JPH06175115A - 液晶表示パネルとその製造方法 - Google Patents
液晶表示パネルとその製造方法Info
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- JPH06175115A JPH06175115A JP33082192A JP33082192A JPH06175115A JP H06175115 A JPH06175115 A JP H06175115A JP 33082192 A JP33082192 A JP 33082192A JP 33082192 A JP33082192 A JP 33082192A JP H06175115 A JPH06175115 A JP H06175115A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 液晶表示パネルとその製造方法に関し、間隔
の保持に寄与せずに自在に動く無効スペーサの局在に起
因した不具合を抑えることを目的とする。 【構成】 2枚の基板1に挟持されて移動不能に点在す
る有効スペーサ2aによって形成された隙間に液晶3が封
入されてなる液晶表示パネルであって、該基板1の少な
くとも一方の内表面にスペーサ溜4を設け、そのスペー
サ溜4は、最低の凹部をなし、かつ液晶3が注入される
際に移動自在に点在する無効スペーサ2bが転入して局在
するものであるように液晶表示パネルを構成し、前記ス
ペーサ溜4の長手方向と交差する方向から液晶3を注入
するように液晶表示パネルの製造方法を構成する。
の保持に寄与せずに自在に動く無効スペーサの局在に起
因した不具合を抑えることを目的とする。 【構成】 2枚の基板1に挟持されて移動不能に点在す
る有効スペーサ2aによって形成された隙間に液晶3が封
入されてなる液晶表示パネルであって、該基板1の少な
くとも一方の内表面にスペーサ溜4を設け、そのスペー
サ溜4は、最低の凹部をなし、かつ液晶3が注入される
際に移動自在に点在する無効スペーサ2bが転入して局在
するものであるように液晶表示パネルを構成し、前記ス
ペーサ溜4の長手方向と交差する方向から液晶3を注入
するように液晶表示パネルの製造方法を構成する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は液晶表示パネルとその製
造方法に関わり、自在に動き回る径の小さな無効スペー
サをスペーサ溜に集め、画素電極などに局在して表示品
質に不具合が生じることを抑えてなる液晶表示パネルと
その製造方法に関する。
造方法に関わり、自在に動き回る径の小さな無効スペー
サをスペーサ溜に集め、画素電極などに局在して表示品
質に不具合が生じることを抑えてなる液晶表示パネルと
その製造方法に関する。
【0002】近年、電子機器の本体はもちろん、これに
連なる入出力装置の小型、軽量化も盛んに進められてい
る。液晶表示装置は、薄型、軽量、低消費電力といった
特長をもつ出力装置として着目されている。
連なる入出力装置の小型、軽量化も盛んに進められてい
る。液晶表示装置は、薄型、軽量、低消費電力といった
特長をもつ出力装置として着目されている。
【0003】液晶表示装置は、昨今の新しい液晶材料や
駆動方式の開発、表示パネルの製造技術の改良などによ
って、表示品質もどんどんよくなっている。そして、近
い将来、民生用のTVやいろいろな情報機器のCRT表
示装置に代替することが期待されている。しかし、表示
パネルの製造工程には、製造技術の上からまだまだ改良
の余地が残されている。
駆動方式の開発、表示パネルの製造技術の改良などによ
って、表示品質もどんどんよくなっている。そして、近
い将来、民生用のTVやいろいろな情報機器のCRT表
示装置に代替することが期待されている。しかし、表示
パネルの製造工程には、製造技術の上からまだまだ改良
の余地が残されている。
【0004】
【従来の技術】液晶表示パネルは、2枚のガラス板に挟
んだ粘稠な液晶の分子を動かして、偏光などの光学的効
果を利用して表示装置を得ようとするもので、一般には
応答が遅いので動画向きではなかった。
んだ粘稠な液晶の分子を動かして、偏光などの光学的効
果を利用して表示装置を得ようとするもので、一般には
応答が遅いので動画向きではなかった。
【0005】ところが、TN型(捻じれネマチック型)
液晶などの新しい液晶材料とその配向方式が開発された
り、TFT(薄膜トランジスタ) を画素ごとに配列した
