JPH06169447A - テレビジョン回路 - Google Patents

テレビジョン回路

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JPH06169447A
JPH06169447A JP4319740A JP31974092A JPH06169447A JP H06169447 A JPH06169447 A JP H06169447A JP 4319740 A JP4319740 A JP 4319740A JP 31974092 A JP31974092 A JP 31974092A JP H06169447 A JPH06169447 A JP H06169447A
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signal
circuit
signal sequence
motion
vertical
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JP4319740A
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Masahiro Kageyama
昌広 影山
Hiroshi Yoshiki
宏 吉木
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Hitachi Ltd
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Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 送信側では、順次走査形態の入力信号から第
1の信号系列MN、第2の信号系列VH、第3の信号系
列VTを生成し、信号VTを時間周波数変調して第4の
信号系列VT’としたのちに、信号VHと動き適応多重
して第5の信号系列MKとして伝送する。受信側では、
信号MNと信号MKから動き検出することにより、30
Hzの動きも漏れなく検出する。 【効果】 どのように画像が動いた場合でも送受ともに
漏れなく動き検出でき、常に送受の信号処理モードが一
致して、誤動作を生じない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はテレビジョン回路に関
し、特に画像の動き量に応じて信号処理モードを変更す
るテレビジョン回路に関する。
【0002】
【従来の技術】現行テレビジョン方式と両立性を保った
まま、ワイド画面化、および高画質化する第2世代ED
TV方式の規格化が進められている。ワイド化手法とし
て、現行画面上下に無画部を生じるレターボックス方式
の採用が検討されており、この無画部を用いて高画質化
のための各種補強信号を伝送する方式が、多数提案され
ている。
【0003】無画部に多重する補強信号の候補として、
送信側でレターボックス処理を行う際に低下する垂直解
像度を補強するための垂直解像度補強信号(VH)が挙
げられている。また、送信側で順次走査形態の信号源を
用い、現行では飛び越し走査のために伝送できない走査
線信号を、新たに垂直時間解像度補強信号(VT)とし
て伝送することも考えられている。
【0004】限られた伝送容量の無画部を有効に利用す
るため、画像の動き量に応じて、VH信号とVT信号を
切り替えて多重する方式が提案されている(参考文献:
Y.Kimataほか,“Study of the Methods of Signal Proc
essing Applicable to the Wide Aspect EDTV Compatib
le with NTSC,”1990 MAB Engrng. Conf. Proc, pp.187
-194(Mar.1990)。この方式では、VH信号は画像の静止
部分で画質改善効果が大きく、VT信号は動画部分で効
果が大きいことを利用して、図2に示すように送信側で
画像の動きを検出し、動きの大きい部分ではVT信号を
無画部に多重し、動きの小さい部分ではVH信号を多重
して伝送する。受信側でも同様に動き検出を行い、動き
量に応じてそれぞれの信号再生を行う。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術では、画
像の動きに応じて異なる信号処理を行うため、送受の動
き検出結果を一致させることが重要である。しかし、あ
る特定の動きの場合に、送信側の動き検出結果と、受信
側の動き検出結果が異なるという問題が生じる。この問
