JPH06167160A - 多段階制動装置 - Google Patents
多段階制動装置Info
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- JPH06167160A JPH06167160A JP34983492A JP34983492A JPH06167160A JP H06167160 A JPH06167160 A JP H06167160A JP 34983492 A JP34983492 A JP 34983492A JP 34983492 A JP34983492 A JP 34983492A JP H06167160 A JPH06167160 A JP H06167160A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 ロックされたスライダを片手で極めて容易に
ロック解除し得、作業性が良く安全な多段階制動装置を
提供することを目的とする。 【構成】 底面に周回状案内溝部Aを備えたケース本体
1と、このケース本体1に対し出没可能に嵌挿され突出
先端部が扉に取付けられると共に、基端部には周回状案
内溝部Aに嵌入する溝嵌入軸部52を備えたスライダ5
とからなり、前記周回状案内溝部Aは、扉閉成時に溝溝
嵌入軸部52が定位する始点定位部21と、この始点定
位部に連続する扉開放用往路側溝部2と、この往路側溝
部2の適所に設けられた複数の段差状逆戻り防止ストッ
パ22、23と、この往路側溝部2の終点部及び扉閉成
用復路側溝部4に連続する扉全開状態保持用ロック部3
と、先端部が前記始点定位部21に連続する復路側溝部
4の適所に設けられ、扉自重による溝嵌入軸部52の移
動を阻止する段差状移動阻止ストッパ部41、42とを
備えたことを特徴としている。
ロック解除し得、作業性が良く安全な多段階制動装置を
提供することを目的とする。 【構成】 底面に周回状案内溝部Aを備えたケース本体
1と、このケース本体1に対し出没可能に嵌挿され突出
先端部が扉に取付けられると共に、基端部には周回状案
内溝部Aに嵌入する溝嵌入軸部52を備えたスライダ5
とからなり、前記周回状案内溝部Aは、扉閉成時に溝溝
嵌入軸部52が定位する始点定位部21と、この始点定
位部に連続する扉開放用往路側溝部2と、この往路側溝
部2の適所に設けられた複数の段差状逆戻り防止ストッ
パ22、23と、この往路側溝部2の終点部及び扉閉成
用復路側溝部4に連続する扉全開状態保持用ロック部3
と、先端部が前記始点定位部21に連続する復路側溝部
4の適所に設けられ、扉自重による溝嵌入軸部52の移
動を阻止する段差状移動阻止ストッパ部41、42とを
備えたことを特徴としている。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、例えば天井点検口の
蓋板(扉)の開閉を多段階停止させるのに使用される多
段階制動装置に関する。
蓋板(扉)の開閉を多段階停止させるのに使用される多
段階制動装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図8は、従来の多段階制動装置を示す斜
視図である。この多段階制動装置は、例えば点検口の蓋
板(扉)を多段階停止させるものである。この点検口蓋
に使用される多段階制動装置は、ケース本体81と、こ
のケース本体81に対し出没するスライダ82とから成
り、ケース本体81の一側面側には所定間隔を開いた複
数の切り欠き溝83が開設され、スライダ82の適所に
は切り欠き溝83に嵌合する突軸84が突設してある。
このケース本体81は、点検口枠体に回動自由に軸支さ
れ、スライダ82の先端部は点検口の蓋板の内面に回動
自由に軸支される。更に、上記各切り欠き溝83は、ス
ライダ82の没入方向(蓋板閉成方向)を垂直状壁と
し、スライダ82の後退方向(蓋板開放方向)は傾斜状
壁に設定してある。蓋板は、複数の切り欠き溝83を選
択し、スライダ82の突軸84を切り欠き溝83に嵌着
することで適宜な開閉角度とすることができる。
視図である。この多段階制動装置は、例えば点検口の蓋
板(扉)を多段階停止させるものである。この点検口蓋
に使用される多段階制動装置は、ケース本体81と、こ
のケース本体81に対し出没するスライダ82とから成
り、ケース本体81の一側面側には所定間隔を開いた複
数の切り欠き溝83が開設され、スライダ82の適所に
は切り欠き溝83に嵌合する突軸84が突設してある。
このケース本体81は、点検口枠体に回動自由に軸支さ
れ、スライダ82の先端部は点検口の蓋板の内面に回動
自由に軸支される。更に、上記各切り欠き溝83は、ス
ライダ82の没入方向(蓋板閉成方向)を垂直状壁と
