JPH0616963B2 - ハンマードリル - Google Patents
ハンマードリルInfo
- Publication number
- JPH0616963B2 JPH0616963B2 JP63177348A JP17734888A JPH0616963B2 JP H0616963 B2 JPH0616963 B2 JP H0616963B2 JP 63177348 A JP63177348 A JP 63177348A JP 17734888 A JP17734888 A JP 17734888A JP H0616963 B2 JPH0616963 B2 JP H0616963B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- drive shaft
- clutch
- motor
- clutch plate
- steel ball
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Drilling And Boring (AREA)
Description
本発明は、ドリルビットに回転だけでなく、軸方向の打
撃衝撃も与えられるようにしたハンマードリルに関する
ものである。
撃衝撃も与えられるようにしたハンマードリルに関する
ものである。
コンクリートへの孔明けのための工具として、ハンマー
ドリルと称されるものがある。これは軸方向に往復駆動
される打撃手段と、同じく軸方向に摺動自在な打撃体と
を設けて、打撃手段が打撃体にその動きを伝えれば、回
転駆動されるドリルビットに打撃体が更に打撃衝撃を加
えるようにしたものである。 ところで、被穿孔面にドリルビットを押し付けていない
状態で作動させた時にもドリルビットに打撃衝撃が加わ
るようになっていると、つまり空打ちが生じると、各部
の損傷が早くなるために、通常この種の工具では、空打
ち防止として、被穿孔面にドリルビットを押し付けてい
ない時には、打撃体がドリルビットを打撃することがな
いように構成している。 第12図以下にその一例を示す。動力であるモータ2の
出力軸20にはピニオン21が固着され、ピニオン21
には駆動軸23一端に固着されたギア24が噛み合って
いる。駆動軸23は、その両端がハウジング11とモー
タ取付台12とによって軸受22,22を介して回転自
在に支持されたもので、その軸方向がモータ2の軸方向
と平行とされており、上記ギア24側に運動変換部材5
が取り付けられ、他端側の外周面にピニオン25が形成
されている。そしてピニオン25と運動変換部材5との
間の外周に、クラッチ6が配設されている。 本体ハウジング1のギアケースを兼用した前端部内にお
いて軸受30によって回動自在に支持されたスピンドル
3は、その後端部の外周面に上記ピニオン25と噛み合
うギア32がキー38と止め輪39とによって固定され
ており、内部にはストライカ33が軸方向に摺動自在に
配設され、先端部はドリルビット8をその軸方向に摺動
自在に保持するチャック13の一構成部材となってい
る。 上記ストライカ33はスピンドル3の内部に固定された
係止体34にて軸方向の摺動範囲が規制されたもので、
その小径とされた後端部には、Oリングのような弾性体
37と、スピンドル3の後端部内に納められたカップ状
のクラッチプッシュ35が被せられている。また上記ク
ラッチプッシュ35は、スピンドル3の後端開口より突
出する突起36を備えている。 一方、ストライカ33の後方には有底筒状とされた打撃
手段としてのピストン4と、このピストン4内に摺動自
在に配された打撃体41とが設置されている。スピンド
ル3の軸方向の後方に位置しているピストン4は上記モ
ータ2が取り付けられるモータ取付台12に形成された
シリンダー部によって、駆動軸23やスピンドル3の軸
方向と平行な方向に摺動自在に保持されているもので、
上記運動変換部材5に連結される後端側が閉じられたも
のとなっている。打撃体41の摺動方向は、ピストン4
と同方向である。 運動変換部材5は駆動軸23を通じて伝達される回転運
動を往復運動に変換するもので、駆動軸23が挿通され
た筒体50と、この筒体50に固着されたインナーレー
スの外周面に多数個のボール51を介して遊転自在に取
り付けられているアウターレース52と、アウターレー
ス52から突設された軸53と、軸53が摺動自在に挿
通されているとともに、球面状とされた外面が継手受け
55を介して上記ピストン4の後端部に回動自在に連結
された自在継手54と、軸53に装着されて自在継手5
4を継手受け55に向け付勢する継手ばね56とからな
るもので、自在継手54を貫通している軸53の先端
は、ピストン4の後端部に形成されたピストン4の軸方
向に長い長溝42内に位置している。 この運動変換部材5におけるアウターレース52は、そ
の回転中心軸が駆動軸23の軸方向に対して傾斜したも
