JPH06169832A - 腕時計等の陳列用支持体及び陳列兼用包装箱 - Google Patents

腕時計等の陳列用支持体及び陳列兼用包装箱

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JPH06169832A
JPH06169832A JP35132492A JP35132492A JPH06169832A JP H06169832 A JPH06169832 A JP H06169832A JP 35132492 A JP35132492 A JP 35132492A JP 35132492 A JP35132492 A JP 35132492A JP H06169832 A JPH06169832 A JP H06169832A
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JP
Japan
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plate
display
piece
front plate
wristwatch
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JP35132492A
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English (en)
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Seizo Yokote
清蔵 横手
Yukio Kawachi
幸夫 河内
Tetsugo Miyazaki
哲吾 宮崎
Taku Fukushi
卓 福士
Takamichi Tsukamoto
孝道 塚本
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GURAPATSUKU JAPAN KK
Casio Computer Co Ltd
Original Assignee
GURAPATSUKU JAPAN KK
Casio Computer Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 腕時計等を安定的に陳列支持でき、構成の簡
素化、製作の容易化、量産化、低廉化、軽量化、運搬や
保管の容易化、廃棄処理の容易化を図る。 【構成】 切欠部8,9を設けた正面板1と、左右脚側
板2,3と、切欠部8を備えた背面板4と、切欠部9を
備えた底片5とを適宜紙製シート状素材で形成し、底片
5の後端縁に係止突片6を突設し、背面板4の下部に係
止孔7を設け、底片5の係止突片6を、背面板4の係止
孔7に係止し、正面板1と背面板4との間に空間を設
け、左右脚側板2,3を背面板4がわに折曲げ、左右脚
側板2,3の下端縁の一部によって陳列用支持体A自体
が自立するよう形成し、切欠部8,9を介して正面板
1、背面板4、底片5に腕時計W等を巻付け可能に構成
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、腕時計等(主に、腕等
に巻付けることで装着される腕時計やブレスレットの如
き商品)を陳列支持及び包装できるようにした腕時計等
の陳列用支持体及び陳列兼用包装箱に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、腕時計等を陳列支持できるように
した陳列用支持体や陳列兼用包装箱にあっては、その殆
どの部分を適宜合成樹脂材によって構成したものが多く
提供されている。例えば、腕時計の陳列用支持体として
は、自立できるように適宜形成された合成樹脂製基台部
の上に、帯片を側面略細長C字状に折曲げたような合成
樹脂製腕時計装着部を一体的に連設したもの等がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、前述の如き
陳列用支持体や陳列兼用包装箱は、比較的嵩張るものが