し、スライダ82の後退方向(蓋板開放方向)は傾斜状
壁に設定してある。蓋板は、複数の切り欠き溝83を選
択し、スライダ82の突軸84を切り欠き溝83に嵌着
することで適宜な開閉角度とすることができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記、従来の点検口蓋
板の開閉に使用される多段階制動装置では、スライダの
突軸が切り欠き溝に嵌着し、蓋板の開放角度がロックさ
れた状態において、蓋板を閉成する際は、突軸を切り欠
き溝から脱出させなければならない。作業者は、梯子に
登った状態にあり、片手は蓋板を支持し、残る片手でス
ライダを持ち上げ、突軸を切り欠き溝から脱出させ、こ
の状態を保持したまま突軸を次の切り欠き溝へ嵌め込む
必要がある。つまり、蓋板の開閉作業に両手を要する。
この扉閉成作業は、作業者が梯子の階段を一段づつ下り
ながら実行することとなり、手を梯子にかけることなく
階段を下りる作業は、熟練を要する許かりでなく危険で
ある等の不利があった。
板の開閉に使用される多段階制動装置では、スライダの
突軸が切り欠き溝に嵌着し、蓋板の開放角度がロックさ
れた状態において、蓋板を閉成する際は、突軸を切り欠
き溝から脱出させなければならない。作業者は、梯子に
登った状態にあり、片手は蓋板を支持し、残る片手でス
ライダを持ち上げ、突軸を切り欠き溝から脱出させ、こ
の状態を保持したまま突軸を次の切り欠き溝へ嵌め込む
必要がある。つまり、蓋板の開閉作業に両手を要する。
この扉閉成作業は、作業者が梯子の階段を一段づつ下り
ながら実行することとなり、手を梯子にかけることなく
階段を下りる作業は、熟練を要する許かりでなく危険で
ある等の不利があった。
【0004】この発明は、以上のような課題を解消さ
せ、ロックされたスライダを片手で極めて容易にロック
解除し得、作業性が良く安全な多段階制動装置を提供す
ることを目的とする。
せ、ロックされたスライダを片手で極めて容易にロック
解除し得、作業性が良く安全な多段階制動装置を提供す
ることを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段及び作用】この目的を達成
させるために、この発明の多段階制動装置では、次のよ
うな構成としている。多段階制動装置は、底面に周回状
案内溝部を備えたケース本体と、このケース本体に対し
出没可能に嵌挿されケース本体より突出する突出先端部
が扉に取付けられると共に、基端部には周回状案内溝部
に嵌入する溝嵌入軸部を備えたスライダとからなり、前
記ケース本体の周回状案内溝部は扉閉成時に溝嵌入軸部
が定位する始点定位部と、この始点定位部に連続する扉
開放用往路側溝部と、この往路側溝部の適所に設けられ
た複数の段差状逆戻り防止ストッパ部と、この往路側溝
部の終点部及び扉閉成用復路側溝部に連続する扉全開状
態保持用ロック部と、先端部が前記始点定位部に連続す
る復路側溝部の適所に設けられ、扉自重によるスライダ
軸部の移動を阻止する複数の段差状移動阻止ストッパ部
とを備えたことを特徴としている。
させるために、この発明の多段階制動装置では、次のよ
うな構成としている。多段階制動装置は、底面に周回状
案内溝部を備えたケース本体と、このケース本体に対し
出没可能に嵌挿されケース本体より突出する突出先端部
が扉に取付けられると共に、基端部には周回状案内溝部
に嵌入する溝嵌入軸部を備えたスライダとからなり、前
記ケース本体の周回状案内溝部は扉閉成時に溝嵌入軸部
が定位する始点定位部と、この始点定位部に連続する扉
開放用往路側溝部と、この往路側溝部の適所に設けられ
た複数の段差状逆戻り防止ストッパ部と、この往路側溝
部の終点部及び扉閉成用復路側溝部に連続する扉全開状
態保持用ロック部と、先端部が前記始点定位部に連続す
る復路側溝部の適所に設けられ、扉自重によるスライダ
軸部の移動を阻止する複数の段差状移動阻止ストッパ部
とを備えたことを特徴としている。
【0006】このような構成を有する多段階制動装置で
は、扉閉成時においてスライダがケース本体に最も没入
した状態にあり、溝嵌入軸部は始点定位部に位置してい
る。作業者が扉(点検口蓋板)を上方へ持ち上げると、
溝嵌入軸部が往路側溝部内をスライド移動し、往路側溝
部適所の段差状逆戻りストッパ部(進行方向に上昇する
上昇傾斜面と頂上部とから成るストッパ部)を乗り越え
る。これにより、作業者が蓋板から手を離しても頂上部
の垂直壁面で、溝嵌入軸部の後退が阻止され蓋板の開放
状態が保持される。更に、蓋板を押し上げると、溝嵌入
軸部は往路側溝部の先端部(扉全開状態保持用ロック部
の手前)に設けた上昇傾斜面及び頂上部を乗り越えた
