JPH0617243A - 金属薄膜の堆積方法及び半導体装置の製造方法 - Google Patents
金属薄膜の堆積方法及び半導体装置の製造方法Info
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- JPH0617243A JPH0617243A JP17516892A JP17516892A JPH0617243A JP H0617243 A JPH0617243 A JP H0617243A JP 17516892 A JP17516892 A JP 17516892A JP 17516892 A JP17516892 A JP 17516892A JP H0617243 A JPH0617243 A JP H0617243A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 金属薄膜の堆積方法及び金属配線層の形成方
法に関し、一定の堆積速度で金属薄膜を形成する方法と
アスペクト比の大きいビアホールをカバレッジよく埋め
込む方法とを提供することを目的とする。 【構成】 レーザ光を透過する平板31の一方の面に金属
膜32を堆積してターゲット板3を形成し、このターゲッ
ト板3に、金属膜32の形成された面の反対側の面からレ
ーザ光を照射して、レーザアブレーション現象により金
属膜32より放出された金属をターゲット板3の金属膜32
に平行に対向して配設された半導体ウェーハ4上に堆積
してビアホールを埋め込むようにする。
法に関し、一定の堆積速度で金属薄膜を形成する方法と
アスペクト比の大きいビアホールをカバレッジよく埋め
込む方法とを提供することを目的とする。 【構成】 レーザ光を透過する平板31の一方の面に金属
膜32を堆積してターゲット板3を形成し、このターゲッ
ト板3に、金属膜32の形成された面の反対側の面からレ
ーザ光を照射して、レーザアブレーション現象により金
属膜32より放出された金属をターゲット板3の金属膜32
に平行に対向して配設された半導体ウェーハ4上に堆積
してビアホールを埋め込むようにする。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、半導体デバイスにアル
ミニウム、ニッケル、タングステン、モリブデン、銅、
チタン及びそれらの合金等よりなる金属薄膜を堆積する
方法及びその金属薄膜の堆積方法を使用してなす金属配
線の形成方法に関する。
ミニウム、ニッケル、タングステン、モリブデン、銅、
チタン及びそれらの合金等よりなる金属薄膜を堆積する
方法及びその金属薄膜の堆積方法を使用してなす金属配
線の形成方法に関する。
【0002】
【従来の技術】レーザアブレーション現象を利用した従
来の金属薄膜の形成方法を図8を参照して説明する。図
において、1は真空チャンバであり、2はレーザ光を透
過する物質、例えば石英ガラスよりなるレーザ光導入窓
であり、3は堆積しようとする金属よりなるターゲット
板であり、4は金属が堆積される基板である。
来の金属薄膜の形成方法を図8を参照して説明する。図
において、1は真空チャンバであり、2はレーザ光を透
過する物質、例えば石英ガラスよりなるレーザ光導入窓
であり、3は堆積しようとする金属よりなるターゲット
板であり、4は金属が堆積される基板である。
【0003】ターゲット板3にレーザ光導入窓2を介し
てレーザ光が照射されると、ターゲット板3のレーザ光
が照射された面から金属粒子が放出され、この金属粒子
がターゲット板3に対向して配設されている基板4上に
飛来して堆積する。
てレーザ光が照射されると、ターゲット板3のレーザ光
が照射された面から金属粒子が放出され、この金属粒子
がターゲット板3に対向して配設されている基板4上に
飛来して堆積する。
【0004】また、金属配線層(アルミニウム、ニッケ
ル、タングステン、モリブデン、銅、チタン及びそれら
の合金)の形成には、従来、スパッタ法や真空蒸着法が
広く用いられている。これらの方法においては、ビアホ
ールの直径が大きく、アスペクト比が小さい場合は、ビ
アホールの底と側壁のいずれの部分に対しても金属はそ
れ以外の部分と同程度の厚さに堆積する。したがって、
ビアホールの底と側壁の部分の電気抵抗の増大や断線の
心配はなかった。
ル、タングステン、モリブデン、銅、チタン及びそれら
の合金)の形成には、従来、スパッタ法や真空蒸着法が
広く用いられている。これらの方法においては、ビアホ
ールの直径が大きく、アスペクト比が小さい場合は、ビ
アホールの底と側壁のいずれの部分に対しても金属はそ
れ以外の部分と同程度の厚さに堆積する。したがって、
ビアホールの底と側壁の部分の電気抵抗の増大や断線の
心配はなかった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】金属薄膜の形成方法に
おいては、ターゲット板3から放出された金属粒子はレ
ーザ光導入窓2の真空側にも飛来し、堆積する。そのた
め、レーザ光導入窓2のレーザ光に対する透過率が次第
に低下し、基板上への金属の堆積速度が次第に低下する
という欠点がある。
おいては、ターゲット板3から放出された金属粒子はレ
ーザ光導入窓2の真空側にも飛来し、堆積する。そのた
め、レーザ光導入窓2のレーザ光に対する透過率が次第
に低下し、基板上への金属の堆積速度が次第に低下する
という欠点がある。
