JPH0617059B2 - 自動車用バンパーのブロー成形方法及び成形装置 - Google Patents
自動車用バンパーのブロー成形方法及び成形装置Info
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- JPH0617059B2 JPH0617059B2 JP63272808A JP27280888A JPH0617059B2 JP H0617059 B2 JPH0617059 B2 JP H0617059B2 JP 63272808 A JP63272808 A JP 63272808A JP 27280888 A JP27280888 A JP 27280888A JP H0617059 B2 JPH0617059 B2 JP H0617059B2
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- parison
- bumper
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- blow molding
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- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B29—WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
- B29C—SHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
- B29C49/00—Blow-moulding, i.e. blowing a preform or parison to a desired shape within a mould; Apparatus therefor
- B29C49/42—Component parts, details or accessories; Auxiliary operations
- B29C49/48—Moulds
- B29C49/4802—Moulds with means for locally compressing part(s) of the parison in the main blowing cavity
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B29—WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
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- B29C49/4802—Moulds with means for locally compressing part(s) of the parison in the main blowing cavity
- B29C2049/4807—Moulds with means for locally compressing part(s) of the parison in the main blowing cavity by movable mould parts in the mould halves
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B29—WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
- B29C—SHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
- B29C49/00—Blow-moulding, i.e. blowing a preform or parison to a desired shape within a mould; Apparatus therefor
- B29C49/02—Combined blow-moulding and manufacture of the preform or the parison
- B29C49/04—Extrusion blow-moulding
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B29—WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
- B29C—SHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
- B29C49/00—Blow-moulding, i.e. blowing a preform or parison to a desired shape within a mould; Apparatus therefor