題について、以下詳しく説明する。
【0006】受信側では、飛び越し走査形態で伝送され
た信号から動き検出を行うため、図3に示すように、フ
レーム差信号の大小から画像の動きを検出する。しか
し、例えば、伝送された走査線の輝度が高く(白く)、
飛び越された走査線の輝度が低い(黒い)場合には、フ
レーム差信号は検出できず、受信側では“静止”である
と判定される。このような画像の動きは、信号の時間周
波数(フレーム方向の周波数)が30Hzとなることか
ら、“30Hzの動き”と呼ばれている。
【0007】送信側でも同様に、飛び越し走査信号から
動き検出を行った場合には30Hzの動きを検出できな
いため、“静止”と判定される。このとき、図4(a)
に示すように、送受で検出結果は一致するが、動画であ
るにも関わらず画質改善効果の大きいVT信号を伝送で
きない。
【0008】一方、送信側で順次走査カメラを用いた場
合には、フレーム差ではなくフィールド差を検出するこ
とができるため、30Hzの動きでも誤りなく検出でき
る。このとき、図4(b)に示すように、送信側では動
画と判定してVT信号を伝送するが、受信側では前述し
たように静止画と判定してVH信号処理を行ってしまう
ため、送受で別処理を行うことになり誤動作が生じる。
【0009】従って本発明の目的は、どのように画像が
動いた場合でも、送受ともに漏れなく動き検出でき、常
に送受の信号処理モードが一致して誤動作しないテレビ
ジョン回路を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
には、送信側において、順次走査形態の入力信号系列か
ら、現行テレビジョン方式と両立性を持った第1の信号
系列(MN)と垂直解像度を補強するための第2の信号
系列(VH)と垂直時間解像度を補強するための第3の
信号系列(VT)を生成する手段と、第3の信号系列を
時間周波数変調して第4の信号系列(VT’)を得る手
段と、入力信号系列から第1の動き量を検出する手段
と、第1の動き量に応じて第2の信号系列と第4の信号
系列を混合して第5の信号系列(MK)を得る手段を備
えればよい。
【0011】また、受信側において、第1の信号系列
(MN)と第5の信号系列(MK)から第2の動き量を
検出する手段と、第2の動き量に応じて第5の信号系列
から第2の信号系列(VH)と第4の信号系列(V
T’)を分離する手段と、第4の信号系列を時間周波数
復調して第3の信号系列(VT)を得る手段と、第1、
第2および第3の信号系列から出力信号系列を得る手段
を備えればよい。
【0012】
【作用】前述した第1の信号系列(MN)は画像の動き
に関係なく主画部を用いて常に受信側に伝送するものと
し、第2の信号系列(VH)は画像の静止部分のみ、第
3の信号系列(VT)は動いている部分のみ無画部を用
いて伝送するものとする。このとき、送信側で順次走査
形態の入力信号系列から動き検出を行えば、前述した3
0Hzの動きの場合でも漏れなく検出できるため、送信
側の動き検出に誤動作は生じない。
【0013】一方、受信側では、一般的な画像の動きは
第1の信号系列(MN)のフレーム差信号の大小から判
定できる。あとは、第1の信号系列だけでは検出できな
い30Hzの動きを受信側で検出できればよい。このと
き、受信側で第2の信号系列(VH)が伝送されたの
か、あるいは第3の信号系列(VT)が伝送されたのか
を判別できるようにすればよいため、どちらか一方、例
えば第3の信号系列だけを送信側で時間周波数変調して
第4の信号系列(VT’)とし、伝送する。
【0014】送信側で静止と判定された場合は、第2の
信号系列(VH)が伝送されるため、受信側でもフレー
ム差は検出されず、静止と判定される。また、送信側で
動きと判定された場合は、時間周波数成分を持った第4
の信号系列(VT’)が伝送されるため、たとえ30H
zの動きであっても、受信側で有意のフレーム差が生
じ、動きと判定される。従って、図5に示すように、第
1の信号系列(MN)、あるいは、第2の信号系列(V
H)と第4の信号系列(VT’)を送信側の動きに応じ
て混合した第5の信号系列(MK)のどちらかから、必
ず動きを検出できるようになる。
【0015】このため、どのように画像が動いた場合で
も、送受ともに漏れなく動き検出でき、常に送受の信号
処理モードが一致して誤動作しないため、本発明の目的
を達成できる。
【0016】
【実施例】以下、図面を用いて本発明の実施例を説明す
る。図1は、本発明の一実施例の構成図である。送信側
