線路用バルブ40Sがハイビーム側からロービー
ム側に、またはロービーム側からハイビーム側に切り換
わるようになっている。
【0017】図1に示される如く、車両10の右側に配
設された前照灯18は、直線路用バルブ40Sと副バル
ブとしての曲線路用バルブ40Cを有している。
【0018】直線路用バルブ40Sは、通常、車両10
の前照灯として配設される明るさのバルブが用いられ
る。直線路用バルブ40Sは、楕円反射面の主リフレク
タとしての直線路用リフレクタ42Sに取り付けられて
おり、直線路用バルブ40Sから射出された光が直線路
用リフレクタ42Sによって反射され車両10の前方
(図1矢印FR方向)へ光を射出する構成になってい
る。この直線路用リフレクタ42Sの射出側でかつ直線
路用リフレクタ42Sによるの集光位置付近には、対向
車防眩のため照射範囲を上下方向に制限する機能を有し
たシェード44が配設されている。
【0019】このシェード44の射出側には、凸レンズ
46が配設されている。従って、直線路用リフレクタ4
2Sによって反射された直線路用バルブ40Sの光が、
シェード44近傍へ集光されて、シェード44近傍の位
置を発光点として、凸レンズ46によって車両10の前
方(図1矢印FR方向)へ射出される。
【0020】また、直線路用バルブ40Sと直線路用リ
フレクタ42Sは、ハイビーム側またはロービーム側に
切り換えが可能なように、図示しない駆動手段によって
光の射出方向、すなわち、水平方向と光軸との角度が変
更可能になっている。
【0021】曲線路用バルブ40Cは、シェード44の
凸レンズ46S側の直線路用バルブ40Sの光線軌跡を
遮蔽しない位置に配置された楕円反射面の副リフレクタ
としての曲線路用リフレクタ42Cに取り付けられてお
り、曲線路用バルブ40Cから射出された光が曲線路用
リフレクタ42Cによって反射され、さらに、平面鏡4
7によって反射され、凸レンズ46に所定の角度で入射
するようになっている。
【0022】図2に示される如く、右側の前照灯18の
平面鏡47は直線路用バルブ40Sの中心線41より左
側にあり、配光を右に広げるようになっている。なお、
配光を左に広げる場合には、即ち、左側の前照灯20の
平面鏡47は直線路用バルブ40Sの中心線41より右
側に配置する。
【0023】このため、右側の前照灯18の曲線路用バ
ルブ40Cから射出された光は車両10の車幅外側斜め
右前方(図2の矢印B方向)へ光を射出し、曲線路照射
による広い照射範囲を形成するようになっている。
【0024】また、曲線路用バルブ40Cの光軸は、直
線路用バルブ40Sがロービーム側に設定されたときの
上下射出方向と同一になるように配設されている。
【0025】前照灯20は、前照灯18と同様の構成で
かつ前照灯18と左右対照の構造となっているため、説
明を省略する。
【0026】図6には、上記前照灯を点灯させたときに
おける道路の平面図例を示した。図6(A)は、上記前
照灯18、20の直線路用バルブ40Sのみをロービー
ム側で点灯させたとき、図6(B)は、曲線路用バルブ
40Cのみを点灯させたとき、図6(C)は、直線路用
バルブ40Sと曲線路用バルブ40Cを同時に点灯させ
たとき、の道路の明るさの範囲を示している。なお、図
中の実線70Sは、上記前照灯18、20の直線路用バ
ルブ40Sをロービーム側で点灯させたときの略同一の
明るさの照射範囲を示しており、図中の実線70Cは、
上記前照灯18の曲線路用バルブ40Cを点灯させたと
きの略同一の明るさの照射範囲を示している。また、上
記前照灯18の曲線路用バルブ40Cの明るさ範囲は、
実線70Cで示したように、直線路用バルブ40Sの明
るさ範囲(実線70S)より右方へ広げられている。従
って、直線路用バルブ40Sと曲線路用バルブ40Cを
同時に点灯させた場合には、図6(C)に示される如
く、照射範囲が右側へ広がる構成になっている。
【0027】なお、前照灯20も同様とされ、前照灯2
0の曲線路用バルブ40Cを点灯させたときの照射範囲
は左側へ広がる構成になっている。
【0028】上記前照灯18、20の直線路用バルブ4
0Sと曲線路用バルブ40Cとの点灯の組合せによる配
光の種類について以下の表1に示した。この表1は、前
照灯18、20の直線路用バルブ40Sと曲線路用バル
ブ40Cとの点灯状態を車両の走行状態または道路の形
状に合わせて定められたものである。本実施例では、道
路が直線路、右曲線路及び左曲線路の場合の組合せを配
光1、配光2、配光3として、高速走行の場合の組合せ
を配光4として示した。この表1がテーブルとして後述