- B29C49/42—Component parts, details or accessories; Auxiliary operations
- B29C49/48—Moulds
- B29C49/4802—Moulds with means for locally compressing part(s) of the parison in the main blowing cavity
- B29C49/4812—Moulds with means for locally compressing part(s) of the parison in the main blowing cavity and welding opposite wall parts of the parisons or preforms to each other
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- Manufacturing & Machinery (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Blow-Moulding Or Thermoforming Of Plastics Or The Like (AREA)
- Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は自動車用バンパーのブロー成形方法及び成形装
置に関する。
置に関する。
従来の技術 従来、ブロー成形によって自動車用のバンパーを成形す
る場合は、金型製作費が安いという経済的に大きな利点
を有していたが、その反面、成形形状の制約を受けると
いう問題があった。例えば、バンパーに要求される機
能、ライト取付口や空気取入口などの前開口部から後開
口部までが深い場合、前開口部の付け根が極端に肉薄に
なるという成形上の弱点をもっている。特に、トラック
用のバンパーにはエンジン空冷用の空気取入口が必要と
なるが、この取り入れ口は、空気の流入する方向を制御
するため、案内部が長く、奥の方ほど絞り込みが必要と
なり、製品は開口部の奥行きが深く、後開口を狭く成形
する必要がある。このような形状をブロー成形する場合
は、第５図に示したように金型(イ)(ロ)に、バンパーの後
開口部を成形する部分に相当する部分に膨出部(ハ)と受
部(ニ)とバリ逃げ部(ホ)を突設し、このような金型による
成形によって前開口部付け根の薄肉化を防ぐ方法が考え
れらたが、アンダーカットの角度（θ゜）が問題とな
り、成形後に金型が抜けなくなるので実施出来ず、従っ
てアンダーカットをなくすほかなく、そのため成形品の
機能が低下する。また、通常の成形例（第６図）では、
前開口部(2)の周縁(3)が極端に薄肉となるか、或いは成
形途中でパリソンが破断し破裁部(ヘ)を生じ成形出来な
い欠点があった。
る場合は、金型製作費が安いという経済的に大きな利点
を有していたが、その反面、成形形状の制約を受けると
いう問題があった。例えば、バンパーに要求される機
能、ライト取付口や空気取入口などの前開口部から後開
口部までが深い場合、前開口部の付け根が極端に肉薄に
なるという成形上の弱点をもっている。特に、トラック
用のバンパーにはエンジン空冷用の空気取入口が必要と
なるが、この取り入れ口は、空気の流入する方向を制御
するため、案内部が長く、奥の方ほど絞り込みが必要と
なり、製品は開口部の奥行きが深く、後開口を狭く成形
する必要がある。このような形状をブロー成形する場合
は、第５図に示したように金型(イ)(ロ)に、バンパーの後
開口部を成形する部分に相当する部分に膨出部(ハ)と受
部(ニ)とバリ逃げ部(ホ)を突設し、このような金型による
成形によって前開口部付け根の薄肉化を防ぐ方法が考え
れらたが、アンダーカットの角度（θ゜）が問題とな
り、成形後に金型が抜けなくなるので実施出来ず、従っ
てアンダーカットをなくすほかなく、そのため成形品の
機能が低下する。また、通常の成形例（第６図）では、
前開口部(2)の周縁(3)が極端に薄肉となるか、或いは成
形途中でパリソンが破断し破裁部(ヘ)を生じ成形出来な
い欠点があった。
発明が解決しようとする問題点 本発明は、従来の欠点を除去するため、バンパーの前開
口部に相当する部分に於いて、バンパーの外壁と内壁を
形成する２枚のパリソンを圧着重合し、この２重のパリ
ソンを更に延伸して成形し、成形中に破断を生ずること
がなく且つ開口部の付け根が厚肉のバンパーを成形する
ことを目的としたものである。
口部に相当する部分に於いて、バンパーの外壁と内壁を
形成する２枚のパリソンを圧着重合し、この２重のパリ
ソンを更に延伸して成形し、成形中に破断を生ずること
がなく且つ開口部の付け根が厚肉のバンパーを成形する
ことを目的としたものである。
問題点を解決するための手段 本発明は、成形品であるバンパー(1)の前開口部(2)の周
縁部分(3)を、外側パリソン(4)と内側パリソン(5)とを
重合圧着して２枚のパリソンによって形成すると共に後
