JPH06167692A - 液晶表示装置 - Google Patents
液晶表示装置Info
- Publication number
- JPH06167692A JPH06167692A JP32072592A JP32072592A JPH06167692A JP H06167692 A JPH06167692 A JP H06167692A JP 32072592 A JP32072592 A JP 32072592A JP 32072592 A JP32072592 A JP 32072592A JP H06167692 A JPH06167692 A JP H06167692A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- circuit
- liquid crystal
- bias voltage
- voltage
- polarity signal
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Liquid Crystal (AREA)
- Liquid Crystal Display Device Control (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【構成】 略直交する電極群を有した電界効果型の液晶
セルと、液晶セルの電極群に所定のバイアス電圧を供給
する駆動回路と、駆動回路にバイアス電圧の印加形態を
変更させる極性信号回路と、極性信号回路の出力に応答
して駆動回路に与える非選択バイアス電圧を変更させる
補正回路とを設けたものである。 【効果】これにより表示の極性反転に応じて、効果的に
バイアス値を補償することができ、ゴーストが著しく減
少する。
セルと、液晶セルの電極群に所定のバイアス電圧を供給
する駆動回路と、駆動回路にバイアス電圧の印加形態を
変更させる極性信号回路と、極性信号回路の出力に応答
して駆動回路に与える非選択バイアス電圧を変更させる
補正回路とを設けたものである。 【効果】これにより表示の極性反転に応じて、効果的に
バイアス値を補償することができ、ゴーストが著しく減
少する。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は電圧平均化法による駆動
手段をもった液晶表示装置に関する。
手段をもった液晶表示装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来より、いわゆる単純マトリクス型の
液晶セルを用いた液晶表示装置においては、液晶セルに
走査回路とドライバ回路を接続し、電源回路からバイア
スの供給を受け、電圧平均化法により液晶セルを駆動し
ているが、特開平２−２４５７２６号公報などに示され
ているように、ゴーストと言われる不所望の表示が現れ
る。このゴーストというのは、例えば棒グラフとか枠を
表示したときに、その表示画素（選択画素）の延長上に
薄い影のような表示が現れるもので、表示品位を著しく
低下させる。
液晶セルを用いた液晶表示装置においては、液晶セルに
走査回路とドライバ回路を接続し、電源回路からバイア
スの供給を受け、電圧平均化法により液晶セルを駆動し
ているが、特開平２−２４５７２６号公報などに示され
ているように、ゴーストと言われる不所望の表示が現れ
る。このゴーストというのは、例えば棒グラフとか枠を
表示したときに、その表示画素（選択画素）の延長上に
薄い影のような表示が現れるもので、表示品位を著しく
低下させる。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】この様なゴーストを解
決する方法として、古くよりバイアス電圧を変化させる
ことがなされたり、コンデンサを設けることが成されて
いる。例えば上記公報では、走査側非選択バイアス電圧
を高くすることが提案され、他の方法としては、電源電
圧間にコンデンサーを挿入することにより、各バイアス
電圧の変動を吸収するものが良く知られている。
決する方法として、古くよりバイアス電圧を変化させる
ことがなされたり、コンデンサを設けることが成されて
いる。例えば上記公報では、走査側非選択バイアス電圧
を高くすることが提案され、他の方法としては、電源電
圧間にコンデンサーを挿入することにより、各バイアス
電圧の変動を吸収するものが良く知られている。
【０００４】然し乍ら、いずれの方法も表示画素数が少
ないときは効果があるが、必ずしも完全ではなく、とり
わけ周囲温度が変動したり、ドットマトリクスの画素数
が多くなればなるほどゴーストは顕著に現れた。
ないときは効果があるが、必ずしも完全ではなく、とり
わけ周囲温度が変動したり、ドットマトリクスの画素数
が多くなればなるほどゴーストは顕著に現れた。
【０００５】また液晶表示器に送られてくるデータを演
算することで補正データを得、この補正データを元にバ
イアス電圧を生成することも提案されているが、補正デ
ータの演算はシステムが大がかりとなり、しかも一定の
表示を長時間持続する場合などには余り効果がなかっ
た。
算することで補正データを得、この補正データを元にバ
イアス電圧を生成することも提案されているが、補正デ
ータの演算はシステムが大がかりとなり、しかも一定の
表示を長時間持続する場合などには余り効果がなかっ
た。
【０００６】
【課題を解決するための手段】本発明は上述の点を考慮
して成されたもので、略直交する電極群を有した電界効
果型の液晶セルと、液晶セルの電極群に所定のバイアス
電圧を供給する駆動回路と、駆動回路にバイアス電圧の
