JPH06172202A - アシル−補酵素a:コレステロールアシル転移酵素阻害 剤 - Google Patents
アシル−補酵素a:コレステロールアシル転移酵素阻害 剤Info
- Publication number
- JPH06172202A JPH06172202A JP4350739A JP35073992A JPH06172202A JP H06172202 A JPH06172202 A JP H06172202A JP 4350739 A JP4350739 A JP 4350739A JP 35073992 A JP35073992 A JP 35073992A JP H06172202 A JPH06172202 A JP H06172202A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- dipeptide
- acyl
- optionally protected
- coenzyme
- phe
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Medicines That Contain Protein Lipid Enzymes And Other Medicines (AREA)
- Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)
- Peptides Or Proteins (AREA)
Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【目的】ジペプチドを有効成分として含有するアシル−
補酵素A:コレステロールアシル転移酵素阻害剤を提供
する。 【構成】保護されていてもよいジペプチド、保護されて
いてもよい環状ジペプチドおよび環中の窒素原子に置換
されていてもよいアルアルキル基が結合している保護さ
れていてもよいジペプチドを有効成分として含有するア
シル−補酵素A:コレステロールアシル転移酵素阻害
剤。 【効果】本発明のアシル−補酵素A:コレステロールア
シル転移酵素阻害剤は、動脈硬化症の関連する諸疾患の
予防、治療に有用である。
補酵素A:コレステロールアシル転移酵素阻害剤を提供
する。 【構成】保護されていてもよいジペプチド、保護されて
いてもよい環状ジペプチドおよび環中の窒素原子に置換
されていてもよいアルアルキル基が結合している保護さ
れていてもよいジペプチドを有効成分として含有するア
シル−補酵素A:コレステロールアシル転移酵素阻害
剤。 【効果】本発明のアシル−補酵素A:コレステロールア
シル転移酵素阻害剤は、動脈硬化症の関連する諸疾患の
予防、治療に有用である。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、保護されていてもよい
ジペプチド、保護されていてもよい環状ジペプチドまた
は環中の窒素原子に置換されていてもよいアルアルキル
基が結合している保護されていてもよい環状ジペプチド
から選ばれる一種以上を有効成分として含有するアシル
−補酵素A:コレステロールアシル転移酵素(ACA
T)阻害剤に関する。
ジペプチド、保護されていてもよい環状ジペプチドまた
は環中の窒素原子に置換されていてもよいアルアルキル
基が結合している保護されていてもよい環状ジペプチド
から選ばれる一種以上を有効成分として含有するアシル
−補酵素A:コレステロールアシル転移酵素(ACA
T)阻害剤に関する。
【0002】
【従来の技術】アシル−補酵素A:コレステロールアシ
ル転位酵素を阻害することにより、食事由来のコレステ
ロールおよび肝臓から排泄されたコレステロールの腸管
からの吸収および再吸収を抑制し、血中コレステロール
を低下させることができ、また、マクロファージの泡沫
化を抑制し、動脈壁におけるコレステロールエステルの
蓄積および貯蔵を減少させ、アテローム性動脈硬化病変
の形成あるいは進展を抑制することができる。したがっ
て、アシル−補酵素A:コレステロールアシル転位酵素
を阻害する物質は、脂質低下作用と同時に動脈硬化症の
関連する諸疾患、たとえば、一過性虚血発作、狭心症、
心筋梗塞、末梢性血栓および閉塞などの予防、治療に有
用であるとの考えからアシル−補酵素A:コレステロー
ルアシル転位酵素の阻害剤の研究が行われている[ザ・
リピッド(The Lipid)、第2巻、第1号、第43-54頁(19
91年)など]。一方、保護されていてもよいジペプチ
ド、保護されていてもよい環状ジペプチドまたは環中の
窒素原子に置換されていてもよいアルアルキル基が結合
している保護されていてもよい環状ジペプチドが、アシ
ル−補酵素A:コレステロールアシル転位酵素の阻害作
用を発揮することは知られていない。
ル転位酵素を阻害することにより、食事由来のコレステ
ロールおよび肝臓から排泄されたコレステロールの腸管
からの吸収および再吸収を抑制し、血中コレステロール
を低下させることができ、また、マクロファージの泡沫
化を抑制し、動脈壁におけるコレステロールエステルの
蓄積および貯蔵を減少させ、アテローム性動脈硬化病変
の形成あるいは進展を抑制することができる。したがっ
て、アシル−補酵素A:コレステロールアシル転位酵素
を阻害する物質は、脂質低下作用と同時に動脈硬化症の
関連する諸疾患、たとえば、一過性虚血発作、狭心症、
心筋梗塞、末梢性血栓および閉塞などの予防、治療に有
用であるとの考えからアシル−補酵素A:コレステロー
ルアシル転位酵素の阻害剤の研究が行われている[ザ・
リピッド(The Lipid)、第2巻、第1号、第43-54頁(19
91年)など]。一方、保護されていてもよいジペプチ
ド、保護されていてもよい環状ジペプチドまたは環中の
窒素原子に置換されていてもよいアルアルキル基が結合
している保護されていてもよい環状ジペプチドが、アシ
ル−補酵素A:コレステロールアシル転位酵素の阻害作
用を発揮することは知られていない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、新規
で有用なアシル−補酵素A:コレステロールアシル転位
酵素の阻害剤を提供することである。
で有用なアシル−補酵素A:コレステロールアシル転位
酵素の阻害剤を提供することである。
【0004】
【課題を解決するための手段】かかる状況下、本発明者
らは鋭意研究の結果、意外にも、保護されていてもよい
ジペプチド、保護されていてもよい環状ジペプチドまた
は環中の窒素原子に置換されていてもよいアルアルキル
基が結合している保護されていてもよい環状ジペプチド
が、顕著なアシル−補酵素A:コレステロールアシル転
位酵素の阻害作用を発揮することを見出し、本発明を完
成させた。
らは鋭意研究の結果、意外にも、保護されていてもよい
ジペプチド、保護されていてもよい環状ジペプチドまた
は環中の窒素原子に置換されていてもよいアルアルキル
基が結合している保護されていてもよい環状ジペプチド
が、顕著なアシル−補酵素A:コレステロールアシル転
位酵素の阻害作用を発揮することを見出し、本発明を完
成させた。
【0005】つぎに、本発明を詳細に説明する。本発明
の保護されていてもよいジペプチド、保護されていても
よい環状ジペプチドまたは環中の窒素原子に置換されて
いてもよいアルアルキル基が結合している保護されてい
てもよい環状ジペプチドとしては、2個の構成アミノ酸
がペプチド結合したものであればいずれも含まれるが、
その構成アミノ酸としては、具体的には、フェニルアラ
