JPH06174987A - リボン状光導波体の製造方法 - Google Patents

リボン状光導波体の製造方法

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JPH06174987A
JPH06174987A JP5199720A JP19972093A JPH06174987A JP H06174987 A JPH06174987 A JP H06174987A JP 5199720 A JP5199720 A JP 5199720A JP 19972093 A JP19972093 A JP 19972093A JP H06174987 A JPH06174987 A JP H06174987A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 光導波体を、コーティングに機械的に作用す
る案内部材なしにコーティング材料内に定心配列する。 【構成】 光導波体LW1〜LWnが自由走行するよう
に案内され、事実上、コーティング材料BMのみと接触
するようにし、光導波体の走行により生じるコーティン
グ材料の引きずり流によって、光導波体の自己定心が行
なわれるようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、リボン状光導波体を製
造する方法、それも、前コーティング済みの複数光導波
体が、これらを取囲むコーティング装置内を並列的に通
過案内され、コーティング装置に光導波体を包み込むの
に役立つコーティング材料が供給される形式のものに関
する。
【0002】
【従来の技術】米国特許4147407により公知のリ
ボン導体の製造方法の場合、前コーティングを施された
光導波体は、長方形のノズル内を通過する。そのさいノ
ズルには付加的に溶剤が供給される。この溶剤は、光導
波体の前コーティングを溶解し、光導波体の種々のコー
ティングが相互に溶け合わされる。このため、所望の溶
解が達せられるためには光導波体が互いに接触せねばな
らないので、開口は、光導波体が丁度通り抜けられるだ
けの大きさにすればよい。しかし、このことは、コーテ
ィングの直径が変動せしめられる点で問題がある。加え
て、この方法の場合、常に、コーティングされた光導波
体が、長方形のコーティングノズルの外壁と接触する必
要があり、この結果、光導波体が摩耗や機械応力にさら
されることになる。
【0003】ドイツ出願公開3733124により、リ
ボン光導波体を形成するため、光導波体の相互接着する
方法が公知である。この方法の場合には、光導波体が長
方形のコーティングノズル内を通過案内される。この場
合も、個々の光導波体が互いに押し合わされるようにさ
れ、その目的のために、コーティングノズルの片側に、
ばねにより予圧を与えられた滑り弁が設けられている。
この滑り弁によりコーティング直径の変動時に一定の公
差補償が可能になる。しかしながら、ノズル内壁と光導
波体のコーティングとの間に密な接触が生じることによ
り、摩擦力が生じ、コーティング材料の、望ましくない
障害となる摩耗が生じることがある。
【0004】欧州特許A2438668による公知コー
ティング方法によれば、光導波体がコーティング装置へ
走入する前に、みぞを有する少なくとも1つのローラを
介して案内され、光導波体相互に一定の位置と間隔が与
えられる。しかし、この場合、直ちには、光導波体が、
みぞを有するローラによって与えられた位置のままその
後のコーティング装置内のコースをたどることにはなら
ない。このため、走入路と走出路との間に、付加的に案
内ブロックが設けてあり、この案内ブロックに複数の平
行に延びるみぞが形成されている。この場合、みぞのそ
れぞれのなかに光導波体が収容されるので、光導波体相
互の間隔が付加的に改めて定められる。
【0005】以上の公知の方法のいずれもが前提として
いる思想は、ノズル壁であれ、みぞ付き案内ローラ又は
案内ブロックであれ、機械式の案内により光導波体の相
互位置を決定せねばならないとする思想である。この結
果、光導波体は常に機械的に不動の構造部材、つまりコ
ーティングノズルないしみぞ付き案内部材と結合される
か、接触せしめられるかし、その結果、光導波体は摩擦
応力や摩耗にさらされることになり、加えて、前コーテ
ィングが比較的大きい公差範囲を有している場合には、
種々の障害が生じる。公知の方法は、加えて、光導波体
前コーティングが機械応力にさらされることにより、高
い通過速度が実現できない欠点を有している。通過速度
を高めると、機械応力が不釣合に大きくなり、特に、予
想される摩損が大きくなる点である。どの方法の場合に
もコーティング材料には過圧が用いられ、この過圧が分
散的な作用を及ぼす。言いかえると、ファイバが完成リ
ボン内で、たとえば単一の平面内に位置しなくなる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明の根底をなす課
題は、光導波体を、コーティングに機械的に作用する不
動の案内部材なしにコーティング材料内に正確に中央に
配置する方法を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】この課題は、冒頭に挙げ
た方法の場合に、次のようにすることにより解決され
た。すなわち、光導波体が、コーティング装置の前方に
おいても内部においても自由に走行するように案内され
て、事実上、供給コーティング材料とだけ接触するよう
にし、更に、光導波体の縦方向運動により、流動的なコ
ーティング材料の引きずり流が生ぜしめられ、この引き
ずり流により光導波体の自己調節が生ぜしめられるよう
にするのである。
【0008】本発明の場合、したがって、公知の解決策
と異なり、光導波体を壁部やみぞ付き案内部材その他に
押圧することによって整列かつ定心させるのではなく、
コーティング材料内を通過する光導波体により引ずられ
る流れが生じることによって、両軸線内にコーティング
材料が圧力を生じさせ、この圧力値が、コーティングの
層厚が減じるにつれて、むしろ増大するようにしたので
ある。要するに、本発明の場合には、光導波体がコーテ
ィング装置の区域で壁部と接触することなく、流動的な
コーティング材料の、引きずられる流れ内に浸漬された
ままであり、これによって一方では、特に無理の生じな
い搬送過程が可能になると同時に、他方では自動的な整
列効果が生ぜしめられる。したがって、本発明により、
光導波体に事実上機械応力を生ぜしめることなしに、リ
ボン状導体内部で光導波体の定心と整列とが達せられ
る。言いかえると、コーティング材料により与えられる
輪郭内で光導波体の均等かつ対称的な分配が達成され
る。光導波体の軸線は、したがって事実上1つの平面内
に位置し、コーティング材料は、どの側にもほぼ等しい
厚さで塗布される。光導波体のこのような正確な位置決
めが特に重要な理由は、たとえば、リボン状光導波体の
スプライス過程時に、すべての光導波体を1回の作業工
程で相互結合せねばならず、しかもこのことは、光導波
体が、既に前もってリボン状光導波体内で出来るだけ著
しい偏差や間隔変動なしに1つの平面内に位置する場合
にのみ可能なことだからである。
【0009】本発明は、更に、リボン状光導波体を製造
する装置、それも、複数光導波体が、これらを取囲むコ
