JPH07150329A - 溶融亜鉛めっき鋼板の合金化制御方法 - Google Patents

溶融亜鉛めっき鋼板の合金化制御方法

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JPH07150329A JP29798493A JP29798493A JPH07150329A JP H07150329 A JPH07150329 A JP H07150329A JP 29798493 A JP29798493 A JP 29798493A JP 29798493 A JP29798493 A JP 29798493A JP H07150329 A JPH07150329 A JP H07150329A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 フィードフォワード制御を基本としたより精
度の高い溶融亜鉛めっきの合金化度制御法の提案。 【構成】 FeとAlの合金層の量を演算し、亜鉛ポットか
ら合金化炉冷却後までの板温履歴を演算し、これらから
合金化度を予測演算し、該予測演算から目標合金化度と
なる目標板温を求め、該目標板温となるように合金化炉
の操作量及び/又はライン速度を制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、鋼板を溶融亜鉛めっき
槽で亜鉛めっきした後、この鋼板を最適なFe−Zn合金相
に合金化熱処理する溶融亜鉛めっき鋼板の合金化制御方
法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】溶融亜鉛めっき鋼板を合金化する従来の
装置および合金化処理方法を図1により説明する。鋼板
2は、焼鈍炉(図示せず)にて熱処理され所定の温度に
冷却調整後、溶融亜鉛ポット1に浸漬される。亜鉛ポッ
ト内には所定温度に保持され、少量のAlを溶解させた溶
融亜鉛が満たされており、鋼板が溶融亜鉛に浸漬される
間に、鋼板表面にてFeとAlとが反応してFe−Al合金層が
形成される。
【0003】鋼板は、シンクロール3にて方向転換後、
上方に引き上げられ、ガスワイピング装置4にて所定の
亜鉛付着量に調整後、合金化炉にて熱処理される。一般
に、合金化炉は、加熱帯5、保持帯6、冷却帯8から構
成され、加熱手段として直火式バーナによる方法、誘導
加熱による方法およびその組合わせが知られている。ま
た、加熱帯あるいは保持帯には放射温度計7が設置され
るのが一般的である。但し、一般的には、加熱帯内では
合金化の進行に伴う放射率の変化が激しいため精度良く
板温を測定するのは困難であり、一方、保持帯内の最終
に近い位置では合金化の進行が終了に近く、放射率の変
化が少ないためある程度の精度内での板温計測が可能で
ある。鋼板は、該加熱帯にて所定の温度に加熱し、保持
帯にて保持した後、冷却帯にて冷却される。冷却帯を出
た後、鋼板めっき層の合金化度を合金化度計10にて、め
っき付着量を付着量計11にて測定することが一般になさ
れている。
【0004】一般に、適正な合金層とは、めっき層中の
Fe濃度(合金化度)が約9〜11%程度のものとされてお
り、過合金(高Fe濃度)や合金不足(低Fe濃度)となら
ずに適正な合金化処理を行うことが重要である。従来、
この合金化制御方法として、特開昭57−185966号公報、
特公平1−44782 号公報、特開平4−218654号公報及び
特開平1−252761号公報に記載の方法が知られている。
【0005】特開昭57−185966号公報では、めっき層の
表面が合金化する時に放射率が急激に変化することを利
用し、合金化炉内および合金化炉を出た位置にて輻射エ
ネルギーを測定し、炉温や通板速度を制御することによ
り合金化炉内の亜鉛めっき鋼板の合金化位置を制御して
いる。また特公平1−44782 号公報では、めっき層の表
面が合金化する時にめっき面の反射光強度が急激に変化
することを利用し、合金化炉内の複数位置で反射光強度
を測定し、炉温、通板速度、亜鉛浴成分のいずれかを調
整し炉内の亜鉛めっき鋼板の合金化位置を制御してい
る。
【0006】また特開平4−218654号公報では、めっき
層の表面が合金化する時に放射率が急激に変化すること
