JPH06173077A - めねじマスキング治具 - Google Patents

めねじマスキング治具

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JPH06173077A
JPH06173077A JP32181092A JP32181092A JPH06173077A JP H06173077 A JPH06173077 A JP H06173077A JP 32181092 A JP32181092 A JP 32181092A JP 32181092 A JP32181092 A JP 32181092A JP H06173077 A JPH06173077 A JP H06173077A
Authority
JP
Japan
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head
male
masking jig
female
screw
Prior art date
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Pending
Application number
JP32181092A
Other languages
English (en)
Inventor
Hitoshi Umemura
仁志 梅村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 めっき工程の途中で被表面処理部品のねじ穴
から脱落することがなく、めねじ部のねじみぞにめっき
液の溜ることのないめねじマスキング治具を提供する。 【構成】 表面処理液に対する耐蝕性、耐熱性を有し、
被表面処理部品11のめねじ部に螺合するおねじ部12aと
頭部12bとからなるおねじ部品12と、めねじ部におねじ
部12aを螺合させて締め付ける際に、頭部12bの座面12
cと被表面処理部品11の表面との間を封止するシール部
材13とを備えたことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明はめねじを加工した被表
面処理部品に例えば、めっきを施す際、めねじ部を素地
のまま残すめねじマスキング治具に関する。
【0002】
【従来の技術】図7は例えば、実開昭63−89972 号公報
に開示されているめねじマスキング治具の適用状態を示
す斜視図、図8は図7のめねじマスキング治具を示す斜
視図である。図7において、1はめっきなどを施す被表
面処理部品、1aは被表面処理部品の一部をなす鋼板
部、1bは鋼板部1aのきり穴にねじ穴を合わせて溶接
したナットで、鋼板部1aとナット1bで被表面処理部
品1を構成する。2はナット1bのねじ穴に挿入し、鋼
板部1aのきり穴から先端を突き出した栓形のめねじマ
スキング治具である。また、図8において、2aは栓形
をしためねじマスキング治具2の挿入部分にあたる円錐
台形状部、2bはめねじマスキング治具3の頭部にあた
る円柱形状部で円筒面にローレット目をつけている。
【0003】従来のめねじマスキング治具2は以上の通
りで、円錐台形状部2aの先端部分の径がナット1bの
ねじ穴径より小さく、円柱形状部分2bとの付根部分の
径がナット1bのねじ穴径より大きくなっており、弾力
性、耐熱性、めっき液や塗料などに対する耐蝕性を合わ
せもつシリコンゴムをインジェクションモールドしたも
のである。鋼板部1aにきり穴を設け、このきり穴にナ
ット1bのねじ穴を合わせて互に溶接した被表面処理部
品1にめっきを施すと、ナット1bのめねじ部に金属皮
膜がついてその径が小さくなり、ボルトを螺合させて動
力工具で締め付けると焼き付きを生じ、また、塗装を施
すとナット1bのめねじ部に塗料がついてボルトを螺合
させると、おねじとめねじのすきまの塗膜で電気的に絶
縁され、接地端子として使用するのに不具合を生じる。
このため、めねじマスキング治具2の円錐台形状部2a
をナット1bのねじ穴に挿入して押し込み、シリコンゴ
ムの弾性力により挟持されて栓をした状態でめっき、塗
装を行なう。めっき、塗装が終れば、めねじマスキング
治具2をナット1bのねじ穴から引き抜く。これにより
ナット1bのねじ穴の大部分に金属皮膜や塗膜が着くこ
とはない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来のめねじマスキン
グ治具2は以上のようになっており、その円錐台形状部