ーティング装置の通過口内を並列的に案内され、このコ
ーティング装置に光導波体を包囲するのに役立つコーテ
ィング材料が供給される形式のものに関する。この装置
の特徴は、光導波体の通過する通過口の寸法づけが、コ
ーティング装置内を光導波体が自由に走行するように案
内されて、事実上コーティング材料と以外は接触するこ
とがなく、更に、コーティング装置が、通過方向に先細
になる少なくとも1つの送出路を有し、この送出路が、
光導波体の縦方向運動によりコーティング材料の引ずら
れる流れが生じるように構成されている点にある。
【0010】このほかの、本発明による構成は、請求項
2以下に記載されている。
【0011】
【実施例】以下で本発明及びこのほかの構成を図示の実
施例につき説明する。
【0012】図1にはコーティング装置BEが断面で示
されている。この場合、切断線は光導波体の通過方向の
軸線と合致している。コーティング装置BEは2つの等
しい部材BE1とBE2とから成っている。これらの部
材は、適当な結合手段、たとえばねじを介して結合され
ている。このために、相応の貫通孔BO(図2)が設け
られている。図1のコーティング装置の場合、光導波
体、たとえばLW1は、走入路ETに供給される。走入
路ETの、より詳細な構成は、図3と図4のところで説
明する。光導波体は、引続き、コーティング装置下方部
分BE1内に設けられた開口OMを介して外部から流動
的なコーティング材料BMが供給される内室IK内へ達
する。内室IKには走出口側の第1のホッパ状部(送出
路)AT1が続いている。このホッパ状部は2つの部分
区域AT11とAT12から成っている。これら部分区
域については図5及び図6のところで説明する。接続区
域である部分区域AT12を通過したのち、光導波体は
第2の走出路AT2に達する。この走出路AT2は、部
分区域AT21とAT22から構成されている。これら
部分区域については図7及び図8のところで説明する。
【0013】図2はコーティング材料BE2を除去して
示したコーティング材料BE1の平面図である。複数
の、この例では4本の光導波体LW1〜LW4が左側か
ら走入路ET内に走入する。この走入路は、その全長に
わたって長方形の横断面を有している。走入路ETの第
1の部分区域ET1は、くさび状に構成され、その高さ
が双方のコーティング材料BE1,BE2間の開角をな
している。この開角は図3では符号φehで表わされて
いる。部分区域ET1の幅は、図4の平面図で分かるよ
うに、同じくくさび形に構成され、このホッパ状部が角
度φebを有している。走入路ETの続く部分区域ET
2は、長方形のまま変化しない横断面を有している。こ
の部分区域ET2の高さは、図3に符号heで示され、
その幅は、図4に符号beで示されている。
【0014】走入路ETは、その部分区域ET2でも、
並列位置で長方形の通過口を通過する光導波体LW1〜
LW4が側方に十分な遊びを有するように寸法づけられ
ている。光導波体、たとえばLW1の外径(前コーティ
ングされたもの)を符号d1で表わせば、幅beと外径
d1との関係は次のように選定されねばならない: be=n(d1)+Δb (1) 幅beはn(d1)の値より0.5〜0.2mmの付加
値Δbだけ大きくする必要があろう。この付加値Δb
は、ファイバの数には依存しない。なぜなら、この値
が、引ずられる流れの最高圧力を決定し、光導波体LW
1〜LW4への所望被覆層(上下)の厚さにほぼ相当す
るからである。
【0015】部分区域ET2の、不変の長方形横断面区
域の高さheも、同様に、光導波体の両側が壁から間隔
をおいて案内されるように選定されている。したがっ
て、高さheの値は次式の値となる: he=d1+Δh (2) ファイバと工具出口との間の隙間は有利にはリボンの周
囲でほぼ等しくしておかねばならない(図9参照)。し
たがって、ほぼΔh≒Δbの値とする。
【0016】ホッパ状部分区域ET1の角度は、有利に
は、φehが10°〜20°、φebが10°〜30°
である。
【0017】走入路ETは、したがって、光導波体LW
1〜LW4を1列に並置し、整然と走入させ、案内圧力
を生じさせる役割を果たしている。その場合、管状の部
分区域ET2も横断面を相応に大きく寸法づけることに
よって、部分区域ET2内での光導波体LW1〜LW4
の滑動が低い摩擦値で容易に行なわれる。
【0018】互いに直角の2つの平面内にくさび形に構
成された部分区域ET1(図4参照)は、長さL1を有
し、他方、箱形又は直方体形の開口を形成する管状(長
方形管)部分区域ET2は長さL2を有している。長さ
L1は、有利には約5mmに、また長さL2は0.5m
m〜6mmに選定されている。長さL1,L2は、いず
れにしろリボン幅の数倍の値である。これらの値は、走
入する光導波体の数nとは無関係である。このことは、
部分区域ET2の高さheにも妥当する。これに対し部
分区域ET2の幅beは、光導波体の数が多くなれば、
式(1)に従って拡大せねばならない。
【0019】特に図2から分かるように、部分区域ET
2には、内室IKが続いている。内室IKの横断面は、
有利にはほぼ長方形に形成されている。内室IKの長さ
L3は、通過方向で見て部分区域AT22の幅(図9の
ba2)の1〜3倍である。この内室IKは、コーティ
ング材料BMの供給に役立っている。材料BMは、先ず
開口OMを介して、内室IKと平行に延びる2つの外室
AK1,AK2に達する。この外室AK1,AK2は、
横方向通路QK1,QK2を介して内室IKと接続され
ている。この結果、外室AK1,AK2から材料BMは
内室IKへ供給され、内室IK内で光導波体LW1〜L
W4の周囲を取囲むことになる。著しく流動的な材料B
Mは、部分区域ET2内へも侵入する。内室IK内には
場合により極めて僅かの予圧を与えておき、空気の侵入
を防止せねばならない。光導波体の案内と定心は、すべ
て、引きずられる流れによって行なわれる。予圧が大き
い値であれば、光導波体は、定心されずに片側へ押付け
られ、壁部に接触することだろう。部分区域ET2で
は、その場合も光導波体の案内は未だ十分に臨界的では
ない。
【0020】内室IKの出口側の端部には、(第1)走
出路AT1が設けられている。走出路AT1は、2つの
部分区域AT11とAT12から成っている。この場合
も、断面は、走出路AT1の全長にわたって長方形に選
定されている。第1の部分区域AT11だけが、互いに
直角の2つの平面内にくさび形に構成されており、続く
部分区域AT12は、一様の管状横断面を有している。
この横断面は、走出路AT1の最小横断面を形成してい
る。くさび形部分区域AT11は、高さに当る開角は符
号φa1hで表わされ(図5)、他方、幅で示される角
度は符号φa1bで示されている。この場合、有利な角
度範囲は次の値である: φa1hは5°〜20° φa1bは5°〜20° これら双方の角度値は、リボン状導体にまとめられる光
導波体の数とは無関係である。横断面が長方形の第1部
分区域AT11の端部は、管状の、すなわち横断面が不
変の部分区域AT12に移行している。この区域AT1
2の高さha1は光導波体の外径d1より大きく選定さ
れているので、次式が成り立つ: ha1=d1+Δh1 (3) 0.05〜0.2mmの付加値Δh1を加えるのが有利