ニン(Phe)、チロシン(Tyr)、トリプトファン
(Trp)、ロイシン(Leu)、イソロイシン(Il
e)、プロリン(Pro)、リジン(Lys)、グルタ
ミン酸(Glu)またはアスパラギン酸(Asp)など
の天然または化学合成により得られるアミノ酸が挙げら
れる。保護基としてはペプチド分野で通常知られた保護
基が挙げられる。置換されていてもよいアルアルキル基
としては、たとえば、ニトロ基;メチル、エチル、n−
プロピルおよびn−ブチルなどの低級アルキル基;フッ
素原子、塩素原子および臭素原子などのハロゲン原子;
低級アルキル基で置換されたアミノ基のような置換基で
置換されていてもよいベンジルおよびフェネチルなどの
アルアルキル基が挙げられる。
の保護されていてもよいジペプチド、保護されていても
よい環状ジペプチドまたは環中の窒素原子に置換されて
いてもよいアルアルキル基が結合している保護されてい
てもよい環状ジペプチドとしては、2個の構成アミノ酸
がペプチド結合したものであればいずれも含まれるが、
その構成アミノ酸としては、具体的には、フェニルアラ
ニン(Phe)、チロシン(Tyr)、トリプトファン
(Trp)、ロイシン(Leu)、イソロイシン(Il
e)、プロリン(Pro)、リジン(Lys)、グルタ
ミン酸(Glu)またはアスパラギン酸(Asp)など
の天然または化学合成により得られるアミノ酸が挙げら
れる。保護基としてはペプチド分野で通常知られた保護
基が挙げられる。置換されていてもよいアルアルキル基
としては、たとえば、ニトロ基;メチル、エチル、n−
プロピルおよびn−ブチルなどの低級アルキル基;フッ
素原子、塩素原子および臭素原子などのハロゲン原子;
低級アルキル基で置換されたアミノ基のような置換基で
置換されていてもよいベンジルおよびフェネチルなどの
アルアルキル基が挙げられる。
【0006】保護されていてもよいジペプチドとして
は、たとえば、アミノ酸の一方が保護基を有していても
よいフェニルアラニン(Phe)、チロシン(Tyr)
またはトリプトファン(Trp)であり、他方が、保護
基を有していてもよいロイシン(Leu)、イソロイシ
ン(Ile)、フェニルアラニン(Phe)、プロリン
(Pro)、リジン(Lys)、グルタミン酸(Gl
u)またはアスパラギン酸(Asp)であるジペプチ
ド、さらに具体的には、たとえば、Phe−Leu、P
he−Ile、Phe−Glu、Phe−Phe、Ty
r−Leu、Trp−Leu、Pro−Phe、Lys
−PheまたはAsp−Pheなどが;保護されたジペ
プチドとしては、ジペプチドのN末端、C末端または側
鎖の原子団が、たとえば、ベンジルオキシカルボニル
(Z)基、t-ブトキシカルボニル(Boc)基、アセチ
ル(Ac)基、ベンゾイル(Bz)基、ニトロ(NO2
−)もしくはジメチルアミノ(diMeN−)基で置換
されていてもよいベンジル(Bzl)基、ベンジルオキ
シ(OBzl)基、メトキシ(OMe)基またはt-ブト
キシ(OBut)などの通常知られた保護基で修飾され
たZ−Phe−Leu−OMe、Z−Phe−Ile−
OMe、Z−Phe−Glu(OMe)−OMe、Z−
Phe−Phe−OMe、Z−Tyr−Leu−OM
e、Z−Trp−Leu−OMe、Z−Pro−Phe
−OMe、Z−Lys(Z)−Phe−OMeまたはA
sp−Phe−OMeなどが挙げられる。
は、たとえば、アミノ酸の一方が保護基を有していても
よいフェニルアラニン(Phe)、チロシン(Tyr)
またはトリプトファン(Trp)であり、他方が、保護
基を有していてもよいロイシン(Leu)、イソロイシ
ン(Ile)、フェニルアラニン(Phe)、プロリン
(Pro)、リジン(Lys)、グルタミン酸(Gl
u)またはアスパラギン酸(Asp)であるジペプチ
ド、さらに具体的には、たとえば、Phe−Leu、P
he−Ile、Phe−Glu、Phe−Phe、Ty
r−Leu、Trp−Leu、Pro−Phe、Lys
−PheまたはAsp−Pheなどが;保護されたジペ
プチドとしては、ジペプチドのN末端、C末端または側
鎖の原子団が、たとえば、ベンジルオキシカルボニル
(Z)基、t-ブトキシカルボニル(Boc)基、アセチ
ル(Ac)基、ベンゾイル(Bz)基、ニトロ(NO2
−)もしくはジメチルアミノ(diMeN−)基で置換
されていてもよいベンジル(Bzl)基、ベンジルオキ
シ(OBzl)基、メトキシ(OMe)基またはt-ブト
キシ(OBut)などの通常知られた保護基で修飾され
たZ−Phe−Leu−OMe、Z−Phe−Ile−
OMe、Z−Phe−Glu(OMe)−OMe、Z−
Phe−Phe−OMe、Z−Tyr−Leu−OM
e、Z−Trp−Leu−OMe、Z−Pro−Phe
−OMe、Z−Lys(Z)−Phe−OMeまたはA
sp−Phe−OMeなどが挙げられる。
【0007】保護されていてもよい環状ジペプチドとし
ては、上記のジペプチドから誘導される環状ジペプチド
が、さらに具体的には、たとえば、cyclo(−Phe−
Leu−)、cyclo(−Phe−Ile−)、cyclo(−
Phe−Phe−)、cyclo(−Phe−Pro−)、c
yclo(−Phe−Lys−)、cyclo(−Phe−Gl
u−)またはcyclo(−Trp−Ile−)などが;保
護された環状ジペプチドとしては、たとえば、cyclo
(−Phe−Glu(OMe)−)などが挙げられる。
ては、上記のジペプチドから誘導される環状ジペプチド
が、さらに具体的には、たとえば、cyclo(−Phe−
Leu−)、cyclo(−Phe−Ile−)、cyclo(−
Phe−Phe−)、cyclo(−Phe−Pro−)、c
yclo(−Phe−Lys−)、cyclo(−Phe−Gl
u−)またはcyclo(−Trp−Ile−)などが;保
護された環状ジペプチドとしては、たとえば、cyclo
(−Phe−Glu(OMe)−)などが挙げられる。
【0008】環中の窒素原子に結合している水素のうち
の一方が、置換されていてもよいアルアルキル基で置換
されている環状ジペプチドとしては、cyclo(−Bzl
(NO2)−Phe−Leu−)、cyclo(−Phe−B
zl(NO2)−Leu−)、cyclo(−Bzl(NMe
2)−Phe−Leu−)またはcyclo(−Phe−Bz
l(NMe2)−Leu−)などが挙げられる。
の一方が、置換されていてもよいアルアルキル基で置換
されている環状ジペプチドとしては、cyclo(−Bzl
(NO2)−Phe−Leu−)、cyclo(−Phe−B
zl(NO2)−Leu−)、cyclo(−Bzl(NMe
2)−Phe−Leu−)またはcyclo(−Phe−Bz
l(NMe2)−Leu−)などが挙げられる。
【0009】本発明の保護されていてもよいジペプチ
ド、保護されていてもよい環状ジペプチドまたは環中の
窒素原子に置換されていてもよいアルアルキル基が結合
している保護されていてもよい環状ジペプチドは、天然
から得られるものおよび化学合成で得られるものいずれ
でもよく、構成アミノ酸は、D体、L体およびDL体の
いずれでもよい。さらに、本発明の保護されていてもよ
いジペプチド、保護されていてもよい環状ジペプチドま
たは環中の窒素原子に置換されていてもよいアルアルキ
ル基が結合している保護されていてもよい環状ジペプチ
ドは、塩を含む。塩としては、たとえば、塩酸もしくは
硫酸などの鉱酸との塩;ギ酸、クエン酸もしくはトリク
ロロ酢酸などの有機カルボン酸との塩;メタンスルホン
