JPH06172532A - オルガノシロキサンの製造方法 - Google Patents

オルガノシロキサンの製造方法

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JPH06172532A
JPH06172532A JP5221313A JP22131393A JPH06172532A JP H06172532 A JPH06172532 A JP H06172532A JP 5221313 A JP5221313 A JP 5221313A JP 22131393 A JP22131393 A JP 22131393A JP H06172532 A JPH06172532 A JP H06172532A
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 分子中に少なくとも1つのシラノール基を有
するオルガノシリコン化合物を、第4級アンモニウムボ
レート、ホスフェート、カーボネートまたはシリケート
と接触させることを包含するオルガノシリコン縮合生成
物の製造方法。 【効果】 α,ω−シラノール末端ポリジオルガノシロ
キサンの重合およびアミノアルキルのような有機官能基
を有するオルガノシロキサンの製造が容易に実施でき
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、シリコンに結合した
ヒドロキシル基の縮合によるオルガノシロキサンの製造
方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術および課題】比較的に低い分子量のオルガ
ノシロキサンの重合または共重合により、オルガノシロ
キサンポリマーを製造することは知られている。このプ
ロセスは商業的なシリコーン類の製造においてよく知ら
れており、一般的には、環状または短い直鎖状オルガノ
シロキサンを塩基性または酸性の触媒と接触させること
を包含する。これらの触媒としては、特許または技術文
献に種々のものが開示されており、例えば、アルカリ金
属水酸化物、アルカリ金属シラノレート、硫酸、塩酸、
ルイス酸、テトラメチルアンモニウムヒドロキサイド、
テトラブチルホスホニウムシラノレート等がある。他の
重合触媒は英国特許第1172661号に開示されており、こ
れはある種の第4級アンモニウムおよびホスホニウムの
ボロン錯体を使用するシロキサンポリマーの製造を教示
してる。これらの触媒は、シロキサン結合の切断および
再配列により分子量を望ましい程度に増加させる。しか
しながら、そのような再配列の結果、生成物はしばしば
大量の環状または低分子量のオルガノシロキサンを含有
している。この生成物をある用途、例えば、シリコーン
エラストマーの製造に利用する場合、これらの低分子量
成分を除去する必要があり、これはコストの上昇を伴
う。オルガノシロキサンポリマー生成物が2種以上の異
なった有機置換基を予定された分布で含有すべき場合、
例えば、ある割合のシリコンに結合した有機官能基、例
えばアミノアルキル基を有するポリジメチルシロキサン
の製造においては、シロキサン結合の再配列は望ましく
ないものである。シロキサン結合の再配列から生ずる欠
点を大きく減少させてオルガノシロキサンの分子量を増
加させる方法は、シリコンに結合したヒドロキシル基の
縮合を必要とする。 ≡SiOH + SiOH 縮合
を促進し、シロキサン結合の開裂を最小にする触媒は、
英国特許第859091号に開示されている。
【0003】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、(A)
分子中に少なくとも1つのシラノール基を有し、シリコ
ンに結合した有機置換基は、炭素数1〜14の1価の炭
化水素基および炭素数1〜10の1価の置換炭化水素基
(ここで置換基は、アミノ、ハロゲン、メルカプト、ヒ
ドロキシル、アミドまたはエステル)から選ばれる、少
なくとも1つのオルガノシリコン化合物、および(B)
第4級アンモニウムホスフェート、第4級アンモニウム
ボレート、第4級アンモニウムカーボネート、第4級ア
ンモニウムシリケートから選ばれる第4級アンモニウム
化合物、を接触させることを包含する、オルガノシリコ
ン縮合生成物の製造方法が提供される。
【0004】この発明の方法は、少なくとも1つのシラ
ノール基、すなわち ≡SiOH、を分子中に有するど
のようなタイプのオルガノシリコン化合物の縮合生成物
の製造にも適用することができる。したがって、このオ
ルガノシリコン化合物はオルガノシラン、オルガノシロ
キサンまたはシルカルベン(silcarbane) あるいは同様
のタイプのまたは異なったタイプのオルガノシリコン化
合物の混合物であってもよい。このオルガノシリコン化
合物中のシリコンに結合した有機置換基は、炭素数1〜
14の1価の炭化水素基、例えば、アルキル、アリー
ル、アラルキル、アルカリール、アルケニル基または炭
素数1〜10の1価の置換炭化水素基、例えば、アミノ
置換アルキルおよびアリール基、メルカプトアルキル
基、ハロアルキル基、エステル化カルボキシアルキル基
およびヒドロキシ−アルキル基等であってもよい。
【0005】本発明の方法に使用されるオルガノシリコ
ン化合物中に存在していてもよい有機置換基の特別な例
としては、メチル、エチル、プロピル、ヘキシル、ドデ
