JPH0616736Y2 - 繊維強化パネル - Google Patents
繊維強化パネルInfo
- Publication number
- JPH0616736Y2 JPH0616736Y2 JP6823888U JP6823888U JPH0616736Y2 JP H0616736 Y2 JPH0616736 Y2 JP H0616736Y2 JP 6823888 U JP6823888 U JP 6823888U JP 6823888 U JP6823888 U JP 6823888U JP H0616736 Y2 JPH0616736 Y2 JP H0616736Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- panel
- fiber
- reinforced panel
- smc
- layer
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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Landscapes
- Laminated Bodies (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本考案は、繊維強化パネル（以下「ＳＭＣパネル」とい
う）に係り、更に詳しくはタンク用パネルなど撓み量の
小さいことが要求されるＳＭＣパネルに関するものであ
る。
う）に係り、更に詳しくはタンク用パネルなど撓み量の
小さいことが要求されるＳＭＣパネルに関するものであ
る。
（従来技術とその課題） 従来ＳＭＣパネルは主として補強を目的としてガラス繊
維、ガラス繊維よりなるマットなどを積層し、熱間プレ
スして製品化しているが、タンク用パネルなどのうち、
例えば１ｍ幅×２ｍ長さ×７mm厚さの単位パネルでは水
圧０．２kg／cm2で０．８〜１．０％／幅方向の撓みを
生じ、タンク用単位パネルとしては大き過ぎ、これを
０．８％／幅方向以下に抑える必要があった。
維、ガラス繊維よりなるマットなどを積層し、熱間プレ
スして製品化しているが、タンク用パネルなどのうち、
例えば１ｍ幅×２ｍ長さ×７mm厚さの単位パネルでは水
圧０．２kg／cm2で０．８〜１．０％／幅方向の撓みを
生じ、タンク用単位パネルとしては大き過ぎ、これを
０．８％／幅方向以下に抑える必要があった。
（課題を解決するための手段） 本考案は、上記課題を解決するものであり、その要旨
は、方形の繊維強化パネルであって、最外層のガラスマ
ット層と樹脂含浸繊維シート層との間に、パネルの対向
一側辺間に亘り連続した炭素長繊維帯を張設積層し、熱
間プレスしてなる繊維強化パネルである。
は、方形の繊維強化パネルであって、最外層のガラスマ
ット層と樹脂含浸繊維シート層との間に、パネルの対向
一側辺間に亘り連続した炭素長繊維帯を張設積層し、熱
間プレスしてなる繊維強化パネルである。
以下本考案を図面により具体的に説明する。
第１図は本考案のＳＭＣパネルの例を平面図で示し、第
２図は第１図のII−II線断面図である。
２図は第１図のII−II線断面図である。
第２図に示す如く、本考案は最外層のガラスマット層３
と例えば三層よりなる樹脂含浸繊維シート層（以下「Ｓ
ＭＣ層」という）１との間に炭素長繊維帯２が張設状態
で積層されたものである。
と例えば三層よりなる樹脂含浸繊維シート層（以下「Ｓ
ＭＣ層」という）１との間に炭素長繊維帯２が張設状態
で積層されたものである。
上記ガラスマット層３に用いられるものはコンテニュア
スストランドマット、チョップドストランドマット及び
ガラス繊維クロスなどであり、ＳＭＣ層１は不飽和ポリ
エステル樹脂をガラス繊維に含浸させ、半硬化させたシ
ート状物であり、また炭素長繊維帯２は連続した炭素繊
維よりなるロービング或いはクロスである。
スストランドマット、チョップドストランドマット及び
ガラス繊維クロスなどであり、ＳＭＣ層１は不飽和ポリ
エステル樹脂をガラス繊維に含浸させ、半硬化させたシ
ート状物であり、また炭素長繊維帯２は連続した炭素繊
維よりなるロービング或いはクロスである。
本考案品は上記ガラスマット層３と上記ＳＭＣ層１との
間に炭素長繊維帯２を張設した状態で重ね合わせ、熱間
プレスして方形の一体品として得られるものである。
間に炭素長繊維帯２を張設した状態で重ね合わせ、熱間
プレスして方形の一体品として得られるものである。
上記ＳＭＣ層１は所望のパネル厚さに応じ必要な層数に
設定する。
設定する。
本考案の第１図に示すものは長方形のＳＭＣパネルの例
であって、炭素長繊維帯２は長さＬの中央付近（好まし
くはＬの１／３幅程度）に所定間隔で幅Ｄ方向の対向辺
間に亘り張設状態で積層し成形される。
であって、炭素長繊維帯２は長さＬの中央付近（好まし
くはＬの１／３幅程度）に所定間隔で幅Ｄ方向の対向辺
間に亘り張設状態で積層し成形される。
炭素長繊維帯２の張設方向は上記の如き幅Ｄ方向に特定
されず長さＬ方向であってもよい。
されず長さＬ方向であってもよい。
炭素長繊維帯２の埋設域はパネルの中央を界としてパネ
ルの大きさ、Ｄ／Ｌ比に応じて適宜設定すればよい。
ルの大きさ、Ｄ／Ｌ比に応じて適宜設定すればよい。
本考案は上記長方形のＳＭＣパネルのほか正方形であっ
てもよいが、タンク用パネルとして側壁に組込む際は、
該パネル中の炭素長繊維帯２の張設方向が水平方向であ
れば一層撓み量が少なく望ましい。
てもよいが、タンク用パネルとして側壁に組込む際は、
該パネル中の炭素長繊維帯２の張設方向が水平方向であ
れば一層撓み量が少なく望ましい。
（考案の効果） 本考案は上記構成であるので、下記効果を奏する。
即ち、最外層のガラスマット層とＳＭＣ層との間に線膨
脹係数が極めて少なく、かつ剛性の大きな炭素長繊維帯
が張設状態で積層され一体に成形されているので、例え
ば１ｍ幅×２ｍ長さ×７mm厚さの単位パネルでは水圧
０．２kg／cm2で０．５％／幅方向程度と従来品より半
減した撓み量となり、タンク用パネルとして優れた特性
を具えたものである。
脹係数が極めて少なく、かつ剛性の大きな炭素長繊維帯
が張設状態で積層され一体に成形されているので、例え
ば１ｍ幅×２ｍ長さ×７mm厚さの単位パネルでは水圧
０．２kg／cm2で０．５％／幅方向程度と従来品より半
減した撓み量となり、タンク用パネルとして優れた特性
を具えたものである。
第１図は本考案のＳＭＣパネルの例を平面図で示し、第
２図は第１図のII−II線断面図である。 １……樹脂含浸繊維シート層、 ２……炭素長繊維帯、 ３……ガラスマット層
２図は第１図のII−II線断面図である。 １……樹脂含浸繊維シート層、 ２……炭素長繊維帯、 ３……ガラスマット層
Claims (1)
- 【請求項１】方形の繊維強化パネルであって、最外層の
ガラスマット層と樹脂含浸繊維シート層との間に、パネ
ルの対向一側辺間に亘り連続した炭素長繊維帯を張設積
層し、熱間プレスしてなる繊維強化パネル。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6823888U JPH0616736Y2 (ja) | 1988-05-24 | 1988-05-24 | 繊維強化パネル |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6823888U JPH0616736Y2 (ja) | 1988-05-24 | 1988-05-24 | 繊維強化パネル |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH01171631U JPH01171631U (ja) | 1989-12-05 |
| JPH0616736Y2 true JPH0616736Y2 (ja) | 1994-05-02 |
Family
ID=31293560
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6823888U Expired - Lifetime JPH0616736Y2 (ja) | 1988-05-24 | 1988-05-24 | 繊維強化パネル |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0616736Y2 (ja) |
-
1988
- 1988-05-24 JP JP6823888U patent/JPH0616736Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH01171631U (ja) | 1989-12-05 |
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