JPH06175895A - 文書作成・電子ファイリング装置 - Google Patents

文書作成・電子ファイリング装置

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JPH06175895A
JPH06175895A JP4329076A JP32907692A JPH06175895A JP H06175895 A JPH06175895 A JP H06175895A JP 4329076 A JP4329076 A JP 4329076A JP 32907692 A JP32907692 A JP 32907692A JP H06175895 A JPH06175895 A JP H06175895A
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JP4329076A
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Inventor
Shingo Yukimoto
真吾 行本
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Ricoh Co Ltd
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Ricoh Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 膨大なファイル数があっても所望ファイルへ
のアクセスを高速で行い得るようにすること。 【構成】 所望ファイルの情報が格納されているディレ
クトリファイル10のIDとこのディレクトリファイル
10上での所望ファイルの情報のエントリ位置番号との
組合せで2次記憶装置5中の所望ファイルのアクセス指
定を行うファイル指定手段を設けることで、指定ファイ
ルを含むディレクトリファイル10を読出すまでに、フ
ァイル名方式のように他の余分なディレクトリファイル
を見る必要をなくし、高速アクセスできるようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、光磁気ディスク等の大
容量の2次記憶装置を用いる文書作成・電子ファイリン
グ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、大容量2次記憶装置であるMOD
(光磁気ディスクドライブ)が高速/低価格化してきて
おり、電子ファイリングシステムや文書管理システムへ
の採用が進んでいる。
【0003】このようなシステムでは、以前は、文書デ
ータの格納にはODD(追記型光ディスクドライブ)が
使用されていたが、これが、現在ではMODに置換され
る傾向にある。
【0004】即ち、ODDはWO(ライト・ワンス型光
ディスク)にデータを書込むものであって、一度書いた
データの消去が不能(書換え不能)であるため、このこ
とによる利点(例えば、以前のデータが残っているた
め、以前のデータを復活させることが可能)もあるもの
の、書換え不能による欠点(例えば、文書の更新をする
と不要になった古いデータが残ったままで空き容量がな
くなりやすい)もあるからである。
【0005】このような観点から、ODDをMODに置
換えるに当たって、MO(光磁気ディスク)上のファイ
ルを管理するファイルシステムにFDD(フロッピディ
スクドライブ)やHDD(ハードディスクドライブ)に
採用されている既存のファイルシステムをそのまま採用
することが考えられる。この点、従来では、MS−DO
S等のファイルシステムをそのまま使用しているだけで
ある。即ち、MS−DOSのファイルシステムの機能仕
様書によれば、例えば“DIR1”をディレクトリ名、
“ABC・DAT”をファイル名とした場合、“/DI
R1/ABC・DAT”のようなファイル名を含むファ
イルパスを指定してファイルを作成するようにしてい
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところが、ODDをM
ODに置換えるに当たって、このような既存のファイル
システムをそのまま採用すると、以下のような問題点が
考えられる。
【0007】第1に、1頁のデータを1以上のファイル
に格納する時、ファイル数が多くなるため、ファイル名
によるファイルのアクセス指定では時間がかかってしま
う。特に、この種の電子ファイリング装置においては、
通常万単位の頁(頁データファイル)を扱うため、上記
のような通常のファイルシステムを使用した場合には、
性能的に大問題となる。
【0008】第2に、特に電子ファイルでは、異なった
文書で同じ頁ファイルを共用したい場合もあるが、従来
の通常のファイルシステムにはこのための手段がない。
即ち、文書作成・電子ファイリング装置においては、以