【0006】また、金属配線層の形成方法においては、
近年、半導体装置の高集積化、微細化に伴い、半導体装
置のビアホールの直径が小さく、かつアスペクト比が大
きくなっており、ビアホール中に金属をカバレッジよく
堆積することが大変困難になってきている。
近年、半導体装置の高集積化、微細化に伴い、半導体装
置のビアホールの直径が小さく、かつアスペクト比が大
きくなっており、ビアホール中に金属をカバレッジよく
堆積することが大変困難になってきている。
【0007】図14は従来の問題点を説明するための断面
図である。図において、6はシリコンウェーハであり、
6aはビアホールであり、7は金属層である。ビアホー
ル6aは直径が例えば0.6μm、深さが例えば1μm
であり、金属層7は例えばアルミニウム(Al)であ
り、その厚さは例えば1μmである。
図である。図において、6はシリコンウェーハであり、
6aはビアホールであり、7は金属層である。ビアホー
ル6aは直径が例えば0.6μm、深さが例えば1μm
であり、金属層7は例えばアルミニウム(Al)であ
り、その厚さは例えば1μmである。
【0008】従来のスパッタ法や真空蒸着法では、金属
源から放出される粒子の運動方向に指向性はあまりな
い。その結果、ビアホールに堆積した金属層の形状は図
14に模式的に示すように、ビアホール6aの縁から堆積
物が迫り出し、この部分のシャドウ効果のためにビアホ
ール6aの側壁への堆積が妨げられ、側壁部分及び底で
は他の部分に比べて堆積した金属層の厚さが薄くなる。
その結果、側壁部分及び底は他の部分に比べて電気抵抗
が大きくなり、最悪の場合は側壁部分で断線状態に陥
る。
源から放出される粒子の運動方向に指向性はあまりな
い。その結果、ビアホールに堆積した金属層の形状は図
14に模式的に示すように、ビアホール6aの縁から堆積
物が迫り出し、この部分のシャドウ効果のためにビアホ
ール6aの側壁への堆積が妨げられ、側壁部分及び底で
は他の部分に比べて堆積した金属層の厚さが薄くなる。
その結果、側壁部分及び底は他の部分に比べて電気抵抗
が大きくなり、最悪の場合は側壁部分で断線状態に陥
る。
【0009】本発明の目的は、これらの欠点を解消する
ことにあり、レーザ光導入窓に金属が堆積するのを防止
して、一定の堆積速度で金属を堆積しうるようにする金
属薄膜の堆積方法と、この金属薄膜の堆積方法を使用し
て、直径が小さく、かつアスペクト比の大きいビアホー
ルをカバレッジよく埋め込んで、信頼性の高い配線層を
形成する方法とを提供することにある。
ことにあり、レーザ光導入窓に金属が堆積するのを防止
して、一定の堆積速度で金属を堆積しうるようにする金
属薄膜の堆積方法と、この金属薄膜の堆積方法を使用し
て、直径が小さく、かつアスペクト比の大きいビアホー
ルをカバレッジよく埋め込んで、信頼性の高い配線層を
形成する方法とを提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記の目的のうち、金属
薄膜の形成方法は、レーザ光を透過する平板(31)の一
方の面に金属膜(32)を堆積してターゲット板(3)を
形成し、このターゲット板(3)に、前記の金属膜(3
2)の形成された面の反対側の面からレーザ光を照射し
て、レーザアブレーション現象により前記金属膜(32)
より放出された金属を、前記のターゲット板(3)の前
記の金属膜(32)に対向して配設された基板(4)上に
堆積する金属薄膜の堆積方法によって達成される。
薄膜の形成方法は、レーザ光を透過する平板(31)の一
方の面に金属膜(32)を堆積してターゲット板(3)を
形成し、このターゲット板(3)に、前記の金属膜(3
2)の形成された面の反対側の面からレーザ光を照射し
て、レーザアブレーション現象により前記金属膜(32)
より放出された金属を、前記のターゲット板(3)の前
記の金属膜(32)に対向して配設された基板(4)上に
堆積する金属薄膜の堆積方法によって達成される。
【0011】なお、前記の平板(31)のレーザ光入射面
と金属膜(32)形成面とを研磨して両面を平行にすると
ゝもに両面の凹凸をそれぞれ50Åより小さくすると堆
積速度が増加し、また、前記のターゲット板(3)を移
動させながら前記の基板(4)上に金属薄膜を堆積する
とターゲット板(3)を長時間使用する上で効果的であ
り、且つ前記の基板(4)上に堆積した金属薄膜の厚さ
を前記の金属膜(32)の厚さより大きくでき、また、前
記のターゲット板(3)を加熱し、このターゲット板
(3)上に形成された前記の金属膜(32)を融解させる
ことも効果的である。
と金属膜(32)形成面とを研磨して両面を平行にすると
ゝもに両面の凹凸をそれぞれ50Åより小さくすると堆
積速度が増加し、また、前記のターゲット板(3)を移
動させながら前記の基板(4)上に金属薄膜を堆積する
とターゲット板(3)を長時間使用する上で効果的であ
り、且つ前記の基板(4)上に堆積した金属薄膜の厚さ
を前記の金属膜(32)の厚さより大きくでき、また、前
記のターゲット板(3)を加熱し、このターゲット板
(3)上に形成された前記の金属膜(32)を融解させる
ことも効果的である。
【0012】上記の目的のうち、金属配線層の形成方法
は、図9の原理図に示すように、ビアホール(6a)の
形成された半導体ウェーハ(6)とレーザ光を透過する
平板(31)の片面に金属膜(32)の形成されたターゲッ
