JPH0616852B2 - Y−Ba−Co系複合酸化物触媒 - Google Patents
Y−Ba−Co系複合酸化物触媒Info
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- JPH0616852B2 JPH0616852B2 JP63096501A JP9650188A JPH0616852B2 JP H0616852 B2 JPH0616852 B2 JP H0616852B2 JP 63096501 A JP63096501 A JP 63096501A JP 9650188 A JP9650188 A JP 9650188A JP H0616852 B2 JPH0616852 B2 JP H0616852B2
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Landscapes
- Catalysts (AREA)
- Exhaust Gas Treatment By Means Of Catalyst (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 (技術分野) この発明は、Y−Ba−Co系複合酸化物触媒に関する
ものである。さらに詳しくは、この発明は、高温安定性
に優れ、廃ガス処理に有用なガス浄化用の高活性Y−B
a−Co系複合酸化物触媒に関するものである。
ものである。さらに詳しくは、この発明は、高温安定性
に優れ、廃ガス処理に有用なガス浄化用の高活性Y−B
a−Co系複合酸化物触媒に関するものである。
(背景技術と発明の目的) 従来よりCo酸化物は、種々の化学反応に対して高い触
媒活性を有し、実用触媒として有用であることが知られ
ている。たとえばその酸化物の1種であるCo3O4は
COの酸化反応やNOの分解反応においてPtやRh等
の貴金属を除く金属の酸化物の中では、最も高い活性を
有する触媒であることが知られてもいる。
媒活性を有し、実用触媒として有用であることが知られ
ている。たとえばその酸化物の1種であるCo3O4は
COの酸化反応やNOの分解反応においてPtやRh等
の貴金属を除く金属の酸化物の中では、最も高い活性を
有する触媒であることが知られてもいる。
このCo3O4は、実用上も極めて注目される触媒であ
るが、その高い反応活性がCo3O4中のCo3+の存在
によるものであることが明らかになる一方で、Co3O
4中のCo3+は安定なものではなく、高温での還元雰囲
気中では、Co2+への還元が容易に起こり、急速に活性
を失う傾向にあることが問題として明らかになってきて
いる。この欠点を解消し、Co3+の活性の高いことを生
かすために、ABO3の組成からなるペロブスカイト型
複合酸化物のAサイトの一部を低価数の金属元素で置換
し、Co3+の安定性を高めることが、これまでに考えら
れてきている。
るが、その高い反応活性がCo3O4中のCo3+の存在
によるものであることが明らかになる一方で、Co3O
4中のCo3+は安定なものではなく、高温での還元雰囲
気中では、Co2+への還元が容易に起こり、急速に活性
を失う傾向にあることが問題として明らかになってきて
いる。この欠点を解消し、Co3+の活性の高いことを生
かすために、ABO3の組成からなるペロブスカイト型
複合酸化物のAサイトの一部を低価数の金属元素で置換
し、Co3+の安定性を高めることが、これまでに考えら
れてきている。
たとえば、La1-xSrxCoO3(0≦x≦1、xは
固溶の度合いにより決まる値を示す)の組成からなるペ
ロブスカイト型のCo含有複合酸化物は、NOの分解反
応等において高活性で安定であることが確認されてい
る。たとえば、このLa−Sr−Co系の複合酸化物か
らなるガス浄化用触媒としては、特開昭58−6734
3号公報、特開昭48−28391号公報および特開昭
48−27988号公報記載のものが知られている。
固溶の度合いにより決まる値を示す)の組成からなるペ
ロブスカイト型のCo含有複合酸化物は、NOの分解反
応等において高活性で安定であることが確認されてい
る。たとえば、このLa−Sr−Co系の複合酸化物か
らなるガス浄化用触媒としては、特開昭58−6734
3号公報、特開昭48−28391号公報および特開昭
48−27988号公報記載のものが知られている。