2aをナット1bのねじ穴に挿入し押し込んで弾性力に
より挟持された状態ではめっき工程の途中で脱落する可
能があるほか、ナット1bのねじ穴を円錐台形状部2a
で塞いでも螺旋状のねじみぞにめっき液が溜り、また、
繰り返し使用すると円錐台形状部2aに傷がついてめっ
き液は更に溜り易く、その洗浄は困難であり、次のめっ
き工程で機械的振動などにより流出して鋼板部1aの表
面に付着すると、その部分の金属皮膜が素地や下地層と
密着しないで浮き上がったふくれを生じ、めっき不良に
なると云う解決すべき技術的課題があった。
【0005】この発明は上記のような課題を解決するた
めになされたもので、めっき工程の途中でナットのねじ
穴から脱落することがなく、螺旋状のねじみぞにめっき
液が溜ることのないめねじマスキング治具を得ることを
目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明に係るめねじマ
スキング治具は表面処理液に対する耐蝕性、耐熱性を有
し、被表面処理部品に設けためねじ部に螺合するおねじ
部とその頭部とからなるおねじ部品とめねじ部におねじ
を螺合させて締め付ける際に、頭部の座面と被表面処理
部品の表面との間を封止するシール部材とを備えたもの
である。
【0007】また、おねじ部品のねじ先をテーパ状にす
る。
【0008】さらに、表面処理液に対する耐蝕性、耐熱
性を有し、被表面処理部品に設けためねじ部に螺合する
おねじ部とその頭部とからなり、かつ、めねじ部におね
じ部を螺合させて締め付ける際に、頭部の座面と被表面
処理部品の表面との間を封止する環状の凸部を座面に設
けたものである。
【0009】
【作用】この発明においては、おねじ部品のおねじ部を
被表面処理部品のめねじ部に螺合させて締め付けると、
シール部材がおねじ部品の頭部の座面と被表面処理部品
の表面との間を封止する。
【0010】また、おねじ部品のテーパ状のねじ先が被
表面処理部品のねじ穴への挿入を容易にする。
【0011】さらに、おねじ部を被表面処理部品のめね
じ部に螺合させて締め付けると、頭部の座面に設けた環
状の凸部がその座面と被表面処理部品の表面との間を封
止する。
【0012】
【実施例】
実施例1.図1はこの発明の一実施例のめねじマスキン
グ治具を適用した状態を示す断面図、図2は図1のめね
じマスキング治具を示す側面図(A) とおねじ部品の頭部
を示す平面図である。図1において、11はめっきなどを
施す被表面処理部品でとまりのねじ穴を設けている。12
は被表面処理部品11のめねじ部におねじ部を螺合させた
おねじ部品、13はシール部材の0リングである。次に、
図2(A)(B)において、12aはおねじ部品12のおねじ部、
12bはおねじ部品12の頭部、12cは頭部12bの座面、12
dは頭部12bの四角頭である。
【0013】この発明の実施例は以上の通りで、おねじ
部品12は表面処理液に対する耐蝕性、耐熱性のある樹脂
を射出成形するか、あるいは硬質ゴムを成形したもので
ある。被表面処理部品11のめねじ部におねじ部品12のお
ねじ部12aを螺合させて締め付けると、おねじ部品12の
頭部12bの座面12cと被表面処理部品11の表面との間は
0リング13で封止され、この状態でめっきを行なって
も、めねじ部にめっき液が入らず、したがって、ねじみ
ぞに溜ることがない。また、おねじ部品12の頭部12bを
四角頭にして(六角頭でもよい)、動力工具のインパク
トレンチを使用できるようにしているので、被表面処理
部品11に多数のめねじ部があっても、めねじマスキング
治具の着脱は容易で手間はかからず、樹脂や硬質ゴムに
ある程度の耐久性があるので、繰り返し使用することが
できる。なお、シール部材の0リング13の代りに図3に
示す平形ガスケット23を適用してもよく、また、被表面
処理部品11のめねじ部の数が少ない場合には、図4に示
す頭部22bにローレット目をつけたおねじ部品22にして
手で着脱することもできる。
【0014】実施例2.図5はこの発明の他の実施例を
示す側面図であって、おねじ部品32のねじ先34をテーパ
状にして被表面処理部品11のねじ穴への挿入を容易にし
たものであり、めねじ部の数が極めて多い場合には一層
効果的である。なお、頭部32bは実施例1の場合と同様
にインパクトレンチが使用できるように四角頭32dにし
ている。
【0015】実施例3.図6はこの発明の更に異なる実
