JPH06164540A - スペクトラム拡散信号復調回路 - Google Patents

スペクトラム拡散信号復調回路

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Publication number
JPH06164540A
JPH06164540A JP43A JP31715692A JPH06164540A JP H06164540 A JPH06164540 A JP H06164540A JP 43 A JP43 A JP 43A JP 31715692 A JP31715692 A JP 31715692A JP H06164540 A JPH06164540 A JP H06164540A
Authority
JP
Japan
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code
output
phase
despreading
circuit
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Pending
Application number
JP43A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroaki Takagi
裕朗 高木
Tatsuo Hiramatsu
達夫 平松
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Sanyo Electric Co Ltd filed Critical Sanyo Electric Co Ltd
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Publication of JPH06164540A publication Critical patent/JPH06164540A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 符号の同期確立時、雑音によるご動作を防止
したスペクトラム拡散信号復調回路を提供する。 【構成】 本発明によれば、相関器24の相関出力と第
1保持回路25の値とを比較器26にて比較し、大きい
方の値を第1保持回路25に記憶する。そして、このと
きのカウンタ31の値を第2保持回路32に記憶する。
そして、カウンタ31が所定数カウントした時点で第2
保持回路32に記憶されているカウント値に基づき制御
回路34にて逆拡散回路21へ供給する逆拡散符号の位
相を決定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、スペクトラム拡散信号
復調回路に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、情報信号よりも十分に広いスペク
トラム幅を有する、例えば2進の疑似雑音符号(PN符
号)にて変調されたキャリア信号を送信し、受信側で
は、送信側で用いたPN符号と同じ符号と受信信号とを
乗算することにより、元の情報信号を復調する、所謂ス
ペクトラム拡散通信は周知である(例えば、電子科学1
978年11月号参照)。
【0003】此種スペクトラム拡散通信では、上述した
ように広いスペクトラム幅を有するPN符号で情報信号
を変調しているため、情報信号を正確に復調するために
は受信側で乗算するPN符号を送信側の符号とまず同期
させ、その後、同期を維持させなければならない。この
同期を捕足する方法としては、スライディング相関器を
用いる方法があり、同期を追跡する方法としては、タウ
ディザ法が知られている。この方法について図2を参照
して説明する。
【0004】図2において、1は受信されたスペクトラ
ム拡散信号が供給される入力端子、2は逆拡散器で、符
号発生器3からの逆拡散符号と入力端子1からの受信信
号を受け、逆拡散符号にて受信信号のスペクトラムを逆
拡散する。4は逆拡散器2からの出力の帯域を制限する
バンドパスフィルタ、5は出力端子、6は電圧制御発振
器(VCO)7の出力と位相変調器8の出力を選択する
第1スイッチ、9は低周波信号を出力する発振器、10
はローパスフィルタ11の出力と直流電源電圧を切り換
える第2スイッチ、12はバンドパスフィルタ4の出力
と発振器の出力を乗算する乗算器、14は符号の位相同
期を検出する同期検出器である。
【0005】次に、動作について説明する。
【0006】復調動作が開始すると、第2スイッチ10
は、直流電源電圧13側に切り換わり、VCO7は一定
の周波数で発振する。尚、直流電源は、VCOの発振周
波数が送信側符号のクロック周波数よりも僅かに多角な
る値に設定されている。第1スイッチ6は、この時VC
O側に接続され、符号発生器3は、このVCOの出力を
クロックとして符号を発生する。この符号は、VCO7
の発振周波数が送信側符号のクロック周波数よりも高い
ために、送信側の符号に対して位相が進む方向にシフト
していく。ところで、スペクトラム拡散通信では、受信