する制御装置50に記憶されている。
【0029】
【表1】
【0030】図7に示される如く、前照灯18、20の
点灯指示を行う制御装置50は、リードオンリメモリ
(ROM)52、ランダムアクセスメモリ(RAM)5
4、中央処理装置(CPU)56、入力ポート58、出
力ポート60、ドライバ64及びこれらを接続するデー
タバスやコントロールバス等のバス62を含んで構成さ
れている。なお、このROM52には、上記説明したテ
ーブル(表1)及び後述する前照灯の制御を行なうため
の制御プログラムが記憶されている。
【0031】入力ポート58には、ビーム切換スイッチ
33及び路車間通信受信装置22が接続されている。出
力ポート60は、ドライバ64を介してリレー回路6
6、68のコイル67、69の一端に接続されている。
また、出力ポート60は、光軸をハイビーム側かロービ
ーム側かに変更する図示しない駆動手段に接続されてい
る。
【0032】直線路用バルブ40Sは、ライトコントロ
ールスイッチ32を介してバッテリーBに接続されてい
る。リレー回路66はコイル67を備えかつ、コイル6
7が非励磁の場合には、第1接点66Aに切り換わって
おり、コイル67が励磁されると、第2の接点66Bに
切り換わるようになっている。従って、ライトコントロ
ールスイッチ32がオンで直線路用バルブ40Sが点灯
し、ライトコントロールスイッチ32がオンでかつコイ
ル67が励磁の場合に、曲線路用バルブ40Cが点灯す
る。
【0033】また、リレー回路68は、前照灯20の曲
線路用バルブ40Cの点灯用とされ、上記リレー回路6
6と同様に、ライトコントロールスイッチ32がオンで
直線路用バルブ40Sが点灯し、ライトコントロールス
イッチ32がオンでかつコイル69が励磁の場合には曲
線路用バルブ40Cが点灯する。
【0034】次に本実施例の作用を説明する。図7及び
図8に示される如く、道路に沿って複数配設された発信
装置(図示を省略)から発信された道路情報が制御装置
50へ入力される。例えば、この道路情報には、カーブ
した道路の曲率や道路の直線性を表す数値データを用い
ることができる。
【0035】先ず、ドライバーがライトコントロールス
イッチ32をオンし、前照灯18、20の点灯指示を行
うと、所定時間毎に図8に示した制御メインルーチンが
実行される。本制御ルーチンが実行されるとステップ1
02へ進み、ビーム切換スイッチ33のオンオフ状態を
読み取ることによって前照灯がハイビーム側かロービー
ム側かを判断する。ビーム切換スイッチ33がハイビー
ム側の場合にはステップ104へ進む。ステップ104
では、直線路用バルブ40Sに点灯用の電力が供給され
点灯すると共に、図示しない駆動手段によって直線路用
バルブ40Sと直線路用リフレクタ42Sとの向きを変
え前照灯18、20の光軸をハイビーム側に設定する
(配光4)。
【0036】ビーム切換スイッチ33がロービーム側の
場合には、道路形状に応じてヘドランプの配光を変更す
るため、ステップ106において後述する路車間通信に
よって得た道路形状を読み取り、ステップ108へ進
む。
【0037】ステップ108では、読み取った道路形状
が直線路を示しているか否かを判断し、肯定判定で道路
形状が直線路の場合には、ステップ112へ進む。ステ
ップ112では、道路形状が直線路のため直線路用バル
ブ40Sを点灯すると共に、図示しない駆動手段によっ
て直線路用バルブ40Sと直線路用リフレクタ42Sと
の向きを変え前照灯18、20の光軸をロービーム側に
設定する(配光1)。
【0038】読み取った道路形状が直線路を示しておら
ず、ステップ108において否定判断の場合には、ステ
ップ110へ進み、読み取った道路形状が右曲線路を示
しているか否かを判断する。道路形状が右曲線路を示し
肯定判断の場合には、ステップ114へ進む。ステップ
114では、前照灯18、20の光軸をロービーム側に
設定しかつ、車両右側の配光範囲を広げるため、コイル
67に電力が供給されてコイル67が励磁され、リレー
回路66が第2接点66Bに切り換わり、右側の前照灯
18の曲線路用バルブ40Cに点灯用の電力が供給され
点灯する(配光2)。
【0039】道路形状が右曲線路を示しておらずステッ
プ110において否定判断の場合には、左曲線路と判断
され、ステップ116へ進む。ステップ116では、前
照灯18、20の光軸をロービーム側に設定しかつ、車
両左側の配光範囲を広げるため、コイル69に電力が供
給されてコイル69が励磁され、リレー回路68が第2
接点68Bに切り換わり、左側の前照灯20の曲線路用