ト板(3)とを、前記のビアホール(6a)の形成され
た面と前記の金属膜(32)の形成された面とを平行に対
向させて配置し、このターゲット板(3)の金属膜(3
2)の形成された面の反対側の面にレーザ光を照射し、
レーザアブレーション現象によりこの金属膜(32)より
金属を放出させ、前記の半導体ウェーハ(6)に金属層
(7)を堆積して前記のビアホール(6a)を埋め込む
半導体装置の製造方法によって達成される。
は、図9の原理図に示すように、ビアホール(6a)の
形成された半導体ウェーハ(6)とレーザ光を透過する
平板(31)の片面に金属膜(32)の形成されたターゲッ
ト板(3)とを、前記のビアホール(6a)の形成され
た面と前記の金属膜(32)の形成された面とを平行に対
向させて配置し、このターゲット板(3)の金属膜(3
2)の形成された面の反対側の面にレーザ光を照射し、
レーザアブレーション現象によりこの金属膜(32)より
金属を放出させ、前記の半導体ウェーハ(6)に金属層
(7)を堆積して前記のビアホール(6a)を埋め込む
半導体装置の製造方法によって達成される。
【0013】また、前記のターゲット板(3)と前記の
半導体ウェーハ(6)とを主面に平行に動かして、この
半導体ウェーハ(6)上の異なる位置のビアホールに次
々に金属層(7)を堆積しビアホールを埋め込むとよ
い。
半導体ウェーハ(6)とを主面に平行に動かして、この
半導体ウェーハ(6)上の異なる位置のビアホールに次
々に金属層(7)を堆積しビアホールを埋め込むとよ
い。
【0014】また、前記のターゲット板(3)上のレー
ザ光照射領域(8)とその延長上の前記の半導体ウェー
ハ(6)の領域の間の空間に開口(9a)を有する遮蔽
板(9)を配置すると効果的である。
ザ光照射領域(8)とその延長上の前記の半導体ウェー
ハ(6)の領域の間の空間に開口(9a)を有する遮蔽
板(9)を配置すると効果的である。
【0015】
【作用】図1に示すように、レーザ光を透過する平板31
の一方の面に金属膜32の形成されたターゲット板3の金
属膜32の形成されていない方の面からレーザ光を照射す
ると、レーザ光は平板31を透過して金属膜32に入射し、
レーザアブレーション現象によって金属粒子が金属膜32
の表面から金属膜32の表面に垂直な方向に飛び出す。飛
び出した金属粒子は金属膜32に対向して配設されている
基板4の上に堆積する。このため、ターゲット板3を挟
んで基板4と反対側にあるレーザ光導入窓2の真空側に
は金属が堆積しなくなり、レーザ光導入窓2のレーザ光
に対する透過率が低下しなくなる。なお、ターゲット板
3に金属膜32が0.05μm以上残存していれば、レー
ザ光が金属膜32を透過して基板4に入射することはな
い。
の一方の面に金属膜32の形成されたターゲット板3の金
属膜32の形成されていない方の面からレーザ光を照射す
ると、レーザ光は平板31を透過して金属膜32に入射し、
レーザアブレーション現象によって金属粒子が金属膜32
の表面から金属膜32の表面に垂直な方向に飛び出す。飛
び出した金属粒子は金属膜32に対向して配設されている
基板4の上に堆積する。このため、ターゲット板3を挟
んで基板4と反対側にあるレーザ光導入窓2の真空側に
は金属が堆積しなくなり、レーザ光導入窓2のレーザ光
に対する透過率が低下しなくなる。なお、ターゲット板
3に金属膜32が0.05μm以上残存していれば、レー
ザ光が金属膜32を透過して基板4に入射することはな
い。
【0016】また、レーザアブレーション現象では、タ
ーゲットの金属膜から放出される金属粒子は主に金属膜
表面から垂直な方向に放出されるため、スパッタ法や真
空蒸着法による放出粒子と比較して運動方向に指向性を
持つ。このため、半導体ウェーハ6のビアホール6aの
形成された面とターゲット板3の金属膜32の形成された
面を平行に対向させて配置し、ターゲット板3の金属膜
32の形成された面の反対側の面にレーザ光を照射し、レ
ーザアブレーション現象により金属膜32より金属粒子を
放出させると、ビアホール6aにはほゞ垂直方向から金
属粒子が飛来することになり、ビアホールの縁からの堆
積金属の迫り出しは減少し、ビアホールの中に金属層7
をカバレッジよく堆積することができる。
ーゲットの金属膜から放出される金属粒子は主に金属膜
表面から垂直な方向に放出されるため、スパッタ法や真
空蒸着法による放出粒子と比較して運動方向に指向性を
持つ。このため、半導体ウェーハ6のビアホール6aの
形成された面とターゲット板3の金属膜32の形成された
面を平行に対向させて配置し、ターゲット板3の金属膜
32の形成された面の反対側の面にレーザ光を照射し、レ
ーザアブレーション現象により金属膜32より金属粒子を
放出させると、ビアホール6aにはほゞ垂直方向から金
属粒子が飛来することになり、ビアホールの縁からの堆
積金属の迫り出しは減少し、ビアホールの中に金属層7
をカバレッジよく堆積することができる。
【0017】また、半導体ウェーハ6を主面に平行に動
かして、ターゲット板3上のレーザ光照射領域8の下に
次々に半導体ウェーハ6の異なる点をもってくることに
より各種の形と広さの金属層7の形成に対処することが
できる。
かして、ターゲット板3上のレーザ光照射領域8の下に
次々に半導体ウェーハ6の異なる点をもってくることに
より各種の形と広さの金属層7の形成に対処することが
できる。
