JPH06174776A - 送電線路の事故発生区間の標定装置 - Google Patents

送電線路の事故発生区間の標定装置

Info

Publication number
JPH06174776A
JPH06174776A JP33077892A JP33077892A JPH06174776A JP H06174776 A JPH06174776 A JP H06174776A JP 33077892 A JP33077892 A JP 33077892A JP 33077892 A JP33077892 A JP 33077892A JP H06174776 A JPH06174776 A JP H06174776A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
data
transmission line
detected
master station
waveform
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP33077892A
Other languages
English (en)
Inventor
Junji Fukuda
淳治 福田
Yasuo Kojima
泰雄 小島
Masanori Isozaki
正則 磯崎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujikura Ltd
Tokyo Electric Power Company Holdings Inc
Original Assignee
Fujikura Ltd
Tokyo Electric Power Co Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujikura Ltd, Tokyo Electric Power Co Inc filed Critical Fujikura Ltd
Priority to JP33077892A priority Critical patent/JPH06174776A/ja
Publication of JPH06174776A publication Critical patent/JPH06174776A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Locating Faults (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 事故様相の分析が可能であり、多量のデータ
伝送を行う必要もなく、送電線路の条件変化に対応でき
る送電線路の事故発生区間の標定装置を提供することを
目的とする。 【構成】 各鉄塔毎に、検出手段1,2により線下の空
間磁界あるいは架空地線電流を検出し、演算処理手段4
により、単位時間内における磁界の強さについて最新値
が移動平均値に標準偏差の設定倍数をもたせた範囲内に
あるか判断し、記憶手段5により検出結果および演算結
果を記憶して、事故発生時に伝送手段7により記憶手段
5内のデータを中央監視手段へ伝送し、中央監視手段に
おいて、各鉄塔より受信したデータに基づき事故区間標
定および事故様相分析を行う。また、各鉄塔の演算処理
手段4は、送電線路などの条件変化に対応して異常検知
のためのしきい値の設定を学習する機能を有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は送電線路の事故発生区
間の標定装置に係わり、特に、設置が簡易であり、事故
様相を確実にとらえることが可能である技術に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の装置で多用されているも
のに (1) 雷撃電流を利用して火薬を発火させ、表示装置
を作動させる方式 (2) 架空地線へ流れる電流をCT(変流器)で検出
し電流の大きさ、位相の変化様相をとらえる方式 のものがある。(1)の方式による装置は、鉄塔脚に流
れる電流により火薬を発火させるものであり、鉄塔脚に
簡易に設置できるという利点がある。また、(2)の方
式には、2形態あり、その1つは各鉄塔毎に検出される
地線電流をそのまま遠隔地にある保守担当事業所へ伝送
するタイプで、伝送されたデータから、事業所の中央装
置が異常ないし正常の判定を行いつつ、情報分析、ディ
スプレイ表示等の処理を行う。他の1つは、各鉄塔毎に
地線電流が検出されると現地の検出装置により演算等が
行われ、異常ないしは正常の判定を行うタイプであり、
各鉄塔の情報は直ちに遠隔地にある保守担当事業所の中
央監視装置に伝送され、中央監視装置において情報分
