JPH01266851A - Y−Ba−Co系複合酸化物触媒 - Google Patents

Y−Ba−Co系複合酸化物触媒

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JPH01266851A
JPH01266851A JP63096501A JP9650188A JPH01266851A JP H01266851 A JPH01266851 A JP H01266851A JP 63096501 A JP63096501 A JP 63096501A JP 9650188 A JP9650188 A JP 9650188A JP H01266851 A JPH01266851 A JP H01266851A
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composite oxide
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Susumu Miyama
晋 深山
Hiromichi Shimada
島田 広道
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (技術分野) この発明は、Y−Ba−Co系複合酸化物触媒に関する
ものである。さらに詳しくは、この発明は、高温安定性
に優れ、廃ガス処理等に有用な高活性Y−Ba−Co系
複合酸化物触媒に関するものである。
(背景技術と発明の目的) 従来よりCo酸化物は、種々の化学反応に対して高い触
媒活性を有し、実用触媒として有用であることが知られ
ている。たとえばその酸化物の1種であるCo3O4は
COの酸化反応やNOの分解反応においてptやRh等
の貴金属を除く金属の酸化物の中では、最も高い活性を
有する触媒であることが知られてもいる。
このCo3O4は、実用上も極めて注目される触媒であ
るが、その高い反応活性がCo3O4中のCo ”(Q
存在によるものであることが明らかに3十 なる一方で、CO3O4中のCOは安定なものではなく
、高温での還元雰囲気中では、Co2”への還元が容易
に起こり、急速に活性を失う傾向にあることが問題とし
て明らかになってきている。
この欠点を解消し、Co34の活性の高いことを生かす
ために、ABO3の組成からなるペロブスカイト型複合
酸化物のAサイトの一部を低価数の金属元素で置換し、
Co ”(1)安定性を高めることが、これまでに考え
られてきている。
たとえば、La   Sr  CoO3(0≦X≦1−
x   x 1、Xは固溶の度合いにより決まる値を示す)の組成か
らなるペロブスカイト型のCO含有複合酸1ヒ物は、N
oの分解反応等において高活性で安定であることか確認
されている。
しかしながら、このL a   S r  Co O3
中1−x     x のCo34は、全Co含有量のわずか20〜30%にし
かすぎず、この点において、実用に際して十分な触媒と
は言い難いのが実状である。このような事情を踏まえて
、この発明の発明者らは、3十 Co  の触媒活性の大きさに注目し、Co3”を安定
さぜることにより、より活性の高い触媒の実現について
検討を重ねてきた。その結果、Y−Ba−Coを構成元
素とするY−Ba−Co系複合酸1ヒ物が高い活性を有
し、しかも高温安定性にも優れていることを見出した。
また、このY−Ba−Co系複合酸化物触媒は担体に担
持させることにより、より比表面積を大きくすることか
可能で、高温安定性に陸れ、しかもより低い温度での高
い活性を保持することができるものであることも明らか
になった。
以上の経緯を踏まえて、この発明は、高温安定性に優れ
ているとともに、従来のLa   5r1−x   x CoO3等の酸素欠損型へロブスカイト複合酸化物の欠
点を改善し、より低い温度でも高い活性を有し、かつ、
安定性に優れた新しいY−Ba−CO系複合酸(ヒ物触
媒を提供することを目的としている。
(発明の開示) この発明のY  Ba  Co、¥−複合酸1ヒ物触媒
は、上記の目的を実現するために、Co:(Y+Ba)
のモル比を0.1: 1〜1 :1、Y: Baのモル
比を0.1:1〜1:1の範囲で含むことを特徴として
いる。
このY−Ba−Co系複合酸化物を構成する元素のうち
のBaは2価の金属ではあるが、イオン半径か大きいた
めにペロブスカイト化合物を作り易い。たとえば酸素欠
損型へロブスカイト複合酸化物であるBaCo0   
(δは、酸素の欠損の3−δ 度合いを示す。)は、常温で安定に存在し、多量のCo
3+を含有している。ところが、高温においては酸素の
欠損が進み、これに伴ってペロブスカイト構造が壊れる
。その結果として、Co ”(1)Co””への還元が
起こり易くなる。
Yを加えることによりペロブスカイト構造は変質するも
のの、Co3+は安定化され、Coの周囲に酸素が八面
体配位し、ペロブスカイト構造と類似の構造を形成する
ことができる。
このような特徴を有するYの添加については、その割合
を萌記の通り、Co:(¥+Ba)のモル比を0.5:
1〜1:1の範囲で、がっ、Y:Baのモル比を0.1
+1〜1:1の範囲とすることが最適である。
この範囲の外では、触媒活性が低下する。その理由とし
ては、推定ではあるがCo09¥203ならびにB a
o [B a (OH) 2 ]等の不活性な部分が出
現するためと考えられる。
この発明のY−Ba−Co系複合酸化物触媒は、従来公
知の共沈法、浸漬法等によって製造することができる。
たとえばシュウ酸を用いた共沈法等を用いると比表面積
1〜5 rd / を程度の触媒を得ることができ、実
用に供することができる。さらに高活性の触媒を得るた
めには、この発明の複合酸化物を担体に担持することが
有利である。その際の担体物質としては、たとえば5r
rr/g以、Lの表面積があり、かつ、−殻内に触媒を
担持する際に反応しないものを好ましく用いることがで
きる。
担体物質としては、たとえばS r T’ 103゜B