を利用し、炉内に3個以上の放射型板温計を配置して板
温を測定し、隣接板温計の指示値平均間の差を求め、差
が基準値以下に初めてなる板温計の位置を合金化完了位
置とし、その位置の板温指示値平均と制御用板温計の指
示平均値が一致するように合金化炉の燃料流量を制御し
ている。
【0007】また特開平1−252761号公報では、板温計
と、通板速度、亜鉛付着量、めっき浴中Al濃度から目標
板温を設定する設定器と、板温計指示値と目標板温との
偏差に応じバーナ燃焼量の調整装置と、燃料調整装置操
作端からなる板温制御装置が示されている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記の
従来例においては、それぞれ次のような問題があった。
まず特開昭57−185966号公報、特公平1−44782 号公報
及び特開平4−218654号公報について、 (1) 合金化処理に影響を及ぼす因子(板温、亜鉛付
着量、保持時間、亜鉛ポット中Al濃度等)が多く、また
因子が互いに影響し合っているため、合金化炉内での適
正処理条件を予め明らかにするのが困難であった。 (2) (1)項の如く、操業条件(鋼種、亜鉛付着
量、ライン速度等)の変更に対し、予め適正な処理条件
に設定するのが困難なため、従来例の制御方法は、いわ
ゆるフィードバック(FB)制御であり操業条件変更後、
変更した鋼板位置が炉内の測定位置を通過するまで及び
通過後から制御を開始し操作量が変更されるまでの間
は、合金化熱処理を適正に行えない。
【0009】次に特開平1−252761号公報について、 (1) 目標板温をめっき浴中Al濃度、亜鉛付着量、ラ
イン速度から関係式によって求められているが、適正な
合金化熱処理を行うためには、さらに、めっき浴の温
度、めっき浴への侵入板温、加熱速度も重要であり、こ
れらを考慮して目標板温を決める必要がある。 (2) 板温計の出力信号と目標板温設定器の出力信号
とを比較し、その偏差に応じてバーナの燃焼量を調整す
るようにしているため、前記(2)項と同様に、いわゆ
るフィードバック(FB)制御であり、操業条件変更後操
作量が変更されるまでの間は、合金化熱処理を適正に行
えない。という問題があった。
【0010】本発明は、フィードフォワード制御を基本
とし、これに必要に応じてフィードバック制御あるいは
学習制御を加味することにより、より精度の高い合金化
度制御を行うことのできる溶融亜鉛めっき鋼板の合金化
制御方法を提案することを目的とするものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】実験的に検討した結果、
適正な合金化熱処理は、亜鉛ポット侵入板温Ts,O 、亜
鉛ポット温度TZn、亜鉛ポット中Al濃度CAl、ライン速
度LS、亜鉛付着量WZn、板温ヒートパターン(加熱速
度、保持温度、保持時間、冷却速度)、鋼種Nにより影
響を受けることが明らかになった。
【0012】また、亜鉛ポット中で起こる鋼板表面での
浴中Alとの反応により形成されるFe−Al合金層が、合金
化の進行速度に影響することが知られている。さらに、
板温としては、単に保持温度だけでなく、亜鉛ポットに
入る時点から合金化炉冷却帯後の板温履歴が重要であ
る。本発明は、上記の観点から、前記問題点を解決する
ためになされたものである。
【0013】第1の発明は、FeとAlの合金層の量を演算
し、かつ亜鉛ポットに入る時点から合金化炉の冷却後ま
での板温履歴を演算し、これらから合金化度を予測演算
し、該予測演算により目標合金化度となる目標板温を求
め、該目標板温となるように合金化炉の操作量及び/又
はライン速度を制御するようにしたので、より適正な合
金化熱処理を、操業条件の変更に応じて予め操作量を変
更して行えるいわゆるフィードフォワード制御が可能と
なった。
【0014】また、第2の発明は、第1の発明に加え
て、合金化炉出側に設けられた合金化度計の指示する合
金化度が、目標合金化度となるよう合金化炉の操作量及
び/又はライン速度を制御するようにしたので、いわゆ
るフィードフォワード制御における予測誤差及び1つの
コイル内での鋼板素材のバラツキに起因する合金化度の
バラツキを補正して1つのコイル全長にわたって適正な