析、ディスプレイ表示等の処理が行われる。従って、こ
の(2)の方式は、地線の電流検出により事故様相の分
析が可能であるという利点がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上述した従来の事故区間標定装置において
は、以下のような問題があった。まず、(1)の方式に
おいては、火薬のメンテナンスが難であると共に、一回
のみの動作で再使用することができないという問題があ
った。また、事故のレベルや様相の判断が不可能である
うえに、雷撃による事故のみしか検出することができな
いものである。そしてまた、鉄塔4脚の接地抵抗のばら
つきのために検出レベル設定に難がある。一方、(2)
の方式においては、リアルタイムで検出波形を中央監視
装置へ伝送しなければならないので多量のデータ伝送が
必要であるばかりでなく、例えば、送電線の形態が変わ
る、負荷電流が変わるなど、回路網状態が変わることに
よって事故判定レベル設定をその都度変更しなければな
らないという問題があった。
【0004】この発明は、このような背景の下になされ
たもので、事故様相の分析が可能であり、多量のデータ
伝送を行う必要もなく、送電線路の条件変化に自動的に
対応できる送電線路の事故発生区間の標定装置を提供す
ることを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明は、親局と各鉄
塔毎に配置された複数の子局とからなり、前記親局は送
電線路の事故を検出した場合に前記子局にデータ出力要
求を送り、前記子局から受信される情報に基づいて事故
発生区間を標定すると共に事故の様相を分析するもので
あり、前記子局は、送電線路によって形成される線下の
空間磁界あるいは架空地線電流を検出するセンサと、メ
モリと、このセンサが出力する過去所定期間内の検出波
形、該検出波形の各波形値の移動平均値mおよび標準偏
差σを演算すると共に、該検出波形における最後の波形
値がその時点において設定された数nによって決定され
る範囲m+nσを越えた場合にその時点を含む前後一定
期間内の検出波形を前記メモリに記憶させ、前記親局か
らのデータ出力要求がない場合には前記数nを更新し、
前記親局からのデータ転送要求がある場合には前記メモ
リに記憶された検出波形を前記親局へ送る制御手段とを
具備することを特徴としている。
【0006】
【作用】上記構成によれば、各鉄塔について線下の空間
磁界あるいは架空地線電流を検出することによって、事
故の様相分析用波形が検出される。そして、各鉄塔毎に
検出されたこの波形データは一時的に記憶され、事故発
生時にのみ異常検知に係わる情報が中央監視装置等へ伝
送される。また、鉄塔や線路などの状況変化に対応し
て、異常検知のためのしきい値が設定される。
【0007】
【実施例】以下、図面を参照して、この発明の一実施例
について説明する。図1はこの発明の一実施例による送
電線路の事故発生区間の標定装置の一構成要素である子
局を示すブロック図である。この子局は、鉄塔単位に設
置される。一方、各子局を監視し子局からのデータを受
信する親局として、送電線路を監視する中央監視装置
(図示しない)が設置される。この図において、1およ
び2は磁界センサであり、1は線路直交面において鉛直
方向に設置され、2は線路直交面において水平方向に設
置されている。磁界センサ1、2は、空間磁界を検出
し、検出した磁界強度に応じた電圧を出力する。この磁
界センサ1、2の代わりに、架空地線の電流検出用のC
Tを用いてもよい。この場合、CTは、鉄塔をはさんで
電源側と負荷側とに設置する。3はA/D変換部であ
り、磁界センサ1、2の各出力電圧をデジタル信号に変
換する。A/D変換部3より出力される検出波形を、図
2(a)に例示する。4はCPUであり、A/D変換部
3より送られてくる時々刻々変化するデジタル信号に基
づいて、送電線路の異常を検知する。なお、この動作に
ついては後述する。5はメモリ(サイクリックメモリ)
であり、A/D変換部3より逐次送信される検出波形を
記憶する。また、CPU4が上記異常の検知のための処
理を行う際に出力する移動平均値、標準偏差、検出日時
分秒、および様相分析用波形等のデータを一時記憶す
る。これらのデータについては、後述する。6は入出力
インターフェースであり、CPU4はこの入出力インタ
ーフェース6を介し、外部装置との間で命令やデータの
授受を行う。以上のA/D変換部3から入出力インター
フェース6までをセンサユニット部とする。7は外部装
置であり、パーソナルコンピュータ等のメモリデータ伝
送装置やデータ伝送系等の伝送系の総体である。この伝
送系を介して、各データが親局へ送信される。
【0008】次に、図3〜図5のフローチャートを参照