のとなっていることから、駆動軸23と共に筒体50が
回転する時、アウターレース52から突設された軸53
は、駆動軸23まわりの回転がピストン4側から規制さ
れているために、ピストン4と駆動軸23との両軸を含
む平面内において揺動を行なうものであり、この結果、
ピストン4の往復駆動がなされる。 さて、駆動軸23と、駆動軸23に対して遊転自在とさ
れている運動変換部材5の筒体50との間の回転伝達の
入切を行なうクラッチ6であるが、これは駆動軸23に
おけるピニオン25と運動変換部材5との間の部分の外
周に配されている筒状のクラッチ軸60と、クラッチ軸
60の外周に配設されている同じく筒状のクラッチ板6
5と、運動変換部材5の筒状50をこれと同軸にある駆
動軸23に連結する鋼球61とを備えたものとして形成
されている。 上記クラッチ軸60は、駆動軸23対して軸方向に摺動
自在となっているもので、そのピニオン25側にはスラ
スト板62とばね受け63とが取り付けられ、他端外周
面には突部64が形成されており、駆動軸23に取り付
けられた止め輪26との間に配された復帰ばね75によ
って、ピニオン25側に向けて付勢されている。 クラッチ板65はクラッチ軸60対して更に軸方向摺動
が自在とされたもので、クラッチ軸60の上記突部64
と係合する突起66を一端内周面に具備し、外周面にフ
ランジ67を備え、更に筒体50側である他端内周面に
内径が大きくなった退避部68を備えており、上記ばね
受け63との間に配設された押圧ばね76によって、運
動変換部材5側に向けて付勢されている。 鋼球61は、筒体50における上記クラッチ板65内周
面と駆動軸23との間に位置する端部に形成された複数
個の保持孔57内に夫々配設されたもので、その直径は
筒体50端部の肉厚よりも大きいものとなっている。そ
して、駆動軸23の外周面には、クラッチ板65に押さ
れることで鋼球61が駆動軸23の中心方向に移動する
時に、鋼球61が係合する係合凹部27が複数個設けら
れている。 しかしてこのハンマードリルでは、ドリルビット8先端
を被穿孔面に当てていない時には、第12図に示すよう
に、ストライカ33が前進した位置にある。またこの時
には、復帰ばね75によるクラッチ軸60及びクラッチ
板65の付勢でクラッチ板65の内径の大きい退避部6
8が鋼球61の外周に位置しており、第14図に示すよ
うに、鋼球61が駆動軸23外周面に押されて退避部6
8に退避することを許しているために、駆動軸23と筒
体50とが切り離された状態にある。従って、モータ2
の回転は駆動軸23からスピンドル3を介してドリルビ
ット8に伝達されるが、運動変換部材5は切り離されて
いるために、ピストン4が往復動を行なうことはなく、
ドリルビット8の回転のみが行なわれる。 この状態において、ドリルビット8の先端を被穿孔面に
押し当てたならば、第13図に示すように、ドリルビッ
ト8は後退し、ストライカ33を後方へと押す。そして
ストライカ33は、弾性体37とクラッチプッシュ35
とを後方へ移動させ、クラッチプッシュ35の突部36
がスラスト板62とばね受け63とを介してクラッチ軸
60を復帰ばね75に抗して運動変換部材5側へと押
す。 この結果、クラッチ板65は押圧ばね76による付勢を
受けた状態で、運動変換部材5側に移動し、退避部68
よりも内径の小さい部分を鋼球61の外周部に位置させ
るために、鋼球61は内方へと押し出されて第15図に
示すように駆動軸23の係合凹部27に係合する。鋼球
61を保持孔57内に保持している筒体50が、鋼球6
1を介して駆動軸23に連結されて駆動軸23の回転が
運動変換部材5に伝達されるわけである。このために、
以後、運動変換部材5を通じてピストン4の往復動がな
され、ピストン4の往復動にピストン4の内底面と打撃
体41との間の空気ばねを介して打撃体41が追従し、
そして打撃体41がストライカ33を打つ時の打撃衝撃
がストライカ33を通じてドリルビット8に伝達され
る。 ここにおいて、クラッチ板65はクラッチプッシュ35
によって直接動かされるのではなく、押圧ばね76を介
して動かされるために、駆動軸23の外周面に間隔をお
いて形成されている係合凹部27への鋼球61の押し込
みが、スムーズになされるものとなっている。 穿孔作業が終了して、ドリルビット8を被穿孔面から離
すと、復帰ばね75による付勢でクラッチ軸60が復帰
し、クラッチ板65もクラッチ軸60に引っ張られて運
動変換部材5から離れて、鋼球61の外周部に退避部6
8を位置させるために、鋼球61が駆動軸23外周面で
押し出されて退避部68に退避し、クラッチ6が切り離
される。またクラッチプッシュ35やストライカ33及
びドリルビット8も第12図に示す状態に戻る。従っ
て、ドリルビット8は回転のみを行なう状態となる。
ドリルと称されるものがある。これは軸方向に往復駆動
される打撃手段と、同じく軸方向に摺動自在な打撃体と
を設けて、打撃手段が打撃体にその動きを伝えれば、回