いわゆるアクティブマトリックス方式が実現したりし
て、液晶表示装置の機能がCRT表示装置に迫ってきて
いる。
液晶などの新しい液晶材料とその配向方式が開発された
り、TFT(薄膜トランジスタ) を画素ごとに配列した
いわゆるアクティブマトリックス方式が実現したりし
て、液晶表示装置の機能がCRT表示装置に迫ってきて
いる。
【0006】図4はTN型の液晶表示パネルの一例の模
式的な斜視図で、図4(A)は電圧が印加されてない状
態、図4(B)は電圧が印加された状態、図5はTN型
液晶を用いた液晶表示パネルの模式的な断面図、図6は
液晶表示パネルにおける色光の分散の説明図、図7はマ
ルチギャップ方式の液晶表示パネルの模式的な断面図で
ある。図において、1は基板、1aはTFT基板、1bはC
F基板、2はスペーサ、3は液晶、5は画素電極、6aは
Bフィルタ、6bはGフィルタ、6cはRフィルタ、7は配
向膜、8は偏光板、10は液晶表示パネルである。
式的な斜視図で、図4(A)は電圧が印加されてない状
態、図4(B)は電圧が印加された状態、図5はTN型
液晶を用いた液晶表示パネルの模式的な断面図、図6は
液晶表示パネルにおける色光の分散の説明図、図7はマ
ルチギャップ方式の液晶表示パネルの模式的な断面図で
ある。図において、1は基板、1aはTFT基板、1bはC
F基板、2はスペーサ、3は液晶、5は画素電極、6aは
Bフィルタ、6bはGフィルタ、6cはRフィルタ、7は配
向膜、8は偏光板、10は液晶表示パネルである。
【0007】TN型の液晶表示パネル10は、透明導電膜
からなる画素電極5が設けられ、その画素電極5の表面
に配向膜7が塗着された対向する2枚の基板1と、その
2枚の基板1の間隙に封入された液晶3と、2枚の基板
1を挟むように配設された2枚の偏光板8から構成され
ている。
からなる画素電極5が設けられ、その画素電極5の表面
に配向膜7が塗着された対向する2枚の基板1と、その
2枚の基板1の間隙に封入された液晶3と、2枚の基板
1を挟むように配設された2枚の偏光板8から構成され
ている。
【0008】配向膜7は、所定の方向にラビング処理さ
れている。このラビング処理された配向膜7に液晶3が
触れると、液晶3の分子は配向膜7に対してプレチルト
角:θと呼ばれる傾きをもってラビングの方向に平行に
並んで配向する。また、2枚の基板1を、配向膜7のラ
ビングの方向が直交するように対向させると、液晶3の
分子が、一方の基板1から他方の基板1へ螺旋状に90
°捻じれて配向する。
れている。このラビング処理された配向膜7に液晶3が
触れると、液晶3の分子は配向膜7に対してプレチルト
角:θと呼ばれる傾きをもってラビングの方向に平行に
並んで配向する。また、2枚の基板1を、配向膜7のラ
ビングの方向が直交するように対向させると、液晶3の
分子が、一方の基板1から他方の基板1へ螺旋状に90
°捻じれて配向する。
【0009】偏光板8は、互いの偏光軸が平行になるよ
うに基板1を挟んで配設されている。従ってこゝでは、
一方の基板1(図中の下方の基板)の配向膜7のラビン
グの方向とは平行になるように、他方の基板1(図中の
上方の基板)の配向膜7のラビングの方向とは直交する
ように配設されている。
うに基板1を挟んで配設されている。従ってこゝでは、
一方の基板1(図中の下方の基板)の配向膜7のラビン
グの方向とは平行になるように、他方の基板1(図中の
上方の基板)の配向膜7のラビングの方向とは直交する
ように配設されている。
【0010】図4(A)において、この液晶表示パネル
10は、電圧が印加されてないときには、一方の偏光板8
を通った直線偏光が液晶3の中で90°捻じれるので、
他方の偏光板8と偏光軸が交差して通過することができ
ない。従って、光が通らない暗い状態で、いわゆるブラ
ック(B)状態と呼ばれる。
10は、電圧が印加されてないときには、一方の偏光板8
を通った直線偏光が液晶3の中で90°捻じれるので、
他方の偏光板8と偏光軸が交差して通過することができ
ない。従って、光が通らない暗い状態で、いわゆるブラ
ック(B)状態と呼ばれる。
【0011】液晶表示パネル10に電圧が印加された場合
には、図4(B)に示したように液晶3の配向状態が解
けて電界方向に並ぶ。そのために、一方の偏光板8を通
過した直線偏光が液晶3の中をそのまゝ通り、他方の偏
光板8と偏光軸が平行しているので、他方の偏光板8を
通過する。従って、光が通る明るい状態となり、この状