多く、これを多量に保管しようとすると、比較的広い保
管スペースが必要となる難点があった。また、腕時計や
ブレスレット等の商品を購入した後は、これらの陳列用
支持体や陳列兼用包装箱は不要となりゴミとして廃棄処
分されるが、適宜合成樹脂材によって構成されているこ
れらのゴミは、その処理が比較的面倒となる難点があ
り、ひいては、ゴミ処理公害問題にも少なからず影響を
与えるものであった。
【0004】
【課題を解決するための手段】そこで、本発明は、従来
存した如上の如き難点等を解消すると共に、構成が簡素
で、製作が容易となり、量産に適し、安価に提供でき、
しかも、軽量で、嵩張らず、その運搬や保管に便利で、
経済的に優れ、更に、ゴミとして廃棄処分する際、その
処理が簡単に行えるようにすべく創出されたもので、請
求項1記載の腕時計W等の陳列用支持体Aにあっては、
腕時計W等を装着できて、これを陳列支持できるように
した陳列用支持体Aに於いて、上下端縁中央部分に切欠
部8,9が設けられる正面板1と、この正面板1の左右
端縁に連設される左右脚側板2,3と、正面板1の上端
縁に連設されると共に、正面板1の切欠部8に合致する
ような切欠部8を備えた背面板4と、正面板1の下端縁
に連設されると共に、正面板1の切欠部9に合致するよ
うな切欠部9を備えた底片5とを適宜紙製シート状素材
によって形成する。そして、底片5の後端縁に係止突片
6を突設すると共に、背面板4の下部に係止孔7を設け
る。それから、底片5の係止突片6を、背面板4の係止
孔7に係止せしめることで、正面板1と背面板4との間
に適宜空間を設けるようにする。更に、左右脚側板2,
3を背面板4がわに折曲げると共に、左右脚側板2,3
の下端縁の一部によって陳列用支持体A自体が自立可能
となるよう形成する。しかも、切欠部8,9を介して正
面板1、背面板4、底片5に腕時計W等を巻付けられる
よう構成する手段を採用した。
【0005】また、請求項2記載の陳列兼用包装箱Sに
あっては、腕時計W等を装着できて、これを陳列支持で
きるようにした陳列用支持体Aと、腕時計W等が装着さ
れた状態のままの陳列用支持体Aを収容可能な基箱体B
と、陳列用支持体Aが収容された状態の基箱体Bの上部
開口部分を上方から施蓋可能な蓋箱体Cとを備えたもの
とする。そして、蓋箱体Cに差込片40aを設けると共
に、基箱体Bに差込孔20aを設け、蓋箱体Cの差込片
40aが、基箱体Bの差込孔20aに挿脱自在に差し込
めるよう構成する手段を採用した。
【0006】
【作用】しかして、請求項1記載の腕時計W等の陳列用
支持体Aにあっては、適宜紙製シート状素材によって正
面板1と、左右脚側板2,3と、背面板4と、底片5と
が連設された状態となる。そして、底片5の係止突片6
が、背面板4の係止孔7に係止されると、正面板1と背
面板4との間に適宜空間が設けられ、正面板1と背面板
4と底片5とで構成される腕時計W等の巻付け部分が適
宜厚みを持った側面略三角形状となる。更に、左右脚側
板2,3が背面板4がわに折曲げられると、左右脚側板
2,3の下端縁の一部によって陳列用支持体A自体が自
立するようになる。しかも、腕時計W等は、正面板1、
背面板4、底片5で構成される巻付け部分に巻付けるよ
うに装着されると共に、その切欠部8,9に収まるよう
に巻装されて、陳列支持される。
【0007】また、請求項2記載の陳列兼用包装箱Sに
あっては、陳列用支持体Aには、腕時計W等が装着さ
れ、基箱体Bには、腕時計W等が装着された状態のまま
の陳列用支持体Aが収容され、基箱体Bの上部開口部分
は、蓋箱体Cによって施蓋され、蓋箱体Cの差込片40
aは、基箱体Bの差込孔20aに挿脱自在に差し込ま
れ、差込片40aが差込孔20aに差し込み状態にある
ときは、蓋箱体Cによる基箱体B上部開口部分の施蓋状
態が維持される。
【0008】
【実施例】以下、本発明を図示例について説明する。図
中Sは、腕時計W等を陳列支持できるようにすると共
に、腕時計W等を包装できるようにした陳列兼用包装箱
を示し、この陳列兼用包装箱Sは、腕時計W等を装着で