酸、ベンゼンスルホン酸、p-トルエンスルホン酸、メシ
チレンスルホン酸もしくはナフタレンスルホン酸などの
スルホン酸類との塩;またはアルカリ金属、たとえばナ
トリウムもしくはカリウムとの塩が挙げられる。
ド、保護されていてもよい環状ジペプチドまたは環中の
窒素原子に置換されていてもよいアルアルキル基が結合
している保護されていてもよい環状ジペプチドは、天然
から得られるものおよび化学合成で得られるものいずれ
でもよく、構成アミノ酸は、D体、L体およびDL体の
いずれでもよい。さらに、本発明の保護されていてもよ
いジペプチド、保護されていてもよい環状ジペプチドま
たは環中の窒素原子に置換されていてもよいアルアルキ
ル基が結合している保護されていてもよい環状ジペプチ
ドは、塩を含む。塩としては、たとえば、塩酸もしくは
硫酸などの鉱酸との塩;ギ酸、クエン酸もしくはトリク
ロロ酢酸などの有機カルボン酸との塩;メタンスルホン
酸、ベンゼンスルホン酸、p-トルエンスルホン酸、メシ
チレンスルホン酸もしくはナフタレンスルホン酸などの
スルホン酸類との塩;またはアルカリ金属、たとえばナ
トリウムもしくはカリウムとの塩が挙げられる。
【0010】本発明の保護されていてもよいジペプチ
ド、保護されていてもよい環状ジペプチドまたは環中の
窒素原子に置換されていてもよいアルアルキル基が結合
している保護されていてもよい環状ジペプチドは、公知
方法、たとえば、生化学実験講座1 タンパク質の化学
IV、第207-400頁(東京化学同人、1977年)、アグリカ
ルチャル・アンド・バイオロジカル・ケミストリー(Ag
ric. Biol.Chem.)第36巻、第8号、第1423〜1431頁(197
2年)に記載の方法およびザ・ジャーナル・オブ・オーガ
ニック・ケミストリー(J.Org.Chem.)第33巻、第2
号、第864〜866頁(1968年)に記載の方法またはそれに
準じた方法で製造することができる。
ド、保護されていてもよい環状ジペプチドまたは環中の
窒素原子に置換されていてもよいアルアルキル基が結合
している保護されていてもよい環状ジペプチドは、公知
方法、たとえば、生化学実験講座1 タンパク質の化学
IV、第207-400頁(東京化学同人、1977年)、アグリカ
ルチャル・アンド・バイオロジカル・ケミストリー(Ag
ric. Biol.Chem.)第36巻、第8号、第1423〜1431頁(197
2年)に記載の方法およびザ・ジャーナル・オブ・オーガ
ニック・ケミストリー(J.Org.Chem.)第33巻、第2
号、第864〜866頁(1968年)に記載の方法またはそれに
準じた方法で製造することができる。
【0011】また、環中の窒素原子が置換されていても
よいアルアルキルで置換された環状ペプチドは、たとえ
ば、ベンジルオキシカルボニル(Z)アミノ酸と混合酸
無水物法あるいはN,N’−ジシクロヘキシルカルボジ
イミド(DCC)を用いたDCC法によりアミノ酸のメ
チルエステルを縮合させ、接触還元により保護基である
ベンジルオキシカルボニル(Z)基を除いた後、窒素原
子に導入しようとする置換基を有していてもよいアルア
ルキル基に対応するアルデヒド、たとえば、ベンズアル
デヒドを反応させシッフ塩基とし、ついで還元剤、たと
えば、水素化ホウ素ナトリウムで還元した後、溶媒中で
の加熱、たとえば、トルエン中で還流すれば、製造する
ことができる。
よいアルアルキルで置換された環状ペプチドは、たとえ
ば、ベンジルオキシカルボニル(Z)アミノ酸と混合酸
無水物法あるいはN,N’−ジシクロヘキシルカルボジ
イミド(DCC)を用いたDCC法によりアミノ酸のメ
チルエステルを縮合させ、接触還元により保護基である
ベンジルオキシカルボニル(Z)基を除いた後、窒素原
子に導入しようとする置換基を有していてもよいアルア
ルキル基に対応するアルデヒド、たとえば、ベンズアル
デヒドを反応させシッフ塩基とし、ついで還元剤、たと
えば、水素化ホウ素ナトリウムで還元した後、溶媒中で
の加熱、たとえば、トルエン中で還流すれば、製造する
ことができる。
【0012】本発明の保護されていてもよいジペプチ
ド、保護されていてもよい環状ジペプチドまたは環中の
窒素原子に置換されていてもよいアルアルキル基が結合
している保護されていてもよい環状ジペプチドから選ば
れる一種以上を有効成分として含有するアシル−補酵素
A:コレステロールアシル転位酵素の阻害剤は、医薬品
または食品の形態で提供される。
ド、保護されていてもよい環状ジペプチドまたは環中の
窒素原子に置換されていてもよいアルアルキル基が結合
している保護されていてもよい環状ジペプチドから選ば
れる一種以上を有効成分として含有するアシル−補酵素
A:コレステロールアシル転位酵素の阻害剤は、医薬品
または食品の形態で提供される。
【0013】医薬品の形態としては、通常知られた剤
形、たとえば、経口投与用には、錠剤、散剤、顆粒剤、
糖衣錠、カプセル剤および液剤など、非経口投与用に
は、懸濁液、液剤、乳剤、アンプルおよび注射剤などが
挙げられ、これらを組み合わせた形態でもよい。
形、たとえば、経口投与用には、錠剤、散剤、顆粒剤、
糖衣錠、カプセル剤および液剤など、非経口投与用に
は、懸濁液、液剤、乳剤、アンプルおよび注射剤などが
挙げられ、これらを組み合わせた形態でもよい。
【0014】医薬品製剤とするには、有効成分に、必要
に応じて、乳糖、無水乳糖、マンニトール、コーンスタ
ーチおよび結晶セルロースなどの賦形剤;ヒドロキシプ
ロピルセルロース、ポリビニルピロリドンおよびメチル
セルロースなどの結合剤;カルボキシメチルセルロー
ス、カルボキシメチルセルロースカルシウム、低置換度
ヒドロキシプロピルセルロースおよび部分α化デンプン
などの崩壊剤;ステアリン酸マグネシウム、ステアリン
酸カルシウムおよびステアリン酸などの滑沢剤;ヒドロ
キシプロピルメチルセルロース、メタアクリル酸アクリ
ル酸コポリマーおよびヒドロキシプロピルメチルセルロ
ースフタレートなどのコーティング剤;マンニトールの
ような等張化剤;パラオキシ安息香酸メチルのような保
存剤;およびベンジルアルコールのような無痛化剤など
を用いて、当業者が通常行う方法で行えばよい。また、
医薬品として投与する場合、投与方法、投与量および投
与回数は、患者の年齢、体重および症状によって適宜選
択できるが、保護されていてもよいジペプチド、保護さ
れていてもよい環状ジペプチドまたは環中の窒素原子に
置換されていてもよいアルアルキル基が結合している保
護されていてもよい環状ジペプチドとして0.1-100mg/kg
でよい。
に応じて、乳糖、無水乳糖、マンニトール、コーンスタ
ーチおよび結晶セルロースなどの賦形剤;ヒドロキシプ
ロピルセルロース、ポリビニルピロリドンおよびメチル
セルロースなどの結合剤;カルボキシメチルセルロー
ス、カルボキシメチルセルロースカルシウム、低置換度
ヒドロキシプロピルセルロースおよび部分α化デンプン
などの崩壊剤;ステアリン酸マグネシウム、ステアリン
酸カルシウムおよびステアリン酸などの滑沢剤;ヒドロ
キシプロピルメチルセルロース、メタアクリル酸アクリ
ル酸コポリマーおよびヒドロキシプロピルメチルセルロ
ースフタレートなどのコーティング剤;マンニトールの
ような等張化剤;パラオキシ安息香酸メチルのような保
存剤;およびベンジルアルコールのような無痛化剤など
を用いて、当業者が通常行う方法で行えばよい。また、
医薬品として投与する場合、投与方法、投与量および投
与回数は、患者の年齢、体重および症状によって適宜選