aTiO3,またはCoAj204等の複合酸(ヒ物を
好適なものとして例示することができる。
これらは、例えば、アルコA−シト法、シュウ酸塩法等
によって適切な温度で焼成することができる。
また、この発明においては、担持する際に、担体物質に
この発明の触媒を構成する構成元素を固溶させ、高比表
面積を持つ触媒を生成させる方法も可能である。その−
例としては、高表面積であるY2O3上にBa塩ならび
にCO塩を担持し、大気中で焼成し、担体物質であるY
2O3にBaならびにCoを適度に固溶させ、Y−Ba
−Co系複合酸化物を表面に担持させる方法を例示する
ことができる。もちろん、これらの方法に限定されるも
のではなく、様々な担体物質ならびに担持方法を採用す
ることができる。また、Yの一部を他の元素によって置
換してもよいし、Y−Ba−COに加えて他の元素を適
宜に含有させることもできる。たとえばLa、Ho等の
他の希土類元素あるいはBiなどを添加してもよい。
以上の通りの特徴を有するこの発明の高活性、高安定性
なY−Ba−Co系複合酸化物触媒は、炭化水素の酸化
反応や有機合成反応、あるいは廃ガス処理等に有効に用
いることができる。
以下、この発明の実施例を示し、さらに詳しくこの発明
について説明をする。もちろん、この発明は、以下の実
施例によって限定されるものではない。
実施例 I Y:Ba:Coがモル比で1:2+3で含まれる複合酸
化物を以下の方法で製造し触媒とした。
硝酸イツトリウム、硝酸バリウム、硝酸コバルトをモル
比で1:2:3の割合で含む混合水溶液にシュウ酸水溶
液を滴下し、p H= 1〜2の領域で混合シュウ酸塩
沈澱を得る。得られた沈澱を110°Cで12時間乾燥
後、850°Cで16時間焼成した。
この触媒粉末を石英管に充填し、He″′C″′C″希
釈ガスを流通させてNOの分解反応を行った。
反応速度は600〜800℃とし、空間速度(SV)は
、1500hr”(3%N O/ Heガス)とした。
触媒の使用量は2.5gとした。
反応生成ガスは、ガスクロマトグラフィーにより分析し
た。なお、触媒の活性評価は定常的な活性評価とするた
めに、反応開始後10時間以上経過した後に行った。N
Oの分解率は、 反応温度(”C)    No分解率(%)600  
     47.0 700       69.0 800       88.5 であり、600°C〜700℃の低温域においても、ま
た、800°Cの高温域においても窩い活性を示してい
ることが明らかになった。
この活性は、後述の比較例に比べて極めて高いものであ
る。
実施例 2 COAN204 (スピネル型酸化物)を担体としてY
−Ba−Co系複合酸化物触媒を以下の方法で5重量%
担持して触媒とした。
酢酸イツトリウム、酢酸バリウム、酢酸コバルトをモル
比で1+2:3の割合で含む混合水溶液にCoAJ 2
04担体く表面積10rr?/+r)を懸濁させ、ロー
タリーエバポレーターを用いて蒸発乾固する。得られた
粉末を110℃で12時間乾燥後、850°Cで16時
間焼成し、担持率が5重量%のY−Ba−Co系触媒を
製造した。この触媒の比表面積は8.2rd/zである
。またNOの分解反応を実施例1と同様に行った。この
結果は、表1に示す通りである。
実施例3 酸化イツトリウムを担体としてY−Ba−Co複合酸化
物触媒を以下の方法で5重量%担持して触媒とした。
ナフテン酸バリウムとナフテン酸コバルトを2二3の割
合で含む混合石油ベンジン溶液に酸(ヒイットリウム粉
末(表面積20rrr/g)を懸濁させ、ロータリーエ
バポレーターを用いて蒸発乾固する。得られた粉末を1
10°Cで12時間乾燥後、850℃で16時間焼成し
、モル比でY : B a :Co=95 : 2 :
 3の粉末を製造した。この粉末では、酸化イツトリウ
ムの担体表面上に、Y−Ba−Co複合酸化物が担持さ
れている。この触媒の比表面積は12イ/gである。ま
た、NO分解反応を実施例1.2と同様に行い、その結
果を表1に示す。
表   1 比較例1〜2 実施例1〜3の比鮫のために、市販の Co  0  、 0.5重量%Pt/、l 203の
各触姪についても同様にしてNo分解反応を行い、その
活性を評価した。この結果も、表1に示す通りである。
この表1から明らかなように、この発明の触媒は、60
0’C〜700℃の低i品域においいても、800℃の
高温域においてら極めて高いNo分解率を示している。
また、担体に担持することにより大きな比表面積が得ら
れ、実施例1〜3に表れているようにより高い活性を示
すことが明らかである。
さらに、この発明の発明者らは、この発明の触媒の寿命
試験を行った。その結果、反応開始後50時間以」二経
過しても活性の低下が見られなかった。
以上の結果から、この発明のY−Ba−Co系複合酸化
物触媒は上記の廃ガスの分解反応をはじめ、炭化水素の
酸化反応、有機合成反応等において極めて有効な高活性
触媒であり、その寿命にも優れていることが明らかであ
る。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)Y、BaおよびCoを含有してなることを特徴と
    するY−Ba−Co系複合酸化物触 媒。
  2. (2)Co:(Y+Ba)のモル比を0.5:1〜1:
    1、Y:Baのモル比を0.1:1〜1:1の範囲とし
    てなる請求項(1)記載のY−Ba−Co系複合酸化物
    触媒。
  3. (3)Y−Ba−Co系複合酸化物を5m^2/g以上
    の比表面積を持つ担体に担持させることを特徴とする請
    求項(1)記載のY−Ba−Co系複合酸化物触媒の製
    造方法。
  4. (4)SrTiO_3、BaTiO_3、 CoAl_2O_4、またはY_2O_3を担体とする
    請求項(1)または(2)記載のY−Ba−Co系複合
    酸化物触媒。
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