JPH06164718A - ディジタル回線局内終端装置 - Google Patents

ディジタル回線局内終端装置

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JPH06164718A
JPH06164718A JP30735192A JP30735192A JPH06164718A JP H06164718 A JPH06164718 A JP H06164718A JP 30735192 A JP30735192 A JP 30735192A JP 30735192 A JP30735192 A JP 30735192A JP H06164718 A JPH06164718 A JP H06164718A
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JP
Japan
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line
circuit
station
test
digital
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JP30735192A
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Seiichi Yamano
誠一 山野
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Nippon Telegraph and Telephone Corp
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Nippon Telegraph and Telephone Corp
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  • Monitoring And Testing Of Exchanges (AREA)
  • Use Of Switch Circuits For Exchanges And Methods Of Control Of Multiplex Exchanges (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 ISDNなどのディジタル通信網において、
別に設ける試験装置を用いずに障害箇所の判定を行う。 【構成】 ディジタル回線局内終端装置毎に、自動的に
線路試験を実行するプログラム制御回路を設け、通信中
の回線のループ直流電流値と待機中の回線のループ直流
電流値とを入力情報として障害箇所を判定する。 【効果】 試験装置が不要になり、通信設備が小型化、
低価格化できる。回線対応に並行して線路試験ができ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は通信回線を用いたディジ
タル情報通信に利用する。特に、ISDN(Integrated
Services Digital Network:サービス総合ディジタル通
信網) に利用するに適する。特に、加入者線およびこの
加入者線を介して接続されるディジタル回線局内終端装
置およびディジタル回線宅内接続装置の障害対策技術に
関する。
【0002】
【従来の技術】ISDNに代表される一般公衆回線を用
いたディジタル情報通信網の普及はめざましく、昨今で
は公衆電話にもその端子を備えるに至っている。このよ
うな状況下において、障害発生時における障害箇所の早
期発見は極めて重要である。
【0003】図4を参照して従来例を説明する。図4は
従来例の構成図である。ISDN基本インタフェースを
提供する通信システムにおいては、ディジタル回線宅内
接続装置3と端末装置5との相互接続条件は、CCIT
T( 国際電信電話諮問委員会) 勧告I.430あるいは
TTC( 電信電話技術委員会) 標準JT−I430−a
に準拠しており、ディジタル回線宅内接続装置3とディ
ジタル回線局内終端装置1との相互接続条件は、CCI
TT勧告G.961に準拠している。現在、日本国にお
いては、ピンポン伝送方式がTTC標準JT−G961
に採択され一般的に用いられている。
【0004】線路試験装置7は、二線メタリック加入者
線路2をディジタル回線宅内接続装置3および試験引込
み線6を介して引込み、二線メタリック加入者線路2の
故障診断を行う機能を有する。一般に、線路試験装置7
は、ディジタル回線局内終端装置1とは別装置として構
成され、別に設けるスイッチ回路を介して複数のディジ