合金化熱処理を行えるようになった。
【0015】また、第3の発明は、第1の発明に加え
て、合金化炉に設置した板温計の指示板温により板温履
歴演算の係数を学習するとともに、合金化炉出側の合金
化度計の指示合金化度により、合金化度演算の係数を学
習するようにしたのでフィードフォワード制御における
予測精度をさらに向上することができる。
【0016】
【作用】以下、本発明を詳細に説明する。 (1)まず第1の発明について説明する。 (A)鋼板が亜鉛浴中に侵入してから出るまでの間に、
溶中のAlによって鋼板表面に生成するFe−Al合金層の量
Alは、TS,O 、TZn、CAl、LSおよび鋼種Nによって
変わり、それぞれ図2、3、4、5の関係がある。例え
ば、図2〜5に示される関係からWAlは鋼種毎に(1)
式で求めることができる。
【0017】 WAl=f(TS,O 、TZn、CAl、LS) …… (1)式 また、鋼種、亜鉛付着量、ライン速度、亜鉛ポットを出
てからの板温履歴を概略同一にし、亜鉛ポット中Al濃
度、亜鉛ポット温度などを変えてFe−Alの合金層の量を
変化させた場合の合金化度を調べた結果、例えば図6の
関係が得られる。図6から、WAlと合金化度CFeとの間
には、ある一定の関係があることがわかる。すなわち、
合金化度に影響する因子のうち亜鉛ポット侵入板温T
S,o 、亜鉛ポット温度、TZn、亜鉛ポット中Al濃度、C
Alは主にFe−Al合金層の量WAlを評価することにより考
慮できる。
【0018】(B)また、合金化処理にとって、板温履
歴を正確に把握することは重要である。板温は、T
S,O で亜鉛ポットに侵入後、温度TZnの溶融亜鉛と熱交
換して亜鉛ポット出にてTS,1 、その後、亜鉛付着量
調整用のガスワイピングによりTS,2 に冷却され、次
に、加熱帯にてTS,3 に加熱され、保持帯にてTS,4
にて保持され、冷却帯にてTS,5 に冷却されるという
履歴を経る。
【0019】以下に、一例として、板温を求める方法を
述べる。 亜鉛ポット内での板温 これは、溶融亜鉛中を通過する平板の熱伝達として
(2)式を用い、時間t=0〜t1 の間の板温を求めら
れる。(t=t1 でTS =TS,1
【0020】
【数1】
【0021】なお、一般的な操業条件では、αZnが大き
く、TS,1 〜TZnと見なしてもよい。 ガスワイピングによる冷却 これは、衝突する2次元噴流と平板との熱伝達として
(3)式を用い、時間t=t1 〜t2 間の板温を求めら
れる。(t=t2 でTS =TS,2
【0022】
【数2】
【0023】合金化炉加熱帯における加熱 加熱方式として、一般的に誘導加熱、直火式バーナによ
る加熱、それらの組合せが用いられており、加熱方式に
より計算の方法が異なるが、ここでは誘導加熱の場合を
例にとって述べる。誘導加熱方式の場合、電圧Vを設定
して鋼板への入熱量を制御するのが一般的であるが、誘
導加熱の原理上、電圧と入熱量との関係は、鋼板の板
厚、板幅によって変わり、例えば図7の関係がある。こ
の関係を予め調査し、求めておくことにより、(4)式
によって板温をTS,2 からTS,3 に加熱する場合の電圧
Vを求められる。(t=t3 でTS =TS,3 ) V=f(DS 、WS 、入熱量、φ) …… (4)式 t3 =t2 +lHS/LS ここで、WS :板幅 lHS:加熱帯長さ φ :学習係数 入熱量=ρS ・DS ・WS ・CPS・LS・(TS
S,2 )・(t−t2 ) 逆に、(4)式を使用して、電圧から時間t=t2 〜t
3 の板温を求められる。 保持帯 保持帯においては、ほぼ加熱帯出側板温TS,3 に保持さ
れるが、下式で求められる。(t=t4 でTS
S,4
【0024】
【数3】
【0025】冷却帯 冷却帯は、ガスジェット冷却あるいはミスト冷却方式の
冷却が一般的であり、下式にて板温が求められる。(t
=t5 でTS =TS,5
【0026】
【数4】
【0027】(C)次に、合金化度(Fe濃度)を計算す
る方法の一例を示す。合金化していく現象は、概略次の
ように考えられる。 鋼板が亜鉛ポットに浸漬中は、主に、Fe−Al合金層が
鋼板と亜鉛との界面で生成し、このFe−Al合金層は、Fe