転駆動されるドリルビットに打撃体が更に打撃衝撃を加
えるようにしたものである。 ところで、被穿孔面にドリルビットを押し付けていない
状態で作動させた時にもドリルビットに打撃衝撃が加わ
るようになっていると、つまり空打ちが生じると、各部
の損傷が早くなるために、通常この種の工具では、空打
ち防止として、被穿孔面にドリルビットを押し付けてい
ない時には、打撃体がドリルビットを打撃することがな
いように構成している。 第12図以下にその一例を示す。動力であるモータ2の
出力軸20にはピニオン21が固着され、ピニオン21
には駆動軸23一端に固着されたギア24が噛み合って
いる。駆動軸23は、その両端がハウジング11とモー
タ取付台12とによって軸受22,22を介して回転自
在に支持されたもので、その軸方向がモータ2の軸方向
と平行とされており、上記ギア24側に運動変換部材5
が取り付けられ、他端側の外周面にピニオン25が形成
されている。そしてピニオン25と運動変換部材5との
間の外周に、クラッチ6が配設されている。 本体ハウジング1のギアケースを兼用した前端部内にお
いて軸受30によって回動自在に支持されたスピンドル
3は、その後端部の外周面に上記ピニオン25と噛み合
うギア32がキー38と止め輪39とによって固定され
ており、内部にはストライカ33が軸方向に摺動自在に
配設され、先端部はドリルビット8をその軸方向に摺動
自在に保持するチャック13の一構成部材となってい
る。 上記ストライカ33はスピンドル3の内部に固定された
係止体34にて軸方向の摺動範囲が規制されたもので、
その小径とされた後端部には、Oリングのような弾性体
37と、スピンドル3の後端部内に納められたカップ状
のクラッチプッシュ35が被せられている。また上記ク
ラッチプッシュ35は、スピンドル3の後端開口より突
出する突起36を備えている。 一方、ストライカ33の後方には有底筒状とされた打撃
手段としてのピストン4と、このピストン4内に摺動自
在に配された打撃体41とが設置されている。スピンド
ル3の軸方向の後方に位置しているピストン4は上記モ
ータ2が取り付けられるモータ取付台12に形成された
シリンダー部によって、駆動軸23やスピンドル3の軸
方向と平行な方向に摺動自在に保持されているもので、
上記運動変換部材5に連結される後端側が閉じられたも
のとなっている。打撃体41の摺動方向は、ピストン4
と同方向である。 運動変換部材5は駆動軸23を通じて伝達される回転運
動を往復運動に変換するもので、駆動軸23が挿通され
た筒体50と、この筒体50に固着されたインナーレー
スの外周面に多数個のボール51を介して遊転自在に取
り付けられているアウターレース52と、アウターレー
ス52から突設された軸53と、軸53が摺動自在に挿
通されているとともに、球面状とされた外面が継手受け
55を介して上記ピストン4の後端部に回動自在に連結
された自在継手54と、軸53に装着されて自在継手5
4を継手受け55に向け付勢する継手ばね56とからな
るもので、自在継手54を貫通している軸53の先端
は、ピストン4の後端部に形成されたピストン4の軸方
向に長い長溝42内に位置している。 この運動変換部材5におけるアウターレース52は、そ
の回転中心軸が駆動軸23の軸方向に対して傾斜したも
のとなっていることから、駆動軸23と共に筒体50が
回転する時、アウターレース52から突設された軸53
は、駆動軸23まわりの回転がピストン4側から規制さ
れているために、ピストン4と駆動軸23との両軸を含
む平面内において揺動を行なうものであり、この結果、
ピストン4の往復駆動がなされる。 さて、駆動軸23と、駆動軸23に対して遊転自在とさ
れている運動変換部材5の筒体50との間の回転伝達の
入切を行なうクラッチ6であるが、これは駆動軸23に
おけるピニオン25と運動変換部材5との間の部分の外
周に配されている筒状のクラッチ軸60と、クラッチ軸
60の外周に配設されている同じく筒状のクラッチ板6
5と、運動変換部材5の筒状50をこれと同軸にある駆
動軸23に連結する鋼球61とを備えたものとして形成
されている。 上記クラッチ軸60は、駆動軸23対して軸方向に摺動
自在となっているもので、そのピニオン25側にはスラ
スト板62とばね受け63とが取り付けられ、他端外周
面には突部64が形成されており、駆動軸23に取り付
けられた止め輪26との間に配された復帰ばね75によ
って、ピニオン25側に向けて付勢されている。 クラッチ板65はクラッチ軸60対して更に軸方向摺動
が自在とされたもので、クラッチ軸60の上記突部64
と係合する突起66を一端内周面に具備し、外周面にフ
ランジ67を備え、更に筒体50側である他端内周面に
内径が大きくなった退避部68を備えており、上記ばね
受け63との間に配設された押圧ばね76によって、運
動変換部材5側に向けて付勢されている。 鋼球61は、筒体50における上記クラッチ板65内周