態はいわゆるホワイト(W)状態と呼ばれる。
には、図4(B)に示したように液晶3の配向状態が解
けて電界方向に並ぶ。そのために、一方の偏光板8を通
過した直線偏光が液晶3の中をそのまゝ通り、他方の偏
光板8と偏光軸が平行しているので、他方の偏光板8を
通過する。従って、光が通る明るい状態となり、この状
態はいわゆるホワイト(W)状態と呼ばれる。
【0012】そして、電圧が印加されていない図4
(A)の状態がブラックなので、この構成になる液晶表
示パネル10は、ノルマリブラック(NW)方式と呼ばれ
る。ところで、このような構成をなす液晶表示パネル10
は、大きなパネルになると基板1の周縁部を所定の間隔
が開くように封着してもパネル全体を一様な隙間に保つ
ことはできない。そこで、図5において、2枚の基板1
の間にスペーサ2を介在させて数μmの隙間が保たれ
る。この隙間はセル厚:Tと呼ばれるもので、この隙間
に液晶3が注入されたとき液晶層の厚みとなる。
(A)の状態がブラックなので、この構成になる液晶表
示パネル10は、ノルマリブラック(NW)方式と呼ばれ
る。ところで、このような構成をなす液晶表示パネル10
は、大きなパネルになると基板1の周縁部を所定の間隔
が開くように封着してもパネル全体を一様な隙間に保つ
ことはできない。そこで、図5において、2枚の基板1
の間にスペーサ2を介在させて数μmの隙間が保たれ
る。この隙間はセル厚:Tと呼ばれるもので、この隙間
に液晶3が注入されたとき液晶層の厚みとなる。
【0013】スペーサ2には、5μmφとか7μmφと
いった微小なガラスやプラスチックの球体、ガラスファ
イバを適当に切断した円柱体などが用いられる。スペー
サ2は液晶表示パネル10の表示品質に対しては欠点とな
るので、シャドーエリヤが小さい方が好ましい。そこ
で、プラスチックの球体がよく用いられる。
いった微小なガラスやプラスチックの球体、ガラスファ
イバを適当に切断した円柱体などが用いられる。スペー
サ2は液晶表示パネル10の表示品質に対しては欠点とな
るので、シャドーエリヤが小さい方が好ましい。そこ
で、プラスチックの球体がよく用いられる。
【0014】基板1の上にスペーサ2を点在させるに
は、アルコールなどに分散して噴霧器で配向膜7の上に
散布する手段が採られている。分散媒による汚れを嫌っ
て乾式散布法も開発されている。
は、アルコールなどに分散して噴霧器で配向膜7の上に
散布する手段が採られている。分散媒による汚れを嫌っ
て乾式散布法も開発されている。
【0015】スペーサ2が散蒔かれた基板1は、そのス
ペーサ2によって隙間を保った状態で周縁部が封じられ
る。そして、真空注入法によって注入口から液晶3が注
入され液晶表示パネル10に仕上がっていく。
ペーサ2によって隙間を保った状態で周縁部が封じられ
る。そして、真空注入法によって注入口から液晶3が注
入され液晶表示パネル10に仕上がっていく。
【0016】図6〜7において、液晶表示パネル10に入
力された光は、液晶3に入り込むと屈折などによって振
動数(波長)に応じた分散を起こし、スペクトルに分解
する現象が起こる。この分散は、カラーフィルタを用い
てカラー表示を行う際、色の純度を下げる不具合が生じ
る原因となる。
力された光は、液晶3に入り込むと屈折などによって振
動数(波長)に応じた分散を起こし、スペクトルに分解
する現象が起こる。この分散は、カラーフィルタを用い
てカラー表示を行う際、色の純度を下げる不具合が生じ
る原因となる。
【0017】分散は、光が媒質の中を通る際、つまり液
晶表示パネル10の場合ならば光が液晶3の中に入った
際、波長の短い光から順次起こる。すなわち、基板1の
側からB(青)、G(緑)、R(赤)の順に分散が起こ
る。従って、BGRのそれぞれの色光をBフィルタ6a、
Gフィルタ6b、Rフィルタ6cによって色分離する場合に
は、液晶3の中を通過する距離いわゆるセル厚:Tをそ
れぞれ、Bに対してはセル厚:T≦TB 、Gはセル厚:
T≦TG 、Rはセル厚:T≦TR にすれば分散を抑える
ことができる。
晶表示パネル10の場合ならば光が液晶3の中に入った
際、波長の短い光から順次起こる。すなわち、基板1の
側からB(青)、G(緑)、R(赤)の順に分散が起こ
る。従って、BGRのそれぞれの色光をBフィルタ6a、
Gフィルタ6b、Rフィルタ6cによって色分離する場合に
は、液晶3の中を通過する距離いわゆるセル厚:Tをそ
れぞれ、Bに対してはセル厚:T≦TB 、Gはセル厚:
T≦TG 、Rはセル厚:T≦TR にすれば分散を抑える
ことができる。
【0018】こゝで例示した液晶表示パネル10はカラー
フィルタ6a、6b、6bに対応して、BがTB 、GがTG 、
RがTR となって、BGRのそれぞれの波長に対して分
散が起こらないようにセル厚:Tが設定されている。つ
まり、BGRに対応して間隔が階段状に変わっており、
マルチギャプ方式と呼ばれる所以である。
フィルタ6a、6b、6bに対応して、BがTB 、GがTG 、
RがTR となって、BGRのそれぞれの波長に対して分
散が起こらないようにセル厚:Tが設定されている。つ
まり、BGRに対応して間隔が階段状に変わっており、
マルチギャプ方式と呼ばれる所以である。
【0019】このような厚みの異なるセル厚:Tを得る
ことは、2枚の基板1のどちら側からも可能であるが、
通常はカラーフィルタが設けられたCF基板1bの側で、
カラーフィルタ6a、6b、6bのそれぞれの厚みを変えたり
透明な下地膜を介在させたりして調整される。
ことは、2枚の基板1のどちら側からも可能であるが、
通常はカラーフィルタが設けられたCF基板1bの側で、
カラーフィルタ6a、6b、6bのそれぞれの厚みを変えたり
透明な下地膜を介在させたりして調整される。
【0020】このようなマルチギャプ方式の液晶表示パ
ネル10の場合には、セル厚:TがBGRに応じて異なっ
ているが、2枚の基板1の隙間はやはりスペーサ2によ
って保つようになっている。
ネル10の場合には、セル厚:TがBGRに応じて異なっ
ているが、2枚の基板1の隙間はやはりスペーサ2によ
って保つようになっている。
【0021】
【発明が解決しようとする課題】ところで、2枚の基板
1の間隔を保つスペーサ2は、プラスチックの球体の場
合、直径に±10%程度のばらつきがある。そのため、基
板1の上に散布したあと2枚の基板1を封着すると、大
きなスペーサ2は上下の基板1に挟持されて固定されて
有効スペーサ2aとなるが、小さなスペーサ2は自在に動
き間隔を保持することに何ら寄与しない無効スペーサ2b
となる。
1の間隔を保つスペーサ2は、プラスチックの球体の場
合、直径に±10%程度のばらつきがある。そのため、基
板1の上に散布したあと2枚の基板1を封着すると、大
きなスペーサ2は上下の基板1に挟持されて固定されて
有効スペーサ2aとなるが、小さなスペーサ2は自在に動
き間隔を保持することに何ら寄与しない無効スペーサ2b
となる。
【0022】従って、図5に示したようにTFT基板1a
の側に設けられた画素電極5が図示してないTFTやバ
スラインなどよりも低くなっている場合には、液晶3を
注入したとき大矢印で示した液晶3の流れに押し流さ
れ、点在している自在に動く無効スペーサ2bが小矢印の
示したように移動し、凹状の画素電極5の上に集まって
局在してしまう。
の側に設けられた画素電極5が図示してないTFTやバ
スラインなどよりも低くなっている場合には、液晶3を
注入したとき大矢印で示した液晶3の流れに押し流さ
れ、点在している自在に動く無効スペーサ2bが小矢印の
示したように移動し、凹状の画素電極5の上に集まって
局在してしまう。
【0023】一方、マルチギャプ方式の液晶表示パネル
10の場合には、図7に示したようにカラーフィルタ6a、
6b、6cが階段状に設けられている。従って、液晶3を注
入したとき大矢印で示した液晶3の流れに押し流され、
点在していた自在に動く無効スペーサ2bが小矢印に示し
たようにBフィルタ6a→Gフィルタ6b→Rフィルタ6cの
方向に順次移動し、最低のRフィルタ6cの上に集まって
局在してしまう。
10の場合には、図7に示したようにカラーフィルタ6a、
6b、6cが階段状に設けられている。従って、液晶3を注
入したとき大矢印で示した液晶3の流れに押し流され、
点在していた自在に動く無効スペーサ2bが小矢印に示し
たようにBフィルタ6a→Gフィルタ6b→Rフィルタ6cの
方向に順次移動し、最低のRフィルタ6cの上に集まって
局在してしまう。
【0024】こうして、画素電極5に局所的に集まった
無効スペーサ2bは、例えば、図4(A)に示したように
電圧を印加してないブラックの状態において、画素電極
5の上に局在した無効スペーサ2bによって偏光軸の捻じ
れが抑えられるので偏光板8を通過してコントラストの
低下を来し、つまりブラックが純黒色でなくなってしま
う。
無効スペーサ2bは、例えば、図4(A)に示したように
電圧を印加してないブラックの状態において、画素電極