シル、テトラデシル、フェニル、キシリル、トリル、フ
ェニルエチル、ビニル、アリル、ヘキセニル、−RNH
2、−RNHCH2CH2NH2、−RSH、−RBr、−
RClおよび−ROH等がある。ここで、Rは2価の有
機基、好ましくは炭素数8未満で、例えばアルキレン、
例えば−(CH23−および−CH2CHCH3CH2−、
アリーレン、例えば−C64−またはアラルキレン、例
えば−(C64CH3)−等である。大部分の商業的利用
としては、少なくとも50%の有機置換基はメチル基で
あり、残りはビニルおよびフェニル基から選ばれる。
【0006】本発明のプロセスは、少なくとも1つのシ
ラノール基を有するどのようなタイプのオルガノシリコ
ン化合物にも適用できるが、とくに低分子量ヒドロキシ
ル化オルガノシロキサンから高分子量オルガノシロキサ
ンを製造するのにとくに有用である。例えば、相当する
オルガノクロロシランの加水分解によってオルガノシロ
キサンを製造する際に、1分子あたり2またはそれ以上
のシラノールを有する低分子量オルガノシロキサンの混
合物が得られる。本発明のプロセスは、揮発性のシロキ
サンの著量の生成を阻止しながら、そのようなオルガノ
シリコンの分子量を増加させるのに利用される。本発明
の好ましい態様によれば、このオルガノシリコン化合物
(A)は、α,ω−シラノール末端のポリジオルガノシ
ロキサン、すなわち、それぞれの末端シリコン原子に付
いたヒドロキシル基を有する実質的に直鎖のオルガノシ
ロキサンポリマーおよびオリゴマーである。このような
ポリジオルガノシロキサンは、次の一般式(1)で表さ
れるものを包含する。
【0007】
【化1】
【0008】ここに、R’はそれぞれ上記に定義した置
換基であり、nは整数であり、好ましくは1から約10
0までの整数である。商業的には、このR’置換基は通
常は主としてメチル基であり、残りはビニルおよびフェ
ニルから選ばれるものである。このシラノール末端のポ
リジオルガノシロキサンは、シリコーン類の商業的生産
において、ジオルガノハロシランを加水分解する際に得
られる。得られた加水分解生成物は、通常は分離工程に
付され、副生した環状シロキサンは蒸留により分離され
る。
【0009】もし所望ならば、この縮合生成物はトリオ
ルガノシロキシ単位により末端停止される。そのような
末端停止の1つの方法としては、以下に述べるように、
反応混合物中にトリオルガノアルコキシシランを包含さ
せることである。しかしながら、本発明の方法を使用す
る末端停止ポリジオルガノシロキサンの製造のより好ま
しい方法では、オルガノシリコン化合物(A)として、
(i)シラノール末端停止されたポリジオルガノシロキ
サンおよび(ii)分子末端の一方にシラノール基を有
し、他の一方にトリオルガノシロキシ基を有するポリジ
オルガノシロキサンの両方を包含する。
【0010】触媒物質(B)は第4級アンモニウムホス
フェート、第4級アンモニウムボレート、第4級アンモ
ニウムカーボネートまたは第4級アンモニウムシリケー
トである。これらは、次の一般式 (R4+n(-)n
で表される。ここで、Rはそれぞれ水素または炭化水
素基で、好ましくは12までの炭素数、nは2、3また
は4であり、XはPO4、BO4、CO3またはSiO4
あり、1より多くのRは水素ではない。Rの特別の例
は、メチル、エチル、ブチル、ドデシルおよびベンジル
である。触媒(B)の例としては、ベンジルトリメチル
アンモニウムホスフェート、テトラメチルアンモニウム
ボレート、ドデシルトリメチルアンモニウムカーボネー
ト、テトラブチルアンモニウムシリケートおよびテトラ
ブチルアンモニウムホスフェート等がある。1つの反応
に、1以上のタイプのテトラメチルアンモニウム化合物
を使用することができる。少なくとも幾つかの第4級ア
ンモニウム化合物は公知の物質である。これらは、例え
ば、相当する第4級アンモニウムヒドロキサイドと適当
な、例えばリン酸またはホウ酸との反応で調製すること
ができる。この第4級アンモニウムボレートは最も活性
があり、本発明のプロセスにおける使用に好ましいもの
である。
【0011】本発明のプロセスは、オルガノシリコン化
合物(A)と触媒(B)とを、分子量の増加が好ましい
率で起こる温度で接触させることを包含する。採用され
る温度は、広い範囲で、例えば約30〜130℃の間で
変化してもよい。しかしながら、低い温度での反応は、
通常は商業的には遅すぎ、好ましくは70〜120℃の
範囲で行われる。また、好ましくは縮合反応中に生じた
水および他の揮発性物質の除去は、反応を減圧下、すな
わち常圧以下、好ましくは0.5気圧(0.5バール)以
下で行うと促進される。最も便利には、第4級アンモニ
ウム化合物(B)は、有機溶媒、例えばメチルアルコー
ルまたはエチルアルコール中の溶液または分散体として
使用される。
【0012】本発明のプロセスを実施する1つの方法は
バッチ方式による方法である。例えば、(B)はオルガ
ノシリコン化合物(A)の中に分散され、この混合物は
所望の温度まで昇温される。代わりに、オルガノシリコ
ン化合物は(B)を添加する前に予熱されていてもよ
い。この混合物は反応期間中に撹拌されているのが有利
である。反応装置の性質や配置、温度およびその他の要
因を考慮して、所望の縮合率を達成するのに十分な
(B)を使用する。反応の速度や操作の経済性を考慮す
ると、オルガノシリコン化合物の重量に基づいて、0.