面と駆動軸23との間に位置する端部に形成された複数
個の保持孔57内に夫々配設されたもので、その直径は
筒体50端部の肉厚よりも大きいものとなっている。そ
して、駆動軸23の外周面には、クラッチ板65に押さ
れることで鋼球61が駆動軸23の中心方向に移動する
時に、鋼球61が係合する係合凹部27が複数個設けら
れている。 しかしてこのハンマードリルでは、ドリルビット8先端
を被穿孔面に当てていない時には、第12図に示すよう
に、ストライカ33が前進した位置にある。またこの時
には、復帰ばね75によるクラッチ軸60及びクラッチ
板65の付勢でクラッチ板65の内径の大きい退避部6
8が鋼球61の外周に位置しており、第14図に示すよ
うに、鋼球61が駆動軸23外周面に押されて退避部6
8に退避することを許しているために、駆動軸23と筒
体50とが切り離された状態にある。従って、モータ2
の回転は駆動軸23からスピンドル3を介してドリルビ
ット8に伝達されるが、運動変換部材5は切り離されて
いるために、ピストン4が往復動を行なうことはなく、
ドリルビット8の回転のみが行なわれる。 この状態において、ドリルビット8の先端を被穿孔面に
押し当てたならば、第13図に示すように、ドリルビッ
ト8は後退し、ストライカ33を後方へと押す。そして
ストライカ33は、弾性体37とクラッチプッシュ35
とを後方へ移動させ、クラッチプッシュ35の突部36
がスラスト板62とばね受け63とを介してクラッチ軸
60を復帰ばね75に抗して運動変換部材5側へと押
す。 この結果、クラッチ板65は押圧ばね76による付勢を
受けた状態で、運動変換部材5側に移動し、退避部68
よりも内径の小さい部分を鋼球61の外周部に位置させ
るために、鋼球61は内方へと押し出されて第15図に
示すように駆動軸23の係合凹部27に係合する。鋼球
61を保持孔57内に保持している筒体50が、鋼球6
1を介して駆動軸23に連結されて駆動軸23の回転が
運動変換部材5に伝達されるわけである。このために、
以後、運動変換部材5を通じてピストン4の往復動がな
され、ピストン4の往復動にピストン4の内底面と打撃
体41との間の空気ばねを介して打撃体41が追従し、
そして打撃体41がストライカ33を打つ時の打撃衝撃
がストライカ33を通じてドリルビット8に伝達され
る。 ここにおいて、クラッチ板65はクラッチプッシュ35
によって直接動かされるのではなく、押圧ばね76を介
して動かされるために、駆動軸23の外周面に間隔をお
いて形成されている係合凹部27への鋼球61の押し込
みが、スムーズになされるものとなっている。 穿孔作業が終了して、ドリルビット8を被穿孔面から離
すと、復帰ばね75による付勢でクラッチ軸60が復帰
し、クラッチ板65もクラッチ軸60に引っ張られて運
動変換部材5から離れて、鋼球61の外周部に退避部6
8を位置させるために、鋼球61が駆動軸23外周面で
押し出されて退避部68に退避し、クラッチ6が切り離
される。またクラッチプッシュ35やストライカ33及
びドリルビット8も第12図に示す状態に戻る。従っ
て、ドリルビット8は回転のみを行なう状態となる。
この場合、クラッチ6の接続がスムーズになされるよう
にしている押圧ばね76の存在が、次のような問題点を
招くものとなっている。すなわち、クラッチ6の接続の
ためにクラッチ板65が移動して鋼球61を内方へと押
し込む際に、高速回転している駆動軸23における係合
凹部27の縁で鋼球61が弾かれたり、駆動軸23と係
合して鋼球61も回転する時に鋼球61に作用する遠心
力で外方に飛び出そうとする時、第16図に示すよう
に、クラッチ板65を押圧ばね76に抗して押し戻そう
とする分力を発生させる力Fをクラッチ板65に与える
ことがあり、これが原因でクラッチ板65が大きく後退
すると、第17図に示すように、鋼球61が飛び出てし
まい、以降、クラッチとして機能しなくなる。 本発明はこのような点に鑑み為されたものであり、その
目的とするところは鋼球を利用したクラッチを備えるも
のにおいて、鋼球の飛び出しがなく、従ってクラッチの
機能が損なわれてしまうことがないハンマードリルを提
供するにある。
にしている押圧ばね76の存在が、次のような問題点を
招くものとなっている。すなわち、クラッチ6の接続の
ためにクラッチ板65が移動して鋼球61を内方へと押
し込む際に、高速回転している駆動軸23における係合
凹部27の縁で鋼球61が弾かれたり、駆動軸23と係
合して鋼球61も回転する時に鋼球61に作用する遠心
力で外方に飛び出そうとする時、第16図に示すよう
に、クラッチ板65を押圧ばね76に抗して押し戻そう
とする分力を発生させる力Fをクラッチ板65に与える
ことがあり、これが原因でクラッチ板65が大きく後退
すると、第17図に示すように、鋼球61が飛び出てし
まい、以降、クラッチとして機能しなくなる。 本発明はこのような点に鑑み為されたものであり、その
