JPH0616817A - 接着性吸水性樹脂粒子 - Google Patents

接着性吸水性樹脂粒子

Info

Publication number
JPH0616817A
JPH0616817A JP4173316A JP17331692A JPH0616817A JP H0616817 A JPH0616817 A JP H0616817A JP 4173316 A JP4173316 A JP 4173316A JP 17331692 A JP17331692 A JP 17331692A JP H0616817 A JPH0616817 A JP H0616817A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
water
resin particles
absorbent resin
adhesive
absorbing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP4173316A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2807126B2 (ja
Inventor
Yoshifumi Nakahara
良史 中原
Yukio Hama
幸男 浜
Masunori Ozaki
益教 尾崎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sekisui Kasei Co Ltd
Original Assignee
Sekisui Plastics Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sekisui Plastics Co Ltd filed Critical Sekisui Plastics Co Ltd
Priority to JP4173316A priority Critical patent/JP2807126B2/ja
Publication of JPH0616817A publication Critical patent/JPH0616817A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2807126B2 publication Critical patent/JP2807126B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Laminated Bodies (AREA)
  • Absorbent Articles And Supports Therefor (AREA)
  • Coating Of Shaped Articles Made Of Macromolecular Substances (AREA)
  • Processes Of Treating Macromolecular Substances (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【構成】 吸水性樹脂粒子1の表面に、ポリビニールア
ルコールを含む接着層2を備え、含水率が7〜25重量
%である接着性吸水性樹脂粒子3。 【効果】 吸水性を殆ど阻害することなく接着性を備え
ることができ、従来のように溶媒で希釈されたバインダ
ーを噴霧、もしくは塗布した後、加熱乾燥して吸水性樹
脂粒子を各シート間に固定した吸水シートと比べて、バ
インダーにより吸水シート製造機を汚染したり、その周
囲を汚染することがなく、また、乾燥する手間や工程も
省けて、吸水シートの製造工程や製造時間の短縮化を図
ることができて便利である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば、オムツ等の生
理用品の製造に好適に使用できる接着性吸水性樹脂粒子
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、使い捨てオムツ等には吸水性