して、この送電線路の事故発生区間の標定装置の動作に
ついて説明する。
【0009】図3は、この送電線路の事故発生区間の標
定装置のデータ処理の概要を示すフローチャートであ
る。同図において、ステップS101〜S104は子局
によって実行される処理であり、ステップS105は親
局によって実行される処理である。まず、子局におい
て、A/D変換部3が出力するデジタル信号、すなわち
磁界センサ1、2によって検出された空間磁界の強度を
示すデータがCPU4に取り込まれる(ステップS10
1)。次に、このデータはメモリ5に記憶される。次に
ステップS102において、現時点に至るまでの過去所
定時間以内にメモリ5に書き込まれた各データの移動平
均値mと標準偏差σが算出される。そして、最後にメモ
リ5に書き込まれた最新値xがx>m+nσの範囲内に
あるか否かが判断される。なお、σに乗じるnについて
は後述する。この判断結果が「NO」の場合は、再びス
テップS101〜S102を繰り返す。一方、ステップ
S102の判断結果が「YES」の場合、すなわち、異
常が検知された場合はステップS103へ進み、移動平
均値m、標準偏差σ、検出日時分秒、および様相分析用
波形といった各データがメモリ5に記憶される。それら
の各データは、事故発生時にデータ伝送系等の外部装置
7を介して親局へ伝送される(ステップS104)。そ
して、親局において、受信した各データに基づき事故区
間の標定や様相の分析などが行われる(ステップS10
5)。親局における処理については後述する。ここで、
前述したステップS102において判断に使用される数
nは、CPU4が図4に示すような学習処理を実行する
ことにより設定される。
【0010】以下、図4を参照し、学習処理について説
明する。ここで、図6に示すような波形が検出されると
する。まず、ステップS201において、CPU4は、
数nおよび回数Lを1に設定し、数nの規定値nmax
よび規定回数Lmaxを所定の初期値に設定する。次に、
ステップS202において、現在の時刻t1から過去時
間△t内の範囲における波形値の移動平均値m1および
標準偏差σ1を算出する。次に、ステップS203にお
いて、波形の波形値のうち最後のものを最新値x1とし
て保持し、設定時間△t内の検出波形をメモリ5に記憶
させる。そして、ステップS204において、x1がx1
>m1+nσ1を満たすか否かが判断される。最初は、n
の値は1であり、図6に示す場合は、x1はm1+1σ1
を超えないので、この判断結果は「NO」となり、ステ
ップS205へ進む。ステップS205において、親局
が事故の有無を検知したか否かが判断される。親局の動
作に関しては後述する。この判断結果が「NO」の場合
は、ステップS202へ戻る。
【0011】次に、図6に示す時刻t2における動作を
説明する。時刻t1の場合と同様、ステップS202に
おいて移動平均値m2および標準偏差σ2を求める。そし
て、ステップS203において検出瞬時値x2を求め、
その間の検出波形をメモリ5に記憶させ、メモリ5内の
データを更新する。ステップS204において、x2
2>m2+nσ2を満たすか否かの判断を行う。ここ
で、図6に示すように、xはm+nσ2を超えてい
るので判断結果は「YES」となり、ステップS207
へ進む。そして、ステップS207において、メモリ5
のデータの上書きを禁止する。そして、ステップS20
8へ進み、移動平均値m2、標準偏差σ2、数n、検出日
時分秒、および様相検出用波形を一時的にメモリ5に記
憶させる。様相検出用波形とは、時間幅tmと、異常発
生時の時間幅toを含む時刻t2から時刻t2’(メモリ
5へのデータ上書き禁止命令が出された時点)までの時
間幅tnにおける波形を示す。図2(b)は、このよう
にしてメモリ5に記憶された様相検出用波形を示す波形
図である。次に、ステップS209において、親局へ異
常を検出した旨を通報する。そして、ステップS210
において、親局よりデータ出力の要求があるか否か判断
する。時刻t2において親局が事故を検知していない場
合は、親局からのデータ出力要求はなく、ステップS2
10の判断結果は「NO」となり、ステップS211へ
進む。この場合は、子局は誤判定としたということとな
り、ステップS211において、回数Lに1を加算す
る。そして、ステップS212へ進み、回数Lの値が規
定回数Lmax以上に達したか、すなわち、同じ数nの値
における誤判定が規定回数に達したかを判断する。この
判断結果が「NO」の場合は、ステップS217へ進
み、データの上書きの禁止を解除する。そして再びステ
ップS202へ戻る。
【0012】一方、ステップS212における判断結果
が「YES」の場合は、ステップS213へ進み、回数