001〜約5重量%が好ましい。採用する反応温度によ
り、反応中にさらに(B)を添加して、熱分解によるロ
スを補い、触媒量を所望のレベルに維持することが必要
であり、好ましい。もし必要ならば、例えば混合物の温
度を下げたり、および/または反応圧力を常圧まで上げ
たりして、縮合反応の停止が行われる。しかしながら、
本発明の触媒(B)の利点は、これが熱的に不安定であ
ることである。したがって、反応の停止および触媒の除
去は、反応混合物の温度を、残留する第4級アンモニウ
ム化合物を分解し揮発性にするまで上げることによりも
たらされる。
【0013】触媒(B)は熱的に変化しやすい性質があ
るので、バッチ方式よりも、連続方式での製造に使用さ
れることができる。適当に採用される、いわゆる”連続
方式”は、バッチ方式にありがちな、例えば反応容器へ
の装入と排出、および製品からの触媒物質の分離といっ
たような、遅延とコスト上昇を回避することができる。
したがって、例えば、本発明のプロセスは、低分子量の
ヒドロキシル基含有物から高分子量のシロキサンポリマ
ーを連続的に製造するのに有利に採用することができ
る。連続的な製造は、オルガノシリコン化合物(A)お
よび触媒(B)の混合物を、所定の温度に維持された反
応器を通過させ、その後、触媒が分解する温度に維持さ
れた第2の反応器に通し、次いで除去することにより行
われる。
【0014】本発明のプロセスは、縮合反応により、種
々のオルガノシリコン生成物を調製するのに好適であ
る。所望によりオルガノシリコン化合物(A)に他のオ
ルガノシリコン化合物、例えばシラノール含有化合物や
縮合生成物に反応性があり、分子中に有機官能基または
連鎖停止基を生ずるような、シリコンに結合したアルコ
キシ基を有するシランを包含することもできる。そのよ
うなアルコキシシランの例としては、(CH33SiO
CH3、CH365Si(OCH32およびC65CH
3(CH2=CH)SiOC25がある。アルコキシシラ
ンおよびシラノール含有オルガノシリコン生成物の反応
を促進するために、所望ならば、触媒、例えば水酸化ス
トロンチウムおよび水酸化バリウムを、≡SiOH +
≡SiOR の反応のために添加することもできる。
このプロセスはとくに、シリコンに結合し少なくとも1
つのアミノ置換基を有するアルキル基を有するアルコキ
シシラン、例えばH2N(CH23Si(CH32OC
3、およびH2NCH2CH2NH(CH23SiCH3
(OC252 を使用する、シリコンに結合したアミ
ノアルキルまたは(ポリアミノ)アルキル基を有するオ
ルガノシロキサンの製造に有用である。そのようなアミ
ノ含有シランを使用する場合には、 ≡SiOH +
≡SiOR の反応のために追加の触媒を添加する必要
はない。
【0015】本発明のプロセスで製造された縮合生成物
は、従来の方法で製造された相当製品の種々の用途に使
用することができる。例えば、繊維に撥水性や柔軟性を
付与する処理における熱伝達液、非接着性を付与する紙
コーティング組成物の成分として、そして接着剤や封止
剤の製造においての用途等がある。
【0016】
【実施例】以下に、実施例により本発明をさらに説明す
る。実施例において、Me、EtおよびViは、それぞ
れメチル、エチルおよびビニル基を表し、粘度は25℃
で測定した。実施例 1 ホウ酸(1.9g、0.03モル)をベンジルトリメチル
アンモニウムヒドロキサイド(39.69g、0.09モ
ル)のメチルアルコール中40%溶液に添加して、ベン
ジルトリメチルアンモニウムボレート(I)を調製し
た。発熱中和反応が起こった。ベンジルトリメチルアン
モニウムホスフェート(II)およびテトラ(n−プロピ
ル)アンモニウムホスフェート(III)およびテトラ
(n−プロピル)アンモニウムボレート(IV)を同様
にして調製した。粘度87cps、Mn(GPCによ
る)3300のα,ω−シラノール末端ポリジメチルシ
ロキサンの1000gずつの部分に、上記のようにして
調製した第4級アンモニウム化合物の3mlを添加し
た。この混合物を105℃、50mmHgの圧力で30
分間加熱した。その間ポリジメチルシロキサンの粘度が
上昇した。このシロキサンを冷却し、それぞれの試料に
ついて粘度および数平均分子量を測定した。結果は次の
とおりである。
