JPH0616491B2 - 気相エピタキシヤル成長装置 - Google Patents

気相エピタキシヤル成長装置

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JPH0616491B2 JP8051686A JP8051686A JPH0616491B2 JP H0616491 B2 JPH0616491 B2 JP H0616491B2 JP 8051686 A JP8051686 A JP 8051686A JP 8051686 A JP8051686 A JP 8051686A JP H0616491 B2 JPH0616491 B2 JP H0616491B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は気相エピタキシャル成長装置に関し、特にシリ
コンの気相エピタキシャル成長装置に関するものであ
る。
〔従来の技術〕
従来、この種のシリコン気相エピタキシャル成長装置
は、ある間隔で積み重ねたシリコン単結晶基板を100
0〜1200℃に加熱し、その基板表面にシラン系反応
ガス(SiH4,SiH2Cl2, SiHCl3,SiC
4)、及び水素(H2)を導入してシリコンをエピタキ
シャル成長させるものとなっていた。この種のシリコン
エピタキシャル成長装置では、シリコンエピタキシャル
膜の膜厚分布、電気抵抗分布を各基板内及び基板間で均
一化するため反応ガスの導入法、シリコン単結晶基板の
保持方法に種々の工夫がなされている。例としては第4
図に示した様に、減圧した反応管15内で多数枚のシリ
コン単結晶基板18をある間隔で積み重ねる様に保持
し、反応管内壁とシリコン単結晶基板18との間に1本
のガス導入用ノズル16を設け、第5図(a),第6図(b)
に示すようにそのノズルを固定あるいは首振り運動させ
ながら、シリコン単結晶基板18にガスを吹きつける方
式の装置が提案されている。これらの方式によって成長
した場合のエピタキシャル膜の膜厚は、それぞれ第5図
(b),第6図(b)に示す形状となる。すなわち固定ノズル
方式では、シリコン単結晶基板27の中央部にシリコン
エピタキシャル膜27が厚く付き、首振りノズル方式で
はシリコン単結晶基板32の上面にほぼ均一にシリコン
エピタキシャル膜31が付く。
〔発明が解決しようとする問題点〕
上述した従来のシリコンエピタキシャル成長装置では、
エピタキシャル膜の膜厚及び電気抵抗を均一にするた
め、反応ガスを首振り機構の付いたノズルを用いている
が、そのため、装置の構造が複雑になるという欠点があ
る。また、この首振運動を真空内へ導入するために使用
される真空シール材の摩擦による損耗で発生する微粒
子、極微少の大気のリークにより発生する反応生成物の
微粒子が、エピタキシャル膜の結晶性を劣化させるとい
う欠点がある。
本発明は、以上の様な欠点を改善し、均一な膜厚及び電
気抵抗を有するシリコンエピタキシャル膜を形成できる
気相エピタキシャル成長装置を提供するものである。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明の気相エピタキシャル成長装置は、複数枚の半導
体基板を任意の間隔で平行に積み重ねる様に保持する方
式の気相エピタキシャル成長装置において、複数の固定
式ノズルを通して導入される反応ガスの濃度を反応ガス
流を垂直に横断する任意の位置座標軸上の半導体基板表
面上において半導体基板端部上を半導体基板中心部上よ
り高濃度となる手段を有することを特徴とする。
〔実施例〕
次に、本発明について図面を参照して説明する。
第2図は、本発明の一実施例の縦断面図である。反応管
1は縦型抵抗加熱炉2の内部設置してあり、架台3に固
定されている。シリコン単結晶基板4は回転可能な基板
ホルダー5に水平に保持されており、反応ガスはガス導
入口6を通して、固定式ノズル7よりシリコン単結晶基
板4の表面に供給され、ガス排気口8より真空排気され
る。なお、反応管1、基板ホルダー5、固定式ノズル7
は反応管1の内部が真空排気されても気密が保たれてい
る。
第2図は第1図の実施例の横断面図である。反応管1の
中央部分にシリコン単結晶基板4が保持され、固定式ノ
ズル7,9のノズル開口部10は、放出される反応ガス
流の中心線11が各ノズルで平行になる様設置されてい
る。なお、ノズル7より放出される反応ガス流量は、ノ
ズル9より放出される反応ガス流量より低減される様調
整されている。
この気相エピタキシャル成長装置は、複数の固定式ノズ
ルを通して反応管に導入される反応ガスが、面の中心を
軸として回転するシリコン単結晶基板表面に、特定の濃
度分布で供給できる事により、均一な膜厚、電気抵抗の
シリコンエピタキシャル膜が成長できる。
複数のノズルから放出される反応ガス流の中心線は、各