構成を示した同図(a)において、順次走査カメラから
の信号VPは、後述するVH分離回路2により信号VH
と信号VLに分離する。信号VLはさらに、後述するV
T分離回路3により信号VTと信号MNに分離する。信
号VTは、後述する時間周波数変調回路4により変調し
て信号VT’としたのち、後述する動き適応多重回路6
を用いて信号VHと合成して、信号MKとする。このと
き、後述する動き検出回路5を用いて、順次走査形態の
入力信号VPから画像の動きを検出し、その動き量kに
応じて動き適応多重回路6を制御する。信号MNと信号
MKは、後述する切り替え器7を用いて時分割多重して
信号VIとし、受信側へ伝送する。
【0017】受信側構成を示した図1(b)において、
まず、後述する切り替え器8を用いて、伝送された信号
VIを信号MNと信号MKに分離する。分離した両方の
信号MNおよびMKから、後述する動き検出回路9を用
いて動き検出を行う。検出した動き量kに応じて、後述
する動き適応分離回路10を制御し、信号MKから信号
VT’と信号VHを分離する。信号VT’は、時間周波
数復調回路11により復調して信号VTとし、さらに、
後述するVT合成回路12を用いて信号MNと合成し
て、信号VLとする。後述するVH合成回路13によ
り、信号VLと信号VHを合成して信号VPとし、順次
走査モニタ14に表示する。
【0018】図6を用いて、VH分離回路2の構成を詳
しく説明する。この回路では、静止部分で無画部に多重
する垂直解像度補強信号VHを分離し、無画部に多重で
きる形態にして出力する。同図において、有効走査線数
480本の順次走査入力信号VPを垂直フィルタ15に
より0〜360lph(line per height)に帯域制限
したのち、垂直圧縮回路16により3/4に圧縮し、3
60本順次走査形態の信号VLを出力する。一方、入力
信号VPを垂直フィルタ17により360〜480lp
hに帯域制限し、垂直低域変換回路18により0〜12
0lphの成分に変換したのち、垂直圧縮回路19によ
り3/4に圧縮し、360本順次走査形態の信号とす
る。この信号を、時間フィルタ20により0〜15Hz
に帯域制限したのち、順次→飛び越し走査変換回路21
により360本飛び越し走査形態の信号にする。さら
に、水平圧縮回路22により1/3の水平圧縮を行い、
並べ換え回路23を用いて画面上下の無画部に多重でき
るように並べ換えたのち、120本飛び越し走査形態の
信号VHを出力する。ここで、垂直圧縮回路16および
19は、従来の走査線変換技術を用いることができる
(参考文献:石倉ほか,“レターボックス式ワイドED
TVエンコーダ・デコーダ,”ITEJ Technical Report 1
4, 28, pp.19-24, CE'90-22, BCS'90-28(May,1990))。
また、順次→飛び越し走査変換回路21、水平圧縮回路
22および並べ換え回路23も同様に、従来技術で実現
できるため、特に図示は行わない。
【0019】図7を用いて、VT分離回路3の構成を詳
しく説明する。この回路では、動画部分で無画部に多重
する垂直時間解像度補強信号VTを分離し、無画部に多
重できる形態にして出力する。同図において、360本
順次走査形態の信号VLを、順次→飛び越し走査変換回
路24で360本飛び越し走査形態の信号MNに変換し
て出力する。また、信号VLを垂直−時間フィルタ25
により帯域制限したのち、順次→飛び越し走査変換回路
26により360本飛び越し走査形態の信号とする。さ
らに、水平圧縮回路27により1/3水平圧縮し、並べ
換え回路28により無画部に多重できるように並べ換え
たのち、120本飛び越し走査形態の信号VTを出力す
る。ここで、垂直−時間フィルタ25は信号VTの直流
成分を小さくして、無画部へ多重した場合の現行受像機
への妨害を軽減するためのものであり、構成を簡単化し
てライン差あるいはフィールド差などによるフィルタと
してもよい。
【0020】図8を用いて、時間周波数変調回路4の構
成を詳しく説明する。この回路では、30Hzの動きの
ときにも信号VTにフレーム差を生じさせるのが目的で
ある。同図において、信号VTは、乗算器29を用いて
信号pで時間周波数変調し、信号VT’を出力する。信
号pとしては、例えば同図に示したように、フレーム間
で極性反転する信号とするのが簡単である。ただし、信
号pの時間周波数が30Hzの場合には、信号VT’に
フレーム差が生じないため好ましくなく、それ以外の時
間周波数(例えば、上記の場合には15Hz)を用いる
べきである。
【0021】図9を用いて、動き検出回路5の構成を詳