後、蓋板の自重で溝嵌入軸部は扉全開状態保持用ロック
部へ移動しロック部でロックされる。この扉全開状態保
持用ロック部は、平面形状「V」字型で、扉全開状態の
定位部の手前側には前方方向へ上昇傾斜する傾斜面及び
頂上部があり、前進側には前方方向へ上昇傾斜する傾斜
面及び頂上部がある。従って、蓋板自重で溝嵌入軸部が
手前側の傾斜面及び頂上部を乗り越えると、溝嵌入軸部
が全開状態保持定位部に位置し、手前側の頂上部の垂直
壁で後退が阻止され、且つ前方方向の傾斜面により蓋板
自重による前進移動(蓋板閉成方向への移動)が阻止さ
れ、蓋板の完全開放状態が維持される。一方、扉の閉成
に際しては、作業者が扉を僅かに押し上げると、溝嵌入
軸部が全開状態保持定位部から、前方方向へ上昇傾斜す
る傾斜面及び頂上部を乗り越えた後、蓋板の自重で復路
側溝部を進行する。復路側溝部の適所に設けた段差状移
動阻止ストッパ部は、手前側に前方方向へ上昇傾斜する
傾斜面及び頂上部を設け、定位部から逆向き(進行方向
と逆向き)に鋭角状とした溝部を設け、この溝部の前方
側に前方方向へ上昇傾斜する傾斜面及び頂上部を設けて
いる。従って、復路側溝部を蓋板の自重で移動する溝嵌
入軸部は、手前側の傾斜面及び頂上部を乗り越えて、定
位部に位置した時、手前側の頂上部の垂直壁で後退が阻
止され、且つ鋭角に折れ曲がった前方方向の傾斜面を登
ることが出来ず、蓋板所定角度の開放状態が保持され
る。更に、作業者が蓋板を僅かに押し上げると、溝嵌入
軸部が前方側の傾斜面及び頂上部を乗り越え、蓋板の自
重で復路側溝部を始点定位部方向へ移動する。そして、
溝嵌入軸部が始点定位部方向へ近づくと、復路側溝部の
最終地点(始点定位部の近傍地点)に設けた上昇傾斜面
及び頂上部を乗り越え、始点定位部に定位する。この状
態で、蓋板は頂上部の垂直壁で後退が阻止され、蓋体は
完全閉成状態が保持される。従って、作業者は扉の開閉
に際し、片手にて蓋板を押し上げるだけで良く、残る片
手は梯子に手をかける事が出来、安全で且つ簡易に蓋板
の開閉を実行し得る。
は、扉閉成時においてスライダがケース本体に最も没入
した状態にあり、溝嵌入軸部は始点定位部に位置してい
る。作業者が扉(点検口蓋板)を上方へ持ち上げると、
溝嵌入軸部が往路側溝部内をスライド移動し、往路側溝
部適所の段差状逆戻りストッパ部(進行方向に上昇する
上昇傾斜面と頂上部とから成るストッパ部)を乗り越え
る。これにより、作業者が蓋板から手を離しても頂上部
の垂直壁面で、溝嵌入軸部の後退が阻止され蓋板の開放
状態が保持される。更に、蓋板を押し上げると、溝嵌入
軸部は往路側溝部の先端部(扉全開状態保持用ロック部
の手前)に設けた上昇傾斜面及び頂上部を乗り越えた
後、蓋板の自重で溝嵌入軸部は扉全開状態保持用ロック
部へ移動しロック部でロックされる。この扉全開状態保
持用ロック部は、平面形状「V」字型で、扉全開状態の
定位部の手前側には前方方向へ上昇傾斜する傾斜面及び
頂上部があり、前進側には前方方向へ上昇傾斜する傾斜
面及び頂上部がある。従って、蓋板自重で溝嵌入軸部が
手前側の傾斜面及び頂上部を乗り越えると、溝嵌入軸部
が全開状態保持定位部に位置し、手前側の頂上部の垂直
壁で後退が阻止され、且つ前方方向の傾斜面により蓋板
自重による前進移動(蓋板閉成方向への移動)が阻止さ
れ、蓋板の完全開放状態が維持される。一方、扉の閉成
に際しては、作業者が扉を僅かに押し上げると、溝嵌入
軸部が全開状態保持定位部から、前方方向へ上昇傾斜す
る傾斜面及び頂上部を乗り越えた後、蓋板の自重で復路
側溝部を進行する。復路側溝部の適所に設けた段差状移
動阻止ストッパ部は、手前側に前方方向へ上昇傾斜する
傾斜面及び頂上部を設け、定位部から逆向き(進行方向
と逆向き)に鋭角状とした溝部を設け、この溝部の前方
側に前方方向へ上昇傾斜する傾斜面及び頂上部を設けて
いる。従って、復路側溝部を蓋板の自重で移動する溝嵌
入軸部は、手前側の傾斜面及び頂上部を乗り越えて、定
位部に位置した時、手前側の頂上部の垂直壁で後退が阻
止され、且つ鋭角に折れ曲がった前方方向の傾斜面を登
ることが出来ず、蓋板所定角度の開放状態が保持され
る。更に、作業者が蓋板を僅かに押し上げると、溝嵌入
軸部が前方側の傾斜面及び頂上部を乗り越え、蓋板の自
重で復路側溝部を始点定位部方向へ移動する。そして、
溝嵌入軸部が始点定位部方向へ近づくと、復路側溝部の
最終地点(始点定位部の近傍地点)に設けた上昇傾斜面
及び頂上部を乗り越え、始点定位部に定位する。この状
態で、蓋板は頂上部の垂直壁で後退が阻止され、蓋体は
完全閉成状態が保持される。従って、作業者は扉の開閉
に際し、片手にて蓋板を押し上げるだけで良く、残る片
手は梯子に手をかける事が出来、安全で且つ簡易に蓋板