である。
【0021】管状部分区域AT12の幅ba1は、次式
が成立つように選定するのが有利である: ba1=n(d1)+Δba1 (4) この式でΔba1は、値の上ではΔh1とほぼ等しい範
囲にある。
【0022】光導波体LW1〜LW4は、部分区域AT
12内では、その壁部に接触しないようにする。このこ
とは、部分区域AT11内でコーティング材料BMの引
きずり流が生ぜしめられることにより達せられる。引き
ずり流については図11のところで詳説する。
【0023】部分区域AT12の出口側開口は横方向流
路AK12に開いている。流路AK12は外側流路AK
1,AK2を相互に接続させている。したがって、この
個所ではコーティング材料BMの新たな供給が行なわれ
る。この個所には、第2の走出路AT2が接続され、こ
の走出路AT2は、塗布されたコーティング材料BM
(たとえば樹脂)の硬化処理前に光導波体の最終的な位
置決めを行なう。それにより、光導波体リボン状導体L
WBは、図2の右端及び図9の拡大横断面で示したよう
に位置決めされる。特にスプライス過程に関しては、各
光導波体が、コーティング材料BMにより形成される被
覆内で常に出来るだけ正確に、その定められた、リボン
状導体LWB外形に関し対称的な位置を維持することが
必要である。
【0024】くさび形部分区域AT11の長さは符号L
4で示されている。この場合、長さL4は有利にはリボ
ン幅(図9の符号ba2)の1〜5倍である。
【0025】管状部分区域AT12の長さL5は有利に
は0.2〜10mmである。
【0026】コーティング材料BMから成る被覆内での
光導波体の最終的な定心及び均等な分配は、(第2)走
出路AT2内で行なわれる。走出路AT2は、同じく2
つの部分区域AT21,AT22を有している。くさび
形の第1部分区域AT21は全長にわたり長方形横断面
を有し、その高さは、図7から分かるように角度φa2
hに相当する。この場合、角度φa2hは有利には5°
〜20°であり、特に8°に選定されている。このくさ
び形開口の幅は、図8から分かるように符号φa2bで
示された角度に相当する。この場合、角度φa2bも、
同じく5°〜20°であり、有利には8°である。管状
の、横断面の変化しない部分区域AT22の幅ba2は
次式が成立するように選定されている: ba2=n(d1)+Δba2 付加値Δba2は0.05〜0.2mmの値に選定する
のが有利である。
【0027】第2(管状)部分区域AT22の長方形開
口の高さha2(図7参照)は、有利には次式が成り立
つように選定される: ha2=d1+Δha2 この場合、高さha2も、有利には同じく0.05〜
0.2mmに選定する。Δha2とΔba2の値は、光
導波体への付加コーティング厚を決定し、それにより光
導波体リボン状導体LWBの外のりを決定する。付加コ
ーティング厚は、双方の軸線内で有利には所望最終寸法
より幾分大きく選定される。なぜなら体積収縮が、たと
えば架橋時に約15〜20%に達するからである。
【0028】コーティング装置BEの全通過区域で光導
波体LW1〜LW4の案内が保証される。光導波体は、
狭い長方形区域ET12,AT12,AT22を通過す
るさいにも、外面が摩擦接触することはない。その場
合、光導波体の位置決めが継続的に改善され、最終的に
区域AT22のところで走出時の位置決めが特に正確に
行なわれる。これらのすべての狭い管状の区域内で、光
導波体LW1〜LW4には、壁部との間隔が自己定心作
業により常時維持され、最適結果が得られる。
【0029】本発明により、光導波体LW1〜LW4
は、コーティング装置BE内を、既述のように自由走行
するように案内されるだけでなく、加えて、光導波体が
コーティング材料BMとだけ接触するようにされてい
る。更に、本発明の場合、光導波体リボン状導体LWB
内部での光導波体の最適定心、すなわち所定位置の正確
な維持が保証されるように、光導波体の縦方向運動によ
って、引きずられる流れがコーティング材料BMに生じ
るようにされている。光導波体は、かくして流動的なコ
ーティング材料内を通過することにより、材料が、通過
方向、すなわち図1及び図2で見て左から右へ光導波体
により連行される。材料のこの引きずられる流れによ
り、光導波体が自己定心作用を受けるようにされ、外部
から機械的に作用する案内部材―この種の案内部材は常
に光導波体に摩耗と摩擦を生じさせる―により一定位置
に押付けられる必要がない。
【0030】図9には、部分区域AT22の正面図が示
されている。この図には、4個の光導波体LW1〜LW
4が示されている。光導波体LW1〜LW4は、互いに
側部が接触している。言いかえると、保護被覆(前コー
ティング)CT1〜CT4が互いに側部のところで結合
されている。他方、外方には一様の幅の間隙が残されて
おり、この間隙にはコーティング材料BMが充填されて
いる。区域AT22の壁部光導波体LW1〜LW4との
間にもコーティング部材BMが充填されている。寸法づ
けを適正した場合、引ずられる流れの圧力は、どこでも
等しい値となり(矢印PFで示す)、光導波体の正しい
位置が生ぜしめられ、言いかえると光導波体の整列が強
制的に生ぜしめられる。個々の光導波体間には引きずら
れる流れは発生しない。3角の区域内での圧力は極めて
小さい。もちろん、その場合、一定の補償は行なわれる
が、それによって相互の接触が断たれることはない。光
導波体LW1〜LW4は、したがって、部分区域AT2
2ないしリボン状導体LWBの外形の幅軸線BXに関し
ても、高さ軸線HXに関しても対称的である。高さ及び
幅に関してこのように対称的であることは左右両側のコ
ーティング厚と上下のコーティング厚とを等しくせねば
ならないということではない。対称性は、たとえば左右
のコーティング材料が、底部と上部のそれより幾分厚い
場合にも、またその逆の場合にも可能である。
【0031】図10には製造ラインの構成が示されてい
る。この製造ラインは本発明の方法により作動せしめら
れる。光導波体LW1〜LW4は、貯蔵リールVS1〜
VS4から引出され、案内ローラFR1〜FR2を介し
て単一平面内に並列配置せしめられる。続いて、光導波
体LW1〜LW4が巻き掛けられる引出しローラAR1
が配置されており、この引出しローラが、出口側に予定
される引張力が得られる一定の位置を用意する。次に、
図1〜図8に示されたコーティング装置BEが配置され
ている。この場合、コーティング材料BMは、相応の容
器VB内に流動的な形態で溜められている。ローティン
グ装置BEにはUVランプが後置され、硬化可能の樹脂
をコーティング材料として用いた場合、コーティングを
確実に迅速に硬化させる。このようにして得られた光導
波体リボンLWBは、別の引出しローラAR2に巻き掛
けられ、無限軌条引出し装置RAを介して巻取りドラム
ATその他へ送られる。引出しローラAR1が制動され
ることにより、光導波体LW1〜LW4は、緊張せしめ
られコーティング装置BEを通過する。出口での各光導
波体の引張力は1Nを超えてはならないが、0.3Nを
下回ってはならない。この引張力は無限軌条引出し装置
RAにより用意される。この場合、次式が成り立つ: 引張力(RAのところでの)=出口での制動力(AR1
のところでの)+コーティング力(BEのところでの) コーティング装置BE内での静予圧は出来るだけ低くな
