JPH0616640Y2 - プレス仕上機 - Google Patents

プレス仕上機

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JPH0616640Y2
JPH0616640Y2 JP1989128826U JP12882689U JPH0616640Y2 JP H0616640 Y2 JPH0616640 Y2 JP H0616640Y2 JP 1989128826 U JP1989128826 U JP 1989128826U JP 12882689 U JP12882689 U JP 12882689U JP H0616640 Y2 JPH0616640 Y2 JP H0616640Y2
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JP
Japan
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air
hollow portion
opening
steam
valve
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Application number
JP1989128826U
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JPH0368897U (ja
Inventor
秀人 倉田
Original Assignee
富士車輌株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、洗濯されたウール製衣類等のプレス仕上げ
に用いられる仕上機に関するものである。
〔従来の技術〕
第4図は、従来のプレス仕上機の構造を示すものであ
る。
図において、21はアイロン台、22は熱板であり、熱
板22は図示省略した駆動手段によりアイロン台21に
圧着離反するようになっており、この熱板22とアイロ
ン台21の圧着面には、それぞれ通気性のある柔軟な材
料からなるパッド23、24が張られている。
上記アイロン台21の内部には、バキューム管25に連
通する中空部26が設けられ、その圧着面には中空部2
6と連通する多数の貫通孔27が形成してある。また、
バキューム管25には、空気吸引器(図示略)との連通
を開閉する開閉弁28が設けられ、その管25の内部
に、ソレノイド弁29を有する蒸気供給管30のノズル
口を設けている。
上記仕上機においてプレス作業を行なうには、先ず、ア
イロン台21と熱板22の間で衣類をプレス状態とす
る。次にそのプレス状態で開閉弁28を閉じ、ソレノイ
ド弁29を開いて蒸気供給管30から中空部26内に蒸
気を吹き出し、衣類に適当な湿り気を与える。
その後、衣類を乾燥させるが、この場合は、プレス状態
のままソレノイド弁29を閉じ、開閉弁28を開いて空
気吸引器により中空部26内を吸引し、衣類内部の蒸気
や熱気を排気する。
〔考案が解決しようとする問題点〕
上記構造においてアイロン台21から吹き出した蒸気は
パッド23を通って衣類に吹き込まれるが、パッド23
には通気に対する抵抗があるため、アイロン台21の中
空部26内部の圧力が十分に高まらないと、パッド23
を通じて蒸気が外部に吹出すことができない。
このため、中空部26内の圧力が十分に高まるまで、ソ
レノイド弁29を開いてから蒸気がパッド23から吹き
出すまでに時間がかかり、それが時間当りの衣類の仕上
り枚数を少なくして、作業能率を低下させる原因になっ
ていた。
この考案は、上記の課題を解決することを目的としてな
されたもので、パッドからの蒸気の吹き出しが迅速にで
きて作業能率に優れたプレス仕上機を提供しようとする
ものである。
〔課題を解決するための手段〕
上記の課題を解決するため、この考案では、衣類を挟み
込んでプレス仕上げする一対の平板の少なくとも一方の
内側を中空にして形成され、その平板の圧着面に形成さ
れた複数の孔に連通する中空部と、この中空部に接続さ
れた空気通気管と、空気を吸引する空気吸引手段と、前
記空気通気管と前記空気吸引手段間に介在する第1の開
閉弁、および該空気通気管と外気間に介在する第2の開
閉弁と、前記空気通気管の内側に配設され、前記第2の
開閉弁と前記中空部間に位置し、この中空部に向かって
蒸気を吹出す吹出し口とを備え、前記第1の開閉弁を開
けることにより、前記中空部から前記空気吸引手段に至
る空気の経路を形成し、また前記第2の開閉弁を開ける
ことにより、前記外気から前記吹出し口を介して前記中
空部に至る空気の経路を形成している。
〔作用〕
この考案によれば、第1の開閉弁を開けると、平板の中
空部から空気通気管を介して空気吸引手段に至る空気の
経路が形成される。このときに空気吸引手段を作動させ
ると、平板の圧着面に形成された各孔から中空部へと空
気が吸引されるので、この平板上に衣類を吸引し、ここ
で衣類を整えたり、あるいは衣類を乾燥することができ
る。
また、第2の開閉弁を開けると、外気から空気通気管内
の吹出し口を介して中空部に至る空気の経路が形成され
る。このときに吹出し口から蒸気を吹出すと、外気から
空気通気管内の吹出し口を介して中空部に至る空気の流
れが空気通気管内で勢い良く発生する。これにより、蒸
気は中空部に勢い良く送り込まれ、中空部内の圧力が急
激に上昇し、平板の圧着面に形成された各孔からは蒸気
が直ちに吹出る。しかも、吹出し口から空気通気管を介
して中空部に至るまでに、蒸気と空気が十分に混合され
るので、平板の圧着面に形成された各孔からは、蒸気が
一様に吹出る。これにより、一対の平板に挟み込まれた
衣類を速やかにかつきれいに仕上げることが可能とな
る。
〔実施例〕
以下、この考案の実施例を添付の第1図乃至第3図に基
づいて説明する。
アイロン台1及び熱板2は金属板により扁平な中空構造
に形成され、その内部にそれぞれ圧着面全体に拡がる中
空部3、4が形成されている。
また、アイロン台1と熱板2の圧着面には、それぞれ中