側符号が送信側符号と同期している場合、逆拡散器2の
出力側に信号が発生することが知られている。従って、
逆拡散器2の出力をバンドパスフィルタ4で帯域制限し
た後、同期検出器14に供給することにより、符号の同
期確立を検出することができる。
【0007】斯様にして同期が確立したことが検出され
ると、同期検出器14の制御信号にて第1スイッチ6は
位相変調器8側に、また第2スイッチ10はろーぱすふ
ぃるた11側に切り換えられる。バンドパスフィルタ4
の出力と発振器9の出力は、乗算器12で乗算され、ロ
ーパスフィルタ11を通過することにより直流電圧に変
換される。この電圧が第2スイッチ10を通してVCO
7に入力され、VCO7は、この電圧の変化に応じて発
振周波数を変化させることになる。また、VCO7の出
力は、位相変調器8によって発振器9の出力を基に位相
が変調される。例えば、発振器出力がHレベルのときに
は位相が進められ、Lレベルのときには位相が遅らされ
る。この位相変調器8の出力は、第1スイッチ6を通し
て符号発生器3に供給され、発生する符号は位相変調器
8の出力に基づき前後にシフトすることになる。この符
号を逆拡散器2で受信信号と乗算してバンドパスフィル
タ4を通した信号は、符号位相のシフトに対応して変化
する。この出力を発振器の出力と乗算し、ローパスフィ
ルタ11に通して直流電圧に変換したものを同様に変化
するので、この変化によってVCOの発振周波数を制御
し、同期状態の追跡を行っている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上述した方法では、同
期検出器に供給されるバンドパスフィルタの出力が所定
レベルを越えた時点で同期維持状態へ移行するようにな
されているため、送信信号に雑音が重畳した場合、当該
雑音成分に応答して同期検出器が動作してしまうという
お其れがある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記の点に鑑み、本発明
は、送信側で使用された拡散符号と同じ若しくは相関の
大きい逆拡散符号を発生すると共にこの逆拡散符号の位
相を順次変化させる符号位相変更手段と、この符号位相
変更手段から出力された逆拡散符号にて受信信号のスペ
クトラムを逆拡散する逆拡散手段と、この逆拡散手段か
らの出力信号の帯域を制限するフィルタ手段と、前記符
号位相変更手段による位相変化の期間が予め定められた
期間と一致したか否かを検出する期間検出手段と、前記
符号位相変更手段にて変更された各符号位相における前
記フィルタ手段の出力を検出すると共に、前記期間検出
手段からの検出信号に応じて前記フィルタ手段の出力が
最大となる位相状態に前記逆拡散符号の位相を設定する
制御手段とを具備したことを特徴とする。
【0010】
【作用】本発明によれば、同期確立動作時、逆拡散符号
の位相をあらかじめ定められた期間にわたって変化させ
ると共に、各位相状態における相関出力を記憶し、当該
期間の経過後、フィルタ手段の出力が最大となる位相状
態に逆拡散符号の位相を設定する。
【0011】
【実施例】図1は、本発明に係るスペクトラム拡散信号
復調回路の一実施例を示す図である。図1において、2
0はスペクトラム拡散信号が入力される入力端子、21
は入力端子20から入力されたスペクトラム拡散信号と
符号発生回路から発生された送信側と同じ若しくは相関
の大きい符号を乗算することにより入力信号を元の情報
信号に逆拡散する逆拡散回路、22は逆拡散回路21か
らの出力信号の帯域制限を行うバンドパスフィルタ、2
3はバンドパスフィルタ22からの信号が出力される出
力端子である。24はバンドパスフィルタ22からの出
力に基づき送信側符号と受信側符号の相関を判定する相
関器、25は相関器24が出力する相関の最大値を保持
しておく第1保持回路、26は相関器24と第1保持回
路25のそれぞれの相関値の大小を比較する比較器であ
る。27は定電圧源、28は送信側符号と受信側符号の
位相同期状態を維持するための同期維持回路で、例えば
公知のタウディザ回路にて構成される。29は定電圧源
27からの出力若しくは同期維持回路28からの出力を
選択する第1スイッチ、30は第1スイッチ29にて選
択された信号に基づき発振周波数が制御される電圧制御
発振器(VCO)であり、受信回路で発生する符号のク
ロックとなる。31はVCO30の発振信号を符号周期
ごとにカウントし、カウント値を出力するカウンタ、3
2はカウンタ31からのカウント値を比較器26の出力
パルスによって保持しておく第2保持回路、33はカウ
ンタ31からのカウント値と第2保持回路32からのカ
ウント値を切り換える第2スイッチ、34はカウンタ3
1のカウント値が符号長の値に等しくなったときに第1
スイッチ29、第2スイッチ33を切り換える制御回
路、35はVCO30の発振周波数をクロックとして逆
拡散符号を発生する符号発生器であり、符号長分のシフ
トレジスタを備えている。36は符号発生器35の発生
する符号を第2スイッチ33からの出力にしたがって切
り換えるスイッチである。