タル回線局内終端装置1からの試験引込み線6を選択し
て引込むことが可能であり、任意のディジタル回線局内
終端装置3に接続される二線メタリック加入者線路2の
試験が可能となるように構成されている。
【0005】次に、図5を参照して従来例におけるディ
ジタル回線局内終端装置を説明する。図5は従来例のデ
ィジタル回線局内終端装置のブロック構成図である。起
動スイッチ回路8は、4つのスイッチ回路N1、N2、
R1、R2から構成され、回線終端回路14からの起動
スイッチ回路制御信号17によって制御される。スイッ
チ回路N1とN2が閉結し、スイッチ回路R1とR2が
開放されているときは、局線L1に+、局線L2に−の
極性の給電電圧が印加されるように構成され、これをノ
ーマル極性という。逆に、スイッチ回路R1とR2が閉
結され、スイッチ回路N1とN2が開放されているとき
は、局線L1に−、局線L2に+の極性の給電電圧が印
加されるように構成され、これをリバース極性という。
【0006】通信が待機中においては、局線L1、L2
にノーマル極性が印加され、ディジタル回線宅内接続装
置3は動作せず局給電電力を消費しないように構成され
ている。ただし、若干の待機用電力をディジタル回線宅
内接続装置3は消費しており、二線メタリック加入者線
路2に漏れ電流が流れるが、ループ電流検出回路10の
電流検出閾値レベル以下であるため、ディジタル回線局
内終端装置1は反応しない。
【0007】一方、通信中(以下、起動中という)にお
いては、局線L1、L2にリバース極性が印加され、デ
ィジタル回線宅内接続装置3は動作し、局給電電力を消
費するように構成されている。ループ電流検出回路10
の電流検出閾値レベルは、この起動中に二線メタリック
加入者線路2に流れる直流電流に対して検出信号を回線
終端回路14に出力するように設定されている。
【0008】待機状態から起動状態への遷移には、発信
の場合と着信の場合とがある。発信の場合には、ディジ
タル回線宅内接続装置3がその内部でディジタル回線局
内終端装置1のループ電流検出回路10がループ電流を
検出したと判定するに十分な直流ループを閉結すること
により開始され、これをループ電流検出回路10が検出
し、これをループ電流検出結果通達信号16で回線終端
回路14に通達する。回線終端回路14は、起動スイッ
チ回路8をリバース極性になるように制御する。
【0009】一方、着信の場合には、局内装置側から着
信起動命令が回線終端回路14に通達され、回線終端回
路14は、起動スイッチ回路8をリバース極性になるよ
うに制御するようにして行われる。これらの動作を起動
停止手順という(TTC標準JT−961参照)。
【0010】この種の通信システムにおいて、線路の故
障診断を実施する場合には、まず、網提供業者がユーザ
に対して試験を実施するため回線を利用できない旨を通
達の上、起動スイッチ回路8のすべてのスイッチ回路N
1、N2、R1、R2を開放に制御して二線メタリック
加入者線路2をディジタル回線局内終端装置1の内部回
路から切離し、かつ、試験引込みスイッチ12を閉結側
に制御して二線メタリック加入者線路2を線路試験装置
7に接続することにより、線路試験装置7により線路試
験が行われる。
【0011】次に、保守試験の実施内容を説明する。ま
ず、ユーザからの故障申告を受け、網提供業者は障害点
検出を実施する。すなわち、図4において、ディジタル
回線宅内接続装置3、ディジタル回線局内終端装置1、
二線メタリック加入者線路2のどれが故障かを特定す
る。故障点の特定化ができれば、故障したディジタル回
線宅内接続装置3またはディジタル回線局内終端装置1
を取り替えたり、断線または短絡した二線メタリック加
入者線路2を異なる心線に収容変更することにより故障
復旧を行う。ユーザ網インタフェース線4および端末装
置5の試験に関しては、通常、網提供業者が実施せず、
ユーザ独自の試験に委ねられている。
【0012】ディジタル回線宅内接続装置3の試験に
は、ループ2試験の仕様に沿うディジタル信号の折り返
し試験が行われ、ディジタル回線局内終端装置1の試験
には、ループ1試験の仕様に沿うディジタル信号の折り
返し試験が行われる(ループ1試験およびループ2試験
の詳細は、TTC標準JT−I430−aの付録参
照)。
【0013】このように、網提供業者が実施する試験に
おいては、故障復旧の迅速化に重点が置かれており、例
えば、ディジタル回線宅内接続装置3のどの回路部分が
不良かということは知る必要はなく、ディジタル回線宅
内接続装置3全体が正常か否かを知ればよい。ディジタ
ル回線局内終端装置1および二線メタリック加入者線路