の開閉を実行し得る。
【0007】
【実施例】図1は、この発明に係る多段階制動装置を天
井点検口に使用した場合の具体的な一実施例を示す斜視
図である。
井点検口に使用した場合の具体的な一実施例を示す斜視
図である。
【0008】多段階制動装置は、底面に周回状案内溝部
Aを備えたケース本体1と、このケース本体1に対し出
没可能に嵌挿され、先端部が天井点検口の蓋板(扉)6
に取付けられ、基端の溝嵌入軸部52が周回状案内溝部
Aに嵌合するスライダ5とからなる。
Aを備えたケース本体1と、このケース本体1に対し出
没可能に嵌挿され、先端部が天井点検口の蓋板(扉)6
に取付けられ、基端の溝嵌入軸部52が周回状案内溝部
Aに嵌合するスライダ5とからなる。
【0009】ケース本体1は、角筒状で先端部にスライ
ダ5が出没する孔部を開口している。このケース体1
は、基端部に貫通孔を13を設け、この貫通孔13に枢
支軸14を取付け、点検口枠部7に対し回動可能に取付
けている。更に、ケース本体1の底面には、後述する周
回状案内溝部Aが設けられ、スライダ5はこの周回状案
内溝部A内を移動することで、蓋板(点検口扉板)6が
開閉する。
ダ5が出没する孔部を開口している。このケース体1
は、基端部に貫通孔を13を設け、この貫通孔13に枢
支軸14を取付け、点検口枠部7に対し回動可能に取付
けている。更に、ケース本体1の底面には、後述する周
回状案内溝部Aが設けられ、スライダ5はこの周回状案
内溝部A内を移動することで、蓋板(点検口扉板)6が
開閉する。
【0010】図4は、前記スライダ5を示す斜視図であ
る。スライダ5は、平面形状が長方形の平板51で、平
板51の基端面部に下端が下方へ突出する丸棒状の溝嵌
入軸部52を備え、上面適所に上方へ弯曲する板バネ部
53を取付けている。また、スライダ5の先端部には貫
通孔54が開口してあり、この貫通孔54を点検口蓋板
6の取付け板61、61の貫通孔に対応させ、貫通孔5
4を嵌挿する取付け軸62の両端を取付け板61、61
にカシメる事で、スライダ5の先端を蓋板6に取付けて
いる。この取付け軸62の長さは、スライダ5が一定
幅、左右動し得る長さに設定してある。図6で示すよう
に、このスライダ5をケース本体1に対し出没可能に嵌
入配備した状態において、溝嵌入軸部52の下端部がケ
ース本体1底面11の周回状案内溝部Aに嵌入し、且つ
板バネ53の弯曲頂上部がケース本体1の上壁12内面
に突っ張り接面し、スタイダ5を下方向(周回状案内溝
方向)へ押圧付勢している。
る。スライダ5は、平面形状が長方形の平板51で、平
板51の基端面部に下端が下方へ突出する丸棒状の溝嵌
入軸部52を備え、上面適所に上方へ弯曲する板バネ部
53を取付けている。また、スライダ5の先端部には貫
通孔54が開口してあり、この貫通孔54を点検口蓋板
6の取付け板61、61の貫通孔に対応させ、貫通孔5
4を嵌挿する取付け軸62の両端を取付け板61、61
にカシメる事で、スライダ5の先端を蓋板6に取付けて
いる。この取付け軸62の長さは、スライダ5が一定
幅、左右動し得る長さに設定してある。図6で示すよう
に、このスライダ5をケース本体1に対し出没可能に嵌
入配備した状態において、溝嵌入軸部52の下端部がケ
ース本体1底面11の周回状案内溝部Aに嵌入し、且つ
板バネ53の弯曲頂上部がケース本体1の上壁12内面
に突っ張り接面し、スタイダ5を下方向(周回状案内溝
方向)へ押圧付勢している。
【0011】前記周回状案内溝Aは、図5で示すよう
に、始点定位部21から始まる扉開放用往路側溝部2
と、この往路側溝部2の終点部及び扉閉成用復路側溝部
4の一端部との間に連続状に介在する扉全開状態ロック
部3と、先端部が前記始点定位部21に連続する扉閉成
用復路側溝部4とから成る。この周回状案内溝Aは、一
定の深さを有する溝で、上記スライダ5の溝嵌入軸部5
2の下部が嵌入する幅、深さに設定してある。図3は、
周回状案内溝Aの溝底の高低を示す説明図である。扉開
放用往路側溝部2は直線状で、実施例では一定間隔を開
いた逆戻り防止ストッパ22、23が2ケ所に設けてあ
る。逆戻り防止ストッパ22(23)は、前方方向(扉
全開状態ロック部3方向)へ向けて上昇する傾斜面22
a(23a)と頂上部22b(23b)とからなり、こ
の頂上部22b(23b)を乗り越えた溝嵌入軸部52
は、頂上部22b(23b)の垂直壁部22c(23
c)で逆戻りが阻止される。更に、往路側溝部2の終端
部(先端部)には、扉全開状態ロック部3へ溝嵌入軸部
52を案内するための上昇傾斜面24a及び頂上部24
bが設けてある。上記扉全開状態ロック部3は、前記始
点定位部21側へ凹む平面形状「V」字状で、「V」字
