JPH06163342A - ウエーハ面取部研磨装置 - Google Patents
ウエーハ面取部研磨装置Info
- Publication number
- JPH06163342A JPH06163342A JP31695292A JP31695292A JPH06163342A JP H06163342 A JPH06163342 A JP H06163342A JP 31695292 A JP31695292 A JP 31695292A JP 31695292 A JP31695292 A JP 31695292A JP H06163342 A JPH06163342 A JP H06163342A
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- Japan
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- wafer
- gear
- suction plate
- drive motor
- ring gear
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- Grinding And Polishing Of Tertiary Curved Surfaces And Surfaces With Complex Shapes (AREA)
- Mechanical Treatment Of Semiconductor (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 メインテナンスフリーで長期に亘る安定した
運転が可能であるとともに、大容量化も可能であるウエ
ーハ面取部研磨装置を提供すること。 【構成】 回転体6にウエーハ吸着盤7を回転自在に配
するとともに、ハウジング1(静止側)にウエーハ駆動
モータ9を固設し、前記回転体6の回転軸3にリングギ
ヤG2 を自由回転自在に支承せしめ、該リングギヤとこ
れに噛合する遊星ギヤG3 とで構成される遊星ギヤ機構
を介して前記ウエーハ駆動モータ9の回転を前記ウエー
ハ吸着盤7に伝達するよう構成する。本発明によれば、
ウエーハ吸着盤7を回転駆動するためのウエーハ駆動モ
ータ9が静止側に固設され、該ウエーハ駆動モータ9の
ウエーハ吸着盤7への回転動力の伝達は遊星ギヤ機構を
用いて機械的になされるため、スリップリングが不要と
なり、メインテナンスフリーを実現して装置の長期に亘
る安定した運転が可能となるとともに、大容量の動力伝
達も可能となる。
運転が可能であるとともに、大容量化も可能であるウエ
ーハ面取部研磨装置を提供すること。 【構成】 回転体6にウエーハ吸着盤7を回転自在に配
するとともに、ハウジング1(静止側)にウエーハ駆動
モータ9を固設し、前記回転体6の回転軸3にリングギ
ヤG2 を自由回転自在に支承せしめ、該リングギヤとこ
れに噛合する遊星ギヤG3 とで構成される遊星ギヤ機構
を介して前記ウエーハ駆動モータ9の回転を前記ウエー
ハ吸着盤7に伝達するよう構成する。本発明によれば、
ウエーハ吸着盤7を回転駆動するためのウエーハ駆動モ
ータ9が静止側に固設され、該ウエーハ駆動モータ9の
ウエーハ吸着盤7への回転動力の伝達は遊星ギヤ機構を
用いて機械的になされるため、スリップリングが不要と
なり、メインテナンスフリーを実現して装置の長期に亘
る安定した運転が可能となるとともに、大容量の動力伝
達も可能となる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、静止側から回転側への
動力伝達法として機械的動力伝達法を採用したウエーハ
面取部研磨装置に関する。
動力伝達法として機械的動力伝達法を採用したウエーハ
面取部研磨装置に関する。
【0002】
【従来の技術】ウエーハ面取部の研磨においては、生産
性の向上、ウエーハの汚染や傷、欠けの発生の防止等を
考慮すると、ウエーハを一旦吸着した後は、全工程が終
了するまで該ウエーハをそのまま同一保持部にて吸着保
持しておくことが望ましい。
性の向上、ウエーハの汚染や傷、欠けの発生の防止等を