択できるが、保護されていてもよいジペプチド、保護さ
れていてもよい環状ジペプチドまたは環中の窒素原子に
置換されていてもよいアルアルキル基が結合している保
護されていてもよい環状ジペプチドとして0.1-100mg/kg
でよい。
【0015】食品の形態としては、たとえば、調味料、
菓子類、シロップ類、果実加工品、野菜加工品、畜肉加
工品、魚肉製品、珍味類、缶詰・瓶詰類、清涼飲料およ
び即席食品類などの通常知られた飲食物への添加物が挙
げられる。保護されていてもよいジペプチド、保護され
ていてもよい環状ジペプチドまたは環中の窒素原子に置
換されていてもよいアルアルキル基が結合している保護
されていてもよい環状ジペプチドの食品への配合は常法
に従えばよい。配合量は、1日の摂取量が0.5-6.0gでよ
い。
菓子類、シロップ類、果実加工品、野菜加工品、畜肉加
工品、魚肉製品、珍味類、缶詰・瓶詰類、清涼飲料およ
び即席食品類などの通常知られた飲食物への添加物が挙
げられる。保護されていてもよいジペプチド、保護され
ていてもよい環状ジペプチドまたは環中の窒素原子に置
換されていてもよいアルアルキル基が結合している保護
されていてもよい環状ジペプチドの食品への配合は常法
に従えばよい。配合量は、1日の摂取量が0.5-6.0gでよ
い。
【0016】
【実施例】つぎに、本発明の化合物の薬理作用について
述べる。なお、以下に用いるアミノ酸は、特に断わらな
い限り、L−アミノ酸を示す。また、化合物No.は、製
造例の番号を示す。
述べる。なお、以下に用いるアミノ酸は、特に断わらな
い限り、L−アミノ酸を示す。また、化合物No.は、製
造例の番号を示す。
【0017】[保護されていてもよいジペプチド、保護
されていてもよい環状ジペプチドまたは環中の窒素原子
に置換されていてもよいアルアルキル基が結合している
保護されていてもよい環状ジペプチドのアシル−補酵素
A:コレステロールアシル転位酵素の阻害作用]グッド
マン(Goodman)の方法[ザ・ジャーナル・オブ・バイオ
ロジカル・ケミストリー(J.Biol.Chem)第239巻、第5
号、第1335-1345頁(1964年)]に準じて行った。
されていてもよい環状ジペプチドまたは環中の窒素原子
に置換されていてもよいアルアルキル基が結合している
保護されていてもよい環状ジペプチドのアシル−補酵素
A:コレステロールアシル転位酵素の阻害作用]グッド
マン(Goodman)の方法[ザ・ジャーナル・オブ・バイオ
ロジカル・ケミストリー(J.Biol.Chem)第239巻、第5
号、第1335-1345頁(1964年)]に準じて行った。
【0018】(1)アシル−補酵素A:コレステロールア
シル転位酵素の調製 ラット肝臓20gをシュクロース緩衝液[0.2Mシュクロー
ス、0.05M塩化カリウム、0.1Mリン酸カリウム緩衝液(pH
7.4)]で洗浄した後、ラット肝臓をハサミで細切れに
し、シュクロース緩衝液50ml加え、ポッター−エルベー
ジェム(Potter-Elvehjem)ホモジナイザーでホモジナ
イズ(テフロンペストルで10往復)する。得られたホモ
ジネート液をガーゼ(6重折り)で濾過し、濾液を得
る。濾液を10,000×gで20分間遠心分離し、上清をさら
に105,000×gで45分間超遠心分離し、沈澱物を得る。沈
澱物にシュクロース緩衝液20ml加え、再びホモジナイズ
したホモジネート液をラット肝ミクロソーム分画(以下
酵素標品と称する。)とする。
シル転位酵素の調製 ラット肝臓20gをシュクロース緩衝液[0.2Mシュクロー
ス、0.05M塩化カリウム、0.1Mリン酸カリウム緩衝液(pH
7.4)]で洗浄した後、ラット肝臓をハサミで細切れに
し、シュクロース緩衝液50ml加え、ポッター−エルベー
ジェム(Potter-Elvehjem)ホモジナイザーでホモジナ
イズ(テフロンペストルで10往復)する。得られたホモ
ジネート液をガーゼ(6重折り)で濾過し、濾液を得
る。濾液を10,000×gで20分間遠心分離し、上清をさら
に105,000×gで45分間超遠心分離し、沈澱物を得る。沈
澱物にシュクロース緩衝液20ml加え、再びホモジナイズ
したホモジネート液をラット肝ミクロソーム分画(以下
酵素標品と称する。)とする。
【0019】(2)アシル−補酵素A:コレステロールア
シル転位酵素阻害活性の測定 0.1Mリン酸カリウム緩衝液(pH7.4)(以下緩衝液と称
する。)1.59mlに検体を溶解させ、脂肪酸フリーの牛血
清アルブミン(700mg/100ml緩衝液)1.5ml、コレステロ
ール(7.2mg/mlアセトン)50μl、オレイル−CoA
(2.6mg/ml緩衝液)360μlおよび酵素標品1.5mlを加え
総量5.0mlで30℃、2時間反応させる。対照として検体を
含まないものを同様に反応させる。反応混合物にクロロ
ホルム:メタノール=2:1(v/v)5mlを加え、反応を停止さ
せる。さらにクロロホルム:メタノール=2:1を24ml加
え、よく攪拌後、3000rpmで5分間遠心分離し、下層を20
ml抜き取り減圧乾固する。これにn-ヘキサン10mlを加
え、セップ−パック カートリッジ(sep-pak cartridg
e,ウォーターズ社製)に吸着させる。n-ヘキサン10mlで
一度洗浄後、n-ヘキサン:ジエチルエーテル=75:25(v/
v)10mlで溶出し、減圧下に溶媒を留去後、アセトニトリ
ル:イソプロピルアルコール=1:1(v/v)100μlを加え、2
0μlを高速液体クロマトグラフィー(HPLC)で、オ
レイルコレステロールを定量する。これより検体濃度30
μg/mlでの阻害率を算出した。その結果を表1に示
す。 (以下余白)
シル転位酵素阻害活性の測定 0.1Mリン酸カリウム緩衝液(pH7.4)(以下緩衝液と称
する。)1.59mlに検体を溶解させ、脂肪酸フリーの牛血
清アルブミン(700mg/100ml緩衝液)1.5ml、コレステロ
ール(7.2mg/mlアセトン)50μl、オレイル−CoA
(2.6mg/ml緩衝液)360μlおよび酵素標品1.5mlを加え
総量5.0mlで30℃、2時間反応させる。対照として検体を
含まないものを同様に反応させる。反応混合物にクロロ
ホルム:メタノール=2:1(v/v)5mlを加え、反応を停止さ
せる。さらにクロロホルム:メタノール=2:1を24ml加
え、よく攪拌後、3000rpmで5分間遠心分離し、下層を20
ml抜き取り減圧乾固する。これにn-ヘキサン10mlを加
え、セップ−パック カートリッジ(sep-pak cartridg
e,ウォーターズ社製)に吸着させる。n-ヘキサン10mlで
一度洗浄後、n-ヘキサン:ジエチルエーテル=75:25(v/
v)10mlで溶出し、減圧下に溶媒を留去後、アセトニトリ
ル:イソプロピルアルコール=1:1(v/v)100μlを加え、2
0μlを高速液体クロマトグラフィー(HPLC)で、オ
レイルコレステロールを定量する。これより検体濃度30
μg/mlでの阻害率を算出した。その結果を表1に示
す。 (以下余白)
【0020】 *1:Phe-Phe*2 :Asp-Phe-OMe(アスパルテーム)
【0021】つぎに、(a)保護されていてもよいジペ
プチド、(b)保護されていてもよい環状ジペプチドま
たは(c)環中の窒素原子に置換されていてもよいアル
アルキル基が結合している保護されていてもよい環状ジ
ペプチドの製造例を説明する。なお、カラムクロマトグ
ラフィーにおける担体は、シリカゲル60、No.7734(メ