【0018】また、ターゲット板3上のレーザ光照射領
域8とその延長上の半導体ウェーハ6の領域の間の空間
に開口9aを有する遮蔽板9を配置するようにすれば、
基板上に到達する金属粒子のうちビアホール6aの底に
到達できる運動方向を持つ金属粒子の割合が大きくなる
ので、ビアホール6aの縁からの堆積金属の迫り出しが
さらに抑制される。
域8とその延長上の半導体ウェーハ6の領域の間の空間
に開口9aを有する遮蔽板9を配置するようにすれば、
基板上に到達する金属粒子のうちビアホール6aの底に
到達できる運動方向を持つ金属粒子の割合が大きくなる
ので、ビアホール6aの縁からの堆積金属の迫り出しが
さらに抑制される。
【0019】
【実施例】以下、図面を参照して、本発明の四つの実施
例に係る金属薄膜の堆積方法と四つの実施例に係る金属
配線層の形成方法とについて説明する。 (1)金属薄膜の堆積方法
例に係る金属薄膜の堆積方法と四つの実施例に係る金属
配線層の形成方法とについて説明する。 (1)金属薄膜の堆積方法
【0020】第1実施例 図1参照 図1に金属薄膜の堆積装置の構成図を示す。図におい
て、1は真空チャンバであり、2はレーザ光導入窓であ
り、3はレーザ光を透過する材料、例えば石英ガラスよ
りなる平板31の一方の面に金属膜32の形成されたターゲ
ット板であり、4は金属が堆積される基板である。
て、1は真空チャンバであり、2はレーザ光導入窓であ
り、3はレーザ光を透過する材料、例えば石英ガラスよ
りなる平板31の一方の面に金属膜32の形成されたターゲ
ット板であり、4は金属が堆積される基板である。
【0021】ターゲット板3として、厚さ1cmの石英
ガラス31の一方の面に0.1μm厚にアルミニウム膜32
を堆積したものを使用する。このターゲット板3のアル
ミニウム膜32から5cm離隔してターゲット板3に平行
にシリコン基板4を配設する。真空チャンバ1内の圧力
を1×10-7Torrとし、ArFエキシマレーザ(繰り返
し周波数50Hz、パルス幅15ns、1パルスあたり
のエネルギー150mJ)をレーザ光導入窓2から導入
して、ターゲット板3のアルミニウム膜32上において1
mm×1mm程度の大きさに集光するように照射する。
ガラス31の一方の面に0.1μm厚にアルミニウム膜32
を堆積したものを使用する。このターゲット板3のアル
ミニウム膜32から5cm離隔してターゲット板3に平行
にシリコン基板4を配設する。真空チャンバ1内の圧力
を1×10-7Torrとし、ArFエキシマレーザ(繰り返
し周波数50Hz、パルス幅15ns、1パルスあたり
のエネルギー150mJ)をレーザ光導入窓2から導入
して、ターゲット板3のアルミニウム膜32上において1
mm×1mm程度の大きさに集光するように照射する。
【0022】図2参照 このようにしてレーザ光を約10分間照射したときのシ
リコン基板4の上に堆積したアルミニウム膜5の断面を
図2に示す。なお、レーザ光導入窓2の真空側にはアル
ミニウムの堆積はなかった。
リコン基板4の上に堆積したアルミニウム膜5の断面を
図2に示す。なお、レーザ光導入窓2の真空側にはアル
ミニウムの堆積はなかった。
【0023】第2実施例 図3参照 ターゲット板3の石英ガラス31の両面を研磨し、レーザ
光入射面とアルミニウム膜32形成面とを平行にするとゝ
もに、表面の凹凸をいずれも50Å以下にする。その他
の条件は第1実施例と同一にしてアルミニウム膜を堆積
すると、ターゲット板3のレーザ光入射面とアルミニウ
ム膜形成面とにおけるレーザ光の散乱が少なくなるた
め、図3に示すように、シリコン基板4上に堆積するア
ルミニウム膜5の厚さは第1実施例に比べて約50%増
加した。
光入射面とアルミニウム膜32形成面とを平行にするとゝ
もに、表面の凹凸をいずれも50Å以下にする。その他
の条件は第1実施例と同一にしてアルミニウム膜を堆積
すると、ターゲット板3のレーザ光入射面とアルミニウ
ム膜形成面とにおけるレーザ光の散乱が少なくなるた
め、図3に示すように、シリコン基板4上に堆積するア
ルミニウム膜5の厚さは第1実施例に比べて約50%増
加した。
【0024】第3実施例 図4、図5参照 ターゲット板3を固定してレーザ光を照射する場合に
は、約10分間の照射で石英ガラス31上のアルミニウム
膜32に、図4に示すように1mm×1mm×0.05μ
m(深さ)の凹部が形成されるが、ターゲット板を移動
してターゲット板の全面にレーザ光を照射するようにす
れば、図5に示すように、10分間の照射でアルミニウ
ム膜32が均等に約0.02μm薄くなるだけである。こ
の方法を使用すれば、ターゲット板を長時間使用するこ
とが可能になり、且つターゲット板上のアルミニウム膜
の厚さ0.1μm以上の厚さに基板上にアルミニウム膜
を堆積できる。
は、約10分間の照射で石英ガラス31上のアルミニウム
膜32に、図4に示すように1mm×1mm×0.05μ
m(深さ)の凹部が形成されるが、ターゲット板を移動
してターゲット板の全面にレーザ光を照射するようにす
れば、図5に示すように、10分間の照射でアルミニウ
ム膜32が均等に約0.02μm薄くなるだけである。こ
の方法を使用すれば、ターゲット板を長時間使用するこ
とが可能になり、且つターゲット板上のアルミニウム膜
の厚さ0.1μm以上の厚さに基板上にアルミニウム膜
を堆積できる。
【0025】第4実施例 図6、図7参照 石英ガラス31上のアルミニウム膜32を660℃程度に加