前作成した文書の内、1〜2頁のみ更新/差替えて新規
文書として登録するといった使用法が多いが、更新のな
かった頁の頁データまで新たにファイルにコピーしてい
たのでは効率が悪いものとなる。
【0009】第3に、従来の通常のファイルシステムで
は、ファイルの作成が完了するまでの間に、記憶残容量
がなくなることがあり、この場合、既に作成済みの頁デ
ータを記録することができなくなる。即ち、頁ファイル
をイメージエディタ等を使って長時間かけて作成したの
に、いざ、MOに登録しようとした時に残容量不足でこ
れができないといった事態が発生することは大問題とな
る。
【0010】第4に、ファイルは一度消去すると再び完
全復活することは不可能であり、上述したODDの利点
がなくなってしまう。即ち、MOの持つ消去可といった
特性が、電子ファイル等のアプリケーションにとっては
不具合となる場合があるが、これに対する対策がなされ
ていない。
【0011】
【課題を解決するための手段】光磁気ディスク等の2次
記憶装置を有し、この2次記憶装置上のデータストリー
ムをファイルとして管理するファイルシステム装置を備
えた文書作成・電子ファイリング装置において、請求項
1記載の発明では、所望ファイルの情報が格納されてい
るディレクトリファイルのIDとこのディレクトリファ
イル上での前記所望ファイルの情報のエントリ位置番号
との組合せで前記2次記憶装置中の所望ファイルのアク
セス指定を行うファイル指定手段を前記ファイルシステ
ム装置中に設けた。
【0012】請求項2記載の発明では、請求項1記載の
発明において、ファイル作成時にそのファイルのアクセ
ス指定をするためのディレクトリファイルのIDとエン
トリ位置番号との組合せ数値を文字データに変換してこ
れをファイル名として自動的にディレクトリファイルの
ファイル情報に登録するファイル登録手段を設けた。
【0013】請求項3記載の発明では、ファイルシステ
ム装置より上位の処理階層に、各ファイルの多重参照回
数を記録するファイル多重管理ファイルをディレクトリ
ファイルに対応させて有するファイル管理装置を設け
た。
【0014】請求項4記載の発明では、2次記憶装置上
に許容された最大サイズ分の空ファイルを削除自在に作
成する空ファイル作成手段と、新規ファイル作成中に前
記2次記憶装置上の残容量が不足した時に前記空ファイ
ルを削除して前記新規ファイルを登録する登録内容変更
手段とを有するファイル管理装置を設けた。
【0015】請求項5記載の発明では、1頁のデータを
頁データファイルに格納して関連のある複数頁を文書と
して管理するファイル管理部と、文書単位の頁データ更
新時に変更のあった頁、その頁の元の頁データファイル
名及び変更後の頁データファイル名を記録する更新頁情
報ファイルと、更新作業終了時点の指示により全ての変
更のあった頁の元の頁データファイル又は変更後の頁デ
ータファイルを削除する頁データファイル削除手段とを
有する文書管理装置を設けた。
【0016】
【作用】請求項1記載の発明においては、ファイルのア
クセス時のファイル指定にディレクトリIDとディレク
トリエントリNo.を使用することにより、指定ファイ
ルを含むディレクトリファイルを読出すまでに他のディ
レクトリファイルを見る必要がないため、高速アクセス
が可能となる上に、指定ファイルを含むディレクトリフ
ァイルデータから、指定ファイルのファイル情報を探す
時、見つかるまで順番に関係ないファイルのファイル情
報を調べる必要もないため、一層の高速アクセスが可能
となる。
【0017】請求項2記載の発明においては、ファイル
作成時にそのファイルのアクセス指定をするためのディ
レクトリファイルのIDとエントリ位置番号との組合せ
数値を文字データに変換してこれをファイル名として自
動的にディレクトリファイルのファイル情報に登録する
ようにしたので、この2次記録装置媒体を他のシステム
で使用する場合にも、上記2数値からファイル名が分か
るため、ファイル名によるファイルへのアクセスが可能
となる。
【0018】請求項3記載の発明においては、ファイル
システム装置がファイルの多重管理をサポートしていな
い場合であっても、上位処理階層においてディレクトリ
ファイル対応のファイル多重管理ファイルで各ファイル
の多重参照回数を記録するので、異なった文書で同じ頁
ファイルを共用したい場合に対処できる効率のよいもの
となる。
【0019】請求項4記載の発明においては、予め消去
可能で充分な大きさの空ファイルを作成しておき、新規
ファイル作成中に2次記憶装置上の残容量が不足した時
には登録内容変更手段によってこの空ファイルを削除し
て新規ファイルを登録するので、新規ファィルの作成を
一旦始めたら、これが完了する前に残容量不足で作業続
行不可能となるような重大な不都合を生じない。
【0020】請求項5記載の発明においては、文書の更