とZnとの合金相の形成(合金化)の開始を遅延させる。 鋼板が亜鉛ポットを出てから、鋼板とめっき層との界
面からFe−Znの合金相の核が発生する。 合金相の核が発生した後、その(結晶)核が成長する
ことによりめっき層全体がFe−Zn合金相となり、合金化
が完了する。
【0028】これらから下式により合金化度を求める。
【0029】
【数5】
【0030】また、CFe(X,θ)は下式を、一般の差
分化した数値計算により求める。CFe=0、ただしθ<
【0031】
【数6】
【0032】ここで、DFeは拡散係数であり下式のよう
に鋼板温度TS の関数である。 DFe=DFe 0 exp (−E/R・TS ) …… (9)式 DFe 0 :拡散係数の定数 E :活性化エネルギー R :ガス定数 さらに(8)式のSは、鋼板がめっき浴を出てから鋼板
〜めっき界面に核が発生するまでの時間を表わし、下式
にて求める。
【0033】S=f(N、WAl、L) ……(10)式 ここで、 N :鋼種 WAl:Fe−Al合金層の量 L :学習係数 以上は、一例であって、θ、TS 、WAl、XO 、Nなど
を考慮した回帰式であっても良く、また、より厳密化し
た式であってもよい。
【0034】以上のような関係式を使用することによ
り、図8に示すフローチャートに従って合金化制御を行
う。 (2)次に第2の発明について説明する。図1に示した
合金化度計10の指示値 mFeが目標合金化度 OFeに一致す
るように合金化炉操作量及び/又はライン速度を微調整
する。
【0035】この場合の合金化炉操作量の変更量ΔV、
ライン速度の変更量ΔLSの決定として、大きく2つの方
法が考えられる。1つは、最も単純なフィードバック方
法であり、例えば ΔV=a・ΔFe+b =a・( mFe− OFe)+b …… (11)式 ΔLS=C・ΔFe+d a、b、c、dは定数 により変更量を決める。ただし、この方法では、フィー
ドバック精度を上げるためには、定数をライン速度、亜
鉛付着量、到達板温レベルによって変える必要があるこ
となどの理由から、現実的には精度向上が難しいという
問題がある。
【0036】また、もう一つとして、第1の発明に示し
た計算方法を用いてΔV、ΔLSを決定する方法がある。
具体的には、 図9に示すフローにより、合金化度計指示値 mFeの鋼
板位置が処理された操業条件下での合金化度を計算す
る。 変更する操作量(V及び/又はLS)を変更(±ΔV、
±ΔLS)してと同様に合金化度を計算する。
【0037】、の結果から、操作量を変更した場
合の合金化度の影響度(∂V/∂Fe)、(∂LS/∂Fe)
を求める。 ΔV=(∂V/∂Fe)・ΔFe、ΔLS=(∂LS/∂Fe)
・ΔFeより変更量を求めることによって決定する。 (3)次に第3の発明について説明する。
【0038】これは第1の発明の制御精度を向上するた
め、計算式を補正する学習係数を求め、制御に反映させ
るものである。板温履歴計算の学習としては、板温を制
御できかつ最も影響の大きい合金化炉加熱帯、即ち
(4)式の学習係数φを対象とする。具体的には、 実績値から、板温履歴を計算する。
【0039】板温計指示値の位置の板温計算値が該指
示値に一致するようなφを求める。ことによる。また、
合金化度計算の学習としては、例えば(10)式の学習係
数Lを対象とする。具体的には、 実績値及び上記φを用いて合金化度を計算する。
【0040】合金化度計指示値と計算値とが一致する
ようにLを求める。ことによる。なお、学習係数として
L以外に(9)式のDFe 0 を学習してもよい。
【0041】
【実施例】図1に示す構成の溶融亜鉛めっき合金化設備
を使用して表1の操業範囲で第1の発明に対応した合金
化制御を実施した。
【0042】
【表1】
【0043】その結果、表2に示すように未合金化(生
焼け)がなく、パウダリング発生率も減少し、品質の良
い製品が安定して製造可能である。
【0044】
【表2】
【0045】また、第1の発明に加え第2の発明のフィ
ードバック制御を実施した結果、1つのコイル内のFe濃
度のバラツキは目標値に対し、σ= 0.5wt%(フィード
バックなし)からσ= 0.3wt%(フィードバックあり)
に低減し、品質が安定化した。また、第1の発明に加え