目的とするところは鋼球を利用したクラッチを備えるも
のにおいて、鋼球の飛び出しがなく、従ってクラッチの
機能が損なわれてしまうことがないハンマードリルを提
供するにある。
しかして本発明は、モータと、このモータによって回転
駆動されるとともにドリルビットを保持するスピンドル
と、上記モータに運動変換部材を介して連結されて往復
動を行なうとともに打撃体を介してドリルビットにその
軸方向の打撃衝撃を加える打撃手段とを備えるととも
に、モータから運動変換部材に至るまでの回転伝達部に
位置して運動変換部材への動力伝達を制御するクラッチ
を備えているハンマードリルにおいて、クラッチはモー
タ側の駆動軸と、この駆動軸と同心に設けられた運動変
換部材側の係合部と、駆動軸と係合部のうちのいずれか
一方に設けられた保持孔によって駆動軸の軸方向と直交
する方向に移動自在に保持されるとともに他方に設けら
れた係合凹部に上記移動で係合して駆動軸と運動変換部
材とを連結する鋼球と、駆動軸と平行な方向の移動によ
って上記鋼球を移動させるクラッチ板と、ドリルビット
の軸方向の動きをクラッチ板に伝えるクラッチプッシュ
と、クラッチプッシュとクラッチ板との間に介在する押
圧ばねと、固定部材に固定されてクラッチ板の上記連結
を解除する方向の軸方向移動範囲を規制するストッパー
とからなることに特徴を有している。 [作用] 本発明によれば、鋼球がクラッチ板を押してこれを後退
させて飛び出そうとしても、ストッパーによってクラッ
チ板の移動が妨げられるために、鋼球の飛び出しを生じ
ることがない。 [実施例] 以下本発明を図示実施例に基づき詳述する。尚、ハンマ
ードリルとしての構造及び動作は前記従来例と同じであ
るために、異なっている点についてのみ説明する。 第1図は一実施例を示しており、ここではハンマードリ
ルの本体ハウジングに固定した棒状のストッパー69を
設けて、このストッパー69をクラッチ板65とばね受
け63との間で且つ押圧ばね76の外周に位置するとこ
ろに配してある。ここにおけるストッパー69は、クラ
ッチ板65の運動変換部材5側の退避部68が鋼球61
の外周に位置する時に、クラッチ板65のばね受け63
側の端面に当接する。 従って、第1図に示すように、ドリルビット8が後退し
て本来ならば鋼球61が駆動軸23と係合して駆動軸2
3と運動変換部材5とを連結していなくてはならない状
態の時に、鋼球61がクラッチ板65を押圧ばね76に
抗して後退させても、この後退はクラッチ板62の退避
部68が鋼球61の外周に位置するところでストッパー
69によって止められてしまい、鋼球61の飛び出しを
許す位置までクラッチ板65が後退してしまうことはな
い。 第2図に他の実施例を示す。ここではクラッチ板65の
退避部68の端縁から内方へと突出する突部を設けて、
この突部をストッパー69としている。この場合、クラ
ッチ板65は、自身が備えているストッパー69と鋼球
61との係合によって、自己の移動範囲を規制してお
り、この規制によって鋼球61の飛び出しを防ぐ。 第3図はこのハンマードリルの全体を示すもので、前端
にドリルビット8が装着されるチャック部13が配され
た本体ハウジング1は、後端下部からハンドル部11を
下方に延出しており、中央部下方でハンドル部11の前
方に位置するところに蓄電池パックの収納部14を有し
ている。図中15はスイッチハンドル、16は回転方向
切換ハンドル、17は蓄電池パック収納部14の蓋を兼
ねた補助グリップである。 そして、本体ハウジング1の先端部には、補助ハンドル
12が着脱自在に装着されている。 ここにおける補助ハンドル12は、第5図〜第8図に示
すように、環状のリング部90とリング部90の下部に
設けた押圧片91と押圧片91の下方のベース部92、
上端が鍔部93を介してベース部92につながったグリ
ップ部94とからなるもので、合成樹脂の一体成形品と
して形成されている。そして、上記押圧片91は、薄肉
の弾性片95を介して他の部分につながっており、リン
グ部90によって囲まれる空間内に突出させることがで
きるものとなっているとともに、この空間に向けて突出
する凸部96を有している。 この補助ハンドル12には操作レバー18が取り付けら
れている。操作レバー18は、補助ハンドル12におけ
るベース部92に形成された軸孔内に挿通される回転軸
97を一体に具備しており、また回転軸97の外周面に
突部98を備えている。尚、回転軸97が挿通された軸
孔は、その押圧片91側の一部が開放されたものとなっ
ており、突部98はこの開放部分に位置している。 一方、本体ハウジング1における補助ハンドル12が装
着される部分の外周面には、第4図に示すように、多数
個の凹部19が等間隔に形成されている。 今、補助ハンドル12の操作レバー18を第5図に鎖線
で示すように倒すことによって、第8図に示すように回
転軸97の突部98を側方に向けておき、この状態でリ
