JPH06174263A - 空気浄化方法及び装置 - Google Patents

空気浄化方法及び装置

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JPH06174263A
JPH06174263A JP4350624A JP35062492A JPH06174263A JP H06174263 A JPH06174263 A JP H06174263A JP 4350624 A JP4350624 A JP 4350624A JP 35062492 A JP35062492 A JP 35062492A JP H06174263 A JPH06174263 A JP H06174263A
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JP
Japan
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air
soil
space
bottom wall
wall portion
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Pending
Application number
JP4350624A
Other languages
English (en)
Inventor
Noboru Nonoyama
登 野々山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujita Corp
Original Assignee
Fujita Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Fujita Corp filed Critical Fujita Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 部屋等の仕切られた空間内の美観を損ねるこ
となく、また、制約を受けることなく任意の場所に設置
できる空気浄化装置を提供すること。 【構成】 空気浄化装置1は、植物3が植えられると共
に微生物が繁殖可能な土壌5と、土壌5を収容する周壁
部701と底壁部703とを有すると共に、底壁部70
3は空気が通過できるように形成された容器7と、底壁
部703の下方に形成された空気流動用空間部19と、
空気流動用空間部19から空気の浄化を行なうべき仕切
られた空間に向けて空気を流動させる送風機23とで構
成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は建物内の部屋、通路、ホ
ール、アトリエ、或は、展示場、遊戯場、会場等、仕切
られた空間内の空気を浄化する方法及び装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般住宅やオフィスビルの部屋、通路、
ホール、アトリエ、或は、展示場、遊戯場、会場等、仕
切られた空間の空気を浄化する場合、従来では、壁部や
床上に設置され空調システムに接続する浄化機器の空気
吸込口のフィルターにより行なったり、或は、床上に設
置した小型で携帯式の浄化機器により行なうようにして
いる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の浄化方式では、浄化機器を設置するものであ
るため、部屋内の美観を損ね、また、設置場所も部屋の
はじや隅に限定されてしまう等の不具合があった。本発
明はこのような事情に鑑み案出されたものであって、本
発明の目的は、部屋等の仕切られた空間内の美観を損ね
ることなく、また、制約を受けることなく任意の場所に
設置できる空気浄化方法及びその装置を提供することに
ある。
【0004】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、請求項1記載の発明は空気の浄化方法に関するもの
で、仕切られた空間内の空気を、植物を植えた土壌の表
面から底面に向けて通過させ、空気が土壌を通過する時
に土壌中の微生物により空気中の汚染物質を除去させ、
汚染物質が除去された清浄な空気を前記仕切られた空間
内に戻すようにしたことを特徴とする。
【0005】また、請求項2記載の発明は、空気の浄化
装置に関するもので、植物が植えられると共に微生物が
繁殖可能な土壌と、前記土壌を収容する周壁部と底壁部
とを有すると共に、前記底壁部は空気が通過できるよう
に形成された容器と、前記土壌の表面から前記底壁部に
向けて空気を流動させる空気流動手段とを備えたことを
特徴とする。また、請求項3記載の発明は、前記底壁部
の下方には該底壁部に臨む空気流動用空間部が形成さ
れ、空気流動手段は、前記空気流動用空間部と空気の浄
化を行なうべき仕切られた空間とを連通する空気通路
と、この空気通路に配設され前記空気流動用空間部から
前記仕切られた空間に向けて空気を流動させるファンと
で構成されていることを特徴とする。また、請求項4記
載の発明は、空気流動用空間部を形成する壁部はその一
部が下方に窪んで形成され、この窪んだ部分に水抜き孔
が形成されていることを特徴とする。
【0006】
【実施例】以下、本発明に係る方法を装置と共に説明す
る。図1は実施例に係る空気浄化装置の斜視図、図2は
同断面正面図を示す。1は空気浄化装置で、空気浄化装
置1は、植物3が植えられ微生物が繁殖可能な土壌5
と、この土壌5を収容する容器7と、空気流動手段9等
を備える。
【0007】前記土壌5には微生物が繁殖できるような
土、例えば、黒土等が用いられ、底部には砕石501等
が混ぜられている。土壌5はこの実施例ではほぼ40c
m程度の厚みで形成され、上述のような黒土等をベース
としてパーライト等を混合して空隙率を高めて形成され
ている。
【0008】前記容器7は平面視矩形を呈し、四つの側
面部701と、これら側面部701の中間部間に架設さ
れた底面部703等を備える。前記容器7は、側面部7
01の各隅部に配設された4本の支柱11により床13
上に支持され、4本の支柱11の下部は基枠15に連結
され、各支柱11間には上下に間隔をおき角度調節可能
に多数のルーバー17が配設され、各支柱11間に配設
されたルーバー群は一体的に脱着可能である。前記土壌
5は前記底面部703及びこの底面部703よりも上方
の側面部701内に収容され、前記底面部703は空気
が流動できるように例えば格子状に形成されている。
【0009】前記底面部703の下方には空気流動用空
間部19が仕切板21により気密に形成されている。前
記仕切板21はその周囲が前記側面部701に取着され
ることで配設され、その中央部が窪んで形成されてい
る。前記仕切板21の下方の空間には、送風機23及び
この送風機23を駆動するモータ25が配設され、これ
ら送風機23及びモータ25が空気流動手段9に相当し
ている。前記送風機23はファン(不図示)が内設され
た環状のケース本体2301と、このケース本体230
1から突設された吸込管2303及び排出管2305を
備え、モータ25の動力によりベルトプーリ機構27を
介してファンが回転し、空気が吸込管2303から吸い
込まれ、排出管2305から排出される。前記吸込管2
303はケース本体2301から上方に向けて突設さ
れ、前記仕切板21を貫通すると共にその上端開口23
03Aが前記仕切板21の中央部よりも上方の箇所に位
置している。また、前記排出管2305はケース本体2
301から水平方向に突設され、その先端開口2305
Aが前記ルーバー17の内側箇所に位置している。
【0010】また、前記仕切板21の中央部寄りの箇所
には水抜き孔31が開口され、この水抜き孔31には水
抜き管33が接続され、水抜き管33には該水抜き管3
3の管路の開閉を行なう弁体35が介設されている。
【0011】次に、作用について説明する。まず、空気
の浄化を行なうべき空間に空気浄化装置1を置く。次
に、モータ25に電源を接続してファンを回転させる。
ファンの回転により、前記空気流動用空間部19内の空
気は吸込管2303の上端開口2303Aから吸い込ま
れ、排出管2305の先端開口2305Aからルーバー
17の間を通って、前記空気の浄化を行なうべき空間に
排出される。この空気流動用空間部19内の空気の吸い
込みにより、土壌5の表面から空気が吸い込まれ、底面
部703に向かって流れる。実施例では、200m3
hの吸い込み量でファンを回転させたところ、1〜2c
m/secの速度で空気が土壌5の表面から吸い込ま
れ、この土壌5を通過する際の抵抗を水頭で表わすと2
0mmAqであった。
【0012】空気が土壌5を通過する際、土壌5のフィ
ルターとしての物理的な作用により粉塵の捕捉や、メタ
ン等の炭化水素ガス等の不純成分の吸着が行なわれる。
また、微生物により不純成分等、汚染物質の分解が行な
われる。土壌5の表面や、或は土壌5の内部で空気が流
動する部分には、好気性微生物が繁殖し、土壌5の内部
で空気が流動しない部分には、嫌気性微生物が繁殖し、
これら微生物の菌体内で消費されたり、呼吸で使われる
等することで、例えば、一酸化炭素は主に二酸化炭素に
変化され、一酸化窒素は主に窒素と酸素に分解され、メ
タンガスは主に二酸化炭素と水に分解され、このように
汚染物質が除去される。
【0013】そして、汚染物質が除去された清浄な空気
が、空気流動用空間部19から吸込管2303に吸い込
まれ、ケース本体2301、排出管2305を経てルー
バー17の間から排出され、前記空間内に戻される。
【0014】このように本実施例によれば、植物3を植
えた土壌5を利用して空気の浄化を行なうようにしたの
で、浄化機器ではなく単なる植木を置くことで空気の浄
化がなされ、従って、空間内の美観を損なうことなく空
気浄化装置1を設置でき、また、従来の如く、床上や空
間の隅部に限定されることなく、空間の中央や、所定の
高さの壁部上等、制約を受けることなくどこにでも配置
できる。
【0015】また、植物3に水を供給した場合、土壌5
を通過して落下した水滴は仕切り板により受けられその
中央部に溜るので、弁体35を操作することでこの溜っ
た水を水抜き管33により除去でき、また、送風機23
の吸込管2303の上端開口2303Aを仕切板21の
中央部よりも上方の箇所に位置させたので、中央部に溜
った水が吸込管2303に侵入していく虞もなく、送風
機23の耐久性上有利となる。
【0016】尚、植物3の入れ換えや、土の入れ換えは
任意であり、空間内の美観を高める上でも有利となる。
【0017】
【発明の効果】以上の説明で明らかなように本発明に係
る空気の浄化方法及び装置によれば、植物を植えた土壌
を利用して空気の浄化を行なうようにしたので、部屋等
の仕切られた空間内の美観を損ねることなく、また、制
約を受けることなく任意の場所で空気の浄化を行なうこ
とが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例に係る空気浄化装置の斜視図である。
【図2】実施例に係る空気浄化装置の断面正面図であ
る。
【符号の説明】
1 空気浄化装置 3 植木 5 土壌 7 容器 9 空気流動手段 19 空気流動用空間部 21 仕切板 23 送風機

