JPH0616889Y2 - 折たたみヘルメット - Google Patents
折たたみヘルメットInfo
- Publication number
- JPH0616889Y2 JPH0616889Y2 JP1987137558U JP13755887U JPH0616889Y2 JP H0616889 Y2 JPH0616889 Y2 JP H0616889Y2 JP 1987137558 U JP1987137558 U JP 1987137558U JP 13755887 U JP13755887 U JP 13755887U JP H0616889 Y2 JPH0616889 Y2 JP H0616889Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cap body
- head
- fixed
- plate
- outer plates
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Helmets And Other Head Coverings (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は、頭部保護用のヘルメットに関するものであ
って、折たたみ可能として携持に便利とするとともに、
折たたみ構造でありながら在来の一体型に近い強度が保
持されるようにしたものである。
って、折たたみ可能として携持に便利とするとともに、
折たたみ構造でありながら在来の一体型に近い強度が保
持されるようにしたものである。
(従来の技術) 頭部保護用のヘルメットは、防災のため法的に装着を定
められているもののほか、個人的諸作業用、レジャー用
などにも必要性が生じる場合があり、このため近時在来
の一体型の代りに小容積に折たたみできる構造として携
行、収納に便利なようにしたものが考案されている。こ
れら折たたみヘルメットは、第5図に示すように円弧状
に弯曲した多数の細帯板をその両端部をそれぞれ軸着し
て互いに重合し、使用時にはこれらを前方あるいは後方
に引き出すことにより1つのわん状に展開されるように
したものが知られている。
められているもののほか、個人的諸作業用、レジャー用
などにも必要性が生じる場合があり、このため近時在来
の一体型の代りに小容積に折たたみできる構造として携
行、収納に便利なようにしたものが考案されている。こ
れら折たたみヘルメットは、第5図に示すように円弧状
に弯曲した多数の細帯板をその両端部をそれぞれ軸着し
て互いに重合し、使用時にはこれらを前方あるいは後方
に引き出すことにより1つのわん状に展開されるように
したものが知られている。
(考案が解決しようとする問題) しかし、上記多数の帯状板をわん状に展開してヘルメッ
トを形成した場合、展開された各帯状板は係止具を介し
て相互に固定されつつ展開されているとはいえ、これら
帯状板は折たたみ時は互に重合される構造であるため、
使用者の頭部と接触している頭部受け体に直接接続でき
る帯状板は、その前端部あるいは後端部のいずれか一つ
に限られ、つまり各帯状板は常に頭部上面に不安定な状
態で載架されているにすぎないから、被災時、最も外圧
を受けやすい頭部頂面に当る帯状板が外圧により遊動す
ることになり充分に保護目的を果すことができない欠点
がある。
トを形成した場合、展開された各帯状板は係止具を介し
て相互に固定されつつ展開されているとはいえ、これら
帯状板は折たたみ時は互に重合される構造であるため、
使用者の頭部と接触している頭部受け体に直接接続でき
る帯状板は、その前端部あるいは後端部のいずれか一つ
に限られ、つまり各帯状板は常に頭部上面に不安定な状
態で載架されているにすぎないから、被災時、最も外圧
を受けやすい頭部頂面に当る帯状板が外圧により遊動す
ることになり充分に保護目的を果すことができない欠点
がある。
(課題を解決するための手段) このためには、頭部頂面に位置する帯状板を予め頭部受
け体に接続された固定体に形成するとともに、他の帯状
板のうち、最前部、最後部に当るものを同じくこの固定
体に軸支して前後に展開できる構造とし、しかも展開後
は頭部受け体と接続状態に保持される構造とすればよい
わけであって、この考案は上記の点に着目して開発した
ものである。
け体に接続された固定体に形成するとともに、他の帯状
板のうち、最前部、最後部に当るものを同じくこの固定
体に軸支して前後に展開できる構造とし、しかも展開後
は頭部受け体と接続状態に保持される構造とすればよい
わけであって、この考案は上記の点に着目して開発した
ものである。
(考案の実施例) この考案の実施例を図面について説明すると、全体は第