新作業が完了するまでは更新前の元の頁データファイル
を消去せず、しかも更新前の頁データファイル名も保管
しているため、更新作業が全て終了した段階で変更のあ
った元の頁データファイルを全て削除することも可能で
あるが、逆に、文書の更新を途中で終了して更新内容を
無効にしたい場合には、変更後の頁データファイルを削
除することにより、文書を作業前の状態に戻すことが可
能となる。
【0021】
【実施例】本発明の一実施例を図面に基づいて説明す
る。まず、本実施例のシステム構成の概略を図2に示
す。図示のように、制御部1を制御主体としてスキャナ
2、CRT3、メモリ4及びMOD(2次記憶装置)5
を備えたものである。ここに、制御部1自身は、ファイ
ルシステム装置6、ファイル管理装置7及び文書管理装
置8を下位から上位の処理階層として階層的に設けて構
成されている。
【0022】このような全体構成の下、請求項1記載の
発明に相当する実施例構成及び動作を図1ないし図3を
参照して説明する。このファイルシステム装置6では、
ファイルへのアクセス要求(ファイルのオープン)時の
ファイルの識別(ファイル指定)には、ディレクトリフ
ァイルIDとディレクトリファイル上の指定ファィルの
エントリ位置番号との組合せが用いられるように構成さ
れている。より具体的には、ディレクトリファイルのク
ラスタNo.とディレクトリファイル上のエントリ位置
番号との組合せが使用される。
【0023】このような組合せによる所望ファイルのア
クセス指定がなされると、図1に模式的に示すように、
ファイルシステム装置6中のファイル指定手段(図示せ
ず)は、MO9中から指定されたディレクトリファイル
のクラスタNo.に従いアクセス要求のあったファイル
のファイル情報を含むディレクトリファイル10を読込
む。次いで、指定されたディレクトリエントリNo.か
ら先に読込んだこのディレクトリファイル10のデータ
上にある指定ファイルのファイル情報を取得する。指定
ファィルにアクセスした後の、以後の動作は、通常のフ
ァイルシステム(例;MS−DOS)と同様である。図
3はこのような動作制御を示すフローチャートである。
【0024】よって、このようなアクセス指定によれ
ば、指定ファイルを含むディレクトリファイル10を読
出すまでに他のディレクトリファイルを見る必要がな
く、高速アクセスが可能となる。例えば、従来のファイ
ル名指定方法による場合、/DIR1/DIR2/FI
LEのように指定することになり、「ルートディレクト
リ読込み」→「DIR1ディレクトリ読込み」→「DI
R2ディレクトリ読込み」というように、計3回のディ
レクトリファイルの読込みが必要となるのに対し、本実
施例のアクセス指定法によれば、ディレクトリID=2
0,ディレクトリエントリNo.=10のように指定す
るものとなり、クラスタNo.20にあるディレクトリ
読込みという、1回だけのディレクトリファイル10の
読込みで済むものである。
【0025】また、指定ファイルを含むディレクトリフ
ァイル10のデータから、指定ファイルのファイル情報
を探す時、エントリNo.によればよく、よって、見つ
かるまで順番に関係ないファイルのファイル情報は調べ
る必要がなく、この点でも高速アクセスが可能となる。
例えば、上例のファイル名指定法によれば、「DIR2
ディレクトリの第1エントリのファイル情報を読み、フ
ァイル名がFILEかどうか調べる」→「DIR2ディ
レクトリの第2エントリのファイル情報を読み、ファイ
ル名がFILEかどうか調べる」→「DIR3ディレク
トリの第3エントリのファイル情報を読み、ファイル名
がFILEかどうか調べる」→以下、見つかるまで繰返
すことになるのに対し、本実施例のアクセス指定法によ
れば、エントリNo.に従い直接的に、10番目のエン
トリのファイル情報を読めばよいものである。
【0026】ついで、請求項2記載の発明に相当する実
施例構成及び動作を説明する。これは、ファイル作成・
登録に関するもので、まず、上述したようなファイルシ
ステム装置6においては、ファイル作成時には、このフ
ァイルシステム装置6が自動的にディクトリファイル1
0上の空きエントリにファイル情報を書入れる。この
際、ファイル情報の内、ファイル名は、指定ファイルの
アクセスに用いるための上記2つの数値、即ち、当該作
成ファイルのディレクトリIDとディレクトリファイル
10上でのエントリ位置番号(エントリNo.)との組
合せをまとめて文字データに変換し、この文字データを
ファイル名として自動的にディレクトリファイル10の
ファイル情報に登録するようにしたものである。このよ
うな機能は、ファイルシステム装置6中に含まれるファ
イル登録手段(図示せず)によって行われる。
【0027】例えば、作成ファイルのディレクトリID
=1234、ディレクトリエントリNo.=6789と
した時、登録されるファイル名は、12346789.