ければならない。なぜならば圧力が高ければ、リボンL
WB内で光導波体が分散ないし非対称化されるからであ
る。その原因は、高い外圧により生じる流れが分散的に
作用し、言いかえると、圧力増大により光導波体が一方
の側壁方向に押しやられ、他方の側壁のところには、相
応に間隙が大きくなるからである。この圧力は、要する
に次のような値に選定される。すなわち、コーティング
装置BEの各室内に十分に流動的なコーティング材料B
Mが存在し、かつ入口ETの走入側から空気が引き入れ
られることのない値にされる。有利な圧力値は、104
〜105Paである。
【0032】コーティング材料BMの粘度に関しれは次
の点が前提とされる。すなわち低粘度の材料のほうが、
引きずり流を生じさせる場合に、高粘度の材料より高い
通過速度voを必要とするという点である。大体のとこ
ろ、次の関係が成り立つ:
【0033】
【数1】
【0034】この式において、voはコーティング装置
BE通過時の光導波体の速度である。
【0035】
【数2】
【0036】コーティング材料BMの粘度が予め与えら
れている場合、リボン内で光導波体を十分に定心させる
ための引ずり流は簡単に調節でき、それによって、図1
0の無限軌条引出し装置RAの引出し速度voが相応の
制御装置SEAを介して変更される。但し、この変更
は、コーティング材料BMにより形成される被覆力で光
導波体の所望の定心が得られるまでの間だけ行なわれ
る。引出し速度voが大であれば、それだけ動圧が高く
なり、定心効果が向上する。
【0037】所定引出し速度voで作業する場合には、
コーティング材料BMの粘度を相応に調整することもで
きる。この目的のためには、たとえば貯蔵容器VBに加
熱装置HHEを備えており、装置HHEが制御装置SE
Hによって負荷されるようにする。粘度が減じることに
より、せん断応力及び動圧を引下げることができ、粘度
を高めることで、これらを相応に増大させることができ
る。
【0038】次に引ずり流に関する諸関連を図11につ
いて説明する。図11には、左から右へ通過する4個の
光導波体の第1のもの(LW1)が示されている。残り
の光導波体LW2〜LW4は奥の方向に、すなわち、図
平面と直角の平面内に位置している。制限壁が、図7及
び図8の走出路A2の場合、直線的に延びているのに対
し、図11の例では理論的な諸関連を説明するため、こ
れらの制限壁が、連続的な、漸次湾曲する線で示されて
いる。この場合、走出路AT2*は左側の、より大きい
1つの部分区域AT21*から成っている。この区域A
T21*は、図7と図8の(くさび形)区域AT21に
対応している。続いて、ほぼ指数的に延びる制限壁曲線
が、次第に平らになりつつ右側の部分へ移行している。
この部分AT22*は、図7と図8の管状部分区域AT
22に対応している。コーティング材料BMは(スター
ト過程を終えた後は)、通過する光導波体LW1の近く
では、それぞれ光導波体とほぼ等しい速度であり、要す
るに引出し速度voを有している。これに対して、走出
路AT2*の内壁区域では、コーティング材料の速度は
ゼロである。その場合、入口区域、つまり走出路AT2
*の左側の開口のところでは、速度がほぼ放物線状に下
降し、符号CU1で示した曲線推移を示す。その場合の
放物線の軸はy方向に位置している。更に推移すると、
すなわち走出路AT2*が狭くなるにつれて、曲線CU
1の勾配は急になり、ほぼ直線に近づく。この直線は符
号CU2で示されている(位置a)。外方での速度、つ
まりコーティング装置の部分BE1,BE2の内壁区域
での速度は、依然としてゼロである。更に狭くなるにつ
れて、曲線CU3で示されているように速度の分配が生
じる。この曲線CU3は、x方向と平行な軸を有する放
物線とほぼ合致する。光導波体LW1、と直接接する区
域での速度voは、以前として変らない。しかし、その
上方には速度voを超える速度区域が存在し、走出路A
T2*の内壁区域での速度は、依然としてゼロである。
進行方向のどこかしらに生じる速度vmは、速度voよ
り大であり、引きずられた流れの発生を示している、こ
の引きずられた流れは、走出路2*内で光導波体を定心
させる働きを有している。整列作用を有する引きずり流
は、コーティング材料BM内で、光導波体LW1〜LW
4の引出し速度、つまり通過速度voより速い速度域を
有する速度であることが特徴である。この流れの発生
は、漸次細くなる走出路AT2*内を速度voの光導波
体が右方向へ通過することによりコーティング材料BM
が連行されることに起因する。
【0039】以下で理論的な考察及び推論により、この
事情を明かにする。その場合、前提とされるのは次の点
である:流量は走出路AT2*のどの個所でも等しい値
である。更に、x軸上の任意の個所で始めの引ずり流
が、オーバラップする圧力流れによって妨害されること
はない。この圧力流は、引きずり流が変成されて生じる
ものであり、また、粘度は圧力にも、せん断応力にも左
右されない。
【0040】流れ方向に走出路AT2*の間隙の幅が減
少するにつれて、引きずり流量が圧力流量に変換される
度合が高くなる。連続性(コヒーレンスの基準:符号
(a)の個所前方での“剥離”、又は符号(a)の個所
の後方での圧縮による偏差)を維持し続けねばならない
ので、符号(a)の個所の前方に、流れとは逆方向にこ
の個所(a)から遠くなるにつれて負圧が増大する区域
が形成される。この負圧は、過圧によって補償できる。
その限りにおいて、すなわち、図1のコーティング材料
BMの入口OMの区域で既に外圧を加えることが好まし
い。この場合、次の式が成り立つ:
【0041】
【数3】
【0042】
【数4】
【0043】
【数5】
【0044】
【数6】
【0045】この圧力が増すにつれて、y(x)の値は
小さくなる。この場合、間隙の厚さの直線形の減少は圧
力の急上昇を結果する。
【0046】この圧力の絶対値は、間隙厚の減少又は増
大に敏感に反応し、ファイバを中間位置(対称位置)へ
強制する。
【0047】図11に示した理想曲線は多大の出費なく
しては達成できないので、実際には、理想曲線に出来る
だけ近似する連続的な部分区域が用いられる。
【0048】最も簡単な場合は、前記多項式ないし理想
曲線AT2*に対する近似値として、破線で示したくさ
び形の区域AT21を用いるのがよい。この区域AT2
1の開角φa2hは2°〜10°であり、有利には8°
に選定される。圧力分配は、その場合、区域全体にわた
り一定ではなく、圧力は、区域AT21が理想曲線より
狭い横断面であるため、左から右へ進むにつれて幾分上
昇する。
【0049】平面EBのところからは(この部分では理
想曲線AT2*は極めてゆるやかであるので)、一定不
変の横断面を有する管状区域AT22が近似値として続
く。この区域では、横断面が不変のため、圧力は再び降
下する。
【0050】定心作用を明確に改善するために、この過
程は、互いに整列せしめられているが互いに分離されて
いる2つのくさび形区域内で2回行なわれる。第1のく
さび形区域AT11は図5と図6に示され、第2のくさ
び形区域AT21は図7と図8に示されている。これら
の区域とファイバの固有剛性とにより、十二分の定心が
可能になり、同時に入口ETを介して空気が引きずり込
まれることがあっても、確実に排除される。