熱して融解させておいてレーザ光を照射すると、レーザ
パルスが照射された直後はアルミニウム膜32から粒子が
飛び出して、図6に示すようにアルミニウム膜32に凹部
が形成されるが、次のレーザパルスが照射されるまでに
融解しているアルミニウムによって凹部が埋められ、図
7に示すように凹部が消滅する。このようにすれば、タ
ーゲット板を常に同じ条件に保ってアルミニウム膜を堆
積することが可能になり、また、ターゲット板を頻繁に
移動しなくても長時間の使用が可能になる。 (2)金属配線層の形成方法 図9(a)〜(c)は本発明の原理説明図である。
熱して融解させておいてレーザ光を照射すると、レーザ
パルスが照射された直後はアルミニウム膜32から粒子が
飛び出して、図6に示すようにアルミニウム膜32に凹部
が形成されるが、次のレーザパルスが照射されるまでに
融解しているアルミニウムによって凹部が埋められ、図
7に示すように凹部が消滅する。このようにすれば、タ
ーゲット板を常に同じ条件に保ってアルミニウム膜を堆
積することが可能になり、また、ターゲット板を頻繁に
移動しなくても長時間の使用が可能になる。 (2)金属配線層の形成方法 図9(a)〜(c)は本発明の原理説明図である。
【0026】図9(a)はレーザアブレーション現象を
利用した金属膜堆積装置の概略図である。図において、
6は半導体ウェーハであり、6aはビアホールであり、
3はターゲット板であり、31はレーザ光を透過する平板
であり、32は金属膜であり、10はレーザであり、11はレ
ンズであり、2はレーザ光導入窓であり、1は真空チャ
ンバである。
利用した金属膜堆積装置の概略図である。図において、
6は半導体ウェーハであり、6aはビアホールであり、
3はターゲット板であり、31はレーザ光を透過する平板
であり、32は金属膜であり、10はレーザであり、11はレ
ンズであり、2はレーザ光導入窓であり、1は真空チャ
ンバである。
【0027】図9(b)はターゲット板と基板の移動を
示す図である。図において、7は金属層であり、8はレ
ーザ光照射領域である。図9(c)はさらに開口9aを
有する遮蔽板9を配置した図である。
示す図である。図において、7は金属層であり、8はレ
ーザ光照射領域である。図9(c)はさらに開口9aを
有する遮蔽板9を配置した図である。
【0028】以下、図9(a)〜(c)に基づく具体的
な実施例について説明する。レーザ10として、例えばA
rFエキシマレーザ(波長193nm、繰り返し周波数
50Hz、パルス幅15ns)を用いる。1パルス当り
のエネルギーは150mJである。レーザ光導入窓2は
この波長の光を通す材料で構成する。ターゲット板3を
構成する平板31もこの波長の光を通す材料で構成し、厚
さは例えば10mmとする。ターゲット板3の片側には
金属膜32として厚さ0.1μmのアルミニウム(Al)
膜が形成されている。半導体ウェーハ6は、例えばシリ
コンウェーハで、表面の絶縁膜に直径0.6μm、深さ
1μmのビアホール6aが形成され、その底部には半導
体層または金属層が露出している。図ではビアホールを
1箇だけ示したが、複数箇あってもかまわない。
な実施例について説明する。レーザ10として、例えばA
rFエキシマレーザ(波長193nm、繰り返し周波数
50Hz、パルス幅15ns)を用いる。1パルス当り
のエネルギーは150mJである。レーザ光導入窓2は
この波長の光を通す材料で構成する。ターゲット板3を
構成する平板31もこの波長の光を通す材料で構成し、厚
さは例えば10mmとする。ターゲット板3の片側には
金属膜32として厚さ0.1μmのアルミニウム(Al)
膜が形成されている。半導体ウェーハ6は、例えばシリ
コンウェーハで、表面の絶縁膜に直径0.6μm、深さ
1μmのビアホール6aが形成され、その底部には半導
体層または金属層が露出している。図ではビアホールを
1箇だけ示したが、複数箇あってもかまわない。
【0029】シリコンウェーハ6のビアホール6aの形
成された面とターゲット板3の金属膜32の形成された面
とを平行に対向させる。その間隔は例えば5mmとす
る。レンズ11によりレーザ光を金属膜32の位置に集光さ
せる。そのレーザ光照射領域は例えば1mm×1mmで
ある。アルミニウム膜32のレーザアブレーション現象に
よるシリコンウェーハ6への金属層7堆積時の真空チャ
ンバ1内の圧力は、1×10-7Torrとする。
成された面とターゲット板3の金属膜32の形成された面
とを平行に対向させる。その間隔は例えば5mmとす
る。レンズ11によりレーザ光を金属膜32の位置に集光さ
せる。そのレーザ光照射領域は例えば1mm×1mmで
ある。アルミニウム膜32のレーザアブレーション現象に
よるシリコンウェーハ6への金属層7堆積時の真空チャ
ンバ1内の圧力は、1×10-7Torrとする。
【0030】第1実施例 図10は第1実施例を説明するための断面図である。レー
ザとシリコンウェーハ6の位置を固定し、ターゲット板
3を主面に平行に1cm/分の速さで移動させながらレ
ーザの照射を20分間行った。
ザとシリコンウェーハ6の位置を固定し、ターゲット板
3を主面に平行に1cm/分の速さで移動させながらレ
ーザの照射を20分間行った。
【0031】シリコンウェーハ6上には、厚さ約1μm
の金属層(アルミニウム層)7が堆積した。ビアホール