空部3、4に連通する多数の貫通孔5、6が形成され、
その貫通孔5、6の外側をパッド7、8が覆っている。
上記アイロン台1の中空部3には、開閉弁9を介して外
気導入口10に連通する通気管11が接続しており、そ
の通気管11の途中に開閉弁12を介して空気吸引器1
3が接続している。また、上記両開閉弁9、12の間の
通気管11に、熱板2の中空部4に連通する通気管14
が接続している。
さらに、各通気管11、14の内部には、それぞれソレ
ノイド弁17、18を有する蒸気供給管15、16が設
けられている。この蒸気供給管15、16の吹出口は、
アイロン台1では上向きに、熱板2では下向きにそれぞ
れ中空部3、4に臨ませて設けられており、供給管から
吹き出した蒸気は各中空部に向かって噴出する。
上記開閉弁9、12は、それぞれエアシリンダ9a、1
2aにより開閉するようになっているが、このエアシリ
ンダ9a、12aを駆動するソレノイド(図示略)と、
蒸気供給管15、16のソレノイド弁17、18は、そ
れぞれプレス仕上機の作動を制御する制御装置(図示
略)に接続しており、予め設定されたプログラムに沿っ
て連動するか、或いは作動ボタンの操作により各々単独
に作動するようになっている。
実施例の仕上機は上記のような構造であり、次にその作
用を説明する。
熱板2が上昇したプレス作業前は、両開閉弁9、12を
閉じ、空気吸引器13と外気導入口10への通路を閉鎖
しておく。
この状態で、開閉弁12を開き、空気吸引器13により
通気管11を吸引すると、中空部3内が負圧になってア
イロン台1の圧着面に吸引作用が生じるため、この吸引
力を利用してアイロン台1上に衣類をしわが無いよう拡
げてセットする。
このセットが終ると、起動ボタンにより熱板2の駆動機
構を作動して、熱板2をアイロン台1に圧着させ、衣類
をプレス状態にする。
このプレス状態で次に衣類の蒸らし工程を行なうが、こ
の作業は、熱板2が圧着されたことをリミットスイッチ
等の検知器で検知して制御装置に信号を送り、その信号
により第1図及び第2図に示すようにソレノイド弁1
7、18を開いて蒸気供給管15、16から蒸気を噴出
させ、同時に開閉弁9を開いて外気導入口10と通気管
11、14を連通させる。
この状態では、蒸気の噴射効果により、通気管11、1
4内に開閉弁9からアイロン台1又は熱板2へ向かう空
気の流れが生じ、導入口10から空気が導入される。こ
の導入する空気により、両中空部3、4の内部圧力は急
激に上昇するため、高圧状態になった蒸気がパッド7、
8を一気に挿通して外部に吹き出る。
この吹き出した蒸気により衣類に適度の湿りが加わる
と、第3図に示すように、プレス状態のまま外気導入口
10の開閉弁9を閉じ、開閉弁12を開いて空気吸引器
13により通気管11、14内を吸引する。これによ
り、衣類内部の蒸気や熱気が中空部3、4を通って空気
吸引器13に排気され、衣類は乾燥される。
上記乾燥が終ると、熱板2を上昇させて仕上った衣類を
取り出し、作業を終了する。
上記のプレス作業は、センサーやタイマー等を用いてシ
ーケンス制御により自動的に行なう場合と、各工程ごと
に手動のスイッチ操作により段階を追って行なう場合と
がある。
なお、上記実施例では、熱板2に連通する通気管14
を、アイロン台1と連通する通気管11に接続したが、
このような接続構造とせず、通気管14に直接外気導入
口を形成してもよい。
〔考案の効果〕
以上説明したように、この考案は、アイロン台に空気吸
引器と外気取入口に接続する中空部を設け、蒸気吹出し
時、外気を導入することにより中空部の圧力を急激に高
めるようにしたので、パッドからの蒸気の吹き出しを短
縮でき、作業の効率を大きく向上させることができる。
また、熱板に外気取入口と接続する中空部を設けるよう
にすると、アイロン台と熱板の両方から蒸気を衣類に吹
き出すことができ、より一層蒸気の吹出しを大きくでき
る効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の実施例を示す一部縦断正面図、第2
図は同上の要部を示す縦断正面図、第3図は同上の作用
状態を示す一部縦断正面図、第4図は従来例を示す縦断
正面図である。 1……アイロン台、2……熱板、 3、4……中空部、5、6……貫通孔、 7、8……パッド、9……開閉弁、 10……外気導入口、11……通気管、 12……開閉弁、13……空気吸引器、 14……通気管、 15、16……蒸気供給管、 17、18……ソレノイド弁、 A……衣類。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】一対の平板間に衣類を挟み込み、この衣類
    をプレス仕上げするプレス仕上機において、 前記各平板のうちの少なくとも一方の内側を中空にして
    形成され、外側の圧着面に形成された複数の孔に連通す
    る中空部と、 この中空部に接続された空気通気管と、 空気を吸引する空気吸引手段と、 前記空気通気管と前記空気吸引手段間に介在する第1の
    開閉弁、および該空気通気管と外気間に介在する第2の
    開閉弁と、 前記空気通気管の内側に配設され、前記第2の開閉弁と
    前記中空部間に位置し、この中空部に向かって蒸気を吹
    出す吹出し口とを備え、 前記第1の開閉弁を開けることにより、前記中空部から
    前記空気吸引手段に至る空気の経路を形成し、また前記
    第2の開閉弁を開けることにより、前記外気から前記吹
    出し口を介して前記中空部に至る空気の経路を形成する
    プレス仕上機。
JP1989128826U 1989-11-02 1989-11-02 プレス仕上機 Expired - Lifetime JPH0616640Y2 (ja)

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JPH0368897U JPH0368897U (ja) 1991-07-08
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