datとなる。
【0028】このようなファイル名を伴って作成された
ファイルによれば、本システム上でファイル指定を行う
時に、前述したようにディレクトリIDとディレクトリ
エントリNo.との組合せにより行うことは当然可能で
あるが、このようにファイル媒体(MO9)を他のシス
テムで使用する場合にも、上記2つの数値からファイル
名が分かるので、従来通りのファイル名指定による当該
ファイルへのアクセスが可能となる。
【0029】ついで、請求項3記載の発明に相当する実
施例構成及び動作を図2、図4及び図5を参照して説明
する。これは、ファイルシステム装置6の上位の階層に
設けたファイル管理装置7により、ファイルシステム装
置6によるディレクトリファイル10に対応して設けた
図4に示すようなファイル多重管理ファイル11を管理
するようにしたものである。
【0030】即ち、図5に示すように、あるファイルを
多重に参照する場合には、ファイル管理装置7に対して
多重参照要求を出す。この時、上位の文書管理装置8は
指定されたファイルの格納されているディレクトリのデ
ィレクトリファイル10に対応するファイル多重管理フ
ァイル11上の指定ファイルの参照カウントに「1」を
足す。逆に、多重参照しているファイルの参照を停止す
る場合には、参照カウントを「1」引く。この時、参照
カウントが「0」になれば、ファイル管理装置7はファ
イルシステム装置6に当該ファイルの消去を要求する。
【0031】よって、ファイルシステム装置6自体はフ
ァイルの多重管理(リンク)をしていない場合であって
も、ファイル多重管理ファイル11を具備して上位階層
のファイル管理装置7で管理することにより、管理が可
能となる。この結果、以前作成したファイルの内で、1
〜2頁のみを更新又は差替えて新規ファイルとして登録
するような場合に(このような使用方法が多い)、更新
のなかった頁データまで新たにファイルにコピーするよ
うな効率の悪さを伴うことなく、多重管理により共用し
得るものとなる。
【0032】また、請求項4記載の発明に相当する実施
例構成及び動作を図2及び図6を参照して説明する。こ
れは、このシステムで作成し得るファィルの最大サイズ
分以上の空ファイル(そのデータ内容が意味を持たない
ファイル)を予めフォーマット作成しておき、ファイル
の新規作成時に、MO9上の残容量が足りなくなってし
まった場合には、予め作成されていた前記空ファイルを
消去し、その領域に当該新規作成ファイルを登録するよ
うにしたものである。
【0033】図6はこのような処理を示すフローチャー
トであり、まず、空ファイル作成手段(図示せず)によ
って図6(a)に示す手順で空ファイルが作成される。
ファイル管理装置7に対してMO9の初期化(フォーマ
ット)要求があると、ファイル管理装置7はファイルシ
ステム装置6に対してフォーマット要求を出す。ファイ
ルシステム装置6はフォーマットが完了した後、ファイ
ル管理装置7がコールされて、予め決められているサイ
ズ(ファイル管理装置7で作成し得るファイルの最大サ
イズ)の空ファイルを作成する。このファイルのデータ
は意味がないもの、例えば、全て「0」とされる。
【0034】以後、ファイルの作成又は更新時に、登録
内容変更手段(図示せず)によって図6(b)のように
制御される。MO9の残容量がなくなって作業が継続で
きなくなった場合には、ファイルシステム装置6に対し
て空ファイルの消去要求を出し、この空ファイルが消去
されて再びMO9の残容量が増えると、中断していたフ
ァイルの作成・更新作業を続けて完了することが可能と
なる。これ以降は、MO9に対するファイルの作成・更
新は禁止し、ファイルの削除のみを許可する。ファイル
を削除した結果、MO9の残容量が空ファイルのサイズ
以上になった場合には、ファイル管理装置7は再び空フ
ァイルを作成することにより、MO9では再びファイル
の作成・更新が可能となる。
【0035】このように、予め消去可能で充分な大きさ
の空ファイルを作成しておくので、一旦ファイル作成を
開始したら、これが完了する前に容量不足で作業続行が
できなくなってしまうような不都合を回避し得るものと
なる。
【0036】さらに、請求項5記載の発明に相当する実
施例構成及び動作を図2、図7及び図8により説明す
る。これは、文書管理装置8によって、1頁のデータを
頁データファイルに格納し、関連のある複数頁を文書と
して管理する際に、図7に示すような更新頁情報ファイ
ル12を利用し、更新前・後の情報を取捨選択し得るよ
うにしたものである。
【0037】即ち、画像データや文字データ、図形デー
タからなる頁データファイルを複数まとめてこれを文書
として管理する文書管理装置8において、文書内の頁の
更新作業を行う際、変更のあった頁番号(頁No.)と
この頁の変更前の頁データファイル名(これには、前述
した請求項1記載の発明のファイル指定法によるアクセ
ス指定名を含むものとする)と変更後の頁データファイ