1図、第2図の断面図および第3図の分解説明図に示す
ようにヘルメット主体を現わす帽体1は、特に第3図に
明らかなように頭部頂面を左右方向に横切って両端が垂
下する1枚のやや広幅の円弧状板よりなる固定外板2
と、この固定外板2の内面に重合して数個の円弧状板を
収容し、各下端を固定外板2の両端前後縁に設けた軸
3.3に挿通してそれぞれ前後方向に引き出すことがで
きるようにした数個一組の可動外板4…、5…で形成さ
れている。
1図、第2図の断面図および第3図の分解説明図に示す
ようにヘルメット主体を現わす帽体1は、特に第3図に
明らかなように頭部頂面を左右方向に横切って両端が垂
下する1枚のやや広幅の円弧状板よりなる固定外板2
と、この固定外板2の内面に重合して数個の円弧状板を
収容し、各下端を固定外板2の両端前後縁に設けた軸
3.3に挿通してそれぞれ前後方向に引き出すことがで
きるようにした数個一組の可動外板4…、5…で形成さ
れている。
これら可動外板4…、5…は、第1図に明らかなように
前後縁にストッパー6、7が突成されており、これらス
トッパー6、7を介して展開した際、相互に係止される
ようになっており、また最前部および最後部の可動外板
であるつば付き可動外板4A、5Aは断面L状つまりア
ングル状に作られ、端縁にはひさし兼用引出し片8が付
成されている。
前後縁にストッパー6、7が突成されており、これらス
トッパー6、7を介して展開した際、相互に係止される
ようになっており、また最前部および最後部の可動外板
であるつば付き可動外板4A、5Aは断面L状つまりア
ングル状に作られ、端縁にはひさし兼用引出し片8が付
成されている。
次に、この帽体1の内部には予め軟質袋状の内帽体9、
さらにその内側には鉢巻状の頭受け10が取り付けられ
ている。そして、これら内帽体9および頭受け10は帽
体1を折りたたんだ場合には第4図に示すように共に折
り曲げられ帽体1内に収容されるようになっている。
さらにその内側には鉢巻状の頭受け10が取り付けられ
ている。そして、これら内帽体9および頭受け10は帽
体1を折りたたんだ場合には第4図に示すように共に折
り曲げられ帽体1内に収容されるようになっている。
内帽体9は、第2図および第3図に明らかなように適所
に空気吹込口11が設けられ、この空気吹込口11に口
を当て、あるいは小型の空気ボンベ12を接続すること
により半球状にふくらますことができる。なお、この吹
込口11は周知の逆止弁付きのものであって、外部から
逆止弁を容易に開くことができる。また頭受け10は、
第3図に明らかなようにあごひも13を有する周面バン
ド部材14と頂部座板15で形成されている。これら内
帽体9および頭受け10は、共に帽体1の固定外板2お
よび最前部、最後部の可動外板に当るつば付き可動外板
4A、5Aに止着取付されている。すなわち、内帽体9
は、その下縁外周面に設けた取付部分16…を、前記固
定台板2ならびにつば付き可動外板4A、5Aの内周面
に固着して取りつけられており、この内帽体9の内側に
は、頭受け10がその取付部分17…を内帽体9の内周
面に設けた取付部分18(第2図参照)に重ねて止着さ
れている。
に空気吹込口11が設けられ、この空気吹込口11に口
を当て、あるいは小型の空気ボンベ12を接続すること
により半球状にふくらますことができる。なお、この吹
込口11は周知の逆止弁付きのものであって、外部から
逆止弁を容易に開くことができる。また頭受け10は、
第3図に明らかなようにあごひも13を有する周面バン
ド部材14と頂部座板15で形成されている。これら内
帽体9および頭受け10は、共に帽体1の固定外板2お
よび最前部、最後部の可動外板に当るつば付き可動外板
4A、5Aに止着取付されている。すなわち、内帽体9
は、その下縁外周面に設けた取付部分16…を、前記固
定台板2ならびにつば付き可動外板4A、5Aの内周面
に固着して取りつけられており、この内帽体9の内側に
は、頭受け10がその取付部分17…を内帽体9の内周
面に設けた取付部分18(第2図参照)に重ねて止着さ
れている。
(考案の効果) この考案は上記の構造であって、携行時あるいは収納時
は前後の可動外板4…、5…およびつば付き可動外板4
A、5Aを固定外板2内に重合収容して小容積とするこ
とができ、この場合は、内帽体9、頭受け10は第4図
に示すように共に折たたまれている。
は前後の可動外板4…、5…およびつば付き可動外板4
A、5Aを固定外板2内に重合収容して小容積とするこ
とができ、この場合は、内帽体9、頭受け10は第4図
に示すように共に折たたまれている。
次に使用に当っては、前後の可動外板4…、5…および
つば付き可動外板4A、5Aをひさし兼用引出し片8.