考慮すると、ウエーハを一旦吸着した後は、全工程が終
了するまで該ウエーハをそのまま同一保持部にて吸着保
持しておくことが望ましい。
【0003】そこで、回転割出式のウエーハ面取部研磨
装置が提案されるが、該装置は、回転体上に複数のウエ
ーハ吸着盤を回転自在に配し、回転体を所定角度ずつ割
り出して回転させ、ウエーハの吸着から研磨、洗浄を経
て排出に至る一連の工程が終了するまで、ウエーハを同
じ吸着盤に吸着させておくものである。
装置が提案されるが、該装置は、回転体上に複数のウエ
ーハ吸着盤を回転自在に配し、回転体を所定角度ずつ割
り出して回転させ、ウエーハの吸着から研磨、洗浄を経
て排出に至る一連の工程が終了するまで、ウエーハを同
じ吸着盤に吸着させておくものである。
【0004】而して、斯かる回転割出式ウエーハ面取部
研磨装置によれば、複数のウエーハに対して各工程が並
行して進められ、しかも、ウエーハの受け渡し動作が不
要となるため、作業能率が高められるとともに、ウエー
ハの汚染や傷、欠けの発生が最小限に抑えられる。
研磨装置によれば、複数のウエーハに対して各工程が並
行して進められ、しかも、ウエーハの受け渡し動作が不
要となるため、作業能率が高められるとともに、ウエー
ハの汚染や傷、欠けの発生が最小限に抑えられる。
【0005】ところで、回転割出式ウエーハ面取部研磨
装置においては、ウエーハを吸着してこれを回転させる
ためのウエーハ吸着盤の回転駆動が不可欠であり、この
ためにウエーハ駆動モータを回転体に固設し、該ウエー
ハ駆動モータによってウエーハ吸着盤を回転駆動するこ
とが行なわれていた。
装置においては、ウエーハを吸着してこれを回転させる
ためのウエーハ吸着盤の回転駆動が不可欠であり、この
ためにウエーハ駆動モータを回転体に固設し、該ウエー
ハ駆動モータによってウエーハ吸着盤を回転駆動するこ
とが行なわれていた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】而して、従来の回転割
出式ウエーハ面取部研磨装置にあっては、ウエーハ駆動
モータが回転側に設けられていたため、該ウエーハ駆動
モータへの電力の供給はスリップリングを介して行なわ
なければならなかった。
出式ウエーハ面取部研磨装置にあっては、ウエーハ駆動
モータが回転側に設けられていたため、該ウエーハ駆動
モータへの電力の供給はスリップリングを介して行なわ
なければならなかった。
【0007】ところが、上記スリップリングは摺動接触
するために摩耗し、電気力のためにゴミ等が付着し易
く、作動安定性にも乏しいため、定期的な換装、清掃等
のメインテナンスが必要であり、装置の長期に亘る安定
した運転を阻害する要因となっていた。
するために摩耗し、電気力のためにゴミ等が付着し易
く、作動安定性にも乏しいため、定期的な換装、清掃等
のメインテナンスが必要であり、装置の長期に亘る安定
した運転を阻害する要因となっていた。
【0008】又、スリップリングは摺動接触するため、
大容量の電力伝達には向かないという欠点があった。
大容量の電力伝達には向かないという欠点があった。
【0009】本発明は上記問題に鑑みてなされたもの
で、その目的とする処は、メインテナンスフリーで長期
に亘る安定した運転が可能であるとともに、大容量化も
可能であるウエーハ面取部研磨装置を提供することにあ
る。
で、その目的とする処は、メインテナンスフリーで長期
に亘る安定した運転が可能であるとともに、大容量化も
可能であるウエーハ面取部研磨装置を提供することにあ
る。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成すべく本
発明は、回転体にウエーハ吸着盤を回転自在に配すると
ともに、回転体外の静止側に前記ウエーハ吸着盤を回転
駆動するためのウエーハ駆動モータを固設し、前記回転
体の回転軸にはリングギヤを自由回転自在に支承せし
め、該リングギヤとこれに噛合する遊星ギヤとで構成さ
れる遊星ギヤ機構を介して前記ウエーハ駆動モータの回
転を前記ウエーハ吸着盤に伝達するよう構成したことを
その特徴とする。