2についても同様である。詳細故障箇所の特定化は、故
障復旧後に別の手段を用いて時間的に余裕をもって実施
される。一方、通常の線路試験装置7では、線路直流抵
抗、線路絶縁抵抗をいわゆるテスター機能的に数値測定
を実施し、良否判定を行っている。また、ディジタル回
線宅内接続装置3はユーザ宅内に設置されているため、
二線メタリック加入者線路2に正常に接続されているか
否かは目視確認できないため、ディジタル回線宅内接続
装置3内部への接続が義務付けられている容量の値を測
定し、ディジタル回線宅内接続装置3の二線メタリック
加入者線路2への正常接続性を試験している。このよう
な線路特性の数値測定は線路の良否判定を行うために行
われるものであり、数値を求めることが直接の目的では
ない。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】このように、線路の故
障診断においては、ディジタル回線局内終端装置1の設
置台数とは関係なく、別に設ける線路試験装置7を必要
とする。また、数値測定を行うために精度の高い高価な
測定回路を備え、ディジタル回線局内終端装置1の数が
少ない場合には線路試験装置7のコスト比率が高くなっ
てしまう。
【0015】図6は小規模な遠隔多重化伝送方式の構成
例を示す図である。図4に示した局内装置では多数のデ
ィジタル回線局内終端装置1に対して1台の線路試験装
置7を設けることができるが、図6に示した小規模な遠
隔多重化装置19では、少数のディジタル回線局内終端
装置1に対して線路試験装置7を設けなければならず、
線路試験装置7のコスト比率はきわめて高くなってしま
う。
【0016】また、複数のディジタル回線局内終端装置
に対し、通常は1台の線路試験装置しか設けられないの
で、複数の回線で同時に障害が発生した場合には1回線
づつ、順次線路試験を施さなければならず、復旧に着手
できるまでかなりの時間を要する。
【0017】本発明は、このような背景に行われたもの
であり、専用の線路試験装置を設けることなく回線毎に
線路試験を行うことができるディジタル回線局内終端装
置を提供することを目的とする。
【0018】
【課題を解決するための手段】本発明は、局線と局内装
置との間に接続され局線の接断またはその極性反転を行
う起動スイッチ回路と、この起動スイッチ回路の局内装
置側に接続され伝送信号と前記局線に供給される直流電
流とを分離または合成する電力分離フィルタと、この電
力分離フィルタの局内装置側に接続され前記伝送信号を
送受信する伝送路終端回路と、この伝送路終端回路と局
内装置とを結合させる回線終端回路と、前記電力分離フ
ィルタと直流電源との間に挿入されたループ電流検出回
路とを備え、この回線終端回路は、前記ループ電流検出
回路からの検出信号を入力して前記起動スイッチ回路を
制御する手段を含むディジタル回線局内終端装置であ
る。
【0019】ここで、本発明の特徴とするところは、前
記ループ電流検出回路は、通信中の直流電流値に対応し
て設定された第一の閾値と、通信待機中の直流電流値に
対応して設定された第二の閾値とを含み、直流電流がこ
の第一および第二の閾値との大小関係を表す情報を入力
して線路試験を実行する試験手段を含むところにある。
【0020】前記試験手段は、前記回線終端回路内に設
けられ、線路試験手順を実行するプログラム制御回路を
含むことが望ましい。
【0021】前記プログラム制御回路は、前記局内装置
からの線路試験制御信号に応動する手段を含むことが望
ましい。
【0022】
【作用】ループ電流検出回路の電流検出閾値レベルとし
て、通常の起動停止手順に消費される直流電流の検出レ
ベルである第一の閾値と、待機時の待機用電力として消
費される直流電流の検出レベルである第二の閾値とを設
ける。
【0023】回線終端回路または局内装置からの試験制
御信号により、起動スイッチ回路が切替えられ、局給電
電流を断としたり、その極性をノーマル極性またはリバ
ース極性に変更する。
【0024】正常時に予想されるループ電流検出回路の
第一および第二の閾値により検出された直流電流の検出
結果から二線メタリック加入者線路の断線または短絡、
ディジタル回線宅内接続装置の二線メタリック加入者線
路への接続または非接続、さらにディジタル回線局内終
端装置の良否が判定される。
【0025】
【実施例】本発明第一実施例の構成を図1を参照して説
明する。図1は本発明第一実施例装置のブロック構成図
である。
【0026】本発明は、局線L1、L2と局内装置との
間に接続され局線L1、L2の接断またはその極性反転
を行う起動スイッチ回路8と、この起動スイッチ回路8