8を介して前後に引き出し、次いで内帽体9の空気吹込
口11に口を当てて息を吹き込むか、あるいは別に備え
た空気ボンベ12を接続して内帽体9を充分にふくらま
せる。こうして帽体1を所定形状に組み立てると、帽体
1は使用者の頭部頂面を左右方向に横切って両端が垂下
するやや広幅の板材である固定外板2と頭部頂面を水平
に取り巻くアングル状のつば付き可動外板4A、5Aを
主骨とし、その間を細幅の板材である可動外板4…、5
…で充当したわん状となり、しかも全体は内圧で硬化し
た内帽体9が裏込体となって充分に補強されている。さ
らに、固定外板2は広幅のため強度大の上に、使用者の
頭頂部に安定して前後傾動することが阻止され、またつ
ば付き可動外板4A、5Aはアングル状のため同じく強
度が大である。
つば付き可動外板4A、5Aをひさし兼用引出し片8.
8を介して前後に引き出し、次いで内帽体9の空気吹込
口11に口を当てて息を吹き込むか、あるいは別に備え
た空気ボンベ12を接続して内帽体9を充分にふくらま
せる。こうして帽体1を所定形状に組み立てると、帽体
1は使用者の頭部頂面を左右方向に横切って両端が垂下
するやや広幅の板材である固定外板2と頭部頂面を水平
に取り巻くアングル状のつば付き可動外板4A、5Aを
主骨とし、その間を細幅の板材である可動外板4…、5
…で充当したわん状となり、しかも全体は内圧で硬化し
た内帽体9が裏込体となって充分に補強されている。さ
らに、固定外板2は広幅のため強度大の上に、使用者の
頭頂部に安定して前後傾動することが阻止され、またつ
ば付き可動外板4A、5Aはアングル状のため同じく強
度が大である。
次に使用者は帽体から垂下している頂部座板15を頭部
頂面に位置させて帽体1を頭部に装着しあごひも13を
緊縛して、頭受け10を充分に頭部に定着させると、前
記したように内帽体9、頭受け10は共に固定外板2、
つば付き可動台板4A、5Aに止着されているから、帽
体1は頭部上面に安定し、遊動するおそれがなく、かつ
帽体1全体は内帽体9の空気圧により所定の展開状態に
保持されており、しかもその頂部、周面が特に固定外板
2およびつば付き可動外板4A、5Aで補強されている
から、頭部に対する各方向からの衝撃に充分耐抗するこ
とができ、しかも内帽体9の空気圧により衝撃を緩和す
ることができる。こうして前記従来の折たたみヘルメッ
トのように不安定となるおそれがなく、安全度を高く保
持することができ、極めて効率的である。
頂面に位置させて帽体1を頭部に装着しあごひも13を
緊縛して、頭受け10を充分に頭部に定着させると、前
記したように内帽体9、頭受け10は共に固定外板2、
つば付き可動台板4A、5Aに止着されているから、帽
体1は頭部上面に安定し、遊動するおそれがなく、かつ
帽体1全体は内帽体9の空気圧により所定の展開状態に
保持されており、しかもその頂部、周面が特に固定外板
2およびつば付き可動外板4A、5Aで補強されている
から、頭部に対する各方向からの衝撃に充分耐抗するこ
とができ、しかも内帽体9の空気圧により衝撃を緩和す
ることができる。こうして前記従来の折たたみヘルメッ
トのように不安定となるおそれがなく、安全度を高く保
持することができ、極めて効率的である。
第1〜第4図は、この考案の実施例を示し、第1図は帽
体を展開した状態の側面断面図、第2図は使用状態にお
ける正面断面図、第3図は各部を分解的に示した斜面
図、第4図は折たたみ状態における側面断面図、第5図
は従来の装置の一例を現わす側面図である。 図中、1は帽体、2は固定外板、3は軸、4、5は可動
外板、4A、5Aはつば付き可動外板、6、7はストッ
パー、9は内帽体、10は頭受け、11は空気吹込口、
12は空気ボンベ、13はあごひも、16、17、18
は取付部分を示す。
体を展開した状態の側面断面図、第2図は使用状態にお
ける正面断面図、第3図は各部を分解的に示した斜面
