JPH06163499A - 基板処理装置 - Google Patents

基板処理装置

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JPH06163499A
JPH06163499A JP4335406A JP33540692A JPH06163499A JP H06163499 A JPH06163499 A JP H06163499A JP 4335406 A JP4335406 A JP 4335406A JP 33540692 A JP33540692 A JP 33540692A JP H06163499 A JPH06163499 A JP H06163499A
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JP
Japan
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substrate
nozzle
distance
wafer
mounting table
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JP4335406A
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English (en)
Inventor
Tadao Okamoto
伊雄 岡本
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Dainippon Screen Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Dainippon Screen Manufacturing Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 基板を強制的に平坦に保持する必要がなく、
かつ基板に反りがあっても基板の被処理面全面をノズル
からの吐出液により均一に処理することができる基板処
理装置を提供する。 【構成】 基板載置台18に設けられた基板支持ピン2
2の先端部によって基板2が支持される。距離測定ユニ
ット29によってノズル6と基板2との距離Dが測定さ
れ、その測定された距離Dに基づいてノズル6が上下方
向に移動されて、基板2とノズル6との距離が調整され
る。 【効果】 基板は基板支持ピンの先端部によって支持さ
れるために、基板に反りが生じるが、上記のようにして
基板とノズルとの距離が調整されるので、基板とノズル
との間の距離を一定に保つことができ、基板の被処理面
全面をノズルからの吐出液により均一に処理することが
できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、半導体製造装置,液
晶素子製造装置,あるいはサーマルヘッド製造装置など
に用いられる基板処理装置、特にレジスト,溶剤,水な
どの吐出液をノズルから基板に向けて吐出させ、それに
よってその基板にレジスト膜などを形成したり、その基
板を洗浄するなどの処理を行う基板処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の基板処理装置は、図6に示すよ
うに、処理対象たる基板2を吸着保持するための真空チ
ャック4と、その真空チャック4の上方位置に配置さ
れ、真空チャック4上の基板2に向けて吐出液を吐出す
るノズル6とを備えている。
【0003】ところで、基板2は自然状態(拘束力が作
用していない状態)では反っているが、真空チャック4
上に載置され、さらに図示を省略する真空ポンプによっ
て真空吸引されると、基板2の裏面全体が真空チャック
4に吸着され、強制的に平坦に保持される。そのため、
ノズル6を例えば真空チャック4の上方位置に設けられ
た固定板8のU字切欠部10にナット12止めすること
により、ノズル6の先端から基板2表面までの距離Dを
一定値に維持することができる。
【0004】そして、この状態で、ノズル6から所定の
吐出液が真空チャック4に吸着保持された基板2に向け
て吐出され、所定の基板処理が実行される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ように基板2を真空チャック4によって吸着保持する
と、基板2表面に形成される膜の膜厚が全面にわたって
均一でなくなってしまう。というのも、真空吸着を行う
と、その吸着付近での温度が部分的に低下し、温度分布
が不均一となり、温度低下部分(吸着部分)での膜厚が
他の領域よりも薄くなるからである。
【0006】また、基板2を真空チャック4からつぎの
処理ステーションに搬送する場合、真空チャック4によ