バルブ40Cに点灯用の電力が供給され点灯する(配光
3)。
【0040】上記様に前照灯18、19による配光を制
御して、本ルーチンを終了する。このように、本実施例
では、直線路用バルブ40Sから照射された光を直線路
用リフレクタ42Sによって、予め定めた車両前方の照
射方向でかつ予め定めた照射範囲を照射するとともに、
直線路用バルブ40Sの光線軌跡を遮蔽しない位置に設
けられた曲線路用バルブ40Cから照射された光を、直
線路用バルブ40Sの光線軌跡を遮蔽しない位置に設け
られた曲線路用副リフレクタ42Cによって、直線路用
バルブ40Sの光の配光方向と異なる方向、即ち、曲路
方向の予め定めた照射範囲を照射する。
【0041】従って、車両走行時に曲路での視認性を向
上することができるとともに、直線走行時には、曲線路
用バルブ40Cを消灯することによって、電力消費量の
無駄を防止することができる。
【0042】次に、上記路車間通信による道路形状の把
握処理のための割り込み処理について説明する。上記路
車間通信の図示しない発信装置からの道路情報を受信し
たときに図9に示した割り込み処理ルーチンが実行され
る。
【0043】先ず、ステップ122では、路車間通信に
よって道路情報を受信、すなわち道路に沿って配設され
た図示しない発信機から道路情報を受信する。次のステ
ップ124では、読み取った道路情報に基づいて、例え
ば道路パターンを形成する。この道路パターンは、道路
の直線性やカーブの曲率等に基づいて形成され、単純な
数値または数式のデータとして扱うことができる。次の
ステップ126では、形成された道路パターンに基づい
て車両10の前方の道路が、直線路、左曲線路及び右曲
線路の何れの道路形状であるかを選択する。この選択
は、予め定められた範囲を越えた曲率の道路を左曲線路
及び右曲線路とし、それ以外を直線路とする。求めた選
択値(直線路、左曲線路及び右曲線路を表す値)を道路
形状を示す値として制御装置50の図示しないメモリに
記憶して本ルーチンを終了する。
【0044】このように、本実施例では、車両前方の道
路形状に応じて、直線路用配光か曲線路用配光かを選択
するため、ドライバーの注視点近傍を照射することがで
き、ドライバーの視認性が向上する。
【0045】また、直線路用バルブ40Sと曲線路用バ
ルブ40Cとを別個の構成とし、これらを別個に点灯制
御することで配光を変更するようにしているため、モー
タ等の駆動手段や液晶シャッター等の遮光手段を用いて
複雑な構成とする必要がなく、リレー回路の制御のみに
よる単純な構成で道路形状に応じた照射範囲を前照灯に
よって形成することができる。また、前照灯周辺は単純
な構成で形成することができるため、バルブ交換等の補
修は容易であり、低コストでかつ耐久性が高い配光制御
装置を形成することができる。
【0046】なお、本実施例では、道路に沿って配設さ
れた発信装置から得た道路情報を利用する路車間通信に
本発明を適用した場合について説明したが、カメラ等に
よって撮影した画像に基づいて道路形状を把握するよう
にしてもよい。
【0047】また、本実施例では、図1に示される如
く、曲線路用バルブ40Cから射出された光が、曲線路
用リフレクタ42Cによって反射され、さらに、平面鏡
47によって反射され、凸レンズ46に所定の角度で入
射する構成としたが、これに代えて、図10に示される
如く、平面鏡47の位置に曲線路用バルブ40Cと曲線
路用リフレクタ42Cとを設けて、曲線路用バルブ40
Cから射出された光が、曲線路用リフレクタ42Cによ
って反射され凸レンズ46に所定の角度で入射する構成
としても良い。
【0048】
【発明の効果】本発明の車両用前照灯装置は、主光源で
ある主バルブと、この主バルブから照射された光を所定
の方向へ配光する主リフレクタと、を備えた車両用前照
灯装置において、主バルブの光線軌跡を遮蔽しない位置
に設けられた副バルブと、主バルブの光線軌跡を遮蔽し
ない位置に設けられ副バルブから照射された光を主バル
ブから照射された光と異なる方向へ配光する副リフレク
タと、を備えた構成としたので、車両走行時に曲路での
視認性を向上することができるとともに電力消費量の無
駄を防止することができるという優れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例における車両用前照灯装置を
示す側断面図である。
【図2】本発明の一実施例における車両用前照灯装置を
示す平断面図である。
【図3】車両の運転席を示す斜め後方から見た斜視図で
ある。
【図4】ステアリング周辺を示す平面図である。