【0051】走入路ET1は、光導波体を簡単に前配列
するのに役立っている。第1の走出路AT1内では、引
きずり流を介して、光導波体の最初の配列(対称的な位
置決め)が行なわれる。第2の走出路AT2内では更に
引きずり流により配列状態が更に改善される。対称的な
位置決めが完全に行なわれれば、加圧面は対称的に等し
い。整列状態が乱れるような場合、加圧面は、間隙が狭
くなったところでは大きくなり、間隙が広くなったとこ
ろでは小さくなるので、自動的に修正が行なわれる。く
さび形の区域(たとえばAT21)が長く選定されれ
ば、それだけ後続の管状区域(たとえばAT22)は短
くでき、またその逆も可能である。この様子は図2の区
域AT11とAT12から知ることができよう。
【0052】各光導波体間の3角状区域のため、4個の
光導波体LW1〜LW4から成る構成体の周囲での等速
の線は、言うまでもなく直線的には推移せず、3角形区
域では幾分落ち込むことになる。このことは、一定の圧
力補償を意味するが、この圧力補償は、しかし、くさび
形状によりx方向(光導波体の縦方向)で等圧点の一定
の縦方向(x方向)移動を生じさせるにすぎない。した
がって、特定引きずり速度に達するのは、3角状区域で
は、非3角状区域でより幾分後になって(x値がより大
きくなって)からである。このことは、出口に至るまで
の管状区域AT22にも当てはまるので、整列作用を有
する外圧は終りまで維持される。
【0053】これまでの各図について示した方法の場
合、走出路は、高さが、つまりリボン状導体の幅の軸線
に対して直角方向に、リボン状導体の幅の軸線内でなす
角度と等しい角度で先細にされている。しかし、光導波
体数が増せば(たとえば、現在、すでに16個の光導波
体が並列されたリボン状導体が公知である)、引きずり
流による定心力は、それだけ小さくなる。光導波体は、
この定心力をリボン状導体の幅軸線方向に受けるからで
ある。
【0054】本発明の別の構成が課題とする点は、引き
ずり流の力を改善することである。この課題は、冒頭に
述べた方法の場合に、本発明により次のようにすること
で解決された。すなわち、引きずり流を生じさせるのに
役立つ走出路が、リボン状導体の幅軸線と直角方向に
は、同幅軸線内におけるより著しく先細になるようにす
るのである。
【0055】このように対称的な先細構成により、リボ
ン状導体の幅軸線区域では、先細の度合が減じて角度値
が小さくなるため、引きずり流により生じる力を増大さ
せることができる。この力は、リボン状導体内での光導
波体の定心が改善されることに現われている。走出路の
テーパ角は、幅軸線に対し直角方向には、幅軸線内での
走出路の角度、それもリボン状導体及びその縦軸線に対
して直角の各1つの平面に対する角度の2〜4倍に選定
するのが有利である。
【0056】一般的には、リボン状導体の幅軸線に対し
直角方向の角度値は、リボン状導体内の光導波体数が多
ければ、それだけ大きく選定するのが有利である。また
一般的に言って、リボン状導体当り4個の光導波体の場
合は、幅軸線内での走出路テーパ角は、幅軸線と直角方
向でのテーパ角と等しく選定しておけば十分である。図
5、図6、また図7、図8には、これらの角度が符号φ
a1h,φa2h(=幅軸線と直角方向)と、符号φa
1b,φa2b(幅軸線内)とで示されている。
【0057】リボン状導体当り8個の光導波体が含まれ
る場合には、これらの角度は異なる値に選定するのが好
ましい。その場合には、幅軸線に対し直角方向の角度
は、6°〜10°とし、幅軸線内の角度は3°〜4°に
選定するのが好ましい。
【0058】リボン状導体当り16個の光導波体が含ま
れる場合には、幅軸線と直角方向の角度は8°〜12
°、有利には10°であり、幅軸線内の角度は3°〜5
°、有利には4°である。
【0059】単数又は複数の走出路と並んで、先細の走
入路を設ける場合(図3と図4)、光導波体の数が多い
ときには、走入路も対称的に次のように構成する。すな
わち、引きずり流を生じさせるのに役立つ走入路が、リ
ボン状導体の幅軸線に対し直角方向に、幅軸線内におけ
るより著しく先細になるようにするのである。角度の数
値については、走出路との関連で先述した値と、ほぼ等
しい値とするのが有利である。
【0060】本発明は更に、本発明の方法を実施する装
置に関するものである。この装置の特徴とする点は、リ
ボン状導体の幅軸線に対し直角方向の走出路のテーパ角
が、幅軸線内での壁部のテーパ角より大きく選定されて
いる点である。
【0061】図12には、その実施例が斜視図で示され
ている。図示の走出路は、たとえば図2の走出路AT1
に相当し、光導波体LW1〜LW16はz方向に通過す
る。図示の態様は、図2の第2走出路AT2にも同じよ
うに当てはまる。図12の例では符号は第1走出路のも
のを用いることにする。くさび形に先細になる走出路A
T1の開角は、幅軸線方向xには符号φa1bで示され
ている。他方、幅軸線と直角方向、つまりy方向の開角
は符号φa1hで示されている。図12から分かるよう
に、双方の角度φa1bとφa1hとは、対称的な走出
路AT1が形成されるように、異なる値に選定されてい
る。角度値は、リボン状導体LWBの幅軸線と直角方
向、つまり走出路AT1のy方向に幅軸線内、つまりx
方向におけるより著しく先細にされている(すなわち急
勾配にされている)。角度φa1h(y方向)は、した
がって、角度φa1b(x方向)より大きく選定されて
いる。このようにすることにより、x方向での引きずり
圧力、すなわち引きずり流により生じる力Pxは、幅軸
線に対し直角方向に作用する力Pyより大となる。これ
によってまた、光導波体数が比較的多い場合にも(図示
の例では16個)、リボン状導体LWB内で光導波体の
十分な定心と一様な配列が達成される。
【0062】角度φa1h,φa1bを対称的にするこ
とにより改善される定心効果は、走出路AT1の出口区
域の間隙幅をも異なる値に選定することで、更に付加的
に改善される。光導波体LW1〜LW16の外径Dの両
側に残るx方向での、つまりリボン状導体LWB縦軸線
方向での間隙幅は、符号dxで示され、幅軸線に直角方
向で両側に残る間隙幅は符号dyで示されている。この
場合、間隙幅dxは間隙幅dyより大きく選定されてい
る。リボン状導体LWBのコーティング材料の層厚を決
定する間隙幅dx,dyの値は、光導波体外径Dの10
〜45%である。特に有利には、約20%である。
【0063】この外径が180μm、外径の変動dDが
±3μmとした場合、走出路AT1の出口は、いずれに
せよ、最大可能の外径時に光導波体コーティングが走出
路AT1の出口に接触しないぎりぎりの寸法に選定され
る。走出路がy方向に、180μmの光導波体直径より
10%だけ大きく選定したと仮定すれば(すなわち出口
が180+18=198μm)、最大のdD公差の場
合、すなわち外径が180+3=183μmの場合で
も、コーティングされた光導波体LW1〜LW16がy
方向で、走出路AT1の出口に接触することは確実に避
けられる。
【0064】しかし、x方向、すなわちリボン状導体L
WBの幅軸線内での事情は、また別である。この場合
は、16個の光導波体が、最も不都合な場合には、公差
が16・3=48μmとなるので、接触を防止するに
は、出口を相応に大きく寸法づけせねばならない。出口
