JPH06169210A - 自動車用ガラスアンテナ - Google Patents

自動車用ガラスアンテナ

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JPH06169210A
JPH06169210A JP34117792A JP34117792A JPH06169210A JP H06169210 A JPH06169210 A JP H06169210A JP 34117792 A JP34117792 A JP 34117792A JP 34117792 A JP34117792 A JP 34117792A JP H06169210 A JPH06169210 A JP H06169210A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
antenna
glass
automobile
wire
window glass
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP34117792A
Other languages
English (en)
Inventor
Shohei Obara
章平 小原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Sheet Glass Co Ltd
Original Assignee
Nippon Sheet Glass Co Ltd
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Publication date
Application filed by Nippon Sheet Glass Co Ltd filed Critical Nippon Sheet Glass Co Ltd
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Publication of JPH06169210A publication Critical patent/JPH06169210A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 FM放送の周波数帯域が日本国内においては
76〜90MHzであり、北米においては88〜108
MHzであることに鑑み、特に76〜108MHzの周
波数帯域を対象とするFM放送波の受信感度を向上させ
た自動車用ガラスアンテナを提供すること。 【構成】 自動車後部窓ガラス2に防曇用加熱線条3と
放送波受信用アンテナ線条4を付設した自動車用ガラス
アンテナ1において、アンテナ線条として、窓ガラス2
の周縁部に沿って延びるループ状素子6を具備するとと
もに、ループ状素子6の少なくとも1箇所に開放端を形
成したことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は自動車後部窓ガラスに付
設するガラスアンテナ、特にFM放送波を受信するのに
好適な自動車用ガラスアンテナに関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、図5の正面図に示すようなパ
ターンを採用した自動車用ガラスアンテナ100は知ら
れている。
【0003】この自動車用ガラスアンテナ100は、後
部窓ガラス101のほぼ中央に配設された複数本の防曇
用加熱線条102と、受信用アンテナ線条103とを備
える。
【0004】加熱用線条102は後部窓ガラス101の
左右のガラスエッジに沿ってそれぞれ配設された母線1
04および105で短絡されている。上記各線条は銀ペ
ーストを印刷し、それを乾燥・焼成して形成する。
【0005】受信用アンテナ線条103はFM放送波用
のアンテナであって、加熱線条102の上側に設ける。
この受信用アンテナ線条は4本の互いに平行なアンテナ
線条106a,106b,106c、106dから構成
される。
【0006】上側のアンテナ線条106aは給電点10
7から上方に延び、上部ガラスエッジに平行に折り曲げ
られて中心線108を越えて延びる。
【0007】その先端部は加熱線条側(下側)へ折り曲
げられた後、中心線108まで平行に折り返される。
【0008】さらにその先端部は、中心線108に沿っ
て加熱線条側(下側)に折り曲げられアンテナ線条10
6bまで達する。
【0009】一方、この下側のアンテナ線条106dは
給電点107から下方に延び、その先端部は加熱線条1
02に平行に折り曲げられて中心線108を越えて延び
防曇用加熱線条102と高周波結合している。
【0010】さらにその先端側がガラスエッジ側(上
側)へ折り曲げられた後、平行に折り返されてアンテナ
線条106cに連なっている。
【0011】この自動車用ガラスアンテナの各部の寸法
はA=150mm、B=30mm、C=30mm、D=
500mm、E=500mm、F=30mm、G=30
mmである。上記アンテナ線条は、例えば0.9mm程
度のプリント線条をメッキ等により形成する。
【0012】その後、これを自動車の後部開口部に装着
して同軸給電線の芯線を上記給電点107に、外部導体
をアースにそれぞれ接続し、いわゆる非接地型のアンテ
ナとして用いる。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】しかし、この自動車用
ガラスアンテナの76〜108MHzにおけるアンテナ
受信感度を測定したところ、アンテナ側は車体側から影
響を受けて図3のグラフに示すように80〜89MHz
の帯域においてダイポールアンテナ比−24dB程度で
あった。
【0014】図3において、横軸は周波数(単位MH
z)を示し、縦軸はアンテナの平均受信感度(単位d
B)を示す。
【0015】本発明は上記課題を解決するためなされた
もので、その目的はFM放送の周波数帯域が日本国内に
おいては76〜90MHzであり、北米においては88
〜108MHzであることに鑑み、特に76〜108M
Hzの周波数帯域を対象とするFM放送波の受信感度を
向上させた自動車用ガラスアンテナを提供することにあ
る。
【0016】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
本発明に係る自動車用ガラスアンテナは、自動車後部窓
ガラスに防曇用加熱線条と放送波受信用アンテナ線条を
付設した自動車用ガラスアンテナにおいて、アンテナ線
条として、窓ガラスの周縁部に沿って延びるループ状素
子を具備するとともに、ループ状素子の少なくとも1箇
所に開放端を形成したことを特徴とする。
【0017】
【作用】窓ガラスの周縁部に沿って延びる素子によって
アンテナ側の車体側からの影響を低減して受信感度を高
くする。
【0018】
【実施例】以下本発明を添付図面を参照して説明する。
図1は本発明の自動車用ガラスアンテナを自動車の後部
窓ガラスに設けた第1実施例を示す正面図である。
【0019】自動車用ガラスアンテナ1は後部窓ガラス
2に付設された防曇用加熱線条3と放送波受信用アンテ
ナ線条4とその給電点5と窓ガラスの周縁部に沿って延
びるループ状素子6からなる。なお、7は後部窓ガラス