状の凹み底部分に位置する定位部31が、前記始点定位
部21と同一線上に位置している。そして、定位部31
の片方先端が往路側溝部先端(頂上部24b)に連続
し、他方先端が復路側溝部4に連続している。この定位
部31の手前側(頂上部24b側)には上昇傾斜面31
aと頂上部31bが設けてあり、前方側(復路溝側)に
は上昇傾斜面31d及び頂上部31eが設けてある。定
位部31に位置した溝嵌入軸部51は、頂上部31bの
垂直壁31cにより後退できず、定位部31に定位し、
蓋板6を押し上げた場合は溝嵌入軸部52は前方の上昇
傾斜面(頂上部31e)31d側へのみ進行する。前記
扉閉成用復路側溝部4は、前記往路側溝部2及び始点定
位部(扉全開状態保持定位部31)21と平行状で、且
つ始点定位部(扉全開状態保持定位部31)21より外
側に位置している。そして、一端が上記扉全開状態ロッ
ク部3の頂上部31eに連続し、他端が始点定位部21
に連続している。復路側溝部4には、実施例では2か所
に蓋板自重による溝嵌入軸部52の移動を阻止する移動
阻止用ストッパ部41、42が設けてある。この移動阻
止用ストッパ部41、42は、往路側溝部2側へ寄った
位置、つまり始点定位部21及び定位部31と同一線上
となる位置に、定位部4a、4bを設けている。これ
は、復路側溝部4を適所で内方向へ折り曲げ、この折り
曲げ部4A、4Aが往路側溝部2に接近し、且つ平行状
態となるように設定することで、定位部4a、4bが始
点定位部21(31)と同一線上となるようにしてい
る。更に、この定位部4a(4b)から復路側溝部4に
戻る短尺溝4B(4B)は、扉全開状態保持用ロック部
3側(始点定位部21と反対側)へ鋭角状に向けた溝に
設定している。そして、定位部4a、4bの手前側には
前方方向へ上昇傾斜する傾斜面41a(42a)、頂上
部41b(42b)を設け、定位部4a、4bから復路
側溝部4へ連続する鋭角状短尺溝4B(4B)には、上
昇傾斜面41d(42d)、頂上部41e(42e)を
設けている。これにより、蓋板6の自重で復路側溝部4
を移動する溝嵌入軸部52は、傾斜面41a(42a)
及び頂上部41b(42b)を乗り越えて、定位部4a
(4b)でそれぞれ停止する。そして、蓋板6の自重で
は鋭角に屈曲する短尺溝4B(4B)の上昇傾斜面(頂
上部41e)41dを乗り越えることが出来ず、定位部
4a(4b)に定位するように設定してある。更に、復
路側溝部4の終点部、つまり始点定位部21に連続する
部分の手前側には、上昇傾斜面43a、頂上部43bを
設け、溝嵌入軸部52が蓋板6の自重で頂上部43bを
乗り越えることで、溝嵌入軸部52が始点定位部21に
定位するように設定してある。
に、始点定位部21から始まる扉開放用往路側溝部2
と、この往路側溝部2の終点部及び扉閉成用復路側溝部
4の一端部との間に連続状に介在する扉全開状態ロック
部3と、先端部が前記始点定位部21に連続する扉閉成
用復路側溝部4とから成る。この周回状案内溝Aは、一
定の深さを有する溝で、上記スライダ5の溝嵌入軸部5
2の下部が嵌入する幅、深さに設定してある。図3は、
周回状案内溝Aの溝底の高低を示す説明図である。扉開
放用往路側溝部2は直線状で、実施例では一定間隔を開
いた逆戻り防止ストッパ22、23が2ケ所に設けてあ
る。逆戻り防止ストッパ22(23)は、前方方向(扉
全開状態ロック部3方向)へ向けて上昇する傾斜面22
a(23a)と頂上部22b(23b)とからなり、こ
の頂上部22b(23b)を乗り越えた溝嵌入軸部52
は、頂上部22b(23b)の垂直壁部22c(23
c)で逆戻りが阻止される。更に、往路側溝部2の終端
部(先端部)には、扉全開状態ロック部3へ溝嵌入軸部
52を案内するための上昇傾斜面24a及び頂上部24
bが設けてある。上記扉全開状態ロック部3は、前記始
点定位部21側へ凹む平面形状「V」字状で、「V」字
状の凹み底部分に位置する定位部31が、前記始点定位
部21と同一線上に位置している。そして、定位部31
の片方先端が往路側溝部先端(頂上部24b)に連続
し、他方先端が復路側溝部4に連続している。この定位
部31の手前側(頂上部24b側)には上昇傾斜面31
aと頂上部31bが設けてあり、前方側(復路溝側)に
は上昇傾斜面31d及び頂上部31eが設けてある。定
位部31に位置した溝嵌入軸部51は、頂上部31bの
垂直壁31cにより後退できず、定位部31に定位し、
蓋板6を押し上げた場合は溝嵌入軸部52は前方の上昇
傾斜面(頂上部31e)31d側へのみ進行する。前記
扉閉成用復路側溝部4は、前記往路側溝部2及び始点定
位部(扉全開状態保持定位部31)21と平行状で、且
つ始点定位部(扉全開状態保持定位部31)21より外