を一定%だけ大きく選定することを前提とすれば(たと
えば同じようにx方向にも10%)、横方向に拡張され
る可能な最大値は16(180+3)=2928μmと
なる。この値に値Dの10%を加えることにより出口が
得られる。すなわち2928+18=2946μmとな
る。したがって、理想直径Dに比して、間隙幅dxは、
その時々で間隙幅dyより大きくなる。
【0065】くさび形の、したがって不変の開角φa1
b,φa1hを有する走出路の代りに、図11に示され
た漸次湾曲する壁部を有する走出路を用いた場合には、
光導波体軸線と直角のそれぞれ1つの切断面に対して
は、基本的な考察が準用される。つまり、z方向で見て
湾曲ないし接線は、x−y平面内では幅軸線に対し直角
方向には(言いかえると図では上下に、つまり上下の壁
部)、幅軸線内(すなわち図では左右、つまり側壁)の
接線より大きい角度を有している。
【0066】光導波体は、これまでの図面によれば、外
部からコーティング装置に供給され、コーティング装置
自体内で初めてコーティング材料と接触する。特に、通
過速度が極めて高い場合及び又はリボン状導体内の光導
波体数が多い場合には、ある程度の量の気泡が外部から
コーティング装置内へ引きずり込まれる。これらの気泡
の一部は、出口のところでもなお、コーティング材料内
に含まれており、したがってリボン状導体内にも残って
いる。このことは、製品が不均質となるので望ましくな
い。更に、時とともにコーティング装置内の空気量が増
大する危険もある。
【0067】したがって、本発明の別の構成の課題は、
この障害を簡単な形式により対処することにある。この
課題は、本発明によれば、冒頭に述べた方法の場合に、
光導波体の通過方向とは逆方向にコーティング材料を供
給し、光導波体に接触させて外方へ排出するようにする
ことにより解決された。
【0068】コーティング材料の少なくとも一部を事実
上逆流させて光導波体に接触させることにより、光導波
体の通過方向に気泡が奥まで侵入することが極めて難し
くなる。したがって、リボン状導体のコーティング内に
気泡が内包されることは、本発明により大方防止するこ
とができる。
【0069】本発明による有利な構成によれば、光導波
体を前もって真空室に通し、この真空室内で光導波体を
負圧を加えておく。この負圧により、ごく僅かの気泡部
分がコーティング材料の存在する区域まで前進せしめら
れる。
【0070】本発明は、更に、リボン状光導波体の製造
装置に関するものである。この製造装置の特徴は、コー
ティング装置本体の前方に溢れ段が設けられており、こ
の溢れ段が、少なくとも1つの連通路を介してコーティ
ング装置のコーティング材料を内包する区域と連通せし
められている。
【0071】図13には図10同様の製造ラインでコー
ティング装置の詳細が示されている。等しい部品又は対
応する部品に対しては、図10に用いた符号が用いられ
ている。1列の並置貯蔵リールVS1n(図13では図
平面と直角方向に並列されている)が複数の並列光導波
体LW1nを供給している。光導波体は、先ず真空段階
VCに走入する。この段階の詳細は図14に示されてい
る。続いて溢れ段階又は戻し段階USが設けられてい
る。この段階の詳細も図14に示されている。次にコー
ティング装置BEが配置されている。この構造の詳細は
図14、図1、図2から知ることができる。各ユニット
VC、US、BEは、それぞれ2つの半部VC1,VC
2;US1,US2;BE1,BE2から成っている。
これら半部は分離線(光導波体の通過平面と合致する)
のところで結合されている。各半部の構造は、それぞれ
鏡像的に等しくされている。ユニットVC、US、BE
は、機械式に単一のブロックに結合され、たとえばねじ
により互いに結合されている。共通のコーティングを施
された光導波体LW1nは、終りにコーティング装置B
Eを光導波体リボン状導体LWBとして走出され、引出
し無限軌条ARZ1と所属のローラURとを介して巻取
りドラムATに送られる。
【0072】コーティング材料BMは、貯蔵容器VB1
内に入れられている。この容器は、弁VE1を有する配
管を介して貯蔵容器VB2と接続されている。貯蔵容器
VB2は、有利には加熱装置と接続され、コーティング
過程に正確に適合する温度に保たれる。付加的に、圧力
装置OTEを介して一定の比較的低い過圧PT1が生ぜ
しめられ、この過圧によりコーティング材料BMがコー
ティング装置BE内へ送入される。過圧測定用にマノメ
ータMN1が備えられている。容器VB2の出口には別
の弁VE2が配置されている。コーティング材料BM
は、先ずコーティング装置BE内に達する。装置BE
は、図1及び図2のコーティング装置BEと合致する。
光導波体の定心とコーティング材料による光導波体のす
べての側のコーティングが行なわれる。加えて、コーテ
ィング材料BMの一部が光導波体の通過方向とは逆方向
に光導波体に沿って流され、溢れ段又は戻し段USに達
する。この段の詳細は図14に示されている。コーティ
ング材料BMの一部は、この溢れ段USから取出され、
弁VE3を介して貯蔵容器VB3へ送られる。この場
合、事情によっては、逆流コーティング材料BM12内
に気泡が含まれているので、容器VB3には負圧PT2
が加えられる。負荷を生じさせるためには吸出装置UT
Eが役立つ。マノメータMN2を介して、その時々に容
器VB3内に存在する負圧が継続的に測定される。その
さい、その値は0.1〜0.5バールであるのが有利で
ある。弁VE4と供給ポンプPP3とを介して、余剰コ
ーティング材料BM12は容器VB3から取出され、主
貯蔵容器VB1へ戻される。
【0073】気泡がコーティング装置内へ引き入れられ
ることを始めから出来るだけ防止するために、溢れ段な
いし戻し段US前方にもう1つの負圧段VCが配置され
ている。この負圧段VCは、図14に詳細に示されてい
る。この負圧段VCには吸出装置VEを介して負圧が与
えられるが、その値はマノメータMN3を介して測定す
ることができる。負圧は約0.2〜0.5バール、有利
には0.3バールである。
【0074】図14には、図13のコーティング装置の
下半部BE1が、右側部分に示されている。この構造は
図1と図2のそれに合致している。コーティング材料B
Mの供給は、奥に位置する供給路を介して行なう。この
供給路は、連通路OK1,OK2を介して内側流路IK
とも、ほぼ平行に延びる外側流路AK1,AK2とも接
続されている。これらの流路は、更に、走出区域で横流
路AK12を介して互いに接続されている。したがっ
て、凹所として構成された流路AK1,AK12,AK
2,IKの全区域、走入路ET、走出区域AT1,AT
2にはコーティング材料が充填される。外側流路AK1
とコーティング装置本体前方に位置する前段、つまり溢
れ段USとの間には接続流路VKが設けられている。こ
の接続流路を介してコーティング材料の一部分が(矢印
BM2により示されているように)、前段、つまり戻し
段USの室UK内に流入する。コーティング材料の別の
一部BM1は走入路ETと走出路AUとを介して、通過
する光導波体LW1〜LWnに沿って同じく室UK内に
達する。“逆流原理”に従って光導波体の通過方向とは
逆に右から左へ流れるコーティング材料部分BM1によ
って、光導波体LW1〜LWnにより連行される気泡の