樹脂粒子が通水性を備える不織布や紙等のシート間に内
蔵された吸水シートが使用されている。ところが、上記
吸水シートでは、吸水性樹脂粒子が各シート間で移動す
るために偏って、その機能を充分に発揮しないという問
題を生じていた。
【0003】そこで、そのような問題を回避するため
に、吸水性樹脂粒子を内蔵する各シートの内側に溶媒に
より希釈したバインダーを噴霧、あるいは塗布して、各
シート間に吸水性樹脂粒子を固定した吸水シートが知ら
れている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記従来の
構成では、上記バインダーを噴霧、あるいは塗布したシ
ート間に吸水性樹脂粒子を挟んだ後、接着するために溶
媒を加熱等により揮散させる乾燥工程を必要としてお
り、製造に手間取るという問題、さらに、溶媒で希釈し
たバインダーが飛散して吸水シート製造機やその周囲を
汚すという問題を生じている。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の接着性吸水性樹
脂粒子は、以上の課題を解決するために、吸水性樹脂粒
子の表面にポリビニルアルコールを含む接着層を備え、
含水率が7〜25重量%であることを特徴としている。
【0006】上記の吸水性樹脂粒子としては、特に限定
されないが、例えばデンプン−アクリル酸塩のグラフト
共重合体、カルボキシメチルセルロース架橋体、ビニル
アルコール−アルコール酸塩共重合体、ポリアクリロニ
トリル加水分解物、(メタ)アクリル酸−(メタ)アク
リル酸塩共重合体架橋物、変性ポリビニルアルコール、
アクリル酸重合体、アクリル酸アクリルアミド共重合
体、イソブチレン無水マレイン酸共重合体等が挙げられ
る。なお、これら各重合体は、2種以上混合して用いる
ことも可能である。
【0007】このような各重合体の内、特に好ましく
は、(メタ)アクリル酸−(メタ)アクリル酸塩共重合
体架橋物であり、そのような(メタ)アクリル酸−(メ
タ)アクリル酸塩共重合体架橋物は、アクリル酸、メタ
アクリル酸、およびそれらのアルカリ金属塩からなる群
から少なくとも1種選択されて重合されたアクリル酸
(塩)系重合体を一部架橋したものである。
【0008】アルカリ金属塩とは、アクリル酸および/
またはメタアクリル酸のカルボキシル基を、例えば水酸
化ナトリウム、水酸化カリウム、水酸化リチウム等のア
ルカリ金属水酸化物で中和させて得られた塩のことであ
る。
【0009】このような樹脂からなる吸水性樹脂粒子の
粒度は、用途等に応じて適宜変更可能であるが、5〜50
0 メッシュ、好ましくは10〜200 メッシュの粒径を有す
る物が望ましい。上記のポリビニルアルコールは、その
重合度および鹸化度について特に限定されない。
【0010】上記含水率は、7〜25重量%に設定するの
が好ましく、さらに好ましくは10〜18重量%に設定され
る。上記含水率は、7重量%未満では接着性の効果が劣
化し、一方、25重量%を越えると、吸水能に悪影響を及
ぼすと共に各接着性吸水性樹脂粒子間の接着が顕著に生
じ、例えば、接着性吸水性樹脂粒子を一時的に溜めるホ
ッパー内で接着性吸水性樹脂粒子によるブリッジ等が発
生してホッパーの排出口上に空洞ができ、ホッパー内か
ら接着性吸水性樹脂粒子を容易に安定に落下供給するこ
とが困難となる。
【0011】
【作用】上記の構成によれば、吸水性樹脂粒子の表面に
ポリビニルアルコールを含む接着層を備えており、上記
の接着層が親水性を有するので、体液等の液体を迅速に
各接着性吸水性樹脂粒子間に進入させることが可能とな
り、かつ、上記の接着層を通して水を吸水性樹脂粒子内
に吸水できる。また、上記の接着層が柔軟性を備えるか
ら、吸水した吸水性樹脂粒子の膨潤を阻害することがな
く上記吸水性樹脂粒子に接着性を付与することができ
る。
【0012】これにより、例えば、吸水シートの製造の
際には、少なくとも一方が透水性の各シート間に上記の
接着性吸水性樹脂粒子を挟んで、各シートを厚さ方向に