ルク社製)を用いた。また、溶離液における混合比は、
すべて容量比である。
プチド、(b)保護されていてもよい環状ジペプチドま
たは(c)環中の窒素原子に置換されていてもよいアル
アルキル基が結合している保護されていてもよい環状ジ
ペプチドの製造例を説明する。なお、カラムクロマトグ
ラフィーにおける担体は、シリカゲル60、No.7734(メ
ルク社製)を用いた。また、溶離液における混合比は、
すべて容量比である。
【0022】製造例1 (1)ロイシン10.0gをメタノール200mlに溶解させ、こ
の溶液に、氷冷下、塩化水素ガスを吹き込み飽和させ
る。室温で3日間放置後、減圧下に溶媒を濃縮乾固す
る。水および酢酸エチルを加え、炭酸ナトリウムでpH8.
5に調整し、酢酸エチル150mlで3回抽出する。抽出液に
濃塩酸を7.7ml加え、減圧下に溶媒を留去する。アセト
ン−ジエチルエーテルで結晶化を行い、ロイシンメチル
エステル塩酸塩8.9gを得る。
の溶液に、氷冷下、塩化水素ガスを吹き込み飽和させ
る。室温で3日間放置後、減圧下に溶媒を濃縮乾固す
る。水および酢酸エチルを加え、炭酸ナトリウムでpH8.
5に調整し、酢酸エチル150mlで3回抽出する。抽出液に
濃塩酸を7.7ml加え、減圧下に溶媒を留去する。アセト
ン−ジエチルエーテルで結晶化を行い、ロイシンメチル
エステル塩酸塩8.9gを得る。
【0023】(2)N−ベンゾオキシカルボニル−フェ
ニルアラニン6.7gを無水ジクロロメタン65mlに溶解後、
-15℃で撹拌し、この溶液に、トリエチルアミン6.3mlを
加え、クロロ炭酸エチル2.1mlを滴下する。-15℃で5分
間撹拌後、ロイシンメチルエステルの塩酸塩4.5gを徐々
に加え、同温度で約20分間撹拌後、徐々に温度を室温ま
で上げる。終夜4℃で放置後、反応混合物に水60mlを加
え、1N塩酸でpH1.5に調整し、有機層を分取する。分取
した有機層に再び水50mlを加え、飽和炭酸水素ナトリウ
ム水溶液でpH7.5に調整し、有機層を分取する。分取し
た有機層を水および飽和食塩水で順次洗浄後、無水硫酸
ナトリウムで乾燥させる。減圧下に溶媒を留去し、ジエ
チルエーテルで結晶化を行い、N−ベンジルオキシカル
ボニル−フェニルアラニル-ロイシンメチルエステル
(化合物No.1)の無色結晶6.2gを得る。 IR(KBr)cm-1:3291,2958,1749,1694,1652,1548,1440,126
5,1224,1153,1057,736,701
ニルアラニン6.7gを無水ジクロロメタン65mlに溶解後、
-15℃で撹拌し、この溶液に、トリエチルアミン6.3mlを
加え、クロロ炭酸エチル2.1mlを滴下する。-15℃で5分
間撹拌後、ロイシンメチルエステルの塩酸塩4.5gを徐々
に加え、同温度で約20分間撹拌後、徐々に温度を室温ま
で上げる。終夜4℃で放置後、反応混合物に水60mlを加
え、1N塩酸でpH1.5に調整し、有機層を分取する。分取
した有機層に再び水50mlを加え、飽和炭酸水素ナトリウ
ム水溶液でpH7.5に調整し、有機層を分取する。分取し
た有機層を水および飽和食塩水で順次洗浄後、無水硫酸
ナトリウムで乾燥させる。減圧下に溶媒を留去し、ジエ
チルエーテルで結晶化を行い、N−ベンジルオキシカル
ボニル−フェニルアラニル-ロイシンメチルエステル
(化合物No.1)の無色結晶6.2gを得る。 IR(KBr)cm-1:3291,2958,1749,1694,1652,1548,1440,126
5,1224,1153,1057,736,701
【0024】製造例2〜7 製造例1と同様にして、表2の化合物を得る。 (以下余白)
【0025】 以下に表2の化合物の物性を、それぞれ示す。 No.2,IR(KBr)cm-1:3273,3065,2965,1750,1704,1660,155
1,1454,1382,1273,1202,1055,736,700 No.3,IR(KBr)cm-1:3318,2953,1745,1694,1528,1417,135
7,1212,1118,747,700 No.4,IR(KBr)cm-1:3312,1737,1690,1662,1534,1289,103
8,751,700 No.5,IR(KBr)cm-1:3323,2956,1752,1706,1662,1540,145
7,1437,1231,742,700 No.6,IR(KBr)cm-1:3311,2945,1740,1694,1652,1538,145
5,1265,1028,740,698 No.7,IR(KBr)cm-1:3309,1754,1731,1694,1652,1540,143
8,1386,1264,1217,1167,1048,743,700
1,1454,1382,1273,1202,1055,736,700 No.3,IR(KBr)cm-1:3318,2953,1745,1694,1528,1417,135
7,1212,1118,747,700 No.4,IR(KBr)cm-1:3312,1737,1690,1662,1534,1289,103
8,751,700 No.5,IR(KBr)cm-1:3323,2956,1752,1706,1662,1540,145
7,1437,1231,742,700 No.6,IR(KBr)cm-1:3311,2945,1740,1694,1652,1538,145
5,1265,1028,740,698 No.7,IR(KBr)cm-1:3309,1754,1731,1694,1652,1540,143
8,1386,1264,1217,1167,1048,743,700
【0026】製造例8 N−ベンジルオキシカルボニル−チロシンのジシクロヘ
キシルアミン塩9.0gおよびロイシンメチルエステル塩酸
塩3.3gを酢酸エチル 100ml中で氷冷下撹拌し、N,N’
−ジシクロカルボジイミド3.7gを加え氷冷下1時間撹拌
後、さらに室温で4.5時間撹拌し、4℃で一夜放置す
る。ジシクロヘキシル尿素を濾去後、飽和食塩水100ml
を加え、酢酸エチル150mlで3回抽出する。有機層を1N
塩酸、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液および飽和食塩水
で順次洗浄後、硫酸マグネシウムで乾燥させ、減圧下に
溶媒を留去する。ついで石油エーテルで結晶化を行い、
N−ベンジルオキシカルボニル−チロシル−ロイシンメ
チルエステル(化合物No.8)の結晶7.8gを得る。 IR(KBr)cm-1:3318,2959,1710,1690,1659,1538,1436,130
5,1260,1217,1043,1021,735,699
キシルアミン塩9.0gおよびロイシンメチルエステル塩酸
塩3.3gを酢酸エチル 100ml中で氷冷下撹拌し、N,N’
−ジシクロカルボジイミド3.7gを加え氷冷下1時間撹拌
後、さらに室温で4.5時間撹拌し、4℃で一夜放置す
る。ジシクロヘキシル尿素を濾去後、飽和食塩水100ml
を加え、酢酸エチル150mlで3回抽出する。有機層を1N
塩酸、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液および飽和食塩水
で順次洗浄後、硫酸マグネシウムで乾燥させ、減圧下に
溶媒を留去する。ついで石油エーテルで結晶化を行い、
N−ベンジルオキシカルボニル−チロシル−ロイシンメ
チルエステル(化合物No.8)の結晶7.8gを得る。 IR(KBr)cm-1:3318,2959,1710,1690,1659,1538,1436,130