発明は、回転体にウエーハ吸着盤を回転自在に配すると
ともに、回転体外の静止側に前記ウエーハ吸着盤を回転
駆動するためのウエーハ駆動モータを固設し、前記回転
体の回転軸にはリングギヤを自由回転自在に支承せし
め、該リングギヤとこれに噛合する遊星ギヤとで構成さ
れる遊星ギヤ機構を介して前記ウエーハ駆動モータの回
転を前記ウエーハ吸着盤に伝達するよう構成したことを
その特徴とする。
【0011】
【作用】本発明によれば、ウエーハ吸着盤を回転駆動す
るためのウエーハ駆動モータが静止側に固設され、該ウ
エーハ駆動モータのウエーハ吸着盤への回転動力の伝達
は遊星ギヤ機構を用いて機械的になされるため、静止側
と回転側との間に配される電力供給のためのスリップリ
ングが不要となり、該スリップリングに起因する摩耗や
ゴミの付着の問題が解消され、所謂メインテナンスフリ
ーを実現して装置の長期に亘る安定した運転が可能とな
る。
るためのウエーハ駆動モータが静止側に固設され、該ウ
エーハ駆動モータのウエーハ吸着盤への回転動力の伝達
は遊星ギヤ機構を用いて機械的になされるため、静止側
と回転側との間に配される電力供給のためのスリップリ
ングが不要となり、該スリップリングに起因する摩耗や
ゴミの付着の問題が解消され、所謂メインテナンスフリ
ーを実現して装置の長期に亘る安定した運転が可能とな
る。
【0012】又、上述のようにスリップリングを廃した
機械的動力伝達法を採用するため、大容量の動力伝達が
可能となり、装置の大型化を図ることもできる。
機械的動力伝達法を採用するため、大容量の動力伝達が
可能となり、装置の大型化を図ることもできる。
【0013】
【実施例】以下に本発明の一実施例を添付図面に基づい
て説明する。
て説明する。
【0014】図1は本発明に係るウエーハ面取部研磨装
置の縦断面図、図2は図1のX−X線断面図、図3は図
1のY−Y線断面図である。
置の縦断面図、図2は図1のX−X線断面図、図3は図
1のY−Y線断面図である。
【0015】図1において、1はハウジングであって、
該ハウジング1の底壁1a上には回転割出用のタクト駆
動モータ2が固設されており、該タクト駆動モータ2か
らは回転軸3が垂直上方に延出している。そして、回転
軸3はその上端部と下部を回転自在に支承されており、
その中間高さ位置には円板状の回転体6が結着されてい
る。
該ハウジング1の底壁1a上には回転割出用のタクト駆
動モータ2が固設されており、該タクト駆動モータ2か
らは回転軸3が垂直上方に延出している。そして、回転
軸3はその上端部と下部を回転自在に支承されており、
その中間高さ位置には円板状の回転体6が結着されてい
る。
【0016】上記回転体6の外周部には3つのウエーハ
吸着盤7が同一円周上に等角度ピッチ(120°ピッ
チ)で回転自在に配されている。即ち、回転体6の外周
部には3つの垂直な回転軸8が回転自在に支承されてお
り、各回転軸8の回転体6の下方に延出する下端部に前
記ウエーハ吸着盤7が結着され、同回転軸8の中間部
(回転体6とウエーハ吸着盤7との中間位置)にはギア
G6 が結着されている。尚、各ウエーハ吸着盤7は例え
ば回転体6上に固設された真空ポンプ等の真空源によっ
て真空引きされ、その下面にウエーハWが真空吸着され
る。
吸着盤7が同一円周上に等角度ピッチ(120°ピッ
チ)で回転自在に配されている。即ち、回転体6の外周
部には3つの垂直な回転軸8が回転自在に支承されてお
り、各回転軸8の回転体6の下方に延出する下端部に前
記ウエーハ吸着盤7が結着され、同回転軸8の中間部
(回転体6とウエーハ吸着盤7との中間位置)にはギア
G6 が結着されている。尚、各ウエーハ吸着盤7は例え
ば回転体6上に固設された真空ポンプ等の真空源によっ
て真空引きされ、その下面にウエーハWが真空吸着され
る。
【0017】一方、前記ハウジング1の上壁1b上には
3つのウエーハ駆動モータ9が同一円周上に等角度ピッ
チ(120°ピッチ)で固設されており、各ウエーハ駆
動モータ9の出力軸10はハウジング1の上壁1bを貫
通してハウジング1内に臨み、その下端部にはギアG1
が結着されている。
3つのウエーハ駆動モータ9が同一円周上に等角度ピッ