6aの縁にアルミニウムの迫り出しはなく、ビアホール
6a内はアルミニウムで完全に埋め込まれた。
の金属層(アルミニウム層)7が堆積した。ビアホール
6aの縁にアルミニウムの迫り出しはなく、ビアホール
6a内はアルミニウムで完全に埋め込まれた。
【0032】第2実施例 図11(a)・(b)は第2実施例を説明するための断面
図であり、(a)は遮蔽板9をシリコンウェーハ6とタ
ーゲット板3との間に配置した場合、(b)は比較のた
め遮蔽板9を配置しない場合を示す。
図であり、(a)は遮蔽板9をシリコンウェーハ6とタ
ーゲット板3との間に配置した場合、(b)は比較のた
め遮蔽板9を配置しない場合を示す。
【0033】遮蔽板9は例えば0.5mm×0.5mm
□の開口9aを持つアルミニウムであり、シリコンウェ
ーハ6のビアホール6aの形成された面とターゲット板
3のアルミニウム膜32の形成された面のほゞ中間に配置
する。開口9aはレーザ光照射領域8を延長した領域の
ほゞ中央に位置するようにした。
□の開口9aを持つアルミニウムであり、シリコンウェ
ーハ6のビアホール6aの形成された面とターゲット板
3のアルミニウム膜32の形成された面のほゞ中間に配置
する。開口9aはレーザ光照射領域8を延長した領域の
ほゞ中央に位置するようにした。
【0034】第1実施例と同様にして、レーザとシリコ
ンウェーハ6の位置を固定し、ターゲット板3を主面に
平行に1cm/分の速さで移動させながらレーザを照射
して、シリコンウェーハ6上に厚さ約0.5μmの金属
層(アルミニウム層)7を堆積した。
ンウェーハ6の位置を固定し、ターゲット板3を主面に
平行に1cm/分の速さで移動させながらレーザを照射
して、シリコンウェーハ6上に厚さ約0.5μmの金属
層(アルミニウム層)7を堆積した。
【0035】遮蔽板9を配置した場合(図11(a))と
配置しない場合(図11(b))とを比較すると、遮蔽板
9の存在により、基板上に到達する金属粒子のうちビア
ホール6aの底へ到達できる運動方向を持つ金属粒子の
割合が増え、一方、ビアホール6aの側壁への堆積が減
少し、遮蔽板9を配置することにより、ビアホール6a
の埋め込みがさらによくなる。
配置しない場合(図11(b))とを比較すると、遮蔽板
9の存在により、基板上に到達する金属粒子のうちビア
ホール6aの底へ到達できる運動方向を持つ金属粒子の
割合が増え、一方、ビアホール6aの側壁への堆積が減
少し、遮蔽板9を配置することにより、ビアホール6a
の埋め込みがさらによくなる。
【0036】第3実施例 図12(a)・(b)は第3実施例を説明するための断面
図であり、(a)はシリコンウェーハ6のビアホール6
aの形成された面とターゲット板3のアルミニウム膜32
の形成された面を平行に配置した場合、(b)は比較の
ためシリコンウェーハ6のビアホール6aの形成された
面をターゲット板3のアルミニウム膜32の形成された面
に対して例えば30°傾けた場合を示す。
図であり、(a)はシリコンウェーハ6のビアホール6
aの形成された面とターゲット板3のアルミニウム膜32
の形成された面を平行に配置した場合、(b)は比較の
ためシリコンウェーハ6のビアホール6aの形成された
面をターゲット板3のアルミニウム膜32の形成された面
に対して例えば30°傾けた場合を示す。
【0037】第1実施例と同様にして、アルミニウム膜
32に20分間のレーザ光照射を行った。但し、ターゲッ
ト板3の移動方向は図面に垂直な方向とする。
32に20分間のレーザ光照射を行った。但し、ターゲッ
ト板3の移動方向は図面に垂直な方向とする。
【0038】シリコンウェーハ6を傾けた場合(図12
(b))は、金属粒子の飛来方向がビアホール6aの垂
直軸から傾いているため、ビアホール6aの片側の側壁
に多くアルミニウム層7が堆積し、ビアホール6aの埋
め込みが完全でなくなる。
(b))は、金属粒子の飛来方向がビアホール6aの垂
直軸から傾いているため、ビアホール6aの片側の側壁
に多くアルミニウム層7が堆積し、ビアホール6aの埋
め込みが完全でなくなる。
【0039】第4実施例 図13(a)〜(d)は第4実施例を説明するための断面
図であり、図13(a)は、シリコンウェーハ6のビアホ
ール6aの形成された面とターゲット板3のアルミニウ
ム膜32の形成された面とを平行に配置し、ビアホール6
aがレーザ光照射領域の真下から約5mm右に離れた位
置に配置した状態を示している。
図であり、図13(a)は、シリコンウェーハ6のビアホ
ール6aの形成された面とターゲット板3のアルミニウ
ム膜32の形成された面とを平行に配置し、ビアホール6
aがレーザ光照射領域の真下から約5mm右に離れた位
置に配置した状態を示している。
【0040】図13(b)は、この状態でビアホール6a
にアルミニウム層7が堆積した状態を示す。ビアホール
6aの位置には金属粒子の飛来が少なく、さらにビアホ
ール6a内では金属粒子の飛来方向から見て影になる側
壁には堆積が少ない。
にアルミニウム層7が堆積した状態を示す。ビアホール
6aの位置には金属粒子の飛来が少なく、さらにビアホ
ール6a内では金属粒子の飛来方向から見て影になる側
壁には堆積が少ない。
【0041】図13(c)は、この状態からターゲット板
3とシリコンウェーハ6とを同時に左方向へ1mmづつ
断続的に移動し、第1実施例と同様にして、アルミニウ
ム膜32に20分間のレーザ光照射を行ってシリコンウェ