第3の発明の学習制御を実施した結果、目標Fe濃度に対
するFe濃度のバラツキはσ= 0.6wt%(学習なし)から
σ= 0.4wt%(学習あり)に低減し、パウダリング発生
率も低下した。
【0046】
【発明の効果】本発明は、操業条件から合金化度を予測
し合金化制御を行うようにしたため操業条件が変化する
場合にも、未合金化の発生なくかつパウダリング発生率
の非常に低い合金化鋼板を製造できるようになり、歩留
りの向上、品質向上、生産能率の向上という効果が得ら
れた。
【図面の簡単な説明】
【図1】合金化設備構成を示す説明図。
【図2】Fe−Al合金層量と亜鉛ポット侵入板温との関係
を示すグラフ。
【図3】Fe−Al合金層量と亜鉛ポット温度との関係を示
すグラフ
【図4】Fe−Al合金層量と亜鉛ポット中Al濃度との関係
を示すグラフ。
【図5】Fe−Al合金層量とライン速度との関係を示すグ
ラフ。
【図6】Fe−Al合金層量と合金化度との関係を示すグラ
フ。
【図7】加熱帯での板への入熱量と電圧との関係。
【図8】第1発明の制御フロー図。
【図9】第2発明の附隨的制御フロー図。
【符号の説明】
1 亜鉛ポット 2 鋼板 3 シンクロール 4 ワイピングノズル 5 合金化炉加熱帯 6 合金化炉保持帯 7 板温計 8 合金化炉冷却帯 9 トップロール 10 合金化度計 11 付着量計
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 川原 眞博 岡山県倉敷市水島川崎通1丁目(番地な し) 川崎製鉄株式会社水島製鉄所内 (72)発明者 亀谷 岳文 岡山県倉敷市水島川崎通1丁目(番地な し) 川崎製鉄株式会社水島製鉄所内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 鋼板を少量のAlを溶解させた溶融亜鉛浴
    に浸し、所望の厚みに亜鉛付着量を調整後、合金化炉に
    て熱処理することにより所望の合金化度(鉄濃度)に制
    御する際に、合金化炉操作量及びライン速度を仮定し、
    FeとAlの合金層の量を演算し、かつ亜鉛ポットに入る時
    点から合金化炉での冷却後までの板温履歴を演算し、こ
    れらから合金化度を予測演算し、該予測演算により目標
    合金化度となる目標板温を求め、該目標板温となるよう
    に合金化炉の操作量及び/又はライン速度を制御するこ
    とを特徴とする溶融亜鉛めっき鋼板の合金化制御方法。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の合金化制御方法に加え、
    合金化炉出側に設けられた合金化度計の指示する合金化
    度が目標合金化度となるよう合金化炉の操作量及び/又
    はライン速度を制御することを特徴とする溶融亜鉛めっ
    き鋼板の合金化制御方法。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の合金化制御方法に加え、
    合金化炉に設置した板温計の指示板温により、板温履歴
    演算の係数を学習するとともに、合金化炉出側の合金化
    度計の指示合金化度により、合金化度演算の係数を学習
    することを特徴とする溶融亜鉛めっき鋼板の合金化制御
    方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1999015709A1 (de) * 1997-09-24 1999-04-01 Voest-Alpine Industrieanlagenbau Gmbh Verfahren zur regelung eines 'galvannealing'-prozesses
KR20040036110A (ko) * 2002-10-23 2004-04-30 주식회사 포스코 연속 전기도금에서의 아연-철 합금강판의 철 합금화 제어방법
CN114242179A (zh) * 2021-12-09 2022-03-25 中冶赛迪重庆信息技术有限公司 精炼合金元素收得率预测方法、系统、电子设备及介质

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