る基板2の真空吸着を解除した後、基板2を強制的に剥
離する必要がある。このとき、静電気が発生するため、
基板2が帯電する、つまり剥離帯電が生じ、それが素子
破壊及び装置誤動作の原因の一つとなっている。
【0007】そこで、真空チャック4によって基板2を
強制的に平坦保持することを避け、上記問題を解消する
ために、例えば図7に示すような基板処理装置が提案さ
れている。この基板処理装置では、基板載置ベース14
上に複数の基板支持ピン16が植設されており、この基
板支持ピン16の先端によって基板2を保持するように
している。
【0008】しかしながら、このような構成の基板処理
装置では、図7の1点鎖線に示すように、基板2は反っ
たままの状態で保持されることになるので、つぎのよう
な問題が生じる。すなわち、基板2表面の全面にわたっ
て複数のノズル6から吐出液を吐出させて処理を行う場
合、もしくは基板2と単一のノズル6とを相対的に走査
させつつノズル6から吐出液を吐出させて広範囲にわた
って基板処理を行う場合、基板2の反りのために基板2
表面上の位置によってノズル6と基板2表面との距離D
が異なってしまう。このため、基板2表面内において、
吐出液の当たり方が異なることになり、その結果、吐出
液による基板2表面を均一に処理することができなくな
るという問題を生じる。
【0009】この発明は、上記課題を解消するためにな
されたもので、基板を強制的に平坦に保持する必要がな
く、かつ基板に反りがあっても基板の被処理面全面をノ
ズルからの吐出液により均一に処理することができる基
板処理装置を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】この発明は、吐出液をノ
ズルから基板に向けて吐出させて、前記基板に所定の処
理を施す基板処理装置であって、上記目的を達成するた
め、ベース部と、そのベース部の上方主面から植設され
た複数の基板支持部材とを備え、それら複数の基板支持
部材の先端部で基板を支持する基板載置台と、前記基板
載置台の上方位置に配置され、前記基板載置台に載置さ
れた前記基板に対して所定の吐出液を吐出するノズル
と、前記ノズルと前記基板との距離を測定する距離測定
手段と、前記距離測定手段によって測定された距離に基
づいて、前記基板載置台と前記ノズルとのうち少なくと
も一方を上下方向に移動させて、前記基板支持部材上に
載置された前記基板と前記ノズルとの距離を調整する距
離調整手段と、を備えている。
【0011】
【作用】この発明では、基板載置台に設けられた基板支
持部材の先端部によって基板が支持される。このため、
基板に反りが生じるが、距離測定手段によってノズルと
基板との距離が測定され、その測定された距離に基づい
て基板載置台とノズルとのうち少なくとも一方が上下方
向に相対的に移動されて、基板とノズルとの距離が調整
される。その結果、両者の間の距離を一定に保つことが
でき、基板の被処理面全面をノズルからの吐出液により
均一に処理することができる。
【0012】
【実施例】図1は、この発明にかかる基板処理装置の一
実施例を示す図である。この基板処理装置では、処理対
象物たる基板2を搭載する基板搭載台18が設けられて
いる。この基板搭載台18は、二次元的に移動自在なベ
ース部20と、そのベース部20の上方主面から上向
き、つまり(−Z)方向に植設されたテフロン製の基板
支持ピン22とで構成されており、複数の基板支持ピン
22の先端部で基板2を支持しながら、基板搭載台駆動
回路24からの制御信号に基づいてベース部20を移動
させることによって所定位置に基板2を位置決めする。
【0013】また、基板搭載台18の上方(−Z方向)
位置に、ノズル6が上下方向に移動自在に配置されてお
り、そのノズル6に連結されたノズル駆動機構(図示省
略)に対しノズル駆動回路28から制御信号が与えられ
ると、ノズル6が所定高さ位置に位置決めされるように
なっている。
【0014】このノズル6の側面部には、距離測定ユニ
ット29の構成要素の一つである距離測定ヘッド30が
取り付けられている。この距離測定ヘッド30は、図2
に示すように、半導体レーザ32,ミラー34およびP
SD(=Photo Sensitive Detector )36からなり、半
導体レーザ32からレーザビームLがミラー34を介し
て基板2に照射される一方、その基板2によって反射さ
れた反射レーザビームがPSD36に受光される。そし
て、PSD36から出力される信号が演算部38に与え
られ、この演算部38で三角測量の原理に基づいて基板
2とノズル6との間の距離Dが求められる。そして、図
1に示すように、こうして測定された距離Dに関連した
信号Sが装置全体を制御する制御部40に出力される。