【0017】
【表1】 最終粘度(mm2/s) 最終Mn I >800,000 −−− II 65,000 93,320 III 22,800 37,141 IV 361,600 127,460
【0018】実施例 2 実施例1に記述の方法により、ベンジルトリメチルアン
モニウムボレート(I)、ベンジルトリメチルアンモニウ
ムホスフェート(II)の溶液を調製した。ベンジルトリ
メチルアンモニウムカーボネート(V)の溶液は、ベン
ジルトリメチルアンモニウムヒドロキサイドのメチルア
ルコール中の40重量%溶液に、固形二酸化炭素ペレッ
トの大過剰量を加えることにより調製した。α−トリメ
チルシロキシ−ω−ヒドロキシポリジメチルシロキサン
およびα,ω−シラノール末端ポリジメチルシロキサン
の混合物の1000gずつの部分に、それぞれ1mlの
I、IIおよびVを加えた。このシラノール混合物は、第
4級アンモニウム化合物の添加前は、粘度329mm2/
s、シラノール含有量0.111%およびMe3SiO0.5
含有量0.84%であった。得られた混合物を105
℃、150mmHg(2×104Pa)で6時間加熱し
た。その間サンプル採取し粘度を測定した。6時間後の
粘度はそれぞれ以下のとおりであった。
【0019】
【表2】 I 1680mm2/s II 1140mm2/s V 1140mm2/s
【0020】実施例 3 粘度70mm2/sのα,ω−シラノール末端ポリジメチル
シロキサン(953g)を85℃に加熱し、それに撹拌
下にH2N(CH23SiMe(OEt)2(47g)お
よび(I)を(1g)添加した。得られた混合物を大気
圧下、85℃で2時間還流し、その後圧力を600mm
Hg(8×104Pa)に下げた。1時間毎の間隔で粘度
を測定し、もはや粘度の上昇がみられなくなってから
(5時間後)、1時間かけて温度を150℃に上げ、圧
力を大気圧にもどした。生成物は、ジメチルシロキサン
およびメチル(アミノプロピル)シロキサン単位の共重
合体であり、粘度は1210mm2/sであった。シラン反
応剤をMeViSi(OEt)2にした以外は同様にし
て、上記のプロセスを繰り返した。6時間後、メチルビ
ニルシロキサンおよびジメチルシロキサンの共重合体を
得、最高粘度は390mm2/sであった。
【0021】
【発明の効果】本発明の方法は、α,ω−シラノール末
端ポリジオルガノシロキサンの重合およびアミノアルキ
ルのような有機官能基を有するオルガノシロキサンの製
造に利用することができる。本発明のプロセスで製造さ
れた縮合生成物は、従来の方法で製造された相当製品の
種々の用途に使用することができる。例えば、繊維に撥
水性や柔軟性を付与する処理、非接着性を付与する紙コ
ーティング組成物の成分として、そして接着剤や封止剤
の製造においての用途がある。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (A)分子中に少なくとも1つのシラノ
    ール基を有し、シリコンに結合した有機置換基は、炭素
    数1〜14の1価の炭化水素基および炭素数1〜10の
    1価の置換炭化水素基(ここで置換基は、アミノ、ハロ
    ゲン、メルカプト、ヒドロキシル、アミドまたはエステ
    ル)から選ばれる、少なくとも1つのオルガノシリコン
    化合物、および(B)第4級アンモニウムホスフェー
    ト、第4級アンモニウムボレート、第4級アンモニウム
    カーボネート、第4級アンモニウムシリケートから選ば
    れる第4級アンモニウム化合物、を接触させることを包
    含する、オルガノシリコン縮合生成物の製造方法。
  2. 【請求項2】 化合物(A)が、それぞれの末端シリコ
    ン原子に結合したヒドロキシル基を有するポリジオルガ
    ノシロキサンを包含する、請求項1に記載の方法。
  3. 【請求項3】 (A)または(A)の縮合生成物の中の
    シリコンに結合したヒドロキシル基に反応性のあるシリ
    コンに結合したアルコキシ基を有するシランが、オルガ
    ノシリコン化合物(A)とともに存在する請求項1また
    は2に記載の方法。
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