しかしながら、このLa1-xSrxCoO3中のCo3+
は、全Co含有量のわずか20〜30%にしかすぎず、
この点において、実用に際して十分な触媒とは言い難い
のが実情である。このため、ガス浄化用触媒としてはそ
の活性において満足できるものではなく、しかも、触媒
寿命も実用的に十分なものではなかった。このような事
情を踏まえて、この発明の発明者らは、Co3+の触媒活
性の大きさに注目し、Co3+を安定させることにより、
より活性の高い触媒の実現について検討を重ねてきた。
その結果、Y−Ba−Coを構成元素とするY−Ba−
Co系複合酸化物が高い活性を有し、しかも高温安定性
にも優れていることを見出した。
は、全Co含有量のわずか20〜30%にしかすぎず、
この点において、実用に際して十分な触媒とは言い難い
のが実情である。このため、ガス浄化用触媒としてはそ
の活性において満足できるものではなく、しかも、触媒
寿命も実用的に十分なものではなかった。このような事
情を踏まえて、この発明の発明者らは、Co3+の触媒活
性の大きさに注目し、Co3+を安定させることにより、
より活性の高い触媒の実現について検討を重ねてきた。
その結果、Y−Ba−Coを構成元素とするY−Ba−
Co系複合酸化物が高い活性を有し、しかも高温安定性
にも優れていることを見出した。
だが、高い活性と高温安定性に優れていることが明らか
になったY−Ba−Co系複合酸化物触媒ではあるが、
実用的な取扱いの面においては担体成分に担持させるこ
とが望ましいことから、担体と複合一体化することによ
って、高い活性を失なわずにより高活性を示し、しか
も、低い温度においても高い活性を安定に保ち、触媒の
寿命も良好なガス浄化用触媒とすることが求められてい
た。
になったY−Ba−Co系複合酸化物触媒ではあるが、
実用的な取扱いの面においては担体成分に担持させるこ
とが望ましいことから、担体と複合一体化することによ
って、高い活性を失なわずにより高活性を示し、しか
も、低い温度においても高い活性を安定に保ち、触媒の
寿命も良好なガス浄化用触媒とすることが求められてい
た。
以上の経緯を踏まえて、この発明は、高温安定性に優れ
ているとともに、従来のLa1-xSrxCoO3等の酸
素欠損型ペロブスカイト複合酸化物の欠点を改善し、よ
り低い温度でも高い活性を有し、かつ、安定性に優れた
新しいガス浄化用のY−Ba−Co系複合酸化物触媒を
提供することを目的としている。
ているとともに、従来のLa1-xSrxCoO3等の酸
素欠損型ペロブスカイト複合酸化物の欠点を改善し、よ
り低い温度でも高い活性を有し、かつ、安定性に優れた
新しいガス浄化用のY−Ba−Co系複合酸化物触媒を
提供することを目的としている。
(発明の開示) この発明は、上記の目的を実現するものとして、ガス浄
化用触媒であって、担体としてのY2O3に複合一体化
されてなる活性成分がYBa2Co3Oy複合酸化物
(yは、酸素モル比)からなることを特徴とするY−B
a−Co系複合酸化物触媒を提供するものである。
化用触媒であって、担体としてのY2O3に複合一体化
されてなる活性成分がYBa2Co3Oy複合酸化物
(yは、酸素モル比)からなることを特徴とするY−B
a−Co系複合酸化物触媒を提供するものである。
すなわち、この発明のガス浄化用触媒は、上記の通りの
特定の担体成分に複合一体化されたYBa2Co3Oy
(yは酸素モル比であって、一般的には6〜7の数を示
す)が活性成分として作用する極めて選択的な構成から
なるものであって、これまでの公知技術からは、全く着
想することも、予期することもできなかったものであ
る。
特定の担体成分に複合一体化されたYBa2Co3Oy
(yは酸素モル比であって、一般的には6〜7の数を示
す)が活性成分として作用する極めて選択的な構成から
なるものであって、これまでの公知技術からは、全く着
想することも、予期することもできなかったものであ
る。
また、この触媒については、担体のY2O3の比表面積
は5m2/g以上とするのが好ましく、複合酸化物の総体
としての、すなわち、活性成分であるYBa2Co3O
yを含めた複合酸化物の全体としては、酸化物として考
慮する場合には、好ましい態様としては、Co:(Y+
Ba)のモル比を0.1:1〜1:1、Y:Baのモル
比を0.1:1〜1:1の範囲で含むことを特徴として
いる。
は5m2/g以上とするのが好ましく、複合酸化物の総体