5,1260,1217,1043,1021,735,699
【0027】製造例9 (1)N−ベンジルオキシカルボニル−フェニルアラニ
ル−ロイシンメチルエステル6.0gをメタノール50mlに溶
解後、この溶液に濃塩酸1.6mlおよび5%パラジウム−炭
素350mgを加え、常温常圧下で水素添加を行う。パラジ
ウム−炭素を濾去後、減圧下に溶媒を留去する。ついで
石油エ−テルで結晶化を行い、無色のフェニルアラニル
ロイシンメチルエステル塩酸塩4.6g得る。
ル−ロイシンメチルエステル6.0gをメタノール50mlに溶
解後、この溶液に濃塩酸1.6mlおよび5%パラジウム−炭
素350mgを加え、常温常圧下で水素添加を行う。パラジ
ウム−炭素を濾去後、減圧下に溶媒を留去する。ついで
石油エ−テルで結晶化を行い、無色のフェニルアラニル
ロイシンメチルエステル塩酸塩4.6g得る。
【0028】(2)フェニルアラニルロイシンメチルエ
ステル塩酸塩 2.7gを酢酸1.6mlの存在下、トルエン370m
lに懸濁させ、12時間還流する。減圧下に溶媒を留去
し、得られた残留物にクロロホルムおよび水を加え、1N
塩酸でpH 1.5に調整し、有機層を分取する。分取した有
機層に水および飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を加え、
pH7.5に調整し、有機層を分取する。分取した有機層を
水および飽和食塩水で順次洗浄後、無水硫酸ナトリウム
で乾燥させる。減圧下に溶媒を留去した後、得られた残
留物をカラムクロマトグラフィー(溶離液;クロロホル
ム:メタノール=100:1)で精製する。減圧下に溶媒を留
去し、シクロ−フェニルアラニル−ロイシン(化合物N
o.9)の無色結晶199mgを得る。 IR(KBr)cm-1:3195,3061,2958,1668,1463,1324,1096,84
4,753,702
ステル塩酸塩 2.7gを酢酸1.6mlの存在下、トルエン370m
lに懸濁させ、12時間還流する。減圧下に溶媒を留去
し、得られた残留物にクロロホルムおよび水を加え、1N
塩酸でpH 1.5に調整し、有機層を分取する。分取した有
機層に水および飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を加え、
pH7.5に調整し、有機層を分取する。分取した有機層を
水および飽和食塩水で順次洗浄後、無水硫酸ナトリウム
で乾燥させる。減圧下に溶媒を留去した後、得られた残
留物をカラムクロマトグラフィー(溶離液;クロロホル
ム:メタノール=100:1)で精製する。減圧下に溶媒を留
去し、シクロ−フェニルアラニル−ロイシン(化合物N
o.9)の無色結晶199mgを得る。 IR(KBr)cm-1:3195,3061,2958,1668,1463,1324,1096,84
4,753,702
【0029】製造例10〜11 製造例9と同様にして、表3の化合物を得る。 (以下余白)
【0030】 以下に表3の化合物の物性を、それぞれ示す。 No.10,IR(KBr)cm-1:3191,3060,2963,1667,1451,1334,85
8,702 No.11,IR(KBr)cm-1:3267,2982,2881,1709,1691,1662,16
45,1455,1426,1412,750,702
8,702 No.11,IR(KBr)cm-1:3267,2982,2881,1709,1691,1662,16
45,1455,1426,1412,750,702
【0031】製造例12 フェニルアラニルロイシンメチルエステル塩酸塩3.54g
を飽和アンモニア−メタノール溶液360mlに溶解させ、
一夜室温で放置する。析出物を濾取し、水、メタノール
およびジエチルエーテルで順次洗浄し、シクロ−フェニ
ルアラニル−ロイシンの無色結晶2.8gを得る。 IR(KBr)cm-1:3195,3061,2958,1668,1463,1324,1096,84
4,753,702
を飽和アンモニア−メタノール溶液360mlに溶解させ、
一夜室温で放置する。析出物を濾取し、水、メタノール
およびジエチルエーテルで順次洗浄し、シクロ−フェニ
ルアラニル−ロイシンの無色結晶2.8gを得る。 IR(KBr)cm-1:3195,3061,2958,1668,1463,1324,1096,84
4,753,702
【0032】製造例13〜17 製造例12と同様にして、表4の化合物を得る。 (以下余白)
【0033】 以下に表4の化合物の物性を、それぞれ示す。 No.13,IR(KBr)cm-1:3204,3055,2927,1660,1462,1338,10
92,806,757 No.14,IR(KBr)cm-1:3196,2957,1668,1464,1328,1093,74
5 No.15,IR(KBr)cm-1:3054,1674,1463,1335,1324,1102,91
4,848,708 No.16,IR(KBr)cm-1:3436,3316,3212,2957,1668,1471,13
35,1243,817 No.17,IR(KBr)cm-1:3191,3054,2978,2898,1738,1668,14
62,1342,1254,1171,864,703
92,806,757 No.14,IR(KBr)cm-1:3196,2957,1668,1464,1328,1093,74
5 No.15,IR(KBr)cm-1:3054,1674,1463,1335,1324,1102,91
4,848,708 No.16,IR(KBr)cm-1:3436,3316,3212,2957,1668,1471,13
35,1243,817 No.17,IR(KBr)cm-1:3191,3054,2978,2898,1738,1668,14
62,1342,1254,1171,864,703
【0034】製造例18 シクロ−フェニルアラニル−グルタミン酸メチルエステ
ル153mgをメタノール2ml中、氷冷下で攪拌しながら1N水
酸化ナトリウム水溶液0.63mlを加える、氷冷下で1時間
攪拌後、室温で1.5時間攪拌し、4℃で一夜放置する。
アンバーライトIR-120(H+)(製造元:米国ローム・アン
ド・ハース社、東京有機化学工業株式会社)で中和後、
これを濾去し、温熱メタノールでよく洗浄し、濾液およ
び洗液を合わせて、減圧下に溶媒を留去し、シクロ−フ
ェニルアラニル−グルタミン酸(化合物No.18)の結晶1
10mgを得る。 IR(KBr)cm-1:3028,1733,1674,1454,1336,1260,1177,703
ル153mgをメタノール2ml中、氷冷下で攪拌しながら1N水
酸化ナトリウム水溶液0.63mlを加える、氷冷下で1時間
攪拌後、室温で1.5時間攪拌し、4℃で一夜放置する。
アンバーライトIR-120(H+)(製造元:米国ローム・アン
ド・ハース社、東京有機化学工業株式会社)で中和後、
これを濾去し、温熱メタノールでよく洗浄し、濾液およ
び洗液を合わせて、減圧下に溶媒を留去し、シクロ−フ
ェニルアラニル−グルタミン酸(化合物No.18)の結晶1
10mgを得る。 IR(KBr)cm-1:3028,1733,1674,1454,1336,1260,1177,703
【0035】製造例19 (1)N−ベンジルオキシカルボニル−ロイシル- フェ
ニルアラニンメチルエステル5.5gをメタノール70mlに溶
解させ、この溶液に5%パラジウム−炭素270mgを加え、