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 仕切られた空間内の空気を、植物を植え
    た土壌の表面から底面に向けて通過させ、 空気が土壌を通過する時に土壌中の微生物により空気中
    の汚染物質を除去させ、 汚染物質が除去された清浄な空気を前記仕切られた空間
    内に戻すようにした、 空気浄化方法。
  2. 【請求項2】 植物が植えられると共に微生物が繁殖可
    能な土壌と、 前記土壌を収容する周壁部と底壁部とを有すると共に、
    前記底壁部は空気が通過できるように形成された容器
    と、 前記土壌の表面から前記底壁部に向けて空気を流動させ
    る空気流動手段と、 を備えたことを特徴とする空気浄化装置。
  3. 【請求項3】 前記底壁部の下方には該底壁部に臨む空
    気流動用空間部が形成され、空気流動手段は、前記空気
    流動用空間部と空気の浄化を行なうべき仕切られた空間
    とを連通する空気通路と、この空気通路に配設され前記
    空気流動用空間部から前記仕切られた空間に向けて空気
    を流動させるファンとで構成されている請求項2記載の
    空気浄化装置。
  4. 【請求項4】 空気流動用空間部を形成する壁部はその
    一部が下方に窪んで形成され、この窪んだ部分に水抜き
    孔が形成されている請求項3記載の空気浄化装置。
JP4350624A 1992-12-04 1992-12-04 空気浄化方法及び装置 Pending JPH06174263A (ja)

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JP4350624A JPH06174263A (ja) 1992-12-04 1992-12-04 空気浄化方法及び装置

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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63181426U (ja) * 1987-05-11 1988-11-22
JPH0361854U (ja) * 1989-10-17 1991-06-18

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63181426U (ja) * 1987-05-11 1988-11-22
JPH0361854U (ja) * 1989-10-17 1991-06-18

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