方開口部(15)の外周縁に補強リブ(16)を形成するため表
側金型(6)内に、バンパー(1)の開口筒部(7)内面と同一
形状のコア(8)を表側金型(6)の内部(6a)からキャビティ
(6b)外部に向って摺動自在に嵌合すると共に裏側金型
(9)には前記コア(6)に対応して膨出部(10)と前記コア
(8)を嵌脱する凹部(11)を形成し、該凹部(11)の内周面
(11a)に前記コア(8)によって重合されてきた２枚の外側
パリソン(4)と内側パリソン(5)を該コア(8)に圧空成形
する空気室(12)を形成すると共に膨出部(10)に前記空気
室(12)に連通したエア通路(13)を穿設し、コア(8)内
に、該コア(8)の摺動方向と同一方向に摺動する突出棒
(14)を嵌合し、凹部(11)の内部の角隅部(11b)に、型締
め後にコア(8)を凹部(11)に嵌合した際に、コア(8)の先
端の角部(8a)と衝合して外側パリソン(4)と内側パリソ
ン(5)を押し切る喰切部(10a)を突設すると共に外側パリ
ソン(4)と内側パリソン(5)を押し切る際、外側パリソン
(4)と内側パリソン(5)の余肉をバンパー(1)の後方開口
部(15)の外周縁に添加して補強リブ(16)を形成するため
の条溝(17)を形成し、更に凹部(11)の正面(11c)にバリ
逃げ部(11d)を形成して成るものである。
縁部分(3)を、外側パリソン(4)と内側パリソン(5)とを
重合圧着して２枚のパリソンによって形成すると共に後
方開口部(15)の外周縁に補強リブ(16)を形成するため表
側金型(6)内に、バンパー(1)の開口筒部(7)内面と同一
形状のコア(8)を表側金型(6)の内部(6a)からキャビティ
(6b)外部に向って摺動自在に嵌合すると共に裏側金型
(9)には前記コア(6)に対応して膨出部(10)と前記コア
(8)を嵌脱する凹部(11)を形成し、該凹部(11)の内周面
(11a)に前記コア(8)によって重合されてきた２枚の外側
パリソン(4)と内側パリソン(5)を該コア(8)に圧空成形
する空気室(12)を形成すると共に膨出部(10)に前記空気
室(12)に連通したエア通路(13)を穿設し、コア(8)内
に、該コア(8)の摺動方向と同一方向に摺動する突出棒
(14)を嵌合し、凹部(11)の内部の角隅部(11b)に、型締
め後にコア(8)を凹部(11)に嵌合した際に、コア(8)の先
端の角部(8a)と衝合して外側パリソン(4)と内側パリソ
ン(5)を押し切る喰切部(10a)を突設すると共に外側パリ
ソン(4)と内側パリソン(5)を押し切る際、外側パリソン
(4)と内側パリソン(5)の余肉をバンパー(1)の後方開口
部(15)の外周縁に添加して補強リブ(16)を形成するため
の条溝(17)を形成し、更に凹部(11)の正面(11c)にバリ
逃げ部(11d)を形成して成るものである。
作 用 本発明の作用について説明すると、通常のブロー成形と
同様に、表側金型(6)と裏側金型(9)の間に、ブローヘッ
ドからパリソンを筒状に押し出して垂下させ型締めして
吹き込みを開始すると、第３図の如く外側パリソン(4)
は表側金型(6)のキャビティ(6b)に、また内側パリソン
(5)は裏側金型(9)のキャビティ(9a)に夫々接合し、而も
膨出部(10)の先端(10b)は表側金型(6)のキャビティ(6b)
に接近するため、膨出部(10)(10)に囲まれた範囲に於け
る内側パリソン(5)は外側パリソン(4)に重合圧着され、
バンパーの前開口部(2)の付け根の圧着部(18)は２重に
なったパリソンによって、設定された隙間まで構成され
る。そして、上記の動きと併行して、表側金型(6)の案
内長孔(6c)に投入した状態にあったコア(8)を突出させ
ると、コア(8)の前方に、重合してほゞ偏平化した状態
で位置していたパリソン(4)(5)にはコア(8)の前面(8b)
が当接し、型締めの進行につれてパリソン(4)(5)の接合
と延伸膨出は周囲のパリソン(4)(5)に波及し、接合した
部分に於けるパリソン(4)(5)の間に介在した空気は上下
の接合しない部分に押しやられる。ついで、コア(8)内
の突出棒(14)が突出して２重のパリソン(4)(5)を凹部(1
1)に向って延伸させる。更に、コア(8)がパリソン(4)
(5)を押しつつ凹部(11)に向って次第に進出し、前開口
部(2)の周囲の圧着部(18)によって密封された開口部金
型空間即ち、凹部(11)の内周面(11a)と内側パリソン(5)
の外面との間の空気は空気室(12)を経てエア通路(13)を
通り、外部の真空ポンプ（図示せず）によって吸引され
る。突出棒(14)の突出と排気減圧によって外側パリソン
(4)と内側パリソン(5)は平均して延ばされ、突出棒(14)
による延伸完了と共にコア(8)の角部(8a)が喰切部(10a)
と衝合する迄押し出される。この時、コア(8)の前面(8
b)に接していたパリソン(4)(5)は凹部(11)のバリ逃げ部
(11d)に圧入され、またパリソンの余肉は膨出部(10)の