きて、これを陳列支持できるようにした適宜紙製の陳列
用支持体Aと、この陳列用支持体Aを腕時計等が装着さ
れた状態のまま収容可能な適宜紙製の基箱体Bと、陳列
用支持体Aが収容された状態の基箱体Bの上部開口部分
を上方から施蓋できるよう基箱体B上部に着脱自在に装
着される適宜紙製の蓋箱体Cとからなっており、蓋箱体
Cに設けられた差込片40aを、基箱体Bに設けられた
差込孔20aに挿脱自在に差し込めるよう構成したもの
である(図1参照)。
【0009】陳列用支持体Aは、例えば、図2に示すよ
うな展開状態を呈する紙製シート材からなるもので、平
行な上下端縁の中央部分に矩形状や台形状の切欠部8,
9が切設されている正面板1と、この正面板1の略鼓状
に湾曲している左右端縁に折目線15,16を介して連
設される左右脚側板2,3と、正面板1の上端縁に折目
線17を介して連設されると共に、正面板1の切欠部8
に合致するような台形状や矩形状の切欠部9が切設され
ている背面板4と、正面板1の下端縁に折目線18を介
して連設されると共に、正面板1の切欠部9に合致する
ような台形状や矩形状の切欠部9が切設されている底片
5とを適宜紙製シート状素材からカットして形成したも
のである。そして、底片5の係止突片6を背面板4の係
止孔7に係止せしめると、正面板1と背面板4と底片5
とで側面略三角形状の適宜空間が設けられるように形成
してあり、更に、折目線15,16を介して左右脚側板
2,3を後方に折曲げると、正面板1全体が前方に向っ
て湾曲状に突出するよう反るようになると共に、左右脚
側板2,3の下端縁の一部によって、正面板1の上部が
若干後方に倒れるように傾斜した状態で、陳列用支持体
A自体の自立状態が維持されるように構成してある。し
かも、正面板1、背面板4、底片5からなるバンドの巻
付け部分に腕時計W等のバンドを巻付けて装着したとき
に、腕時計W等のバンドが切欠部8,9に収まるように
なって、腕時計W等が陳列支持されるように構成してあ
る。
【0010】尚、背面板4の下端部には、一対の切込線
11と折目線12とで囲繞される略台形状の補強片10
が設けてあり、この補強片10は、折目線12を介して
折曲げることで、腕時計W等のバンドが収まる切欠部を
背面板4の下端部に設けられるようにしたもので、補強
片10自身は、この切欠部を補強するようになる。
【0011】更に、正面板1の上下部と、背面板4の上
下部と、底片5前部に形成される切欠部8,9は、内方
に行くに従ってその間隔が漸次狭くなるようなテーパー
状にその両側縁部分が形成されている。すなわち、腕時
計W等のバンドは、一般的にその長さに応じてその幅が
広くなるように形成されており、長い(幅の広い)バン
ドは切欠部8,9の外方に係止されて陳列用支持体Aに
巻付けられ、短い(幅の狭い)バンドは切欠部8,9の
内方に係止されて陳列用支持体Aに巻付けられ、どのよ
うな長さのバンドであっても確実且つ容易に陳列用支持
体Aに巻付けられるように形成してある。
【0012】ところで、陳列用支持体Aの具体的構成、
形状、寸法、材質、正面板1、右脚側板2、左脚側板
3、背面板4、底片5夫々の具体的連設(配置)状態、
形状、寸法や、切欠部8,9の具体的配設位置、形状、
寸法等は、図示例等に限定されることなく、適宜自由に
設定できるものである。
【0013】基箱体Bは、例えば、図3に示すような展
開状態を呈する紙製シート材からなるもので、略横長矩
形状の正面板20と、この正面板20の左右端縁に折目
線30,31を介して連設される略台形状の左右側板2
1,22と、右側板21の後端縁に折目線32を介して
連設される略縦長矩形状の背面板23と、正面板20の
下端縁に折目線33を介して連設される底板構成片24
と、右側板21の下端縁に折目線34を介して連設され
る底板構成片25と、左側板22の下端縁に折目線35
を介して連設される底板構成片26と、背面板23の下
端縁に折目線36を介して連設される底板構成片27
と、正面板20の上端縁に折目線37を介して連設され
る折曲片28と、左側板22の後端縁に折目線38を介