加圧すればよい。したがって、上記構成は、従来のよう
に吸水性樹脂粒子を接着するために溶媒で希釈したバイ
ンダーを、例えば吸水性樹脂粒子を挟むシート間に塗布
した後、上記の溶媒を加熱により揮散させて接着性を付
与するという乾燥工程を省くことができる。
【0013】この結果、上記構成は、例えば吸水性樹脂
粒子を内蔵する吸水シートの製造に際して、各吸水シー
ト毎の乾燥工程を省くことができて、製造時間の短縮化
を図ることができ、さらに、乾燥工程による寸法安定性
の劣化も低減でき、その上、従来のようなバインダーの
使用による吸水シート製造機やその周囲の汚染も回避で
きる。
【0014】
【実施例】本発明の一実施例を実施例1として説明すれ
ば、以下の通りである。 〔実施例1〕接着性吸水性樹脂粒子では、図1に示すよ
うに、アクリル酸−アクリル酸塩共重合体架橋物等の吸
水性樹脂粒子1の表面に、ポリビニールアルコールから
なる接着層2が形成されている。その上、このような接
着性吸水性樹脂粒子は含水率を約15重量%となるように
調製されている。
【0015】次に、上記の接着性吸水性樹脂粒子につい
て、その製造方法を通してさらに詳しく説明する。ま
ず、上記の吸水性樹脂粒子1の製造方法について説明す
ると、上記のような吸水性樹脂粒子1は、アクリル酸−
アクリル酸塩共重合体架橋物からなる吸水性樹脂を粉砕
して所定粒度とした一次処理品の表面を再架橋したもの
である。
【0016】そこで、まず、上記の一次処理品の製造方
法について説明すると、80%アクリル酸水溶液75.0重量
部、48.6%水酸化ナトリウム水溶液54.9重量部、脱イオ
ン水56.1重量部を混合し、中和度80%のモノマー水溶液
を調製した。
【0017】次に、得られたモノマー水溶液1023gに1
%N,N'−メチレンビスアクリルアミド水溶液9gを添加
した後、窒素ガスにて溶存酸素を置換する。続いて、1
%過硫酸カリウム33g、1%ピロ亜硫酸カリウム40g、
および0.04%グリオキザール水溶液25gを順次15秒かけ
て投入混合した。なお、上記の0.04%グリオキザール水
溶液は、グリオキザール(40%水溶液、日本合成化学社
製)を水で100 倍に希釈したものである。
【0018】その後、得られた混合液を縦15cm、横20c
m、高さ4cmの箱型容器(SUS製、内面テフロン加
工)に注入し、温度35℃のウォーターバスを用いて重合
し、含水ゲルを得た。得られた含水ゲルをドラムドライ
アで乾燥してフレーク状とし、そのフレーク状の含水ゲ
ルをピンミルで粉砕することにより、アクリル酸−アク
リル酸塩共重合体架橋物からなる平均粒径42メッシュの
高い吸水能を有する一次処理品を得た。
【0019】次に、上記一次処理品の表面に再架橋を施
す二次処理と接着層の形成とを同時に行うために、後述
する処理液を用いた。まず、その処理液の調製は、水40
gに、分散剤としてのジエチレングリコールモノエチル
エーテル4g、架橋剤としてのエチレングリコールジグ
リシジルエーテル0.05g、接着剤としてのポリビニール
アルコール(ポバールUP−180 、ユニチカ製)2gを
混合溶解した。
【0020】次に、容量1リットルの小型攪拌機に前述
の吸水性樹脂粒子 100gを投入して攪拌しながら、上記
処理液の全量を上記吸水性樹脂粒子に徐々に噴霧した
後、さらに2分間攪拌して表面の再架橋を行って二次処
理し、続いて、後述する含水率の測定方法にしたがって
含水率が約15%になるように乾燥機にて乾燥して、吸水
性樹脂粒子1の表面に接着層2を備える接着性吸水性樹
脂粒子3を得た。得られた接着性吸水性樹脂粒子3は、
後述する接着性の評価方法により評価したところ、良好
な接着性を有していた。
【0021】次に、上述した接着性の評価方法について
説明すると、まず、図2に示すように、パルプシート4
の片面上に、上記の接着性吸水性樹脂粒子3をホッパー
5から、上記のパルプシート4上において分布密度30g/
m2となるように落下させ分布させる。
【0022】続いて、上記の接着性吸水性樹脂粒子3を
挟んで上記のパルプシート4にパルプシート4’を重ね