【図5】車両前部を示す車両斜め前方から見た斜視図で
ある。
【図6】(A)は本発明の一実施例における車両用前照
灯装置の直線路用バルブのみをロービーム側で点灯させ
たときの道路の明るさの範囲を示すイメージ図であり、
(B)は本発明の一実施例における車両用前照灯装置の
曲線路用バルブのみを点灯させたときの道路の明るさの
範囲を示すイメージ図であり、(C)は本発明の一実施
例における車両用前照灯装置の直線路用バルブと曲線路
用バルブを同時に点灯させたときの道路の明るさの範囲
を示すイメージ図である。
【図7】本発明の一実施例における車両用前照灯装置の
概略構成を示すブロック図である。
【図8】本発明の一実施例における車両用前照灯装置の
制御メインルーチンを示すフローチャートである。
【図9】路車間通信による割り込み処理ルーチンを示す
フローチャートである。
【図10】本発明の他の実施例における車両用前照灯装
置を示す側断面図である。
【図11】従来例における車両用前照灯装置を示す側断
面図である。
【図12】従来例における車両用前照灯装置の配光領域
を示すイメージ図である。
【符号の説明】
18 前照灯 20 前照灯 40S 直線路用バルブ(主バルブ) 40C 曲線路用バルブ(副バルブ) 42S 直線路用リフレクタ(主リフレクタ) 42C 曲線路用リフレクタ(副リフレクタ)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 F21M 3/08 Z 9249−3K 3/22 L 9249−3K

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 主光源である主バルブと、この主バルブ
    から照射された光を所定の方向へ配光する主リフレクタ
    と、を備えた車両用前照灯装置において、前記主バルブ
    の光線軌跡を遮蔽しない位置に設けられた副バルブと、
    前記主バルブの光線軌跡を遮蔽しない位置に設けられ前
    記副バルブから照射された光を前記主バルブから照射さ
    れた光と異なる方向へ配光する副リフレクタと、を備え
    たことを特徴とする車両用前照灯装置。
JP32552992A 1992-12-04 1992-12-04 車両用前照灯装置 Pending JPH06176602A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP32552992A JPH06176602A (ja) 1992-12-04 1992-12-04 車両用前照灯装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP32552992A JPH06176602A (ja) 1992-12-04 1992-12-04 車両用前照灯装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH06176602A true JPH06176602A (ja) 1994-06-24

Family

ID=18177897

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP32552992A Pending JPH06176602A (ja) 1992-12-04 1992-12-04 車両用前照灯装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH06176602A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1245441A1 (fr) * 2001-03-29 2002-10-02 Valeo Vision Projecteur du type elliptique pour véhicule automobile, susceptible d'engendrer plusieurs faisceaux lumineux
JP2007287522A (ja) * 2006-04-18 2007-11-01 Koito Mfg Co Ltd 車両用前照灯の灯具ユニット
JP2008293958A (ja) * 2007-03-14 2008-12-04 Valeo Vision 自動車のヘッドライトのための光モジュール
JP2010114049A (ja) * 2008-11-10 2010-05-20 Koito Mfg Co Ltd 灯具ユニット