Lの値を1に戻す。そして、ステップS214へ進み、
数nの値に1を加算する。そして、ステップS215に
おいて、数nが規定値nmaxを超えたか否かを判断す
る。この判断結果が「NO」の場合は、ステップS21
7へ進み、データ上書きの禁止を解除して、ステップS
202へ戻る。一方、ステップS215における判断結
果が「YES」の場合は、ステップS216へ進み、数
nに規定値nmaxを設定する。そして、ステップS21
7へ進み、データ上書きの禁止を解除して、ステップS
202へ戻る。
【0013】次に、図6に示す時刻t3における動作を
説明する。ステップS202において移動平均値m3
よび標準偏差σ3を求める。そして、ステップS203
において検出瞬時値x3を求め、その間の検出波形をメ
モリ5に記憶させ、メモリ5内のデータを更新する。ス
テップS204において、x3がx3>m3+nσ3を満た
すか否かの判断を行う。この場合、図6に示すように判
断結果は「NO」となり、ステップS205へ進む。ス
テップS205において、親局が事故の有無を検知した
か否かを判断する。ここで事故が発生したとすると、送
電線に設けられた遮断リレーが作動し、このリレーの動
作が親局に伝達される。この結果、親局から子局に対
し、データ出力要求が送られる。なお、この動作につい
ては後述する。従って、ステップS205における事故
発生か否かの判断結果は「YES」になる。これは、事
故発生にもかかわらず数nの値が大きいために、子局が
異常を検知できなかったということであるから、(x3
−m3)÷σ3の演算結果より、数nを適正な値に設定す
る(ステップS206)。そして、ステップS202へ
戻る。
【0014】次に、図6に示す時刻t4における動作を
説明する。ステップS202において移動平均値m4
よび標準偏差σ4を求める。そして、ステップS203
において検出瞬時値x4を求め、その間の検出波形をメ
モリ5に記憶させ、メモリ5内のデータを更新する。ス
テップS204において、x4がx4>m4+nσ4を満た
すか否かの判断を行う。図6に示す場合、時刻t4にお
けるステップS204の判断結果は「YES」となり、
ステップS207へ進む。そして、ステップS207に
おいて、ステップS203にて記憶させたメモリ5のデ
ータの上書きを禁止する。そして、ステップS208へ
進み、移動平均値m4、標準偏差σ4、数n、検出日時分
秒、および異常検出時を含む検出波形を一時的にメモリ
5に記憶させる。次にステップS209において、親局
へ事故を検出した旨を通報する。次にステップS210
において、親局よりデータ出力の要求があるか否か判断
する。時刻t4において事故が発生している場合は、こ
の判断結果は「YES」となり、ステップS218へ進
む。 ステップS218において、データ伝送装置など
の外部装置7により一時的に記憶されていた各データが
子局から親局へ伝送される。ステップS219におい
て、親局よりデータの受領を確認した信号を受けたか否
かを判断する。「NO」の場合はステップS218へ戻
り、子局より再びデータを伝送し、「YES」の場合は
ステップS217へ進み、データ上書きの禁止を解除し
て、ステップS202へ戻る。以上のようにして、数n
を事故検出に適したしきい値に設定する。
【0015】次に、親局である中央監視装置の処理につ
いて説明する。図5は、親局の標定アルゴリズムを示す
フローチャートである。まず、ステップS301におい
て事故発生か否かを判断する。ここで、事故が発生した
場合、送電線に設けられた遮断リレーが事故発生時に作
動し、その作動情報が伝達されることにより、親局は事
故発生を検知する。そして、判断結果が「YES」とな
るまで、ステップS301を繰り返す。ステップS30
1の判断結果が「YES」となったら、ステップS30
2へ進む。ステップS302では、子局毎に設定されて
いる子局番号Nを1に設定する。そして、ステップS3
03において、子局番号Nが1である子局にデータ伝送
を要求する。この結果、データ伝送要求を受けた子局で
は、前述のステップS218が実行される。そして、親
局は、これに伴って受信される移動平均値、標準偏差、
検出日時分秒、および様相分析用波形等の各データをメ
モリに記憶させる。そして、ステップS304において
子局番号Nに1を加算する。次に、ステップS305に
おいて子局番号Nが全子局数を超えていないか否かを判
断する。判断結果が「YES」の場合、すなわち、まだ
データを受け取っていない子局がある場合は、ステップ
S303へ戻りその子局の各データを読みだしてメモリ
に記憶させる。ステップS304において、また子局番
号Nに1を加算し、ステップS305における判断結果