て、一対のエンボスロール6・6間を通して加圧(温度
80℃、圧力3kgf/cm2 、ラインスピード3m/min )し
て、各パルプシート4とパルプシート4’とを接着性吸
水性樹脂粒子3を介して接着し、長尺な吸水シート7を
作製した。
【0023】次に、上記の吸水シート7を用い、上記の
接着性吸水性樹脂粒子3の接着性の評価方法について説
明する。図3に示すように、相互に近接または離間する
方向に駆動される一対の把持部8・8を備えるT型剥離
機9を用いる。
【0024】その次に、前記の吸水シート7を20mmの幅
に切り取って検体とし、その検体の長手方向端部を剥が
し、そのパルプシート4およびパルプシート4’の端辺
部を上記の各把持部8・8にそれぞれ固定した後、各把
持部8・8を、相互に離間する方向で、かつ、吸水シー
ト7に対してほぼ垂直方向に引張速度 200mm/minにてそ
れぞれ移動する。
【0025】このとき、初荷重点から各把持部8・8
が、5、10、15、20、25、30、35、40、45、50mmに順次
変位した点の把持部8にかかる各荷重値をそれぞれ測定
し、上記の各荷重値の平均値を接着強度とする。
【0026】そこで、前記で得られた接着性吸水性樹脂
粒子3の接着性を評価するために、その接着性吸水性樹
脂粒子3を試験品1とし、その試験品1と市販品A,B
の2種とを用いて検体としての吸水シート7をそれぞれ
作製し、上記の評価方法により各検体の接着強度をそれ
ぞれ測定した。それらの結果を表1および図4に合わせ
て示した。この結果から明らかなように、上記のように
接着層2を形成した接着性吸水性樹脂粒子3は良好な接
着性を備えていた。
【0027】
【表1】
【0028】次に、表面が再架橋された二次処理品であ
るアクリル酸−アクリル酸塩共重合体架橋物として、ア
クアメイトAQ-200Bを用いて上記実施例1と同様に接
着層を形成した他の実施例を実施例2として説明する。
【0029】〔実施例2〕粉末状の高吸水性樹脂である
アクアメイトAQ-200B(積水化成品工業株式会社製)
100gを、実施例1と同様に小型攪拌機を用いて処理液
〔水20gにポリビニールアルコール(ポバールUP-180、
ユニチカ製)を2g溶解した〕を噴霧した。噴霧終了
後、乾燥機にて含水率が約15%になるまで乾燥した。得
られた接着性吸水性樹脂粒子の接着性を評価したところ
良好な接着性が得られた。
【0030】次に、上記のようにして得られた接着性吸
水性樹脂粒子において、含水率を色々代えて接着強度の
変化を調べた。まず、含水率の算定方法について説明す
ると、検体を6g取り精秤した後穴を開けたアルミホイ
ルに包み、105 ℃の恒温槽中で3時間乾燥させた後、上
記の検体を精秤して乾燥減量を算出し、その乾燥減量か
ら含水率を求めた。
【0031】次に、前記処理液の噴霧後、表2に示すよ
うに乾燥時間を0〜40分間とそれぞれ代えて吸水性樹脂
粒子をそれぞれ得て、各含水率と接着強度とを前述した
方法によりそれぞれ求めた。それらの結果を表2および
図5に合わせて示した。なお、接着強度の試験は、同一
条件で作製した3検体に対してそれぞれ行った。
【0032】また、比較として60分間乾燥品と、ポリビ
ニールアルコール(表2および図5では PVAと略した)
による接着層の形成されていない未処理品との含水率お
よび接着強度も求め、表2および図4に合わせて示し
た。
【0033】この結果から明らかなように、含水率と接
着性との間に良好な相関が見られ、また、含水率と乾燥
時間の相関も良好であるから、乾燥時間を設定すること
で、任意の含水率の接着性吸水性樹脂粒子3を調製する
ことができ、よって、上記接着性吸水性樹脂粒子3は任
意の接着強度を有するように調製することが可能であ
る。なお、未処理品や60分乾燥品では、接着強度がそれ
ぞれ不足しており、また、含水率がそれぞれ7%未満で
あった。
【0034】
【表2】
【0035】このように上記実施例の構成は、吸水性樹
脂粒子1の表面にポリビニールアルコールからなる接着
層2を備えた接着性吸水性樹脂粒子3である。よって、
