JPH0617222A - 合金化溶融亜鉛めっき鋼板の製造方法 - Google Patents

合金化溶融亜鉛めっき鋼板の製造方法

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JPH0617222A
JPH0617222A JP4196539A JP19653992A JPH0617222A JP H0617222 A JPH0617222 A JP H0617222A JP 4196539 A JP4196539 A JP 4196539A JP 19653992 A JP19653992 A JP 19653992A JP H0617222 A JPH0617222 A JP H0617222A
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昇 田口
Akihiko Nakamura
秋彦 中村
Masahiro Iwabuchi
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 連続溶融亜鉛めっき処理ラインでの合金化溶
融亜鉛めっき鋼板の製造において、コイル全長に亘り適
正な合金化度を高精度に得ること 【構成】 鋼板を溶融亜鉛めっきした後、気体絞り装置
により目付量調整を行い、引き続き高周波誘導加熱炉に
導入して合金化処理する方法において、気体絞り装置に
より目付量調整がなされた鋼板面のZn付着量を、高周
波誘導加熱炉の入側に設けられたZn熱間付着量計で連
続的に測定し、この測定値に基づき高周波誘導加熱炉で
の鋼板の加熱条件をフィーフォーワード制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、厳密な合金化制御を
可能とする合金化溶融亜鉛めっき鋼板の製造方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】合金化溶融亜鉛めっき鋼板の品質特性に
対する要求は近年非常に高くなってきており、耐パウダ
リング性、外板適正等に優れた鋼板を得るには非常に厳
密な合金化制御が要求される。しかし、現実には種々の
外乱により安定して適正な合金化条件を維持することが
できず、品質の低下、歩留低下を生じている。このよう
な問題に対し、加熱制御性のよい高周波誘導加熱方式の
合金化炉の採用が提案され、また、従来のオペレーター
の目視と経験とに依存していた操作に代る方法として、
合金化度を測定できるセンサーを用い合金化炉の加熱条
件をフィードバック制御する方法、さらには、合金化条
件と合金化度の関係をモデル化し、これを上記フィード
バック制御に加味する方法等が提案されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、通常、合金化
センサーの設置場所は合金化炉から遠く離れた位置にあ
るため、このセンサーによる合金化度のきめ細かいフィ
ードバック制御を行うことは事実上不可能である。ま
た、合金化に影響する操業要因としてめっき付着量、め
っき浴温、浴中Al濃度、鋼種等があるが、このうちめ
っき付着量の変動は他の要因に較べて変動速度が速く、
上記合金化炉のフィードバック制御だけでは全く対応で
きない。また、めっき付着量の変動を抑えるために気体
絞り装置によるめっき付着量制御が別途行われている
が、最も進んだ方法と考えられるZn熱間付着量計(所
謂、ホットゲージ)を使用した制御方法でも±5%程度
の付着量変動は避けられず、合金化変動要因となる。
【0004】本発明はこのような従来の問題に鑑み、溶
融亜鉛めっき鋼板のコイル全長に亘り適正な合金化度を
高精度に得ることができる合金化溶融亜鉛めっき鋼板の
製造方法を提供しようとするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】このような目的を達成す
るための本発明法は、連続溶融亜鉛めっき処理ラインに
おいて、鋼板を溶融亜鉛めっきした後、気体絞り装置に
より目付量調整を行い、引き続き高周波誘導加熱炉に導
入して合金化処理する方法において、気体絞り装置によ
り目付量調整がなされた鋼板面のZn付着量を、高周波
誘導加熱炉の入側に設けられたZn熱間付着量計で連続
的に測定し、この測定値に基づき高周波誘導加熱炉での
鋼板の加熱条件をフィーフォーワード制御することを特
徴とする合金化溶融亜鉛めっき鋼板の製造方法である。
【0006】
【作用】気体絞り装置により目付量調整がなされた鋼板
面のZn付着量を、Zn熱間付着量計で連続的に測定す
る。この付着量の実測値に基づき、事前に得られている
適正合金化度を得るためのZn付着量と加熱条件(炉操
作量)との関係から、適正な合金化のための加熱条件が
求められ、高周波誘導加熱炉での鋼板の加熱条件がフィ
ードフォーワード制御される。高周波誘導加熱炉は応答
性(加熱制御性)に優れているため、上記フィードフォ
ーワード制御により適正な合金化度を高精度に得ること
ができる。
【0007】
【実施例】図1は本発明の実施に供される連続溶融亜鉛
めっきラインの一例を示すもので、1は亜鉛ポット、2