側に位置している。そして、一端が上記扉全開状態ロッ
ク部3の頂上部31eに連続し、他端が始点定位部21
に連続している。復路側溝部4には、実施例では2か所
に蓋板自重による溝嵌入軸部52の移動を阻止する移動
阻止用ストッパ部41、42が設けてある。この移動阻
止用ストッパ部41、42は、往路側溝部2側へ寄った
位置、つまり始点定位部21及び定位部31と同一線上
となる位置に、定位部4a、4bを設けている。これ
は、復路側溝部4を適所で内方向へ折り曲げ、この折り
曲げ部4A、4Aが往路側溝部2に接近し、且つ平行状
態となるように設定することで、定位部4a、4bが始
点定位部21(31)と同一線上となるようにしてい
る。更に、この定位部4a(4b)から復路側溝部4に
戻る短尺溝4B(4B)は、扉全開状態保持用ロック部
3側(始点定位部21と反対側)へ鋭角状に向けた溝に
設定している。そして、定位部4a、4bの手前側には
前方方向へ上昇傾斜する傾斜面41a(42a)、頂上
部41b(42b)を設け、定位部4a、4bから復路
側溝部4へ連続する鋭角状短尺溝4B(4B)には、上
昇傾斜面41d(42d)、頂上部41e(42e)を
設けている。これにより、蓋板6の自重で復路側溝部4
を移動する溝嵌入軸部52は、傾斜面41a(42a)
及び頂上部41b(42b)を乗り越えて、定位部4a
(4b)でそれぞれ停止する。そして、蓋板6の自重で
は鋭角に屈曲する短尺溝4B(4B)の上昇傾斜面(頂
上部41e)41dを乗り越えることが出来ず、定位部
4a(4b)に定位するように設定してある。更に、復
路側溝部4の終点部、つまり始点定位部21に連続する
部分の手前側には、上昇傾斜面43a、頂上部43bを
設け、溝嵌入軸部52が蓋板6の自重で頂上部43bを
乗り越えることで、溝嵌入軸部52が始点定位部21に
定位するように設定してある。
【0012】このような構成を有する多段階制動装置で
は、蓋板6閉成時においてスライダ5がケース本体1に
最も没入した状態にあり、溝嵌入軸部52は始点定位部
21に位置し、板バネ部53によりスライダ5は周回状
案内溝Aの底方向へバネ付勢されている。作業者が、片
手を梯子にかけ、残る片手で点検口蓋板6を上方へ持ち
上げると、図5及び図3で示すように、溝嵌入軸部52
が直線状の往路側溝部2内を移動する(図7参照)。つ
まり、図2で示すように、スライダ5がケース体1より
引き出され、蓋板6が開放してゆく。そして、往路側溝
部2の第1の逆戻りストッパ部22の上昇傾斜面22a
と頂上部22bを乗り越えると、作業者が蓋板6から手
を離しても、頂上部の垂直壁面22cで溝嵌入軸部52
の後退が阻止され、蓋板6の一定角度の開放状態が保持
される。更に、蓋板6を押し上げることで、第2の逆戻
りストッパ部23(傾斜面23a、頂上部23b、垂直
壁23c)により、更に開いた蓋板6の開放状態が保持
される。そして、更に蓋板6を押し上げることで、溝嵌
入軸部52が扉全開状態保持ロック部3手前の上昇傾斜
面24a、頂上部24bを乗り越え、扉全開状態保持ロ
ック部3の頂上部24bの延長上の部分へ移行する。こ
こで、作業者が蓋板6から手を離すことで、蓋板6の自
重で溝嵌入軸部52は扉全開状態保持ロック部3の傾斜
面31a、頂上部31bを乗り越え定位部31で停止す
る(図6参照)。溝嵌入軸部52は、定位部31で固定
され、蓋板6の自重では鋭角状の前方の傾斜面31dを
乗り越えられず、蓋板6の全開状態が保持される。
は、蓋板6閉成時においてスライダ5がケース本体1に
最も没入した状態にあり、溝嵌入軸部52は始点定位部
21に位置し、板バネ部53によりスライダ5は周回状
案内溝Aの底方向へバネ付勢されている。作業者が、片
手を梯子にかけ、残る片手で点検口蓋板6を上方へ持ち
上げると、図5及び図3で示すように、溝嵌入軸部52
が直線状の往路側溝部2内を移動する(図7参照)。つ
まり、図2で示すように、スライダ5がケース体1より
引き出され、蓋板6が開放してゆく。そして、往路側溝
部2の第1の逆戻りストッパ部22の上昇傾斜面22a
と頂上部22bを乗り越えると、作業者が蓋板6から手
を離しても、頂上部の垂直壁面22cで溝嵌入軸部52
の後退が阻止され、蓋板6の一定角度の開放状態が保持
される。更に、蓋板6を押し上げることで、第2の逆戻
りストッパ部23(傾斜面23a、頂上部23b、垂直
壁23c)により、更に開いた蓋板6の開放状態が保持
される。そして、更に蓋板6を押し上げることで、溝嵌
入軸部52が扉全開状態保持ロック部3手前の上昇傾斜
面24a、頂上部24bを乗り越え、扉全開状態保持ロ
ック部3の頂上部24bの延長上の部分へ移行する。こ
こで、作業者が蓋板6から手を離すことで、蓋板6の自