図、第4図は折たたみ状態における側面断面図、第5図
は従来の装置の一例を現わす側面図である。 図中、1は帽体、2は固定外板、3は軸、4、5は可動
外板、4A、5Aはつば付き可動外板、6、7はストッ
パー、9は内帽体、10は頭受け、11は空気吹込口、
12は空気ボンベ、13はあごひも、16、17、18
は取付部分を示す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 実公 昭54−35783(JP,Y2) 実願 昭58−4873号(実開 昭59− 113324号の願書に添付した明細書及び図面 の内容を撮影したマイクロフィルム(J P,U)
Claims (1)
- 【請求項1】頭部頂面を左右方向に横切って両端を垂下
する1枚のやや広幅の円弧状板よりなる固定外板2、な
らびに端部をこの固定外板2の下端左右縁に軸着してそ
れぞれ前後に開閉する数個一組の円弧帯板よりなる可動
外板4…、5…と、さらに断面L状の板材よりなり、こ
れら可動外板の最前部および最後部のものに当るつば付
き可動外板4A、5Aからなる帽体1の内部に、適所に
空気吹込口11を有する軟質袋状の内帽体9、およびあ
ごひも13を有する鉢巻状の頭受け10を順次設け、か
つこれら内帽体9、頭受け10の周縁部を前記固定外板
2ならびにつば付き可動外板4A、5Aに各止着してな
る折たたみヘルメット。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1987137558U JPH0616889Y2 (ja) | 1987-09-10 | 1987-09-10 | 折たたみヘルメット |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1987137558U JPH0616889Y2 (ja) | 1987-09-10 | 1987-09-10 | 折たたみヘルメット |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6445727U JPS6445727U (ja) | 1989-03-20 |
JPH0616889Y2 true JPH0616889Y2 (ja) | 1994-05-02 |
Family
ID=31399088
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1987137558U Expired - Lifetime JPH0616889Y2 (ja) | 1987-09-10 | 1987-09-10 | 折たたみヘルメット |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0616889Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6755170B2 (ja) * | 2016-01-07 | 2020-09-16 | 博史 黒川 | 帽子 |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5435783U (ja) * | 1977-08-13 | 1979-03-08 | ||
JPS59113324U (ja) * | 1983-01-19 | 1984-07-31 | 神部 政郎 | 折畳空気袋ヘルメツト |
-
1987
- 1987-09-10 JP JP1987137558U patent/JPH0616889Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6445727U (ja) | 1989-03-20 |
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