としての、すなわち、活性成分であるYBa2Co3O
yを含めた複合酸化物の全体としては、酸化物として考
慮する場合には、好ましい態様としては、Co:(Y+
Ba)のモル比を0.1:1〜1:1、Y:Baのモル
比を0.1:1〜1:1の範囲で含むことを特徴として
いる。
このY−Ba−Co系複合酸化物を構成する元素のうち
のBaは2価のの金属ではあるが、イオン半径が大きい
ためにペロブスカイト化合物を作り易い。たとえば酸素
欠損型ペロブスカイト複合酸化物であるBaCoO3−
δ(δは、酸素の欠損の度合いを示す。)は、常温で安
定に存在し、多量のCo3+を含有している。ところが、
高温においては酸素の欠損が進み、これに伴ってペロブ
スカイト構造が壊れる。その結果として、Co3+のCo
2+への還元が起こり易くなる。
のBaは2価のの金属ではあるが、イオン半径が大きい
ためにペロブスカイト化合物を作り易い。たとえば酸素
欠損型ペロブスカイト複合酸化物であるBaCoO3−
δ(δは、酸素の欠損の度合いを示す。)は、常温で安
定に存在し、多量のCo3+を含有している。ところが、
高温においては酸素の欠損が進み、これに伴ってペロブ
スカイト構造が壊れる。その結果として、Co3+のCo
2+への還元が起こり易くなる。
Yを加えることによりペロブスカイト構造は変質するも
のの、Co3+は安定化され、Coの周囲に酸素が八面体
配位し、ペロブスカイト構造と類似の構造を形成するこ
とができる。
のの、Co3+は安定化され、Coの周囲に酸素が八面体
配位し、ペロブスカイト構造と類似の構造を形成するこ
とができる。
このような特徴を有するYの添加については、その割合
を前記の通り、Co:(Y+Ba)のモル比を0.5:
1〜1:1の範囲で、かつ、Y:Baのモル比を0.
1:1〜1:1の範囲とすることが最適である。
を前記の通り、Co:(Y+Ba)のモル比を0.5:
1〜1:1の範囲で、かつ、Y:Baのモル比を0.
1:1〜1:1の範囲とすることが最適である。
この範囲の外では、触媒活性が低下する。その理由とし
ては、推定ではあるがCoO,Y2O3ならびにBaO
[Ba(OH)2]等の不活性な部分が出現するためと
考えられる。
ては、推定ではあるがCoO,Y2O3ならびにBaO
[Ba(OH)2]等の不活性な部分が出現するためと
考えられる。
この発明のガス浄化用触媒は、好適には前記の通りの比
表面積5m2/g以上のY2O3担体に担持するが、この
場合の担持方法、焼成方法等については、従来公知の浸
漬法等を適宜に採用することができる。
表面積5m2/g以上のY2O3担体に担持するが、この
場合の担持方法、焼成方法等については、従来公知の浸
漬法等を適宜に採用することができる。
また、この発明においては、担持する際に、担体物質に
この発明の触媒を構成する構成元素を固溶させ、高比表
面積を持つ触媒を生成させる方法も可能である。この一
例としては、高表面積であるY2O3上にBa塩ならび
にCo塩を担持し、大気中で焼成し、担体物質であるY
2O3にBaならびにCoを適度に固溶させ、Y−Ba
−Co系複合酸化物を表面に担持させる方法を例示する
ことができる。もちろん、これらの方法に限定されるも
のではなく、様々な担体物質ならびに担持方法を採用す
ることができる。また、Yの一部を他の元素によって置
換してもよいし、Y−Ba−Coに加えて他の元素を適
宜に含有させることもできる。たとえばLa,Ho等の
他の希土類元素あるいはBiなどを添加してもよい。
この発明の触媒を構成する構成元素を固溶させ、高比表
面積を持つ触媒を生成させる方法も可能である。この一
例としては、高表面積であるY2O3上にBa塩ならび
にCo塩を担持し、大気中で焼成し、担体物質であるY
2O3にBaならびにCoを適度に固溶させ、Y−Ba
−Co系複合酸化物を表面に担持させる方法を例示する
ことができる。もちろん、これらの方法に限定されるも
のではなく、様々な担体物質ならびに担持方法を採用す
ることができる。また、Yの一部を他の元素によって置
換してもよいし、Y−Ba−Coに加えて他の元素を適
宜に含有させることもできる。たとえばLa,Ho等の
他の希土類元素あるいはBiなどを添加してもよい。
以上の通りの特徴を有するこの発明の高活性、高安定性
なY−Ba−Co系複合酸化物触媒は、廃ガス処理に有
用に用いることができる。
