JPH0616469Y2 - 電動機ロ−タの誘導加熱装置 - Google Patents

電動機ロ−タの誘導加熱装置

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JPH0616469Y2
JPH0616469Y2 JP9176886U JP9176886U JPH0616469Y2 JP H0616469 Y2 JPH0616469 Y2 JP H0616469Y2 JP 9176886 U JP9176886 U JP 9176886U JP 9176886 U JP9176886 U JP 9176886U JP H0616469 Y2 JPH0616469 Y2 JP H0616469Y2
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rotor
induction heating
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movable cores
motor rotor
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JP9176886U
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JPS62202797U (ja
Inventor
潤哉 瀬田
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有限会社パルス技研
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Description

【考案の詳細な説明】 <産業上の利用分野> 本考案は、誘導電動機のロータ(回転子)の、誘導加熱
装置に関する。
<従来の技術> 誘導電動機(以下「モーター」と略称する)のロータの
ようなドーナツ状の円筒体は、外径に対して内径(内径
とはロータの中心に穿設した軸穴の寸法のこと)が小さ
い。したがって、従来の誘導加熱装置(誘導加熱用のコ
アーを、ロータの内径を貫通させる形式)でロータを加
熱しようとするとき、非常に効率が悪く、実用的でな
い。
特に、モータ用のロータは、発熱を押えるために硅素鋼
板を積層して形成しているため、加熱しがたいという問
題点があった。
また、高周波を用いた加熱も一応考えられるが、これは
装置が高価であり、しかも表皮効果により表面温度が上
りすぎ、ロータのスリット内に植設してあるアルミ材が
溶解してしまうというおそれがある。
<考案が解決しようとする問題点> 本考案は、従来装置の上記のような欠点を解消したモー
タのロータ誘導加熱装置の提供を目的とするものであ
る。
<問題点を解決するための手段> 本考案は、外周に形成した多数の軸方向のスリット内
に、アルミ材の植設されたモータのロータの誘導加熱装
置において、ロータの軸に対して直角方向の両側から該
ローラをはさみ込んでコアーを配置することにより、ロ
ータに、軸と直角方向の磁束をかけてロータを発熱させ
るようにした点を特徴とするものである。
<実施例> 次に、図面により本考案の実施例を説明する。
図において、1はモータのロータであって、その外周に
形成した多数のスリットにはアルミ材2が植設されてい
る。
3,3は、誘導加熱装置を形成する可動コアーで、ロー
タ1の軸X−Xに対して、直角方向Y−Yの両側から、
該ロータ1をはさみ込むように、配置されている。
前記の可動コアー3,3はコ字状をなした固定コアー4
の立ち上がり部に、摺動自在に先端を対向させて取り付
けられており該可動コアー3,3に、誘導加熱用のコイ
ル5、5が捲回されている。
符号6、6は、各可動コアー3,3の外端部に係合した
エア・シリンダで、該エア・シリンダ6,6の作動によ
り各可動コアー3、3は、Y−Y方向に摺動するもので
ある。
そして、各可動コアー3、3の対向した先端は、ロータ
1の外径と同じ寸法の直径をもつ円弧状の凹陥面7,7
に形成されている。
上述の説明から明らかなように、本装置では、固定コア
ー4、可動コアー3,3およびコイル5,5により誘導
加熱装置が形成されており、該コイル5,5には、商用
周波数の交流電流が供給される。
使用に当たっては、可動コアー3,3の間隔をひろげ、
該間隔に被加熱物であるロータ1を配置し、エアーシリ
ンダ6、6を操作して両可動コアー3,3を先端が近接
する方向に移動する。このとき、両可動コアー3,3の
先端にはロータ1の外径と同一径の円弧状の凹陥面7,
7が形成されているから、両可動コアー3,3の先端は
ロータ1の外周面に先端面の全体で近接して、これを両
側からはさみ込む状態になる。そしてこの状態を保持し
ながら、両コイル5,5に通電し、そのとき発生する磁
束により、ロータ1を誘導加熱することになる。
ロータ1には、軸方向に多数のアルミ材2が植設されて
いる。そして磁束はこのアルミ材に対して直角方向に作
用するため、このアルミ材にもうず電流が発生し、この
うず電流による発熱が本装置ではロータ1の加熱に有効
に利用されることになる。そして、加熱により拡大され
たロータ1の軸穴に軸方向からロータ軸が挿入される。
あるいは逆にロータ1からロータ軸が簡単に引き抜かれ
る。
<考案の効果> 可動コアー3,3の先端に円弧状の凹陥面7,7を形成
したため、可動コアー3,3の先端がロータ1の外周に
近接する面積が大きく、また、被加熱物に近い可動コア
ー3,3に誘導加熱コイルを巻いていることから、漏洩
磁束が少なく、加熱効率が高い。本装置では通常の2倍
以上の加熱効率を期待することができる。
可動コアー3,3がロータ1を挟持し加熱する作動は、
ロータ1の軸に対し直交する方向から行われるから、ロ
ータ1に対する軸の取り付け、取り外しを何等の邪魔無
く行うことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例に係る誘導加熱装置の全体を
示す斜視図、第2図はその一部を拡大して示す斜視図で
ある。 1:ロータ、2:アルミ材 3:可動コアー、4:固定コアー 5:コイル、6:エアシリンダ 7:円弧状の切欠き

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】コ字形に形成された固定コアーの両側立ち
    上がり部に、左右の可動コアーが水平方向で摺動可能
    に、先端を対向させて取り付けられ、左右の可動コアー
    にはそれぞれ誘導加熱用コイルが巻回されると共に先端
    の対向面が共に円弧状の凹陥面に形成されていることを
    特徴とした誘導電動機ロータの誘導加熱装置。
JP9176886U 1986-06-16 1986-06-16 電動機ロ−タの誘導加熱装置 Expired - Lifetime JPH0616469Y2 (ja)

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JPS62202797U JPS62202797U (ja) 1987-12-24
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011134450A (ja) * 2009-12-22 2011-07-07 Pola Chemical Industries Inc 加温装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2011134450A (ja) * 2009-12-22 2011-07-07 Pola Chemical Industries Inc 加温装置

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JPS62202797U (ja) 1987-12-24

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