ング部90に本体ハウジング1の先端部を挿入して、リ
ング部90内に本体ハウジング1における上記凹部19
が形成された部分を位置させたならば、補助ハンドル1
2の押圧片91はその凸部96が本体ハウジング1で押
されることによって、回転軸97との間に設けられてい
る隙間の範囲で後退する。 そして、本体ハウジング1に対して第11図に示すよう
に、補助ハンドル12を回転させることで、補助ハンド
ル12の向きを望む方向に定める時、間隔をおいて設け
られている凹部19のいずれかに凸部96が嵌まり込む
ことによって、第9図に示すように、補助ハンドル12
が仮止めされ、この状態で操作レバー18を操作して回
転軸97を回転させたならば、第10図に示すように、
回転軸97に設けられた突部98が押圧片91を押圧
し、凸部96が凹部19に嵌まり込んだ状態に固定す
る。補助ハンドル2のリング部90内面や本体ハウジン
グ1との接触部の摩耗や樹脂成形品である両者のクリー
プによる寸法経時変化に対しても、補助ハンドル2の抜
けやスリップを防止できるものである。
駆動されるとともにドリルビットを保持するスピンドル
と、上記モータに運動変換部材を介して連結されて往復
動を行なうとともに打撃体を介してドリルビットにその
軸方向の打撃衝撃を加える打撃手段とを備えるととも
に、モータから運動変換部材に至るまでの回転伝達部に
位置して運動変換部材への動力伝達を制御するクラッチ
を備えているハンマードリルにおいて、クラッチはモー
タ側の駆動軸と、この駆動軸と同心に設けられた運動変
換部材側の係合部と、駆動軸と係合部のうちのいずれか
一方に設けられた保持孔によって駆動軸の軸方向と直交
する方向に移動自在に保持されるとともに他方に設けら
れた係合凹部に上記移動で係合して駆動軸と運動変換部
材とを連結する鋼球と、駆動軸と平行な方向の移動によ
って上記鋼球を移動させるクラッチ板と、ドリルビット
の軸方向の動きをクラッチ板に伝えるクラッチプッシュ
と、クラッチプッシュとクラッチ板との間に介在する押
圧ばねと、固定部材に固定されてクラッチ板の上記連結
を解除する方向の軸方向移動範囲を規制するストッパー
とからなることに特徴を有している。 [作用] 本発明によれば、鋼球がクラッチ板を押してこれを後退
させて飛び出そうとしても、ストッパーによってクラッ
チ板の移動が妨げられるために、鋼球の飛び出しを生じ
ることがない。 [実施例] 以下本発明を図示実施例に基づき詳述する。尚、ハンマ
ードリルとしての構造及び動作は前記従来例と同じであ
るために、異なっている点についてのみ説明する。 第1図は一実施例を示しており、ここではハンマードリ
ルの本体ハウジングに固定した棒状のストッパー69を
設けて、このストッパー69をクラッチ板65とばね受
け63との間で且つ押圧ばね76の外周に位置するとこ
ろに配してある。ここにおけるストッパー69は、クラ
ッチ板65の運動変換部材5側の退避部68が鋼球61
の外周に位置する時に、クラッチ板65のばね受け63
側の端面に当接する。 従って、第1図に示すように、ドリルビット8が後退し
て本来ならば鋼球61が駆動軸23と係合して駆動軸2
3と運動変換部材5とを連結していなくてはならない状
態の時に、鋼球61がクラッチ板65を押圧ばね76に
抗して後退させても、この後退はクラッチ板62の退避
部68が鋼球61の外周に位置するところでストッパー
69によって止められてしまい、鋼球61の飛び出しを
許す位置までクラッチ板65が後退してしまうことはな
い。 第2図に他の実施例を示す。ここではクラッチ板65の
退避部68の端縁から内方へと突出する突部を設けて、
この突部をストッパー69としている。この場合、クラ
ッチ板65は、自身が備えているストッパー69と鋼球
61との係合によって、自己の移動範囲を規制してお
り、この規制によって鋼球61の飛び出しを防ぐ。 第3図はこのハンマードリルの全体を示すもので、前端
にドリルビット8が装着されるチャック部13が配され
た本体ハウジング1は、後端下部からハンドル部11を
下方に延出しており、中央部下方でハンドル部11の前
方に位置するところに蓄電池パックの収納部14を有し
ている。図中15はスイッチハンドル、16は回転方向
切換ハンドル、17は蓄電池パック収納部14の蓋を兼
ねた補助グリップである。 そして、本体ハウジング1の先端部には、補助ハンドル
12が着脱自在に装着されている。 ここにおける補助ハンドル12は、第5図〜第8図に示
すように、環状のリング部90とリング部90の下部に
設けた押圧片91と押圧片91の下方のベース部92、
上端が鍔部93を介してベース部92につながったグリ
ップ部94とからなるもので、合成樹脂の一体成形品と
して形成されている。そして、上記押圧片91は、薄肉
の弾性片95を介して他の部分につながっており、リン
グ部90によって囲まれる空間内に突出させることがで
きるものとなっているとともに、この空間に向けて突出