5の上に局在した無効スペーサ2bによって偏光軸の捻じ
れが抑えられるので偏光板8を通過してコントラストの
低下を来し、つまりブラックが純黒色でなくなってしま
う。
【0025】また、Rフィルタ6cに無効スペーサ2bが移
動して局在した場合には、赤色のコントラストが低下し
て純度も悪くなる。そこで本発明は、TFT基板の画素
電極やマルチギャプ方式のCF基板のRフィルタに隣接
してスペーサ溜を設け、液晶を注入する際に、間隔を保
つことに寄与しない無効スペーサをスペーサ溜に流し込
んで局在される液晶表示パネルとその製造方法を提供す
ることを目的としている。
動して局在した場合には、赤色のコントラストが低下し
て純度も悪くなる。そこで本発明は、TFT基板の画素
電極やマルチギャプ方式のCF基板のRフィルタに隣接
してスペーサ溜を設け、液晶を注入する際に、間隔を保
つことに寄与しない無効スペーサをスペーサ溜に流し込
んで局在される液晶表示パネルとその製造方法を提供す
ることを目的としている。
【0026】
【課題を解決するための手段】上で述べた課題は、2枚
の基板に挟持されて移動不能に点在する有効スペーサに
よって形成された隙間に液晶が封入されてなる液晶表示
パネルであって、該基板の少なくとも一方の内表面にス
ペーサ溜を有し、前記スペーサ溜は、最低の凹部をな
し、かつ液晶が注入される際に移動自在に点在する無効
スペーサが転入して局在するものであるように構成され
た液晶表示パネルと、前記スペーサ溜の長手方向と交差
する方向から液晶を注入するように構成された液晶表示
パネルの製造方法と、によって解決される。
の基板に挟持されて移動不能に点在する有効スペーサに
よって形成された隙間に液晶が封入されてなる液晶表示
パネルであって、該基板の少なくとも一方の内表面にス
ペーサ溜を有し、前記スペーサ溜は、最低の凹部をな
し、かつ液晶が注入される際に移動自在に点在する無効
スペーサが転入して局在するものであるように構成され
た液晶表示パネルと、前記スペーサ溜の長手方向と交差
する方向から液晶を注入するように構成された液晶表示
パネルの製造方法と、によって解決される。
【0027】
【作用】本発明においては、スペーサ溜を画素電極やマ
ルチギャプ方式のRフィルタに隣接して設けるようにし
ている。そして、液晶表示パネルの2枚の基板の間に点
在して間隔を保つスペーサのなかで、径が小さくて間隔
を保持することに寄与せず、従って自在に移動する無効
スペーサがスペーサ溜に集まって局在するようにしてい
る。
ルチギャプ方式のRフィルタに隣接して設けるようにし
ている。そして、液晶表示パネルの2枚の基板の間に点
在して間隔を保つスペーサのなかで、径が小さくて間隔
を保持することに寄与せず、従って自在に移動する無効
スペーサがスペーサ溜に集まって局在するようにしてい
る。
【0028】液晶を注入する方向は、スペーサ溜の長手
方向に交差する方向にし、液晶を注入する際に液晶の流
れに乗って移動する無効スペーサがスペーサ溜に転入し
易いようにしている。
方向に交差する方向にし、液晶を注入する際に液晶の流
れに乗って移動する無効スペーサがスペーサ溜に転入し
易いようにしている。
【0029】こうすると、無効スペーサが画素電極やR
フィルタに局在することが防げ、ブラックや赤表示の品
質の不具合を抑えることができる。
フィルタに局在することが防げ、ブラックや赤表示の品
質の不具合を抑えることができる。
【0030】
【実施例】図1は本発明の第一の実施例の模式的な斜視
図、図2は図1の主要部の断面図、図3は本発明の第二
の実施例の模式的な断面図である。図において、1は基
板、1aはTFT基板、1bはCF基板、2はスペーサ、2a
は有効スペーサ、2bは無効スペーサ、3は液晶、4はス
ペーサ溜、5は画素電極、6はカラーフィルタ層、6aは
Bフィルタ、6bはRフィルタ、6cはRフィルタ、6はカ
ラーフィルタ層、10は液晶表示パネルである。
図、図2は図1の主要部の断面図、図3は本発明の第二
の実施例の模式的な断面図である。図において、1は基
板、1aはTFT基板、1bはCF基板、2はスペーサ、2a
は有効スペーサ、2bは無効スペーサ、3は液晶、4はス
ペーサ溜、5は画素電極、6はカラーフィルタ層、6aは
Bフィルタ、6bはRフィルタ、6cはRフィルタ、6はカ
ラーフィルタ層、10は液晶表示パネルである。
【0031】実施例:1 図1〜図2において、基板1の一方はTFTが設けられ