DE19933662B4 (de) * 1999-07-17 2011-12-22 Automotive Lighting Reutlingen Gmbh Scheinwerfer für Fahrzeuge für Abblendlicht und wenigstens eine weitere Lichtfunktion

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE19933662B4 (de) * 1999-07-17 2011-12-22 Automotive Lighting Reutlingen Gmbh Scheinwerfer für Fahrzeuge für Abblendlicht und wenigstens eine weitere Lichtfunktion
EP1245441A1 (fr) * 2001-03-29 2002-10-02 Valeo Vision Projecteur du type elliptique pour véhicule automobile, susceptible d'engendrer plusieurs faisceaux lumineux
FR2822928A1 (fr) * 2001-03-29 2002-10-04 Valeo Vision Projecteur du type elliptique pour vehicule automobile, susceptible d'engendrer plusieurs faisceaux lumineux
JP2007287522A (ja) * 2006-04-18 2007-11-01 Koito Mfg Co Ltd 車両用前照灯の灯具ユニット
JP4563338B2 (ja) * 2006-04-18 2010-10-13 株式会社小糸製作所 車両用前照灯の灯具ユニット
JP2008293958A (ja) * 2007-03-14 2008-12-04 Valeo Vision 自動車のヘッドライトのための光モジュール
JP2010114049A (ja) * 2008-11-10 2010-05-20 Koito Mfg Co Ltd 灯具ユニット

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6293686B1 (en) Lighting device for vehicles
US6805472B2 (en) Vehicle light apparatus
JP4059079B2 (ja) 車両用デジタル照明装置、車両用デジタル表示装置、情報表示方法
US5942853A (en) Automatic high beam headlight device responsive to vehicle operating conditions
US6919820B2 (en) Vehicle headlamp system
US7036963B2 (en) Vehicle light apparatus
US6908207B2 (en) Apparatus for a motor vehicle, for lighting bends negotiated by the vehicle
JP2003123514A (ja) 車両用前照灯
JP3075966B2 (ja) 車両用前照灯装置
US7150546B2 (en) Vehicle light apparatus
JP4019939B2 (ja) 車両用デジタル照明装置およびその制御装置ならびに制御プログラム
US7021791B1 (en) Vehicular headlamp apparatus
JPH06176602A (ja) 車両用前照灯装置
JP2003187612A (ja) 車両用灯具
JP4169311B2 (ja) 可変配光ヘッドランプシステム
JP2004210128A (ja) 車両用デジタル照明装置
JPH0732935A (ja) ヘッドランプの配光制御装置
JPH07132773A (ja) 車両用前照灯装置
JP2921353B2 (ja) 車両用前照灯装置
JP2001347881A (ja) 運転者の顔方向検出装置
JP2871336B2 (ja) 車両用前照灯装置
JP4055578B2 (ja) 車両用デジタル照明装置
US3565566A (en) Aligning device for rear vision mirror
JP3982410B2 (ja) 車両用デジタル照明装置
JP2004330906A (ja) 車両用前照灯