が「NO」となるまで、すなわち全ての子局からデータ
を受け取るまで、ステップS303〜S305を繰り返
す。
【0016】ステップS305における判断結果が「N
O」となったら、ステップS306において各子局より
集められたデータを相対比較する。そして、ステップS
307において事故区間の判定を行う。事故区間が判定
されたら、ステップS308において、判定された事故
区間の様相分析用波形より事故様相を分析する。次にス
テップS309において標定完了を確認し、ステップS
310において事故区間をディスプレイ等に表示する。
そして、ステップS311において点検作業の指示を出
力し、再びステップS301へ戻り事故発生か否かの判
断を繰り返す。
【0017】以上のように、この発明によって、以下の
ような効果が得られる。 (1) 各子局において、送電線路の異常検知時の検出
データを一時保持し、親局により事故発生が検知された
時にのみ各検出データを親局へ伝送するため、伝送デー
タ量は必要最小限で済み、データ伝送系の負担が少なく
なる。 (2) 各子局において異常を判定する際のしきい値設
定の学習機能をもつので、線路条件の変更等にも柔軟に
対応できる。 (3) 各子局において検出データの一時格納が行える
ので、データ伝送路のない場合には、各子局において検
出されたデータのメモリ内容を現場点検で収集すること
により、子局間のデータを相対比較することができる。
【0018】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、送電線路の事故発生区間の標定装置について、線下
の空間磁界あるいは架空地線電流を検出することによ
り、事故様相の分析が可能である。そして、異常検知時
に必要最小限のデータを伝送するので、多量のデータ伝
送を行う必要がない。また、各鉄塔に配置された演算機
能が学習機能を有し、線路・鉄塔毎の条件変化に対応し
た最適なしきい値の設定を行うことが可能である。従っ
て、効率的であり、かつ確実なデータが得られる上に、
条件変化に柔軟な事故発生区間標定装置を提供すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の一実施例による送電線路の事故発
生区間の標定装置の構成を示すブロック図である。
【図2】 同実施例において検出されるデータ例を示す
図である。
【図3】 同実施例のデータ処理の概要を示すフローチ
ャートである。
【図4】 同実施例のセンサユニット部における処理を
示すフローチャートである。
【図5】 同実施例の親局における処理を示すフローチ
ャートである。
【図6】 同実施例のセンサユニット部におけるしきい
値設定において使用するデータ例を示す図である。
【符号の説明】
1、2…磁界センサ、4…CPU、5…メモリ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 磯崎 正則 東京都千代田区内幸町1丁目1番3号 東 京電力株式会社内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 親局と各鉄塔毎に配置された複数の子局
    とからなり、 前記親局は送電線路の事故を検出した場合に前記子局に
    データ出力要求を送り、前記子局から受信される情報に
    基づいて事故発生区間を標定すると共に事故の様相を分
    析するものであり、 前記子局は、 送電線路によって形成される線下の空間磁界あるいは架
    空地線電流を検出するセンサと、 メモリと、 このセンサが出力する過去所定期間内の検出波形、該検
    出波形の各波形値の移動平均値mおよび標準偏差σを演
    算すると共に、該検出波形における最後の波形値がその
    時点において設定された数nによって決定される範囲m
    +nσを越えた場合にその時点を含む前後一定期間内の
    検出波形を前記メモリに記憶させ、前記親局からのデー
    タ出力要求がない場合には前記数nを更新し、前記親局
    からのデータ転送要求がある場合には前記メモリに記憶
    された検出波形を前記親局へ送る制御手段とを具備する
    ことを特徴とする送電線路の事故発生区間の標定装置。
JP33077892A 1992-12-10 1992-12-10 送電線路の事故発生区間の標定装置 Pending JPH06174776A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP33077892A JPH06174776A (ja) 1992-12-10 1992-12-10 送電線路の事故発生区間の標定装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP33077892A JPH06174776A (ja) 1992-12-10 1992-12-10 送電線路の事故発生区間の標定装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH06174776A true JPH06174776A (ja) 1994-06-24