【0012】次に、動作について説明する。
【0013】逆拡散動作を開始すると、制御回路34は
第1スイッチ29に制御信号を供給して定電圧源27か
らの出力信号をVCO30に供給する。同時に第2スイ
ッチ33は、カウンタ31の出力値をスイッチ36に供
給している。定電圧源27は、VCO30の発振信号が
送信側符号のクロックと同じ周波数になるような直流電
圧をVCO30に供給する。従って、VCO30は発振
を開始し、その出力はカウンタ31及び符号発生器35
にクロック信号として供給される。このクロック信号に
応じて符号発生器35は符号を発生し、カウンタ31は
符号発生器35の発生する符号の周期ごとにカウントを
繰り返す。このカウント値は、第2スイッチ33により
スイッチ36に供給される。スイッチ36は、このカウ
ント値に応じてスイッチを切り換え、符号発生器35の
発生する符号の取り出し口を切り換える。即ち、カウン
ト値によって逆拡散回路21に供給される符号の位相が
変化し、符号の位相をあらかじめ定められた期間にわた
って1チップごとに変化させることになる。同時に、
送、受信間の符号の各位相状態における相関出力を相関
器24で求め、第1保持回路25、比較器26によって
相関出力が最大となる位相状態を求める。動作として
は、第1保持回路25には最初に0が保持されており、
相関器24の相関出力を比較器26が比較して相関器2
4の相関出力が大きいので、比較器26からの出力パル
スにより第1保持回路25に相関器24の相関出力値を
保持する。続いて、カウンタ31のカウント値が1増加
し、スイッチ36の切り換えにより符号の位相が1チッ
プ変化する。このときの相関出力を相関器24が求め、
この値と第1保持回路に保持されている相関値とを比較
器26が比較する。その結果、相関器24の相関出力が
大きい場合は、再度比較器26の出力パルスによって第
1保持回路25に相関器24の相関出力を保持する。同
時に、比較器26の出力パルスにより第2保持回路32
がカウンタ31のカウント値を保持する。逆に、第1保
持回路25が保持している相関出力が大きい場合は、そ
のままカウンタ31の値をインクリメントする。以上の
ことをカウンタ31が符号長と等しい値になるまで、即
ち符号発生器35の出力符号を符号の1周期にわたって
変化させて相関出力が最大となるような位相状態(カウ
ント値)を求める。
【0014】その後、カウンタ31の値により制御回路
34が第1スイッチ29を同期維持回路28の出力側
に、第2スイッチ33を第2保持回路32が保持してい
る相関が最大となる位相状態のカウント値出力に切り換
える。尚、同期維持動作については従来と同じであるの
で説明を省略する。
【0015】
【発明の効果】本発明によれば、あらかじめ定められた
期間にわたって符号の位相状態を変化させ、その期間内
で最大の相関出力を示す位相状態に逆拡散符号を設定す
る様にしたので、伝送路上で雑音が重畳したとしても、
確実に符号の同期確立動作を達成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す図である。
【図2】従来例を示す図である。
【符号の説明】
21 逆拡散回路 24 相関器 25 第1保持回路 26 比較器 28 同期維持回路 31 カウンタ 32 第2保持回路 34 制御回路

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 送信側で使用された拡散符号と同じ若し
    くは相関の大きい逆拡散符号を発生すると共にこの逆拡
    散符号の位相を順次変化させる符号位相変更手段と、こ
    の符号位相変更手段から出力された逆拡散符号にて受信
    信号のスペクトラムを逆拡散する逆拡散手段と、この逆
    拡散手段からの出力信号の帯域を制限するフィルタ手段
    と、前記符号位相変更手段による位相変化の期間が予め
    定められた期間と一致したか否かを検出する期間検出手
    段と、前記符号位相変更手段にて変更された各符号位相
    における前記フィルタ手段の出力を検出すると共に、前
    記期間検出手段からの検出信号に応じて前記フィルタ手
    段の出力が最大となる位相状態に前記逆拡散符号の位相
    を設定する制御手段とを具備したことを特徴とするスペ
    クトラム拡散信号復調回路。
  2. 【請求項2】 前記符号位相変更手段が、逆拡散符号を
    発生する符号発生手段と、前記符号発生手段の出力を時
    間的にシフトする少なくとも1段のシフトレジスタと、
    前記符号発生手段の出力または前記シフトレジスタの出
    力の一方を選択する選択手段と、前記選択手段を制御す
    る位相制御手段とを有することを特徴とする請求項1記
    載のスペクトラム拡散信号復調回路。
JP43A 1992-11-26 1992-11-26 スペクトラム拡散信号復調回路 Pending JPH06164540A (ja)

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