重で溝嵌入軸部52は扉全開状態保持ロック部3の傾斜
面31a、頂上部31bを乗り越え定位部31で停止す
る(図6参照)。溝嵌入軸部52は、定位部31で固定
され、蓋板6の自重では鋭角状の前方の傾斜面31dを
乗り越えられず、蓋板6の全開状態が保持される。
【0013】蓋板6の閉成に際しては、蓋板6を僅かに
押し上げることで、溝嵌入軸部52が復路側に位置する
上昇傾斜面31d、頂上部31eを乗り越え、復路側溝
部4に移行する。ここで、作業者は蓋板6から手を離す
ことで、溝嵌入軸部52は蓋板6の自重で復路側溝部4
を移行する。つまり、スライダ5がケース本体1へ没入
し、蓋板6が閉成してゆく(図5参照)。蓋板6の自重
で、溝嵌入軸部52が復路側の折り曲げ部分4Aへ移行
し、第1段ストッパ(段差状移動阻止ストッパ部)41
で停止する。つまり、溝嵌入軸部52が上昇傾斜面41
a及び頂上部41bを乗り越え、定位部4aで停止す
る。溝嵌入軸部52は頂上部41bの垂直壁41cと、
前方側の鋭角状短尺溝4Bの上昇傾斜面(頂上部41
e)41dに囲まれ、蓋板6自重による移動が完全に阻
止される。これにより、蓋板6の一定角度の閉成状態が
保持される。更に、蓋板6を僅かに押し上げると、溝嵌
入軸部52は上昇傾斜面41d、頂上部41eを乗り越
える。ここで、作業者が蓋板6から手を離すと、蓋板6
の自重で溝嵌入軸部52は第2段ストッパ(段差状移動
阻止ストッパ部)42まで移行して停止する。これによ
り、更に閉じた蓋板6の閉成状態が保持される。同様に
して、蓋板6を僅かに持ち上げることで、溝嵌入軸部5
2が鋭角状溝4Bの傾斜面42d、頂上部42eを乗り
越えへ、後は蓋板6の自重で溝嵌入軸部52が始点定位
部21側へ移行し、且つ始点定位部21手前の傾斜面4
3a、頂上部43bを乗り越え、始点定位部21で停止
する。この状態で、蓋板6が完全に閉成することとな
る。かくして、作業者は扉(蓋板)6の開閉に際し、片
手にて蓋板6を押し上げるだけで良く、残る片手は梯子
に手をかける事が出来、安全で且つ簡易に蓋板の開閉を
実行し得る。
押し上げることで、溝嵌入軸部52が復路側に位置する
上昇傾斜面31d、頂上部31eを乗り越え、復路側溝
部4に移行する。ここで、作業者は蓋板6から手を離す
ことで、溝嵌入軸部52は蓋板6の自重で復路側溝部4
を移行する。つまり、スライダ5がケース本体1へ没入
し、蓋板6が閉成してゆく(図5参照)。蓋板6の自重
で、溝嵌入軸部52が復路側の折り曲げ部分4Aへ移行
し、第1段ストッパ(段差状移動阻止ストッパ部)41
で停止する。つまり、溝嵌入軸部52が上昇傾斜面41
a及び頂上部41bを乗り越え、定位部4aで停止す
る。溝嵌入軸部52は頂上部41bの垂直壁41cと、
前方側の鋭角状短尺溝4Bの上昇傾斜面(頂上部41
e)41dに囲まれ、蓋板6自重による移動が完全に阻
止される。これにより、蓋板6の一定角度の閉成状態が
保持される。更に、蓋板6を僅かに押し上げると、溝嵌
入軸部52は上昇傾斜面41d、頂上部41eを乗り越
える。ここで、作業者が蓋板6から手を離すと、蓋板6
の自重で溝嵌入軸部52は第2段ストッパ(段差状移動
阻止ストッパ部)42まで移行して停止する。これによ
り、更に閉じた蓋板6の閉成状態が保持される。同様に
して、蓋板6を僅かに持ち上げることで、溝嵌入軸部5
2が鋭角状溝4Bの傾斜面42d、頂上部42eを乗り
越えへ、後は蓋板6の自重で溝嵌入軸部52が始点定位
部21側へ移行し、且つ始点定位部21手前の傾斜面4
3a、頂上部43bを乗り越え、始点定位部21で停止
する。この状態で、蓋板6が完全に閉成することとな
る。かくして、作業者は扉(蓋板)6の開閉に際し、片
手にて蓋板6を押し上げるだけで良く、残る片手は梯子
に手をかける事が出来、安全で且つ簡易に蓋板の開閉を
実行し得る。
【0014】尚、実施例では往路側溝部2及び復路側溝
部4に、それぞれ2つのストッパ部22、23、及び4
1、42を設けた例を示したが、実施に際してはストッ
パ部の数を増やしても良く、この場合、多くの段階調整
を実行し得ること勿論である。また、実施例では点検口
蓋板6に多段階制動装置を使用した例を示したが、本発
明はこれに限らず、出窓の開閉調整等に使用できること
当然である。
部4に、それぞれ2つのストッパ部22、23、及び4
1、42を設けた例を示したが、実施に際してはストッ
パ部の数を増やしても良く、この場合、多くの段階調整
を実行し得ること勿論である。また、実施例では点検口
蓋板6に多段階制動装置を使用した例を示したが、本発
明はこれに限らず、出窓の開閉調整等に使用できること
当然である。
【0015】
【発明の効果】この発明では、以上のように、ケース本