条溝(17)に圧入され、成形後にバンパー(1)の後開口部
(15)の外周縁の補強リブ(16)となる突出縁が形成され
る。一方、コア(8)が進入を完了（第４図）した時、凹
部(11)の内周面(11a)と内側パリソン(5)の外面との間に
は空気室(12)が残るので、該空気室(12)に外部のコンプ
レッサー（図示せず）によってエアー通路(13)を介して
空気を圧入しパリソン(4)(5)をコア(8)の外周面(8c)に
密着させ、コア(8)の外周面のシボを鮮明に転写し成形
される。そして離型して成形品を得る。
同様に、表側金型(6)と裏側金型(9)の間に、ブローヘッ
ドからパリソンを筒状に押し出して垂下させ型締めして
吹き込みを開始すると、第３図の如く外側パリソン(4)
は表側金型(6)のキャビティ(6b)に、また内側パリソン
(5)は裏側金型(9)のキャビティ(9a)に夫々接合し、而も
膨出部(10)の先端(10b)は表側金型(6)のキャビティ(6b)
に接近するため、膨出部(10)(10)に囲まれた範囲に於け
る内側パリソン(5)は外側パリソン(4)に重合圧着され、
バンパーの前開口部(2)の付け根の圧着部(18)は２重に
なったパリソンによって、設定された隙間まで構成され
る。そして、上記の動きと併行して、表側金型(6)の案
内長孔(6c)に投入した状態にあったコア(8)を突出させ
ると、コア(8)の前方に、重合してほゞ偏平化した状態
で位置していたパリソン(4)(5)にはコア(8)の前面(8b)
が当接し、型締めの進行につれてパリソン(4)(5)の接合
と延伸膨出は周囲のパリソン(4)(5)に波及し、接合した
部分に於けるパリソン(4)(5)の間に介在した空気は上下
の接合しない部分に押しやられる。ついで、コア(8)内
の突出棒(14)が突出して２重のパリソン(4)(5)を凹部(1
1)に向って延伸させる。更に、コア(8)がパリソン(4)
(5)を押しつつ凹部(11)に向って次第に進出し、前開口
部(2)の周囲の圧着部(18)によって密封された開口部金
型空間即ち、凹部(11)の内周面(11a)と内側パリソン(5)
の外面との間の空気は空気室(12)を経てエア通路(13)を
通り、外部の真空ポンプ（図示せず）によって吸引され
る。突出棒(14)の突出と排気減圧によって外側パリソン
(4)と内側パリソン(5)は平均して延ばされ、突出棒(14)
による延伸完了と共にコア(8)の角部(8a)が喰切部(10a)
と衝合する迄押し出される。この時、コア(8)の前面(8
b)に接していたパリソン(4)(5)は凹部(11)のバリ逃げ部
(11d)に圧入され、またパリソンの余肉は膨出部(10)の
条溝(17)に圧入され、成形後にバンパー(1)の後開口部
(15)の外周縁の補強リブ(16)となる突出縁が形成され
る。一方、コア(8)が進入を完了（第４図）した時、凹
部(11)の内周面(11a)と内側パリソン(5)の外面との間に
は空気室(12)が残るので、該空気室(12)に外部のコンプ
レッサー（図示せず）によってエアー通路(13)を介して
空気を圧入しパリソン(4)(5)をコア(8)の外周面(8c)に
密着させ、コア(8)の外周面のシボを鮮明に転写し成形
される。そして離型して成形品を得る。
実施例 本発明の実施例を図面について説明すると、表側金型
(6)には、バンパー(1)の開口筒部(7)を形成しようとす
る部分に対応した個所に、内部からキャビティー(6b)に
向って案内長孔(6c)を穿設し、該案内長孔(6c)にコア
(8)を出没自在に嵌合する。前記コア(8)は、第３図の如
くバンパー(1)の開口筒部(7)に相応するように先部に至
るに従って細くして勾配が強い角錐形状に形成し、コア
(8)内にはコア(8)と同一方向に出没自在となる突出棒(1
4)を気密に嵌合する。更に、他方の裏側金型(9)には、
前記コア(8)と対応する部分に膨出部(10)を形成すると
共に該膨出部(10)にコア(8)を嵌合出来る凹部(11)を穿
設する。この凹部(11)の内周面(11a)には、型締めした
際にコア(8)の外周面(8c)との間に、２枚のパリソン(4)
(5)を重合した肉厚と多少の空気室(12)が残されるよう
に形成され、更に角隅部(11b)附近には補強リブ(16)成
形用の条溝(17)を形成すると共に角隅には嵌合した際に
コア(8)の角部(8a)と衝合する喰切部(10a)を形成する。
そして、膨出部(10)の一側から裏側金型(9)の外部に向
けて、前記空気室(12)に連通すると共に金型外部の真空
ポンプ（図示せず）に接続するエア通路(13)を穿設す
る。
(6)には、バンパー(1)の開口筒部(7)を形成しようとす
る部分に対応した個所に、内部からキャビティー(6b)に
向って案内長孔(6c)を穿設し、該案内長孔(6c)にコア
(8)を出没自在に嵌合する。前記コア(8)は、第３図の如
くバンパー(1)の開口筒部(7)に相応するように先部に至
るに従って細くして勾配が強い角錐形状に形成し、コア
(8)内にはコア(8)と同一方向に出没自在となる突出棒(1