しく説明する。この回路では、順次走査形態の入力信号
から、1.4MHz以下(信号VTおよび信号VHを伝
送できる帯域=4.2MHz/3以下)の画像の動き量
を検出する。同図において、入力信号VPを水平フィル
タ30により0〜1.4MHzに帯域制限し、フレーム
メモリ31(順次走査形態の1フレーム=1/60秒分
のメモリ)および減算器32によりフレーム差信号を作
る。絶対値回路33によりこの信号の絶対値をとり、動
き量kとして出力する。
【0022】図10を用いて、動き適応多重回路6の構
成を詳しく説明する。この回路では、図2に示したよう
に、動き量kが第1の設定値TH1よりも小さいときに
は信号VHが出力され、動き量kが第2の設定値TH2
よりも大きいときには信号VT’が出力されるように混
合する。同図において、比較器34を用いて動き量kと
設定値TH1を比較し、動き量kがTH1よりも小さい
ときはkVH=1を、それ以外はkVH=0を出力し、
乗算器36を用いて信号VHとの乗算を行う。同様に比
較器35を用いて動き量kと設定値TH2を比較し、動
き量kがTH2よりも大きいときはkVT=1を、それ
以外はkVT=0を出力し、乗算器37を用いて信号V
Tとの乗算を行う。乗算器36および37の出力を、加
算器38により加えて出力MKを得る。このとき、TH
1=TH2とすれば比較器が1つだけでも実現できるよ
うになるが、TH1<TH2として、信号VHも信号V
T’も出力されない区間(不感帯)を設けることによ
り、ノイズなどにより誤動作するのを防ぐことができ
る。また、kVHとkVTの値を0と1だけの2値制御
ではなく多値制御(例えば0から1までの16段階な
ど)としてもよい。
【0023】図11を用いて、切り替え器7および8の
動作を詳しく説明する。切り替え器7では信号MNと信
号MKを時分割多重し、切り替え器8では逆に時分割分
離する。同図は、現行受像機を用いて信号VIを受信し
たときの様子を示したものであり、画面中央の主画部に
は信号MNが現行テレビジョンと同様に表示され、画面
上下の無画部には信号MKが1/3に水平圧縮されて表
示される。
【0024】図12を用いて、動き検出回路9の構成を
詳しく説明する。この回路では、受信側に伝送された信
号から、30Hzの動きも含めた動き検出を行う。すな
わち、主画部と無画部のどちらかでフレーム差が検出さ
れれば、“動き”と判定するように構成する。同図にお
いて、主画部で伝送された信号MNを水平フィルタ39
により0〜1.4MHzに帯域制限し、フレームメモリ
40、減算器41および絶対値回路42によりフレーム
差の絶対値をとり、主画部の動き検出結果とする。一
方、無画部で伝送された信号MKを、並べ換え回路44
および水平伸張回路45により、もとの走査線位置およ
びもとの時間軸に戻したのち、フレームメモリ46、減
算器47および絶対値回路48によりフレーム差の絶対
値をとり、無画部の動き検出結果とする。加算器43で
は、主画部の動き検出結果と無画部の動き検出結果を加
えて、出力kとする。
【0025】また、図12では2組のフレームメモリを
用いて動き検出回路9を構成したが、主画部と無画部が
もともと時分割されていることに着目し、図13のよう
に1組のフレームメモリを時間的に切り替えて用いるこ
ともできる。すなわち、時分割まえの伝送信号VIを入
力し、主画部だけは水平フィルタ49により0〜1.4
MHzに帯域制限するように切り替え器30を制御した
のち、フレームメモリ51、減算器52および絶対値回
路53によりフレーム差の絶対値をとる。この信号を、
切り替え器54により、主画部と無画部に時分割する。
無画部では並べ換え回路57および水平伸張回路58に
よりもとの走査線位置およびもとの時間軸に戻し、無画
部の動き検出結果とする。一方、主画部では無画部の信
号遅延を等価するための遅延回路55を通して主画部の
動き検出結果とする。加算器56では、主画部の動き検
出結果と無画部の動き検出結果を加えて、出力kとす
る。図14を用いて、動き適応分離回路10の構成を詳
しく説明する。この回路では、図2に示したように、動
き量kが第1の設定値TH1よりも小さいときには信号
VHが出力され、動き量kが第2の設定値TH2よりも
大きいときには信号VT’が出力されるように無画部で
伝送された信号MKを分離する。同図において、比較器
59を用いて動き量kと設定値TH1を比較し、動き量
kがTH1よりも小さいときはkVH=1を、それ以外
はkVH=0を出力し、乗算器61を用いて信号MKと