Family

ID=18236442

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP33077892A Pending JPH06174776A (ja) 1992-12-10 1992-12-10 送電線路の事故発生区間の標定装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH06174776A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103675594A (zh) * 2013-12-07 2014-03-26 国家电网公司 动力电源线路故障检测仪
JP2019028045A (ja) * 2017-08-04 2019-02-21 東京電力ホールディングス株式会社 事故対応判断装置及び方法
JP2023030903A (ja) * 2021-08-24 2023-03-08 株式会社日立パワーソリューションズ 環境監視システム

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103675594A (zh) * 2013-12-07 2014-03-26 国家电网公司 动力电源线路故障检测仪
JP2019028045A (ja) * 2017-08-04 2019-02-21 東京電力ホールディングス株式会社 事故対応判断装置及び方法
JP2023030903A (ja) * 2021-08-24 2023-03-08 株式会社日立パワーソリューションズ 環境監視システム

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN103443727B (zh) 异常检测系统以及异常检测方法
EP3617826B1 (en) Monitoring system
WO2020116032A1 (ja) 道路監視システム、道路監視装置、道路監視方法、及び非一時的なコンピュータ可読媒体
WO2011052969A2 (ko) 유비쿼터스 기반 배관시설 상태 상시 감시 시스템
CN111168694A (zh) 基于机器人视觉识别的隧道结构健康智能识别系统和方法
US7460949B2 (en) Method and system for detecting the presence of a disruptive object and activation module for this system
JP2019079303A (ja) 道路設備点検システムおよび道路設備点検方法、ならびにそれに使用されるサーバ
US4550589A (en) System for monitoring snubber loads
CN110502399A (zh) 故障检测方法及装置
JPH06174776A (ja) 送電線路の事故発生区間の標定装置
JPH11163784A (ja) 基地局
CN113032218B (zh) 一种服务器故障检测方法、系统及计算机可读存储介质
CN113311329A (zh) 水轮发电机定子铁芯绝缘故障检测方法、系统及存储介质
JP2774293B2 (ja) 配電線雷サージ情報による雷の予知方法
JPH11337655A (ja) 地震警報監視制御処理装置
JP2004117174A (ja) 損傷防止システム
JP3326209B2 (ja) 電力用機器の運転保守支援システム
JPH05264637A (ja) 架空地線の素線切れ検出装置
CN115394053B (zh) 电缆沟环境气体监测报警装置
JP3226554B2 (ja) 送電線路の事故発生区間の標定方法
KR101569988B1 (ko) 원자력 발전소 감시계통 점검 시스템 및 동작 방법
JPH06324100A (ja) 電力用機器の運転保守支援システム
JP3034972B2 (ja) 自火報システムの判定感度設定方法
JP3094479B2 (ja) 送配電系統における事故発生区間検出装置と発生事故種類検出装置とその製造方法
JP2002251936A (ja) 電力系統保護制御システム

Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20010904