4)を気密に嵌合する。更に、他方の裏側金型(9)には、
前記コア(8)と対応する部分に膨出部(10)を形成すると
共に該膨出部(10)にコア(8)を嵌合出来る凹部(11)を穿
設する。この凹部(11)の内周面(11a)には、型締めした
際にコア(8)の外周面(8c)との間に、２枚のパリソン(4)
(5)を重合した肉厚と多少の空気室(12)が残されるよう
に形成され、更に角隅部(11b)附近には補強リブ(16)成
形用の条溝(17)を形成すると共に角隅には嵌合した際に
コア(8)の角部(8a)と衝合する喰切部(10a)を形成する。
そして、膨出部(10)の一側から裏側金型(9)の外部に向
けて、前記空気室(12)に連通すると共に金型外部の真空
ポンプ（図示せず）に接続するエア通路(13)を穿設す
る。
効 果 依って、本発明の方法及び装置によればバンパーの前開
口部に相当する部分のパリソンを２重に重合して前開口
部から後開口部にかけて延伸し且つ密着させてブロー成
形するようにしたので、前開口部の開口周縁部は２重に
成形されて肉厚となり、ブロー成形中に該部分に於ける
破裁等の障害を生ずることもなく、成形品の該部分は内
側パリソンの固化によって補強され耐衝撃・耐久性にす
ぐれた成形品が得られる。また、開口部を成形するため
に金型にアンダーカットを設けることがないので離型が
不可能になるということもなく、コア及び突出棒を摺動
自在にしたことと相俟って円滑迅速に離型を行うことが
出来る。また、後開口部の外側周縁には補強リブが形成
されるので、該部分は強固になり、前開口部周縁を２重
にして肉厚にしたことと相俟って耐振性に富む。更に、
コア及び突出棒によって延伸させられ２重のパリソンは
エア通路から送られる空気圧によって相互の密着度が高
まると共に転写の精度も高まり、而も成形の方法及び装
置としても格別な複雑さが要求されることもなく、開口
部を有するバンパーをブロー成形する場合に優れた効果
を発揮するものである。
口部に相当する部分のパリソンを２重に重合して前開口
部から後開口部にかけて延伸し且つ密着させてブロー成
形するようにしたので、前開口部の開口周縁部は２重に
成形されて肉厚となり、ブロー成形中に該部分に於ける
破裁等の障害を生ずることもなく、成形品の該部分は内
側パリソンの固化によって補強され耐衝撃・耐久性にす
ぐれた成形品が得られる。また、開口部を成形するため
に金型にアンダーカットを設けることがないので離型が
不可能になるということもなく、コア及び突出棒を摺動
自在にしたことと相俟って円滑迅速に離型を行うことが
出来る。また、後開口部の外側周縁には補強リブが形成
されるので、該部分は強固になり、前開口部周縁を２重
にして肉厚にしたことと相俟って耐振性に富む。更に、
コア及び突出棒によって延伸させられ２重のパリソンは
エア通路から送られる空気圧によって相互の密着度が高
まると共に転写の精度も高まり、而も成形の方法及び装
置としても格別な複雑さが要求されることもなく、開口
部を有するバンパーをブロー成形する場合に優れた効果
を発揮するものである。
図は本発明の実施例を示すもので、第１図は成形品であ
るバンパーの斜視図、第２図は第１図のＡＡ線断面拡大
図、第３図は本装置の要部の断面拡大図で、型締め完了
時の開口部成形部分に於けるパリソン状態と表側金型と
裏側金型の関係を示している。第４図はコアが凹部に嵌
合し、２重のパリソンを成形している工程中の要部の断
面拡大図である。第５図及び第６図は従来例で、第５図
は裏側金型にアンダーカットを設けた金型を合せた状態
の断面図、第６図は型締め吹込みした際にパリソンに破
裁を生じた状態を示した金型の断面図である。 符 号： １……バンパー 6c……案内長孔 ２……前開口部 ７……開口筒部 ３……周縁部分 ８……コア ４……外側パリソン 8a……角部 ５……内側パリソン 8b……前面 ６……表側金型 8c……外周面 6a……内部 ９……裏側金型 6b……キャビティ 9a……キャビティ 10……膨出部 16……補強リブ 10a……喰切部 17……条溝 10b……先端 18……圧着部 11……凹部 11a……内周面 θ゜……角度 11b……角隅部 イ・ロ……金型 11c……正面 ハ……膨出部 11d……バリ逃げ部 ニ……受部 12……空気室 ホ……バリ逃げ部 13……エア通路 ヘ……破裁部 14……突出棒 ト……パリソン 15……後開口部
るバンパーの斜視図、第２図は第１図のＡＡ線断面拡大
図、第３図は本装置の要部の断面拡大図で、型締め完了
時の開口部成形部分に於けるパリソン状態と表側金型と
裏側金型の関係を示している。第４図はコアが凹部に嵌
合し、２重のパリソンを成形している工程中の要部の断
面拡大図である。第５図及び第６図は従来例で、第５図
は裏側金型にアンダーカットを設けた金型を合せた状態
の断面図、第６図は型締め吹込みした際にパリソンに破