する凸部96を有している。 この補助ハンドル12には操作レバー18が取り付けら
れている。操作レバー18は、補助ハンドル12におけ
るベース部92に形成された軸孔内に挿通される回転軸
97を一体に具備しており、また回転軸97の外周面に
突部98を備えている。尚、回転軸97が挿通された軸
孔は、その押圧片91側の一部が開放されたものとなっ
ており、突部98はこの開放部分に位置している。 一方、本体ハウジング1における補助ハンドル12が装
着される部分の外周面には、第4図に示すように、多数
個の凹部19が等間隔に形成されている。 今、補助ハンドル12の操作レバー18を第5図に鎖線
で示すように倒すことによって、第8図に示すように回
転軸97の突部98を側方に向けておき、この状態でリ
ング部90に本体ハウジング1の先端部を挿入して、リ
ング部90内に本体ハウジング1における上記凹部19
が形成された部分を位置させたならば、補助ハンドル1
2の押圧片91はその凸部96が本体ハウジング1で押
されることによって、回転軸97との間に設けられてい
る隙間の範囲で後退する。 そして、本体ハウジング1に対して第11図に示すよう
に、補助ハンドル12を回転させることで、補助ハンド
ル12の向きを望む方向に定める時、間隔をおいて設け
られている凹部19のいずれかに凸部96が嵌まり込む
ことによって、第9図に示すように、補助ハンドル12
が仮止めされ、この状態で操作レバー18を操作して回
転軸97を回転させたならば、第10図に示すように、
回転軸97に設けられた突部98が押圧片91を押圧
し、凸部96が凹部19に嵌まり込んだ状態に固定す
る。補助ハンドル2のリング部90内面や本体ハウジン
グ1との接触部の摩耗や樹脂成形品である両者のクリー
プによる寸法経時変化に対しても、補助ハンドル2の抜
けやスリップを防止できるものである。
以上のように本発明においては、ドリルビットの動きを
押圧ばねを介してクラッチ板に伝えるために、クラッチ
の入切がスムーズであるとともに、ドリルビットに与え
られる打撃衝撃の反動がクラッチの接続状態を不安定に
することがないものであり、そしてこのように押圧ばね
を設けたとはいえ、クラッチ板の駆動軸と運動変換部材
側の係合部との連結を解除する方向の軸方向移動範囲を
規制するストッパーを備えているために、鋼球がクラッ
チ板を押してこれを後退させて飛び出そうとしても、ス
トッパーによってクラッチ板の移動が妨げられるため
に、鋼球の飛び出しを生じることがなく、クラッチとし
ての機能が損なわれてしまうことがないものである。
押圧ばねを介してクラッチ板に伝えるために、クラッチ
の入切がスムーズであるとともに、ドリルビットに与え
られる打撃衝撃の反動がクラッチの接続状態を不安定に
することがないものであり、そしてこのように押圧ばね
を設けたとはいえ、クラッチ板の駆動軸と運動変換部材
側の係合部との連結を解除する方向の軸方向移動範囲を
規制するストッパーを備えているために、鋼球がクラッ
チ板を押してこれを後退させて飛び出そうとしても、ス
トッパーによってクラッチ板の移動が妨げられるため
に、鋼球の飛び出しを生じることがなく、クラッチとし
ての機能が損なわれてしまうことがないものである。
第1図は本発明一実施例の縦断面図、第2図は他の実施
例の部分断面図、第3図は同上の側面図、第4図は同上
の補助ハンドルを外した状態の側面図、第5図及び第6
図は補助ハンドルの正面図と側面図、第7図〜第11図
は補助ハンドルの横断面図、第12図及び第13図は従
来例の縦断面図、第14図及び第15図は同上の部分横
断面図、第16図及び第17図は同上の問題点を示す部
分縦断面図であって、2はモータ、3はスピンドル、4
はピストン、5は運動変換部材、6はクラッチ、8はド
リルビット、23は駆動軸、41は打撃体、61は鋼
球、65はクラッチ板、69はストッパーを示す。
例の部分断面図、第3図は同上の側面図、第4図は同上
の補助ハンドルを外した状態の側面図、第5図及び第6
図は補助ハンドルの正面図と側面図、第7図〜第11図
は補助ハンドルの横断面図、第12図及び第13図は従
来例の縦断面図、第14図及び第15図は同上の部分横
断面図、第16図及び第17図は同上の問題点を示す部
分縦断面図であって、2はモータ、3はスピンドル、4
はピストン、5は運動変換部材、6はクラッチ、8はド
リルビット、23は駆動軸、41は打撃体、61は鋼
球、65はクラッチ板、69はストッパーを示す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 岩永 耕一 大阪府門真市大字門真1048番地 松下電工 株式会社内 (56)参考文献 特開 昭49−68367(JP,A) 特開 昭62−124883(JP,A) 特開 平1−274910(JP,A) 英国特許2170746(GB,A)
Claims (1)
- 【請求項1】モータと、このモータによって回転駆動さ