ル名(これには、前述した請求項1記載の発明のファイ
ル指定法によるアクセス指定名を含むものとする)を更
新頁情報ファイル12に記録しておく。
【0038】しかして、文書内の複数頁の更新作業が全
て完了した時には、更新頁情報ファイル12を参照し
て、全ての変更のあった頁の変更前の頁データファイル
の削除をファイル管理装置7(又は、ファイルシステム
装置6)に要求する。一方、文書内の複数頁の更新作業
を途中で終了し、更新内容を無効とする場合にも、更新
頁情報ファイル12を参照して、全ての変更のあった頁
の変更後の頁データファイルの削除をファイル管理装置
7(又は、ファイルシステム装置6)に要求する。これ
らの要求を受けた頁データファイル削除手段(図示せ
ず)によってファイル削除が行われる。
【0039】このように、文書の更新作業が完了するま
では、更新前の頁データファイルを消去せず、しかも、
更新前の頁データファイル名も保管しているため、文書
の更新を途中で終了して更新内容を無効にしたい場合で
あっても、その削除が可能となり、文書を作業前の状態
に戻すことができる。即ち、消去自在なMO9の特性を
損なうことなく、ファイル管理を適正に行えるものとな
る。
【0040】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、所望ファ
イルの情報が格納されているディレクトリファイルのI
Dとこのディレクトリファイル上での所望ファイルの情
報のエントリ位置番号との組合せで2次記憶装置中の所
望ファイルのアクセス指定を行うファイル指定手段を設
け、ファイルのアクセス時のファイル指定にディレクト
リIDとディレクトリエントリNo.を使用するように
したので、指定ファイルを含むディレクトリファイルを
読出すまでに他の余分なディレクトリファイルを見る必
要がないため、高速アクセスが可能となり、かつ、指定
ファイルを含むディレクトリファイルデータから、指定
ファイルのファイル情報を探す時、見つかるまで順番に
関係ないファイルのファイル情報を調べる必要もないた
め、一層の高速アクセスを行うことができる。
【0041】請求項2記載の発明によれば、請求項1記
載の発明において、ファィル登録手段によって、ファイ
ル作成時にそのファイルのアクセス指定をするためのデ
ィレクトリファイルのIDとエントリ位置番号との組合
せ数値を文字データに変換してこれをファイル名として
自動的にディレクトリファイルのファイル情報に登録す
るようにしたので、ディレクトリファイルのIDとエン
トリ位置番号との組合せによる請求項1記載の発明によ
るアクセス指定方法への適用はもちろん、この2次記録
装置媒体を他のシステムで使用する場合にも、上記2数
値からファイル名が分かるため、ファイル名によるファ
イルへのアクセスが可能となり、汎用性を持つものとな
る。
【0042】請求項3記載の発明によれば、ファイルシ
ステム装置より上位の処理階層に、各ファイルの多重参
照回数を記録するファイル多重管理ファイルをディレク
トリファイルに対応させて有するファイル管理装置を設
けたので、ファイルシステム装置がファイルの多重管理
をサポートしていない場合であっても、上位処理階層に
おいてディレクトリファイル対応のファイル多重管理フ
ァイルで各ファイルの多重参照回数を記録するため、異
なった文書で同じ頁ファイルを共用したい場合に対処で
きる効率のよいものとなる。
【0043】請求項4記載の発明によれば、予め消去可
能で充分な大きさの空ファイルを作成しておき、新規フ
ァイル作成中に2次記憶装置上の残容量が不足した時に
は登録内容変更手段によってこの空ファイルを削除して
新規ファイルを登録するようにしたので、新規ファィル
の作成を一旦始めたら、これが完了する前に残容量不足
で作業続行不可能となるような重大な不都合を生ずるこ
とのないものとなる。
【0044】請求項5記載の発明によれば、1頁のデー
タを頁データファイルに格納して関連のある複数頁を文
書として管理するファイル管理部と、文書単位の頁デー
タ更新時に変更のあった頁、その頁の元の頁データファ
イル名及び変更後の頁データファイル名を記録する更新
頁情報ファイルと、更新作業終了時点の指示により全て
の変更のあった頁の元の頁データファイル又は変更後の
頁データファイルを削除する頁データファイル削除手段
とを有する文書管理装置を設けることで、文書の更新作
業が完了するまでは更新前の元の頁データファイルを消
去せず、しかも更新前の頁データファイル名も保管して
いるため、更新作業が全て終了した段階で変更のあった
元の頁データファイルを全て削除することはもちろん可
能であるが、逆に、文書の更新を途中で終了して更新内
容を無効にしたい場合には、変更後の頁データファイル
を削除することにより、文書を作業前の状態に戻すこと
も可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の指定ファイルアクセス方式