印加形態を変更させる極性信号回路と、極性信号回路の
出力に応答して駆動回路に与える非選択バイアス電圧を
変更させる補正回路とを設けたものである。
して成されたもので、略直交する電極群を有した電界効
果型の液晶セルと、液晶セルの電極群に所定のバイアス
電圧を供給する駆動回路と、駆動回路にバイアス電圧の
印加形態を変更させる極性信号回路と、極性信号回路の
出力に応答して駆動回路に与える非選択バイアス電圧を
変更させる補正回路とを設けたものである。
【０００７】
【作用】これにより表示の極性反転に応じて、効果的に
バイアス値を補償することができる。
バイアス値を補償することができる。
【０００８】
【実施例】図１は本発明実施例の液晶表示装置のブロッ
ク図で、図２はそのタイミングチャート、図３は印加電
圧波形図である。図において、１は略直交する電極群を
有した電界効果型の液晶セルで、単純マトリクス型の、
例えば液晶分子が１８０〜２６０度捩られたスーパーツ
イスト型の電界効果型液晶セルからなっている。
ク図で、図２はそのタイミングチャート、図３は印加電
圧波形図である。図において、１は略直交する電極群を
有した電界効果型の液晶セルで、単純マトリクス型の、
例えば液晶分子が１８０〜２６０度捩られたスーパーツ
イスト型の電界効果型液晶セルからなっている。
【０００９】２は、液晶セル１の電極に所定のバイアス
電圧を供給する駆動回路で、液晶セル１の一方の群であ
る走査電極群に接続された走査回路２１と、液晶セル１
の他方の群のデータ電極群に接続されたドライバ回路２
２と、走査回路２１とドライバ回路２２に所定のバイア
ス電圧を与える電源回路２３とからなり、走査回路２１
やドライバ回路２２にはクロック信号やタイミング信
号、あるいはデータ信号等が与えられ、電圧平均化法に
基づいて液晶セルを駆動する。
電圧を供給する駆動回路で、液晶セル１の一方の群であ
る走査電極群に接続された走査回路２１と、液晶セル１
の他方の群のデータ電極群に接続されたドライバ回路２
２と、走査回路２１とドライバ回路２２に所定のバイア
ス電圧を与える電源回路２３とからなり、走査回路２１
やドライバ回路２２にはクロック信号やタイミング信
号、あるいはデータ信号等が与えられ、電圧平均化法に
基づいて液晶セルを駆動する。
【００１０】そのうち電源回路２３は、抵抗分割により
得られた選択電圧と非選択電圧とを走査回路２１とドラ
イバ回路２２に供給するもので、必要に応じてスイッチ
ングまたはレベル調整用のトランジスタを介して両端は
液晶駆動電圧源に接続され、走査側・データ側の高選択
電圧ＶH、走査側の高非選択電圧ＶSH、データ側の高非
選択電圧ＶDH、データ側の低非選択電圧ＶDL、走査側の
低非選択電圧ＶSL、走査側・データ側の低選択電圧ＶL
の選択電圧と非選択電圧の各バイアス電圧を得る抵抗分
割回路２３１と、バッファ２３２が設けられている。
得られた選択電圧と非選択電圧とを走査回路２１とドラ
イバ回路２２に供給するもので、必要に応じてスイッチ
ングまたはレベル調整用のトランジスタを介して両端は
液晶駆動電圧源に接続され、走査側・データ側の高選択
電圧ＶH、走査側の高非選択電圧ＶSH、データ側の高非
選択電圧ＶDH、データ側の低非選択電圧ＶDL、走査側の
低非選択電圧ＶSL、走査側・データ側の低選択電圧ＶL
の選択電圧と非選択電圧の各バイアス電圧を得る抵抗分
割回路２３１と、バッファ２３２が設けられている。
【００１１】３は駆動回路２にバイアス電圧の印加形態
を変更させる極性信号回路で、例えば２／３フレーム毎
にバイアス電圧が変更することによって液晶に印加され
る電圧極性が反転し、結果として液晶に印加される電圧
が交流信号になるようにするためのタイミング付与回路
で、フレームに同期したゲート回路で構成してもよいし
マイクロプロセッサなどでタイミングを作成してもよ
い。
を変更させる極性信号回路で、例えば２／３フレーム毎
にバイアス電圧が変更することによって液晶に印加され
る電圧極性が反転し、結果として液晶に印加される電圧
が交流信号になるようにするためのタイミング付与回路
で、フレームに同期したゲート回路で構成してもよいし
マイクロプロセッサなどでタイミングを作成してもよ
い。
【００１２】４は極性信号回路３の出力に応答して駆動
回路２の走査回路２１またはドライバ回路２２またはそ
の両方の回路に与える非選択バイアス電圧を変更させる
補正回路で、極性信号Ｍのエッジに応答し、所定の時間
幅で極性の切り替え方向に応じた電圧を積分回路、論理
回路、ラダー回路で発生させ、交流結合にて電源回路２
３のデータ電極用のドライバ回路２２への非選択電圧の
演算増幅器からなるバッファ２３２に導くものである。
回路２の走査回路２１またはドライバ回路２２またはそ
の両方の回路に与える非選択バイアス電圧を変更させる
補正回路で、極性信号Ｍのエッジに応答し、所定の時間
幅で極性の切り替え方向に応じた電圧を積分回路、論理
回路、ラダー回路で発生させ、交流結合にて電源回路２
３のデータ電極用のドライバ回路２２への非選択電圧の
演算増幅器からなるバッファ２３２に導くものである。
【００１３】本発明は、極性反転によって図３ｂに示す
ような液晶印加電圧に歪みが生じるものと考えられるこ
とに鑑みて成されたもので、図３ａのように、非走査期
間の点灯部の電圧と非点灯部の電圧を平衡させ、クロス
トークの発生を防ぐことを目的としてなされたものであ
る。従って上述の構成の回路においては図２に示すの様
な波形によって極性基反転時の電圧エッジに所定期間の
信号が重畳される。
ような液晶印加電圧に歪みが生じるものと考えられるこ