の局内装置側に接続され伝送信号と局線L1、L2に供
給される直流電流とを分離または合成する電力分離フィ
ルタ9と、この電力分離フィルタ9の局内装置側に接続
され前記伝送信号を送受信する伝送路終端回路13と、
この伝送路終端回路13と局内装置とを結合させる回線
終端回路14と、電力分離フィルタ9と直流電源11と
の間に挿入されたループ電流検出回路10とを備え、こ
の回線終端回路14は、ループ電流検出回路10からの
検出信号を入力して起動スイッチ回路8を制御する手段
を含むディジタル回線局内終端装置である。
【0027】ここで、本発明の特徴とするところはルー
プ電流検出回路10は、通信中の直流電流値に対応して
設定された第一の閾値と、通信待機中の直流電流値に対
応して設定された第二の閾値とを含む第一の閾値を有す
るループ電流検出回路20および第二の閾値を有するル
ープ電流検出回路21とを含み、直流電流がこの第一お
よび第二の閾値との大小関係を表す情報である検出信号
DL1およびDL2を入力して線路試験を実行する試験
手段を含むところにある。
【0028】この試験手段は、回線終端回路14内に設
けられ、線路試験手順を実行するプログラム制御回路を
含む。また、このプログラム制御回路は、局内装置から
の線路試験制御信号に応動する手段を含む。
【0029】本発明第一実施例装置は、TTC標準G9
61に記載される39mA定電流給電方式を用いてお
り、第一の閾値は25mAである。また、第二の閾値は
1mAである。
【0030】次に、図2を参照して本発明第一実施例装
置の動作を説明する。図2は線路試験手順を示すフロー
チャートである。ここで、検出信号DL1またはDL2
=1のときは第一の閾値を有するループ電流検出回路2
0または第二の閾値を有するループ電流検出回路21に
それぞれ電流が検出された状態を示す。また、検出信号
DL1またはDL2=0のときは電流が非検出の状態を
示す。
【0031】回線終端回路14はプログラム制御回路を
含んで構成され、このプログラム制御回路は局内回線1
5に接続された局内装置から線路試験命令を受信する
と、その後は自動的に線路試験手順を開始する。最初
に、局給電断に設定する(S1)。すなわち、起動スイ
ッチ回路8のスイッチ回路N1、N2、R1、R2をす
べて開放する。この状態では二線メタリック加入者線路
2には微弱な電流も流れていないので、検出信号DL1
=DL2=0となる。しかし、このとき検出信号DL2
=1であれば(S2)それは漏れ電流が存在することを
意味し、ディジタル回線局内終端装置1が故障である可
能性が大きい(S9)。
【0032】つぎに、極性をノーマル極性にする(S
3)。すなわち、起動スイッチ回路8のスイッチ回路N
1、N2を閉結し、スイッチ回路R1、R2を開放す
る。これは待機中の状態であり、検出信号DL1=0で
ある。このとき、検出信号DL1=1ならば(S4)極
性をリバース極性に設定する(S16)。すなわち、起
動スイッチ回路8のスイッチ回路R1、R2を閉結し、
スイッチ回路N1、N2を開放する。このとき、さらに
検出信号DL1=1ならば(S17)線路短絡故障の可
能性が大きい(S21)。検出信号DL1=0となって
(S17)、さらに、検出信号DL2=1となれば(S
18)ディジタル回線宅内接続装置3の入力端子におけ
る局線L1、L2の逆接続の可能性が大きい(S2
0)。しかし、検出信号DL2=0となればディジタル
回線宅内接続装置3の回路不良である可能性が大きい
(S14)。
【0033】極性をノーマル極性に設定し(S3)、検
出信号DL1=0(S4)で検出信号DL2=1(S
5)であれば、ここまでは正常の動作である。つぎに、
極性をリバース極性に設定し(S11)、検出信号DL
1=1となれば二線メタリック加入者線路2もディジタ
ル回線宅内接続装置3も正常である可能性が大きい(S
19)。しかし、検出信号DL1=0(S12)となり
検出信号DL2=1(S13)となれば線路絶縁抵抗不
良あるいはディジタル回線宅内接続装置3の回路不良の
可能性が大きい(S15)。また、検出信号DL2=0
となればディジタル回線宅内接続装置3の回路不良の可
能性が大きい(S14)。
【0034】極性をノーマル極性に設定し(S3)、検
出信号DL1=0(S4)であり、正常ならば検出信号
DL2=1となるところが検出信号DL2=0(S5)
であれば、極性をリバース極性に設定し(S6)、検出
信号DL1=1(S7)となればディジタル回線宅内接
続装置3の回路不良の可能性が大きい(S14)。ま
た、検出信号DL1=0(S7)で検出信号DL2=1
(S8)ならばやはりディジタル回線宅内接続装置3の