たTFT基板1aで、画素電極5がモザイク配列とかトラ
イアングル配列などで配設されている。画素電極5の上
には図示してない配向膜が被着されている。基板1の他
方はカラーフィルタ層6が設けられたCF基板1bで、カ
ラーフィルタ層6の上には図示してない共通電極と配向
膜が被着されている。
たTFT基板1aで、画素電極5がモザイク配列とかトラ
イアングル配列などで配設されている。画素電極5の上
には図示してない配向膜が被着されている。基板1の他
方はカラーフィルタ層6が設けられたCF基板1bで、カ
ラーフィルタ層6の上には図示してない共通電極と配向
膜が被着されている。
【0032】スペーサ2は2枚の基板1a、1bの間隔を維
持するもので、例えば直径が5〜7μmφのプラスチッ
ク製の球体を用いたとき、±10%程度のばらつきが避け
られない。そのため、直径が大きい方にばらついたスペ
ーサ2は、2枚の基板1a、1bに挟持されて動かないよう
に固定されて間隔を保つために寄与する有効スペーサ2a
となる。ところが、直径が小さい方にばらついたスペー
サ2は、自在に動き回り間隔を保つことに関係ない無効
スペーサ2bとなる。
持するもので、例えば直径が5〜7μmφのプラスチッ
ク製の球体を用いたとき、±10%程度のばらつきが避け
られない。そのため、直径が大きい方にばらついたスペ
ーサ2は、2枚の基板1a、1bに挟持されて動かないよう
に固定されて間隔を保つために寄与する有効スペーサ2a
となる。ところが、直径が小さい方にばらついたスペー
サ2は、自在に動き回り間隔を保つことに関係ない無効
スペーサ2bとなる。
【0033】スペーサ溜4は長方形の凹状をなし、画素
電極5の表面よりも低くなるように隣接して設けられ
る。このスペーサ溜4の製造プロセスは、TFT基板1a
を削って設けることは困難なので、画素電極5の方を高
くして相対的にスペーサ溜4が低くなるようにする。
電極5の表面よりも低くなるように隣接して設けられ
る。このスペーサ溜4の製造プロセスは、TFT基板1a
を削って設けることは困難なので、画素電極5の方を高
くして相対的にスペーサ溜4が低くなるようにする。
【0034】スペーサ2が適当に散布されて組み立てら
れた基板1a、1bの隙間に液晶3を真空注入するには、ス
ペーサ溜4の長手方向と交差する方向から行う。つま
り、液晶3の流れに対して、スペーサ溜4の間口が広く
なる方向から注入する。
れた基板1a、1bの隙間に液晶3を真空注入するには、ス
ペーサ溜4の長手方向と交差する方向から行う。つま
り、液晶3の流れに対して、スペーサ溜4の間口が広く
なる方向から注入する。
【0035】そうすると、基板1a、1bに抑えられた有効
スペーサ2aは基板1a、1bに抑えられて移動しない。それ
に対しては、移動自在な無効スペーサ2bは液晶3の流れ
に乗って移動する。そして、特に画素電極5の上に点在
する無効スペーサ2bは、隣接するスペーサ溜4に転落し
て局在するようになる。
スペーサ2aは基板1a、1bに抑えられて移動しない。それ
に対しては、移動自在な無効スペーサ2bは液晶3の流れ
に乗って移動する。そして、特に画素電極5の上に点在
する無効スペーサ2bは、隣接するスペーサ溜4に転落し
て局在するようになる。
【0036】こうして、従来ならば画素電極5に溜まっ
てしまうスペーサ2のうち、間隔の保持に関係ない無効
スペーサ2bを画素電極5の上から表示性能に無関係なス
ペーサ溜4に移動させて局在させることができる。従っ
て、本発明になる液晶表示パネル10においては、スペー
サ2に起因した表示品質の低下を低減することができ
る。
てしまうスペーサ2のうち、間隔の保持に関係ない無効
スペーサ2bを画素電極5の上から表示性能に無関係なス
ペーサ溜4に移動させて局在させることができる。従っ
て、本発明になる液晶表示パネル10においては、スペー
サ2に起因した表示品質の低下を低減することができ
る。
【0037】実施例:2 図3において、マルチギャプ方式の液晶表示パネル10
は、CF基板1bに設けられたカラーフィルタ層6のBG
Rの順に間隔が大きくなり、液晶3の層厚が大きくなっ
ている。従って、TFT基板1aとCF基板1bの間隙をス
ペーサ2によって保持しようとすると、Bフィルタ6aと
TFT基板1aとの間隙に存在する大きなスペーサ2は有
効スペーサ2aとなる。しかし、Gフィルタ6bやRフィル
タ6cとTFT基板1aの間隙では、大きなスペーサ2も無
効スペーサ2bとなり、液晶3の流れに乗って移動する。