施例を示す側面図であって、めねじマスキング治具42は
おねじ部42aと頭部42bとその座面に設けた環状の凸部
42eとからなり、被表面処理部品11のめねじ部におねじ
部42aを螺合させ、四角頭42dにインパクトレンチを装
着して締め付けると、環状の凸部42eがシール部材の作
用をしてめねじ部にめっき液が入ることはない。この実
施例では0リング13(図2参照)や平形ガスケット23
(図3参照)などのシール部材は不要であるが、硬質ゴ
ムを成形するか、あるいは環状の凸部42eに熱可塑性エ
ラストマを用い、その他の部分には実施例1の場合と同
じ樹脂を用いて異材質成形するものとする。
【0016】
【発明の効果】以上説明したとおり、この発明によれ
ば、表面処理液に対する耐蝕性、耐熱性を有し、被表面
処理部品のめねじ部に螺合するおねじ部とその頭部とか
らなるおねじ部品とめねじ部におねじ部を螺合させて締
め付ける際に、頭部の座面と被表面処理部品の表面との
間を封止するシール部材とを備えたので、めっき工程の
途中で脱落することがなく、めねじ部のねじみぞにめっ
き液が溜ることがない。
【0017】また、おねじ部品のねじ先をテーパ状にし
たので、被表面処理部品のねじ穴への挿入が容易にな
る。
【0018】更に、表面処理液に対する耐蝕性、耐熱性
を有し、被表面処理部品のめねじ部に螺合するおねじ部
とその頭部からなり、かつ、めねじ部におねじ部を螺合
させて締め付ける際に、頭部の座面と被表面処理部品の
表面との間を封止する環状の凸部を座面に設けたので、
めっき工程の途中での脱落やめねじ部のねじみぞにめっ
き液が溜ることはなく、その上、シール部材が不要にな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例のめねじマスキング治具を
適用した状態を示す断面図である。
【図2】図1のめねじマスキング治具を示す側面図(A)
とおねじ部品の頭部を示す平面図(B) である。
【図3】図2(A) でシール部材を異にしたものを示す側
面図である。
【図4】図2(A) で頭部を異にしたものを示す側面図で
ある。
【図5】この発明の他の実施例を示す側面図である。
【図6】この発明の更に異なる実施例を示す側面図であ
る。
【図7】従来のめねじマスキング治具を適用した状態を
示す斜視図である。
【図8】図7のめねじマスキング治具を示す斜視図であ
る。
【符号の説明】
11 被表面処理部品 12 おねじ部品 12a おねじ部 12b 頭部 12c 座面 12d 四角頭 13 0リング 22 おねじ部品 22a おねじ部 22b 頭部 23 平形ガスケット 32 おねじ部品 32a おねじ部 32b 頭部 32d 四角頭 34 ねじ先 42 おねじ部品 42a おねじ部 42b 頭部 42d 四角頭 42e 凸部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 表面処理液に対する耐蝕性、耐熱性を有
    し、被表面処理部品に設けためねじ部に螺合するおねじ
    部とその頭部とからなるおねじ部品と上記めねじ部に上
    記おねじ部を螺合させて締め付ける際に、上記頭部の座
    面と上記被表面処理部品の表面との間を封止するシール
    部材とを備えたことを特徴とするめねじマスキング治
    具。
  2. 【請求項2】 おねじ部品のねじ先をテーパ状にしたこ
    とを特徴とする請求項1記載のめねじマスキング治具。
  3. 【請求項3】 表面処理液に対する耐蝕性、耐熱性を有
    し、被表面処理部品に設けためねじ部に螺合するおねじ
    部とその頭部とからなり、かつ、上記めねじ部に上記お
    ねじ部を螺合させて締め付ける際に、上記頭部の座面と
    上記被表面処理部品の表面との間を封止する環状の凸部
    を上記座面に設けたことを特徴とするめねじマスキング
    治具。
JP32181092A 1992-12-01 1992-12-01 めねじマスキング治具 Pending JPH06173077A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20030019675A (ko) * 2001-08-29 2003-03-07 현대모비스 주식회사 액체 연료 로켓엔진 연소실용 면판의 코팅장치
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