JPH0616898Y2 - 合わせ板硝子 - Google Patents

合わせ板硝子

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JPH0616898Y2
JPH0616898Y2 JP2856189U JP2856189U JPH0616898Y2 JP H0616898 Y2 JPH0616898 Y2 JP H0616898Y2 JP 2856189 U JP2856189 U JP 2856189U JP 2856189 U JP2856189 U JP 2856189U JP H0616898 Y2 JPH0616898 Y2 JP H0616898Y2
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JP
Japan
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sheet member
glass
laminated
plate
plate glasses
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吉見 金田
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Figla Co Ltd
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Figla Co Ltd
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  • Joining Of Glass To Other Materials (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔技術分野〕 本考案は一般建築物、住宅、家具等、車輛、自動車の
窓、又は、大型店舗、ホテル、事務所等の大型建物の装
飾用壁として用いる合わせ硝子に関するものであり、詳
しくは、片面へシート部材を貼着させた二枚の板硝子を
液状充填樹脂により合着させる合わせ板硝子に関するも
のである。
〔従来の問題点〕
従来、この種の合わせ板硝子は多種類が開発され使用さ
れているが、通常の合わせ板硝子は圧着方式等によって
形成され、1枚から成る板硝子よりも単に強度を強めた
ものに過ぎず、実際には車輛事故、地震等によって板硝
子が破損した場合、破片が飛散して人体へ危険であるこ
とから、板硝子の破損時の安全性を高める為に透明の樹
脂層を設けたものが開発されている。
然し乍ら、最近では装飾性等が強く要望されており、合
わせ板硝子を形成した後、表面へ着色フィルム等を貼着
したり、或は塗料を塗る等の特殊加工をする必要があ
り、従って二重に手間がかかることから作業効率が悪
く、不経済であると共に、表面加工はキズがつき易く耐
久性に乏しいという問題があった。
〔考案の目的〕
本考案は前述に鑑みて、合着させる二枚の板硝子の夫々
にシート部材を貼着し、更にシート部材との経時、経年
に亘たる接触によって物理的変化或いは化学的変化を生
じさせる液状充填樹脂で合着させることによって、装飾
等に効果的な合わせ板硝子を提供する目的である。
〔考案の構成〕
本考案の実用新案登録請求の範囲第1項の構成は、板硝
子の夫々の片面へ金属製シート部材を貼着し、該板硝子
を液状充填樹脂を介して合着させた構成であり、実用新
案登録請求の範囲第2項の構成は、板硝子夫々の片面へ
合成樹脂製シート部材を貼着し、該板硝子を液状充填樹
脂を介して合着させた構成であり、実用新案登録請求の
範囲第3項の構成は、板硝子の夫々の片面へ木製シート
部材を貼着し、該板硝子を液状充填樹脂を介して合着さ
せた構成である。
〔実施例〕
以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明する。
第1図は本考案の実用新案登録請求の範囲第1項の説明
の為の誇張した要部拡大断面図であり、第2図は本考案
の実用新案登録請求の範囲第2項の説明の為の誇張した
要部拡大断面図であり、第3図は本考案の実用新案登録
請求の範囲第3項の説明の為の誇張した要部拡大断面図
である。
本考案の合わせ板硝子1は、大型の店舗の装飾壁、ホテ
ル、旅館等のロビーの装飾壁、大型建築物等へ装飾を兼
ねた内装材又は外装材として用いるのは勿論こと、一般
建築物、住宅、家具等の窓及び扉、車輛、自動車等の窓
等のあらゆる処に使用できる合わせ板硝子1に関するも
のであり、実用新案登録請求の範囲第1項は、二枚の板
硝子1a.1bの夫々の片面へ金属製シート部材2a.
2bを貼着し、該板硝子1a.1bの夫々の片面を接触
によって金属製シート部材2a.2bに物理的変化或い
は化学的変化を生じさせる液状充填樹脂5を介して合着
させたものであり、実用新案登録請求の範囲第2項は、
二枚の板硝子1a.1bの夫々の片面へ合成樹脂製シー
ト部材3a.3bを貼着し、該板硝子1a.1bの夫々
の片面を接触によって合成樹脂製シート部材3a.3b
に物理的変化或いは化学的変化を生じさせる液状充填樹
脂5を介して合着させたものであり、実用新案登録請求
の範囲第3項は、二枚の板硝子1a.1bの夫々の片面
へ木製シート部材4a.4bを貼着し、該板硝子1a.
1bの夫々の片面を接触によって木製シート部材4a.
4bに物理的変化或いは化学的変化を生じさせる液状充
填樹脂5を介して合着させたものである。