体に対しスライダを出没可能に配備し、スライダの溝嵌
入軸部を周回状溝部に嵌入させ、蓋板を押し上げるだけ
で、扉全開状態をロックでき、しかも扉開放用往路側、
及び扉閉成用復路側でそれぞれ多段階ストップさせ得る
こととしたから、片手で蓋板を押し上げるだけで扉の開
閉を実行でき、簡易にロック解除もなし得る。従って、
作業者は蓋板を片手で持ち上げるだけの簡便な操作です
み作業が安全となる等、発明目的を達成した優れた効果
を有する。
体に対しスライダを出没可能に配備し、スライダの溝嵌
入軸部を周回状溝部に嵌入させ、蓋板を押し上げるだけ
で、扉全開状態をロックでき、しかも扉開放用往路側、
及び扉閉成用復路側でそれぞれ多段階ストップさせ得る
こととしたから、片手で蓋板を押し上げるだけで扉の開
閉を実行でき、簡易にロック解除もなし得る。従って、
作業者は蓋板を片手で持ち上げるだけの簡便な操作です
み作業が安全となる等、発明目的を達成した優れた効果
を有する。
【図1】実施例多段階制動装置を示す斜視図である。
【図2】蓋板開放状態におけるスライダの移動を示す説
明図である。
明図である。
【図3】周回状案内溝の溝底面の高低を示す説明図であ
る。
る。
【図4】スライダを示す斜視図である。
【図5】蓋板閉成状態におけるスライダの移動を示す説
明図である。
明図である。
【図6】蓋板全開状態における多段階制動装置を示す断
面図である。
面図である。
【図7】蓋板開放時及び蓋板閉成時における多段階制動
装置を示す断面図である。
装置を示す断面図である。
【図8】従来の多段階制動装置を示す斜視図である。
1 ケース本体 2 扉開放用往路側溝部 3 扉全開状態保持用ロック部 4 扉閉成用復路側溝部 5 スライダ 21 始点定位部 22 段差状逆戻り防止ストッパ部 41 段差状移動阻止ストッパ部 52 溝嵌入軸部
Claims (1)
- 【請求項1】 底面に周回状案内溝部を備えたケース本
体と、このケース本体に対し出没可能に嵌挿されケース
本体より突出する突出先端部が扉に取付けられると共
に、基端部には周回状案内溝部に嵌入する溝嵌入軸部を
備えたスライダとからなり、前記ケース本体の周回状案
内溝部は扉閉成時に溝嵌入軸部が定位する始点定位部
と、この始点定位部に連続する扉開放用往路側溝部と、
この往路側溝部の適所に設けられた複数の段差状逆戻り
防止ストッパ部と、この往路側溝部の終点部及び扉閉成
用復路側溝部に連続する扉全開状態保持用ロック部と、
先端部が前記始点定位部に連続する復路側溝部の適所に
設けられ、扉自重による溝嵌入軸部の移動を阻止する複
数の段差状移動阻止ストッパ部とを備えたことを特徴と
する多段階制動装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP34983492A JPH06167160A (ja) | 1992-12-01 | 1992-12-01 | 多段階制動装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP34983492A JPH06167160A (ja) | 1992-12-01 | 1992-12-01 | 多段階制動装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06167160A true JPH06167160A (ja) | 1994-06-14 |
Family
ID=18406429
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP34983492A Pending JPH06167160A (ja) | 1992-12-01 | 1992-12-01 | 多段階制動装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06167160A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2023011387A1 (zh) * | 2021-08-02 | 2023-02-09 | 朱玉荣 | 一种线路端口安装壳体及具有其的智慧讲桌 |
-
1992
- 1992-12-01 JP JP34983492A patent/JPH06167160A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2023011387A1 (zh) * | 2021-08-02 | 2023-02-09 | 朱玉荣 | 一种线路端口安装壳体及具有其的智慧讲桌 |
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