【0015】制御部40には、図示を省略するメモリが
設けられており、そのメモリに記憶されているプログラ
ムおよび上記のようにして入力された信号Sに基づき、
後述する手順で基板2に所定の処理を実行する。
【0016】図3は、上記のように構成された基板処理
装置の動作を示すフローチャートである。以下、このフ
ローチャートを参照しつつ基板処理の手順について説明
する。
【0017】まず、基板2への所定処理に先立って、基
板処理に最適な距離D0 (処理中におけるノズル6と基
板2との間隔)を制御部40のメモリに記憶する(ステ
ップST1)。
【0018】次に、処理開始指令(例えば、制御部40
に設けられたスタートボタン(図示省略)が押動される
と、それに応じて発せられる信号)が与えられると、ス
テップST2〜ST5の処理が実行されながら、ノズル
6からレジスト,溶剤,水などの吐出液が基板2に向け
て吐出され、それによってその基板2にレジスト膜など
を形成したり、その基板2を洗浄するなどの処理が行わ
れる。
【0019】すなわち、ステップST2で、距離測定ヘ
ッド30からの信号に基づき、演算部38で基板2とノ
ズル6との間の距離Dが求められる。
【0020】そして、ステップST3で、メモリから設
定値(=距離D0 )が読み出され、実測距離Dとの差
(ΔD)が求められる。
【0021】それに続いて、ステップST4で、その計
算値(差分ΔD)がゼロか否か、つまり基板2とノズル
6との間の距離Dが設定値(距離D0 )となるようにノ
ズル6が位置決めされているかどうかが判別される。そ
して、計算値(差分ΔD)がゼロでない場合だけ、その
計算値(差分ΔD)に応じた信号がノズル駆動回路28
に与えられ、さらにそれに基づいてノズル6がZあるい
は(−Z)方向に移動されて、基板2とノズル6との間
の距離Dが設定値(距離D0 )となるようにノズル6が
位置決めされる(ステップST5)。なお、ステップS
T4において、計算値(差分ΔD)がゼロと判別された
場合には、ノズル6はその高さ位置に保持される。
【0022】上記ステップST2〜ST5の処理は、ス
テップST6で基板処理が完了したと判別されるまで、
繰返して行われる。
【0023】このように、この実施例では、基板2に強
制的な外力(真空チャックによる吸着力)を加えること
なく複数の基板支持ピン22の先端部で基板2を支持し
ているので、基板2に反りが生じている。しかしなが
ら、距離測定ヘッド30と演算部38とからなる距離測
定ユニット29によって基板2とノズル6との間の距離
Dを非接触で実測し、その実測値(距離D)に基づいて
ノズル6を上下方向、つまりZ,(−Z)方向に移動さ
せて、基板2とノズル6との間の距離Dが一定値(距離
D0 )となるようにしているので、基板2の被処理面全
面をノズル6からの吐出液により均一に処理することが
できる。
【0024】なお、上記実施例では、距離測定ヘッド3
0と演算部38とからなる距離測定ユニット29によっ
て基板2とノズル6との間の距離Dを測定しているが、
その距離測定ユニット29の構成や距離測定原理はこれ
に限定されるものではなく、非接触で距離Dを実測する
ことができればよく、例えば光干渉法を用いることも可
能である。また、ノズル6および基板2から離れた位置
で両者の画像を撮像し、その入力画像を解析して距離D
を求めるようにしてもよい。
【0025】また、上記実施例において、距離測定ヘッ
ド30の構成要素として半導体レーザ32が用いられて
いるが、これはノズル6からレジストを吐出して基板2
上にレジスト膜を形成する処理の場合に、該当レジスト
膜を感光させないためであるが、他の処理の場合にはこ
のような半導体レーザ32の代わりに別の構成要素を用
いてもよい。
【0026】また、上記実施例では、実測距離Dに基づ
いてノズル6を上下方向に移動させて、基板2とノズル
6との間の距離Dが一定値(距離D0 )となるようにし
ているが、ノズル駆動機構の代わりに基板搭載台18に
上下方向に移動させる上下移動機構を設け、基板2を上
下方向に移動させるようにしてもよい。もちろん、両者
を上下方向に移動させるようにしてもよい。すなわち、
距離測定ユニット29によって測定された距離に基づい
て、基板載置台18とノズル6とのうち少なくとも一方
を上下方向に移動させて距離Dを調整する機構、つまり
距離調整手段を設ければ、上記効果を得ることができ
る。
【0027】また、複数のノズル6を有する基板処理装
置では、各ノズル6に上記実施例を適用すればよい。す
なわち、各ノズル6に、例えば距離測定ヘッド30を取
り付け、距離測定ヘッド30からの信号に基づき演算部
38で距離Dを演算し、その演算結果に応じてノズル6
をそれぞれ独立してその高さ位置を制御すればよい。