即ち、本考案の実用新案登録請求の範囲第1項は、二枚
の無色透明、或いは有色透明の板硝子、特殊加工を施し
た強化板硝子等の板硝子1a.1bの夫々の片面へ、例
えば、様々な形状、大きさを有した真鍮、鉄、銅、コバ
ルト、ニッケル等から成る金属製シート部材2a.2b
を圧着したり、或いは変化を生じさせない安定した接着
材料を用いて貼着するものであり、該板硝子1a.1b
及び金属製シート部材2a.2bには夫々同種類のもの
を用いても異種類のものを用いても良く、従って様々な
組合せが自在なものである。
次に、前記板硝子1a.1bの夫々の片面を密着性、貼
着性を有し、且つ、接触によって金属製シート部材2
a.2bに物理的変化或いは化学的変化を生じさせる性
質を有するゴム、シリコン、又は、アクリル、ポリエス
テル、エポキシ樹脂等の液状充填樹脂5を塗付、浸漬、
或いは枠体を形成して注入する等の手段により介設して
合着させるものであり、第1図に図示の如く、前記金属
製シート部材2a.2bと液状充填樹脂5との接触する
部分へは経時、経年に亘り錆発生部6、侵食部7等が形
成され、合わせ板硝子1の全面へ透明面、半透明面、或
いは不透明面等を種々入り交じえて形成させた状態と成
り、多彩な柄、模様等として目視されるものである。
又、前記金属製シート部材2a.2bの一部分へ液状充
填樹脂5と接触しても物理的、化学的変化を生じない安
定した各種合金類により予め所望の図柄等を形成すれ
ば、その部分は侵食部、及び錆発生部等を形成しないの
で、更に装飾効果を向上させるものである。
本考案の実用新案登録請求の範囲第2項は、第2図に図
示の如く、二枚の板硝子1a.1bの夫々の片面へポリ
カーボネート、或はシリコン、ポリスチレン、ネオプレ
ンゴム、軟質塩化ビニール等の合成樹脂製シート部材3
a.3bを貼着し、該板硝子1a.1bの夫々の片面を
接触によって合成樹脂製シート部材3a.3bに物理的
変化或いは化学的変化を生じさせる液状充填樹脂5を介
して合着させたものであり、例えば、該夫々の合成樹脂
製シート部材3a.3bに透明のポリカーボネートを使
用して前記板硝子1a.1bの全面へ貼着すれば、接触
部分に侵食部7を形成して梨地状の不透明面と成るもの
であり、合わせ硝子1の全面へスクラッチ加工面を形成
した状態と同様に目視できるものである。
本考案の実用新案登録請求の範囲第3項は、第3図に図
示の如く、二枚の板硝子1a.1bの夫々の片面へ、例
えば、木目を有した天然のパルプ等の小片から成る木製
シート部材4a.4bを貼着し、該板硝子1a.1bの
夫々の片面を接触によって木製シート部材4a.4bに
物理的変化或いは化学的変化を生じさせる液状充填樹脂
5を介して合着させたものであり、前記木製シート部材
4a.4bの表皮細胞へ変色部8等を生じさせて、素材
の色と共に多彩な色彩で目視できるものである。
本考案は、前記合わせ板硝子1の厚みの中へ予め計算さ
れ尽くされた多彩な色彩、或いは模様等を現出できるも
のであり、奥行きと深い味わいの有る合わせ板硝子1を
具現させるものである。
〔考案の効果〕
本考案は前述の如く、合わせ板硝子を構成する二枚の板
硝子の片面へ予め種々のシート部材を貼着すると共に、
夫々の板硝子をシート部材に物理的変化或いは化学的変
化を生じさせる液状充填樹脂を用いて合着させた為、多
彩な図柄や、色彩を表現することができ、実用性は勿論
のこと、装飾性をも兼ね備えた合わせ板硝子を形成する
ことが可能であり、作業効率を高め、耐久性にも優れた
極めて有意義な考案である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実用新案登録請求の範囲第1項の説明
の為の誇張した要部拡大断面図である。第2図は本考案
の実用新案登録請求の範囲第2項の説明の為の誇張した
要部拡大断面図である。第3図は本考案の実用新案登録
請求の範囲第3項の説明の為の誇張した要部拡大断面図
である。 1……合わせ板硝子、1a.1b……板硝子、2a.2
b……金属製シート部材、3a.3b……合成樹脂製シ
ート部材、4a.4b……木製シート部材、5……液状
充填樹脂、6……錆発生部、7……侵食部、8……変色
部。

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】二枚の板硝子の夫々の片面へ金属製シート
    部材を貼着し、該板硝子の夫々の片面を接触によって金
    属製シート部材に物理的変化或いは化学的変化を生じさ
    せる液状充填樹脂を介して合着させたことを特徴とする
    合わせ板硝子。
  2. 【請求項2】二枚の板硝子の夫々の片面へ合成樹脂製シ
    ート部材を貼着し、該板硝子の夫々の片面を接触によっ
    て合成樹脂製シート部材に物理的変化或いは化学的変化
    を生じさせる液状充填樹脂を介して合着させたことを特
    徴とする合わせ板硝子。
  3. 【請求項3】二枚の板硝子の夫々の片面へ木製シート部
    材を貼着し、該板硝子の夫々の片面を接触によって木製
    シート部材に物理的変化或いは化学的変化を生じさせる
    液状充填樹脂を介して合着させたことを特徴とする合わ
    せ板硝子。
JP2856189U 1989-03-15 1989-03-15 合わせ板硝子 Expired - Lifetime JPH0616898Y2 (ja)

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