とに鑑みて成されたもので、図３ａのように、非走査期
間の点灯部の電圧と非点灯部の電圧を平衡させ、クロス
トークの発生を防ぐことを目的としてなされたものであ
る。従って上述の構成の回路においては図２に示すの様
な波形によって極性基反転時の電圧エッジに所定期間の
信号が重畳される。
【００１４】このようにして２００×５６０のドットマ
トリクス表示器に、１００×１０と１０×２００の直線
を描画したとき、電源回路にボルテージホロアのバッフ
ァを設けた場合にいずれの直線延長上においてもゴース
トが観察されたが、データ側の非選択電圧に本発明の補
正回路を用いた場合いずれの直線延長上にも室温でゴー
ストは現れなかった。さらに、とりわけ濃度調整に伴っ
てクロストークが目立つが、電圧変化に依存したバイア
ス変動が押さえられるので、この様な表示濃度調整にお
いてもクロストークを目立たなくさせることができた。
トリクス表示器に、１００×１０と１０×２００の直線
を描画したとき、電源回路にボルテージホロアのバッフ
ァを設けた場合にいずれの直線延長上においてもゴース
トが観察されたが、データ側の非選択電圧に本発明の補
正回路を用いた場合いずれの直線延長上にも室温でゴー
ストは現れなかった。さらに、とりわけ濃度調整に伴っ
てクロストークが目立つが、電圧変化に依存したバイア
ス変動が押さえられるので、この様な表示濃度調整にお
いてもクロストークを目立たなくさせることができた。
【００１５】
【発明の効果】以上の如く、本発明は極性反転に応じて
効率よくバイアス電圧を補償することができるので、単
純マトリクスの最大の欠点とされるゴーストのない表示
品位の良好な表示を行うことができる。
効率よくバイアス電圧を補償することができるので、単
純マトリクスの最大の欠点とされるゴーストのない表示
品位の良好な表示を行うことができる。
【図１】本発明実施例の液晶表示装置のブロック図であ
る。
る。
【図２】本発明実施例の液晶表示装置のタイミングチャ
ートである。
ートである。
【図３】本発明実施例の液晶表示装置の印加電圧波形図
（ａ）と従来の印加電圧波形図（ｂ）である。
（ａ）と従来の印加電圧波形図（ｂ）である。
１ 液晶セル ２ 駆動回路 ２３ 電源回路 ３ 極性信号回路 ４ 補正回路
フロントページの続き (72)発明者 田中 俊彦 鳥取県鳥取市南吉方３丁目201番地 鳥取 三洋電機株式会社内
Claims (1)
- 【請求項１】 略直交する電極群を有した電界効果型の
液晶セルと、液晶セルの電極群に所定のバイアス電圧を
供給する駆動回路と、駆動回路にバイアス電圧の印加形
態を変更させる極性信号回路と、極性信号回路の出力に
応答して駆動回路に与える非選択バイアス電圧を変更さ
せる補正回路とを具備したことを特徴とする液晶表示装
置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP32072592A JPH06167692A (ja) | 1992-11-30 | 1992-11-30 | 液晶表示装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP32072592A JPH06167692A (ja) | 1992-11-30 | 1992-11-30 | 液晶表示装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06167692A true JPH06167692A (ja) | 1994-06-14 |
Family
ID=18124629
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP32072592A Pending JPH06167692A (ja) | 1992-11-30 | 1992-11-30 | 液晶表示装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH06167692A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6753840B2 (en) | 2000-05-26 | 2004-06-22 | Seiko Epson Corporation | Image processing system and method of processing image data to increase image quality |
| KR100898783B1 (ko) * | 2002-09-19 | 2009-05-20 | 엘지디스플레이 주식회사 | 액정표시장치 및 그 구동방법 |
-
1992
- 1992-11-30 JP JP32072592A patent/JPH06167692A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6753840B2 (en) | 2000-05-26 | 2004-06-22 | Seiko Epson Corporation | Image processing system and method of processing image data to increase image quality |
| KR100898783B1 (ko) * | 2002-09-19 | 2009-05-20 | 엘지디스플레이 주식회사 | 액정표시장치 및 그 구동방법 |
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