れるとともにドリルビットを保持するスピンドルと、上
記モータに運動変換部材を介して連結されて往復動を行
なうとともに打撃体を介してドリルビットにその軸方向
の打撃衝撃を加える打撃手段とを備えるとともに、モー
タから運動変換部材に至るまでの回転伝達部に位置して
運動変換部材への動力伝達を制御するクラッチを備えて
いるハンマードリルにおいて、クラッチはモータ側の駆
動軸と、この駆動軸と同心に設けられた運動変換部材側
の係合部と、駆動軸と係合部のうちのいずれか一方に設
けられた保持孔によって駆動軸の軸方向と直交する方向
に移動自在に保持されるとともに他方に設けられた係合
凹部に上記移動で係合して駆動軸と運動変換部材とを連
結する鋼球と、駆動軸と平行な方向の移動によって上記
鋼球を移動させるクラッチ板と、ドリルビットの軸方向
の動きをクラッチ板に伝えるクラッチプッシュと、クラ
ッチプッシュとクラッチ板との間に介在する押圧ばね
と、固定部材に固定されてクラッチ板の上記連結を解除
する方向の軸方向移動範囲を規制するストッパーとから
なることを特徴とするハンマードリル。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63177348A JPH0616963B2 (ja) | 1988-07-15 | 1988-07-15 | ハンマードリル |
KR1019890005367A KR930007763B1 (ko) | 1988-04-25 | 1989-04-24 | 해머드릴 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63177348A JPH0616963B2 (ja) | 1988-07-15 | 1988-07-15 | ハンマードリル |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0230412A JPH0230412A (ja) | 1990-01-31 |
JPH0616963B2 true JPH0616963B2 (ja) | 1994-03-09 |
Family
ID=16029397
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP63177348A Expired - Lifetime JPH0616963B2 (ja) | 1988-04-25 | 1988-07-15 | ハンマードリル |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0616963B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0674453A (ja) * | 1992-08-31 | 1994-03-15 | Toshiba Corp | 加熱調理器 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
GB2170746A (en) | 1985-02-12 | 1986-08-13 | Bosch Gmbh Robert | Hammer drill |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE2242944B2 (de) * | 1972-08-31 | 1981-04-23 | Robert Bosch Gmbh, 7000 Stuttgart | Bohrhammer |
JPS62124883A (ja) * | 1985-11-26 | 1987-06-06 | 芝浦メカトロニクス株式会社 | ロ−タリ−ハンマ |
JPH0653327B2 (ja) * | 1988-04-25 | 1994-07-20 | 松下電工株式会社 | ハンマードリル |
-
1988
- 1988-07-15 JP JP63177348A patent/JPH0616963B2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
GB2170746A (en) | 1985-02-12 | 1986-08-13 | Bosch Gmbh Robert | Hammer drill |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0230412A (ja) | 1990-01-31 |
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Legal Events
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---|---|---|---|
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