の乗算を行い、信号VHを出力する。同様に比較器60
を用いて動き量kと設定値TH2を比較し、動き量kが
TH2よりも大きいときはkVT=1を、それ以外はk
VT=0を出力し、乗算器62を用いて信号MKとの乗
算を行い、信号VT’を出力する。このとき、TH1=
TH2とすれば比較器が1つだけでも実現できるように
なるが、TH1<TH2として、信号VHも信号VT’
も出力されない区間(不感帯)を設けることにより、ノ
イズなどにより誤動作するのを防ぐことができる。ま
た、kVHとkVTの値を0と1だけの2値制御ではな
く多値制御(例えば0から1までの16段階など)とし
てもよい。
【0026】図1(b)における時間周波数復調回路1
1は、図8に示した時間周波数変調回路4の構成と同じ
ものを用いることができるため、特に図示は行わない。
【0027】図15を用いて、VT合成回路12の構成
を詳しく説明する。この回路では、信号MNと信号VT
から、360本順次走査形態の信号VLを出力する。同
図において、主画部で伝送された360本飛び越し走査
形態の信号MNを、飛び越し→順次走査変換回路63に
より零挿入して順次走査形態に変換し、さらに垂直−時
間フィルタ64により走査線補間して、加算器65に入
力する。この垂直−時間フィルタ64は、図7に示した
送信側の垂直−時間フィルタ25と同様に、構成を簡単
化してライン繰り返しあるいはフィールド繰り返しなど
によるフィルタとしてもよい。一方、信号VTは、並べ
換え回路66および水平伸張回路67によりもとの走査
線位置およびもとの時間軸に戻したのち、飛び越し→順
次走査変換回路68により零挿入して順次走査形態に変
換する。この信号を加算器65に入力し、その出力をV
L信号とする。
【0028】図16を用いて、VH合成回路13の構成
を詳しく説明する。この回路では、信号VLと信号VH
から、480本順次走査形態の信号VPを出力する。同
図において、360本順次走査形態の信号VLを、垂直
伸張回路69により480本順次走査形態に変換したの
ち、垂直フィルタ70により0〜360lphに帯域制
限して加算器71に入力する。一方、信号VHを、並べ
換え回路72および水平伸張回路73によりもとの走査
線位置およびもとの時間軸に戻して360本順次走査形
態の信号に変換する。この信号を、飛び越し→順次走査
変換回路74により零挿入して順次走査形態に変換した
のち、時間フィルタ75により0〜15Hzに帯域制限
し、360本順次走査形態の信号とする。この信号を垂
直伸張回路76により4/3垂直伸張して480本に変
換し、垂直高域変換回路によりもとの垂直周波数成分に
戻したのち、垂直フィルタ78により360〜480l
phに帯域制限する。この信号を加算器71に入力し、
その出力を信号VPとする。
【0029】前述した実施例の構成図では、送信側のV
H分離回路2およびVT分離回路3に水平圧縮回路と並
べ換え回路をそれぞれ備えており、また受信側の動き検
出回路9、VT合成回路12およびVH合成回路13に
並べ換え回路と水平伸張回路をそれぞれ備えていたた
め、非常に不経済であった。そこで、図17のように、
送信側では無画部に多重する直前に、受信側では無画部
から分離した直後に、まとめて水平圧伸および並べ換え
処理を行うような構成にすれば、これらの重複した回路
を送受それぞれ一箇所にまとめることができ、構成を簡
単化できる。なお、個々の回路の機能と番号は前述した
ものと同一であるため、説明は省略する。なお、前述し
た構成は、無画部で伝送できる信号帯域(1.4MHz
以下)について示したものであり、それ以外の信号帯域
(1.4MHz以上)については、従来の信号処理(動
き適応走査線補間、色信号多重分離、高精細信号多重分
離など)をそのまま用いることができる。
【0030】また、本発明を垂直解像度補強信号VHと
垂直時間解像度補強信号VTの動き適応多重に利用した
実施例について説明したが、これに限定されるわけでは
なく、この他にも種々の信号を画像の動きに応じて多
重、分離する場合に用いて好適である。
【0031】また、本発明は信号を伝送する場合だけで
なく、蓄積(記録)する場合にも用いられることは明ら
かである。
【0032】
【発明の効果】本発明によれば、どのように画像が動い
た場合でも送受ともに漏れなく動き検出でき、常に送受
の信号処理モードが一致して、誤動作を生じない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の構成図である。
【図2】動き適応多重の動作説明図である。
【図3】動き検出の動作説明図である。