回路不良の可能性が大きい(S14)。しかし、検出信
号DL2=0(S8)ならば線路断線故障あるいはディ
ジタル回線宅内接続装置3が非接続となっている可能性
が大きい(S10)。
【0035】次に、図3を参照して本発明第二実施例を
説明する。図3は本発明第二実施例装置のブロック構成
図である。本発明第二実施例装置は、単一の第一および
第二の閾値を有するループ電流検出回路24に第一およ
び第二の閾値を設け、回線終端回路14からの切替制御
信号25により検出信号DL1またはDL2を切替えて
出力する構成である。動作は本発明第一実施例装置と同
様なので説明は省略する。
【0036】本発明第一および第二実施例装置の回線終
端回路14はプログラム制御回路を含んで構成され局内
装置からの線路試験命令を受けて自動的に試験を行う構
成であることはすでに説明したが、このプログラム制御
回路は局内装置が持ち、回線終端回路14はインタフェ
ース機能のみを持つ構成とすることもできる。
【0037】本発明第一および第二実施例装置には、試
験引込みスイッチ12が併せて備えられ、従来の線路試
験装置を接続することもできる。
【0038】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば専
用の線路試験装置を設けることなく回線毎に線路試験を
行うことができる。これにより、通信設備を小型化およ
び低価格化することができる。
【0039】また、ディジタル回線局内終端装置毎に並
行して線路試験が行えるので、複数の回線で同時に障害
が発生したときでも速やかに対応できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明第一実施例装置のブロック構成図。
【図2】線路試験手順を示すフローチャート。
【図3】本発明第二実施例装置のブロック構成図。
【図4】従来例の構成図。
【図5】従来例のディジタル回線局内終端装置のブロッ
ク構成図。
【図6】小規模な遠隔多重化伝送方式の構成例を示す
図。
【符号の説明】
1 ディジタル回線局内終端装置 2 二線メタリック加入者線路 3 ディジタル回線宅内接続装置 4 ユーザ網インタフェース線 5 端末装置 6 試験引込み線 7 線路試験装置 8 起動スイッチ回路 9 電力分離フィルタ 10 ループ電流検出回路 11 直流電源 12 試験引込みスイッチ 13 伝送路終端回路 14 回線終端回路 15 局内回線 16 ループ電流検出結果通達信号 17 起動スイッチ回路制御信号 18 試験引込みスイッチ制御信号 19 遠隔多重化装置 20 第一の閾値を有するループ電流検出回路 21 第二の閾値を有するループ電流検出回路 22、23、26 検出信号路 24 第一および第二の閾値を有するループ電流検出回
路 25 切替制御信号 DL1、DL2 検出信号 L1、L2 局線

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 局線と局内装置との間に接続され局線の
    接断またはその極性反転を行う起動スイッチ回路と、こ
    の起動スイッチ回路の局内装置側に接続され伝送信号と
    前記局線に供給される直流電流とを分離または合成する
    電力分離フィルタと、この電力分離フィルタの局内装置
    側に接続され前記伝送信号を送受信する伝送路終端回路
    と、この伝送路終端回路と局内装置とを結合させる回線
    終端回路と、前記電力分離フィルタと直流電源との間に
    挿入されたループ電流検出回路とを備え、 この回線終端回路は、前記ループ電流検出回路からの検
    出信号を入力して前記起動スイッチ回路を制御する手段
    を含むディジタル回線局内終端装置において、 前記ループ電流検出回路は、 通信中の直流電流値に対応して設定された第一の閾値
    と、 通信待機中の直流電流値に対応して設定された第二の閾
    値とを含み、 直流電流がこの第一および第二の閾値との大小関係を表
    す情報を入力して線路試験を実行する試験手段を含むこ
    とを特徴とするディジタル回線局内終端装置。
  2. 【請求項2】 前記試験手段は、前記回線終端回路内に
    設けられ、線路試験手順を実行するプログラム制御回路
    を含む請求項1記載のディジタル回線局内終端装置。
  3. 【請求項3】 前記プログラム制御回路は、前記局内装
    置からの線路試験制御信号に応動する手段を含む請求項
    2記載のディジタル回線局内終端装置。
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