常温常圧下で水素添加を行なう。パラジウム−炭素を濾
去後、減圧下に溶媒を留去し、ロイシル−フェニルアラ
ニンメチルエステル3.8gを得る。ついで、ロイシル−フ
ェニルアラニンメチルエステル943mgをメタノール50ml
に溶解させ、この溶液に氷冷下で撹拌しながらベンズア
ルデヒド1.3mlを加え、室温で2時間撹拌する。さらに
氷冷下で撹拌しながら水素化ホウ素ナトリウム366mgを
加え、室温で2時間撹拌後、減圧下に溶媒を留去する。
得られた残留物に飽和食塩水100ml加え、酢酸エチル100
mlで3回抽出し、有機層を硫酸マグネシウムで乾燥させ
る。減圧下に溶媒を留去後、得られた残留物をカラムク
ロマトグラフィー(溶離液;ベンゼン:酢酸エチル=10:
1)で精製すれば、N−ベンジル−ロイシル−フェニル
アラニンメチルエステル404mgを得る。
ニルアラニンメチルエステル5.5gをメタノール70mlに溶
解させ、この溶液に5%パラジウム−炭素270mgを加え、
常温常圧下で水素添加を行なう。パラジウム−炭素を濾
去後、減圧下に溶媒を留去し、ロイシル−フェニルアラ
ニンメチルエステル3.8gを得る。ついで、ロイシル−フ
ェニルアラニンメチルエステル943mgをメタノール50ml
に溶解させ、この溶液に氷冷下で撹拌しながらベンズア
ルデヒド1.3mlを加え、室温で2時間撹拌する。さらに
氷冷下で撹拌しながら水素化ホウ素ナトリウム366mgを
加え、室温で2時間撹拌後、減圧下に溶媒を留去する。
得られた残留物に飽和食塩水100ml加え、酢酸エチル100
mlで3回抽出し、有機層を硫酸マグネシウムで乾燥させ
る。減圧下に溶媒を留去後、得られた残留物をカラムク
ロマトグラフィー(溶離液;ベンゼン:酢酸エチル=10:
1)で精製すれば、N−ベンジル−ロイシル−フェニル
アラニンメチルエステル404mgを得る。
【0036】(2)N−ベンジル−ロイシル−フェニル
アラニンメチルエステル404mgを室温でエタノール5mlお
よび濃塩酸0.12mlに加え、減圧下に溶媒を留去し、N−
ベンジル−ロイシル−フェニルアラニンメチルエステル
の塩酸塩を得る。
アラニンメチルエステル404mgを室温でエタノール5mlお
よび濃塩酸0.12mlに加え、減圧下に溶媒を留去し、N−
ベンジル−ロイシル−フェニルアラニンメチルエステル
の塩酸塩を得る。
【0037】(3)N−ベンジル−ロイシル−フェニル
アラニンメチルエステル塩酸塩350mgをトルエン36mgに
懸濁させ、これに酢酸0.18mlを加え、27時間還流する。
ついで、減圧下に溶媒を留去し、得られた残留物をカラ
ムクロマトグラフィー(溶離液;ベンゼン:酢酸エチル=
3:1)で精製すれば、N−ベンジル−シクロ−ロイシル
−フェニルアラニン(化合物No.19)140mgを得る。 IR(KBr)cm-1:3254,2958,1685,1654,1635,1453,1342,74
5,702
アラニンメチルエステル塩酸塩350mgをトルエン36mgに
懸濁させ、これに酢酸0.18mlを加え、27時間還流する。
ついで、減圧下に溶媒を留去し、得られた残留物をカラ
ムクロマトグラフィー(溶離液;ベンゼン:酢酸エチル=
3:1)で精製すれば、N−ベンジル−シクロ−ロイシル
−フェニルアラニン(化合物No.19)140mgを得る。 IR(KBr)cm-1:3254,2958,1685,1654,1635,1453,1342,74
5,702
【0038】製造例20〜24 製造例19と同様にして、表5の化合物を得る。
【0039】
【表5】 以下に表5の化合物の物性を、それぞれ示す。 No.20,IR(KBr)cm-1:3064,2957,1682,1452,1325,1148,73
3,700 No.21,IR(KBr)cm-1:3200,3065,2957,1680,1523,1456,13
46,735,701 No.22,IR(KBr)cm-1:3447,2957,1676,1458,1324,1149,70
4 No.23,IR(KBr)cm-1:3228,2958,1684,1522,1456,1345,11
09,753,701 No.24,IR(KBr)cm-1:3448,2958,1654,1466,1343,1321,11
31,754,703
3,700 No.21,IR(KBr)cm-1:3200,3065,2957,1680,1523,1456,13
46,735,701 No.22,IR(KBr)cm-1:3447,2957,1676,1458,1324,1149,70
4 No.23,IR(KBr)cm-1:3228,2958,1684,1522,1456,1345,11
09,753,701 No.24,IR(KBr)cm-1:3448,2958,1654,1466,1343,1321,11
31,754,703
【0040】
【発明の効果】本発明の、保護されていてもよいジペプ
チド、保護されていてもよい環状ジペプチドまたは環中
の窒素原子に置換されていてもよいアルアルキル基が結
合している保護されていてもよい環状ジペプチドは、ア
シル−補酵素A:コレステロールアシル転位酵素の阻害
作用を発揮するため、動脈硬化症の関連する諸疾患の予
防、治療に有用である。
チド、保護されていてもよい環状ジペプチドまたは環中
の窒素原子に置換されていてもよいアルアルキル基が結
合している保護されていてもよい環状ジペプチドは、ア
シル−補酵素A:コレステロールアシル転位酵素の阻害
作用を発揮するため、動脈硬化症の関連する諸疾患の予
防、治療に有用である。
Claims (3)
- 【請求項1】(a)保護されていてもよいジペプチド、
(b)保護されていてもよい環状ジペプチドまたは
(c)環中の窒素原子に置換されていてもよいアルアル
キル基が結合している保護されていてもよい環状ジペプ
チドから選ばれる一種以上を有効成分として含有するア
シル−補酵素A:コレステロールアシル転移酵素阻害
剤。 - 【請求項2】(a)保護されていてもよいジペプチド、
(b)保護されていてもよい環状ジペプチドまたは
(c)環中の窒素原子に置換されていてもよいアルアル
キル基が結合している保護されいてもよい環状ジペプチ
ドを構成するアミノ酸の一方がフェニルアラニン、チロ
シンまたはトリプトファンである請求項1記載のアシル
−補酵素A:コレステロールアシル転移酵素阻害剤。 - 【請求項3】(a)保護されていてもよいジペプチド、
(b)保護されていてもよい環状ジペプチドまたは
(c)環中の窒素原子に置換されていてもよいアルアル
キル基が結合している保護されていてもよい環状ジペプ
チドを構成するアミノ酸の一方がフェニルアラニン、チ
ロシンまたはトリプトファンであり、他方が、ロイシ
ン、イソロイシン、フェニルアラニン、プロリン、リジ
ン、グルタミン酸またはアスパラギン酸である請求項1
または2記載のアシル−補酵素A:コレステロールアシ
ル転移酵素阻害剤。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4350739A JPH06172202A (ja) | 1992-12-04 | 1992-12-04 | アシル−補酵素a:コレステロールアシル転移酵素阻害 剤 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4350739A JPH06172202A (ja) | 1992-12-04 | 1992-12-04 | アシル−補酵素a:コレステロールアシル転移酵素阻害 剤 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06172202A true JPH06172202A (ja) | 1994-06-21 |