2の周縁部に黒セラミック等を焼結して形成したマスキ
ング部分を示す。
【0020】後部窓ガラス2に付設された防曇用加熱線
条3と給電点5は図5に示した従来のものと同じ構造で
ある。放送波受信用アンテナ線条4は従来と同じパター
ンである。また、各部の寸法はA=150mm、B=3
0mm、C=30mm、D=500mm、E=500m
m、F=30mm、G=30mmと従来(図5参照)の
場合と同じである。
【0021】なお、この実施例においてはアンテナ線条
のパターンを従来と同様としているが、代表的なパター
ン例を示したものでありこれに拘泥するものではない。
【0022】この実施例においてはループ状素子6を後
部窓ガラス2に導電ペーストにより下側のガラスエッジ
に沿って配設した水平線条6aの両端から側方のガラス
エッジに沿って上側のガラスエッジまで上方へ延ばす。
なお、ループ状素子6は、例えば線幅0.9mmで形成
する。
【0023】その後、さらに上側のガラスエッジに沿っ
て中心線方向へ延ばし、その端部を上側のガラスエッジ
中央部に近接して設けられた開放端6b,6cまで延ば
して略四角形状とし、スクリーン印刷、焼成して形成す
る。
【0024】この窓ガラス周縁部に沿って延びるループ
状素子は車体の影響を出来るだけ受けないようにする必
要があり、また視界の邪魔にならずしかも窓ガラスの美
観を損わないように、通常、50mm程度の幅を有する
前記マスキング部分7(図6参照)に配設する。
【0025】その後、これを自動車の後部開口部に装着
して同軸給電線の芯線を上記給電点に、外部導体をアー
スにそれぞれ接続し、いわゆる非接地型のアンテナとし
て用いることは従来と同じである。
【0026】上記構成の自動車用ガラスアンテナは、開
放端間の間隔Hを800mm〜1000mmとし、76
〜108MHzにおけるアンテナ受信感度を測定したと
ころ図4のグラフに示すような周波数特性を示した。
【0027】図4において、横軸は周波数(単位MH
z)を示し、縦軸はアンテナの平均受信感度(単位d
B)を示す。
【0028】上記開放端間の間隔は、本発明者が種々実
験の結果受信感度が優れていることを見出した数値であ
る。
【0029】図4のグラフからわかるように本発明の第
1実施例に係る自動車用ガラスアンテナは、そのアンテ
ナ性能を確認する実験を行ったところ、80〜89MH
zの帯域において、ダイポールアンテナ比−20dB程
度となり、受信感度が従来より約4dB向上しているこ
とを確認した。
【0030】図2は本発明の自動車用ガラスアンテナを
自動車の後部窓ガラスに設けた第2実施例を示す正面図
である。
【0031】第2実施例においては、第1実施例のよう
にループ状素子6の開放端を上側のガラスエッジに沿っ
た部分だけでなく他の部分より車体の影響を強く受ける
傾向のある下側のガラスエッジに沿った部分にも設けた
ものである。このときの開放端間の間隔IおよびJはそ
れぞれ700〜800mmおよび100〜200mmで
ある。
【0032】なお、アンテナ線条4は窓ガラス2の車内
側または車外側のいずれの表面に設けてもよい。
【0033】さらに、アンテナ線条4は窓ガラス2に導
電ペーストをスクリーン印刷して形成する以外に2枚の
合せガラス間に銅線等の金属細線または銅箔等の導電性
金属箔を挟み込んで形成してもよいことは勿論である。
【0034】
【発明の効果】以上説明したとおり本発明に係る自動車
用ガラスアンテナは、アンテナ線条として、窓ガラスの
周縁部に沿って延びる、少なくとも1箇所を開放端とし
たループ状素子をアンテナと車体間に設け、非接地型ア
ンテナとして同軸給電線に接続することで下記の効果を
達成することができる。
【0035】車体からの影響が低減してアンテナ受信
感度が向上する。 防曇用加熱線条の母線と車体間の浮遊容量が変化する
(小さくなる)。 防曇用加熱線条の周波数特性が改善される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の自動車用ガラスアンテナを自動車の後
部窓ガラスに設けた第1実施例を示す正面図
【図2】本発明の自動車用ガラスアンテナを自動車の後
部窓ガラスに設けた第2実施例を示す正面図
【図3】従来の自動車用ガラスアンテナの周波数特性を
示すグラフ
【図4】本発明の第1実施例に係る自動車用ガラスアン
テナの周波数特性を示すグラフ
【図5】従来の自動車用ガラスアンテナの正面図
【符号の説明】
1…自動車用ガラスアンテナ、2…後部窓ガラス、3…
防曇用加熱線条、4…放送波受信用アンテナ線条、5…
給電点、6…ループ状素子、7…マスキング部分。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 自動車後部窓ガラスに防曇用加熱線条と
    放送波受信用アンテナ線条を付設した自動車用ガラスア
    ンテナにおいて、アンテナ線条として、窓ガラスの周縁
    部に沿って延びるループ状素子を具備するとともに、ル
    ープ状素子の少なくとも1箇所に開放端を形成したこと
    を特徴とする自動車用ガラスアンテナ。
JP34117792A 1992-11-27 1992-11-27 自動車用ガラスアンテナ Withdrawn JPH06169210A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP34117792A JPH06169210A (ja) 1992-11-27 1992-11-27 自動車用ガラスアンテナ

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JP34117792A JPH06169210A (ja) 1992-11-27 1992-11-27 自動車用ガラスアンテナ

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JPH06169210A true JPH06169210A (ja) 1994-06-14

Family

ID=18343950

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP34117792A Withdrawn JPH06169210A (ja) 1992-11-27 1992-11-27 自動車用ガラスアンテナ

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JP (1) JPH06169210A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR980006616A (ja) * 1996-06-20 1998-03-30
JP2015056716A (ja) * 2013-09-11 2015-03-23 セントラル硝子株式会社 バックドア及びガラスアンテナ

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR980006616A (ja) * 1996-06-20 1998-03-30
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