して連設されると共に、背面板23の左端縁部分に接着
される糊代片29とを適宜紙製シート状素材からカット
して形成したものである。そして、底板構成片25に設
けた糊付片25aを底板構成片27に接着し、底板構成
片26に設けた糊付片26aを底板構成片24に接着
し、底板構成片25,26の係止部25b,26b夫々
を相互に係脱自在に係止せしめて底板部分が構成されて
いる。しかも、基箱体Bは、上部開口部分が斜め前方に
向って傾斜しているような略有底角筒状を呈しており、
陳列用支持体Aに装着されている腕時計W等が視認し易
いようにしてある。更に、正面板20の下端縁中央部分
には、差込孔20aが穿設されており、この差込孔20
aに蓋箱体Cの差込片40aが挿脱自在に差し込めるよ
うに形成してある。尚、折曲片28の表面には、商品名
やメーカー名やその他の適宜表示をしても良いし、折目
線37を介して基箱体B内に折曲げて、基箱体Bの前が
わ上部開口を補強すると共に、この折曲片28の上に、
陳列用支持体Aの前がわ下部が当接されるようにして、
これを安定的に支持できるようにしても良い。ところ
で、基箱体Bの具体的構成、形状、寸法、材質、正面板
20、右側板21、左側板22、背面板23、底板構成
片26,27,28,29、折曲片28、糊代片29夫
々の具体的連設(配置)状態、形状、寸法等は、図示例
等に限定されることなく、適宜自由に設定できるもので
ある。
【0014】蓋箱体Cは、例えば、図4に示すような展
開状態を呈する紙製シート材からなるもので、略縦長矩
形状の正面板40と、この正面板40の右端縁に折目線
50を介して連設される略台形状の右側板41と、この
右側板41の後端縁に折目線52を介して連設される略
横長矩形状の背面板43と、背面板43の左端縁に折目
線53を介して連設される略台形状の左側板42と、正
面板40の上端縁に折目線54を介して連設される天板
構成片44と、右側板41の上端縁に折目線55を介し
て連設される天板構成片45と、左側板42の上端縁に
折目線56を介して連設される天板構成片46と、背面
板43の上端縁に折目線57を介して連設される天板構
成片47と、左側板42の前端縁に折目線51を介して
連設される糊代片48とを適宜紙製シート状素材からカ
ットして形成したものである。そして、天板構成片45
に設けた糊付片45aを天板構成片44に接着し、天板
構成片46に設けた糊付片46aを天板構成片47に接
着し、天板構成片45,46の係止部45b,46b夫
々を相互に係脱自在に係止せしめて天板部分が構成され
ている。更に、正面板40の下端縁中央部分には、略矩
形状の正面板40が折目線40cを介して連接し、差込
片40a両脇に切込線40bを設けてある。すなわち、
この差込片40aを基箱体Bの差込孔20aに挿脱自在
に差込めるように形成し、基箱体Bと蓋箱体Cとが分離
するのを確実に防止して、陳列兼用包装箱Sの輸送等が
し易くなるように形成されたものである。しかも、蓋箱
体Cは、下部開口部分が斜め後方に向って傾斜している
ような略逆有底角筒状を呈しており、基箱体Bの上部開
口部分を確実に塞ぐと共に、基箱体Bと蓋箱体Cとの開
口周縁部分が相互に略一定の幅で重合するように形成さ
れており、陳列兼用包装箱S全体が堅牢となって、腕時
計W等を確実に保護できるように構成されている。ま
た、蓋箱体Cの背面板43中央部分には、円弧状の切込
線43bと直線状の折目線43cとで囲繞される折曲係
止片43aが設けてあり、この折曲係止片43aは、折
目線43cを介して蓋箱体C内がわに折曲げることによ
って、蓋箱体C内に基箱体Bを収容せしめたときに、基
箱体Bの正面板20上端縁と、蓋箱体Cの背面板43下
端縁とを揃えられるようにしたものである(図9、図1
0参照)。ところで、蓋箱体Cの具体的構成、形状、寸
法、材質、正面板40、右側板41、左側板42、背面
板43、天板構成片44,45,46,47、糊代片4
8夫々の具体的連設(配設)状態、形状、寸法、折曲係
止片43aの具体的形状配設位置等は、図示例等に限定