なY−Ba−Co系複合酸化物触媒は、廃ガス処理に有
用に用いることができる。
以下、この発明の実施例を示し、さらに詳しくこの発明
について説明をする。もちろん、この発明は、以下の実
施例によって限定されるものではない。
について説明をする。もちろん、この発明は、以下の実
施例によって限定されるものではない。
実施例1〜4 酸化イットリウムを担体としてY−Ba−Co複合酸化
物触媒を以下の方法で5重量%担持して触媒とした。
物触媒を以下の方法で5重量%担持して触媒とした。
すなわち、ナフテン酸バリウムとナフテン酸コバルトを
2:3の割合で含む混合石油ベンジン溶液に酸化イット
リウム粉末(表面積20m2/g)を懸濁させ、ロータリ
ーエバポレーターを用いて蒸発乾固する。得られた粉末
を110℃で12時間乾燥後、850℃で16時間焼成
し、モル比でY:Ba:Co=95:2:3の粉末を製
造した。この粉末では、酸化イットリウムの担体表面上
に、Y−Ba−Co複合酸化物が担持されている。この
触媒の比表面積は12m2/gであった。得られた触媒を
石英管に充填し、Heで希釈したNOガスを流通させて
NOの分解反応を行った。
2:3の割合で含む混合石油ベンジン溶液に酸化イット
リウム粉末(表面積20m2/g)を懸濁させ、ロータリ
ーエバポレーターを用いて蒸発乾固する。得られた粉末
を110℃で12時間乾燥後、850℃で16時間焼成
し、モル比でY:Ba:Co=95:2:3の粉末を製
造した。この粉末では、酸化イットリウムの担体表面上
に、Y−Ba−Co複合酸化物が担持されている。この
触媒の比表面積は12m2/gであった。得られた触媒を
石英管に充填し、Heで希釈したNOガスを流通させて
NOの分解反応を行った。
反応温度は600〜800℃とし、空間速度(SV)
は、1500hr-1(3%NO/Heガス)とした。ま
た、触媒の使用量は2gとした。
は、1500hr-1(3%NO/Heガス)とした。ま
た、触媒の使用量は2gとした。
反応生成ガスは、ガスクロマトグラフィーにより分析し
た。なお、触媒の活性評価は、定常的な活性評価とする
ため、反応開始後10時間以上経過した後に行った。
た。なお、触媒の活性評価は、定常的な活性評価とする
ため、反応開始後10時間以上経過した後に行った。
NOの分解率は表1に示した通りであった。
また、以上の実施例1と同様にして各種の比表面積の触
媒を用いてNOの分解反応を行った。その結果も表1に
示した。
媒を用いてNOの分解反応を行った。その結果も表1に
示した。
比較例1〜6 実施例1〜4との比較のために、各種の、たとえば市販
のCo3O4、0.5重量%Pt/Al2O3等の各触
媒についても同様にしてNO分解反応を行い、その活性
を評価した。この結果も、表1に示した。
のCo3O4、0.5重量%Pt/Al2O3等の各触
媒についても同様にしてNO分解反応を行い、その活性
を評価した。この結果も、表1に示した。
表1から明らかなように、この発明の触媒は、600℃
〜700℃の低温域においても、800℃の高温域にお
いても極めて高いNO分解率を示している。担体に担持
することにより大きな比表面積が得られ、実施例1〜4
に示されているようにより高い活性を示すことが明らか
である。
〜700℃の低温域においても、800℃の高温域にお
いても極めて高いNO分解率を示している。担体に担持
することにより大きな比表面積が得られ、実施例1〜4
に示されているようにより高い活性を示すことが明らか
である。
さらに、この発明の触媒の寿命試験を行ったところ、反
応開始後50時間以上経過しても活性の低下が見られな
かった。
応開始後50時間以上経過しても活性の低下が見られな
かった。
以上の結果から、この発明のY−Ba−Co系複合酸化
物触媒は廃ガスの分解反応において極めて有効な高活性
触媒であり、その寿命にも優れていることが明らかであ
る。
物触媒は廃ガスの分解反応において極めて有効な高活性
触媒であり、その寿命にも優れていることが明らかであ
る。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭58−67343(JP,A) 特開 昭48−28391(JP,A) 特開 昭48−27988(JP,A) 特開 平1−245851(JP,A)
Claims (2)
- 【請求項1】ガス浄化用触媒であって、担体としてのY