チ(120°ピッチ)で固設されており、各ウエーハ駆
動モータ9の出力軸10はハウジング1の上壁1bを貫
通してハウジング1内に臨み、その下端部にはギアG1
が結着されている。
【0018】ところで、前記回転軸3の回転体6よりも
上方位置には、3枚の円板状固定板11,12,13が
適当な間隔で上下方向に多段を成して結着されており、
固定板11と12,12と13及び固定板13と回転体
6との間には、大径のリングギアG2 がそれぞれ自由回
転自在に支承されている。そして、図2にも示すよう
に、各リングギアG2 の外歯には前記ギアG1 が各々噛
合している。
上方位置には、3枚の円板状固定板11,12,13が
適当な間隔で上下方向に多段を成して結着されており、
固定板11と12,12と13及び固定板13と回転体
6との間には、大径のリングギアG2 がそれぞれ自由回
転自在に支承されている。そして、図2にも示すよう
に、各リングギアG2 の外歯には前記ギアG1 が各々噛
合している。
【0019】又、最上段の固定板11と回転体6との間
には、3本の垂直な回転軸14が中間の固定板12,1
3を貫通して回転自在に支承されており、図2にも示す
ように、各回転軸14には前記リングギアG2 に噛合す
る遊星ギアG3 が結着されており、同回転軸14の回転
体6の下方へ延出する下端部にはギアG4 が結着されて
いる。そして、ギアG4 は回転体6の下面側に回転自在
に支承されたギアG5を介して前記ギアG6 に噛合して
いる。尚、各リングギヤG2 とこれに噛合する前記遊星
ギヤG3 とは遊星ギヤ機構を構成している。
には、3本の垂直な回転軸14が中間の固定板12,1
3を貫通して回転自在に支承されており、図2にも示す
ように、各回転軸14には前記リングギアG2 に噛合す
る遊星ギアG3 が結着されており、同回転軸14の回転
体6の下方へ延出する下端部にはギアG4 が結着されて
いる。そして、ギアG4 は回転体6の下面側に回転自在
に支承されたギアG5を介して前記ギアG6 に噛合して
いる。尚、各リングギヤG2 とこれに噛合する前記遊星
ギヤG3 とは遊星ギヤ機構を構成している。
【0020】而して、図3に示すように、当該ウエーハ
面取部研磨装置にはウエーハ吸着部A、研磨加工部B及
びウエーハ排出部Cの各ステーションが等角度ピッチ
(120°ピッチ)でそれぞれ配設されている。
面取部研磨装置にはウエーハ吸着部A、研磨加工部B及
びウエーハ排出部Cの各ステーションが等角度ピッチ
(120°ピッチ)でそれぞれ配設されている。
【0021】ここで、上記研磨加工部Bの構成を図1に
基づいて説明すると、前記ハウジング1内に設置された
定盤15上には研磨用バフ16を回転駆動及び上下動さ
せるための駆動装置17が設置されており、該駆動装置
17はエアシリンダ18によって図示矢印方向に移動せ
しめられる。尚、前記バフ16は発泡ウレタン樹脂で円
柱状に成形され、その外周面には複数の総形溝が上下方
向に多段に形成されている。
基づいて説明すると、前記ハウジング1内に設置された
定盤15上には研磨用バフ16を回転駆動及び上下動さ
せるための駆動装置17が設置されており、該駆動装置
17はエアシリンダ18によって図示矢印方向に移動せ
しめられる。尚、前記バフ16は発泡ウレタン樹脂で円
柱状に成形され、その外周面には複数の総形溝が上下方
向に多段に形成されている。
【0022】次に、本ウエーハ面取部研磨装置の作用を
説明する。
説明する。
【0023】3つのウエーハ吸着盤7が図3に示すよう
にウエーハ吸着部A、研磨加工部B、ウエーハ排出部C
にそれぞれ位置しているとき、ウエーハ吸着部Aにおい
ては、不図示のカセットに収納されたウエーハWが1枚
ずつ取り出されてウエーハ吸着盤7に吸着される。
にウエーハ吸着部A、研磨加工部B、ウエーハ排出部C
にそれぞれ位置しているとき、ウエーハ吸着部Aにおい
ては、不図示のカセットに収納されたウエーハWが1枚
ずつ取り出されてウエーハ吸着盤7に吸着される。
【0024】又、研磨加工部Bにおいても、ウエーハ吸
着盤7には別のウエーハ(ウエーハ吸着部Aにて既に吸
着されたウエーハ)Wが吸着されている。