Family
ID=18412531
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4350739A Pending JPH06172202A (ja) | 1992-12-04 | 1992-12-04 | アシル−補酵素a:コレステロールアシル転移酵素阻害 剤 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06172202A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US20130331344A1 (en) * | 2009-12-25 | 2013-12-12 | Cerebos Pacific Limited | Learning motivation improvers |
WO2017002838A1 (ja) * | 2015-07-01 | 2017-01-05 | サントリーホールディングス株式会社 | レニン-アンジオテンシン系抑制用組成物 |
JP2019151581A (ja) * | 2018-03-02 | 2019-09-12 | 伊藤ハム株式会社 | 脂質代謝改善剤 |
-
1992
- 1992-12-04 JP JP4350739A patent/JPH06172202A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US20130331344A1 (en) * | 2009-12-25 | 2013-12-12 | Cerebos Pacific Limited | Learning motivation improvers |
US9623073B2 (en) | 2009-12-25 | 2017-04-18 | Suntory Holdings Limited | Learning motivation improvers |
WO2017002838A1 (ja) * | 2015-07-01 | 2017-01-05 | サントリーホールディングス株式会社 | レニン-アンジオテンシン系抑制用組成物 |
JPWO2017002838A1 (ja) * | 2015-07-01 | 2018-04-12 | サントリーホールディングス株式会社 | レニン−アンジオテンシン系抑制用組成物 |
JP2019151581A (ja) * | 2018-03-02 | 2019-09-12 | 伊藤ハム株式会社 | 脂質代謝改善剤 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
TWI295996B (en) | Dipeptide derivatives | |
US6683055B1 (en) | Low molecular weight inhibitors of complement proteases | |
JP4229933B2 (ja) | サケ由来アンジオテンシンi変換酵素阻害ペプチド化合物またはそれを含有するペプチド組成物とそれらの製造方法 | |
FR2671086A1 (fr) | Peptides opiouides, leur procede de preparation, et composition pharmaceutique contenant ces peptides. | |
JPH04208299A (ja) | プロリルエンドペプチターゼ阻害ペプチド | |
WO2000058346A1 (fr) | Derives de n-sulfonyl-dipeptides, leur preparation et leur application en therapeutique | |
EP1309613B1 (en) | Pharmaceutical composition comprising an analgesic peptide | |
JPH0331298A (ja) | プロリルエンドペプチターゼ阻害ペプチド | |
AU2001280052A1 (en) | Pharmaceutical composition comprising an analgesic peptide | |
KR100363408B1 (ko) | C-반응성단백질단편으로부터유도된올리고펩티드 | |
US6274557B1 (en) | Inhibition of nitric oxide synthase by amino acids and dipeptides | |
JPH06172202A (ja) | アシル−補酵素a:コレステロールアシル転移酵素阻害 剤 | |
US4496540A (en) | Therapeutic compounds | |
CA1310443C (fr) | Derives de l'acide glutamique, leurs sels, procede de preparation, application a titre de medicaments et compositions les renfermant | |
FR2595705A1 (fr) | Derives de gonadoliberine contenant un acide aminocarboxylique aromatique en position 6, compositions pharmaceutiques et veterinaires les contenant et procede pour les preparer | |
US4456594A (en) | N-Carboxyalkylproline-containing tripeptides | |
FR2513994A1 (fr) | Tripeptides anorexigenes, procede pour leur preparation et compositions pharmaceutiques les contenant | |
WO1987002675A1 (en) | Difluorocyclostatine containing polypeptides | |
JPH11228526A (ja) | ペプチド誘導体及びその薬学的に許容される塩、その製造方法及びその用途 | |
JP4187633B2 (ja) | アンジオテンシンi変換酵素阻害剤とその製造方法 | |
WO1990005141A1 (en) | Amino acid and peptide inhibitors of human leukocytic elastase and collagenase | |
US6342481B1 (en) | Oligopeptides derived from C-reactive protein fragments | |
JPH0288549A (ja) | 新規なアシルアミノ酸およびアシルペプチド化合物 | |
JPH07505640A (ja) | C反応性タンパク断片の部分修飾及び逆転置テトラペプチド類似体 | |
JP2001519427A (ja) | 新規製薬的活性化合物、その製造及びece阻害薬としての使用 |