裁を生じた状態を示した金型の断面図である。 符 号： １……バンパー 6c……案内長孔 ２……前開口部 ７……開口筒部 ３……周縁部分 ８……コア ４……外側パリソン 8a……角部 ５……内側パリソン 8b……前面 ６……表側金型 8c……外周面 6a……内部 ９……裏側金型 6b……キャビティ 9a……キャビティ 10……膨出部 16……補強リブ 10a……喰切部 17……条溝 10b……先端 18……圧着部 11……凹部 11a……内周面 θ゜……角度 11b……角隅部 イ・ロ……金型 11c……正面 ハ……膨出部 11d……バリ逃げ部 ニ……受部 12……空気室 ホ……バリ逃げ部 13……エア通路 ヘ……破裁部 14……突出棒 ト……パリソン 15……後開口部
Claims (4)
- 【請求項１】バンパー(1)の前開口部(2)の周縁部分(3)
を、外側パリソン(4)と内側パリソン(5)とを重合圧着し
て２枚のパリソンによって形成することを特徴とした自
動車用バンパーのブロー成形方法。 - 【請求項２】表側金型(6)内に、バンパー(1)の開口筒部
(7)内面と同一形状のコア(8)を表側金型(6)の内部(6a)
からキャビティ(6b)外部に向って摺動自在に嵌合すると
共に裏側金型(9)には前記コア(8)に対応して膨出部(10)
と前記コア(8)を嵌脱する凹部(11)を形成し、該凹部(1
1)の内周面(11a)に前記コア(8)によって重合されてきた
２枚の外側パリソン(4)と内側パリソン(5)を該コア(8)
に圧空成形する空気室(12)を形成すると共に膨出部(10)
に前記空気室(12)に連通したエア通路(13)を穿設したこ
とを特徴とする自動車用バンパーのブロー成形装置。 - 【請求項３】コア(8)内に、該コア(8)の摺動方向と同一
方向に摺動する突出棒(14)を嵌合したことを特徴とする
特許請求の範囲第２項記載の自動車用バンパーのブロー
成形装置。 - 【請求項４】凹部(11)の内部の角隅部(11b)に、型締め
後にコア(8)を凹部(11)に嵌合した際に、コア(8)の先端
の角部(8a)と衝合して外側パリソン(4)と内側パリソン
(5)を押し切る喰切部(10a)を突設すると共に外側パリソ
ン(4)と内側パリソン(5)を押し切る際、外側パリソン
(4)と内側パリソン(5)の余肉をバンパー(1)の後方開口
部(15)の外周縁に添加して補強用リブ(16)を形成するた
めの条溝(17)を形成し、更に凹部(11)の正面(11c)にバ
リ逃げ部(11d)を形成したことを特徴とする特許請求の
範囲第２項記載の自動車用バンパーのブロー成形装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP63272808A JPH0617059B2 (ja) | 1988-10-28 | 1988-10-28 | 自動車用バンパーのブロー成形方法及び成形装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP63272808A JPH0617059B2 (ja) | 1988-10-28 | 1988-10-28 | 自動車用バンパーのブロー成形方法及び成形装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH02120024A JPH02120024A (ja) | 1990-05-08 |
| JPH0617059B2 true JPH0617059B2 (ja) | 1994-03-09 |
Family
ID=17519043
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP63272808A Expired - Lifetime JPH0617059B2 (ja) | 1988-10-28 | 1988-10-28 | 自動車用バンパーのブロー成形方法及び成形装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0617059B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| DE19706838A1 (de) * | 1997-02-21 | 1998-08-27 | Moeller Plast Gmbh | Verfahren und Vorrichtung zur Herstellung von Kunststoff-Formteilen durch Blasformen |
| JP4368483B2 (ja) * | 2000-02-28 | 2009-11-18 | 富士重工業株式会社 | バンパビーム構造 |
-
1988
- 1988-10-28 JP JP63272808A patent/JPH0617059B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH02120024A (ja) | 1990-05-08 |
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