々平行、もしくは、扇状に開かれており、第3図(a)に
示すようなガス流を垂直に横断する任意の位置座標軸上
において、第3図(b)乃至第3図(f)に示すように、シリ
コン単結晶基板中心部の反応ガス濃度が、シリコン単結
晶基板単部より低濃度に調整されている。この調整は、
各ノズルの配置、及び各ノズルから放出される反応ガス
量によって行なわれる。
以下にシリコンエピタキシャル成長の一例を示す。基板
ホルダー5に直径150mmのシリコン単結晶基板4を
9.5mm間隔で75枚保持し、基板ホルダー5を枚分1
0回転させ、反応管1の内部を1×10-3torrまで真空
排気した。次に、ノズル7,9よりHを30/min
で流しながら反応管内温度を1150℃とする。次い
で、Hを20/min,HClを0.2/min で流
し、反応管内圧力を1torrとしてシリコン単結晶基板4
を洗浄した後、Hを20/min,SiH2Clを1
/min,HClを1.3/min,PHを0.01
/min,各々流し、反応管内圧力を2torrとしてシリコ
ンのエピタキシャルの成長を行なった。なお、ノズル7
からの反応ガス流量は、ノズル9からの反応ガス流量の
65〜45%となる様流量計により調整した。その結
果、75枚全てのシリコン単結晶基板において、エピタ
キシャル膜の膜厚は±4%以内、電気抵抗は±6%以内
であり、微粒子の付着による欠陥は認められなかった。
本エピタキシャルでは、縦型の抵抗加熱炉を用いたが、
横型の炉、また、高周波加熱方式、ランプ加熱方式の炉
を用いても同様の結果が得られた。さらにノズルから放
出される反応ガス流の中心線が平行である場合の例を示
したが、基板の中心に向って各中心線が2゜〜3゜扇状
に開いた形にノズルが配置されている場合においても同
等の結果が得られた。
〔発明の効果〕
以上説明したように本発明は、面の中心を軸として回転
するシリコン単結晶基板表面に、複数の固定式ノズルを
用いて、導入された反応ガスが、反応ガス流を垂直に横
断する任意の位置座標軸上の基板端部で基板中心部より
高濃度となる分布形状で供給できる事によって、多数枚
のシリコン単結晶基板をある間隔で積み重ねる様に保持
する方式の気相エピタキシャル成長装置においても均一
な膜質で、微粒子欠陥の無いシリコンエピタキシャル膜
を成長できる効果がある。
また、本発明による気相エピタキシャル成長装置は、シ
リコンエピタキシャル基板を極めて量産性よくかつ安価
に作製できる事により、従来高価格であるため、限定さ
れていたシリコンエピタキシャル基板の応用範囲を著し
く拡大する効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の一実施例の気相エピタキシャル成長
装置の縦断面図、第2図は、第1図の横断面図、第3図
(a)は、回転するシリコン単結晶基板上の位置を表示す
るための座標軸を示した平面図、第3図(b)〜(f)は、第
3図(a)のA,B,C,a,b,b′軸における反応ガ
ス濃度分布を示した濃度分布を示した濃度分布図、第4
図は、従来の気相エピタキシャル成長装置の縦断面図、
第5図(a)は、第4図の装置における固定ノズル方式の
説明図、第5図(b)は第5図(a)の方式による膜厚分布
図、第6図(a)は第4図の装置における首振りノズル方
式の説明図、第6図(b)は第6図(a)の方式による膜厚分
布図である。 1……反応管、2……抵抗加熱炉、3……架台、4……
シリコン単結晶基板、5……基板ホルダー、6……ガス
導入口、7,9……ノズル、8……ガス排気口、10…
…ノズル開口部、11……反応ガス流の中心線、15…
…反応管、16……ノズル、17……ノズル開口部、1
8……シリコン単結晶基板、19……ガス導入口、20
……ガス排気口、21……高周波コイル、22……基板
ホルダー、23……反応管、24……シリコン単結晶
板、25……固定ノズル、26……シリコンエピタキシ
ャル膜、27……シリコン単結晶基板、28……反応
管、29……シリコン単結晶基板、30……首振りノズ
ル、31……シリコンエピタキシャル膜、32……シリ
コン単結晶基板。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数枚の半導体基板を任意の間隔で平行に
    積み重ねる様に保持する方式の気相エピタキシャル成長
    装置において、複数の固定式ノズルを通して導入される
    反応ガスの濃度を反応ガス流を垂直に横断する任意の位
    置座標軸上の半導体基板表面上において半導体基板端部
    上を半導体基板中心部上より高濃度とする手段を有する
    ことを特徴とする気相エピタキシャル成長装置。
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