されることなく、適宜自由に設定できるものである。
【0015】本発明の陳列用支持体Aと陳列兼用包装箱
Sは、前述の如く構成されており、次に、その使用例に
ついて説明すると、先ず、陳列用支持体Aにあっては、
底片5を正面板1裏面に密接するように折目線18を介
して予め折曲げておくと共に、折目線17を介して背面
板4を正面板1裏面がわに予め折曲げ、更に、補強片1
0を、折目線12を介して折曲げると共に、切欠部9に
係止せしめておく。それから、陳列用支持体Aを腕時計
W等のバンドに通し(図6参照)、バンドが切欠部8に
収まるようにしてから、補強片10の切欠部9への係止
状態を解除すると共に、正面板1裏面から離れるように
折目線18を介して底片5を揺動せしめ、底片5後端縁
部分で背面板4を後方に押圧すると共に、陳列用支持体
Aをバンド内で開き、底片5の係止突片6を背面板4の
係止孔7に係止させて、バンドの止具が掛止されている
ような状態の腕時計W等を陳列用支持体Aの切欠部8,
9に収まるように容易に且つ迅速に装着される。更に、
折目線15,16を介して左右脚側板2,3を後方に折
曲げて、正面板1全体が前方に向って湾曲状に突出する
ように反らせると共に、左右脚側板2,3の下端縁の一
部によって、正面板1の上部が若干後方に倒れるように
傾斜した状態で、陳列用支持体A自体を自立せしめられ
るようにして、腕時計W等を陳列支持する。
【0016】また、陳列兼用包装箱Sにあっては、前述
の如く腕時計W等を装着した陳列用支持体Aを基箱体B
内に収容し、基箱体Bの上部開口部分を上方から覆うよ
うに基箱体B上部に蓋箱体Cを装着して、基箱体Bと蓋
箱体Cとを略直方体状の箱とし、更に、蓋箱体Cの差込
片40aを基箱体Bの差込孔20aに差し込むことによ
り、蓋箱体Cによる基箱体Bの上部開口部分の施蓋状態
が簡単に解除されないようになって、腕時計W等が陳列
兼用包装箱Sに包装される(図8参照)。しかも、腕時
計W等を装着した陳列用支持体Aを基箱体B内に収容し
た状態で、腕時計W等を陳列支持することもできる(図
7参照)。尚、折曲係止片43aを設けた蓋箱体Cにあ
っては、陳列用支持体Aを収容した基箱体Bを、蓋箱体
Cに収容すると共に、基箱体Bを折曲係止片43aに係
止させ、基箱体Bが蓋箱体C内に深く潜らないようにし
ておけば、腕時計W等が良く見えるように陳列しておく
ことができる(図9、図10参照)。
【0017】
【発明の効果】従って、請求項1の陳列用支持体Aは、
腕時計W等を装着できて、これを陳列支持できるように
した陳列用支持体Aに於いて、上下端縁中央部分に切欠
部8,9が設けられる正面板1と、この正面板1の左右
端縁に連設される左右脚側板2,3と、正面板1の上端
縁に連設されると共に、正面板1の切欠部8に合致する
ような切欠部8を備えた背面板4と、正面板1の下端縁
に連設されると共に、正面板1の切欠部9に合致するよ
うな切欠部9を備えた底片5とを適宜紙製シート状素材
によって形成し、底片5の後端縁に係止突片6を突設す
ると共に、背面板4の下部に係止孔7を設け、底片5の
係止突片6を、背面板4の係止孔7に係止せしめること
で、正面板1と背面板4との間に適宜空間を設け、左右
脚側板2,3を背面板4がわに折曲げると共に、左右脚
側板2,3の下端縁の一部によって陳列用支持体A自体
が自立可能となるよう形成し、切欠部8,9を介して正
面板1、背面板4、底片5に腕時計W等を巻付けられる
よう構成したので、腕時計W等(主に、腕等に巻付ける
ことで装着される腕時計Wやブレスレットの如き商品)
を確実且つ容易に装着できるようになると共に、腕時計
W等を確実且つ安定的に陳列支持できるようになる。そ
して、陳列用支持体A自体の構成が一層簡素となり、そ
の製作が容易で、量産に適し、安価に提供できるように
なる。更に、陳列用支持体A自体をより軽量に形成でき
るようになると共に、陳列用支持体A自体が嵩張らず、
その運搬や保管のためのスペースを節約でき、大変経済
的に優れた陳列用支持体Aとなる。しかも、不要となっ
た陳列用支持体Aをゴミとして廃棄処分する際、その処