2O3に複合一体化されてなる活性成分がYBa2Co
3Oy複合酸化物からなることを特徴とするY−Ba−
Co系複合酸化物触媒。 - 【請求項2】担体Y2O3の比表面積が5m2/g以上で
ある請求項1の触媒。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63096501A JPH0616852B2 (ja) | 1988-04-19 | 1988-04-19 | Y−Ba−Co系複合酸化物触媒 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63096501A JPH0616852B2 (ja) | 1988-04-19 | 1988-04-19 | Y−Ba−Co系複合酸化物触媒 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH01266851A JPH01266851A (ja) | 1989-10-24 |
JPH0616852B2 true JPH0616852B2 (ja) | 1994-03-09 |
Family
ID=14166853
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP63096501A Expired - Lifetime JPH0616852B2 (ja) | 1988-04-19 | 1988-04-19 | Y−Ba−Co系複合酸化物触媒 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0616852B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5968462A (en) * | 1994-02-04 | 1999-10-19 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha | Process for purifying exhaust gases |
EP0666102B1 (en) * | 1994-02-04 | 2001-11-07 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha | Process for producing an exhaust gas purification catalyst |
US5789339A (en) * | 1995-06-07 | 1998-08-04 | W. R. Grace & Co.-Conn. | Catalyst for oxidizing oxygen-containing organic compounds in waste gas |
Family Cites Families (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4827988A (ja) * | 1971-08-12 | 1973-04-13 | ||
JPS4828391A (ja) * | 1971-08-19 | 1973-04-14 | ||
JPS5867343A (ja) * | 1981-10-16 | 1983-04-21 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | ガス浄化用触媒体 |
JPH01104345A (ja) * | 1987-10-15 | 1989-04-21 | Res Dev Corp Of Japan | 酸素欠陥型ペロブスカイト触媒 |
JPH0616851B2 (ja) * | 1988-03-25 | 1994-03-09 | 新技術事業団 | 酸素欠陥型ペロブスカイト触媒 |
-
1988
- 1988-04-19 JP JP63096501A patent/JPH0616852B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
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JPH01266851A (ja) | 1989-10-24 |
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