一種の“排除作用”が生じる。これら気泡は、したがっ
て、コーティング装置BE内へは達することはない。前
段、つまり溢れ段及び戻し段USの室UKには溢れ流路
ALが続いている。この溢れ流路ALを介してコーティ
ング材料BM12の全余剰量が流出でき、図13の貯蔵
容器VB3に達する。コーティング装置BEを通過し、
溢れ段又は戻し段USに達し、最終的に貯蔵容器VB3
まで達するコーティング材料の前進運動は、貯蔵容器V
B2内の過圧PT1により生ぜしめられる。前段、つま
り溢れ段又は戻し段USは、適当な形式でコーティング
装置BE本体に、たとえば相応の結合ねじによりフラン
ジ結合されている。その場合、前段US1の端側区域は
シールDIにより密封され、コーティング材料の流出が
防止されている。
【0075】気泡が引きずり込まれないための別の改良
は、真空段VCにより達せられる。この真空段VCは溢
れ段USの前方に設けられている。2部分構成の真空段
VCは、図14には平面図で示されている。真空段に
は、光導波体LW1〜LWnの通過方向と直角に複数の
チャンバVK1〜VK3が設けられ、これらのチャンバ
が、それぞれ連通路VDにより互いに接続されている。
この連通路VDは、走入ホッパ状部ETVに接続され、
このホッパ状部には光導波体LW1〜LWnが供給され
る。ホッパ状部ETVと連通路VDとは、付加的に光導
波体の一定の準備整列に役立っている。しかし、その主
要機能は、負圧によって前段US及びとりわけコーティ
ング装置BE内への空気の侵入を防止することにある。
この目的のため、チャンバの少なくとも1つ、たとえば
チャンバVK1が連通管VLを介して吸出装置VE(図
1)に接続されている。この場合の負圧は、0.1〜
0.5バール、有利には0.3バールである。チャンバ
VK1〜VK3は連通路VDを介して接続されているの
で、負圧は各チャンバに達し、光導波体LW1〜LWn
の区域には次第に空気が少なくされる。連通路VDの最
も狭い個所の幅は、隙間なしに並列されるLW1〜LW
nの外のりより約5%だけ大きくしておくのが好まし
い。連通路VDの個々の部分も、同じくホッパ状にして
おき、出来るだけ円滑に通過できるようにするのが好ま
しい。真空段VCと前段USとの間にはシールDIが配
置され、圧力密の接続が保証されている。
【0076】チャンバUK内のコーティング材料BM
1,BM2の一部を走入ホッパ状部EUを介して真空段
VCまで送る場合には、最終チャンバVK3にコーティ
ング材料が集められる。複数チャンバVK1〜VK3を
配置することにより、負圧は、光導波体走入間隙を絞る
ことを通じて低減され、コーティング材料が辛うじてチ
ャンバに流入しうる程度にすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるコーティング装置の断面図。
【図2】図1のコーティング装置の開放平面図。
【図3】図1及び図2の装置の走入路部分の構成を示し
た側断面図。
【図4】図3の走入路部分の平面図。
【図5】図1及び図2の装置の第1走出路部分の構成を
示した側断面図。
【図6】図5の走出路部分の平面図。
【図7】図1及び図2の装置の第2走出路部分の構成を
示した側断面図。
【図8】図7の部分の平面図。
【図9】リボン状導体の拡大断面図。
【図10】本発明の方法を実施する装置を備えた製造ラ
インの略示図。
【図11】引きずり流の発生を説明する図。
【図12】非対称的に構成された走出路の斜視図。
【図13】逆流原理に従って作動せしめられるコーティ
ング装置の詳細図。
【図14】図13の装置の部分拡大図。
【符号の説明】
BE コーティング装置 ET 走入路 LW1〜LWn 光導波体 LWB リボン状導体 AT1 第1走出路 AT2 第2走出路 AT11,AT12 走出路部分区域 ET1,ET2 走入路部分区域 IK 内側チャンバ AK1,AK2 外側チャンバ BM コーティング材料 Bx 幅軸線 CT1〜CT4 前コーティング層 Ax 高さ軸線 AT2* 理想曲線 VB1〜VB3 貯蔵容器 PT1,PT2 負圧 VE1〜VE4 弁
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ペーター ドッツァー ドイツ連邦共和国 ミュンヘン 70 コン ラート−ツェルティス−シュトラーセ 6 アー (72)発明者 ジークフリート ウンターベルガー ドイツ連邦共和国 コーブルク アム エ ールベルク 23

Claims (36)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 リボン状光導波体(LWB)の製造方法
    であって、前コーティングされた複数光導波体(LW1
    〜LW4)が、これらを取囲むコーティング装置(B
    E)内を並列的に通過するように案内され、このコーテ
    ィング装置には、光導波体(LW1〜LW4)を封入す
    るのに役立つコーティング材料(BM)が供給される形
    式のものにおいて、 光導波体(LW1〜LW4)が、コーティング装置(B
    E)の前方及び内部で自由に走行するように案内される
    ことにより、事実上、供給コーティング材料とのみ接触
    し、かつまた光導波体(LW1〜LW4)の縦運動によ
    り流動コーティング材料(BM)の、引きずられる流れ
    が生ぜしめられ、この流れによってコーティング(B
    M)内部での光導波体(LW1〜LW4)の自己整列が
    生ぜしめられることを特徴とする、リボン状光導波体を
    製造する方法。
  2. 【請求項2】 光導波体(LW1〜LW4)が、コーテ
    ィング材料(BM)の供給前に前処理に役立つ走入路
    (ET)を通って案内されることを特徴とする、請求項
    1記載の方法。
  3. 【請求項3】 光導波体(LW1〜LW4)が、先ず走
    入路(ET)のくさび形部分区域(ET1)を通過する
    ことを特徴とする、請求項2記載の方法。
  4. 【請求項4】 光導波体(LW1〜LW4)が、くさび
    形部分区域(ET1)の次に走入路(ET)の管状の部
    分区域(ET2)を案内されることを特徴とする、請求
    項3記載の方法。
  5. 【請求項5】 光導波体(LW1〜LW4)が、走入路
    (ET)内で、十分な壁からの間隔をもって案内される
    ことを特徴とする、請求項2から4までのいずれか1項
    に記載の方法。
  6. 【請求項6】 走入路(ET)の幅(be)が、最も狭
    い個所(ET2)でn(d1)の値より0.5〜0.2
    mmだけ大きく選定され、この場合、nは光導波体の
    数、d1はその外径であることを特徴とする、請求項5
    記載の方法。
  7. 【請求項7】 走入路(ET)の高さ(he)が、その
    最も低い個所で光導波体(LW1〜LW4)の外径d1
    より0.5〜0.2mmだけ高く選定されていることを
    特徴とする、請求項5又は6記載の方法。
  8. 【請求項8】 くさび形の部分区域(ET1)の長さが
    5mmであることを特徴とする、請求項3から7までの
    いずれか1項に記載の方法。
  9. 【請求項9】 管状の部分区域(ET2)の長さが0.