理が極めて簡単に行えるようになり、ゴミ処理公害問題
にも僅かながら貢献できるものとなる。
【0018】特に、底片5の後端縁に係止突片6を突設
すると共に、背面板4の下部に係止孔7を設け、底片5
の係止突片6を、背面板4の係止孔7に係止せしめるこ
とで、正面板1と背面板4との間に適宜空間を設けたの
で、正面板1と背面板4と底片5とで構成される腕時計
W等の巻付け部分が適宜厚みを持った状態となり、腕時
計W等のバンドを無理なく巻付けできるようになると共
に、陳列用支持体A全体の強度及び剛性が高められ、堅
牢で損傷し難いものとなる。しかも、陳列用支持体Aの
組立てが極めて簡単に行えるようになると共に、腕時計
W等の陳列用支持体Aへの装着が簡単に行えるようにな
る。
【0019】更に、左右脚側板2,3を背面板4がわに
折曲げると共に、左右脚側板2,3の下端縁の一部によ
って陳列用支持体A自体が自立可能となるよう形成し、
切欠部8,9を介して正面板1、背面板4、底片5に腕
時計W等を巻付けられるよう構成したので、陳列用支持
体Aが安定的に自立できるようになるのは勿論のこと、
陳列用支持体A全体の強度及び剛性が一層高められ、よ
り堅牢で損傷し難いものとなる。
【0020】また、請求項2の陳列兼用包装箱Sは、腕
時計W等を装着できて、これを陳列支持できるようにし
た陳列用支持体Aと、腕時計W等が装着された状態のま
まの陳列用支持体Aを収容可能な基箱体Bと、陳列用支
持体Aが収容された状態の基箱体Bの上部開口部分を上
方から施蓋可能な蓋箱体Cとからなり、蓋箱体Cに差込
片40aを設けると共に、基箱体Bに差込孔20aを設
け、蓋箱体Cの差込片40aが、基箱体Bの差込孔20
aに挿脱自在に差し込めるよう構成したので、陳列用支
持体Aには腕時計W等を装着でき、基箱体Bには腕時計
W等が装着された状態のままの陳列用支持体Aを確実に
収容でき、蓋箱体Cは、陳列用支持体Aが収容された状
態の基箱体Bの上部開口部分を施蓋するよう装着でき、
陳列兼用包装箱S全体の強度及び剛性が高められ、堅牢
となると共に、陳列兼用包装箱S内の腕時計W等を確実
に保護できるようになる。しかも、陳列兼用包装箱Sの
構成が一層簡素となり、その製作が容易で、量産に適
し、安価に提供でき、経済的に優れたものとなる。
【0021】特に、蓋箱体Cに差込片40aを設けると
共に、基箱体Bに差込孔20aを設け、蓋箱体Cの差込
片40aが、基箱体Bの差込孔20aに挿脱自在に差し
込めるよう構成したので、蓋箱体Cによる基箱体Bの上
部開口部分の施蓋状態を確実に維持できるようになり、
腕時計W等の陳列兼用包装箱Sでの包装状態がより良好
となり、その運搬等にも好適な陳列兼用包装箱Sとな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】陳列兼用包装箱の分解斜視図である。
【図2】陳列用支持体の展開図である。
【図3】基箱体の展開図である。
【図4】蓋箱体の展開図である。
【図5】陳列用支持体の一部切欠斜視図である。
【図6】陳列用支持体への腕時計の装着例を示す斜視図
である。
【図7】腕時計の陳列例を示す斜視図である。
【図8】陳列兼用包装箱の縦断側面図である。
【図9】他の実施例に於ける陳列用支持体への腕時計の
装着例を示す斜視図である。
【図10】他の実施例に於ける陳列兼用包装箱の縦断側
面図である。
【符号の説明】
S 陳列兼用包装箱 A 陳列用支持体 1 正面板 2 右脚
側板 3 左脚側板 4 背面
板 5 底片 6 係止
突片 7 係止孔 8 切欠
部 9 切欠部 10 補強
片 11 切込線 12 折目
線 15 折目線 16 折目
線 17 折目線 18 折目
線 B 基箱体 20 正面板 20a 差込
孔 21 右側板 22 左側
板 23 背面板 24 底板
構成片 25 底板構成片 25a 糊付
片 25b 係止部 26 底板構成片 26a 糊付
片 26b 係止部 27 底板構成片 28 折曲
片 29 糊代片 30 折目
線 31 折目線 32 折目