【図4】従来例の課題の説明図である。
【図5】本発明の動作説明図である。
【図6】本発明に用いる回路の構成図である。
【図7】本発明に用いる回路の構成図である。
【図8】本発明に用いる回路の構成図である。
【図9】本発明に用いる回路の構成図である。
【図10】本発明に用いる回路の構成図である。
【図11】本発明に用いる回路の動作説明図である。
【図12】本発明に用いる回路の構成図である。
【図13】本発明に用いる回路の構成図である。
【図14】本発明に用いる回路の構成図である。
【図15】本発明に用いる回路の構成図である。
【図16】本発明に用いる回路の構成図である。
【図17】本発明の他の実施例の構成図である。
【符号の説明】
1…カメラ;2…VH分離回路;3…VT分離回路;4…時間周波
数変調回路;5,9…動き検出回路;6…動き適応多重回路;
7,8,50,54…切り替え器;10…動き適応分離回路;11…時
間周波数復調回路;12…VT合成回路;13…VH合成回路;14
…モニタ;15,17,70,78…垂直フィルタ;16,19…垂直圧縮
回路;18…垂直低域変換回路;20,75…時間フィルタ;21,2
4,26…順次→飛び越し走査変換回路;22,27…水平圧縮回
路;23,28,44,57,66,72…並べ換え回路;25,64…垂直−時
間フィルタ;29,36,37,61,62…乗算器;30,39,49…水平フ
ィルタ;31,40,46,51…フレームメモリ;32,41,47,52…減
算器;33,42,48,53…絶対値回路;34,35,59,60…比較器;3
8,43,56,65,71…加算器;45,58,67,73…水平伸張回路;55
…遅延回路;63,68,74…飛び越し→順次走査変換回路;6
9,76…垂直伸張回路;77…垂直高域変換回路。

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】画像の動き量に応じて信号処理モードを変
    更するテレビジョン回路において、入力信号系列から第
    1、第2および第3の信号系列を生成する手段と、第3
    の信号系列を時間周波数変調して第4の信号系列を得る
    手段と、入力信号系列から第1の動き量を検出する手段
    と、第1の動き量に応じて第2の信号系列と第4の信号
    系列を混合して第5の信号系列を得る手段を備えたこと
    を特徴とするテレビジョン回路。
  2. 【請求項2】画像の動き量に応じて信号処理モードを変
    更するテレビジョン回路において、第1の信号系列と第
    5の信号系列から第2の動き量を検出する手段と、第2
    の動き量に応じて第5の信号系列から第2の信号系列と
    第4の信号系列を分離する手段と、第4の信号系列を時
    間周波数復調して第3の信号系列を得る手段と、第1、
    第2および第3の信号系列から出力信号系列を得る手段
    を備えたことを特徴とするテレビジョン回路。
  3. 【請求項3】上記第1の信号系列は、現行方式と両立性
    を持ったテレビジョン信号であることを特徴とする、請
    求項1および2記載のテレビジョン回路。
  4. 【請求項4】上記第2および第3の信号系列は、一方が
    垂直解像度補強信号であり、他方が垂直時間解像度補強
    信号であることを特徴とする、請求項1、2および3記
    載のテレビジョン回路。
  5. 【請求項5】上記入力信号系列は、順次走査形態である
    ことを特徴とする、請求項1、3および4記載のテレビ
    ジョン回路。
  6. 【請求項6】上記出力信号系列は、順次走査形態である
    ことを特徴とする、請求項2、3および4記載のテレビ
    ジョン回路。
  7. 【請求項7】上記第1の信号系列を画面中央部に配置す
    る手段を備えたことを特徴とする、請求項1、3、4お
    よび5記載のテレビジョン回路。
  8. 【請求項8】上記第5の信号系列を画面上下部に配置す
    る手段を備えたことを特徴とする、請求項1、3、4、
    5および7記載のテレビジョン回路。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08149423A (ja) * 1994-11-25 1996-06-07 Matsushita Electric Ind Co Ltd ワイドテレビジョン信号処理装置

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