着盤7には別のウエーハ(ウエーハ吸着部Aにて既に吸
着されたウエーハ)Wが吸着されている。
【0025】而して、研磨加工部Bにおいて前記ウエー
ハ駆動モータ9が駆動されると、これの回転はギアG1
を経て図1に示すように最上段のリングギアG2 に伝達
され、該リングギアG2 が回転軸3の中心回りに所定の
速度で回転駆動される。
ハ駆動モータ9が駆動されると、これの回転はギアG1
を経て図1に示すように最上段のリングギアG2 に伝達
され、該リングギアG2 が回転軸3の中心回りに所定の
速度で回転駆動される。
【0026】上述のようにリングギアG2 が回転駆動さ
れると、この回転は該リングギアG2 に噛合する遊星ギ
アG3 、回転軸14及びギアG4 ,G5 ,G6 を経て回
転軸8に伝達され、該回転軸8及びこれに結着されたウ
エーハ吸着盤7、更にはウエーハ吸着盤7に吸着された
ウエーハWが所定の速度で回転駆動される。
れると、この回転は該リングギアG2 に噛合する遊星ギ
アG3 、回転軸14及びギアG4 ,G5 ,G6 を経て回
転軸8に伝達され、該回転軸8及びこれに結着されたウ
エーハ吸着盤7、更にはウエーハ吸着盤7に吸着された
ウエーハWが所定の速度で回転駆動される。
【0027】一方、研磨加工部Bにおいては、駆動装置
17によってバフ16が高速回転されるとともに、該バ
フ16は、エアシリンダ18によってその総形溝が、ウ
エーハ吸着盤7に吸着されて回転するウエーハWの外周
面取部に所定圧で押圧され、バフ16とウエーハWとの
相対滑り及び供給される不図示のスラリーの研磨作用に
よってウエーハWの外周面取部が研磨される。
17によってバフ16が高速回転されるとともに、該バ
フ16は、エアシリンダ18によってその総形溝が、ウ
エーハ吸着盤7に吸着されて回転するウエーハWの外周
面取部に所定圧で押圧され、バフ16とウエーハWとの
相対滑り及び供給される不図示のスラリーの研磨作用に
よってウエーハWの外周面取部が研磨される。
【0028】更に、ウエーハ排出部Cにおいては、ウエ
ーハ吸着盤7には更に別のウエーハ(ウエーハ吸着部A
で吸着され、研磨加工部Bで研磨加工が終了したウエー
ハ)Wが吸着されており、該ウエーハWは不図示の洗浄
装置によってその非吸着部が洗浄された後、ウエーハ吸
着盤7から離脱されて排出され、不図示の搬送手段によ
って不図示のカセット内に収納される。
ーハ吸着盤7には更に別のウエーハ(ウエーハ吸着部A
で吸着され、研磨加工部Bで研磨加工が終了したウエー
ハ)Wが吸着されており、該ウエーハWは不図示の洗浄
装置によってその非吸着部が洗浄された後、ウエーハ吸
着盤7から離脱されて排出され、不図示の搬送手段によ
って不図示のカセット内に収納される。
【0029】而して、ウエーハ吸着部A、研磨加工部
B、ウエーハ排出部Cでの前記各動作がそれぞれ終了す
ると、タクト駆動モータ2が駆動されて回転軸3及び回
転体6が所定角度(120°)だけ割り出されて回転せ
しめられる。すると、ウエーハ吸着部Aにて吸着された
ウエーハWは研磨加工部Bに移動して研磨加工を受け、
同様に研磨加工部Bにて研磨されたウエーハWはウエー
ハ排出部Cに移動して洗浄された後に排出され、ウエー
ハ排出部CでウエーハWを排出したウエーハ吸着盤7は
ウエーハ吸着部Aに移動して新たなウエーハWを吸着す
る。
B、ウエーハ排出部Cでの前記各動作がそれぞれ終了す
ると、タクト駆動モータ2が駆動されて回転軸3及び回
転体6が所定角度(120°)だけ割り出されて回転せ
しめられる。すると、ウエーハ吸着部Aにて吸着された
ウエーハWは研磨加工部Bに移動して研磨加工を受け、
同様に研磨加工部Bにて研磨されたウエーハWはウエー
ハ排出部Cに移動して洗浄された後に排出され、ウエー
ハ排出部CでウエーハWを排出したウエーハ吸着盤7は
ウエーハ吸着部Aに移動して新たなウエーハWを吸着す
る。
【0030】従って、以上の動作を繰り返せば、1つの
ウエーハ吸着盤7が1回転すると、1枚のウエーハWに
対する吸着から研磨加工を経て排出に至る一連の処理が
終了し、全体としては、研磨加工の終了したウエーハW
