JP2002122095A - 遠心ポンプ - Google Patents
遠心ポンプInfo
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- JP2002122095A JP2002122095A JP2000316933A JP2000316933A JP2002122095A JP 2002122095 A JP2002122095 A JP 2002122095A JP 2000316933 A JP2000316933 A JP 2000316933A JP 2000316933 A JP2000316933 A JP 2000316933A JP 2002122095 A JP2002122095 A JP 2002122095A
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- Japan
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- impeller
- centrifugal pump
- liquid passage
- cross
- pump
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- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Structures Of Non-Positive Displacement Pumps (AREA)
Abstract
きると共に、小流量で安定に運転することができる低比
速度遠心ポンプを提供する。 【解決手段】 ポンプケーシング1の内部に主軸の一端
に固定した羽根車2を配置した遠心ポンプにおいて、羽
根車2の通液路9断面が翼8の入口から出口まで正方形
である。
Description
特に、高速化した場合に高効率を達成することができる
低比速度遠心ポンプに関するものである。
構成を示す断面図である。同図に示すように、ポンプケ
ーシング1の内部には、羽根車2が配置されていると共
にポンプケーシング1の高圧側の開口部には、ケーシン
グカバー3が固着されている。ケーシングカバー3の内
部には、ロータ4の一端が挿通され、このロータ4の一
端に羽根車2が固定されている。
面構成例を示す。即ち、図7は、一般的な遠心ポンプの
羽根車の一例を示す正面断面図であり、図8はその子午
断面図である。図示するように主板6と側板7との間に
翼部8が渦巻状に配置され、通液路高さHi(i=1−
5)は、半径Ri(i=1−5)が大きくなるほど高く
なるように形成されている。逆に通液路の幅Ji(i=
1−5)は、半径Ri(i=1−5)が大きくなるに従
い狭くなるように構成されている。ここで、羽根車2の
通液路の断面は、それぞれ一般的に長方形、もしくは平
行四辺形で形成されている。
し、小流量・高揚程ポンプに適した低比速度特性が得ら
れるように翼部8自体が半径Ri(i=1−5)が大き
くなるに従い広がるように構成されている。このため、
羽根車2の通液路の断面積は、渦巻状の通液路9に沿っ
て、半径位置Riの如何に関わらず略一定となるように
構成されている。係る通液路9の断面は、それぞれ長方
形、もしくは平行四辺形で一般的に形成されている。
では、駆動機によって羽根車2を回転させ、羽根車2に
よって液体に速度エネルギーを与え、ポンプケーシング
1で減速することによって圧力エネルギーに変換してい
る。羽根車2の回転速度を高速化することによって、羽
根車2の摩擦損失は更に増加し、特に低比速度ポンプで
は羽根車の摩擦損失によってポンプ効率が著しく低下す
る。このため、高速運転を行う低比速度ポンプでは、ポ
ンプ効率向上を目指し、表面粗さを低減したり、羽根車
通液路に逆流渦ができない工夫がなされてきた。
度に比例して最高効率点の流量は大きくなる。この遠心
ポンプを小流量点で、ある一定の全揚程で使用する場合
には、吐出し弁などで吐出し量を制限することによって
行われる。この場合では、エネルギーの損失に加え、羽
根車2内部の逆流渦は更に大きくなり、効率低下及び振
動を増大させるという問題がある。
で、高速化した場合に高効率を達成することができると
共に、小流量で安定に運転することができる低比速度遠
心ポンプを提供することを目的とする。
は、ポンプケーシングの内部に主軸の一端に固定した羽
根車を配置した遠心ポンプにおいて、羽根車の通液路断
面が翼入口から翼出口まで正方形であることを特徴とす
る。ここで、前記羽根車は、主軸と側板との間に渦巻状
の前記通液路が形成されていることが好ましい。これに
より、羽根車の摩擦損失を低減し、特に、高速化した低
比速度遠心ポンプを高効率で、且つ小流量でも安定した
運転を達成することができる。
基づいて説明する。図1と図2は、本発明の実施形態の
遠心ポンプの羽根車を示すもので、図6に示す遠心ポン
プに装着される。全体的な遠心ポンプの構造自体につい
ては、その重複した説明を省略する。
車の子午断面図を示す。図示するように主板6と側板7
との間には翼部8が配置され、この翼部8は渦巻状に末
広がりに形成されている。これにより、翼部8,8間に
溝状の通液路9が形成され、低比速遠心ポンプに好適な
翼形状となっている。ここで、半径R1の通液路の高さ
をH1とし、幅をJ1とする。同様に、半径R2の通液
路の高さをH2とし、幅をJ2とする。このように、半
径方向の位置Riの全てに対して、その部分における溝
9の通液路の高さをHiとし、幅をJiとすると、羽根
車2は通液路の高さ及び幅がHi=Jiとなるように、
即ち正方形になるように形成されている。
における通液路9の断面(内接円で表示)の間隔(直
径)であり、通液路の幅Jiは、主板6と側板7間にお
ける通液路9の断面(内接円で表示)の間隔(直径)で
ある。図3は、羽根車2の通液路9の一部を模式的に示
している。液体が通過する断面の周辺の和、即ち、濡れ
縁Siは、 Si=2×(Hi+Ji) (i=1〜5) となる。
小になる形状で、摩擦損失は最小になる。この摩擦損失
は、特に高速運転を行う低比速度のポンプにおいて、効
率に大きく影響する。従って、通液路の断面積を正方形
とすることにより、通液路断面積当たりの濡れ縁が最小
となり、低比速度遠心ポンプにおいて最高の効率が得ら
れる。なお、正方形よりも濡れ縁Siが最小になる形状
には、図4に示した円がある。しかしながら、通液路断
面が円の場合には、羽根車2の入口形状も円であり、且
つ液体の通路が軸方向から翼部入口において半径方向に