ーハ6にアルミニウム層7を堆積したことを説明する図
である。
3とシリコンウェーハ6とを同時に左方向へ1mmづつ
断続的に移動し、第1実施例と同様にして、アルミニウ
ム膜32に20分間のレーザ光照射を行ってシリコンウェ
ーハ6にアルミニウム層7を堆積したことを説明する図
である。
【0042】図13(d)はそのようにして20分間アル
ミニウム膜32にレーザ光照射を行い、アルミニウム層7
をビアホール6aを含む領域に堆積した結果を示す。ビ
アホール6aはカバレッジよく埋め込まれている。
ミニウム膜32にレーザ光照射を行い、アルミニウム層7
をビアホール6aを含む領域に堆積した結果を示す。ビ
アホール6aはカバレッジよく埋め込まれている。
【0043】第1実施例乃至第4実施例に示した例で
は、ビアホール6aを埋め込むカバレッジのよい金属配
線層の形成される領域は1mm×1mm□程度の領域で
あるが、シリコンウェーハを移動して金属配線層の形成
される領域を次々に変更していくことにより、所望の広
さの領域に金属配線層を形成することができる。
は、ビアホール6aを埋め込むカバレッジのよい金属配
線層の形成される領域は1mm×1mm□程度の領域で
あるが、シリコンウェーハを移動して金属配線層の形成
される領域を次々に変更していくことにより、所望の広
さの領域に金属配線層を形成することができる。
【0044】
【発明の効果】以上説明したとおり、本発明に係る金属
薄膜の堆積方法においては、ターゲット板としてレーザ
光を透過する平板の一方の面に金属膜を形成したものを
使用し、金属膜の形成されていない方の面からレーザ光
を照射して金属粒子を金属膜の表面に垂直な方向に放出
させ、この放出された金属粒子を金属膜に対向して配設
されている基板に堆積させるので、ターゲット板を挟ん
で基板と反対側に配設されているレーザ光導入窓には金
属が堆積することがなくなり、一定の堆積速度で金属薄
膜を堆積することが可能になる。
薄膜の堆積方法においては、ターゲット板としてレーザ
光を透過する平板の一方の面に金属膜を形成したものを
使用し、金属膜の形成されていない方の面からレーザ光
を照射して金属粒子を金属膜の表面に垂直な方向に放出
させ、この放出された金属粒子を金属膜に対向して配設
されている基板に堆積させるので、ターゲット板を挟ん
で基板と反対側に配設されているレーザ光導入窓には金
属が堆積することがなくなり、一定の堆積速度で金属薄
膜を堆積することが可能になる。
【0045】また、この金属薄膜の形成方法を使用すれ
ば、微細な、かつアスペクト比の大きいビアホールをカ
バレッジよく埋め込むことができ、信頼性の高い金属配
線層を形成することができる。本発明は半導体装置の高
集積化、微細化に寄与するものである。
ば、微細な、かつアスペクト比の大きいビアホールをカ
バレッジよく埋め込むことができ、信頼性の高い金属配
線層を形成することができる。本発明は半導体装置の高
集積化、微細化に寄与するものである。
【図1】本発明に係る金属薄膜堆積方法の説明図であ
る。
る。
【図2】シリコン基板上に堆積したアルミニウム膜の断
面図である。
面図である。
【図3】ターゲット板の石英ガラス表面の凹凸を50Å
以下にした場合のシリコン基板上に堆積したアルミニウ
ム膜の断面図である。
以下にした場合のシリコン基板上に堆積したアルミニウ
ム膜の断面図である。
【図4】ターゲット板を移動しないでレーザ光を照射し
た場合のターゲット板の断面図である。
た場合のターゲット板の断面図である。
【図5】ターゲット板を移動しながらレーザ光を照射し
た場合のターゲット板の断面図である。
た場合のターゲット板の断面図である。
【図6】ターゲット板を加熱した場合のレーザパルス照
射直後のターゲット板の断面図である。
射直後のターゲット板の断面図である。
【図7】ターゲット板を加熱した場合の次のレーザパル
ス照射直前のターゲット板の断面図である。
ス照射直前のターゲット板の断面図である。
【図8】従来技術に係る金属薄膜堆積方法の説明図であ
る。
る。
【図9】(a)〜(c)は本発明の原理説明図である。
【図10】金属配線層形成の第1実施例を説明するため
の断面図である。
の断面図である。
【図11】(a)・(b)は金属配線層形成の第2実施
例を説明するための断面図である。
例を説明するための断面図である。
【図12】(a)・(b)は金属配線層形成の第3実施
例を説明するための断面図である。
例を説明するための断面図である。
【図13】(a)〜(d)は金属配線層形成の第4実施
例を説明するための断面図である。
例を説明するための断面図である。
【図14】従来の問題点を説明するための断面図であ
る。
る。
1 真空チャンバ 2 レーザ光導入窓 3 ターゲット板 31 レーザ光を透過する平板(石英ガラス) 32 金属膜(アルミニウム膜) 4 基板(シリコン基板) 5 堆積したアルミニウム膜 6 半導体ウェーハ(シリコンウェーハ) 6a ビアホール 7 金属層(アルミニウム層) 8 レーザ光照射領域 9 遮蔽膜 9a 開口 10 レーザ(エキシマレーザ) 11 レンズ
Claims (7)
- 【請求項1】 レーザ光を透過する平板(31)の一方の
面に金属膜(32)を堆積してターゲット板(3)を形成
し、 該ターゲット板(3)に、前記金属膜(32)の形成され
た面の反対側の面からレーザ光を照射して、レーザアブ