が回転体6の1/3回転毎に次々と連続的に排出されて
不図示のカセット内に収納される。
ウエーハ吸着盤7が1回転すると、1枚のウエーハWに
対する吸着から研磨加工を経て排出に至る一連の処理が
終了し、全体としては、研磨加工の終了したウエーハW
が回転体6の1/3回転毎に次々と連続的に排出されて
不図示のカセット内に収納される。
【0031】以上において、本実施例によれば、ウエー
ハ吸着盤7を回転駆動するためのウエーハ駆動モータ9
が静止側に固設され、該ウエーハ駆動モータ9のウエー
ハ吸着盤7への回転動力の伝達は、リングギアG2 と遊
星ギアG3 で構成される遊星ギヤ機構を用いて機械的に
なされるため、静止側と回転側との間に配される電力供
給のためのスリップリングが不要となり、該スリップリ
ングに起因する摩耗やゴミの付着の問題が解消され、所
謂メインテナンスフリーを実現して装置の長期に亘る安
定した運転が可能となる。
ハ吸着盤7を回転駆動するためのウエーハ駆動モータ9
が静止側に固設され、該ウエーハ駆動モータ9のウエー
ハ吸着盤7への回転動力の伝達は、リングギアG2 と遊
星ギアG3 で構成される遊星ギヤ機構を用いて機械的に
なされるため、静止側と回転側との間に配される電力供
給のためのスリップリングが不要となり、該スリップリ
ングに起因する摩耗やゴミの付着の問題が解消され、所
謂メインテナンスフリーを実現して装置の長期に亘る安
定した運転が可能となる。
【0032】又、本実施例に係るウエーハ面取部研磨装
置は上述のようにスリップリングを廃した機械的動力伝
達法を採用するため、大容量の動力伝達が可能となり、
その大型化を図ることもできる。
置は上述のようにスリップリングを廃した機械的動力伝
達法を採用するため、大容量の動力伝達が可能となり、
その大型化を図ることもできる。
【0033】
【発明の効果】以上の説明で明らかな如く、本発明によ
れば、回転体にウエーハ吸着盤を回転自在に配するとと
もに、回転体外の静止側に前記ウエーハ吸着盤を回転駆
動するためのウエーハ駆動モータを固設し、前記回転体
の回転軸にはリングギヤを自由回転自在に支承せしめ、
該リングギヤとこれに噛合する遊星ギヤとで構成される
遊星ギヤ機構を介して前記ウエーハ駆動モータの回転を
前記ウエーハ吸着盤に伝達するよう構成したため、回転
側に大容量の回転動力を確実に伝達することができると
ともに、該ウエーハ面取部研磨装置をメインテナンスフ
リーで長期に亘って安定して運転することができるとい
う効果が得られる。
れば、回転体にウエーハ吸着盤を回転自在に配するとと
もに、回転体外の静止側に前記ウエーハ吸着盤を回転駆
動するためのウエーハ駆動モータを固設し、前記回転体
の回転軸にはリングギヤを自由回転自在に支承せしめ、
該リングギヤとこれに噛合する遊星ギヤとで構成される
遊星ギヤ機構を介して前記ウエーハ駆動モータの回転を
前記ウエーハ吸着盤に伝達するよう構成したため、回転
側に大容量の回転動力を確実に伝達することができると
ともに、該ウエーハ面取部研磨装置をメインテナンスフ
リーで長期に亘って安定して運転することができるとい
う効果が得られる。
【図1】本発明に係るウエーハ面取部研磨装置の縦断面
図である。
図である。
【図2】図1のX−X線断面図である。
【図3】図1のY−Y線断面図である。
3 回転軸 6 回転体 7 ウエーハ吸着盤 9 ウエーハ駆動モータ G2 リングギア B3 遊星ギア W ウエーハ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 黒田 泰嘉 福島県西白河郡西郷村大字小田倉字大平 150番地信越半導体株式会社半導体白河研 究所内
Claims (3)
- 【請求項1】 回転体にウエーハ吸着盤を回転自在に配
するとともに、回転体外の静止側に前記ウエーハ吸着盤
を回転駆動するためのウエーハ駆動モータを固設し、前
記回転体の回転軸にはリングギヤを自由回転自在に支承
せしめ、該リングギヤとこれに噛合する遊星ギヤとで構
成される遊星ギヤ機構を介して前記ウエーハ駆動モータ
の回転を前記ウエーハ吸着盤に伝達するよう構成したこ