そこで、最も低いRフィルタ6cに隣接して、Rフィルタ
6cよりもさらに低いスペーサ溜4を設ける。
は、CF基板1bに設けられたカラーフィルタ層6のBG
Rの順に間隔が大きくなり、液晶3の層厚が大きくなっ
ている。従って、TFT基板1aとCF基板1bの間隙をス
ペーサ2によって保持しようとすると、Bフィルタ6aと
TFT基板1aとの間隙に存在する大きなスペーサ2は有
効スペーサ2aとなる。しかし、Gフィルタ6bやRフィル
タ6cとTFT基板1aの間隙では、大きなスペーサ2も無
効スペーサ2bとなり、液晶3の流れに乗って移動する。
そこで、最も低いRフィルタ6cに隣接して、Rフィルタ
6cよりもさらに低いスペーサ溜4を設ける。
【0038】そうすると、Bフィルタ6aの上に点在する
有効スペーサ2a以外の無効スペーサ2bと、Gフィルタ6b
やRフィルタ6cの上に散在する無効スペーサ2bが、B→
G→R→スペーサ溜4へと移動し、スペーサ溜4に落ち
込んで局在するようになる。そして、従来、無効スペー
サ2bが局在し勝ちだったRフィルタ6cの表示の不具合を
抑えることができる。
有効スペーサ2a以外の無効スペーサ2bと、Gフィルタ6b
やRフィルタ6cの上に散在する無効スペーサ2bが、B→
G→R→スペーサ溜4へと移動し、スペーサ溜4に落ち
込んで局在するようになる。そして、従来、無効スペー
サ2bが局在し勝ちだったRフィルタ6cの表示の不具合を
抑えることができる。
【0039】
【発明の効果】本発明によれば、2枚の基板の間隔を保
持することに寄与しない径の小さな無効スペーサが、液
晶を注入する際に動いて表示品質に不具合を生じさせる
ことを抑えることができる。
持することに寄与しない径の小さな無効スペーサが、液
晶を注入する際に動いて表示品質に不具合を生じさせる
ことを抑えることができる。
【0040】従って、特にTFTとカラーフィルタを組
み合わせた液晶表示パネルの表示品質を向上させること
ができるようになり、今後ますます進展が期待される液
晶表示装置の普及促進に対して、本発明は寄与するとこ
ろが大である。
み合わせた液晶表示パネルの表示品質を向上させること
ができるようになり、今後ますます進展が期待される液
晶表示装置の普及促進に対して、本発明は寄与するとこ
ろが大である。
【図1】 本発明の第一の実施例の模式的な斜視図であ
る。
る。
【図2】 図1の主要部の断面図である。
【図3】 本発明の第二の実施例の模式的な断面図であ
る。
る。
【図4】 TN型の液晶表示パネルの一例の模式的な斜
視図で、(A)は電圧が印加されてない状態、(B)は
電圧が印加された状態である。
視図で、(A)は電圧が印加されてない状態、(B)は
電圧が印加された状態である。
【図5】 TN型液晶を用いた液晶表示パネルの模式的
な断面図である。
な断面図である。
【図6】 液晶表示パネルにおける色光の分散の説明図
である。
である。
【図7】 マルチギャップ方式の液晶表示パネルの模式
的な断面図である。
的な断面図である。
1 基板 1a TFT基板 1b
CF基板 2 スペーサ 2a 有効スペーサ 2b
無効スペーサ 3 液晶 4 スペーサ溜 5 画素電極 6 カラーフィルタ層 6a Bフィルタ 6b
Rフィルタ 6c Rフィルタ 10 液晶表示パネル
CF基板 2 スペーサ 2a 有効スペーサ 2b
無効スペーサ 3 液晶 4 スペーサ溜 5 画素電極 6 カラーフィルタ層 6a Bフィルタ 6b
Rフィルタ 6c Rフィルタ 10 液晶表示パネル
Claims (4)
- 【請求項1】 2枚の基板(1) に挟持されて移動不能に
点在する有効スペーサ(2a)によって形成された隙間に液
晶(3) が封入されてなる液晶表示パネルであって、該基
板(1) の少なくとも一方の内表面にスペーサ溜(4) を有
し、 前記スペーサ溜(4) は、最低の凹部をなし、かつ前記液
晶(3) が注入される際に移動自在に点在する無効スペー
サ(2b)が転入して局在するものであることを特徴とする
液晶表示パネル。 - 【請求項2】 前記スペーサ溜(4) が、TFT(薄膜ト
ランジスタ)が設けられたTFT基板(1a)の画素電極
(5) に隣接して設けられている請求項1記載の液晶表示
パネル。 - 【請求項3】 前記スペーサ溜(4) が、B(青)、G
(緑)、R(赤)のそれぞれの色光の分散を抑制するマ
ルチギャプ方式のカラーフィルタが設けられたCF基板
(1b)のRフィルタ(6c)に隣接して設けられている請求項