レーション現象により前記金属膜(32)より放出された
金属を、前記ターゲット板(3)の前記金属膜(32)に
対向して配設された基板(4)上に堆積することを特徴
とする金属薄膜の堆積方法。 - 【請求項2】 前記平板(31)のレーザ光入射面と金属
膜(32)形成面とを研磨して両面を平行にするとゝもに
両面の凹凸をそれぞれ50Åより小さくすることを特徴
とする請求項1記載の金属薄膜の堆積方法。 - 【請求項3】 前記ターゲット板(3)を移動させなが
ら前記基板(4)上に金属薄膜を堆積することを特徴と
する請求項1または2記載の金属薄膜の堆積方法。 - 【請求項4】 前記ターゲット板(3)を加熱し、該タ
ーゲット板(3)上に形成された前記金属膜(32)を融
解させることを特徴とする請求項1、2、または、3記
載の金属薄膜の堆積方法。 - 【請求項5】 ビアホール(6a)の形成された半導体
ウェーハ(6)とレーザ光を透過する平板(31)の片面
に金属膜(32)の形成されたターゲット板(3)とを、
前記ビアホール(6a)の形成された面と前記金属膜
(32)の形成された面とを平行に対向させて配置し、前
記ターゲット板(3)の金属膜(32)の形成された面の
反対側の面にレーザ光を照射し、レーザアブレーション
現象により前記金属膜(32)より金属を放出させ、前記
半導体ウェーハ(6)に金属層(7)を堆積して前記ビ
アホール(6a)を埋め込むことを特徴とする半導体装
置の製造方法。 - 【請求項6】 前記ターゲット板(3)と前記半導体ウ
ェーハ(6)とを主面に平行に動かして、該半導体ウェ
ーハ(6)上の異なる位置のビアホールに次々に金属層
(7)を堆積しビアホールを埋め込むことを特徴とする
請求項5記載の半導体装置の製造方法。 - 【請求項7】 前記ターゲット板(3)上のレーザ光照
射領域(8)とその延長上の前記半導体ウェーハ(6)
の領域の間の空間に開口(9a)を有する遮蔽板(9)
を配置することを特徴とする請求項6記載の半導体装置
の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17516892A JPH0617243A (ja) | 1992-07-02 | 1992-07-02 | 金属薄膜の堆積方法及び半導体装置の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17516892A JPH0617243A (ja) | 1992-07-02 | 1992-07-02 | 金属薄膜の堆積方法及び半導体装置の製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0617243A true JPH0617243A (ja) | 1994-01-25 |
Family
ID=15991457
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP17516892A Withdrawn JPH0617243A (ja) | 1992-07-02 | 1992-07-02 | 金属薄膜の堆積方法及び半導体装置の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0617243A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2006057353A1 (ja) * | 2004-11-26 | 2006-06-01 | Kyoto University | 薄膜形成方法、蒸着源基板およびその製造方法 |
JP2008193067A (ja) * | 2007-01-10 | 2008-08-21 | Sumitomo Electric Ind Ltd | 金属膜パターン形成方法 |
US20090258769A1 (en) * | 2006-07-03 | 2009-10-15 | Valiani Srl | System For The Rapid Change Of Head On Operating Machines |
-
1992
- 1992-07-02 JP JP17516892A patent/JPH0617243A/ja not_active Withdrawn
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2006057353A1 (ja) * | 2004-11-26 | 2006-06-01 | Kyoto University | 薄膜形成方法、蒸着源基板およびその製造方法 |
JP2006152352A (ja) * | 2004-11-26 | 2006-06-15 | Kyoto Univ | 薄膜形成方法 |
US20090258769A1 (en) * | 2006-07-03 | 2009-10-15 | Valiani Srl | System For The Rapid Change Of Head On Operating Machines |
JP2008193067A (ja) * | 2007-01-10 | 2008-08-21 | Sumitomo Electric Ind Ltd | 金属膜パターン形成方法 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 19991005 |