上記の接着層2は親水性を有するので、体液等の液体を
毛管現象等により迅速に各接着性吸水性樹脂粒子3間に
進入させることが可能となり、かつ、上記の接着層2を
通して水を吸水性樹脂粒子1内に吸水できる。また、上
記の接着層2が柔軟性を備えるから、吸水した吸水性樹
脂粒子1の膨潤を阻害することがなく、吸水性樹脂粒子
1に接着性を付与することができる。
【0036】これにより、例えば、吸水シートの製造の
際には、少なくとも一方が透水性の各シート間に上記の
接着性吸水性樹脂粒子3を挟んで、各シートを厚さ方向
に加圧するだけで、接着性吸水性樹脂粒子3を挟んで各
シート間を連結した吸水シート7が得られる。
【0037】このような吸水シート7は、内蔵されて固
定された接着性吸水性樹脂粒子3の偏りが防止されてい
るから、使用感に優れると共に、固定された接着性吸水
性樹脂粒子3の吸水能が阻害されないので、吸収能に優
れて小型化が可能となる。
【0038】すなわち、従来のように吸水性樹脂粒子が
バインダーで固定された吸水シートでは、固定された吸
水性樹脂粒子の膨潤が阻害されて吸水能が低下するの
で、吸水能を確保するために必要以上の吸水性樹脂粒子
を充填する必要があり、吸水シートが大型化していた。
【0039】しかしながら、上記の接着性吸水性樹脂粒
子3を用いた吸水シート7は、充填した接着性吸水性樹
脂粒子3の吸水能の阻害が回避されて、接着性吸水性樹
脂粒子3の吸水能に応じて必要量を充填すればよく小型
化できる。
【0040】また、上記構成は、従来のように吸水性樹
脂粒子を接着するために溶媒で希釈したバインダーを、
例えば吸水性樹脂粒子を挟むシート間に噴霧、あるいは
塗布した後、上記の溶媒を加熱により揮散させて、各シ
ート間および各シートと吸水性樹脂粒子との間を接着す
るという乾燥工程を省くことができる。
【0041】この結果、上記構成は、例えば吸水性樹脂
粒子を内蔵する吸水シートの製造に際して、各吸水シー
ト毎の乾燥工程を省くことができるから、噴霧機等を省
くことができ、製造工程の短縮化、および製造時間の短
縮化を図ることができる。
【0042】その上、従来のようなバインダーの使用に
よる飛散したバイキンダーに起因する吸水シート製造機
やその周囲の汚染も回避できる。また、従来の吸水シー
トでは、乾燥工程により吸水シートが反って、寸法精度
の劣化を生じていたが、上記構成では、乾燥工程を省け
るから従来のような寸法精度の劣化も回避できる。
【0043】
【発明の効果】本発明の接着性吸水性樹脂粒子は、以上
のように、吸水性樹脂粒子の表面に、ポリビニールアル
コールを含む接着層を備え、含水率が7〜25重量%で
ある構成である。
【0044】それゆえ、上記構成は、吸水性を阻害する
ことなく接着性を備えることができ、従来のように溶媒
で希釈されたバインダーを噴霧、もしくは塗布して吸水
性樹脂粒子を固定した例えば吸水シートと比べて、吸水
シート製造機を汚染したり、その周囲を汚染することが
なく、また、乾燥する手間や工程も省けて、吸水シート
の製造工程の短縮化、および製造時間の短縮化を図るこ
とができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の接着性吸水性樹脂粒子の概略断面図で
ある。
【図2】上記接着性吸水性樹脂粒子を用いた吸水シート
の製造を示す工程図である。
【図3】上記の吸水シートの接着強度の測定方法を示す
説明図である。
【図4】上記の接着性吸水性樹脂粒子を用いた吸水シー
トと市販品の吸水性樹脂粒子を用いた吸水シートとの接
着強度を比較した棒グラフである。
【図5】上記の接着性吸水性樹脂粒子における含水率と
接着強度の関係を示す棒グラフと折れ線グラフである。
棒グラフは接着強度を示し、折れ線グラフは含水率を示
す。
【符号の説明】
1 吸水性樹脂粒子 2 接着層 3 接着性吸水性樹脂粒子
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 // C08L 29:04 33:02