を示す模式図である。
【図2】システム構成の概略を示すブロック図である。
【図3】ファイルオープン動作を示すフローチャートで
ある。
【図4】ファイル多重管理ファイルを示す構成図であ
る。
【図5】多重参照動作を示すフローチャートである。
【図6】(a)はフォーマット時の動作を示すフローチ
ャート、(b)はファイル作成/更新時の動作を示すフ
ローチャートである。
【図7】更新頁情報ファイルを示す構成図である。
【図8】文書更新動作を示すフローチャートである。
【符号の説明】
5 2次記憶装置 6 ファイルシステム装置 7 ファイル管理装置 8 文書管理装置 9 光磁気ディスク 10 ディレクトリファイル 11 ファイル多重管理ファイル 12 更新頁情報ファイル

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光磁気ディスク等の2次記憶装置を有
    し、この2次記憶装置上のデータストリームをファイル
    として管理するファイルシステム装置を備えた文書作成
    ・電子ファイリング装置において、所望ファイルの情報
    が格納されているディレクトリファイルのIDとこのデ
    ィレクトリファイル上での前記所望ファイルの情報のエ
    ントリ位置番号との組合せで前記2次記憶装置中の所望
    ファイルのアクセス指定を行うファイル指定手段を前記
    ファイルシステム装置中に設けたことを特徴とする文書
    作成・電子ファイリング装置。
  2. 【請求項2】 ファイル作成時にそのファイルのアクセ
    ス指定をするためのディレクトリファイルのIDとエン
    トリ位置番号との組合せ数値を文字データに変換してこ
    れをファイル名として自動的にディレクトリファイルの
    ファイル情報に登録するファイル登録手段を設けたこと
    を特徴とする請求項1記載の文書作成・電子ファイリン
    グ装置。
  3. 【請求項3】 光磁気ディスク等の2次記憶装置を有
    し、この2次記憶装置上のデータストリームをファイル
    として管理するファイルシステム装置を備えた文書作成
    ・電子ファイリング装置において、前記ファイルシステ
    ム装置より上位の処理階層に、各ファイルの多重参照回
    数を記録するファイル多重管理ファイルをディレクトリ
    ファイルに対応させて有するファイル管理装置を設けた
    ことを特徴とする文書作成・電子ファイリング装置。
  4. 【請求項4】 光磁気ディスク等の2次記憶装置を有
    し、この2次記憶装置上のデータストリームをファイル
    として管理するファイルシステム装置を備えた文書作成
    ・電子ファイリング装置において、2次記憶装置上に許
    容された最大サイズ分の空ファイルを削除自在に作成す
    る空ファイル作成手段と、新規ファイル作成中に前記2
    次記憶装置上の残容量が不足した時に前記空ファイルを
    削除して前記新規ファイルを登録する登録内容変更手段
    とを有するファイル管理装置を設けたことを特徴とする
    文書作成・電子ファイリング装置。
  5. 【請求項5】 光磁気ディスク等の2次記憶装置を有
    し、この2次記憶装置上のデータストリームをファイル
    として管理するファイルシステム装置を備えた文書作成
    ・電子ファイリング装置において、1頁のデータを頁デ
    ータファイルに格納して関連のある複数頁を文書として
    管理するファイル管理部と、文書単位の頁データ更新時
    に変更のあった頁、その頁の元の頁データファイル名及
    び変更後の頁データファイル名を記録する更新頁情報フ
    ァイルと、更新作業終了時点の指示により全ての変更の
    あった頁の元の頁データファイル又は変更後の頁データ
    ファイルを削除する頁データファイル削除手段とを有す
    る文書管理装置を設けたことを特徴とする文書作成・電
    子ファイリング装置。
JP4329076A 1992-12-09 1992-12-09 文書作成・電子ファイリング装置 Pending JPH06175895A (ja)

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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63163642A (ja) * 1986-12-26 1988-07-07 Ricoh Co Ltd フアイル管理方式
JPH0317753A (ja) * 1989-06-14 1991-01-25 Fuji Xerox Co Ltd ファイルアクセス方式

Patent Citations (2)

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