変換される。このために、翼部8,8間に形成される通
液路断面が円形であると吸込性能に悪影響を及ぼす。し
たがって、高速化の場合にはキャビテーションの問題も
発生する。
揚程特性が得られるように比速度が約100(m、m3
/min、min−1)前後となるように設計されてい
る。具体的には、このポンプの設計比速度は、数十から
百数十である。従って、この遠心ポンプにおいては、高
速運転を前提としている。このため、翼入口を通液路断
面が正方形とすることにより、良好な吸込み特性が得ら
れ、小流量時のキャビテーションの発生防止にも効果的
である。
を比較した図である。羽根車外径とポンプケーシングは
同一で、羽根車入口形状がほぼ同じ場合の比較である。
又、羽根車表面粗さもほぼ同じである。本発明の羽根車
では、全揚程が高く、又効率も優っている。即ち、通液
路断面を正方形の形状にすることによって、濡れ縁が最
小となり、特に高速運転時に摩擦損失が低減され、又逆
流渦の発生が抑えられるためと考えられる。
2における渦巻状の通液路9の断面は正方形であるが、
その断面積自体は羽根車入口側から出口側に向けて徐々
に小さくなっている。しかしながら、この通液路断面積
は主板6と側板7の間隔(幅)を一定とすることによ
り、羽根車入口側から出口側に向けての通液路断面積を
全て一定とすることも可能である。このように、通液路
断面積の大きさ自体は、対象とするポンプの流量、揚
程、効率等を考慮して適宜選択されるべきものである。
例えば、この実施形態の遠心ポンプにおいては、図示す
るように通液路断面積を翼入口から出口側に行くに従っ
て徐々に小さくすることにより、小流量時の流量・揚程
特性に好ましい結果が得られる。
通液路の形状等はその一例を示したが、本発明の趣旨を
逸脱することなく種々の変形例が可能なことは勿論であ
る。
特に、高速化した低比速度遠心ポンプで、摩擦損失を低
減し、高効率を達成することができると共に、小流量・
高揚程の負荷に対して安定性の高い運転を行える。
る。
ある。
る。
示す図である。
る。
る。
Claims (2)
- 【請求項1】 ポンプケーシングの内部に主軸の一端に
固定した羽根車を配置した遠心ポンプにおいて、羽根車
の通液路断面が翼入口から翼出口まで正方形であること
を特徴とする遠心ポンプ。 - 【請求項2】 前記羽根車は、主板と側板との間に渦巻
状の前記通液路が形成されていることを特徴とする請求
項1記載の遠心ポンプ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000316933A JP2002122095A (ja) | 2000-10-17 | 2000-10-17 | 遠心ポンプ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000316933A JP2002122095A (ja) | 2000-10-17 | 2000-10-17 | 遠心ポンプ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002122095A true JP2002122095A (ja) | 2002-04-26 |
Family
ID=18795812
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000316933A Pending JP2002122095A (ja) | 2000-10-17 | 2000-10-17 | 遠心ポンプ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002122095A (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN103047174A (zh) * | 2012-12-26 | 2013-04-17 | 合肥通用机械研究院 | 高效低汽蚀无过载离心泵叶轮设计方法 |
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CN107061348A (zh) * | 2017-02-24 | 2017-08-18 | 西华大学 | 一种极低比转速离心泵叶轮 |
-
2000
- 2000-10-17 JP JP2000316933A patent/JP2002122095A/ja active Pending
Cited By (8)
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20061219 |
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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20061226 |
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A521 | Written amendment |
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|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20070410 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20070509 |
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A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20070607 |
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A911 | Transfer of reconsideration by examiner before appeal (zenchi) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911 Effective date: 20070614 |
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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A912 Effective date: 20070803 |