とを特徴とするウエーハ面取部研磨装置。 - 【請求項2】 前記ウエーハ吸着盤は複数設けられ、該
ウエーハ吸着盤と同数の前記リングギヤが前記回転体の
回転軸にこれの軸方向に多段に配され、各リングギヤと
これに噛合する遊星ギヤとで前記各遊星ギヤ機構が構成
されることを特徴とする請求項1記載のウエーハ面取部
研磨装置。 - 【請求項3】 前記遊星ギヤ機構を構成する前記リング
ギヤの外歯に前記ウエーハ駆動モータに直結されたギヤ
を噛合せしめ、同リングギヤの内歯に前記遊星ギヤを噛
合せしめ、該遊星ギヤの回転を、前記回転体に回転自在
に支承されたギヤを介して前記ウエーハ吸着盤に伝達す
るよう構成したことを特徴とする請求項1又は2記載の
ウエーハ面取部研磨装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4316952A JP2827769B2 (ja) | 1992-11-26 | 1992-11-26 | ウエーハ面取部研磨装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP4316952A JP2827769B2 (ja) | 1992-11-26 | 1992-11-26 | ウエーハ面取部研磨装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06163342A true JPH06163342A (ja) | 1994-06-10 |
JP2827769B2 JP2827769B2 (ja) | 1998-11-25 |
Family
ID=18082769
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4316952A Expired - Lifetime JP2827769B2 (ja) | 1992-11-26 | 1992-11-26 | ウエーハ面取部研磨装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2827769B2 (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN107891334A (zh) * | 2017-12-13 | 2018-04-10 | 江西佳鼎光电科技有限公司 | 一种循环研磨装置 |
CN110253370A (zh) * | 2019-06-28 | 2019-09-20 | 李文裔 | 一种电压力锅内缸上口翻边圆周抛光装置 |
CN112247735A (zh) * | 2020-10-22 | 2021-01-22 | 中国科学院国家天文台南京天文光学技术研究所 | 一种基于并联平转结构的行星研磨工具 |
CN114505741A (zh) * | 2022-02-17 | 2022-05-17 | 湖南有色金属职业技术学院 | 一种用于机械设备零部件打磨装置 |
-
1992
- 1992-11-26 JP JP4316952A patent/JP2827769B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN107891334A (zh) * | 2017-12-13 | 2018-04-10 | 江西佳鼎光电科技有限公司 | 一种循环研磨装置 |
CN110253370A (zh) * | 2019-06-28 | 2019-09-20 | 李文裔 | 一种电压力锅内缸上口翻边圆周抛光装置 |
CN112247735A (zh) * | 2020-10-22 | 2021-01-22 | 中国科学院国家天文台南京天文光学技术研究所 | 一种基于并联平转结构的行星研磨工具 |
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Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2827769B2 (ja) | 1998-11-25 |
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