1記載の液晶表示パネル。 - 【請求項4】 請求項1記載の液晶表示パネルにおい
て、 前記スペーサ溜(4) の長手方向と交差する方向から前記
液晶(3) を注入することを特徴とする液晶表示パネルの
製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP33082192A JPH06175115A (ja) | 1992-12-11 | 1992-12-11 | 液晶表示パネルとその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP33082192A JPH06175115A (ja) | 1992-12-11 | 1992-12-11 | 液晶表示パネルとその製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06175115A true JPH06175115A (ja) | 1994-06-24 |
Family
ID=18236925
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP33082192A Withdrawn JPH06175115A (ja) | 1992-12-11 | 1992-12-11 | 液晶表示パネルとその製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06175115A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6163358A (en) * | 1997-10-06 | 2000-12-19 | Kabushiki Kaisha Toshiba | Active matrix LCD with insulating film having apertures for limiting movement of spacers |
KR100351873B1 (ko) * | 1998-10-22 | 2002-11-18 | 엘지.필립스 엘시디 주식회사 | 액정표시장치및그제조방법 |
JP2007310321A (ja) * | 2006-05-22 | 2007-11-29 | Ulvac Japan Ltd | スペーサ付き基板の製造方法及び液晶表示装置の製造方法 |
US8908138B2 (en) | 1997-03-27 | 2014-12-09 | Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. | Contact structure |
-
1992
- 1992-12-11 JP JP33082192A patent/JPH06175115A/ja not_active Withdrawn
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US8908138B2 (en) | 1997-03-27 | 2014-12-09 | Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. | Contact structure |
US9217901B2 (en) | 1997-03-27 | 2015-12-22 | Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. | Contact structure |
US6163358A (en) * | 1997-10-06 | 2000-12-19 | Kabushiki Kaisha Toshiba | Active matrix LCD with insulating film having apertures for limiting movement of spacers |
KR100351873B1 (ko) * | 1998-10-22 | 2002-11-18 | 엘지.필립스 엘시디 주식회사 | 액정표시장치및그제조방법 |
JP2007310321A (ja) * | 2006-05-22 | 2007-11-29 | Ulvac Japan Ltd | スペーサ付き基板の製造方法及び液晶表示装置の製造方法 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20000307 |