はシンクロール、3は気体絞り装置、4は合金化炉であ
る高周波誘導加熱炉、5は保熱・冷却帯、6は冷却帯、
7は高周波誘導加熱制御装置、8は合金化度制御装置、
9は付着量制御装置である。前記気体絞り装置3と高周
波誘導加熱炉4との間にはZn熱間付着量計10(所
謂、ホットゲージ)が設置されている。また、この実施
例では、冷却帯6のライン下流側にZn付着量計11
(所謂、コールドゲージ)と合金化センサー12を設け
てある。
【0008】鋼板Sは亜鉛ポット1で溶融亜鉛めっきさ
れた後、浴外に引き出され気体絞り装置3でめっき付着
量が調整される。めっき付着量調整されためっき鋼板S
は、Zn熱間付着量計10でめっき付着量が測定された
後、高周波誘導加熱炉4に導入され、合金化処理され
る。Zn熱間付着量計10によるめっき付着量の実測値
は合金化度制御装置8に出力される。合金化度制御装置
8には、予め目標合金化度、操業条件(ストリップ厚お
よび幅、鋼種、めっき浴温、めっき浴中Al濃度、ライ
ンスピード、目標めっき付着量等)が入力され、また、
これら操業条件に基づき適正合金化度を得るためのめっ
き付着量と合金化炉での加熱条件(炉操作量)との関係
が得られている。そして、このZn付着量と加熱条件と
の関係に基づき、Zn熱間付着量計10によるめっき付
着量の実測値から目標合金化度となる加熱条件(電力
量)が算出され、これに基づき高周波誘導加熱制御装置
7がフィードフォーワード制御される。
【0009】また、Zn熱間付着量計10の実測値とZ
n付着量計11の実測値が付着量制御装置9に出力さ
れ、これら付着量の実測値に基づき、めっき付着量のフ
ィードバック制御が行われる。また、本実施例では合金
化センサー12で合金化度が測定され、その実測値が合
金化度制御装置8に出力され、高周波誘導加熱装置7の
フィードバック制御も行われている。実操業において
は、手動設定では対応が難しい合金化度の主変動要因は
付着量変動であるため、本発明によるZn熱間付着量計
を利用した上記のフィードフォーワード制御だけでも十
分な効果が得られるが、上記のように本発明法と合金化
センサー12の測定値に基づくフィードバック制御を組
み合わせることにより、より高精度の合金化度制御を行
うことができる。
【0010】以下、図1の製造ラインによる具体的な実
施例を示す。板厚0.7〜1.0mm、板幅1200〜
1700mmの冷延コイルを素材にして、図1に示す連
続溶融亜鉛めっきラインで合金化溶融亜鉛めっき鋼板を
製造し、各20本のコイルについて板幅センターの合金
化度を調べた。操業・処理条件は、ライン速度70〜1
00mpm、片面当りめっき付着量40〜70g/
2、目標合金化度10%(Fe%)であった。また、
合金化度については合金化センサーで測定した。
【0011】本発明法に関しては、Zn熱間付着量計1
0の実測値に基づくフィードフォーワード制御のみを行
う方法(方法A)と、このフィードフォーワード制御と
Zn付着量計11の実測値に基づくフィードバック制御
とを組み合わせた方法(方法B)をそれぞれ実施した。
また、比較例として、手動設定だけによる製造法(方法
a)と上記フィードバック制御のみを行う製造法(方法
b)も同じ操業・処理条件で実施した。それぞれの方法
によって得られた合金化溶融亜鉛めっき鋼板の合金化度
と目標合金化度との差σを表1に示す。
【0012】
【表1】
【0013】
【発明の効果】以上述べた本発明によれば、合金化炉と
して加熱制御性に優れた高周波誘導加熱炉を用い、しか
も合金化炉入側に設けられたZn熱間付着量計によるめ
っき付着量の実測値に基づき合金化炉での鋼板加熱条件
をフィードフォーワード制御するため、溶融亜鉛めっき
鋼板のコイル全長に亘り適正な合金化度を高精度に得る
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施に供される連続溶融亜鉛めっきラ
インの一例を示す説明図
【符号の説明】
1…亜鉛ポット、2…シンクロール、3…気体絞り装
置、4…高周波誘導加熱炉、5…保熱・冷却帯、6…冷
却帯、7…高周波誘導加熱制御装置、8…合金化度制御
装置、9…付着量制御装置、10…Zn熱間付着量計、
11…Zn付着量計、12…合金化センサー

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 連続溶融亜鉛めっき処理ラインにおい
    て、鋼板を溶融亜鉛めっきした後、気体絞り装置により
    目付量調整を行い、引き続き高周波誘導加熱炉に導入し
    て合金化処理する方法において、気体絞り装置により目
    付量調整がなされた鋼板面のZn付着量を、高周波誘導
    加熱炉の入側に設けられたZn熱間付着量計で連続的に
    測定し、この測定値に基づき高周波誘導加熱炉での鋼板
    の加熱条件をフィーフォーワード制御することを特徴と
    する合金化溶融亜鉛めっき鋼板の製造方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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