    5〜0.6mmであることを特徴とする、請求項4から
    8のいずれか1項に記載の方法。
  10. 【請求項10】 コーティング材料(BM)が軽度の予
    圧なしに供給されることを特徴とする、請求項1から9
    までのいずれか1項に記載の方法。
  11. 【請求項11】 コーティング材料(BM)を供給する
    ための予圧は、コーティング装置(BE)の出口域で、
    引ずり流が、予圧によって生じる圧力流より優勢となる
    ように選定されていることを特徴とする、請求項10記
    載の方法。
  12. 【請求項12】 コーティング材料(BM)の僅かな部
    分が、光導波体(LW1〜LW4)の通過方向とは逆方
    向に走入路(ET)に供給されることを特徴とする、請
    求項2から11までのいずれか1項に記載の方法。
  13. 【請求項13】 光導波体が内室(IK)を貫通案内さ
    れ、この内室にコーティング材料(BM)が供給され、
    この内室(IK)内で光導波体がコーティング材料に接
    触することを特徴とする、請求項1から12までのいず
    れか1項に記載の方法。
  14. 【請求項14】 コーティング材料(BM)が先ず2つ
    の外室(AK1,AK2)に供給され、これらの外室か
    ら内室(IK)へコーティング材料(BM)が供給され
    ることを特徴とする、請求項13記載の方法。
  15. 【請求項15】 光導波体(LW1〜LW4)がコーテ
    ィング材料(BM)内を通過したのち、少なくとも1つ
    の、通過方向に先細になる送出路(AT1/AT2)へ
    導入されることを特徴とする、請求項1から14までの
    いずれか1項に記載の方法。
  16. 【請求項16】 光導波体(LW1〜LW4)が、走出
    路(AT1)のところで先ずほぼくさび形の部分区域
    (AT11/AT21)を通過案内されることを特徴と
    する、請求項15記載の方法。
  17. 【請求項17】 光導波体が、ほぼくさび形の部分区域
    (AT11/AT21)を通過した後、管状の部分区域
    (AT12/AT22)を通過案内されることを特徴と
    する、請求項16記載の方法。
  18. 【請求項18】 走出路(AT1/AT2)の角度(φ
    a1h/φa2h)は、その高さが、言いかえるとリボ
    ン状導体(LWB)の幅軸線と直角方向に5°〜20
    °、有利には8°に選定されていることを特徴とする、
    請求項15から17までのいずれか1項に記載の方法。
  19. 【請求項19】 幅の先細になる区域の角度(φa1b
    /φa2b)が5°〜20°、有利には8°に選定され
    ていることを特徴とする、請求項15又は18に記載の
    方法。
  20. 【請求項20】 走出路(AT1/AT2)の最小横断
    面がn(d1)の値より幅広に選定されており、この場
    合、nは光導波体(LW1〜LW4)の数、d1はその
    外径を表わすことを特徴とする、請求項15から19ま
    でのいずれか1項に記載の方法。
  21. 【請求項21】 走出路(AT1/AT2)の最小幅
    (ba1/ba2)が、n(d1)の値より0.05〜
    0.2mmだけ広く選定されていることを特徴とする、
    請求項20記載の方法。
  22. 【請求項22】 走出路(AT1/AT2)の高さが、
    送出路の最小横断面のところで光導波体(LW1〜LW
    4)の外径より大きく選定されていることを特徴とす
    る、請求項15から21までのいずれか1項に記載の方
    法。
  23. 【請求項23】 高さ(ha1/ha2)が光導波体
    (LW1〜LW4)の外径より0.05〜0.2mmだ
    け大きく選ばれていることを特徴とする、請求項22記
    載の方法。
  24. 【請求項24】 光導波体(LW1〜LW4)が、順次
    に2つの走出路(AT1/AT2)を通過案内され、か
    つまたこれら走出路(AT1/AT2)のそれぞれの内
    部で引ずり流が生ぜしめられ、これら引ずり流が光導波
    体(LW1〜LW2)を調整することを特徴とする、請
    求項15から23までのいずれか1項記載の方法。
  25. 【請求項25】 双方の走出路(AT1/AT2)の間
    で光導波体(LW1〜LW4)が、改めて、供給コーテ
    ィング材料(BM)内を通過案内されることを特徴とす
    る、請求項24記載の方法。
  26. 【請求項26】 引きずられる流れ生ぜしめるのに役立
    つ走出路が、リボン状導体の幅軸線(y)に対し直角方
    向にリボン状導体の幅軸線内よりも著しく先細にされて
    いることを特徴とする、請求項1から25までのいずれ
    か1項に記載の方法。
  27. 【請求項27】 コーティング材料(BM)が光導波体
    (LW1n)の通過方向とは逆方向に光導波体と接触案
    内され、外方へ導出されることを特徴とする、請求項1
    から26までのいずれか1項に記載の方法。
  28. 【請求項28】 貯蔵容器(VB3)に負圧が加えられ
    ることを特徴とする、請求項27記載の方法。
  29. 【請求項29】 コーティング材料(BM)が、過圧
    (PT1)が加えられる貯蔵容器(VB1)から取出さ
    れることを特徴とする、請求項27又は28記載の方
    法。
  30. 【請求項30】 光導波体(LW1n)のコーティング
    前に、光導波体が負圧段(VC)を通過して、負圧を加
    えられることを特徴とする、請求項27から29までの
    いずれか1項に記載の方法。
  31. 【請求項31】 複数の光導波体(LW1〜LW4)
    が、これらを取囲むコーティング装置(BE)内に並列
    的に通過口内を案内され、光導波体(LW1〜LW4)
    を取囲むのに役立つコーティング材料(BM)がコーテ
    ィング装置に供給される、リボン状光導波体を製造する
    装置において、光導波体(LW1〜LW4)の通過口
    が、事実上コーティング材料(BM)とだけ光導波体が
    接触するようにコーティング装置(BE)内を自由に走
    行案内されるように寸法づけられており、更に、コーテ
    ィング装置(BE)が通過方向に先細になる少なくとも
    1つの走出路(AT1/AT2)を有しており、この走
    出路が、光導波体(LW1〜LW4)の縦運動によりコ
    ーティング材料の引きずり流れが発生せしめられるよう
    に構成されていることを特徴とする、リボン状光導波体
    を製造する装置。
  32. 【請求項32】 走出路のテーパがリボン状導体の幅軸
    線に対し直角方向には、リボン状導体幅軸線内の、走出
    路壁部のテーパより大きく選定されていることを特徴と
    する、本発明の方法を実施する装置。
  33. 【請求項33】 走出路の角度が、幅軸線に対し直角方
    向には、リボン状導体幅軸線内の走出路の角度の2〜4
    倍の値に選定されていることを特徴とする、請求項32
    記載の装置。
  34. 【請求項34】 走入路を用いる場合、走入路が、リボ
    ン状導体の幅軸線に対し直角方向には、リボン状導体の
    幅軸線内におけるよりも著しく先細にされていることを
    特徴とする、請求項32又は33記載の装置。
  35. 【請求項35】 請求項1から30までのいずれか1項
    記載の方法を実施する、リボン状光導波体を製造する装
    置において、コーティング装置本体(BE)の前方に、
    溢れ段(US)が設けられており、この溢れ段(US)
    が、少なくとも1つの連通路(VK)を介してコーティ
    ング材料(BM)を内包するコーティング装置(BE)
    区域と連通せしめられていることを特徴とする装置。
  36. 【請求項36】 コーティング装置(BE)の前方に、
    場合によっては溢れ段(US)の前にも、負圧段(V
    C)が設けられており、この段内で光導波体(LW1
    n)に負圧が加えられることを特徴とする、請求項31
    から35までのいずれか1項に記載の装置。
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