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】吸水性樹脂粒子の表面に、ポリビニールア
    ルコールを含む接着層を備え、含水率が7〜25重量%
    であることを特徴とする接着性吸水性樹脂粒子。
JP4173316A 1992-06-30 1992-06-30 接着性吸水性樹脂粒子 Expired - Fee Related JP2807126B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4173316A JP2807126B2 (ja) 1992-06-30 1992-06-30 接着性吸水性樹脂粒子

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4173316A JP2807126B2 (ja) 1992-06-30 1992-06-30 接着性吸水性樹脂粒子

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0616817A true JPH0616817A (ja) 1994-01-25
JP2807126B2 JP2807126B2 (ja) 1998-10-08

Family

ID=15958182

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4173316A Expired - Fee Related JP2807126B2 (ja) 1992-06-30 1992-06-30 接着性吸水性樹脂粒子

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2807126B2 (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2000043441A1 (fr) * 1999-01-25 2000-07-27 Sumitomo Seika Chemicals Co., Ltd. Particule de resine a grande capacite d'absorption de l'eau
JP2007319409A (ja) * 2006-05-31 2007-12-13 Daio Paper Corp 吸収性物品
JP2015100612A (ja) * 2013-11-27 2015-06-04 株式会社リブドゥコーポレーション 吸収体およびこれを備えた吸収性物品
JP2015100610A (ja) * 2013-11-27 2015-06-04 株式会社リブドゥコーポレーション 吸収体およびこれを備えた吸収性物品
JP2019118592A (ja) * 2017-12-29 2019-07-22 花王株式会社 吸収性物品
EP4074756A4 (en) * 2019-12-13 2023-12-13 Sumitomo Seika Chemicals Co., Ltd. COATED RESIN PARTICLES AND METHOD FOR PRODUCING COATED RESIN PARTICLES

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2000043441A1 (fr) * 1999-01-25 2000-07-27 Sumitomo Seika Chemicals Co., Ltd. Particule de resine a grande capacite d'absorption de l'eau
JP2007319409A (ja) * 2006-05-31 2007-12-13 Daio Paper Corp 吸収性物品
JP2015100612A (ja) * 2013-11-27 2015-06-04 株式会社リブドゥコーポレーション 吸収体およびこれを備えた吸収性物品
JP2015100610A (ja) * 2013-11-27 2015-06-04 株式会社リブドゥコーポレーション 吸収体およびこれを備えた吸収性物品
JP2019118592A (ja) * 2017-12-29 2019-07-22 花王株式会社 吸収性物品
EP4074756A4 (en) * 2019-12-13 2023-12-13 Sumitomo Seika Chemicals Co., Ltd. COATED RESIN PARTICLES AND METHOD FOR PRODUCING COATED RESIN PARTICLES

Also Published As

Publication number Publication date
JP2807126B2 (ja) 1998-10-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
RU2139096C1 (ru) Порошкообразные сшитые полимеры, абсорбирующие под нагрузкой водные жидкости, а также кровь, способ получения таких полимеров и текстильные конструкции для гигиены тела
US6514615B1 (en) Superabsorbent polymers having delayed water absorption characteristics
US4486489A (en) Films of hydrophilic interpolymers of neutralized acrylic acid, hydroxyalkyl methacrylate or dialkylaminoalkyl (meth)acrylate and optionally a cross-linking agent
US6565981B1 (en) Polymers that are cross-linkable to form superabsorbent polymers
DE69728349T2 (de) Wasserabsorbierendes Mittel und Verfahren zur Herstellung davon
JP4847870B2 (ja) 血液および/または体液吸収性ポリマー粒子
US4647617A (en) Water absorbent crosslinked polymer and a method of producing the same containing cellulosis fibers
CN102229686A (zh) 具有缓慢吸收率的超吸收剂聚合物
EP0208945A1 (en) An aqueous composition, method of producing a water absorbent polymer, water absorbent polymer-coated article and method of producing the same
JP2007512390A (ja) 高吸水性ポリマー水性ペースト及びコーティング
JP2008528752A (ja) ポリアミン・コーティングされた高吸水性ポリマー
CZ62096A3 (en) Pulverized polymers capable of absorbing aqueous liquids, process of their preparation and their use as absorbents
JP2003206305A (ja) 吸水性樹脂の製造方法
KR940010964B1 (ko) 흡수성 복합재료의 제조방법
SG187061A1 (en) Water-absorbing resin
GB2179663A (en) Absorptive resins
JP2807126B2 (ja) 接着性吸水性樹脂粒子
WO2001000259A1 (en) Manufacture of web superabsorbent polymer and fiber
EP0207714B1 (en) Improved process for preparing water-absorbing resins
JPH0726026A (ja) 表面架橋された吸水性ポリマーの製造方法
EP0055728A1 (en) Hydrophilic interpolymers of acrylic acid and an acrylate
EP0042406B1 (en) Photopolymerized hydrophilic filmsor fibers of acrylic acid and polyfunctional cross-linking agents
WO2022209536A1 (ja) 吸水性樹脂粒子の製造方法
EP0047009A1 (en) Hydrophilic interpolymers of acrylic acid and an olefin or a styrene
TWI777713B (zh) 吸水性樹脂及其製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees