JPH06167292A - 渦流ポンプ - Google Patents

渦流ポンプ

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Publication number
JPH06167292A
JPH06167292A JP4320656A JP32065692A JPH06167292A JP H06167292 A JPH06167292 A JP H06167292A JP 4320656 A JP4320656 A JP 4320656A JP 32065692 A JP32065692 A JP 32065692A JP H06167292 A JPH06167292 A JP H06167292A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
impeller
casing
suction port
passage
pump
Prior art date
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Pending
Application number
JP4320656A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazuo Nagasawa
一雄 長澤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NIKOKU KIKAI KOGYO KK
Original Assignee
NIKOKU KIKAI KOGYO KK
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Filing date
Publication date
Application filed by NIKOKU KIKAI KOGYO KK filed Critical NIKOKU KIKAI KOGYO KK
Priority to JP4320656A priority Critical patent/JPH06167292A/ja
Publication of JPH06167292A publication Critical patent/JPH06167292A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F04POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
    • F04DNON-POSITIVE-DISPLACEMENT PUMPS
    • F04D5/00Pumps with circumferential or transverse flow
    • F04D5/002Regenerative pumps
    • F04D5/007Details of the inlet or outlet

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Structures Of Non-Positive Displacement Pumps (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 渦流ポンプの吸込性能を向上させ、キャビテ
ーションの発生しにくい渦流ポンプを提供する。 【構成】 ケーシング2は、環状の羽根嵌合溝6とその
外周側の環状の昇圧通路7とを有する。昇圧通路7は吸
込口8及び吐出口に連通する。ケーシング2の羽根嵌合
溝6に回転自在に嵌合した羽根車21は、昇圧通路7内を
回転移動する小羽根25を外周部に有する。ケーシング2
の吸込口8に連通する昇圧通路7の入口部であって羽根
車21と対向する位置に、羽根車21の厚さ以上の幅を有す
る整流体11を設ける。 【効果】 整流体11により吸込口8から昇圧通路7へ吸
込まれる液と、小羽根25から遠心力により放出される液
とが干渉しないから吸込性能を改善でき、飽和蒸気圧に
近い液でも加圧手段を設けずに渦流ポンプだけで吸引で
きる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えばボイラー給水ポ
ンプ等として使用される渦流ポンプに関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】図9(A)(B)は一般的な渦流ポンプ
1aを示し、ケーシング2の内部に環状の羽根嵌合溝6が
設けられ、この羽根嵌合溝6の外周に吸込口8及び吐出
口9に連通する環状の昇圧通路7が設けられ、このケー
シング2の羽根嵌合溝6に羽根車21が回転自在に配設さ
れ、この羽根車21の外周部に前記昇圧通路7内を回転移
動する小羽根25が設けられ、各小羽根25間に羽根溝26が
設けられている。
【0003】この渦流ポンプ1aの吸込口8は羽根車21の
外周付近に設けられており、羽根車21の周速が早いた
め、昇圧通路7の入口付近(流体の羽根車21への流入付
近)8aにおいて、羽根車21の羽根溝26より遠心力により
放出された液と吸込口8より流入する液とが衝突して乱
流となり、急激な圧力降下によるキャビテーションが発
生し易く、吸込性能が悪くなる欠点がある。
【0004】その結果、飽和蒸気圧に近い液を吸引する
場合は、渦流ポンプがキャビテーションを起こさない圧
力まで吸込圧力を加圧しなければならない。
【0005】その加圧方法として吸込液面を渦流ポンプ
よりかなり高い位置に設置する方法、あるいは渦流ポン
プの吸込側に渦巻ポンプを設置する方法、又は渦流ポン
プを多段式にして1段目の吸込側を渦巻ポンプ構造、2
段目を渦流ポンプの構造にして渦巻ポンプにより渦流ポ
ンプで吸引できる圧力まで加圧する方法等が用いられて
いる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上述のように、従来の
渦流ポンプはキャビテーションが発生し易く吸込性能が
悪いため、飽和蒸気圧に近い液を吸引する場合は吸込液
面を高くしたり、渦巻ポンプを並設したり、渦巻ポンプ
を内蔵した多段ポンプにする必要があり、価格が高くな
る問題がある。
【0007】本発明はこのような点に鑑みてなされたも
ので、渦流ポンプの吸込性能を向上させ、キャビテーシ
ョンの発生しにくい渦流ポンプを提供することを目的と
するものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、環状の羽根嵌
合溝6を有するとともにこの羽根嵌合溝6の外周に吸込
口8及び吐出口9に連通する環状の昇圧通路7を有する
ケーシング2と、このケーシング2の羽根嵌合溝6に回
転自在に配設され前記昇圧通路7内を回転移動する小羽
根25を外周部に有する羽根車21とを備えた渦流ポンプ1
において、前記ケーシング2の吸込口8に連通する昇圧
通路7の入口部であって羽根車21と対向する位置に、羽
根車21の厚さ以上の幅を有する整流体11が設けられた渦
流ポンプである。
【0009】
【作用】本発明は、ケーシング2の吸込口8より流入す
る流体が整流体11により矢印A,A′の方向に分かれ、
羽根車21の小羽根25の周速の遅い根元側に矢印B,B′
のように案内され、羽根溝26の中に入って矢印C,C′
の方向に流れ、整流体11の壁面12に沿って矢印C″の方
向に流れて昇圧通路7へと案内される。この昇圧通路7
で羽根車21の遠心力によって流体の速度エネルギーが圧
力エネルギーに変換され、吐出口9より吐出される。
【0010】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図1、図2、図3
及び図4を参照して説明する。図1及び図2は渦流ポン
プ1の全体構造を示し、図3及び図4はその吸込口の昇
圧通路入口部を示す。
【0011】図1にて、2は渦流ポンプ1のケーシング
であり、このケーシング2はケーシング本体3と、この
ケーシング本体3の端面にOリング4を介して気密に嵌
合されたケーシングカバー5とからなる。このケーシン
グ本体3とケーシングカバー5との間には環状の羽根嵌
合溝6が形成され、この羽根嵌合溝6の外周に連通して
環状の昇圧通路7が形成されている。
【0012】図2に示されるように、この昇圧通路7の
入口部には吸込口8が連通形成されているとともに、昇
圧通路7の出口部には吐出口9が連通形成され、昇圧通
路7の入口部と出口部との間には隔壁部10が形成されて
いる。
【0013】このような渦流ポンプ基本構造において、
前記ケーシング本体3の吸込口8に連通する昇圧通路7
の入口部であって羽根車21と対向する位置に、羽根車21
の厚さ以上の幅を有する整流体11が形成されている。こ
の整流体11は、図3に示されるように頂部が円弧状に形
成されたほぼ三角形断面の分流体かつ壁体であり、図4
に示されるようにその下側の壁面12は昇圧通路7と連続
的な円弧状に形成されている。
【0014】図1に示されるように前記羽根嵌合溝6に
は羽根車21が回転自在に配設されている。この羽根車21
は回転軸22の一端部に嵌合固定されたボス部23と羽根嵌
合溝6内に回転可能に嵌合された円板部24とからなり、
この円板部24の外周両側には図2に示されるように多数
の小羽根25と羽根溝26とが全周にわたって交互に設けら
れており、この円板部24の外周の小羽根25及び羽根溝26
が昇圧通路7内を回転移動するようになっている。
【0015】また、前記回転軸22はその一端部が軸受シ
ール機構27によってケーシング本体3に回転自在に支持
されているとともに液密にシールされ、他端部が図示し
ないモーターに連結されている。
【0016】このように構成された渦流ポンプ1によっ
てケーシング2の吸込口8より流入する流体は、図3に
示されるように整流体11によって整流された状態で矢印
A,A′の方向に分かれ、羽根車21の小羽根25の周速の
遅い根元側に矢印B,B′のように流れ込んで羽根溝26
に入り、遠心力により矢印C,C′の方向に放出されて
整流体11の壁面12に当たり、図4に示されるように壁面
12に沿って矢印C″の方向に流れ昇圧通路7に案内され
る。
【0017】この結果、矢印C,C′から矢印C″方向
への流れにより矢印A,A′方向の流れが乱されること
もなく、又、矢印B,B′方向の流れも羽根車21の外径
側の周速の早い流れの影響を受けずに、周速の遅い小羽
根25の根元側より羽根溝26内に入り込めることとなり、
急激な圧力降下が起こりにくくなり、従来に比較して吸
込性能が向上する結果が得られた。
【0018】図5は吸込性能NPSHreq.〔m〕の測定
結果を示し、実線Xは上記実施例に示された本発明に係
る渦流ポンプの吸込性能を示し、破線Yは同渦流ポンプ
より整流体を外したもの(従来構造の渦流ポンプ)の吸
込性能を示す。
【0019】図6乃至図8はそれぞれ本発明の他の実施
例を示す断面図であり、図6には、羽根車21の外周両側
に設けられた小羽根25に対向して、吸込口8の中央部に
平板状の整流体11a が配置された例が示されており、ま
た図7には、羽根車21の外周一側に設けられた小羽根25
に対向して、吸込口8の一側部に三角形断面の整流体11
b が配置された例が示されており、さらに図8には、吸
込口8の一側部に平板状の整流体11c が配置された例が
示されている。これらの変形例の作用は図1乃至図4の
基本実施例と同様であるから、その説明を省略する。
【0020】
【発明の効果】以上の説明のように、本発明の渦流ポン
プは吸込口に連通する昇圧通路の入口部に整流体を設け
ることにより吸込性能が改善され、飽和蒸気圧に近い液
でも吸込側に渦巻ポンプを並設する等の加圧手段を設け
ることなく渦流ポンプだけで吸引できる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の渦流ポンプの第1実施例を示す軸方向
断面図である。
【図2】同上渦流ポンプの半径方向断面図である。
【図3】同上渦流ポンプの昇圧通路入口部の軸方向断面
図である。
【図4】同上昇圧通路入口部の半径方向断面図である。
【図5】同上渦流ポンプと従来の渦流ポンプとの吸込性
能比較図である。
【図6】本発明の渦流ポンプの第2実施例を示す昇圧通
路入口部の断面図である。
【図7】本発明の渦流ポンプの第3実施例を示す昇圧通
路入口部の断面図である。
【図8】本発明の渦流ポンプの第4実施例を示す昇圧通
路入口部の断面図である。
【図9】Aは従来の渦流ポンプの軸方向断面図、Bはそ
の半径方向断面図である。
【符号の説明】
1 渦流ポンプ 2 ケーシング 6 羽根嵌合溝 7 昇圧通路 8 吸込口 9 吐出口 11 整流体 21 羽根車 25 小羽根

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 環状の羽根嵌合溝を有するとともにこの
    羽根嵌合溝の外周に吸込口及び吐出口に連通する環状の
    昇圧通路を有するケーシングと、このケーシングの羽根
    嵌合溝に回転自在に配設され前記昇圧通路内を回転移動
    する小羽根を外周部に有する羽根車とを備えた渦流ポン
    プにおいて、 前記ケーシングの吸込口に連通する前記昇圧通路の入口
    部であって羽根車と対向する位置に、羽根車の厚さ以上
    の幅を有する整流体が設けられたことを特徴とする渦流
    ポンプ。
JP4320656A 1992-11-30 1992-11-30 渦流ポンプ Pending JPH06167292A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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EP1380755A2 (en) * 2002-07-11 2004-01-14 Nikkiso Company Limited Self priming regenerative pump
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WO2023221477A1 (zh) * 2022-05-20 2023-11-23 利欧集团浙江泵业有限公司 一种用于自吸泵的高吸程壳体结构

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