【0028】ところで、上記説明では、基板搭載台18
に搭載された基板2のずれ(横方向の位置ずれ)につい
て全く言及していないが、実際の基板処理工程において
は、基板2のずれが生じることがある。例えば、図4に
示すように、実線に示す位置で位置決めされた状態で基
板搭載台18に支持される必要があるにもかかわらず、
同図の2点鎖線に示すように位置ずれが生じた状態で基
板2が位置決めされることがある。このような基板2の
位置ずれが生じた状態のままで、ノズル6から吐出液を
基板2に向けて吐出させると、基板2の一部に吐出液が
供給されない等の不都合が生じる。
【0029】そこで、図1の基板処理装置に、以下の構
成を追加することによって、上記問題(横方向に位置ず
れ)を解消することができる。ここでは、図4及び図5
を参照しつつ、この発明にかかる基板処理装置の改良例
を説明する。
【0030】この改良例では、基板搭載台18に搭載さ
れた基板2と同一高さ位置で、しかもその基板2の外周
部に距離測定ユニット29(図2)と同一構成の距離測
定ユニット42,44が平行配置されている。これらの
距離測定ユニット42,44はそれぞれ基板2の側面部
2a(図5)までの距離d1 ,d2 を実測し、それに関
連した信号Sd1,Sd2を制御部40に与えている。この
制御部40では、上記基板処理(図3)に先立って、上
記信号Sd1,Sd2に基づき基板2の位置ずれ量を演算
し、その演算結果に応じて基板搭載台駆動回路24に適
当な制御信号を与え、基板2を所定位置(図4の実線位
置)に位置決めする。そして、上記のようにして基板2
の横方向の位置ずれが補正された後、図3に示す基板処
理が行われる。
【0031】以上のように、この改良例によれば、基板
処理に先立って、基板搭載台18に搭載された基板2の
横方向の位置ずれを補正しているので、基板2は常に所
定の位置に位置決めされた状態で基板処理を受けるの
で、基板2の一部に吐出液が供給されない等の不都合の
発生を防止することができる。
【0032】
【発明の効果】この発明によれば、基板支持部材上に載
置された基板とノズルとの距離を測定し、その距離に基
づいて、基板載置台とノズルとを上下方向に相対的に移
動させて、基板とノズルとの距離を調整するようにして
いるので、両者の間の距離を一定に保つことができる。
そのため、基板を強制的に平坦に保持する必要がなく、
かつ基板に反りがあっても基板の被処理面全面をノズル
からの吐出液により均一に処理することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明にかかる基板処理装置の一実施例を示
す図である。
【図2】距離測定ユニットを示す図である。
【図3】図1の基板処理装置の動作を示すフローチャー
トである。
【図4】この発明にかかる基板処理装置の改良例を示す
図である。
【図5】図4の側面図である。
【図6】従来の基板処理装置の一例を示す図である。
【図7】従来の基板処理装置の他の例を示す図である。
【符号の説明】
2 基板 6 ノズル 18 基板搭載台 20 ベース部 22 基板支持ピン(基板支持部材) 29 距離測定ユニット(距離測定手段)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B08B 11/04 2119−3B G03F 7/30 501 7124−2H G05D 3/12 H 9179−3H H01L 21/027 21/306 R 9278−4M

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 吐出液をノズルから基板に向けて吐出さ
    せて、前記基板に所定の処理を施す基板処理装置におい
    て、 ベース部と、前記ベース部の上方主面から植設された複
    数の基板支持部材とを備え、前記複数の基板支持部材の
    先端部で基板を支持する基板載置台と、 前記基板載置台の上方位置に配置され、前記基板載置台
    に載置された前記基板に対して所定の吐出液を吐出する
    ノズルと、 前記ノズルと前記基板との距離を測定する距離測定手段
    と、 前記距離測定手段によって測定された距離に基づいて、
    前記基板載置台と前記ノズルとのうち少なくとも一方を
    上下方向に移動させて、前記基板支持部材上に載置され
    た前記基板と前記ノズルとの距離を調整する距離調整手
    段と、を備えることを特徴とする基板処理装置。
JP4335406A 1992-11-19 1992-11-19 基板処理装置 Pending JPH06163499A (ja)

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