線 33 折目線 34 折目
線 35 折目線 36 折目
線 37 折目線 38 折目
線 C 蓋箱体 40 正面板 40a 差込
片 40b 切込線 40c 折目
線 41 右側板 42 左側
板 43 背面板 43a 折曲
係止片 43b 切込線 43c 折目
線 44 天板構成片 45 天板
構成片 45a 糊付片 45b 係止
部 46 天板構成片 46a 糊付
片 46b 係止部 47 天板
構成片 48 糊代片 50 折目線 51 折目
線 52 折目線 53 折目
線 54 折目線 55 折目
線 56 折目線 57 折目
線 W 腕時計
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 宮崎 哲吾 東京都東大和市桜が丘2丁目229番地 カ シオ計算機株式会社東京事業所内 (72)発明者 福士 卓 東京都西多摩郡羽村町栄町3丁目2番1号 カシオ計算機株式会社羽村技術センター 内 (72)発明者 塚本 孝道 東京都西多摩郡羽村町栄町3丁目2番1号 カシオ計算機株式会社羽村技術センター 内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 腕時計等を装着できて、これを陳列支持
    できるようにした陳列用支持体に於いて、上下端縁中央
    部分に切欠部が設けられる正面板と、この正面板の左右
    端縁に連設される左右脚側板と、正面板の上端縁に連設
    されると共に、正面板の切欠部に合致するような切欠部
    を備えた背面板と、正面板の下端縁に連設されると共
    に、正面板の切欠部に合致するような切欠部を備えた底
    片とを適宜紙製シート状素材によって形成し、底片の後
    端縁に係止突片を突設すると共に、背面板の下部に係止
    孔を設け、底片の係止突片を、背面板の係止孔に係止せ
    しめることで、正面板と背面板との間に適宜空間を設
    け、左右脚側板を背面板がわに折曲げると共に、左右脚
    側板の下端縁の一部によって陳列用支持体自体が自立可
    能となるよう形成し、切欠部を介して正面板、背面板、
    底片に腕時計等を巻付けられるよう構成したことを特徴
    とする腕時計等陳列用支持体。
  2. 【請求項2】 腕時計等を装着できて、これを陳列支持
    できるようにした陳列用支持体と、腕時計等が装着され
    た状態のままの陳列用支持体を収容可能な基箱体と、陳
    列用支持体が収容された状態の基箱体の上部開口部分を
    上方から施蓋可能な蓋箱体とからなり、蓋箱体に差込片
    を設けると共に、基箱体に差込孔を設け、蓋箱体の差込
    片が、基箱体の差込孔に挿脱自在に差し込めるよう構成
    したことを特徴とする陳列兼用包装箱。
JP35132492A 1992-12-07 1992-12-07 腕時計等の陳列用支持体及び陳列兼用包装箱 Pending JPH06169832A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
TWI397390B (zh) * 2006-02-03 2013-06-01 Technew S A 用於腕帶和腕錶之陳列座支撐元件
CN111017364A (zh) * 2019-12-31 2020-04-17 歌尔科技有限公司 腕带支撑结构及产品包装盒
JP7300568B1 (ja) * 2023-04-20 2023-06-29 株式会社システムコミュニケーションズ 環状品の支持装置

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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CN111017364A (zh) * 2019-12-31 2020-04-17 歌尔科技有限公司 腕带支撑结构及产品包装盒
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